JP6451082B2 - ポリアミド樹脂 - Google Patents
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Description
また、二酸化炭素排出量の抑制の観点から、バイオ燃料が近年用いられてきており、それに含まれるエタノールを外気に逃がさないようにする為に、エタノールバリア性に優れるポリアミド樹脂を提供することがより好ましい。
前記ジカルボン酸が、蓚酸化合物A(以下、「化合物A」とも言う。)を含み、
前記ジアミンが、下記式(1)の構造を持つジアミンB(以下、「化合物B」とも言う。)を含むポリアミド樹脂である。
ジカルボン酸由来の単位とジアミン由来の単位を含むポリアミド樹脂であって、
前記ジカルボン酸が、蓚酸化合物A(化合物A)を含み、
前記ジアミンが、上記式(1)の構造を持つジアミンB(化合物B)を含むポリアミド樹脂であり、
好ましくは、更に、前記化合物B以外のジアミン(以下、「化合物C」とも言う。)を含むポリアミド樹脂であり、
好ましくは前記化合物Bが、1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサンであるポリアミド樹脂であり、
好ましくは前記化合物Bの由来の単位をジアミン由来の全単位に対して、50モル%以上含むポリアミド樹脂であり、
好ましくはガラス転移温度が104℃以上であるポリアミド樹脂であり、
好ましくは融点と結晶化温度との温度差が34℃以上であるポリアミド樹脂であり
好ましくは前記化合物Bと前記化合物Cのモル比が、100:0〜60:40であるポリアミド樹脂であり、
好ましくは前記化合物Bと前記化合物Cのモル比が、90:10〜60:40であるポリアミド樹脂である。
本発明のポリアミド樹脂の原料に用いる化合物Aは、蓚酸由来の単位をポリアミド樹脂に提供する化合物であり、蓚酸及び/又は蓚酸ジエステル等の蓚酸に由来した化合物である。化合物Aはアミノ基との反応性を有するものであればよい。重合温度を高くして、ポリアミドを製造する場合、蓚酸そのものを原料として使用すると、蓚酸が熱分解することもあることから、重合温度を高くして製造する場合の化合物Aは、蓚酸に由来した化合物が好ましい。
脂環式アルコールの蓚酸ジエステルとしては、蓚酸ジシクロヘキシル等が挙げられる。
芳香族アルコールの蓚酸ジエステルとしては、蓚酸ジフェニル等が挙げられる。
蓚酸ジエステルとしては、炭素原子数が3を超える脂肪族1価アルコールの蓚酸ジエステル、脂環式アルコールの蓚酸ジエステル及び芳香族アルコールの蓚酸ジエステルよりなる群から選択される少なくとも1種が好ましく、蓚酸ジn−ブチル、蓚酸ジi−ブチル及び/又は蓚酸ジt−ブチルがより好ましく、蓚酸ジn−ブチルがさらに好ましい。
蓚酸化合物以外のジカルボン酸としては、脂肪族ジカルボン酸、脂環式ジカルボン、芳香族ジカルボン酸およびそれに由来した化合物が挙げられる。
脂肪族ジカルボン酸としては、マロン酸、ジメチルマロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、2−メチルアジピン酸、トリメチルアジピン酸、ピメリン酸、2,2−ジメチルグルタル酸、3,3−ジエチルコハク酸、アゼライン酸、セバシン酸、スベリン酸が挙げられる。
脂環式ジカルボン酸としては、1,3−シクロペンタンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸が挙げられる。
芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,4−フェニレンジオキシジ酢酸、1,3−フェニレンジオキシジ酢酸、ジ安息香酸、4,4’−オキシジ安息香酸、ジフェニルメタン−4,4’−ジカルボン酸、ジフェニルスルホン−4,4’−ジカルボン酸、4,4’−ビフェニルジカルボン酸が挙げられる。
これらの化合物A以外のジカルボン酸は、単独で、あるいは2種以上で、ポリアミド樹脂の製造時に添加することができる。
さらに、トリメリット酸、トリメシン酸、ピロメリット酸などの多価カルボン酸を化合物A以外のジカルボン酸の有無に関わらず、溶融成形が可能な範囲内で用いることもできる。
本発明のポリアミド樹脂は、更に、化合物B及びCの重縮合比率を変更することで、融点Tmを、化合物Aと、1,9−ノナンジアミン及び2−メチル−1,8−オクタンジアミンとを重縮合して得られるポリアミド樹脂(以下、比較ポリアミド樹脂1とも言う。)、及び化合物Aと、ヘキサメチレンジアミン、1,9−ノナンジアミン及び2−メチル−1,8−オクタンジアミンとを重縮合して得られるポリアミド樹脂(以下、比較ポリアミド樹脂2ともいう)に比べて高くすることができる。また、本発明のポリアミド樹脂は、化合物B及びCの重縮合比率を変更することで、融点Tmを、化合物Aと、1,6−ヘキサンジアミン及び2−メチル−1,5−ペンタンジアミンとを重縮合して得られるポリアミド樹脂(以下、比較ポリアミド樹脂3とも言う。)と同等かそれよりも高くすることができる。
本発明のポリアミド樹脂は、ポリアミドを製造する方法として知られている任意の方法を用いて製造することができるが、高分子量化及び生産性の観点から、好ましくは、ジアミン及び蓚酸ジエステルを、バッチ式又は連続式で重縮合反応させることにより得ることができる。
具体的には、以下の操作で示されるような、(i)前重縮合工程、(ii)後重縮合工程の順で行うのがより好ましい。
このとき、化合物Aと上記ジアミンの仕込み比は、高分子量化の観点から、化合物A/上記ジアミンで、0.8〜1.5(モル比)が好ましく、0.91〜1.1(モル比)が、より好ましく、0.99〜1.01(モル比)がさらに好ましい。
本発明のポリアミド樹脂においては、本発明の効果を損なわない範囲で、化合物A以外の他のジカルボン酸成分を使用することができる。
化合物A(蓚酸)以外の他のジカルボン酸成分としては、例えば脂肪族ジカルボン酸、脂環式ジカルボン酸、芳香族ジカルボン酸などを単独で、あるいはこれらの任意の混合物を用い、重縮合反応時に添加することができる。
脂肪族ジカルボン酸としては、マロン酸、ジメチルマロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、2−メチルアジピン酸、トリメチルアジピン酸、ピメリン酸、2,2−ジメチルグルタル酸、3,3−ジエチルコハク酸、アゼライン酸、セバシン酸、スベリン酸などが挙げられる。
脂環式ジカルボン酸としては、1,3−シクロペンタンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸などが挙げられる。
芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,4−フェニレンジオキシジ酢酸、1,3−フェニレンジオキシジ酢酸、ジ安息香酸、4,4’−オキシジ安息香酸、ジフェニルメタン−4,4’−ジカルボン酸、ジフェニルスルホン−4,4’−ジカルボン酸、4,4’−ビフェニルジカルボン酸などが挙げられる。
上述した他のジカルボン酸成分に加えて、更に、トリメリット酸、トリメシン酸、ピロメリット酸などの多価カルボン酸を溶融成形が可能な範囲内で用いることもできる。
他のジアミン成分としては、脂肪族ジアミン、脂環式ジアミン、芳香族ジアミンなどを単独で、あるいはこれらの任意の混合物を用い、重縮合反応時に添加することができる。
脂肪族ジアミンとしては、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、1,4−ブタンジアミン、1,5−ペンタンジアミン、2−メチル−1,8−オクタンジアミン、2−メチル−1,5−ペンタンジアミン、3−メチル−1,5−ペンタンジアミン、2,2,4−トリメチル−1,6−ヘキサンジアミン、2,4,4−トリメチル−1,6−ヘキサンジアミン、5−メチル−1,9−ノナンジアミンなどが挙げられる。
脂環式ジアミンとしては、シクロヘキサンジアミン、メチルシクロヘキサンジアミン、イソホロンジアミンなどが挙げられる。
芳香族ジアミンとしては、p−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、p−キシレンジアミン、m−キシレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテルなどが挙げられる。
本発明のポリアミド樹脂の成形方法としては、射出、押出、中空、プレス、ロール、発泡、真空・圧空、延伸などポリアミドに適用できる公知の成形加工法がすべて可能である。これらの成形法によって本発明のポリアミド樹脂をフィルム、シート、成形品、繊維などに加工することができる。
本発明のポリアミド樹脂から得られる成形物は、従来ポリアミド成形物が用いられてきた各種成形品、シート、フィルム、パイプ、チューブ、モノフィラメント、繊維、容器等として自動車部材、コンピューター及び関連機器、光学機器部材、電気・電子機器、情報・通信機器、精密機器、土木・建築用品、医療用品、家庭用品など広範な用途に使用できる。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらにより何ら制限されるものではない。なお、実施例中の相対粘度、数平均分子量、融点、結晶化温度、1%重量減少温度、ガラス転移温度、飽和吸水率及びエタノール透過係数の測定は以下の方法により行った。
ηrはポリアミド濃度1.0g/dlの硫酸溶液(硫酸濃度:96重量%)を使用してオストワルド型粘度計を用いて25℃で測定した。
数平均分子量(Mn)は、1H−NMRスペクトルから求めたシグナル強度をもとに、例えば、蓚酸源として蓚酸ジブチル、ジアミン成分として1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン(化合物B)と1,6−ヘキサンジアミン(化合物C)を90:10のモル%比で用いて製造したポリアミド〔以下、PA−BAC/6(化合物B/化合物C=90/10)と略称する〕の場合は下式により算出した。
Mn=np×193.65+n(NH2)×138.63+n(OBu)×129.13+n(NHCHO)×29.14
・使用機種:ブルカー・バイオスピン社製 AVANCE500
・溶媒:重硫酸
・積算回数:1024回
・np=Np/[(N(NH2)+N(NHCHO)+N(OBu))/2]
・n(NH2)=N(NH2)/[(N(NH2)+N(NHCHO)+N(OBu))/2]
・n(NHCHO)=N(NHCHO)/[(N(NH2)+N(NHCHO)+N(OBu))/2]
・n(OBu)=N(OBu)/[(N(NH2)+N(NHCHO)+N(OBu))/2]
・Np=Sp/sp−N(NHCHO)
・N(NH2)=S(NH2)/s(NH2)
・N(NHCHO)=S(NHCHO)/s(NHCHO)
・N(OBu)=S(OBu)/s(OBu)
・Np:PA−BAC/6(化合物B/化合物C=90/10)の末端ユニットを除いた、分子鎖中の繰り返しユニット総数。
・np:分子1本当たりの分子鎖中の繰り返しユニット数。
・Sp:PA−BAC/6(化合物B/化合物C=90/10)の末端を除いた、分子鎖中の繰り返しユニット中のオキサミド基に隣接するメチレン基のプロトンに基づくシグナル(3.1ppm付近)の積分値。
・sp:積分値Spにカウントされる水素数(4個)。
・N(NH2):PA−BAC/6(化合物B/化合物C=90/10)の末端アミノ基の総数。
・n(NH2):分子1本当たりの末端アミノ基の数。
・S(NH2):PA−BAC/6(化合物B/化合物C=90/10)の末端アミノ基に隣接するメチレン基のプロトンに基づくシグナル(2.6ppm付近)の積分値。
・s(NH2):積分値S(NH2)にカウントされる水素数(2個)。
・N(NHCHO):PA−BAC/6(化合物B/化合物C=90/10)の末端ホルムアミド基の総数。
・n(NHCHO):分子1本当たりの末端ホルムアミド基の数。
・S(NHCHO):PA−BAC/6(化合物B/化合物C=90/10)のホルムアミド基のプロトンに基づくシグナル(7.8ppm)の積分値。
・s(NHCHO):積分値S(NHCHO)にカウントされる水素数(1個)。
・N(OBu):PA−BAC/6(化合物B/化合物C=90/10)の末端ブトキシ基の総数。
・n(OBu):分子1本当たりの末端ブトキシ基の数。
・S(OBu):PA−BAC/6(化合物B/化合物C=90/10)の末端ブトキシ基の酸素原子に隣接するメチレン基のプロトンに基づくシグナル(4.1ppm付近)の積分値。
・s(OBu):積分値S(OBu)にカウントされる水素数(2個)。
Tm及びTcは、PerkinELmer社製PYRIS Diamond DSCを用いて窒素雰囲気下で測定した。
Tm及びTcは、以下の手順で測定した。
・30℃から330℃まで10℃/分の速度で昇温する(昇温ファーストランと呼ぶ)。
・340℃で3分保持したのち、30℃まで10℃/分の速度で降温する(降温ファーストランと呼ぶ)。
・次に330℃まで10℃/分の速度で昇温する(昇温セカンドランと呼ぶ)。
得られたDSCチャートから降温ファーストランの発熱ピーク温度をTcとし、昇温セカンドランの吸熱ピーク温度をTmとした。
TgはT.Aインスツルメンツ株式会社製固体粘弾性アナライザーRSAIIIを用いて測定した。固体粘弾性の測定は、引っ張りモードの動的測定、温度走査を2℃/ステップ、保持時間30秒、周波数1.0Hz、ひずみ0.2〜2%自動設定、温度範囲−110℃から測定限界まで、窒素気流下の条件で行った。損失弾性率E”のピーク温度をガラス転移温度Tgとした。
東邦マシナリー社製真空プレス機TMB−10を用いてフィルム成形を行った。500〜700Paの減圧雰囲気下、330℃で5分間にわたりポリアミド樹脂を加熱溶融させた後、5MPaで1分間プレスを行いフィルム成形した次に減圧雰囲気を常圧まで戻したのち室温5MPaで1分間冷却結晶化させてフィルムを得た。
ポリアミド樹脂を(5)の条件で成形したフィルム(寸法:20mm×10mm、厚さ0.25mm;重量約0.05g)を、23℃のイオン交換水に浸漬し、所定時間ごとにフィルムを取り出し、フィルムの重量を測定した。フィルム重量の増加率が0.2%の範囲で3回続いた場合にポリアミド樹脂フィルムへの水分の吸収が飽和に達したと判断して、水に浸漬する前のフィルムの重量(Xg)と飽和に達した時のフィルムの重量(Yg)から下記式により飽和吸水率(%)を算出した。
上記(5)の条件で成形したフィルム(寸法:直径60mm、厚さ:0.13mm)に対し、GTRテック社製の差圧式ガス・蒸気・液体透過率測定装置(GTR-30XAUB)を用いて、60℃でフィルムとエタノールの蒸気を接触させ、フィルムを透過するエタノール量を測定し、透過するエタノール量が定常に達した点でのエタノール透過係数を求めた。エタノール透過係数が小さいものほどエタノールバリア性が高い。
(i)前重縮合工程:撹拌機、還流冷却器、窒素導入管、原料投入口を備え、内容積が1Lであるセパラブルフラスコの内部を、純度が99.9999%の窒素ガスで置換した。次いでこのセパラブルフラスコに、脱水済みトルエン500ml、1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン71.8738g(0.0152モル)を仕込んだ。このセパラブルフラスコをオイルバス中に設置して50℃に昇温した後、蓚酸ジブチル102.1956g(0.5053モル)を仕込んだ。次にオイルバスの温度を130℃まで昇温し、還流下、5時間反応を行った。なお、原料仕込みから反応終了までのすべての操作は50ml/分の窒素気流下で行った。
前重合工程において容積が500mlのセパラブルフラスコを使用し、脱水済みトルエン200ml、1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン19.1171g(0.1344モル)、1,6−ヘキサンジアミン1.7314g(0.0149モル)、蓚酸ジブチル30.1957g(0.1493モル)を仕込み、後重合工程の昇温後の塩浴の温度を315℃とした他は、実施例1と同様に反応を行ってポリアミドを得た。得られたポリアミドは白色の強靭なポリマーであった。このポリアミドから成形したフィルムは無色の強靭なフィルムであった。
(i)前重縮合工程:撹拌機、空冷管、窒素導入管、原料投入口を備え、内容積が5リットルであるセパラブルフラスコの内部を、純度が99.9999%の窒素ガスで置換し、蓚酸ジブチル1211g(5.9876モル)を仕込んだ。この容器を20℃に保ち、攪拌しながら1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン596.2g(4.1913モル)、及び1,6−ヘキサンジアミン208.7g(1.7963モル)を加え、重縮合反応を行った。なお、原料仕込みから反応終了までのすべての操作は200ml/分の窒素気流下で行った。
前重合工程において容積が500mlのセパラブルフラスコを使用し、脱水済みトルエン200ml、1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン12.6565g(0.0890モル)、1,6−ヘキサンジアミン6.8907g(0.0593モル)、及び蓚酸ジブチル29.9885g(0.1483モル)を仕込み、後重合工程の昇温後の塩浴の温度を280℃とした他は、実施例1と同様に反応を行ってポリアミドを得た。得られたポリアミドは白色の強靭なポリマーであった。このポリアミドから成形したフィルムは無色透明の強靭なフィルムであった。
前重合工程において容積が500mlのセパラブルフラスコを使用し、脱水済みトルエン200ml、1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン19.0488g(0.1339モル)、1,10−デカンジアミン2.5674g(0.0149モル)、及び蓚酸ジブチル30.0861g(0.1488モル)を仕込み、後重合工程の昇温後の塩浴の温度を310℃とした他は、実施例1と同様に反応を行ってポリアミドを得た。得られたポリアミドは白色の強靭なポリマーであった。このポリアミドから成形したフィルムは白色の強靭なフィルムであった。
前重合工程において容積が500mlのセパラブルフラスコを使用し、脱水済みトルエン200ml、1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン14.8214g(0.1042モル)、1,10−デカンジアミン7.6850g(0.0446モル)、及び蓚酸ジブチル30.1029g(0.1488モル)を仕込み、後重合工程の昇温後の塩浴の温度を280℃とした他は、実施例1と同様に反応を行ってポリアミドを得た。得られたポリアミドは白色の強靭なポリマーであった。このポリアミドから成形したフィルムは白色不透明の強靭なフィルムであった。
前重合工程において容積が500mlのセパラブルフラスコを使用し、脱水済みトルエン200ml、1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン12.6736g(0.0891モル)、1,10−デカンジアミン10.2352g(0.0594モル)、及び蓚酸ジブチル30.0245g(0.1485モル)を仕込み、後重合工程の昇温後の塩浴の温度を270℃とした他は、実施例1と同様に反応を行ってポリアミドを得た。得られたポリアミドは白色の強靭なポリマーであった。このポリアミドから成形したフィルムは白色不透明の強靭なフィルムであった。
前重合工程において300ミリLの容積を持つセパラブルフラスコを使用し、脱水済みトルエン100ml、1,9−ノナンジアミン13.3596g(0.0844モル)、2−メチル−1,8−オクタンジアミン2.3584g(0.0149モル)及び蓚酸ジブチル20.0852g(0.0993モル)を仕込み、後重合工程の昇温後の塩浴の温度を260℃とした他は、実施例1と同様に反応を行ってポリアミドを得た。得られたポリアミドは無色透明のポリマーであった。
前重合工程において300ミリLの容積を持つセパラブルフラスコを使用し、脱水済みトルエン100ml、1,9−ノナンジアミン8.0400g(0.0508モル)2−メチル−1,8−オクタンジアミン1.4188g(0.009モル)、1,6−ヘキサンジアミン4.6294g(0.0398モル)、及び蓚酸ジブチル20.1352g(0.0996モル)を仕込み、後重合工程の昇温後の塩浴の温度を270℃とした他は、実施例1と同様に反応を行ってポリアミドを得た。得られたポリアミドは白色のポリマーであった。
前重合工程において300ミリLの容積を持つセパラブルフラスコを使用し、脱水済みトルエン100ml、1,6−ヘキサンジアミン6.0656g(0.0522モル)、2−メチル−1,5−ペンタンジアミン6.0652g(0.0522モル)、及び蓚酸ジブチル21.1149g(0.1044モル)を仕込み、後重合工程の昇温後の塩浴の温度を280℃とした他は、実施例1と同様に反応を行ってポリアミドを得た。得られたポリアミドは白色のポリマーであった。
Claims (7)
- ジカルボン酸由来の単位とジアミン由来の単位のみからなるポリアミド樹脂であって、
前記ジカルボン酸が、蓚酸化合物Aを含み、
前記ジアミンが、1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサンを含むポリアミド樹脂。 - 更に、1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン以外のジアミンCを含む請求項1に記載のポリアミド樹脂。
- 1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン由来の単位をジアミン由来の全単位に対して、50モル%以上含む請求項1又は2に記載のポリアミド樹脂。
- ガラス転移温度が104℃以上である請求項1〜3のいずれか1項に記載のポリアミド樹脂。
- 融点と結晶化温度との温度差が34℃以上である請求項1〜4のいずれか1項に記載のポリアミド樹脂。
- 1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサンと前記ジアミンCとのモル比が、100:0〜60:40である請求項2に記載のポリアミド樹脂。
- 1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサンと前記ジアミンCのモル比が、90:10〜60:40である請求項6に記載のポリアミド樹脂。
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