JP6454559B2 - ガスセンサ - Google Patents
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Description
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、ガスセンサ素子を保護するプロテクタの目詰まりを抑制したガスセンサを提供することを目的とする。
従って、プロテクタの側壁とガスセンサ素子は離間し両者が干渉しないので、側壁の内部にガスセンサ素子の先端側を収容するため側壁の径を大きくする必要がなく、側壁の外側の空間仕切り部の寸法(径方向の長さ)をその分だけ大きくすることができる。このため、空間仕切り部に設ける内側ガス導入孔の径を大きくすることができる。その結果、主体金具からの熱逃げによって内側ガス導入孔の周囲の空間仕切り部が冷却されても、被測定ガス中の煤が内側ガス導入孔に付着し難くなるので、内側ガス導入孔の目詰まりを抑制してガスセンサを長期間安定して動作させることができる。
又、このガスセンサによれば、側壁の内部にガスセンサ素子の先端側を収容するために側壁の後端部の径をガスセンサ素子の先端の最大径よりも大きくした場合に比べ、内側ガス導入孔の径がより一層大きくなるので、内側ガス導入孔の目詰まりをさらに抑制することができ、本発明を適用する効果が大きい。
このガスセンサによれば、最も先端側に位置する内側ガス導入孔に対しガスセンサ素子が後端側に位置することから、内側ガス導入孔を有する空間仕切り部よりも先端側に延びる側壁に対しても、ガスセンサ素子が後端側に配置されることとなる。
従って、プロテクタの側壁とガスセンサ素子は離間し両者が干渉しないので、側壁の内部にガスセンサ素子の先端側を収容するため側壁の径を大きくする必要がなく、側壁の外側の空間仕切り部の寸法(径方向の長さ)をその分だけ大きくすることができる。このため、空間仕切り部に設ける内側ガス導入孔の径を大きくすることができる。その結果、主体金具からの熱逃げによって内側ガス導入孔の周囲の空間仕切り部が冷却されても、被測定ガス中の煤が内側ガス導入孔に付着し難くなるので、内側ガス導入孔の目詰まりを抑制してガスセンサを長期間安定して動作させることができる。
又、このガスセンサによれば、外側ガス導入孔から導入された被測定ガスが内側ガス導入孔を通ってガス検出室(上記した内部空間)に流れる際、内側ガス導入孔が通気抵抗となってガス検出室に流入し難くなることが抑制され、ガスセンサの検出精度及び応答性を向上させることができる。
本発明のガスセンサにおいて、前記内部空間に臨む前記主体金具の内面のうち径方向の最も内側の部位が、前記内側ガス導入孔の中心よりも径方向外側に位置してもよい。
このガスセンサによれば、主体金具の内面から内側ガス導入孔を遠ざけることができ、主体金具からの熱逃げを低減して内側ガス導入孔近傍の空間仕切り部が冷却され難くなる。その結果、内側ガス導入孔に煤が付着しても堆積せずに焼失し易くなるので、内側ガス導入孔の目詰まりがより一層生じ難くなる。
ここで、内側ガス導入孔の中心は、内側ガス導入孔の内面側の径方向の内縁と外縁との中点とする。
ガスセンサ1は、自動車の排気管(図示外)に取り付けられ、内部に保持するガスセンサ素子10の検出部11が排気管内を流通する排気ガス中に晒されて、その排気ガス中の酸素濃度から排気ガスの空燃比を検出する、いわゆる全領域空燃比センサである。
なお、以下の説明では、ガスセンサ1の軸線O方向を上下方向として図示し、内部に保持するガスセンサ素子10の検出部11側をガスセンサ1の先端側、後端部12側をガスセンサ1の後端側(基端側)として説明する。
一方、底壁124の中心には、内側ガス排出孔160が1つ開口している。内側ガス排出孔160は、ガス検出室129内に導入された排気ガスや水滴を、側壁122を通して外部に排出する。
なお、本実施形態では、外側プロテクタ110の底壁開口114hから露出した底壁124から、内側ガス排出孔160が外部に直接連通している。
そして、図2の矢印に示すように、被測定ガスGは、外側ガス導入孔115からガス分離室119に導入された後、内側ガス導入孔130を通ってガス検出室129に入ってガスセンサ素子10の検出部11に接触する。その後、被測定ガスGは、側壁122の内部を通って内側ガス排出孔160から外部に排出される。
従って、内側プロテクタ120の側壁122とガスセンサ素子10は離間し両者が干渉しないので、側壁122の内部にガスセンサ素子10の先端側を収容するため側壁122の径を大きくする必要がなく、側壁122の外側の空間仕切り部126の寸法(径方向の長さ)をその分だけ大きくすることができる。このため、空間仕切り部126に設ける内側ガス導入孔130の径を大きくすることができる。その結果、主体金具50からの熱逃げによって内側ガス導入孔130の周囲の空間仕切り部126が冷却されても、被測定ガス中の煤が内側ガス導入孔130に付着し難くなるので、内側ガス導入孔130の目詰まりを抑制してガスセンサを長期間安定して動作させることができる。
ここで、内側ガス導入孔130の中心130cは、内縁130iと外縁130eとの中点とする。
なお、ガスセンサ素子10の先端の最大径D2とは、ガスセンサ素子10の先端の外径のうち最も大きい値である。そして、本実施形態ではガスセンサ素子10は板状であるため、図1の紙面左右方向の板厚方向に比べ、図3の紙面左右方向の板幅方向の幅(径)の方が大きいので、この幅(径)を最大径D2として採用する。
内側プロテクタ220は、固定部(第1の実施形態と同一形状)121により主体金具50の先端係合部56に固定されている。一方、固定部121から径方向内側かつ先端側に向かい、先端に向かって曲面状に窄まる空間仕切り部226が延びている。さらに空間仕切り部226の径方向内側から先端側に向かい、軸線O方向に近づくように曲面状に窄まる側壁222が延びている。さらに、側壁222の先端側が曲面状に窄まって底壁224を形成している。
なお、側壁222の先端側の外面が底壁開口114hの内面に接点Pを介して接している。
そして、接点Pを含む、外側プロテクタ110の内面と内側プロテクタ220の外面(側壁222及び空間仕切り部226)とで囲まれる空間がガス分離室219を形成している。
ここで、内側ガス導入孔230の内面側(後端向き面)の径方向の内縁230i、つまり内側ガス導入孔230の内側面の先端に対し、ガスセンサ素子10(保護層15の最先端)が後端側に位置する。この構成とすると、内側ガス導入孔230を有する空間仕切り部226よりも先端側に延びる側壁222に対しても、ガスセンサ素子10が後端側に配置されることとなる。なお、内側ガス導入孔230の内縁230iが、特許請求の範囲の「内側ガス導入孔のうち最も先端側に位置する内側ガス導入孔の内面側」に相当する。
従って、側壁222とガスセンサ素子10は離間し両者が干渉しないので、側壁222の内部にガスセンサ素子10の先端側を収容するため側壁222の径を大きくする必要がなく、内側ガス導入孔230の径を大きくして目詰まりを抑制することができる。
又、第2の実施形態においては、空間仕切り部226と側壁222とは曲面状に滑らかに繋がっており、両者の境界が明確ではない。そこで、内側ガス導入孔230の外面側を通るように仮想曲面S2を軸線O方向に平行移動した仮想曲面S22の先端Wの軸線O方向の位置Vを、便宜上、空間仕切り部226と側壁222との境界とみなす。側壁222の後端部の内径D1は、位置Vにおける側壁222の内径とする。なお、側壁222の後端部の内面が円形でない場合は、内径D1は側壁222の後端部の内径のうち最も大きい値である。
同様に、側壁222から底壁224へ曲面状に滑らかに繋がっており、両者の境界も明確ではない。そこで、径方向に平行な平面T1に接する面を底壁224とみなす。
内側プロテクタ320は、固定部321により主体金具50の先端係合部56に固定されている。ここで固定部321は、第1の実施形態の固定部121よりも軸線O方向に長く、主体金具50の先端部(先端係合部56)よりも先端側で、固定部321から径方向内側に向かい、径方向に平行にフランジ状の空間仕切り部326が延びている。空間仕切り部326の径方向内側から先端側に向かい、軸線O方向に平行に側壁322が延びている。さらに、側壁322の先端側が径方向に平行な底壁324に繋がっている。
開口端部311は軸線O方向に平行に先端側へ延びた後、径方向に平行に縮径して中間壁314を形成している。中間壁314の径方向内側の内面は、内側プロテクタ320の側壁322の外面に接点Pを介して接した後、軸線O方向に平行に側壁322に接しながら先端側へ延びて側壁316を形成している。さらに、側壁316の先端側は、底壁324よりも先端側の位置でテーパ状に窄まるテーパ部317を形成し、テーパ部317から中心に向かって径方向に平行な外側底壁318を形成している。
そして、接点Pを含む、外側プロテクタ310の内面と内側プロテクタ320の外面(側壁322及び空間仕切り部326)とで囲まれる空間がガス分離室319を形成している。
又、中間壁314には、複数の円形の外側ガス導入孔315が周方向に等間隔で開口され、外側底壁318の中心には、外側ガス排出孔370が1つ開口している。
なお、第3の実施形態においては、内側プロテクタ320の底壁324が外側プロテクタ310の外側底壁318の内側に離間して収容されつつ、底壁324に開口する内側ガス排出孔360が外側ガス排出孔370を介して外部と連通している。
従って、側壁322とガスセンサ素子10は離間し両者が干渉しないので、側壁322の内部にガスセンサ素子10の先端側を収容するため側壁322の径を大きくする必要がなく、内側ガス導入孔330の径を大きくして目詰まりを抑制することができる。
又、ガスセンサとしては、酸素センサ、NOxセンサ、HCセンサ、温度センサ等に本発明を同様に適用することができる。又、ガスセンサ素子は板状に限らず、筒状であってもよい。
10 ガスセンサ素子
11 検出部
50 主体金具
56i 主体金具の内面
56im 主体金具の内面のうち径方向の最も内側の部位
100、200、300 複合プロテクタ
110,310 外側プロテクタ
115、315 外側ガス導入孔
119、219、319 ガス分離室
120、220、320 内側プロテクタ(プロテクタ)
121、321 内側プロテクタの固定部
122、222、322 内側プロテクタの側壁
124、224、324 内側プロテクタの底壁
126、226、326 内側プロテクタの空間仕切り部
129,329 ガス検出室(内部空間)
130、230、330 内側ガス導入孔
130c 内側ガス導入孔の中心
130i、230i 内側ガス導入孔の内縁(内側ガス導入孔のうち最も先端側に位置する内側ガス導入孔の内面側)
130e、230e 内側ガス導入孔の外縁
160、260,360 内側ガス排出孔
370 外側ガス排出孔
O 軸線
P 接点
D1 内側プロテクタの側壁の後端部の内径
D2 ガスセンサ素子の先端の最大径
Claims (3)
- 軸線方向に延び、先端側に被測定ガスを検出するための検出部を有するガスセンサ素子と、
前記ガスセンサ素子の周囲を取り囲んで該ガスセンサ素子を保持する筒状の主体金具と、
該主体金具の先端側に固定される筒状のプロテクタと、を備え、
前記プロテクタの内面と前記主体金具の内面との間に形成される内部空間に前記ガスセンサ素子の前記先端側が臨むガスセンサにおいて、
前記プロテクタは、前記主体金具の先端側外側を取り囲んで該主体金具に固定される固定部と、該固定部の先端から径方向内側に延びると共に、前記内部空間に連通する内側ガス導入孔を有する空間仕切り部と、該空間仕切り部の径方向内側に繋がって該空間仕切り部よりも先端側に延びる側壁と、該側壁の先端側に設けられて内側ガス排出孔が開口する底壁とを有し、
前記内側ガス導入孔のうち最も先端側に位置する内側ガス導入孔の内面側よりも前記ガスセンサ素子が後端側に位置し、
前記プロテクタの前記側壁の後端部の内径が、前記ガスセンサ素子の先端の最大径よりも小さいことを特徴とするガスセンサ。 - 軸線方向に延び、先端側に被測定ガスを検出するための検出部を有するガスセンサ素子と、
前記ガスセンサ素子の周囲を取り囲んで該ガスセンサ素子を保持する筒状の主体金具と、
該主体金具の先端側に固定される筒状のプロテクタと、を備え、
前記プロテクタの内面と前記主体金具の内面との間に形成される内部空間に前記ガスセンサ素子の前記先端側が臨むガスセンサにおいて、
前記プロテクタは、前記主体金具の先端側外側を取り囲んで該主体金具に固定される固定部と、該固定部の先端から径方向内側に延びると共に、前記内部空間に連通する内側ガス導入孔を有する空間仕切り部と、該空間仕切り部の径方向内側に繋がって該空間仕切り部よりも先端側に延びる側壁と、該側壁の先端側に設けられて内側ガス排出孔が開口する底壁とを有し、
前記内側ガス導入孔のうち最も先端側に位置する内側ガス導入孔の内面側よりも前記ガスセンサ素子が後端側に位置し、
さらに、前記プロテクタとの間に間隙を有して前記プロテクタの径方向周囲を取り囲む少なくとも1以上の筒状の外側プロテクタを有し、
前記外側プロテクタは、前記内部空間に被測定ガスを導入する外側ガス導入孔を有し、
前記内側ガス導入孔の円相当径が前記外側ガス導入孔の円相当径の0.5以上であることを特徴とするガスセンサ。 - 前記内部空間に臨む前記主体金具の内面のうち径方向の最も内側の部位が、前記内側ガス導入孔の中心よりも径方向外側に位置する請求項1又は2記載のガスセンサ。
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