JP6454566B2 - 規制部材 - Google Patents
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Description
本発明によれば、基体に形成された突部と、可動体の側辺部とにより、可変体に対する冷却水の圧力等の影響をより効果的に緩和することができる。加えて、側辺部は可変体に非固着状態とされているから、可変体の幅方向への膨張が側辺部によって阻害されることがない。
本発明によれば、可変体に対する冷却水の流通圧力等の影響をより一層効果的に緩和することができる。
これらの本発明によれば、可変体に対する冷却水の流通圧力等の影響を効果的に緩和することに加えて、基体の補強効果も増大する。
本発明によれば、当該規制部材を冷却水流路に配置する際、可変体を圧縮状態としておけば、冷却水流路の壁面に可変体及び可動体が干渉することを抑制でき、シリンダブロックに対する組付け性が向上する。そして、可変体は、冷却水流路に配置した後に、水分又は熱によって反応して膨大化し、可動体とともに冷却水の流通を規制する効果が発揮される。
セルロース系スポンジは、圧縮した状態で乾燥させるとセルロース分子間が水素結合して圧縮状態に維持される一方、この状態から水分に晒されると水分子がセルロース分子間の水素結合を解離して圧縮状態から復元する特性を有する。本発明によれば、可変体として、このような特性を有するセルロース系スポンジを用いているから、バインダー溶液やエマルジョン等を使用せずに可変体を圧縮状態に保つことができ、可変体を圧縮状態にするための工程を簡素化することができる。また、冷却水や環境に対する悪影響も生じる懸念が小さい。
本発明によれば、当該規制部材を、冷却水流路の開口部から挿入する場合、可動体の開口縁部等による干渉及び荷重を受けないようにすることができ、挿入がスムースになされる。
本発明によれば、例えば、内燃機関のメンテナンス等のために、冷却水流路に配置した当該規制部材を、冷却水流路から取り出した後、再度、冷却水流路に配置するような場合でも、可変体はその機能を発揮することができる。
本発明によれば、可変体としての前記弾性体を圧縮させることなく、当該規制部材を冷却水流路に挿入する場合でも、可動体の深さ方向底部側端部が冷却水流路の開口縁部に引っかかることが抑制され、開口部からの挿入がスムースになされる。また、当接部の前記底部側端部が前記のように斜めに傾斜した形状とされているから、この傾斜した底部側端部がガイド部となり、当接部が冷却水流路の開口縁部に引っかかることがなく、前記開口部からの当該規制部材の挿入がスムースになされる。
図6(a)(b)及び図7(a)(b)に示す例では、基体5における流れ方向aの上流側部分が内壁面3c側にL形に屈曲している。そして、この屈曲部500におけるシリンダボア2の径方向に向く部分が突部50とされている。そして、図6(a)(b)の例では、基体5における屈曲部500より流れ方向aの下流側部分のシリンダボア2側の面に、図3に示す例と同様の可動体7を備えた可変体6が固着されている。また、図7(a)(b)の例では、基体5における屈曲部500より流れ方向aの下流側部分のシリンダボア2側の面に図4に示す例と同様の可動体7を備えた可変体6が固着されている。これらの例では、基体5に突部50を含む屈曲部500が形成されていることにより、可変体6に至る冷却水の量が図3及び図4に示す例とは異なるが、可変体6に至る冷却水に対する突部50及び可動体7の作用・効果は、図3及び図4に示す例の場合と同様に発揮される。したがって、図3及び図4に示す例と共通する部分には同一の符号を付し、その作用・効果等の説明は割愛する。
図10に示す例では、基体5に図2〜図4に示す例と同様に1個の突部50が形成され、この突部50の流れ方向aの下流側の基体5に圧縮スプリングからなる可変体6が取付けられている。可変体6としての圧縮スプリングは、ウォータジャケット3の深さ方向に少なくとも2本(個)取付けられている(図12参照)。可変体6のウォータジャケット3の内壁面3cに対向する部分(以下、先端部と言う)64には、可動体7が固着されている。可動体7は前辺部71及び側辺部72からなり、前辺部71は可変体6の先端部64に固着されているが、側辺部72は可変体6に対して非固着状態とされている。
また、発泡材料からなる可変体6に可動体7を固着する形態は特に限定されない。例えば、可動体7を接着剤によって可変体6に固着しても良いし、可変体6を可動体7と一体成型することによって、可変体6に固着しても良い。
1 シリンダブロック
2 シリンダボア
3 ウォータジャケット(冷却水流路)
3c,3d ウォータジャケットの内壁面(壁面、対向壁面)
30 開口部
4 規制部材
5 基体
50 突部
500 屈曲部
6 可変体
61 前面部(壁面に対向する部分)
7 可動体
71 前辺部
71a 前辺部の端部
72 側辺部
70 当接部
70a 当接部の深さ方向底部側端部
700 可動体の深さ方向底部側端部
a 冷却水の流れ方向
b ウォータジャケットの幅方向
Claims (10)
- 内燃機関のシリンダブロックに設けられた冷却水流路に、その開口部から挿入されて配置され、前記冷却水流路内の冷却水の流通規制を行う規制部材であって、
前記冷却水流路内の所定位置に配置可能な形状に形成された基体と、
前記基体に取付けられ、前記冷却水流路の幅方向に向け膨張可能とされた可変体と、
前記可変体に取付けられ、当該可変体の膨張に伴い当該可変体とともに前記冷却水流路の幅方向に移動可能とされた可動体と、
前記可変体よりも前記冷却水の流れ方向上流側位置の前記基体に、前記冷却水流路の幅方向に突出するよう設けられた突部と、を備え、
前記可動体は、前記可変体における冷却水の流れ方向上流側に位置する側辺部を有していることを特徴とする規制部材。 - 請求項1に記載の規制部材において、
前記可動体は、前記可変体における冷却水流路の壁面に対向する部分に固着された前辺部を有し、前記側辺部は、前記前辺部の端部から前記可変体に非固着状態で延びるように形成されていることを特徴とする規制部材。 - 請求項1又は請求項2に記載の規制部材において、
前記基体における突部と、前記可動体における側辺部とは、少なくとも一部が前記冷却水の流れ方向に重なるように形成されていることを特徴とする規制部材。 - 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の規制部材において、
前記基体における突部は、リブ状に形成されていることを特徴とする規制部材。 - 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の規制部材において、
前記基体における突部は、前記基体に形成された屈曲部の一部をなすように形成されていることを特徴とする規制部材。 - 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の規制部材において、
前記可変体は、少なくともその一部が圧縮された状態を自ら保持可能であり、水分又は熱に反応して少なくとも前記冷却水流路の幅方向に膨大化する発泡材料によって構成されていることを特徴とする規制部材。 - 請求項6に記載の規制部材において、
前記可変体は、冷却水に反応して、圧縮された状態から復元可能なセルロース系スポンジによって構成されていることを特徴とする規制部材。 - 請求項6又は請求項7に記載の規制部材において、
前記圧縮状態の可変体は、前記冷却水流路に挿入される時に前記可動体が前記冷却水流路の壁面に干渉しないように構成されていることを特徴とする規制部材。 - 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の規制部材において、
前記可変体は、前記冷却水流路の幅方向に可逆的に膨張及び収縮可能な弾性体によって構成されていることを特徴とする規制部材。 - 請求項9に記載の規制部材において、
前記可動体は、前記弾性体の弾力を伴い前記冷却水流路の対向壁面に当接する当接部を備え、前記可動体における前記冷却水流路の深さ方向底部側端部は、前記弾性体の非圧縮状態で前記冷却水流路の開口部に干渉せず、且つ、前記当接部の前記深さ方向底部側端部は、前記底部側且つ前記基体側に向け傾斜した形状とされていることを特徴とする規制部材。
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