Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP6454575B2 - 溶融炉の運転方法 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP6454575B2 - 溶融炉の運転方法 - Google Patents

溶融炉の運転方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6454575B2
JP6454575B2 JP2015059383A JP2015059383A JP6454575B2 JP 6454575 B2 JP6454575 B2 JP 6454575B2 JP 2015059383 A JP2015059383 A JP 2015059383A JP 2015059383 A JP2015059383 A JP 2015059383A JP 6454575 B2 JP6454575 B2 JP 6454575B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adjusting agent
combustion chamber
slag
basicity
particle size
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015059383A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016176683A (ja
Inventor
公司 皆川
公司 皆川
博之 細田
博之 細田
民法 木下
民法 木下
伊藤 正
正 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Pantec Co Ltd
Original Assignee
Kobelco Eco Solutions Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobelco Eco Solutions Co Ltd filed Critical Kobelco Eco Solutions Co Ltd
Priority to JP2015059383A priority Critical patent/JP6454575B2/ja
Publication of JP2016176683A publication Critical patent/JP2016176683A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6454575B2 publication Critical patent/JP6454575B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

本発明は、溶融炉の運転方法に関するものである。
従来、ガス化炉で生じた可燃性ガスを燃焼させるとともに当該可燃性ガスに含まれる灰分を溶融させる溶融炉が知られている。このような溶融炉として、いわゆる旋回流溶融炉、すなわち、流入口を通じて流入した可燃性ガスを旋回させながら燃焼させる燃焼室と、可燃性ガスに含まれる灰分の溶融により形成される溶融スラグを排出するための出滓口と、燃焼室で燃焼した後の排ガスを排出するガス排出室と、を有する溶融炉が公知である。この溶融炉では、当該溶融炉の運転中に、燃焼室の内面及びガス排出室の内面にスラグが付着しやすい。
一方、溶融炉内に付着したスラグの塩基度(CaO/SiO)を調整することによって当該スラグの溶融を促進することも知られている。例えば、特許文献1には、燃焼室内に付着する上流側スラグの塩基度とガス排出室内に付着する下流側スラグの塩基度とが互いに異なること、及び、前記上流側スラグの塩基度を調整可能な第1調整剤を供給する第1供給部と、前記下流側スラグの塩基度を調整可能な第2調整剤を供給する第2供給部と、を備える溶融炉が開示されている。第1供給部は、流入口を通じて第1調整剤を燃焼室内に供給する。第2供給部は、出滓口の上方から第2調整剤をガス排出室内に供給する。
特開2006−349218号公報
上記特許文献1に記載されるような溶融炉の運転方法でも下流側スラグを除去することができるが、第2供給部によって当該下流側スラグの表面の全域に第2調整剤を均一に供給するのは難しい。
本発明の目的は、上流側スラグ及び下流側スラグの双方を有効に除去可能な溶融炉の運転方法を提供することである。
前記課題を解決するために鋭意検討した結果、本発明者らは、上記特許文献1に記載されるような溶融炉、つまり、燃焼室において可燃性ガスで旋回流を形成しながら当該可燃性ガスを燃焼させるものでは、燃焼室の内面には、可燃性ガスに含まれる灰分のうち比較的大きな粒径を有する大粒径灰分の溶融により形成されたスラグが付着しやすい一方、ガス排出室の内面には、前記灰分のうち比較的小さな粒径を有する小粒径灰分の溶融により形成されたスラグが付着しやすいことを見出した。具体的に、燃焼室では、前記大粒径灰分に対して比較的大きな遠心力が作用するので、当該大粒径灰分が燃焼室の内面に衝突し、これにより当該大粒径灰分の溶融により形成されたスラグが燃焼室の内面に付着しやすい。一方、前記小粒径灰分には、燃焼室において比較的小さな遠心力しか作用しないので、この小粒径灰分はガス排出室まで飛散し、また、小粒径灰分は流入口からガス排出室に至る過程において拡散しているので、小粒径灰分の溶融により形成されたスラグは、ガス排出室内の広範囲にわたって付着しやすい。
そこで、本発明者らは、前記灰分の溶融炉内における挙動に合わせるように、塩基度調整剤として、比較的大きな粒径を有するものと比較的小さな粒径を有するものとを流入口を通じて供給することにより、燃焼室内に付着した上流側スラグ及びガス排出室内に付着した下流側スラグの双方を有効に除去可能であることに想到した。
本発明はこのような観点からなされたものであり、ガス化炉で生じた可燃性ガスの流入を許容する流入口を有するとともに、前記流入口を通じて流入した可燃性ガスで旋回流を形成しながら当該可燃性ガスを燃焼させるとともに当該可燃性ガスに含まれる灰分を溶融させる燃焼室と、前記燃焼室の下方に設けられており、前記灰分の溶融により形成される溶融スラグを排出するための出滓口と、前記燃焼室の下流側でかつ前記出滓口よりも上方に設けられており、前記燃焼室で燃焼した後の排ガスを排出させるガス排出室と、を有する炉本体を含む溶融炉の運転方法であって、前記燃焼室において、前記可燃性ガスで旋回流を形成しながら当該可燃性ガスを燃焼させることにより前記可燃性ガスに含まれる灰分を溶融させる溶融工程と、前記炉本体内に付着するスラグの塩基度を調整可能な塩基度調整剤を前記炉本体内に供給する調整剤供給工程と、を備え、前記調整剤供給工程では、前記塩基度調整剤として、前記燃焼室内に付着する上流側スラグに捕捉されることが可能な粒径を有するとともに前記上流側スラグの塩基度を所定範囲に収めることが可能な成分を含む第1調整剤と、前記第1調整剤の粒径よりも小さな粒径であって前記ガス排出室内に付着する下流側スラグに捕捉されることが可能な粒径を有するとともに前記下流側スラグの塩基度を前記所定範囲に収めることが可能な成分を含む第2調整剤と、を前記燃焼室の流入口を通じて供給する、溶融炉の運転方法を提供する。
本方法では、比較的大きな粒径を有する第1調整剤は、燃焼室において大きな遠心力を受けて旋回しながら燃焼室内に付着する上流側スラグの表面に付着する一方、比較的小さな粒径を有する第2調整剤は、ガス排出室まで飛散して当該ガス排出室内に付着する下流側スラグの表面に略均一に付着するので、前記上流側スラグ及び前記下流側スラグの双方を有効に除去することができる。具体的に、第1調整剤は、上流側スラグに捕捉されることが可能な粒径、換言すれば大きな質量を有しているので、燃焼室において第1調整剤に対して大きな遠心力が作用し、これにより第1調整剤は燃焼室の内面に付着する上流側スラグの表面に付着しやすい。一方、燃焼室において第2調整剤に対して作用する遠心力は、第1調整剤に対して作用する遠心力よりも小さいので、第2調整剤は、ガス排出室まで飛散し、また、第2調整剤は、流入口からガス排出室に至る過程において十分に拡散するので、下流側スラグの表面に略均一に付着しやすい。よって、本方法では、比較的大きな粒径を有する第1調整剤によって燃焼室内に付着する上流側スラグの塩基度が有効に調整されるので、当該上流側スラグの溶融が促進され、かつ、比較的小さな粒径を有する第2調整剤によってガス排出室内に付着する下流側スラグの塩基度が有効に調整されるので、当該下流側スラグの溶融が促進される。
この場合において、前記調整剤供給工程では、前記第1調整剤として、150μm以上の粒径を有するものと、前記第2調整剤として、15μm以上40μm以下の粒径を有するものと、を前記流入口を通じて前記炉本体内に供給する。
このようにすれば、より確実に第1調整剤が上流側スラグに捕捉され、かつ、より確実に第2調整剤が下流側スラグに捕捉される。具体的に、第1調整剤の粒径を150μm以上とすることにより、燃焼室において第1調整剤に対して十分に大きな遠心力が作用するので、当該第1調整剤が燃焼室内の上流側スラグに有効に捕捉される。そして、第2調整剤の粒径を15μm以上40μm以下のとすることにより、この第2調整剤がガス排出室内の下流側スラグに有効に捕捉される。具体的に、第2調整剤の粒径を15μm以上とすることにより、第2調整剤が下流側スラグに捕捉されることなく当該溶融炉の下流側に設けられた設備(バグフィルタ等)まで飛散することが抑制される。そして、第2調整剤の粒径を40μm以下とすることにより、燃焼室において第2調整剤に対して作用する遠心力が小さくなり、これにより第2調整剤が上流側スラグに捕捉されることが抑制される。
以上のように、本発明によれば、上流側スラグ及び下流側スラグの双方を有効に除去可能な溶融炉の運転方法を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態のガス溶融炉の概略を示す図である。 塩基度調整剤の粒径と塩基度調整剤の溶融炉での捕捉率との関係を示す図である。 バグフィルタで捕捉された塩基度調整剤の頻度分布を示す図である。
本発明の一実施形態のガス化溶融炉について、図1〜図3を参照しながら説明する。
図1に示されるように、本実施形態のガス化溶融炉は、ガス化炉10と、溶融炉15と、を備えている。
ガス化炉10は、廃棄物を加熱することにより当該廃棄物から可燃性ガスを取り出す炉である。本実施形態では、ガス化炉10として、流動床式ガス化炉が用いられている。具体的に、流動床式ガス化炉は、流動媒体を流動化ガスで流動化させることによって形成される流動層で廃棄物を加熱することにより、当該廃棄物から可燃性ガスを取り出す炉である。このガス化炉10で生じた可燃性ガスは、当該ガス化炉10と溶融炉15とを連結するダクト40を通じて溶融炉15内に流入する。
溶融炉15は、ガス化炉10で生じた可燃性ガスを燃焼させることにより当該可燃性ガスに含まれる灰分を溶融させる炉である。本実施形態では、溶融炉15として、旋回流溶融炉が用いられている。この溶融炉15は、炉本体20と、塩基度調整剤供給部30と、を有する。炉本体20は、燃焼室21と、出滓口20bと、ガス排出室26と、を有する。
燃焼室21は、可燃ガスの流入を許容する流入口21aを有するとともに当該流入口21aを通じて流入した可燃性ガスを旋回させながら燃焼させる。燃焼室21には、可燃性ガスを燃焼させるための燃焼用空気が供給される。燃焼室21は、上下方向に延びる形状を有している。本実施形態では、燃焼室21は、流入口21aを有する上流側燃焼室22と、上流側燃焼室22の下方に配置された下流側燃焼室23と、上流側燃焼室22と下流側燃焼室23との境界に設けられた絞り部24と、を有する。
上流側燃焼室22は、円筒状に形成されておりその中心軸が鉛直と平行となる姿勢で配置されている。流入口21aは、上流側燃焼室22の上部に形成されている。ダクト40は、上流側燃焼室22のうち流入口21aを取り囲む部位に接続されている。ダクト40は、流入口21aを通じて上流側燃焼室22内に流入する可燃性ガスが当該上流側燃焼室22の内周面に沿って旋回する旋回流を形成する姿勢で上流側燃焼室22に接続されている。具体的に、ダクト40は、流入口21aから上流側燃焼室22の中心と異なる方向に向かって可燃性ガスを上流側燃焼室22内に流入させる姿勢で当該上流側燃焼室22に接続されている。本実施形態では、ダクト40から燃焼室21内に流入する可燃性ガスの流速は、15m/s以上25m/s以下の範囲に設定されている。
下流側燃焼室23は、絞り部24の下方から出滓口20bに向かって斜め下方に延びる形状を有する底壁23aを有する。燃焼室21での可燃性ガスの燃焼時に当該可燃性ガスに含まれる灰分が溶融することにより形成される溶融スラグは、この底壁23a上を流下して出滓口20bから排出される。絞り部24は、上流側燃焼室22の下端部の内径よりも小さな内径を有する。
ガス排出室26は、燃焼室21の下流側でかつ出滓口20bよりも上方に設けられており、燃焼室21で燃焼した後の排ガスを排出させる形状を有する。ガス排出室26は、出滓口20bを基準として燃焼室21の反対側(図1の右側)に配置されている。ガス排出室26は、出滓口20bから斜め上方に向かって延びる空間を取り囲む形状を有する。ガス排出室26は、出滓口20bから離間するにしたがって上方に向かうように傾斜する形状を有する底壁27を有している。
塩基度調整剤供給部30は、炉本体20内に付着するスラグS1,S2の塩基度を調整可能な塩基度調整剤を供給する。具体的に、塩基度調整剤供給部30は、前記塩基度調整剤として、燃焼室21で捕捉されることが可能な粒径を有する第1調整剤と、第1調整剤の粒径よりも小さくかつガス排出室26で捕捉されることが可能な粒径を有する第2調整剤と、を流入口21aを通じて燃焼室21内に供給する。本実施形態では、塩基度調整剤供給部30は、ダクト40内に接続されている。
ここで、「塩基度」とは、CaO/SiOによって表される数値をいう。つまり、塩基度は、炭酸カルシウムなどの添加により上がり、珪石やガラスの添加により下がる。このため、塩基度が低い場合、炭酸カルシウム等が添加され、逆に、塩基度が高い場合、珪石やガラス等が添加される。
本実施形態では、「粒径」とは、いわゆる50%粒子径(メディアン径)を指す。50%粒子径とは、累積分布(体積分布)表における粒子の累積率が50%であるときの粒径である。この粒径は、レーザー回折・散乱法により測定される。
第1調整剤は、燃焼室21内に付着する上流側スラグS1の塩基度を所定範囲(例えば、0.6〜0.9)に収めることが可能な成分を含む。上流側スラグS1は、流入口21aを通じて燃焼室21内に流入した可燃性ガスに含まれる灰分のうち比較的大きな粒径を有するものの溶融により形成される。第2調整剤は、ガス排出室26内(本実施形態では底壁27上)に付着する下流側スラグS2の塩基度を所定範囲に収めることが可能な成分を含む。下流側スラグS2は、流入口21aを通じて燃焼室21内に流入した可燃性ガスに含まれる灰分のうち比較的小さな粒径を有するものの溶融により形成される。
本実施形態では、塩基度調整剤供給部30は、第1調整剤として、150μm〜350μmの粒径を有するものと、第2調整剤として、15μm〜40μmの粒径を有するものと、を炉本体20内に供給する。この理由を、図2及び図3を参照しながら説明する。
図2は、塩基度調整剤の50%粒子径と当該塩基度調整剤の溶融炉15での捕捉率との関係を示している。この関係は、塩基度調整剤供給部30からの塩基度調整剤の供給量と、溶融炉15の出滓口20bを通じて得られるスラグ中に捕捉される捕捉量と、に基づいて求められている。具体的には、溶融炉15に流入する灰分に塩基度調整剤を添加すると出滓口21bを通じて得られるスラグ中の塩基度成分の量が変化するため、溶融炉15に流入する灰分の溶融成分を予め求めるとともに、出滓口21bを通じて得られたスラグの成分を求めることにより、流入口21aを通じて供給された塩基度調整剤のうちスラグ中に取り込まれた塩基度調整剤の量を求めることができる。これを利用して溶融炉15における塩基度調整剤の捕捉率を求めた。図2には、複数回の試験結果の上限値と下限値とを含む領域が表示されている。なお、溶融炉15での捕捉率は、状況によっては100%となっていないが、この原因としては、測定のタイミングのズレなどが挙げられる。ここで、粒径毎の粒子の動きをシミュレーションにて確認したところ、比較的大きな粒径を有する塩基度調整剤のほとんどは、出滓口21bを通じてスラグとして排出されること、及び、図2のデータとも整合性がとれることから、塩基度調整剤供給部30から供給された塩基度調整剤のうちの大部分は、燃焼室21内の上流側スラグS1に付着すると考えられる。また、比較的小さな粒径を有する塩基度調整剤については、粒径が小さくなるほど燃焼室21を通過してバグフィルタへ移動する量が多くなり、前記シミュレーションによっても、燃焼室21を通過してバグフィルタへ移動する粒子の一部がガス排出室26の底壁27に付着した下流側スラグS2に接触することが分かった。そのため、燃焼室21で捕捉された塩基度調整剤は、そのほとんどがスラグとして出滓口21bを通じて排出されるものの、比較的小さな粒径を有する塩基度調整剤は、燃焼室21を通過してバグフィルタへ移動する内の一部のみがスラグの塩基度調整に寄与している。つまり、図2は、燃焼室21での塩基度調整剤の捕捉量を示していると見なすことが可能である。
図2に示されるように、塩基度調整剤の50%粒子径が150μm以上の範囲では、塩基度調整剤供給部30から供給された塩基度調整剤のうちの50%以上が燃焼室21で捕捉される(上流側スラグS1に付着する)。このため、前記第1調整剤として、150μm以上の50%粒子径を有するものが選択されることが好ましく、更には200μm以上の50%粒子径を有するものが選択されることが好ましい。また、ガス化炉10で生じる灰分のうち350μm以上の粒径を有するものの溶融炉15への飛散量は非常に少ないため、第1調整剤の粒径の上限値は、350μmに設定されてもよい。
一方、図2に示されるように、塩基度調整剤の50%粒子径が40μm以下の範囲では、塩基度調整剤供給部30から供給された塩基度調整剤の燃焼室21での捕捉率が40%未満となる。溶融炉15での捕捉率が低いということは、粒子が溶融炉15を通過して当該溶融炉15よりも後段に配置されたバグフィルタへ至ることを意味するが、粒度解析の結果、燃焼室21を通過してバグフィルタへ至る粒子の一部が出滓口21b以降の炉壁(ガス排出室26の底壁27)に付着することが分かった。ここで、灰分がスラグとして底壁27に付着すると、これを起点に少しずつスラグが成長していくものと考えられる。このため、前記第2調整剤として、40μm以下の50%粒子径を有するものが選択されることが好ましい。なお、溶融炉15よりも後段へ粒子を移動させる観点から、第2調整剤の50%粒子径を30μm以下としても良い。
そして、第2調整剤の50%粒子径の下限値は、15μmに設定されることが好ましい。この理由を、図3を参照しながら説明する。図3は、2つのサイト(廃棄物処理施設)でのバグフィルタで捕捉された塩基度調整剤の頻度分布を示している。この図3に示されるように、塩基度調整剤の50%粒子径が15μmよりも小さい範囲では、塩基度調整剤供給部30から供給された塩基度調整剤のうちの大部分がバグフィルタで捕捉されるため、つまり、ガス排出室26を通過するため、第2調整剤の50%粒子径は、15μm以上に設定されることが好ましい。
次に、本実施形態のガス化溶融炉の運転方法について説明する。
まず、廃棄物がガス化炉10に投入される。そうすると、ガス化炉で生じた可燃性ガスがダクト40を通じて溶融炉15に流入する。この可燃性ガスの溶融炉15への流入速度は、15m/s〜25m/s程度である。
流入口21aを通じて燃焼室21内に流入した可燃性ガスは、燃焼室21で旋回しながら燃焼し、これにより可燃性ガスに含まれる灰分が溶融する。この灰分の溶融により形成される溶融スラグは、下流側燃焼室23の底壁23a上を流下し、出滓口20bから排出される。一方、燃焼室21で燃焼した後の排ガスは、ガス排出室26を通じて溶融炉15の下流側の設備へ向かう。
ここで、本ガス化溶融炉の運転中、図1に示されるように、燃焼室21の内面に上流側スラグS1が付着するとともに、ガス排出室26の内面に下流側スラグS2が付着することがあるため、塩基度調整剤供給部30から塩基度調整剤(第1調整剤及び第2調整剤)が供給される。例えば、上流側スラグS1の塩基度が低く、下流側スラグS2の塩基度が高い場合、塩基度調整剤供給部30から、第1調整剤として、上流側スラグS1に捕捉されることが可能な粒径を有するとともに当該上流側スラグS1の塩基度を上げることが可能な成分(CaCO等)を含むものが供給され、第2調整剤として、第1調整剤の粒径よりも小さな粒径であって下流側スラグS2に捕捉されることが可能な粒径を有するとともに当該下流側スラグS2の塩基度を下げることが可能な成分(SiO等)を含むものが供給される。
そうすると、比較的大きな粒径を有する第1調整剤は、燃焼室21において大きな遠心力を受けて旋回しながら燃焼室21内に付着する上流側スラグS1の表面に付着する一方、比較的小さな粒径を有する第2調整剤は、ガス排出室26まで飛散して当該ガス排出室26内に付着する下流側スラグS2の表面に略均一に付着するので、上流側スラグS1及び下流側スラグS2の双方を有効に除去することができる。具体的に、第1調整剤は、上流側スラグS1に捕捉されることが可能な粒径、換言すれば大きな質量を有しているので、燃焼室21において第1調整剤に対して大きな遠心力が作用し、これにより第1調整剤は上流側スラグS1の表面に付着しやすい。一方、燃焼室21において第2調整剤に対して作用する遠心力は、第1調整剤に対して作用する遠心力よりも小さいので、第2調整剤は、ガス排出室26まで飛散し、また、第2調整剤は、流入口21aからガス排出室26に至る過程において十分に拡散するので、ガス排出室26内の広範囲にわたって付着する下流側スラグS2の表面に略均一に付着しやすい。よって、本実施形態では、比較的大きな粒径を有する第1調整剤によって燃焼室21内に付着する上流側スラグS1の塩基度が有効に調整されるので、当該上流側スラグS1の溶融が促進され、かつ、比較的小さな粒径を有する第2調整剤によってガス排出室26内に付着する下流側スラグS2の塩基度が有効に調整されるので、当該下流側スラグS2の溶融が促進される。
また、本実施形態では、塩基度調整剤供給部30は、前記第1調整剤として、150μm以上の粒径を有するものと、前記第2調整剤として、15μm以上40μm以下の粒径を有するものと、を流入口21aを通じて炉本体20内に供給するので、より確実に第1調整剤が上流側スラグS1に捕捉され、かつ、より確実に第2調整剤が下流側スラグS2に捕捉される。
従来、塩基度調整剤を1箇所から供給する場合、溶融炉で捕捉されることを目的として供給しているものの、溶融炉のどの部位で捕捉されるかということまで考慮し、それに併せて塩基度調整剤の粒径を異ならせて、これらを混合して用いること、及び、必要に応じて混合する塩基度調整剤の種類を変えることまでは検討されていない。本実施形態においては、溶融炉の捕捉させたい場所に応じて塩基度調整剤の粒径を調整しているため、スラグの堆積する場所毎に応じて塩基度を調整し、上流側スラグS1及び下流側スラグS2のそれぞれを有効に除去することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
塩基度調整剤の粒径は、50%粒子径に限られない。前記粒径として、いわゆるモード径が採用されてもよい。この場合であっても、上記と同様の効果が得られる。
また、塩基度調整剤供給部30の接続先は、ダクト40に限られない。塩基度調整剤供給部30の接続先は、塩基度調整剤が流入口21aを通じて炉本体20内に供給される範囲で設定可能である。例えば、塩基度調整剤供給部30は、燃焼室21のうち流入口21aを取り囲む部位に接続されてもよい。また、塩基度調整剤供給部30は、廃棄物と共にガス化炉10へ塩基度調整剤を供給するようにしても良い。
また、溶融炉15の炉本体20の形状は、上記実施形態の例に限られない。例えば、燃焼室21と出滓口20bとが鉛直方向に重なる形状であってもよく、あるいは、ガス排出室26と出滓口20bとが鉛直方向に重なる形状であってもよい。また、ガス排出室26の底壁27は、下流に向かうにしたがって上方に向かうように傾斜する形状に限られない。
10 ガス化炉
15 溶融炉
20 炉本体
20b 出滓口
21 燃焼室
21a 流入口
26 ガス排出室
30 塩基度調整剤供給部
40 ダクト

Claims (1)

  1. ガス化炉で生じた可燃性ガスの流入を許容する流入口を有するとともに、前記流入口を通じて流入した可燃性ガスで旋回流を形成しながら当該可燃性ガスを燃焼させるとともに当該可燃性ガスに含まれる灰分を溶融させる燃焼室と、前記燃焼室の下方に設けられており、前記灰分の溶融により形成される溶融スラグを排出するための出滓口と、前記燃焼室の下流側でかつ前記出滓口よりも上方に設けられており、前記燃焼室で燃焼した後の排ガスを排出させるガス排出室と、を有する炉本体を含む溶融炉の運転方法であって、
    前記燃焼室において、前記可燃性ガスで旋回流を形成しながら当該可燃性ガスを燃焼させることにより前記可燃性ガスに含まれる灰分を溶融させる溶融工程と、
    前記炉本体内に付着するスラグの塩基度を調整可能な塩基度調整剤を前記炉本体内に供給する調整剤供給工程と、を備え、
    前記調整剤供給工程では、前記塩基度調整剤として、前記燃焼室内に付着する上流側スラグに捕捉されることが可能な粒径を有するとともに前記上流側スラグの塩基度を所定範囲に収めることが可能な成分を含む第1調整剤と、前記第1調整剤の粒径よりも小さな粒径であって前記ガス排出室内に付着する下流側スラグに捕捉されることが可能な粒径を有するとともに前記下流側スラグの塩基度を前記所定範囲に収めることが可能な成分を含む第2調整剤と、を前記燃焼室の流入口を通じて供給し、
    前記調整剤供給工程では、前記第1調整剤として、150μm以上の粒径を有するものと、前記第2調整剤として、15μm以上40μm以下の粒径を有するものと、を前記流入口を通じて前記炉本体内に供給する、溶融炉の運転方法。
JP2015059383A 2015-03-23 2015-03-23 溶融炉の運転方法 Active JP6454575B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015059383A JP6454575B2 (ja) 2015-03-23 2015-03-23 溶融炉の運転方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015059383A JP6454575B2 (ja) 2015-03-23 2015-03-23 溶融炉の運転方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016176683A JP2016176683A (ja) 2016-10-06
JP6454575B2 true JP6454575B2 (ja) 2019-01-16

Family

ID=57070995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015059383A Active JP6454575B2 (ja) 2015-03-23 2015-03-23 溶融炉の運転方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6454575B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2644180A (en) * 2024-09-18 2026-03-25 Xetrov Services Ltd Combustion apparatus

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003212615A (ja) * 2002-01-22 2003-07-30 Kobe Steel Ltd 汚泥焼却灰の溶融処理方法及び硬質骨材の製造方法
JP4361890B2 (ja) * 2005-06-14 2009-11-11 株式会社神鋼環境ソリューション ガス化溶融炉のスラグ塩基度調整方法及びその装置
JP2007225168A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Hitachi Zosen Corp 溶融堆積物除去方法および溶融炉
JP2009281694A (ja) * 2008-05-26 2009-12-03 Hitachi Zosen Corp ガス化溶融炉の溶融炉における溶融スラグ生成効率を向上させる方法、ガス化溶融炉の溶融炉内に未溶融状態の付着物が堆積することを防止する方法およびガス化溶融炉
JP5860280B2 (ja) * 2011-12-20 2016-02-16 川崎重工業株式会社 スラグ溶融装置及びこれを備えるガス化溶融設備

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016176683A (ja) 2016-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7082931B2 (ja) 石炭焚ボイラ灰付着予測方法及び装置、石炭焚ボイラ灰付着防止方法及び装置、並びに石炭焚ボイラ運用方法及び装置
JP2977368B2 (ja) 石炭燃焼器およびそのスラグ排出装置
JP6454575B2 (ja) 溶融炉の運転方法
JP6659471B2 (ja) 排ガス処理装置
JP4361890B2 (ja) ガス化溶融炉のスラグ塩基度調整方法及びその装置
CN104531221B (zh) 一种能同时处理粉煤和水煤浆的气化炉结构
JP6460848B2 (ja) 溶融炉の運転方法
JP2004198050A (ja) 動植物油燃焼装置
JP4103115B2 (ja) 燃焼溶融炉の燃焼用空気吹込み方法および燃焼溶融炉
JP2009085572A (ja) 粉体および粒体を含む可燃物の燃焼用ボイラ
JPH02150611A (ja) 廃棄物の溶融炉
JP2001004122A (ja) 燃焼溶融炉
JP6413157B1 (ja) ガス化溶融システムの閉塞防止装置及びガス化溶融システムの閉塞防止方法
JPH11294734A (ja) 旋回溶融炉
JP2007240093A (ja) 固体燃料燃焼装置
JP6149048B2 (ja) 廃棄物処理システム及びその運転方法
JP2901752B2 (ja) 流動層燃焼装置
JPH02126005A (ja) 溶融燃焼装置
JP3310816B2 (ja) 溶融燃焼装置
JPH08579Y2 (ja) 溶融燃焼装置
JPH062808A (ja) スラグタップ式石炭燃焼器
JP2006250516A (ja) 燃焼室に固着したスラグ塊の除去方法
JP2016044819A (ja) ガス化溶融炉の運転方法
JPH10279959A (ja) 石炭ガス化装置
WO2011075001A1 (ru) Способ сжигания топлива в вихревой топке парового котла (варианты)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180612

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6454575

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250