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JP6454661B2 - 血圧上昇剤 - Google Patents
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本発明は、血圧上昇剤に関する。
低血圧は、冷え性、低体温、めまい、立ちくらみ等の諸症状の原因の一つとして考えられている。特に、近年においては、生活習慣の変化等により低血圧の者が増加している。このような低血圧について、機能性成分等の日常的な摂取により、負担なく簡便に改善することが求められている。
例えば、非特許文献1、2には、モノグリコシルヘスペリジンが血流改善により体温を維持する機能を有することが開示されている。
http://www.caa.go.jp/foods/pdf/A130−kihon.pdf http://www.caa.go.jp/foods/pdf/A130−kinou.pdf
しかしながら、非特許文献1、2によると、モノグリコシルヘスペリジンは1日あたりの有効量が170〜340mgとされており、多量に摂取する必要があったため、嗜好性が減少する等、日常的に摂取するには負担であった。
本発明は以上の実情に鑑みてなされたものであり、多量に摂取せずとも血圧を上昇させることができる血圧上昇剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、一般に眼精疲労の予防・改善効果があるといわれているアントシアニンが、驚くべきことに血圧上昇作用を有することを見出し、本発明を完成するに至った。より具体的には、本発明は以下のようなものを提供する。
(1) アントシアニンを含有する、血圧上昇剤。
(2) 茶葉抽出物を含有する、(1)に記載の血圧上昇剤。
(3) サンルージュ(品種登録番号第21262号)又はその後代の茶葉抽出物を含有する、血圧上昇剤。
(4) 低血圧の改善又は予防に用いられる、(1)から(3)のいずれかに記載の血圧上昇剤。
(5) 冷え性の改善又は予防に用いられる、(1)から(4)のいずれかに記載の血圧上昇剤。
(6) 1日あたりのアントシアニンの総摂取量が0.1〜100mgである、(1)から(5)のいずれかに記載の血圧上昇剤。
(7) 飲食品の形態である、(1)から(6)のいずれかに記載の血圧上昇剤。
本発明によれば、多量に摂取せずとも血圧を上昇させることができる。
起床時における収縮期血圧の変化量を示すグラフである。 起床時における拡張期血圧の変化量を示すグラフである。 就寝時における収縮期血圧の変化量を示すグラフである。 就寝時における拡張期血圧の変化量を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明するが、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において適宜変更を加えて実施することができる。
本発明に係る血圧上昇剤は、アントシアニンを含有する。または、本発明に係る血圧上昇剤は、サンルージュ(品種登録番号第21262号)又はその後代の茶葉抽出物を含有する。
アントシアニンは、その理由は明らかではないが、多量に摂取せずとも、血圧を上昇させる作用を有することが明らかになった。その血圧上昇作用は、低血圧、低血圧による冷え性、低体温、めまい、立ちくらみ等の症状の改善又は予防に適している。
アントシアニンは、フラボノイドであるアントシアニジンがアグリコンとして糖や糖鎖と結びついた配糖体の形で植物体中に存在しているが、その構造によって、デルフィニジン系、シアニジン系、ペラルゴニジン系、オーランチニジン系、ルテオリニジン系、ペオニジン系、マルビジン系、ペチュニジン系、ヨーロピニジン系、ロシニジン系等に分類される。アントシアニンの成分は、特に制限されないが、デルフィニジン系アントシアニン、シアニジン系アントシアニンが好ましく挙げられる。
本発明において、例えば、「デルフィニジン系アントシアニン」とは、下記式(1)において、置換基RがOH基である、デルフィニジンの配糖体のことを指す。デルフィニジンの配糖体とは、デルフィニジンにおける水酸基のうち少なくとも一つが糖構造(ガラクトース、グルコース等)を有する置換基に置換されているものを指す。「シアニジン系アントシアニン」とは、下記式(1)において、置換基Rが水素原子である、シアニジンの配糖体のことを指す。シアニジンの配糖体とは、シアニジンにおける水酸基のうち少なくとも一つが糖構造(ガラクトース、グルコース等)を有する置換基に置換されているものを指す。「ペチュニジン系アントシアニン」は、下記式(1)において、置換基RがOCH基である、ペチュニジンの配糖体が挙げられる。ペチュニジンの配糖体とは、ペチュニジンにおける水酸基のうち少なくとも一つが糖構造(ガラクトース、グルコース等)を有する置換基に置換されているものを指す。
下記式(1)において、Rは、水素原子、下記式(I)で表される基、又は(II)で表される基の少なくともいずれかであることが好ましい。式(I)(II)中、Rは、水素原子、式(III)で表されるp−クマロイル基(トランス)、式(IV)で表されるp−クマロイル基(シス)、又はマロニル基の少なくともいずれかであることが好ましい。
Figure 0006454661
Figure 0006454661
具体的に、デルフィニジン系アントシアニンとしては、例えば、デルフィニジン−3−O−β−ガラクトピラノシド(D3Ga)、デルフィニジン−3−O−β−(6−トランス−p−クマロイル)ガラクトピラノシド(DCGa)、デルフィニジン−3−O−β―(6−シス−p−クマロイル)ガラクトピラノシド(DCZGa)、デルフィニジン−3−O−β−グルコピラノシド(D3G)、デルフィニジン−3−O−β−(6−トランス−p−クマロイル)グルコピラノシド(DCG)、等が挙げられる。特に、眼精疲労又は身体疲労の改善に極めて高い効果を発揮する点から、デルフィニジン系アントシアニンは、ガラクシドであるデルフィニンジ系アントシアニン(デルフィニジン−3−O−β−ガラクトピラノシド、デルフィニジン−3−O−β−(6−トランス−p−クマロイル)ガラクトピラノシド、デルフィニジン−3−O−β−(6−シス−p−クマロイル)−β−ガラクトピラノシド)等が好ましい。
デルフィニジン系アントシアニン以外のアントシアニンとしては、特に制限されないが、例えば、シアニジン系アントシアニンとしては、シアニジン−3−O−β−ガラクトピラノシド(C3Ga)、シアニジン−3−O−β−(6−トランス−p−クマロイル)−β−ガラクトピラノシド(CCGa)、シアニジン−3−O−β−(6−シス−p−クマロイル)ガラクトピラノシド(CCZGa)、シアニジン−3−O−β−グルコピラノシド(C3G)、シアニジン−3−O−β−(6−トランス−p−クマロイル)−β−グルコピラノシド(CCG)等が挙げられる。また、ペチュニジン系アントシアニンとしては、ペチュニジン−3−O−β−(6−トランス−p−クマロイル)−β−ガラクトピラノシド(PCGa)等が挙げられる。
アントシアニンは、いずれの植物体から抽出されるアントシアニンであってもよく、茶葉から抽出されるアントシアニンであってもよい。よって、本発明に係る血圧上昇剤は、茶葉抽出物を含有していてもよい。本発明に係る血圧上昇剤が茶葉抽出物を含有する場合、アントシアニンは茶葉抽出物由来のものであってもよく、アントシアニンは茶葉抽出物とは別に添加されたものであってもよい。
本発明において、「茶葉」とは、チャノキ(Camellia sinensis)の葉であれば特に限定されるものではない。本発明におけるサンルージュ茶(品種登録番号第21262号、出願番号23800)は、Camellia sinensis (L.) Kuntzeに属する茶葉である。例えば、サンルージュ又はその後代の茶葉を原料として茶葉抽出物を得ることにより、血圧上昇作用を得ることができる。
また、茶葉抽出物は、カテキン類を含有していても、含有していなくてもよいが、含有していることが好ましい。カテキン類には、発癌抑制、動脈硬化予防、脂肪代謝異常の抑制、血圧上昇の抑制、血小板凝集抑制作用、抗アレルギー、抗ウイルス、抗菌、虫歯予防、口臭防止、腸内細菌叢正常化効果、活性酸素やフリーラジカルの消去作用、抗酸化作用、抗糖尿病効果があることが知られている。
カテキン類としては、カテキン、又はそれらの誘導体であれば、特に限定されるものではない。例えば、カテキンとしては、カテキン(C)、ガロカテキン(GC)、カテキンガレート(CG)、ガロカテキンガレート(GCG)、エピカテキン(EC)、エピガロカテキン(EGC)、エピカテキンガレート(ECG)及びエピガロカテキンガレート(EGCG)、エピガロカテキン−3−(3”−O−メチル)ガレート(EGCG3”Me)、ガロカテキン−3−(3“−O−メチル)ガレート(GCG3”Me)、エピカテキン−3−(3”−O−メチル)ガレート(ECG3”Me)、カテキン−3−(3”−O−メチル)ガレート(CG3”Me)が挙げられる。
本発明の茶葉抽出物は、茶葉を溶剤で抽出処理して得ることができ、従来公知の方法を採用可能である。アントシアニン、カテキン類等の有効成分を抽出する点から、茶葉は、粉砕して抽出することが好ましい。茶葉の粉砕物は、均一な大きさであることが好ましいため、粉砕物をふるいにかけてもよい。
抽出溶剤としては、毒性の無いものであればよく、溶媒抽出法に用いる溶媒としては、水若しくは親水性溶媒又はこれらの混合物を挙げることができる。溶媒抽出法において、抽出溶媒に用いる水は特に限定されるものではないが、例えば水道水、蒸留水、純水、イオン交換水等を挙げることができる。溶媒抽出法において、抽出溶媒に用いる親水性溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール、アセトン、メチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコールを挙げることができる。抽出物中のカテキン類の回収率を考慮するとエタノールが含有されている溶剤を用いることが好ましい。また、抽出温度としては20℃から100℃で抽出することが好ましく、50℃から100℃で行なうことがさらに好ましい。抽出pHとしては1.0から7.0で抽出することが好ましく、1.5から6.5で行うことがさらに好ましい。抽出は、一度抽出した後の残渣を回収して複数回行なっていてもよい。また抽出は、化学分離精製手法として一般的に用いられる方法を使用してもよい。例えば、液−液分配、薄層クロマトグラフィー、吸着カラムクロマトグラフィー、分配カラムクロマトグラフィー、ゲルろ過カラムクロマトグラフィー、イオン交換カラムクロマトグラフィー、電気泳動や高速液体クロマトグラフィー等を用いることができる。また、必要に応じこれらの分離精製手段を組み合わせて行ってもよい。
本発明に係る血圧上昇剤は、上述したように、血圧を上昇させる作用を有することから、低血圧の改善又は予防に用いられることが好ましい。また、本発明に係る血圧上昇剤は、低血圧による冷え性、低体温、めまい、立ちくらみ等の症状の改善又は予防に用いられることが好ましい。
1日あたりのアントシアニンの総摂取量は、特に限定されないが、上述の血圧上昇作用を得られることから、具体的には、0.1mg以上であることが好ましく、2mg以上であることがより好ましく、10mg以上であることがさらに好ましい。一方で、多量に摂取せずとも十分な血圧上昇作用を得ることができる。この観点から、1日あたりのアントシアニンの総摂取量の上限値は、100mg以下であることが好ましく、50mg以下であることがより好ましく、40mg以下であることがさらに好ましい。アントシアニンの総摂取量が100mg以下であれば、血圧上昇剤となる飲食物中に添加した場合に、その味や風味への影響を少なくすることができる。
なお、モノグリコシルヘスペリジンは、1日あたりの有効量が170〜340mgとされており、多量に摂取する必要がある。これに対し、アントシアニンは、例えば100mg以下等の少量でも十分な血圧上昇作用を得ることができる。
1日当たりのカテキン類の総摂取量は、特に限定されるものではないが、1日あたり300mg以上であることが好ましく、400mg以上であることがより好ましく、500mg以上であることがさらに好ましい。300mg以上含有させることで、十分な血圧上昇作用を得ることができる。一方で、上限値としては、1日あたりの投与量が2000mg以下であることが好ましく、1500mg以下であることがより好ましく、1000mg以下であることがさらに好ましい。1000mg以下であれば、飲食物に配合した場合に、その飲食物の味や風味に影響が少ない。
本発明の血圧上昇剤は、上述したアントシアニン、カテキン類以外のその他の成分を含有してもよく、含有しなくてもよい。その他の成分としては、本発明の血圧上昇剤は、例えば、アントシアニン、カテキン類以外のポリフェノール成分であるカフェイン(例えば、50〜300mg)を含有することができる。本発明の血圧上昇剤は、カフェインが含まれても、上述の血圧上昇作用を得られる。
さらに、上述した、血圧上昇剤の摂取期間は、特に限定されないが、連続して長期間摂取されることが好ましく、具体的には、4週間以上であることが好ましく、8週間以上であることがより好ましく、12週間以上であることがさらに好ましい。4週間以上摂取することで、十分な血圧上昇作用を得ることができる。また、これらの期間、毎日摂取するのが好ましく、特に一日あたりのアントシアニンの総摂取量が上記で述べた数値範囲内であることが好ましい。
本発明の血圧上昇剤の形態はどのようなものであってもよく、例えば、飲食品の形態であってもよい。本発明の血圧上昇剤は、アントシアニン又はこれを含む茶葉抽出物から構成してもよく、目的に応じて他の成分を含んでもよい。本発明の血圧上昇剤を、飲食品として適用する場合、アントシアニンを含む茶葉抽出物をそのまま茶飲料として摂取してもよいし、種々の飲料品素材又は食品素材、例えば菓子、健康食品、サプリメントとして摂取されてもよい。本発明の改善剤又は予防剤の性状としては固体状又は液体状を呈し、固体状である場合、例えばアントシアニンを含む茶葉抽出物を錠剤、カプセル剤、顆粒剤、シロップ剤、トローチ剤等の剤型に加工してもよい。また、本発明の改善剤又は予防剤を飲食品として適用する場合、ゲル化剤、糖類、香料、甘味料、油脂、基材、賦形剤、食品添加剤、副素材、増量剤等を適宜配合してもよい。
以下、本発明を実施例によってさらに具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
[実施例1]
サンルージュの茶葉2.5gに80℃の水100mlを注ぎ、20分間静置して茶葉抽出液を得た後、この茶葉抽出液に賦形剤を添加後、スプレードライ乾燥して、茶葉抽出液を得た後、この茶葉抽出液を凍結乾燥して、サンルージュの粉末茶(以下、サンルージュ茶という。)を用意した。このサンルージュ茶中における、デルフィニジン系アントシアニンの含有量は、アントシアニンの総含有量に対して70%であった。サンルージュ茶の1日分当たりのアントシアニンとカテキン類の主な各成分の摂取量は、以下の通りである。
・アントシアニン:11.2mg/日
デルフィニジン−3−O−β−(6−トランス−p−クマロイル)−ガラクトピラノシド:4.1mg/日
デルフィニジン−3−O−β−ガラクトピラノシド:2.4mg/日
シアニジン−3−O−(6−トランス−p−クマロイル)−β―ガラクトピラノシド:1.8mg/日
シアニジン−3−O−β−ガラクトピラノシド:0.9mg/日
デルフィニジン−3−O−β−グルコピラノシド:0.8mg/日
デルフィニジン−3−O−β−(6−シス−p−クマロイル)−ガラクトピラノシド:0.6mg/日
シアニジン−3−O−β−グルコピラノシシド):0.3mg/日
シアニジン−3−O−(6−トランス−p−クマロイル)−β−ガラクトピラノシド):0.3mg/日
・カテキン類
エピガロカテキンガレート(EGCG)+ガロカテキンガレート(GCG):322mg/日
・カフェイン:185mg/日
[比較例1(プラセボ)]
焙煎六条大麦の熱湯抽出により麦茶抽出液を得た後、この麦茶抽出液に賦形剤を添加後スプレードライ乾燥して、麦茶の粉末茶(以下、麦茶という。)を用意した。麦茶は、アントシアニン、カテキン類、カフェインのいずれも含有しない。
[比較例2]
やぶきたの茶葉2.5gに100℃の熱湯100mlを注ぎ、30分間静置して茶葉抽出液を得た後、この茶葉抽出液に賦形剤を添加後スプレードライ乾燥して、やぶきたの粉末茶(以下、やぶきた茶という。)を用意した。このやぶきた茶の一日分当たりの各成分の摂取量は、以下の通りである。
・アントシアニン:0mg/日
・カテキン類
エピガロカテキンガレート(EGCG)+ガロカテキンガレート(GCG):324mg/日
・カフェイン:203mg/日
[評価]
実施例1のサンルージュ茶、比較例1の麦茶、比較例2のやぶきた茶を毎日12週間継続摂取することによる、血圧上昇作用を明らかにすることを目的としてプラセボ対照二重盲検並行群間比較試験を実施した。
(被験者)
被験者は、20歳以上60歳未満の日本人の男女120人を対象とした。試験方法1及び試験方法2を完遂した、実施例1(サンルージュ茶)を摂取した被験者数は、39名、比較例1(麦茶)を摂取した被験者数は、37名、比較例2(やぶきた茶)を摂取した被験者数は、38名であった。なお、被験者に現在何らかの疾病の継続的な治療を受けている者等、管理医師が試験参加不適格を判断した者は含まれていない。
(試験)
被験者は、所定の検査日の起床時と就寝時に、座位にて十分な安静状態を保った後、上腕カフ式自動血圧計(以下、自動血圧計という)を用いて収縮期血圧及び拡張期血圧を測定した。そして、実施例1のサンルージュ茶、比較例1の麦茶、比較例2のやぶきた茶の摂取前(0週間)の血圧に対する、摂取4週間後、8週間後、12週間後の血圧の変化量を評価した。具体的には、血圧は、自動血圧計を用いて被験者自身が測定するものとし、原則として利き腕と反対の上腕で測定した。測定は、起床後1時間以内の排尿後で朝食前と、就寝前の排尿後に行った。それぞれ5分間の安静後、座位で3回続けて測定し、3回測定のうち安定した2回の平均値をその日の血圧値(各日血圧値)とした。評価は、摂取開始前、摂取4週後、摂取8週後、摂取12週後で行い、各評価日前5日間の各日血圧値の平均をその評価日の血圧値(評価日血圧値)とした。なお、被験者間の測定手技のバラツキをなくすため、試験開始前に被験者全員に対して、自動血圧計による実測指導を行った。
(結果)
図1に、起床時における収縮期血圧の変化量を示す。図2に、起床時における拡張期血圧の変化量を示す。図3に就寝時における収縮期血圧の変化量を示す。図4に就寝時における拡張期血圧の変化量を示す。図1〜図4中、*は有意差(p<0.05)、**は有意差(p<0.01)を示す。
(考察)
図1〜図4の結果から、実施例1(サンルージュ茶)は、比較例1(麦茶)や、比較例2(やぶきた茶)に比べ、有意に高値を示し、正常範囲内で血圧を上昇させる作用があることが確認された。また、このような血圧を上昇させる作用は、4週間以上、好ましくは8週間以上、毎日摂取することにより得られることが確認された。実施例1(サンルージュ茶)は、このような血圧を上昇させる作用を有することから、低血圧や冷え性の改善又は予防に用いられて好ましいと考えられる。

Claims (5)

  1. サンルージュ(品種登録番号第21262号)の茶葉抽出物を含有する、血圧上昇剤。
  2. 低血圧の改善又は予防に用いられる、請求項1に記載の血圧上昇剤。
  3. 冷え性の改善又は予防に用いられる、請求項1又は2に記載の血圧上昇剤。
  4. 1日あたりのアントシアニンの総摂取量が0.1〜100mgである、請求項1からのいずれかに記載の血圧上昇剤。
  5. 飲食品の形態である、請求項1からのいずれかに記載の血圧上昇剤。
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