JP6456966B2 - メカニカルシール - Google Patents
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Description
第1の手段:図8(b)及び(c)に示すように、ケース46の外径筒状部46dの回転側密封環33の先端を内径側にカシメて折曲部46fを形成し、該折曲部46fでもって回転側密封環33の表面33cを包み込む。
第2の手段:回転側密封環33の背面33aとベローズ45の密封面45cとの間に不乾性接着剤等を塗布し、回転側密封環33をベローズ45に係止する。
また、上記の第2の手段では、不乾性接着剤を回転側密封間33の背面33aとベローズ45の密封面45cとの間に塗布し、両者を接着するが、接着剤を均一に塗布することが難しく、塗布ムラが発生し、密封流体が回転側密封環33の背面33aとベローズ45の密封面45cとの間から漏れ出たり、不乾性接着剤が密封摺動面Sに付着・浸入し、トルクアップが発生し起動不良に至るという問題があった。
この特徴によれば、カシメ手段又は不乾性接着剤による接着手段を用いることがないので、カシメ手段による回転側密封環5の歪み及びクラックの発生並びに不乾性接着剤の塗布ムラに起因する不乾性接着剤の漏れ、不乾性接着剤の密封摺動面への付着を排除でき、回転側密封環の寿命を向上させ、回転側の構成部材の一体化の信頼性を増大させ、密封摺動面の密封性を維持することができる。
この特徴によれば、突起のスプリング力により、回転側密封環を常に押した状態にあるため、輸送、取扱いにおいても回転側密封環が周方向にずれて他の回転側の構成部材から離脱することが防止でき、回転側密封環を他の回転側の構成部材に確実に係止することができる。
また、ケースの背面部の内側から廻り止め凸部の背面までの軸方向長さと、ケースの背面部の内側から回転側密封環の廻り止め切欠部の側面までの軸方向長さとの寸法関係を厳密に求める必要がないので、製造が容易になる。
さらに、組立が容易になると共に、無理に嵌入することによる廻り止め切欠部の側面の欠け、回転側密封環にクラック、密封摺動面の歪み発生を防止することができる。
この特徴によれば、廻り止め切欠部の加工を容易にすることができる。
この特徴によれば、廻り止め凸部が廻り止め切欠部から離脱しにくい。
この特徴によれば、廻り止め凸部を廻り止め切欠部に嵌入しやすく、また、両者の周方向の相対回転に伴い両者を密接に係止させることができる。
この特徴によれば、廻り止め凸部が廻り止め切欠部から、一層、離脱しにくい。
この特徴によれば、回転軸が両方向のいずれかに回転する場合にも、廻り止め凸部が廻り止め切欠部から離脱しにくい。
この特徴によれば、回転軸が両方向のいずれかに回転する場合にも、廻り止め凸部が廻り止め切欠部から、一層、離脱しにくい。
この特徴によれば、回転軸が両方向のいずれかに回転するタイプにおいても、廻り止め凸部を廻り止め切欠部に嵌入しやすく、また、両者の周方向の相対回転に伴い両者が密接に係止される。
この特徴によれば、廻り止め切欠部の加工を容易に行うことができる。
この特徴によれば、廻り止め凸部と廻り止め切欠部の周方向の相対回転に伴い両者が密接に係止される。
(1)カシメ手段又は不乾性接着剤による接着手段を用いることがないので、カシメ手段による回転側密封環5の歪み及びクラックの発生並びに不乾性接着剤の塗布ムラに起因する密封流体の漏れ、不乾性接着剤の密封摺動面への付着を排除でき、回転側密封環の寿命を向上させ、回転側の構成部材の一体化の信頼性を増大させ、密封摺動面の密封性を維持することができる。
また、ケースの背面部の内側から廻り止め凸部の背面までの軸方向長さと、ケースの背面部の内側から回転側密封環の廻り止め切欠部の側面までの軸方向長さとの寸法関係を厳密に求める必要がないので、製造が容易になる。
さらに、組立が容易になると共に、無理に嵌入することによる廻り止め切欠部の側面の欠け、回転側密封環にクラック、密封摺動面の歪み発生を防止することができる。
(4)廻り止め切欠部は、切欠溝から周方向の一方に延びるように形成され、廻り止め凸部の背面と当接する廻り止め切欠部の側面は、周端に向かって深くなるように傾斜していることにより、廻り止め凸部が廻り止め切欠部から離脱しにくい。
(5)廻り止め切欠部は、切欠溝から周方向の一方に延びるように形成され、廻り止め凸部の背面と当接する廻り止め切欠部の側面は、周端に向かって浅くなるように傾斜していることにより、廻り止め凸部を廻り止め切欠部に嵌入しやすく、また、両者の周方向の相対回転に伴い両者を密接に係止させることができる。
(6)廻り止め切欠部は、切欠溝から周方向の一方に延びるように形成され、廻り止め凸部の背面と当接する廻り止め切欠部の側面は、回転軸と直交する面に平行に形成され、周端付近において軸方向に凹んだ凹部が形成されていることにより、廻り止め凸部が廻り止め切欠部から、一層、離脱しにくい。
(8)廻り止め切欠部は、切欠溝から周方向の双方に延びるように形成され、廻り止め凸部の背面と当接する廻り止め切欠部の側面は、周端に向かって深くなるように傾斜していることにより、回転軸が両方向のいずれかに回転する場合にも、廻り止め凸部が廻り止め切欠部から、一層、離脱しにくい。
(9)廻り止め切欠部は、切欠溝から周方向の双方に延びるように形成され、廻り止め凸部の背面と当接する廻り止め切欠部の側面は、周端に向かって浅くなるように傾斜していることにより、回転軸が両方向のいずれかに回転するタイプにおいても、廻り止め凸部を廻り止め切欠部に嵌入しやすく、また、両者の周方向の相対回転に伴い両者が密接に係止される。
(11)廻り止め切欠部の底面は、周方向の端部に向けて深さが浅くなるように形成されていることにより、廻り止め凸部と廻り止め切欠部の周方向の相対回転に伴い両者が密接に係止される。
図1において、紙面の左側は機外側であり、右側は機内側である。
また、回転側密封環5の密封摺動面S側の側面5c(特に、図3(c)参照。)には、切欠溝5bから周方向に延びるように廻り止め切欠部5dが設けられている。廻り止め切欠部5dの役割及び形状等については後に詳細に説明する。
なお、回転軸2が時計方向に回転される場合、廻り止め凸部11eは当接部5gと当接する。
なお、本発明において、回転側密封環5、ベローズ10、ケース11及びドライブリング12からなる組立体を回転側の構成部材ということがある。
図4は、回転側密封環5の外周面を見た平面図であり、廻り止め切欠部5dの種々の平面形状が示されている。
図4(a)では、廻り止め切欠部5dは切欠溝5bから周方向の一方に延びるように形成され、廻り止め凸部11eの背面11fと当接する廻り止め切欠部の側面5eは、回転軸と直交する面に平行に形成されている。この例は、加工が容易であり、オーソドックスな形状である。
また、廻り止め切欠部5dの周方向の長さRは、少なくとも廻り止め凸部11eの周方向の長さと同じであればよいが、廻り止め凸部11eが廻り止め切欠部5dから離脱する危険性を回避する意味で、切欠溝5bの周方向の最大幅bの1倍〜5倍に設定されることが望ましい。
図5(a)では、廻り止め切欠部5dの底面5hは、回転側密封環5の外周面と平行に形成されている。この例は、加工が容易であり、オーソドックスな形状である。
(1)回転側密封環5、ベローズ10、ケース11及びドライブリング12の組立体である回転側の構成部材の一体化における回転側密封環5の固定においては、ケース11の廻り止め凸部11eと回転側密封環5の廻り止め切欠部5dとの嵌合により一体的に係止されるものであり、カシメ手段又は不乾性接着剤による接着手段を用いることがないので、カシメ手段による回転側密封環5の歪み及びクラックの発生並びに不乾性接着剤の塗布ムラに起因する密封流体の漏れ、不乾性接着剤の密封摺動面Sへの付着を排除できる。その結果、回転側密封環5の寿命を向上させることができ、回転側の構成部材の一体化の信頼性を増大させ、密封摺動面Sの密封性を維持することができる。
(2)廻り止め切欠部5dの形状を工夫することにより、回転側密封環5とケース11との離脱を防止することができると共に嵌合を容易にすることができる。さらに、両者の嵌合状態を密接にすることができる。
具体的には、次のとおりである。
(a)廻り止め切欠部5dは切欠溝5bから周方向の一方に延びるように形成され、廻り止め凸部11eの背面11fと当接する廻り止め切欠部の側面5eは、回転軸と直交する面に非平行、すなわち、周端に向かって深くなるように傾斜していることにより、廻り止め凸部11eが廻り止め切欠部5dから離脱しにくい。
(b)廻り止め切欠部5dは切欠溝5bから周方向の一方に延びるように形成され、廻り止め凸部11eの背面11fと当接する廻り止め切欠部の側面5eは、回転軸と直交する面に非平行、すなわち、周端に向かって浅くなるように傾斜していることにより、廻り止め凸部11eを廻り止め切欠部5dに嵌入しやすく、また、両者の周方向の相対回転に伴い両者が密接に係止される。
(c)廻り止め切欠部5dは切欠溝5bから周方向の一方に延びるように形成され、廻り止め凸部11eの背面11fと当接する廻り止め切欠部の側面5eは、回転軸と直交する面に平行に形成され、周端付近において軸方向に凹んだ凹部が形成されていることにより、廻り止め凸部11eが廻り止め切欠部5dから、一層、離脱しにくい。
(d)廻り止め切欠部5dは切欠溝5bから周方向の双方に延びるように形成され、廻り止め凸部11eの背面11fと当接する側面5eは、回転軸と直交する面に平行に形成されていることにより、回転軸2が両方向に回転する場合にも、廻り止め凸部11eが廻り止め切欠部5dから離脱しにくい。
(e)廻り止め切欠部5dは切欠溝5bから周方向の双方に延びるように形成され、廻り止め凸部11eの背面11fと当接する廻り止め切欠部の側面5eは、回転軸と直交する面に非平行、すなわち、周端に向かって深くなるように傾斜していることにより、回転軸2が両方向に回転する場合にも、廻り止め凸部11eが廻り止め切欠部5dから、一層、離脱しにくい。
(f)廻り止め切欠部5dは切欠溝5bから周方向の双方に延びるように形成され、廻り止め凸部11eの背面11fと当接する廻り止め切欠部の側面5eは、回転軸と直交する面に非平行、すなわち、周端に向かって浅くなるように傾斜していることにより、回転軸2が両方向に回転するタイプにおいても、廻り止め凸部11eを廻り止め切欠部5dに嵌入しやすく、また、両者の周方向の相対回転に伴い両者が密接に係止される。
(g)廻り止め切欠部5dの底面5hは、周方向の端部に向けて深さが浅くなるように形成されていることにより、廻り止め凸部11eと廻り止め切欠部5dの周方向の相対回転に伴い両者が密接に係止される。
実施例2に係るメカニカルシールは、ベローズの回転側密封環の背面と当接する側に回転側密封環側に突出する複数の突起が設けられ構成されている点で、実施例1と相違するが、その他の点は実施例1と基本的に同じであり、実施例1と同じ部材には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
L2>L1の場合、ベローズ10がケース11内部に設置される際の力により先端頚部10aが変形し、ケース11の廻り止め凸部11eの背面11fと回転側密封環5の廻り止め切欠部5dの廻り止め切欠部の側面5eとは接触し、L2<L1の場合、ケース11の廻り止め凸部11eの背面11fと回転側密封環5の廻り止め切欠部5dの廻り止め切欠部の側面5eとは接触しない。
ケース11の廻り止め凸部11eの背面11fと回転側密封環5の廻り止め切欠部5dの廻り止め切欠部の側面5eとが接触した場合は、回転側密封環5の他の回転側の構成部材との組立が難しくなると共に、無理に嵌入すると廻り止め切欠部5dの廻り止め切欠部の側面5eが欠けたり、回転側密封環5にクラック、密封摺動面Sに歪みが発生し、漏れにつながる可能性がある。
一方、ケース11の廻り止め凸部11eの背面11fと回転側密封環5の廻り止め切欠部5dの側面5eとが接触しない場合は、両者の間に隙間が生じるため、回転側密封環5は不確実な係止状態となり、輸送、取扱いにおいて、回転側密封環5が脱落する可能性がある。
実施例2においては、突起20dのスプリング力により、回転側密封環5を常に押した状態にあるため、実施例1において懸念される点を払拭することができる。
(1)突起20dのスプリング力により、回転側密封環5を常に押した状態にあるため、輸送、取扱いにおいても回転側密封環5が周方向にずれて他の回転側の構成部材から離脱することが防止でき、回転側密封環5を他の回転側の構成部材に確実に係止することができる。
(2)ケース11の背面部11aの内側から廻り止め凸部11eの背面11fまでの軸方向長さL1と、ケース11の背面部11aの内側から回転側密封環5の廻り止め切欠部5dの側面5eまでの軸方向長さL2との寸法関係を厳密に求める必要がないので、製造が容易になる。
(3)組立が容易になると共に、無理に嵌入することによる廻り止め切欠部5dの側面5eの欠け、回転側密封環5にクラック、密封摺動面Sの歪み発生を防止することができる。
2 回転軸
3 軸封部
4 固定側密封環
5 回転側密封環
5a 背面
5b 切欠溝
5c 側面
5d 廻り止め切欠部
5e 廻り止め切欠部の側面
5f 廻り止め切欠部の当接部
5g 当接部
5h 廻り止め切欠部の底面
6 嵌合凹部
7 カップガスケット
8 カラー
9 付勢部材(コイルスプリング)
10 ベローズ
10a 先端頚部
10b 内径筒状部
11 ケース
11a 背面部
11c 突起
11d 端部
11e 廻り止め凸部
11f 廻り止め凸部の背面
11g 廻り止め凸部の側部
12 ドライブリング
12a 切欠溝
20 ベローズ
20c ベローズ密封面
20d 突起
Claims (11)
- ハウジングと回転軸との間に形成した軸封部に装着されて、ハウジングと回転軸との間をシールするメカニカルシールであって、付勢部材で軸方向に付勢された回転側密封環と回転軸の外周面の間を密封するベローズと、前記回転側密封環及び前記ベローズの外周に嵌着されたケースと、前記ベローズを回転軸に締め付けるドライブリングとを有するメカニカルシールにおいて、前記回転側密封環の外周部には軸方向に貫通する複数の切欠溝が設けられ、前記回転側密封環の密封摺動面側の側面には前記切欠溝から周方向に延びるように廻り止め切欠部が設けられ、前記ケースの前記回転側密封環側の端部には、前記切欠溝に対向して前記切欠溝を通過可能であるとともに、前記廻り止め切欠部の側面に軸方向に係止可能に、内径方向に膨出する廻り止め凸部が設けられることを特徴とするメカニカルシール。
- 前記ベローズの前記回転側密封環の背面と当接する側にはベローズ密封面が形成され、前記ベローズ密封面またはこの近傍には、前記ベローズ密封面より前記回転側密封環側に突出する突起が周方向に複数設けられ、前記突起は、前記回転側密封環と前記ベローズが一体化される際には突起が前記回転側密封環を軸方向に押すことにより、回転側密封環の背面とベローズ密封面とを非接触状態にさせると共に、メカニカルシールが前記ハウジングと回転軸との間に装着された際には弾性変形して前記回転側密封環の背面とベローズ密封面とが当接するように設定されることを特徴とする請求項1記載のメカニカルシール。
- 前記廻り止め切欠部は、切欠溝から周方向の一方に延びるように形成され、廻り止め凸部の背面と当接する廻り止め切欠部の前記側面は、回転軸と直交する面に平行に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のメカニカルシール。
- 廻り止め切欠部は、切欠溝から周方向の一方に延びるように形成され、廻り止め凸部の背面と当接する廻り止め切欠部の前記側面は、周端に向かって深くなるように傾斜していることを特徴とする請求項1または2記載のメカニカルシール。
- 廻り止め切欠部は、切欠溝から周方向の一方に延びるように形成され、廻り止め凸部の背面と当接する廻り止め切欠部の前記側面は、周端に向かって浅くなるように傾斜していることを特徴とする請求項1または2記載のメカニカルシール。
- 廻り止め切欠部は、切欠溝から周方向の一方に延びるように形成され、廻り止め凸部の背面と当接する廻り止め切欠部の前記側面は、回転軸と直交する面に平行に形成され、周端付近において軸方向に凹んだ凹部が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のメカニカルシール。
- 廻り止め切欠部は、切欠溝から周方向の双方に延びるように形成され、廻り止め凸部の背面と当接する廻り止め切欠部の前記側面は、回転軸と直交する面に平行に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のメカニカルシール。
- 廻り止め切欠部は、切欠溝から周方向の双方に延びるように形成され、廻り止め凸部の背面と当接する廻り止め切欠部の前記側面は、周端に向かって深くなるように傾斜していることを特徴とする請求項1または2記載のメカニカルシール。
- 廻り止め切欠部は、切欠溝から周方向の双方に延びるように形成され、廻り止め凸部の背面と当接する廻り止め切欠部の前記側面は、周端に向かって浅くなるように傾斜していることを特徴とする請求項1または2記載のメカニカルシール。
- 廻り止め切欠部の底面は、回転側密封環の外周面と平行に形成されていることを特徴とする請求項3ないし請求項9のいずれか1項に記載のメカニカルシール。
- 廻り止め切欠部の底面は、周方向の端部に向けて深さが浅くなるように形成されていることを特徴とする請求項3ないし請求項9のいずれか1項に記載のメカニカルシール。
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