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JP6459928B2 - 光走査装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents
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JP6459928B2 - 光走査装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、光線で被走査面上を走査する光走査装置、及びこれを用いた画像形成装置に関する。
例えばレーザープリンターや複写機等に用いられる一般的な光走査装置は、レーザー光線を発する光源と、前記レーザー光線を偏向し該レーザー光線によって被走査面を走査させる偏向体と、偏向された前記レーザー光線を感光体ドラムの周面(被走査面)上に結像させる走査レンズとを含む。このような光走査装置は、前記レーザー光線による走査ラインの書き出しタイミングを決定するために、走査幅の範囲外のレーザー光線を検知する同期センサーを備える。前記同期センサーが、レーザー光線を検知してから一定時間経過後に、走査ラインの被走査面への書き込みが開始される。
上記同期センサーとして一般に用いられているのは、前記レーザー光線を受光して同期信号を出力するBD(beam detect)センサーである。BDセンサーは、入射した光線を検出電圧に変換する光電変換素子と、該検出電圧が予め設定された閾値電圧を超過した場合に前記同期信号を出力する比較部とを含む。前記同期信号を基準として走査ラインの書き出しタイミングが決まるので、BDセンサーが本来の光線検出タイミング以外で前記同期信号を誤出力しないことが肝要となる。特許文献1には、走査レンズのエッジ部にレーザー光線が照射されることで生じるフレアーに起因する、BDセンサーの誤出力を抑止する技術が開示されている。
特開平6−3609号公報
しかしながら、BDセンサーの誤出力の要因は、走査レンズのエッジ部に起因するものに限らない。例えば、BDセンサーの光電変換素子は、一般に透光性の樹脂によってパッケージングされている。このパッケージのエッジ付近にレーザー光線が照射された段階で、当該パッケージ内で発生するフレアーによって前記光電変換素子が閾値電圧を超過する検出電圧を発生してしまい、前記比較部が同期信号を誤出力してしまうことがある。この誤出力の問題は、画像の解像度を上げるために線速を低下させる一方でレーザー光線の光量を低下させるようなケースにおいて顕著になる。
本発明の目的は、同期センサーの誤出力を防止できる光走査装置、及びこれを用いた画像形成装置を提供することにある。
本発明の一局面に係る光走査装置は、光線を発する光源と、前記光源から発せられる光線を偏向すると共に、前記光線で被走査面上を主走査方向に走査させる偏向体と、前記偏向体によって偏向された光線を前記被走査面上に結像させる走査レンズと、前記走査レンズを通過した光線が入射され、入射された光線の光量に対応する検出値が閾値を超過したときに同期信号を出力する同期センサーと、前記同期信号に基づいて、前記光線による前記被走査面上への走査ラインの書き込みを制御する制御部と、前記同期センサーの前記閾値を変更する変更手段と、を備え、前記同期センサーは、入射された光線を検出電圧に変換する光電変換素子と、前記光電変換素子を覆う透光性樹脂からなるパッケージ層と備え、前記パッケージ層は前記光線の入射面を有し、前記入射面は、前記光電変換素子の受光面に正対する正対領域と、該正対領域の周辺領域とを含み、前記制御部は、前記光線の光量を第1光量に設定する低解像モードの走査と、前記第1光量よりも低い第2光量に設定する高解像モードの走査とを実行可能であり、前記同期センサーは、前記低解像モードの走査が行われた際、前記正対領域に入射する光線が前記光電変換素子に受光されたときに生じる第1電圧ピークと、前記周辺領域に入射する前記光線によって前記パッケージ層内に生じるフレアーを含む光線が前記光電変換素子に受光されたときに生じる第2電圧ピークとを含み、前記第1電圧ピークが前記第2電圧ピークよりも高い前記検出電圧を出力し、前記高解像モードの走査が行われた際、前記正対領域に入射する光線が前記光電変換素子に受光されたときに生じる第3電圧ピークと、前記周辺領域に入射する前記光線によって前記パッケージ層内に生じるフレアーを含む光線が前記光電変換素子に受光されたときに生じる第4電圧ピークとを含み、前記第3電圧ピークが前記第4電圧ピークよりも高く、前記第3電圧ピークが前記第1電圧ピークよりも低く、前記第4電圧ピークが前記第2電圧ピークよりも低い前記検出電圧を出力するものであって、前記変更手段は、前記検出電圧と比較する閾値電圧を、前記閾値と扱って変更するものであって、前記低解像モードの走査では、前記閾値を、前記第1電圧ピークと前記第2電圧ピークとの間の第1閾値電圧に設定し、前記高解像モードの走査では、前記閾値を、前記第3電圧ピークと前記第4電圧ピークとの間の電圧であって、前記第1閾値電圧よりも低い第2閾値電圧に設定する。
この光走査装置によれば、同期センサーが同期信号を出力する基準となる閾値が、変更手段によって変更可能な構成である。このため、例えば光線の光量が変更された場合に、その光量に応じて、フレアー等の影響を除外することができる適切な閾値を設定することが可能となる。従って、同期センサーに同期信号を的確に出力させることができる。
上記の光走査装置において、前記同期センサーは、入射された光線を検出電圧に変換する光電変換素子と、前記検出電圧と閾値電圧とを比較し、前記検出電圧が前記閾値電圧を超過したときに前記同期信号を出力する比較部と、を備え、前記変更手段は、前記同期センサーの外部から前記比較部に前記閾値電圧を与えるものであって、該閾値電圧を前記光線の光量に応じて変更することが望ましい。
この光走査装置によれば、比較部が同期信号を出力する基準となる閾値電圧が、同期センサーの内部に固定的に設定されているのではなく、同期センサーの外部から、光線の光量に応じて与えられる。従って、前記比較部は、光量に応じて逐次設定される閾値電圧に基づいて、的確に同期信号を出力することができる。
上記の光走査装置において、前記制御部により制御され、前記光源が所定のタイミングで且つ指定された光量で光線を発するよう駆動する光源駆動部と、前記制御部が指定する光量に応じた参照光量信号を生成する光量調整部と、を備え、前記光源駆動部は、光源が現状で発している光線の光量に応じたモニター信号と、前記参照光量信号とを比較し、前記モニター信号が前記参照光量信号に一致するよう、前記光源を駆動するものであり、前記変更手段は、前記光量調整部と、前記参照光量信号を前記閾値電圧として前記比較部に入力させる配線部とを含む構成とすることができる。
この光走査装置によれば、制御部が光線の光量を調整すべく光源駆動部を制御する動作において、光量調整部が生成する参照光量信号を利用して、同期センサーの比較部に光量に応じた閾値電圧が与えられる。つまり、制御部による光量調整動作に連動して、同期信号を出力する基準となる閾値電圧が設定される。従って、光量の変化に追従して、適切な閾値電圧を確実に設定することができる。
上記の光走査装置において、前記制御部により制御され、前記光源が所定のタイミングで且つ所定の光量で光線を発するよう駆動する光源駆動部を備え、前記光源駆動部は、前記制御部から与えられる制御信号に基づいて、発する光線の光量を決定する光量自己設定部と、前記光量自己設定部により決定された光量に応じた参照光量信号を発生する信号発生部と、を含み、前記変更手段は、前記信号発生部と、前記参照光量信号を前記閾値電圧として前記比較部に入力させる配線部とを含む構成とすることができる。
この光走査装置においても、制御部が光線の光量を調整すべく光源駆動部を制御する動作において、信号発生部が生成する参照光量信号を利用して、同期センサーの比較部に光量に応じた閾値電圧を与えることができる。また、この光走査装置によれば、同期センサーと制御部との間を同期信号の送信のみのインターフェイスとすることができるので、制御構成を簡素化することができる。
上記の光走査装置において、前記同期センサーは、前記光電変換素子を覆う透光性樹脂からなるパッケージ層をさらに備え、前記パッケージ層は前記光線の入射面を有し、前記入射面は、前記光電変換素子の受光面に正対する正対領域と、該正対領域の周辺領域とを含むことが望ましい。
上記構成の同期センサーは、光線が前記周辺領域に入射した際にパッケージ層内においてフレアーが生じ易い。従って、閾値電圧を光量に応じて変化させるメリットが大きいものである。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、静電潜像を担持する像担持体と、前記像担持体の周面を前記被走査面として光線を照射する、上記に記載の光走査装置と、を備える。
本発明によれば、同期センサーが同期信号を出力する基準となる閾値を適宜変更することによって、同期センサーの誤出力を防止することができる。従って、走査ラインの書き出しタイミングが適正に設定され、高品質の画像形成を行い得る光走査装置及び画像形成装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 実施形態に係る光走査装置の主走査断面の構成を示す光路図である。 BDセンサーへのレーザー光線の入射状況を示す模式的な平面図である。 BDセンサーへのレーザー光線の入射状況を示す模式的な断面図である。 (A)は、BDセンサーが検出する光強度に応じた検出電圧と、閾値電圧との関係を示すグラフ、(B)及び(C)は、同期信号の出力状態を示す図である。 第1実施形態に係る光走査装置の制御構成を示すブロック図である。 BDセンサーの構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る光走査装置の制御動作を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る光走査装置の制御構成を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施形態に係る光走査装置について図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る光走査装置11を含む画像形成装置1の構成を概略的に示した断面図である。画像形成装置1は、光走査装置11、現像器12、帯電器13、感光体ドラム14(像担持体)、転写ローラー15、定着器16及び給紙カセット17を備えている。
感光体ドラム14は、円筒状の部材であり、その周面に静電潜像及びトナー像を担持する。感光体ドラム14は、図略のモーターからの駆動力を受けて、図1における時計回りの方向に回転される。帯電器13は、感光体ドラム14の表面を略一様に帯電する。
光走査装置11は、レーザーダイオード等の光源、偏向体、走査レンズ及び光学素子等を備え、帯電器13によって略一様に帯電された感光体ドラム14の周面(被走査面)に対して、画像データに応じたレーザー光線を照射して、画像データの静電潜像を形成する。この光走査装置11については、後記で詳述する。
現像器12は、静電潜像が形成された感光体ドラム14の周面にトナーを供給してトナー像を形成する。現像器12は、トナーを担持する現像ローラー、及びトナーを攪拌しつつ搬送するスクリューを含む。感光体ドラム14に形成されたトナー像は、給紙カセット17から繰り出され搬送路Pを搬送される記録紙に転写される。この現像器12には、図略のトナーコンテナからトナーが補給される。
感光体ドラム14の下方には転写ローラー15が対向して配設され、両者によって転写ニップ部が形成されている。転写ローラー15は、導電性を有するゴム材料等で構成されると共に転写バイアスが与えられ、感光体ドラム14に形成されたトナー像を前記記録紙に転写させる。
定着器16は、ヒーターを内蔵する定着ローラー160と、該定着ローラー160と定着ニップ部を形成する加圧ローラー161とを備える。前記定着ニップ部を、トナー像が形成された記録紙が通過することにより、トナー像が記録紙に定着される。
次に、画像形成装置1の画像形成動作について簡単に説明する。先ず、帯電器13により感光体ドラム14の表面が略均一に帯電される。帯電された感光体ドラム14の周面が、光走査装置11により露光され、記録紙に形成する画像の静電潜像が感光体ドラム14の表面に形成される。この静電潜像が、現像器12から感光体ドラム14の周面にトナーが供給されることにより、トナー像として顕在化される。一方、給紙カセット17からは記録紙が搬送路170に繰り出される。前記トナー像は、前記転写ニップ部を記録紙が通過することにより、当該記録紙に転写される。この転写動作が行われた後、記録紙は定着器16(前記定着ニップ部)に搬送され、記録紙にトナー像が固着される。
以下、光走査装置11について詳述する。図2は、光走査装置11の主走査断面の構成を示す光路図である。光走査装置11は、半導体レーザー21(光源)、コリメータレンズ22、シリンドリカルレンズ23、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラー24(偏向体)、第1走査レンズ25、第2走査レンズ26、BDレンズ27及びBDセンサー30(同期センサー)を備えている。図1は、走査レンズが2枚のレンズで構成されている例を示しているが、走査レンズが1枚の走査光学系としても良い。
半導体レーザー21は、所定の波長(例えば、780nm)のレーザー光線LB(光線)を発する光源である。この半導体レーザー21は、駆動回路部品を備えたLDドライバー28(図6)によって駆動される。LDドライバー28が半導体レーザー21に与える駆動電流によって、半導体レーザー21が発するレーザー光線LBの光量が定められる。
コリメータレンズ22は、半導体レーザー21から発せられ拡散するレーザー光線LBを平行光に変換する。シリンドリカルレンズ23は、コリメータレンズ22から出射されたレーザー光線LBを、主走査方向に長い線状光に変換してMEMSミラー24に結像させる。
MEMSミラー24は、半導体レーザー21から発せられたレーザー光線LBを偏向(反射)すると共に、偏向したレーザー光線LBによって感光体ドラム14の周面14S上を主走査方向に走査させる。図2に符号Rを付した範囲は、レーザー光線LBによる有効走査領域を示す。MEMSミラー24は、圧電駆動型のものであり、レーザー光線LBを反射するミラー部と、該ミラー部を揺動軸回りに揺動させる駆動部とを含む。なお、MEMSミラー24に代えて、ポリゴンミラーを用いるようにしても良い。
第1走査レンズ25及び第2走査レンズ26は、MEMSミラー24によって偏向されたレーザー光線LBを集光し、感光体ドラム14の周面14Sに結像させる。第1、第2走査レンズ25、26は、アークサイン特性を有するレンズであって、主走査方向に長尺のレンズである。BDレンズ27は、第1走査レンズ25を通過するものの、主走査方向において有効走査領域Rを外れたレーザー光線LBを、BDセンサー30の受光面に結像させる。
BDセンサー30は、一の主走査ラインについて感光体ドラム14の周面14Sにレーザー光線LBの照射を開始させるタイミングである書き出しタイミングを決定するために、有効走査領域Rの範囲外のレーザー光線LBを検出する。BDセンサー30は、入射されたレーザー光線LBを検出電圧(光量に対応する検出値)に変換し、前記検出電圧が所定の閾値電圧を超過したときに同期信号を出力する。具体的には、BDセンサー30は、閾値を超過するレーザー光線LBを検知していないときはハイレベルの信号を出力し、閾値を超過するレーザー光線LBを検知している間はローレベルの信号(同期信号)を出力する。
半導体レーザー21から発せられたレーザー光線LBは、コリメータレンズ22、図略の絞り、及びシリンドリカルレンズ23を経て、MEMSミラー24に入射する。その後、レーザー光線LBは、軸回りに揺動するMEMSミラー24で偏向され、第1、第2走査レンズ25、26を通過し、ドラム周面14Sに向かう。MEMSミラー24の揺動に伴い、レーザー光線LBは、ドラム周面14S上の有効走査領域Rに走査ラインを描画する。有効走査領域Rの走査の前に、レーザー光線LBはBDセンサー30に入射される。BDセンサー30が出力する同期信号に基づき、レーザー光線LBによる走査ラインの書き出しタイミングが決定される。
このように、BDセンサー30が出力する同期信号を基準として走査ラインの書き出しタイミングが決まるので、BDセンサー30が本来期待されるタイミングで前記同期信号を出力し、それ以外のタイミングでは同期信号を出力(誤出力)しないようにせねばならない。しかしながら、BDセンサー30の様々の要因で同期信号を誤出力してしまう場合がある。その大きな要因の一つを、図3乃至図5に基づいて説明する。
図3は、BDセンサー30へのレーザー光線LBの入射状況を示す模式的な平面図、図4はその断面図である。BDセンサー30は、光電変換素子31と、この光電変換素子31を覆うように封止するパッケージ層32とを含む。光電変換素子31は、受光した光を電圧に変換する素子であって、入射されたレーザー光線LBの光量に応じた検出電圧を生成する。パッケージ層32は、光電変換素子31を保護するための透光性樹脂のモールド層からなり、ここでは平面視で矩形の直方体からなる形状を有するものを例示している。
パッケージ層32はレーザー光線LBが入射する平面である入射面321を有する。入射面321は、BDレンズ27の出射面と向かい合う面であり、光電変換素子31の受光面に正対する正対領域32Cと、該正対領域32Cの周辺領域32E(入射面321のエッジ部付近)とを有している。
図3に示すように、所定径のレーザースポットLSを持つレーザー光線LBは、入射面321上を主走査方向に横断する。図中の矢印が横断経路である。この横断経路は、光電変換素子31の配置位置上に設定される。本来、レーザースポットLSが光電変換素子31の直上を通過するとき、光電変換素子31の受光光量がピークとなり、光電変換素子31は閾値電圧を超過する検出電圧を発生することが想定されている。つまり、図4に示すように、入射面321の正対領域32Cに入射するレーザー光線LB1が光電変換素子31に受光されたタイミングで、BDセンサー30が同期信号を出力することが、BDセンサー30の本来の動作である。
しかし、前記受光光量のピークが、レーザースポットLSが光電変換素子31の直上に至っていない段階で発生することがある。図4に示すように、例えば、入射面321の周辺領域32Eに、レーザー光線LB2が差し掛かった状態を想定する。レーザー光線LB2は、レーザー光線LB1よりも早いタイミングで入射面321に入射する光線である。このレーザー光線LB2がパッケージ層32のエッジで乱反射される等して当該パッケージ層32内でフレアーが発生し、光電変換素子31に光線が入射することがある。前記フレアーは、パッケージ層32のエッジ付近に存在する物品、例えばリード線にレーザー光線LBが反射されることによっても発生する。前記フレアーによって、意図せず前記受光光量のピークが発生し得る。
図5(A)は、BDセンサー30が検出する光強度に応じた検出電圧と、閾値電圧との関係を示すグラフである。このグラフの横軸は、図3に示すように、レーザー光線LBがパッケージ層32の入射面321を主走査方向に横切る時間を示し、縦軸は光電変換素子31が当該レーザー光線LBを光電変換によって発生する検出電圧を示す。図中に実線で描かれている第1プロファイルA1は、半導体レーザー21が発するレーザー光線LBの光量が、所定の第1光量である場合の、検出電圧の時間変化を示している。
第1プロファイルA1は、2つの受光ピークが生じることに起因する第1、第2電圧ピークP1、P2を有している。第1電圧ピークP1は、正対領域32Cに入射するレーザー光線LB1が光電変換素子31に受光されたとき(図4参照)に生じるピークである。これに対し、第2電圧ピークP2は、周辺領域32Eに入射するレーザー光線LB2によってパッケージ層32内に生じるフレアー等によって作られる、BDセンサー30にとっては無用のピークである。
図5(A)では、閾値電圧Thが、第1プロファイルA1の第1電圧ピークP1と第2電圧ピークP2との中間に設定されている。横軸の時間軸において、時刻t11は、第1プロファイルA1について検出電圧が閾値電圧Thを超過し始めた時刻、時刻t12は閾値電圧Thの超過が終わった時刻である。この場合、図5(B)に示すように、BDセンサー30の出力は、時刻t11〜t12の間においてハイレベルからローレベルに変化する。つまり、時刻t11〜t12の間に、同期信号SA1が出力される。
これに対し、図5(A)において点線で描かれている第2プロファイルA2は、レーザー光線LBの光量が、第1プロファイルA1の前記第1光量よりも大きい第2光量である場合の、検出電圧の時間変化を示している。この第2プロファイルA2も、同様に第1、第2電圧ピークP1′、P2′を有している。そして、第1電圧ピークP1′は勿論のこと、第2電圧ピークP2′も、閾値電圧Thを超過する電圧レベルである。
図5(A)の時間軸において、時刻t21は、第2プロファイルA2について検出電圧が閾値電圧Thを超過し始めた時刻、時刻t22は閾値電圧Thの超過が終わった時刻である。時刻t21は、フレアーに起因する第2電圧ピークP2′によって閾値電圧Thを超過する事象が発生した時刻である。この場合、図5(C)に示すように、BDセンサー30の出力は、時刻t21〜t22の間においてハイレベルからローレベルに変化する。つまり、時刻t11より早い時刻t21から、t12より遅い時刻t22の間に、同期信号SA2が出力される。
例えば、同期信号の立ち上がり時刻(t11又はt21)で走査ラインの書き出しタイミングを決定する場合、レーザー光線LBが第1プロファイルA1を作る光量であれば、適正な書き出しタイミングを設定することができる。しかし、レーザー光線LBが第2プロファイルA2を作る光量に変更された場合、書き出しタイミングは本来よりも早い時刻に設定されてしまうことになる。これは、閾値電圧Thが第2プロファイルA2にマッチしていないことが原因であり、当該第2プロファイルA2の場合は、第1電圧ピークP1′と第2電圧ピークP2′との中間の電圧レベルに、閾値電圧Th′を設定するべきである。
光走査装置11においてレーザー光線LBの光量は、環境条件等によって微調整される他、画像形成条件によって大きく変更される場合がある。例えば、走査速度(MEMSミラー24の揺動速度)、感光体ドラム14の回転速度(線速)、形成する画像の解像度や濃度によって、レーザー光線LBの光量は変更される。特に、解像度を低解像モードと高解像モードとの間で変更する場合、前記光量は大きく変更される。
例えば、低解像モードでは線速V1で画像形成が行われ、高解像モードでは、走査速度を変更することなく、半分の線速V2=V1/2で画像形成が行わる場合を想定する。この場合、高解像モードにおいては、線速が1/2に低下するので、低解像モードと同じ光量でレーザー光線LBを照射すると、単位面積当たりの光量が倍になってしまう。従って、高解像モードでは、レーザー光線LBの光量を低解像モードの半分に低下させる必要がある。
このような光量変更を図5(A)のグラフに当て嵌めると、高解像モードでは第1プロファイルA1が作られ、低解像モードでは第2プロファイルA2が作られることになる。従来のBDセンサー30においては、同期信号の発生基準となる閾値は、一定値に固定されている。例えば、コンパレーターの閾値入力端子に固定抵抗を接続することで、固定的な閾値電圧に設定される。例えば、閾値が図5(A)の閾値電圧Thに設定されている場合、当該BDセンサー30は、高解像モードでは的確な同期信号を出力することができる。しかし、低解像モードでは、フレアーの発生状況によっては、本来のタイミングよりも早く同期信号を出力してしまうことがある。
一方、閾値が閾値電圧Th′に設定されると、低解像モードでは的確な同期信号を出力することができるが、高解像モードでは同期信号を出力できない場合も生じ得る。第1プロファイルA1の第1電圧ピークP1を検出できるよう閾値電圧Th′を低いレベルに設定するとしても、当該第1電圧ピークP1と第2プロファイルA2のフレアーに起因する第2電圧ピークP2′とに差異が少ないので、両者の切り分けが困難になるという問題が生じる。
以上のような問題に鑑みて、本実施形態の光走査装置11では、BDセンサー30が同期信号を出力する基準となる閾値を変更する変更手段を具備させている。これにより、例えばレーザー光線LBの光量が画像解像度に応じて変更された場合に、その光量に応じて、フレアー等の影響を除外することができる適切な閾値を設定することを可能としている。従って、BDセンサー30に同期信号を的確に出力させることができ、高品質の画像形成を達成することができる。以下、前記変更手段の具体例を説明する。
図6は、第1実施形態に係る光走査装置11の制御構成を示すブロック図である。光走査装置11は、上述の半導体レーザー21及びBDセンサー30に加え、LDドライバー28(光源駆動部)を備える。また、画像形成装置1は、光走査装置11の駆動制御のために、コントローラー40(制御部)及び光量調整部41(変更手段)を備える。
LDドライバー28は、コントローラー40によって制御され、半導体レーザー21を、コントローラー40によって指定された所定のタイミングで、且つ、指定された光量で発光させる発光制御を行う。LDドライバー28には、半導体レーザー21の現状の発光状態を示すモニター電流が与えられる。すなわち、半導体レーザー21には、発光のモニター用の受光素子が内蔵されている。前記受光素子は、半導体レーザー21が発する光線の一部を受光し、これを光電変換したモニター電流(モニター信号)をLDドライバー28に対して出力する。
BDセンサー30は、既述の通りレーザー光線LBを受光して同期信号を生成する。この同期信号は、コントローラー40に対して出力される。図7は、BDセンサー30の構成を示すブロック図である。BDセンサー30は、光電変換素子31と比較部33とを含む。光電変換素子31は、上述の通り、レーザー光線LBを受光し、当該レーザー光線LBの光量に応じた検出電圧を生成する。
比較部33は、いわゆるコンパレーターであり、負入力端子、正入力端子及び出力端子を備える。負入力端子には、BDセンサー30の内部の光電変換素子31から与えられる検出電圧が入力される。正入力端子には、外部から与えられる閾値電圧が入力される。出力端子は、コントローラー40に接続されている。比較部33は、前記検出電圧と前記閾値電圧とを比較し、その比較結果に基づきHi−Lowの信号を出力端子から出力する。本実施形態では、前記検出電圧が前記閾値電圧を超過したときに、同期信号に相当するローレベルの信号を出力する。
コントローラー40は、画像形成装置1が形成する画像の画像データに基づき、光走査装置11によるドラム周面14Sへの静電潜像の形成動作を制御する。具体的にはコントローラー40は、前記画像データに基づいて発光データを生成し、LDドライバー28に対して出力する。発光データの出力のタイミングは、BDセンサー30から与えられる同期信号に基づいて定められる。つまり、コントローラー40は、同期信号に基づいて、レーザー光線LBによるドラム周面14Sへの走査ラインの書き込みタイミングを制御する。この他、コントローラー40は、画像データに基づかない発光データ、例えば、光量キャリブレーションやLDドライバー28の初期化の際に必要な強制発光信号などをLDドライバー28に与える。
また、コントローラー40は、レーザー光線LBの光量を変更する制御も行う。光量の変更は、例えばプリント速度の変更や上述の高解像モードと低解像モードとの間の変更によって画像形成の線速を変更する場合や、光量キャリブレーションなどの場合に行われる。コントローラー40は、光量を変更する場合、その光量変更に応じた制御信号を光量調整部41に対して出力する。
光量調整部41は、コントローラー40から与えられる制御信号が指定する光量に応じた参照光量信号を生成する。参照光量信号は、指定光量が大きいほど大きくなる電圧信号である。光量調整部41は、LDドライバー28と第1配線411で、BDセンサー30と第2配線412(配線部;変更手段の一部)で電気的に接続されている。従って、光量調整部41が生成する参照光量信号は、LDドライバー28とBDセンサー30とにパラレルに与えられる。光量調整部41は、コントローラー40に内蔵される回路部であっても良く、或いは、コントローラー40から与えられるデジタル指示信号を、参照光量信号に対応するアナログ信号に変換するDAコンバーターであっても良い。
LDドライバー28は、半導体レーザー21から与えられる前記モニター電流の電圧変換値と、光量調整部41から与えられる参照光量信号の電圧値とを比較し、両者が一致するように半導体レーザー21を駆動する。すなわち、前記モニター電流は、半導体レーザー21が現状で発しているレーザー光線LBの光量に応じた値となるので、これを参照光量信号に一致させることで、コントローラー40が指定する光量で半導体レーザー21を発光させることができる。
BDセンサー30に向かう第2配線412の終端は、比較部33の正入力端子に接続されている。つまり、第2配線412は、上述の参照光量信号を、前記検出電圧と比較される閾値電圧として比較部33に入力するための配線である。BDセンサー30側からみると、正入力端子に入力される閾値電圧は、固定抵抗などによって作られる一定の電圧ではなく、外部の光量調整部41から与えられ、コントローラー40が指定するレーザー光線LBの光量に応じて変動する閾値電圧となる。この第1実施形態においては、参照光量信号を生成する光量調整部41と、当該参照光量信号を比較部33に与える第2配線412とが、BDセンサー30の閾値電圧を変更する変更手段として機能する。
比較部33に与えられる閾値電圧がレーザー光線LBの光量に応じて変更されるので、当該比較部33は、光量に応じて同期信号を的確なタイミングで出力させることができる。図5(A)に示す例で説明すると、高解像モードの第1プロファイルA1を作る光量をコントローラー40が指定している場合には、参照光量信号によって閾値電圧Thが設定され、また、低解像モードの第2プロファイルA2が指定されている場合は、閾値電圧Thよりも高い電圧の閾値電圧Th′が設定されることになる。高解像モードの閾値電圧Thは、正対領域32Cに入射するレーザー光線LBが受光されたときの第1電圧ピークP1と、フレアー等によって作られる第2電圧ピークP2との間に設定される(P1>Th>P2)。同様に、低解像モードの閾値電圧Th′は、P1′>Th′>P2′を満たすように設定される。これにより、閾値電圧レベルの不適切さに伴う、同期信号の誤出力や出力漏れなどを解消することができる。
比較部33の正入力端子に適切な範囲の閾値電圧を入力する方法としては、第1配線411に組み入れる分圧抵抗の抵抗値を適正に選ぶ方法が挙げられる。例えば、LDドライバー28に0〜1Vの範囲の電圧が入力され、比較部33には0〜0.5Vの範囲の電圧の入力を意図する場合は、参照光量信号に相当する電圧がそのような分圧比で分配されるように、前記分圧抵抗の抵抗値が選択される。なお、分圧抵抗に依存せずに、比較部33の設定によって、参照光量信号が直接的に正入力端子に与えられるようにしても良い。
以上の構成によれば、比較部33には光量を決定する参照光量信号に比例した閾値電圧が、動的に与えられるようになる。このため、BDセンサー30の本来的な検出電圧(第1電圧ピークP1、P1′)と閾値電圧の比は一定に保たれる。また、光電変換素子31を覆うパッケージ層32内に生じるフレアーも、レーザー光線LBの光量に概ね比例する。従って、例えば上掲の例の通り、閾値電圧をTh〜Th′へ、P1>Th>P2及びP1′>Th′>P2′の条件を満たす状況下で変更することで、フレアーによる同期信号の誤出力を確実に防止することができる。
なお、レーザー光線LBでドラム周面14Sを走査している最中に、当該レーザー光線LBの光量を急激に低下させるような場合があり得る。この場合、参照光量信号によって比較部33に与えられる閾値電圧も急激に低下することから、光走査装置11のハウジング内で何らかの要因で発生するフレアーによって、光電変換素子31の検出電圧が閾値電圧を越えてしまう場合が起こり得る。この不具合は、BDセンサー30の配置位置付近をレーザー光線LBが走査するタイミング以外は、コントローラー40が同期信号を受け付けないようにするマスク処理を施すことで回避することができる。
図8は、第1実施形態に係る光走査装置11の制御動作を示すフローチャートである。画像形成動作が開始されると、コントローラー40は、形成すべき画像の画像データを受信し、これに応じてレーザー光線LBの光量を指定する。光量調整部41は、コントローラー40からの指定光量に応じた参照光量信号C1を生成する。この参照光量信号C1は、LDドライバー28に与えられると共に、BDセンサー30の比較部33に、閾値電圧Th1として与えられる(ステップS1)。
同時にコントローラー40は、画像データに基づいて発光データを生成し、LDドライバー28に対して出力する(ステップS2)。そして、LDドライバー28によって、BDセンサー30の同期信号に基づくタイミングで、また、参照光量信号C1に基づく光量で、半導体レーザー21が駆動され、レーザー光線LBによるドラム周面14Sの走査が行われる(ステップS3)。
次にコントローラー40は、解像モードやプリント速度の変更等により、レーザー光線LBの光量変更が必要か否かを判定する(ステップS4)。光量変更が行われない場合(ステップS4でNO)、参照光量信号はC1から変更されず、閾値電圧もTh1から変更されずに、処理が繰り返される。
これに対し、光量変更が必要な場合(ステップS4でYES)、コントローラー40は光量調整部41に指定光量を変更する制御信号を送る。これを受けて、光量調整部41はC1とは電圧値の異なる新たな参照光量信号C2を生成する。これに伴い。比較部33に与えられる閾値電圧もTh1からTh2に変更される(ステップS5)。
コントローラー40は、画像データに基づいて発光データを生成し、LDドライバー28に対して出力する(ステップS6)。そして、LDドライバー28は、変更後された参照光量信号C2に基づく光量で、且つ、閾値電圧=Th2に基づき出力される同期信号による発光データに基づいて、半導体レーザー21を駆動する(ステップS7)。そして、コントローラー40は、レーザー光線LBの光量変更が必要か否かを判定する(ステップS8)。光量変更が行われない場合(ステップS8でNO)、参照光量信号=C2、閾値電圧Th2が維持され、光量変更が必要な場合(ステップS8でYES)は、新たな参照光量信号及び閾値電圧が設定される。以下、このような処理が繰り返される。
以上説明した第1実施形態に係る光走査装置11によれば、BDセンサー30が同期信号を出力する基準となる閾値電圧が、光量調整部41が発生する参照光量信号に連動して変更される構成を備える。このため、レーザー光線LBの光量が変更された場合、その光量に応じて、フレアー等の影響を除外可能な閾値電圧を設定することができる。従って、BDセンサー30に同期信号を的確なタイミングで出力させることができる。さらに、コントローラー40によるLDドライバー28の光量調整動作に連動して、同期信号を出力する基準となる閾値電圧が設定される。従って、レーザー光線LBの光量変化に追従して、適切な閾値電圧を確実に設定することができる。
図9は、第2実施形態に係る光走査装置11Aの制御構成を示すブロック図である。光走査装置11Aは、第1実施形態と同じ半導体レーザー21及びBDセンサー30と、光量決定機能を有するLDドライバー28A(光源駆動部)とを備える。画像形成装置1は、光走査装置11Aの駆動制御のために、コントローラー40A(制御部)を備える。第1実施形態と相違する点は、第2実施形態ではコントローラー40A側においては参照光量信号は生成されず、LDドライバー28A側で参照光量信号が生成される点である。
LDドライバー28Aは、コントローラー40によって制御され、半導体レーザー21を、コントローラー40によって指定された所定のタイミングで、且つ自己が決定した所定の光量で発光させる発光制御を行う。LDドライバー28Aに対して半導体レーザー21からモニター電流が与えられる点は、第1実施形態と同様である。
LDドライバー28Aは、さらに機能的に、光量自己設定部281及び信号発生部282を備えている。光量自己設定部281は、コントローラー40から与えられる制御信号に基づいて、半導体レーザー21が発するレーザー光線LBの光量を決定する。光量自己設定部281は、前記制御信号として例えば解像度の変更に係る制御信号を受け取り、指定光量を設定する。信号発生部282は、光量自己設定部281により決定された指定光量に応じた参照光量信号を生成する。LDドライバー28Aは、半導体レーザー21から与えられる前記モニター電流の電圧変換値と、信号発生部282が生成する参照光量信号の電圧値とを比較し、両者が一致するように半導体レーザー21を駆動する。
信号発生部282が生成する参照光量信号は、BDセンサー30に入力される。詳しくは、LDドライバー28AとBDセンサー30の比較部33とは、第3配線413により電気的に接続されている。信号発生部282が生成する前記参照光量信号は、第3配線413を経由して、閾値電圧として比較部33の正入力端子(図7参照)に入力される。比較部33は、この閾値電圧と光電変換素子31による検出電圧とを比較し、前記検出電圧が前記閾値電圧を超過したときに同期信号を出力する。第2実施形態では、参照光量信号を生成する信号発生部282と、当該参照光量信号を比較部33に与える第3配線413とが、BDセンサー30の閾値電圧を変更する変更手段として機能する。
第2実施形態に係る光走査装置11Aにおいても、コントローラー40Aがレーザー光線LBの光量を調整すべくLDドライバー28Aを制御する動作において、信号発生部282が生成する参照光量信号を利用して、BDセンサー30の比較部33にレーザー光線LBの光量に応じた閾値電圧を与えることができる。また、光走査装置11Aによれば、BDセンサー30は光走査装置11Aが内部的に備えているLDドライバー28Aから、第3配線413を通して参照光量信号を取得する構成である。第1実施形態のように、コントローラー40側から参照光量信号を取得する場合は、両者間にインターフェイスが必要となるが、第2実施形態によればこれを省くことができ、配線を簡素化できる利点がある。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変形実施形態を採ることができる。例えば、上記実施形態では、閾値電圧として参照光量信号を利用する例を示したが、レーザー光線LBの光量に応じて変化する信号であれば、特に限定はない。また、閾値電圧の変更は、線速の変更や光量キャリブレーションの際だけに限られない。例えば、レーザー光線LBのレーザースポットLSのプロファイルの変化等に伴う、被走査面上における実質的な光量変化に伴い、閾値電圧を変更するようにしても良い。
1 画像形成装置
11 光走査装置
14 感光体ドラム(像担持体)
14S 周面(被走査面)
21 半導体レーザー(光源)
24 MEMSミラー(偏向体)
25、26 第1、第2走査レンズ
28、28A LDドライバー(光源駆動部)
281 光量自己設定部
282 信号発生部(変更手段)
30 BDセンサー(同期センサー)
31 光電変換素子
32 パッケージ層
321 入射面
32C 正対領域
32Eの周辺領域
33 比較部
40、40A コントローラー(制御部)
41 光量調整部(変更手段)
411、412、413 第1、第2、第3配線(変更手段;配線部)
LB レーザー光線

Claims (6)

  1. 光線を発する光源と、
    前記光源から発せられる光線を偏向すると共に、前記光線で被走査面上を主走査方向に走査させる偏向体と、
    前記偏向体によって偏向された光線を前記被走査面上に結像させる走査レンズと、
    前記走査レンズを通過した光線が入射され、入射された光線の光量に対応する検出値が閾値を超過したときに同期信号を出力する同期センサーと、
    前記同期信号に基づいて、前記光線による前記被走査面上への走査ラインの書き込みを制御する制御部と、
    前記同期センサーの前記閾値を変更する変更手段と、
    を備え
    前記同期センサーは、入射された光線を検出電圧に変換する光電変換素子と、前記光電変換素子を覆う透光性樹脂からなるパッケージ層と備え、前記パッケージ層は前記光線の入射面を有し、前記入射面は、前記光電変換素子の受光面に正対する正対領域と、該正対領域の周辺領域とを含み、
    前記制御部は、前記光線の光量を第1光量に設定する低解像モードの走査と、前記第1光量よりも低い第2光量に設定する高解像モードの走査とを実行可能であり、
    前記同期センサーは、
    前記低解像モードの走査が行われた際、前記正対領域に入射する光線が前記光電変換素子に受光されたときに生じる第1電圧ピークと、前記周辺領域に入射する前記光線によって前記パッケージ層内に生じるフレアーを含む光線が前記光電変換素子に受光されたときに生じる第2電圧ピークとを含み、前記第1電圧ピークが前記第2電圧ピークよりも高い前記検出電圧を出力し、
    前記高解像モードの走査が行われた際、前記正対領域に入射する光線が前記光電変換素子に受光されたときに生じる第3電圧ピークと、前記周辺領域に入射する前記光線によって前記パッケージ層内に生じるフレアーを含む光線が前記光電変換素子に受光されたときに生じる第4電圧ピークとを含み、前記第3電圧ピークが前記第4電圧ピークよりも高く、前記第3電圧ピークが前記第1電圧ピークよりも低く、前記第4電圧ピークが前記第2電圧ピークよりも低い前記検出電圧を出力するものであって、
    前記変更手段は、
    前記検出電圧と比較する閾値電圧を、前記閾値と扱って変更するものであって、
    前記低解像モードの走査では、前記閾値を、前記第1電圧ピークと前記第2電圧ピークとの間の第1閾値電圧に設定し、
    前記高解像モードの走査では、前記閾値を、前記第3電圧ピークと前記第4電圧ピークとの間の電圧であって、前記第1閾値電圧よりも低い第2閾値電圧に設定する、光走査装置。
  2. 請求項1に記載の光走査装置において、
    前記同期センサーは
    記検出電圧と閾値電圧とを比較し、前記検出電圧が前記閾値電圧を超過したときに前記同期信号を出力する比較部と、を備え、
    前記変更手段は、前記同期センサーの外部から前記比較部に前記閾値電圧を与えるものであって、該閾値電圧を前記光線の光量に応じて変更する、光走査装置。
  3. 請求項2に記載の光走査装置において、
    前記制御部により制御され、前記光源が所定のタイミングで且つ指定された光量で光線を発するよう駆動する光源駆動部と、
    前記制御部が指定する光量に応じた参照光量信号を生成する光量調整部と、を備え、
    前記光源駆動部は、光源が現状で発している光線の光量に応じたモニター信号と、前記参照光量信号とを比較し、前記モニター信号が前記参照光量信号に一致するよう、前記光源を駆動するものであり、
    前記変更手段は、前記光量調整部と、前記参照光量信号を前記閾値電圧として前記比較部に入力させる配線部とを含む、光走査装置。
  4. 請求項2に記載の光走査装置において、
    前記制御部により制御され、前記光源が所定のタイミングで且つ所定の光量で光線を発するよう駆動する光源駆動部、を備え、
    前記光源駆動部は、前記制御部から与えられる制御信号に基づいて、発する光線の光量を決定する光量自己設定部と、前記光量自己設定部により決定された光量に応じた参照光量信号を発生する信号発生部と、を含み、
    前記変更手段は、前記信号発生部と、前記参照光量信号を前記閾値電圧として前記比較部に入力させる配線部とを含む、光走査装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の光走査装置において、
    前記制御部は、前記同期センサーの配置位置付近を前記光線が走査するタイミング以外は、当該制御部が前記同期信号を受け付けないようにするマスク処理部を備える、
    光走査装置。
  6. 静電潜像を担持する像担持体と、
    前記像担持体の周面を前記被走査面として光線を照射する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の光走査装置と、
    を備える画像形成装置。
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