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JP6462982B2 - スキンケア用ローション - Google Patents
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JP6462982B2 - スキンケア用ローション - Google Patents

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Description

本発明は、スキンケアのために使用されるクリーム、化粧水、乳液等のローションに関するものであり、詳しくは、優れたシワ・シミ取り効果、美白効果、日焼け防止効果、皮膚炎の改善効果を発現可能なスキンケア用ローションに関するものである。
顔面の皮膚老化を防いで、シワ・シミ取り効果や美白効果を発現させるためのスキンケア用ローションとして、ビタミンC、ビタミンE、SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)、カタラーゼ等の抗酸化剤、グリチルリチン酸等の抗炎症剤、各種の紫外線吸収剤、α−ヒドロキシカルボン酸、胎盤抽出液、γ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸等の細胞賦活成分、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸等の細胞外マトリックス成分、尿素等の保湿剤等を含有したものが知られている。また、特許文献1の如く、生理活性成分を含有したものも提案されている。
特開2009−120521号公報
しかしながら、上記従来のスキンケア用ローションは、必ずしもシワ・シミ取り効果や美白効果が十分であるとは言えない。また、十分なシワ・シミ取り効果や美白効果を発現させるために、使用量を多くすると、皮膚への刺激が強くなり、場合によっては、却って皮膚が炎症を起こしてしまうこともある。
本発明の目的は、上記従来のスキンケア用ローションが有する問題点を解消し、優れたシワ・シミ取り効果、美白効果を奏するのみならず、日焼け防止効果、皮膚炎(アトピー性皮膚炎等)の改善効果をも奏する実用性の高いスキンケア用ローションを提供することにある。
本発明の内、請求項1に記載された発明は、スキンケアのために使用されるローションであって、プロポリスおよびアミノ酸を含有しており、アミノ酸が、L−システイン、L−リシン塩酸塩、および、L−アルギニンを含有したものであり、かつ、アミノ酸に対するプロポリスの添加比率が、5%以上20%未満であり、かつ、プロポリスが、固形分濃度10%〜30%のエタノール抽出液を0.01〜15質量%含有させることによって、0.001質量%〜4.5質量%添加したものであり、なおかつ、ヒアルロン酸0.005質量%〜5質量%とフコイダン0.005質量%〜5質量%と植物エキス0.1質量%〜5質量%とを含有することを特徴とするスキンケア用ローションである。なお、スキンケア用ローションとは、スキンケアのために使用されるローションであって、クリーム、化粧水、乳液等のことである。
本発明に係るスキンケア用ローションは、優れたシワ取り作用、美肌化、美白化作用を有する。その上、顔や手足に薄く塗布するだけで、効果的に日焼けを防止することができるので、皮膚ガン発症の抑制および皮膚ガンの症状の改善にも効果を奏する。加えて、皮膚炎(アトピー性皮膚炎等)の症状の改善にも優れた効果を奏する。
本発明に係るスキンケア用ローションは、プロポリスおよびアミノ酸を含有することを特徴とするものである。本発明でいうプロポリス(Propolis)とは、植物が分泌した種々の物質をミツバチが採集して営巣に用いる粘着性の物質のことであり、所謂、蜂ヤニのことである。本発明に係るスキンケア用ローションには、このプロポリスの固形分濃度が10%〜30%の抽出溶液(エタノール溶液等)を、0.01〜15質量%含有させるのが好ましく、3.0〜10質量%含有させるのがより好ましい(したがって、固形分濃度としては、0.001質量%〜4.5質量%含有させるのが好ましく、0.3質量%〜3.0質量%含有させるのがより好ましい)。また、プロポリスの抽出溶液としては、固形分濃度が約20%の抽出溶液を用いるのが最も好ましい。プロポリスの添加量が、上記した範囲を下回ると(固形分濃度が0.001質量%を下回ると)、十分なシワ・シミ取り効果、美肌化・美白化効果、日焼け防止効果、皮膚炎改善効果が得られないので好ましくなく、プロポリスの添加量が、上記した範囲を上回ると(固形分濃度が4.5質量%を上回ると)、不経済である上、皮膚に塗布した際のべとつき感が高くなったり、スキンケア用ローションの臭いが不良となったりするので好ましくない。
また、本発明に係るスキンケア用ローションには、アミノ酸を含有させることが必要である。かかるアミノ酸としては、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン、グルタミン酸、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リシン(リジンとも称される)、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、トレオニン、トリプトファン、チロシン、バリン、ギャバ(γ−アミノ酪酸)の21種類のアミノ酸の内のLタイプのもの、あるいはそれらの塩酸塩、硫酸塩等の誘導体等を用いることができるが、システイン、アルギニン、リシン、トレオニン、アスパラギン酸、ギャバ、あるいはそれらの誘導体の内の1種、または2種以上を混合してなるものであると、少ない分量で、効率的にシワ・シミ取り効果、美肌化・美白化効果、日焼け防止効果、皮膚炎改善効果を発揮することが可能となるので好ましい。加えて、システイン、アルギニン、リシンを混合して用いると、非常に高いシワ・シミ取り効果、美肌化・美白化効果、日焼け防止効果、皮膚炎改善効果が得られるので好ましい。また、本発明に係るスキンケア用ローションにおいてプロポリスとともに用いるアミノ酸として、システイン(L−システイン)、アルギニン(L−アルギニン)、リシン(L−リシン)あるいはそれらの塩酸塩(もしくはそれらの内の1種または2種以上の組み合わせ)を用いると、きわめて高いシワ・シミ取り効果、美肌化・美白化効果、日焼け防止効果、皮膚炎改善効果が得られるので好ましい。
本発明に係るスキンケア用ローションには、上記したアミノ酸(あるいはその誘導体)を、0.05〜10質量%含有させるのが好ましく、0.1〜5質量%含有させるのがより好ましい。アミノ酸またはその誘導体の含有量が、上記した範囲を下回ると、プロポリスとの相乗作用が得られず、十分なシワ・シミ取り効果、美肌化・美白化効果、日焼け防止効果、皮膚炎改善効果が得られないので好ましくなく、アミノ酸またはその誘導体の含有量が、上記した範囲を上回ると、不経済である上、却って皮膚の炎症を誘発してしまう虞れがあるので好ましくない。
一方、本発明に係るスキンケア用ローションにおけるアミノ酸に対するプロポリス(純成分)の添加比率は、特に限定されないが、当該添加比率が0.1%以上100%未満であると、プロポリスとアミノ酸との相乗作用によって、より高いシワ・シミ取り効果、美肌化・美白化効果、日焼け防止効果、皮膚炎改善効果が得られるので好ましく、3%〜30%であると一層好ましく、5%〜20%であると特に好ましい。
さらに、本発明に係るスキンケア用ローションには、保湿、抗菌、血行促進、腐敗防止の目的で、植物エキスを添加するのが好ましい。当該植物エキスとしては、各種のものを用いることができるが、クララ葉エキス、ショウガ根エキス(ショウキョウエキス)、センキュウエキス、トウキエキス(トウキ根エキス)、オタネニンジン根エキスを用いるのが好ましい。特に、クララ葉エキスを添加すると、保湿、血行促進、抗菌、抗酸化、皮膚の収斂、止痒等の作用効果の他に、美白、日焼け防止、日焼け後の皮膚の修復等の効果も得られるので好ましく、ショウガ根エキスを添加すると、血行促進、抗菌、抗酸化、止痒等の作用効果が得られるので好ましく、センキュウエキスを添加すると、消炎、鎮静、血行促進等の作用効果が得られるので好ましく、トウキエキスを添加すると、保湿、抹消血管拡張、血行促進、抗炎症、抗アレルギー、強壮、鎮痛等の作用効果の他に、美白効果も得られる上、抗腫瘍効果も期待できるので好ましく、モモ葉エキスを添加すると、保湿、抗菌、抗酸化、消炎、皮膚の収斂、刺激緩和等の作用効果が得られるので好ましく、オタネニンジン根エキスを添加すると、代謝促進、血行促進等の作用効果の他に、シワ防止、肌荒れ防止等の効果も得られるので好ましい。
また、上記した植物エキスは、単独で用いることもできるが、2種類以上混合して用いると、それらの植物エキスの相乗的な作用によって、少量の添加により効率的に保湿、抗菌、血行促進、腐敗防止等の効果を発現させることが可能となるので好ましい。加えて、植物エキスの添加量は、特に限定されないが、固形分の合計で0.1〜5質量%添加するのが好ましく、0.5〜3質量%添加するのがより好ましい。植物エキスの添加量が0.1質量%を下回ると、十分な保湿、抗菌、血行促進、腐敗防止効果等が得られないので好ましくなく、反対に、植物エキスの添加量が5質量%を上回ると、不経済である上、スキンケア用ローションの外観や臭いが不良となる虞れがあるので好ましくない。
さらに、本発明に係るスキンケア用ローションには、必須成分であるプロポリス、アミノ酸の他に、通常スキンケア用ローションに用いられる成分、たとえば、油性成分、合成系あるいは天然物系の界面活性剤、保湿剤、防腐剤(抗菌・殺菌剤)、粉体成分、紫外線吸収剤、抗酸化剤、色素、香料等を、必要に応じて適宜配合することができる。加えて、本発明に係るスキンケア用ローションには、必要に応じて、各種のアルコールや発酵アルコール、グリコール類(ブチルグリコール等)、増粘剤(粘度調整剤)、PH調整剤等を添加することも可能である。
油性成分としては、たとえば、オリーブ油、ホホバ油、ヒマシ油、大豆油、米油、米胚芽油、ヤシ油、パーム油、カカオ油、メドウフォーム油、シアーバター、ティーツリー油、アボガド油、マカデミアナッツ油、植物由来スクワラン等の植物由来の油脂類、ミンク油、タートル油等の動物由来の油脂類、ミツロウ、カルナウバロウ、ライスワックス、ラノリン等のロウ類、流動パラフィン、ワセリン、パラフィンワックス、スクワラン等の炭化水素類、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、cis−11−エイコセン酸等の脂肪酸類、ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール等の高級アルコール類、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸ブチル、2−エチルヘキシルグリセライド、高級脂肪酸オクチルドデシル(ステアリン酸オクチルドデシル等)等の合成エステル類および合成トリグリセライド類等を好適に用いることができる。
界面活性剤としては、たとえば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤、脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン脂肪アミン硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、α−スルホン化脂肪酸アルキルエステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩等のアニオン界面活性剤、第四級アンモニウム塩、第一級〜第三級脂肪アミン塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、2−アルキル−1−アルキル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリニウム塩、N,N−ジアルキルモルフォルニウム塩、ポリエチレンポリアミン脂肪酸アミド塩等のカチオン界面活性剤、N,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシメチルアンモニオベタイン、N,N,N−トリアルキル−N−アルキレンアンモニオカルボキシベタイン、N−アシルアミドプロピル−N′,N′−ジメチル−N′−β−ヒドロキシプロピルアンモニオスルホベタイン等の両性界面活性剤等を使用することができる。
また、乳化剤や乳化助剤として、酵素処理ステビア等のステビア誘導体、レシチンおよびその誘導体、乳酸菌醗酵米、乳酸菌醗酵発芽米、乳酸菌醗酵穀類(麦類、豆類、雑穀等)、ジュアゼイロ(Rhamnaceae zizyphus joazeiro)抽出物等を配合することもできる。
保湿剤としては、たとえば、グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、キシリトール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等があり、さらにトレハロース等の糖類、乳酸菌醗酵米、ムコ多糖類(たとえば、ヒアルロン酸およびその誘導体、コンドロイチンおよびその誘導体、ヘパリンおよびその誘導体等)、エラスチンおよびその誘導体、コラーゲンおよびその誘導体、NMF関連物質、乳酸、尿素、高級脂肪酸オクチルドデシル、海藻抽出物、ビャッキュウ抽出物、魚介類由来コラーゲンおよびその誘導体、各種アミノ酸およびそれらの誘導体が挙げられる。
増粘剤としては、たとえば、アルギン酸、寒天、カラギーナン、緑藻または紅藻由来成分(海藻エキス)、ビャッキュウ抽出物、ペクチン、ローカストビーンガム、アロエ多糖体等の多糖類、キサンタンガム、トラガントガム、グアーガム等のガム類、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸共重合体等の合成高分子類、ヒアルロン酸およびその誘導体、ポリグルタミン酸およびその誘導体等を好適に用いることができる。
防腐剤(抗菌・殺菌剤)としては、たとえば、尿素、パラオキシ安息香酸メチル(メチルパラベン)、パラオキシ安息香酸エチル(エチルパラベン)、パラオキシ安息香酸プロピル(プロピルパラベン)、パラオキシ安息香酸ブチル(ブチルパラベ)等のパラオキシ安息香酸エステル類、フェノキシエタノール、ジクロロフェン、ヘキサクロロフェン、塩酸クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウム、サリチル酸、エタノール、ウンデシレン酸、フェノール類、ジャマール(イミダゾデイニールウレア)、1,2−ペンタンジオール、各種精油類、樹皮乾留物等を好適に用いることができる。加えて、それらの防腐・殺菌剤の中でも、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン等のパラベン類を単独であるいは2種類以上を混合して用いると、少量の添加により効果的に腐敗を防止することが可能となるので好ましい。パラベン類を防腐剤として用いる場合の添加量は、特に限定されないが、合計で0.1〜10質量%添加するのが好ましく、0.5〜5質量%添加するのがより好ましい。パラベン類の添加量が0.1質量%を下回ると、十分な腐敗防止効果が得られないので好ましくなく、反対に、パラベン類の添加量が10質量%を上回ると、不経済である上、却って皮膚の炎症を誘発してしまう虞れがあるので好ましくない。
粉体成分としては、たとえば、セリサイト、酸化チタン、タルク、カオリン、ベントナイト、酸化亜鉛、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、無水ケイ酸、雲母、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー、シルクパウダー、セルロース系パウダー、穀類(米、麦、トウモロコシ、キビ等)のパウダー、豆類(大豆、小豆等)のパウダー等を好適に用いることができる。
紫外線吸収剤としては、たとえば、パラアミノ安息香酸エチル、パラジメチルアミノ安息香酸エチルヘキシル、サリチル酸アミルおよびその誘導体、パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル、桂皮酸オクチル、オキシベンゾン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸塩、4−ターシャリーブチル−4−メトキシベンゾイルメタン、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、アロエ抽出物等を好適に用いることができる。
抗酸化剤としては、たとえば、ブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル、ビタミンEおよびその誘導体、ビャッキュウ抽出物、イネ抽出物等を好適に用いることができる。
さらに、本発明に係るスキンケア用ローションには、必要に応じて、ヒアルロン酸(特に高分子ヒアルロン酸)等の保湿剤(水分調整剤)等を添加することも可能である。なお、ヒアルロン酸を添加する場合には、その添加量は特に限定されないが、0.005〜5質量%であると、皮膚の保湿性および経済性の観点から好ましく、0.05〜3質量%であるとより好ましい。加えて、ヒアルロン酸を添加する場合には、高分子ヒアルロン酸とヒアルロン酸ナトリウムとを混合して用いるのが好ましく、その混合比が、30重量部:70重量部〜70重量部:30重量部の範囲内にあると、より好ましい。
加えて、本発明に係るスキンケア用ローションに、フコイダン(硫酸多糖の一種であり、昆布、ワカメ等の褐藻類の粘質物に多く含まれる食物繊維、海藻エキス)を添加すると、抗菌作用によってシワ・シミ取り作用、美肌化・美白化作用、日焼け防止効果、皮膚炎改善効果が一段と良好なものとなるので好ましい。フコイダンの添加量は、特に限定されないが、0.005〜5質量%であると、シワ・シミ取り作用、美肌化・美白化作用、日焼け防止効果、皮膚炎改善効果および経済性の観点から好ましく、0.05〜2質量%であるとより好ましい。
さらに、本発明に係る化粧料には、抗菌成分として重金属イオンを含有させるのが好ましい。かかる重金属イオンとしては、各種のものを用いることができるが、銀イオン、亜鉛イオン、チタンイオン、あるいはそれらの内の1種、または2種以上を混合してなるものであると、高いシワ・シミ取り効果、美肌化・美白化効果、日焼け防止効果、皮膚炎改善効果が得られるので好ましい。加えて、銀イオン、亜鉛イオン、チタンイオンの複合金属イオンを用いると、シワ・シミ取り効果、美肌化・美白化効果、日焼け防止効果、皮膚炎改善効果が一層良好なものとなるのでより好ましい。重金属イオンの含有量は、特に限定されないが、0.1〜10質量%含有させるのが好ましく、0.5〜5質量%含有させるのがより好ましい。重金属イオンの含有量が、上記した範囲を下回ると、十分なシワ・シミ取り効果、美肌化・美白化効果、日焼け防止効果、皮膚炎改善効果が得られないので好ましくなく、重金属イオンの含有量が、上記した範囲を上回ると、不経済である上、却って皮膚の炎症を誘発してしまう虞れがあるので好ましくない。
なお、本発明に係るスキンケア用ローションの製造に当たっては、製造方法は特に限定されるものではないが、必要に応じて、原料あるいは原料の混合液を、30℃〜100℃の温度範囲内で加熱するのが好ましい。
以下、実施例によって本発明に係るスキンケア用ローションについてより詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例の態様に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更することが可能である。また、実施例における物性、特性の評価方法は以下の通りである。なお、下記の各官能評価においては、被験者3名分の各評価結果の平均的な段階(○,△,×)を最終的な評価結果とした。
<シワ取り・シミ取り効果>
各実施例および比較例で調製されたスキンケア用ローションを、以下の(1)〜(4)の方法で3名の被験者(いずれも50代)に使用し、当該使用を一定期間(1週間)に亘って繰り返した。
(1)所定量(約5.0g)のスキンケア用ローションの顔面への塗布(手による塗布)
(2)皮膚への十分な擦り込み
(3)約10時間に亘る保持
(4)市販の石鹸を用いた先願による除去
そして、上記の如くスキンケア用ローションの使用を繰り返した後の各被験者の顔面の皮膚の状態を、下記の4段階で官能評価した。
○:目尻や額のシワや皮膚のシミに十分な軽減効果が見られる。
△:目尻や額のシワや皮膚のシミに僅かな軽減効果が見られる。
×:目尻や額のシワや皮膚のシミにほとんど軽減効果が見られない。
<美白効果>
各実施例および比較例で調製されたスキンケア用ローションの使用(上記(1)〜(4)の方法による使用)を一定期間に亘って繰り返した後の各被験者の顔面の皮膚の色の変化を、下記の4段階で官能評価した。
○:顔全体の皮膚に十分な白色化が認められる。
△:顔全体の皮膚に僅かな白色化が認められる。
×:顔全体の皮膚に白色化が認められない。
<日焼け防止効果>
各実施例および比較例で調製されたスキンケア用ローションを、所定量(約0.04g/cm)だけ顔面の一部(片側の頬)に塗布した後、所定時間(約5時間)に亘って顔面を太陽光に曝し、しかる後、スキンケア用ローションを塗布した部分と塗布しなかった部分とを目視して、日焼け状態を下記の3段階で官能評価した。
○:スキンケア用ローションの塗布部分の日焼け状態と非塗布部分の日焼け状態とに明確な差(色の違い)が見られた。
△:スキンケア用ローションの塗布部分の日焼け状態と非塗布部分の日焼け状態とに若干の差が見られた。
×:スキンケア用ローションの塗布部分の日焼け状態と非塗布部分の日焼け状態とに差が見られなかった。
<皮膚炎の改善効果>
各実施例および比較例で調製されたスキンケア用ローションを、アトピー性皮膚炎の疾患を有する治験者に対して、一定期間に亘って繰り返し使用した(約一週間に亘って1日2回、炎症の激しい部分に十分に塗布した)。しかる後、アトピー性皮膚炎の改善状態を、目視によって下記の4段階で官能評価した。
○:患部の症状に著しい改善効果が見られた。
△:患部の症状に若干の改善効果が見られた。
×:患部の症状に改善効果が見られなかった。
<スキンケア用ローションの臭い>
上記の如きスキンケア用ローションの使用を一定期間に亘って繰り返した際に被験者が感じた臭いを下記の3段階で官能評価した。
○:特に悪臭を感じない。
△:若干の悪臭を感じる。
×:悪臭を感じる。
[実施例1]
<スキンケア用ローションの調製>
下記の各成分を混合することによって、実施例1のスキンケア用ローションを得た。すなわち、約80℃に加熱した精製水中に、アミノ酸(L−システイン(塩酸塩)、L−アルギニン、L−リジン(塩酸塩))を混合して攪拌する一方(溶液A)、プロポリス、ブチルグリコール、グリセリンを混合して攪拌した(溶液B)。しかる後、溶液A,Bと植物エキスとフコイダンとを混合して攪拌し、混合液を約70℃まで再加熱した後、常温まで冷却し、ヒアルロン酸、香料、防腐剤を混合して攪拌することによって、実施例1のスキンケア用ローションを得た。
<スキンケア用ローションの成分>
・プロポリス溶液(20質量%抽出液(エタノール溶液)):1.0質量%(プロポリスの純成分の濃度=0.2質量%)
・ブチルグリコール:5.0質量%
・グリセリン:79.8質量%
・香料:0.2質量%
・フコイダン(海藻エキス):3.0質量%
・植物エキス(1.0質量%)
・クララ葉エキス:0.2質量%
・ショウガ根エキス:0.2質量%
・センキュウエキス:0.2質量%
・トウキエキス:0.2質量%
・オタネニンジン根エキス:0.2質量%
・アミノ酸(2.1質量%)
・L−システイン(塩酸塩):0.7質量%
・L−アルギニン: 0.7質量%
・L−リシン(塩酸塩):0.7質量%
・ヒアルロン酸(高分子ヒアルロン酸とヒアルロン酸ナトリウムとを重量比1:1で混合したもの):3.0質量%
・防腐剤(0.1質量%)
・メチルパラベン:0.025質量%
・エチルパラベン: 0.025質量%
・プロピルパラベン:0.025質量%
・ブチルパラベン:0.025質量%
・精製水:残余量
しかる後、上記した方法で3名の被験者に対してスキンケア用ローションを使用し、上記した「シワ取り・シミ取り効果」、「美白効果」、「日焼け防止効果」、「皮膚炎の改善効果」および「スキンケア用ローションの臭い」の4項目について評価した。評価結果をスキンケア用ローションの組成とともに表1に示す。
[実施例2〜4]
スキンケア用ローションを調製する際に、添加するアミノ酸を、それぞれ、L−システインのみ、L−アルギニンのみ、L−リシン(塩酸塩)のみとするとともに、それらの混合割合を3.0質量%に変更した(その変更に合わせて残余の精製水の量も変更した)以外は、実施例1のスキンケア用ローションの調製と同様にして、実施例2〜4のスキンケア用ローションを調製した。そして、それらの実施例2〜4のスキンケア用ローションを、実施例1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例1と同様に評価した。評価結果をスキンケア用ローションの組成とともに表1に示す。
[実施例5〜8]
スキンケア用ローションを調製する際に、プロポリスの混合割合(プロポリスの純成分の濃度)を、それぞれ、0.025質量%、0.25質量%、0.5質量%、2.5質量%に変更した(すなわち、プロポリスの純成分の濃度を、それぞれ、0.005質量%、0.05質量%、0.1質量%、0.5質量%に変更し、その変更に合わせて残余の精製水の量も変更した)以外は、実施例1のスキンケア用ローションの調製と同様にして、実施例5〜8のスキンケア用ローションを調製した。そして、それらの実施例5〜8のスキンケア用ローションを、実施例1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例1と同様に評価した。評価結果をスキンケア用ローションの組成とともに表1に示す。
[実施例9〜11]
スキンケア用ローションを調製する際に、それぞれ、植物エキス、ヒアルロン酸、フコイダンを添加しなかった(それらの分だけ残余の精製水の量を増加させた)以外は、実施例1のスキンケア用ローションの調製と同様にして、実施例9〜11のスキンケア用ローションを調製した。そして、それらの実施例9〜11のスキンケア用ローションを、実施例1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例1と同様に評価した。評価結果をスキンケア用ローションの組成とともに表1に示す。
<比較例1>
スキンケア用ローションを調製する際に、プロポリスを添加しなかった(その分だけ残余の精製水の量を増加させた)以外は、実施例1のスキンケア用ローションの調製と同様にして、比較例1のスキンケア用ローションを調製した。そして、その比較例1のスキンケア用ローションを、実施例1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例1と同様に評価した。評価結果をスキンケア用ローションの組成とともに表1に示す。
<比較例2>
スキンケア用ローションを調製する際に、アミノ酸を添加しなかった(その分だけ残余の精製水の量を増加させた)以外は、実施例1のスキンケア用ローションの調製と同様にして、比較例2のスキンケア用ローションを調製した。そして、その比較例2のスキンケア用ローションを、実施例1と同様な方法で、被験者に使用した後に、実施例1と同様に評価した。評価結果をスキンケア用ローションの組成とともに表1に示す。
Figure 0006462982
表1から、プロポリスおよびアミノ酸を含有する実施例1〜11のスキンケア用ローションを被験者に使用した場合には、シワ取り・シミ取り効果、美白効果ともに良好で、日焼け防止効果および皮膚炎の改善効果があり、その上、使用時にスキンケア用ローションの臭いが気にならないことが分かる。これに対して、プロポリスあるいはアミノ酸を含有していない比較例1,2のスキンケア用ローションを使用した場合には、良好なシワ取り・シミ取り効果、美白効果が得られなかったり、日焼け防止効果や皮膚炎の改善効果が得られたかったりすることが分かる。
本発明に係るスキンケア用ローションは、上記の如く優れた効果を奏するものであるので、シワ・シミ取り、美白化、日焼け防止、皮膚炎の症状改善のためのスキンクリーム、化粧水、乳液等の各種のスキンケア用ローションとして、好適に用いることができる。

Claims (1)

  1. スキンケアのために使用されるローションであって、
    プロポリスおよびアミノ酸を含有しており、
    アミノ酸が、L−システイン、L−リシン塩酸塩、および、L−アルギニンを含有したものであり、かつ、
    アミノ酸に対するプロポリスの添加比率が、5%以上20%未満であり、かつ、プロポリスが、固形分濃度10%〜30%のエタノール抽出液を0.01〜15質量%含有させることによって、0.001質量%〜4.5質量%添加したものであり、なおかつ、
    ヒアルロン酸0.005質量%〜5質量%とフコイダン0.005質量%〜5質量%と植物エキス0.1質量%〜5質量%とを含有することを特徴とするスキンケア用ローション。
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