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JP6465602B2 - 情報供給装置、及び情報供給システム - Google Patents
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JP6465602B2 - 情報供給装置、及び情報供給システム - Google Patents

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本発明は、無線信号を発信する端末装置を用いた情報供給に関するものである。
顧客の来店を検出したタイミングでその顧客の顧客情報と希望サービスとを店員の端末装置に送信する技術がある(特許文献1)。しかし、この技術で店員の端末装置は、店内のアクセスポイントと接続した顧客の端末装置の識別情報そのものを取得する。つまり、顧客が利用している端末装置の識別情報が店内に曝されているため、他者がその端末装置の利用者になりすます虞がある。
特開2014−55023号公報
本発明は、店員など、利用者の応対を行う応対者にその利用者の情報を供給する際に、利用者のなりすましが行われる可能性を低減させることを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明に係る情報供給装置は、端末装置の利用者に関する利用者情報を記憶する記憶手段と、要求に応じて前記端末装置を認証する認証手段と、認証が成功した前記端末装置に対して期限付きの識別情報を送信する送信手段と、前記端末装置が発信した前記識別情報を含む無線信号を受信した情報取得装置から、該識別情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記識別情報を用いて、前記送信手段により該識別情報が送信された前記端末装置の利用者に関する前記利用者情報を前記記憶手段から抽出して前記情報取得装置に供給する供給手段と、を有し、前記供給手段は、複数の前記情報取得装置のうち、前記利用者情報を供給した履歴に基づいて選択した情報取得装置に対して前記利用者情報を供給することを特徴とする。
また、本発明に係る情報供給システムは、情報供給装置と、端末装置と、情報取得装置とを有する情報供給システムであって、前記情報供給装置は、前記端末装置の利用者に関する利用者情報を記憶する記憶手段と、要求に応じて前記端末装置を認証する認証手段と、認証が成功した前記端末装置に対して期限付きの識別情報を送信する送信手段と、前記端末装置が発信した前記識別情報を含む無線信号を受信した前記情報取得装置から、該識別情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記識別情報を用いて、前記送信手段により該識別情報が送信された前記端末装置の利用者に関する前記利用者情報を前記記憶手段から抽出して前記情報取得装置に供給する供給手段であって、複数の前記情報取得装置のうち、前記利用者情報を供給した履歴に基づいて選択した情報取得装置に対して前記利用者情報を供給する前記供給手段と、を有し、前記情報取得装置は、前記端末装置から発信された前記無線信号を受信する無線信号受信手段と、受信した前記無線信号に含まれる識別情報に基づいて、前記情報供給装置に、該識別情報が送信された端末装置の利用者に関する利用者情報を要求する要求手段と、前記要求手段の要求に応じて前記情報供給装置から供給される前記利用者情報を取得する利用者情報取得手段と、受信した前記無線信号の強度に応じて、該無線信号を発信した前記端末装置との距離を特定する特定手段と、特定した前記距離を示す距離情報を出力する出力手段と、を有することを特徴とする
好ましくは、前記情報取得装置が、受信した前記無線信号を、他の情報取得装置に転送する転送手段を有し、前記無線信号受信手段、他の情報取得装置から転送される前記無線信号を受信するとよい。
また、好ましくは、前記端末装置前記情報供給装置から送信される識別情報を通信回線経由で受信する識別情報受信手段と、受信した前記識別情報を含む無線信号を周囲に発信する発信手段と、自装置が所在する施設の規模に応じて、前記発信手段による前記無線信号の発信強度を調整する調整手段と、を有するとよい
また、好ましくは、前記端末装置前記情報供給装置から送信される識別情報を通信回線経由で受信する識別情報受信手段と、受信した前記識別情報を含む無線信号を周囲に発信する発信手段と、時間が経過するほど、前記発信手段による前記無線信号の発信強度を強くするように調整する調整手段と、を有するとよい
また、好ましくは、前記情報供給装置が、前記情報取得装置の要求に応じて前記利用者情報を供給したときに、該利用者情報に対応付けられている端末装置に対して通知を行い、前記端末装置が、前記情報供給装置から前記通知を受けた場合に、該端末装置の前記発信手段が前記無線信号の発信を停止するとよい。
本発明によれば、利用者の応対を行う応対者にその利用者の情報を供給する際に、利用者のなりすましが行われる可能性を低減させることができる。
本発明の実施形態に係る情報供給システムの全体構成を示す図である。 情報供給装置の構成を示す図である。 利用者データベースの一例を示す図である。 端末装置の構成を示す図である。 情報取得装置の構成を示す図である。 情報供給装置の機能的構成を示す図である。 情報供給システムの動作を示すシーケンス図である。 情報供給装置による期限管理の動作の流れを示すフローチャートである。 変形例における利用者データベースの一例を示す図である。
1.実施形態
1−1.情報供給システムの全体構成
図1は、本発明の実施形態に係る情報供給システム9の全体構成を示す図である。情報供給システム9は、情報供給装置1、端末装置2、および情報取得装置4を有する。情報供給装置1、端末装置2、および情報取得装置4は、通信回線3により互いに接続して通信可能となっている。端末装置2、および情報取得装置4はそれぞれ複数存在しているが、図1において省略する。
なお、本実施形態において情報取得装置4は1つであってもよい。また、情報供給装置1は、例えば他の機器との遣り取りを仲介する装置(ゲートウェイ装置)と、このゲートウェイ装置を介して、他の機器の求めに応じた情報をそれぞれ供給する複数の装置との連携によって構成されていてもよい。
端末装置2は、例えばスマートフォンやタブレット型・スレート型・ノート型のパーソナルコンピュータなど、利用者が携帯する機器であって、通信回線3を介して、情報供給装置1および情報取得装置4と情報の遣り取りをする。通信回線3は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット、電話回線など、コンピュータ装置がデータ通信を行う通信回線であり、複数のコンピュータ装置が接続される。
端末装置2は、予め情報供給装置1に登録されており、利用者の操作に応じて情報供給装置1に自身の認証と一時的な期限付きの識別情報の送信を要求する。また、端末装置2は、情報供給装置1から受信した識別情報を含む無線信号を周囲に発信する。この無線信号はビーコンなどと呼ばれるものであり、例えば音波などでもよいが、ここでは2.4GHz帯の電波である。無線信号が届く範囲は、電波強度や遮蔽物の有無などで決まる。
情報供給装置1は、各端末装置2の認証情報と、その利用者に関する情報(以下、利用者情報という)とを記憶するコンピュータ装置であり、通信回線3を介して、端末装置2および情報取得装置4と情報の遣り取りをする。利用者情報とは、例えば、利用者の氏名、年齢、住所、電話番号、顔写真など、その利用者個人についての情報や、その利用者との取引履歴、商品購入に関するアンケート回答内容など、その利用者の商取引に関係する情報などである。
情報取得装置4は、端末装置2から発信される無線信号を受信して、その無線信号に含まれる識別情報に基づいて情報供給装置1からその識別情報が割当てられた端末装置2の利用者情報を取得するコンピュータ装置である。情報取得装置4は、端末装置2の利用者の応対を行う者(以下、応対者という)によって利用される。情報取得装置4は、通信回線3を介して、端末装置2および情報供給装置1と情報の遣り取りをする。
1−2.情報供給装置の構成
図2は、情報供給装置1の構成を示す図である。制御部11は、情報供給装置1の各部の動作を制御する手段である。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)などの演算処理装置や、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などの記憶装置を備え、これら記憶装置に記憶されたプログラムを実行する。
通信部13は、通信回線3で用いられる通信プロトコルに準拠した通信インターフェイスである。
記憶部12はハードディスクドライブなどの記憶手段であり、制御部11に読み込まれるプログラムを記憶する。なお、記憶部12は、いわゆるリムーバブルディスク、すなわち着脱可能な記録媒体を含んでもよい。
また、記憶部12は、利用者データベース(以下、図において「データベース」を「DB」と表記する)121を記憶する。利用者データベース121は、端末装置2ごとにその利用者に関する利用者情報を記憶する。
図3は、利用者データベース121の一例を示す図である。図3に示すように、利用者データベース121は、端末装置2の識別情報である端末IDと、認証に用いられる認証情報と、その端末装置2の利用者に関する利用者情報とを対応付けて記憶する。また、各端末装置2には、期限付きの識別情報である期限付IDと、その期限付IDの期限とを対応付けて記憶することが可能となっている。
例えば、図3に示す利用者データベース121において、端末IDが「T1」の端末装置2には、認証情報「Z1」と利用者情報「D1」とが対応付けられており、さらに期限付IDとして「H2:M2(H2時M2分)まで」有効な「TP2」が割当てられている。期限付IDが割当てられていない端末装置2では、期限付IDのフィールドには「なし」と記憶されており、その期限は「未定義」である。制御部11は、利用者データベース121の期限のフィールドを定期的に監視し、期限が経過したレコードについては、期限付IDを「なし」に、期限を「未定義」にそれぞれ変更する。
なお、端末IDは、IMEI(International Mobile Equipment Identity)、MAC(Media Access Control)アドレス、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)、ICCID(IC Card IDentifier)などであってもよい。
1−3.端末装置の構成
図4は、端末装置2の構成を示す図である。制御部21は、端末装置2の各部の動作を制御する手段である。制御部21は、CPUなどの演算処理装置や、ROM、RAMなどの記憶装置を備え、これら記憶装置に記憶されたプログラムを実行する。
記憶部22はソリッドステートドライブなどの記憶手段であり、制御部21に読み込まれるプログラムを記憶する。なお、記憶部22は、メモリカードなど着脱可能な記録媒体を含んでもよい。
通信部23は、通信回線3を介して情報供給装置1や情報取得装置4との間で情報を通信するインターフェイスであり、例えば無線通信回路などである。
表示部24は、液晶などを使用したディスプレイ装置であり、制御部21からの指示に応じて画像を表示する
操作部25は指示を入力するためのボタンやタッチパネルなどを備えており、利用者による操作を受け付けてその操作内容に応じた信号を制御部21に供給する。なお、操作部25は、ジャイロセンサや加速度センサなどを有していてもよく、これらのセンサが検知する端末装置2の姿勢や運動などで示される操作内容に応じた信号を制御部21に供給してもよい。
発信部20は、信号を発生させる回路と、制御部21が指定する情報をその信号に含ませる変調回路とを有し、その信号を近距離無線により発信する装置である。
1−4.情報取得装置の構成
図5は、情報取得装置4の構成を示す図である。制御部41は、情報取得装置4の各部の動作を制御する手段である。制御部41は、CPUなどの演算処理装置や、ROM、RAMなどの記憶装置を備え、これら記憶装置に記憶されたプログラムを実行する。
通信部43は、通信回線3を介して端末装置2や情報供給装置1との間で情報を通信するインターフェイスである。
記憶部42はハードディスクドライブなどの記憶手段であり、制御部41に読み込まれるプログラムを記憶する。なお、記憶部42は、いわゆるリムーバブルディスク、すなわち着脱可能な記録媒体を含んでもよい。また、記憶部42は、装置IDを記憶する。装置IDは、情報取得装置4を識別するための識別情報である。
表示部44は、液晶などを使用したディスプレイ装置であり、制御部41からの指示に応じて画像を表示する
操作部45は指示を入力するためのボタンやタッチパネルなどを備えており、情報取得装置4の利用者による操作を受け付けてその操作内容に応じた信号を制御部41に供給する。以下、端末装置2の利用者と区別するため、情報取得装置4の利用者を上述した「応対者」と表記する。なお、操作部45は、ジャイロセンサや加速度センサなどを有していてもよく、これらのセンサが検知する端末装置2の姿勢や運動などで示される操作内容に応じた信号を制御部41に供給してもよい。
受信部40は、近距離無線により端末装置2から発信される無線信号を受信する。受信部40は、例えば、IEEE802.15に準拠した無線インターフェイスなどである。受信部40は、無線信号を受信するとこれを制御部41に伝え、制御部41は、この無線信号に含まれる識別情報を特定する。
1−5.情報供給装置の機能的構成
図6は、情報供給装置1の機能的構成を示す図である。制御部11は、認証部111、送信部112、取得部113、および供給部114として機能する。
認証部111は、端末装置2の要求に応じてこの端末装置2を認証する。例えば、端末装置2の利用者が認証を求める操作を行うと、端末装置2は、自身の端末IDや物理回線情報、または端末装置2の利用者の生体情報や利用者のみが知っているパスワードなど、端末装置2やその利用者に固有な情報またはこれらを組合せた情報を特定し、特定したこの情報に対応するデータを生成して情報供給装置1に送信し、認証を求める。端末装置2に固有な情報として物理回線情報を用いた場合、情報供給装置1において回線認証が行われる。
情報供給装置1は、利用者データベース121に上記のデータを端末装置2の登録時にこの端末装置2の認証情報として記憶している。情報供給装置1の制御部11は、端末装置2から認証の要求が送られると、その要求に含まれるデータと利用者データベース121に予め記憶されているデータとを比較する。そして、情報供給装置1の制御部11は、比較したこれらのデータが一致している場合に、認証が成功したと判断する。これにより制御部11は、認証部111として機能する。なお、認証に用いるデータは様々なものが適用され得るが、例えばMD(Message Digest Algorithm)5やSHA(Secure Hash Algorithm)などのハッシュ関数によって生成されるハッシュ値が用いられてもよい。また、認証部111は、送られてきた要求に含まれるデータと予め記憶された認証情報との比較によって認証するだけに限られず、例えば、認証情報を用いることにより端末装置2の要求が示すデータに応じて動的に演算を行い、その演算結果と上記要求に含まれるデータとを比較してもよい。
送信部112は、認証が成功した端末装置2に対して期限付きの識別情報である期限付IDを割当て、通信回線3を経由して送信する。期限付IDは、タイムスタンプや乱数などに基づいて生成され、予め決められた期限が付与される。この期限付IDを通信回線3経由で受信すると、端末装置2は発信部20により、この期限付IDを含む無線信号を周囲に発信する。情報取得装置4は、端末装置2が発信した無線信号を受信すると、受信したこの無線信号に含まれる期限付IDを特定する。そして、情報取得装置4は、特定した期限付IDに基づいて、情報供給装置1にこの期限付IDが送信された端末装置2の利用者に関する利用者情報を要求する。
取得部113は、上述した利用者情報を要求する情報取得装置4から期限付IDを取得する。すなわち、取得部113は、端末装置2が情報供給装置1の送信部112から受信した期限付IDを含む無線信号を周囲に発信したときに、その無線信号を受信した情報取得装置4から期限付IDを取得する。
供給部114は、取得部113が取得した期限付IDを用いて、この期限付IDが送信された端末装置2の利用者に関する利用者情報を記憶部12の利用者データベース121から抽出して情報取得装置4に供給する。
1−6.情報供給システムの動作
図7は、情報供給システム9の動作を示すシーケンス図である。端末装置2は、情報供給装置1に対して認証を要求するための利用者の操作を受け付けると(ステップS101)、この操作に応じて、情報供給装置1に認証を要求する(ステップS102)。情報供給装置1は、この要求を受取ると、認証を行い(ステップS103)、認証が成功したか否かを判断する(ステップS104)。認証が成功したと判断しない場合(ステップS104;NO)、情報供給装置1は、端末装置2に対してその旨を通知し(図7において省略)、端末装置2からの認証の要求を待つ。一方、端末装置2の認証が成功したと判断する場合(ステップS104;YES)、情報供給装置1は、その端末装置2に期限付IDを割当て(ステップS105)、送信する(ステップS106)。
端末装置2は、情報供給装置1から期限付IDを受信するとこれを含めた無線信号を周囲に発信する(ステップS107)。情報取得装置4の1つが、端末装置2により周囲に発信された無線信号を受信すると、この情報取得装置4はこの無線信号に含まれる期限付IDを特定し、この期限付IDが送信された端末装置2の利用者の利用者情報を情報供給装置1に要求する(ステップS108)。
情報供給装置1は、情報取得装置4からの要求を受取ると、この要求に含まれる期限付IDが記憶部12に記憶された利用者データベース121内にあるか否か判断する(ステップS109)。
ここで、情報供給装置1による期限管理について図8を用いて説明する。図8は、情報供給装置1による期限管理の動作の流れを示すフローチャートである。情報供給装置1の制御部11は、利用者データベース121の期限のフィールドを検査して、期限が経過したレコードがあるか否か判断する(ステップS201)。期限が経過したレコードがないと判断する場合(ステップ201;NO)、制御部11は、この判断を続ける。
一方、期限が経過したレコードがあると判断する場合(ステップ201;YES)、制御部11は、そのレコードに記述されている経過した期限を「未定義」に変更するとともに、そのレコードに記述されている期限付IDを削除する(ステップS202)。これにより、上記レコードの期限付IDのフィールドは「なし」になる。情報供給装置1の制御部11は、例えば他の処理と並列して定期的に図8に示すこの処理を行う。
図8に示す処理により、既に期限付IDが利用者データベース121から削除されている場合がある。図7において期限付IDが利用者データベース121にないと判断する場合(ステップS109;NO)、情報供給装置1は、情報取得装置4の要求に応答することなく処理を終了する。このとき、情報供給装置1は、この要求をした情報取得装置4に対して、送信された期限付IDの期限が経過している旨の通知をしてもよい。
一方、期限付IDが利用者データベース121にあると判断する場合(ステップS109;YES)、情報供給装置1は、この期限付IDが割当てられた端末装置2の利用者に関する利用者情報を利用者データベース121から抽出し(ステップS110)、抽出した利用者情報を、この要求をした情報取得装置4に対して供給する(ステップS111)。情報取得装置4は、情報供給装置1から利用者情報を取得すると、例えば、取得した利用者情報の内容を応対者に対して表示する(ステップS112)。応対者は、例えば、表示された利用者情報に含まれる利用者の顔写真などを見て、利用者本人の来店を確認したり、その利用者情報との取引履歴や嗜好・アンケート回答内容などを見て応対に活用したりする。
以上説明したとおり、情報供給システム9では、利用者が利用する端末装置2から発信される無線信号には、端末装置2の識別情報ではなく、期限付きで割当てられた期限付IDが含まれているので、端末装置2そのものの識別情報が施設(店舗)内などに漏洩することがなく、応対者にその利用者の情報を供給する際に、利用者のなりすましが行われる可能性は低減する。
また、期限付IDは情報取得装置4にとって、情報供給装置1にアクセスして初めて端末装置2との関連付けがなされるので、情報供給装置1へのアクセスを情報取得装置4に限定するようにすることで、端末装置2の利用者に関する利用者情報が外部に漏洩する可能性は低減する。
2.変形例
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例を組み合わせてもよい。
2−1.変形例1
上述した実施形態において、端末装置2が発信した無線信号を受信する情報取得装置4は1つであったが、複数であってもよい。この場合、受信した複数の情報取得装置4は、それぞれ情報供給装置1に利用者情報を要求し、情報供給装置1は、これらの情報取得装置4の全てに対してそれぞれ利用者情報を供給してもよいし、これらの情報取得装置4のうちから選択した情報取得装置4に対して利用者情報を供給してもよい。
また、情報供給装置1は、端末装置2において指定された情報取得装置4に対して利用者情報を供給してもよい。この場合、複数の情報取得装置4から利用者情報の要求があると、情報供給装置1は、これらの情報取得装置4の識別情報や、これらをそれぞれ所有する各応対者の情報(名前、顔写真、所属部署、担当商品など)を端末装置2に対して送信し、端末装置2にいずれかの情報取得装置4を選択するように促すメッセージを提示してもよい。
また、端末装置2は、予め情報取得装置4に順位を定めて、この順位を情報供給装置1に登録していてもよい。この場合、情報供給装置1は、複数の情報取得装置4から利用者情報の要求を受けたときに、登録された順位が高い方の情報取得装置4を選択して利用者情報を供給すればよい。この変形例において、供給部114は、無線信号を受信した複数の情報取得装置4のうち、端末装置2において指定された情報取得装置4に対して利用者情報を供給する。
2−2.変形例2
また、供給部114は、無線信号を受信した複数の情報取得装置4のうち、利用者情報を供給した履歴に基づいて選択した情報取得装置4に対してこの利用者情報を供給してもよい。この場合、情報供給装置1は、情報取得装置4に対して利用者情報を供給した履歴を示す履歴情報を、その情報取得装置4および端末装置2ごとに記憶しておく。そして、複数の情報取得装置4から利用者情報の要求を受け付けたときに、それらの履歴を参照して、それらの中から、例えば最も利用者情報を供給した回数の多い情報取得装置4を選択し、選択した情報取得装置4に向けて利用者情報を供給してもよい。これにより、利用者と多くコミュニケーションをとっている応対者が応対に呼び出されることになるので、応対者は継続性のある応対をし易い。
2−3.変形例3
また、複数の情報取得装置4から利用者情報の要求を受け付けたときに、情報供給装置1の供給部114は、無線信号を受信した複数の情報取得装置4のうち、所定の期間にわたって他の利用者の利用者情報が供給されていない情報取得装置4に対してその利用者情報を供給してもよい。この場合も、情報取得装置4が過去に利用者情報を供給された回数などの履歴情報を情報供給装置1が記憶しておき、これを参照して、所定の期間にわたって他の利用者の利用者情報が供給されていない情報取得装置4を特定し、その情報取得装置4に向けて利用者情報を供給してもよい。これにより、手の空いた応対者が呼び出されることになるので、利用者の待ち時間が少なくなる。
2−4.変形例4
また、利用者情報を供給する情報取得装置4は、端末装置2の利用者の属性に応じて選択されてもよい。属性とは、例えば、年齢や性別や予め記入されたアンケートなどにより特定される利用者の情報である。この場合、情報供給装置1は、応対者の年齢や性別、得意分野などと照合することによって、例えば端末装置2の利用者の属性と近い属性を持つ応対者の情報取得装置4を選択し、その情報取得装置4に向けて利用者情報を供給すればよい。このとき供給部114は、無線信号を受信した複数の情報取得装置4のうち、端末装置2の利用者の属性に応じて選択した情報取得装置4に対して、要求された利用者情報を供給すればよい。
2−5.変形例5
上述した実施形態において、情報供給装置1の制御部11によって実現する送信部112は、認証が成功した端末装置2に対して、その端末装置2が利用する施設(店舗)と関係なく期限付IDを割当てて送信していたが、端末装置2によって利用される店舗などに応じた期限付IDを割当てて送信してもよい。
図9は、この変形例における利用者データベース121aの一例を示す図である。この場合、端末装置2から情報供給装置1に送られる認証の要求には、この端末装置2が利用する店舗の識別情報(以下、「店舗ID」という)が含まれている。この店舗IDは、利用者が端末装置2において選択したものである。
情報供給装置1は、認証の要求に含まれていたこの店舗IDを認証の際に記憶し、認証が成功した端末装置2に対して、この店舗IDと予め対応付けられている期限付IDを、利用者データベース121aを参照して割当てる。図9に示すように利用者データベース121aは、期限付ID候補データベース1210と、利用者情報表1211とを有する。期限付ID候補データベース1210には、店舗IDごとに、期限付IDの候補が記述されている。
情報供給装置1は、端末装置2が選択した店舗を示す店舗IDを特定すると、その店舗IDに関連付けられた候補の中から期限付IDを選択し、端末IDに割当てる。このため、端末装置2には、利用者が意図していない(選択していない)店舗に関連付けられた期限付IDが割当てられることはない。
情報供給装置1は、情報取得装置4から自身の識別情報と期限付IDとともに利用者情報の要求を受け付けると、その期限付IDが関連付けられている店舗IDを、利用者データベース121aを参照して特定するとともに、情報取得装置4の識別情報に基づいてその情報取得装置4が属する店舗の店舗IDを特定して、それらを比較する。そして特定した店舗IDが、利用者情報を要求している情報取得装置4の属する店舗の店舗IDではない場合に、情報供給装置1は、この要求を拒絶すればよい。すなわち、情報供給装置1は、期限付IDを、その期限付IDが関連付けられている店舗に属する情報取得装置4から取得したときに、その情報取得装置4に対して利用者情報を供給すればよい。
2−6.変形例6
上述した実施形態において、情報取得装置4は、受信した無線信号を発信した端末装置2との距離を応対者に知らせてもよい。つまり、情報取得装置4は、端末装置2から発信された無線信号を受信し、受信したこの無線信号に含まれる期限付IDに基づいて、情報供給装置1に、この期限付IDが送信された端末装置2の利用者に関する利用者情報を要求する。要求に応じて情報供給装置1から利用者情報が供給されると、情報取得装置4は、この利用者情報を取得するとともに、受信した無線信号の強度に応じて、その無線信号を発信した端末装置2との距離を特定し、この端末装置2の利用者の利用者情報と、この端末装置2までの距離を示す距離情報とを表示部44などに表示(出力)すればよい。
2−7.変形例7
また、情報取得装置4は、他の情報取得装置4と端末装置2とで遣り取りされる無線信号を仲介してもよい。この場合、情報取得装置4は、受信した無線信号を他の情報取得装置4に転送する機能と、他の情報取得装置4から転送される無線信号を受信する機能とを有していればよい。これにより、無線信号の届く範囲にいない情報取得装置4にも、その範囲にいる情報取得装置4が仲介することによって無線信号を届けることができる。
2−8.変形例8
端末装置2は、発信する無線信号の強度を環境に応じて調整してもよい。例えば、端末装置2は、自装置が所在する施設(店舗)の規模に応じて、無線信号の発信強度を調整してもよい。この場合、施設(店舗)の規模を示す情報は、端末装置2の操作部25により利用者が直接入力してもよいが、通信回線3を介して端末装置2が取得してもよく、また、施設内で発信されている標識信号を近距離無線などによって取得してもよい。
2−9.変形例9
また、端末装置2は、最初に無線信号を発信してから時間が経過するほど、この無線信号の発信強度を強くするように調整してもよい。無線信号を発信しても、なかなか応対者が現れない場合は、応対者の情報取得装置4が無線信号の届く範囲外にあることがある。この構成によれば、時間が経過するほど無線信号の発信強度が強くなるので、近くに応対者が居る場合には発信に要する電力を抑えることができ、近くに応対者が居ない場合には、応対者を求める範囲を時間経過とともに拡大することができる。
2−10.変形例10
また、情報供給装置1は、情報取得装置4の要求に応じて利用者情報を供給したときに、その利用者情報に対応付けられている端末装置2に対して通知を行ってもよい。この場合、この通知を受けた端末装置2は、無線信号の発信を停止してもよい。すなわち、端末装置2は、情報供給装置1が情報取得装置4に対して利用者情報を供給した場合に、無線信号の発信を停止してもよい。
2−11.変形例11
本発明は、情報供給装置1による情報供給方法として観念される。また、情報供給装置1の制御部11によって実行されるプログラムは、磁気テープや磁気ディスクなどの磁気記録媒体、光ディスクなどの光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリなどの、コンピュータ装置が読み取り可能な記録媒体に記憶された状態で提供し得る。また、このプログラムを、インターネットのようなネットワーク経由でダウンロードさせることも可能である。なお、上記の制御部11によって例示した制御手段としてはCPU以外にも種々の装置が適用される場合があり、例えば、専用のプロセッサなどが用いられる。
1…情報供給装置、11…制御部、111…認証部、112…送信部、113…取得部、114…供給部、12…記憶部、121(121a)…利用者データベース、1210…期限付ID候補データベース、1211…利用者情報表、13…通信部、2…端末装置、20…発信部、21…制御部、22…記憶部、23…通信部、24…表示部、25…操作部、3…通信回線、4…情報取得装置、40…受信部、41…制御部、42…記憶部、43…通信部、44…表示部、45…操作部、9…情報供給システム

Claims (6)

  1. 端末装置の利用者に関する利用者情報を記憶する記憶手段と、
    要求に応じて前記端末装置を認証する認証手段と、
    認証が成功した前記端末装置に対して期限付きの識別情報を送信する送信手段と、
    前記端末装置が発信した前記識別情報を含む無線信号を受信した情報取得装置から、該識別情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記識別情報を用いて、前記送信手段により該識別情報が送信された前記端末装置の利用者に関する前記利用者情報を前記記憶手段から抽出して前記情報取得装置に供給する供給手段と、
    を有し、
    前記供給手段は、複数の前記情報取得装置のうち、前記利用者情報を供給した履歴に基づいて選択した情報取得装置に対して前記利用者情報を供給する
    ことを特徴とする情報供給装置。
  2. 情報供給装置と、端末装置と、情報取得装置とを有する情報供給システムであって、
    前記情報供給装置は、
    前記端末装置の利用者に関する利用者情報を記憶する記憶手段と、
    要求に応じて前記端末装置を認証する認証手段と、
    認証が成功した前記端末装置に対して期限付きの識別情報を送信する送信手段と、
    前記端末装置が発信した前記識別情報を含む無線信号を受信した前記情報取得装置から、該識別情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記識別情報を用いて、前記送信手段により該識別情報が送信された前記端末装置の利用者に関する前記利用者情報を前記記憶手段から抽出して前記情報取得装置に供給する手段であって、複数の前記情報取得装置のうち、前記利用者情報を供給した履歴に基づいて選択した情報取得装置に対して前記利用者情報を供給する供給手段と、
    を有し、
    前記情報取得装置は、
    前記端末装置から発信された前記無線信号を受信する無線信号受信手段と、
    受信した前記無線信号に含まれる識別情報に基づいて、前記情報供給装置に、該識別情報が送信された端末装置の利用者に関する利用者情報を要求する要求手段と、
    前記要求手段の要求に応じて前記情報供給装置から供給される前記利用者情報を取得する利用者情報取得手段と、
    受信した前記無線信号の強度に応じて、該無線信号を発信した前記端末装置との距離を特定する特定手段と、
    特定した前記距離を示す距離情報を出力する出力手段と、
    を有する
    ことを特徴とする情報供給システム
  3. 前記情報取得装置は、
    受信した前記無線信号を、他の情報取得装置に転送する転送手段を有し、
    前記無線信号受信手段は、他の情報取得装置から転送される前記無線信号を受信する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報供給システム
  4. 前記端末装置は、
    前記情報供給装置から送信される識別情報を通信回線経由で受信する識別情報受信手段と、
    受信した前記識別情報を含む無線信号を周囲に発信する発信手段と、
    自装置が所在する施設の規模に応じて、前記発信手段による前記無線信号の発信強度を調整する調整手段と、
    を有する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の情報供給システム
  5. 前記端末装置は、
    前記情報供給装置から送信される識別情報を通信回線経由で受信する識別情報受信手段と、
    受信した前記識別情報を含む無線信号を周囲に発信する発信手段と、
    時間が経過するほど、前記発信手段による前記無線信号の発信強度を強くするように調整する調整手段と、
    を有する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の情報供給システム
  6. 前記情報供給装置は、前記情報取得装置の要求に応じて前記利用者情報を供給したときに、該利用者情報に対応付けられている端末装置に対して通知を行い、
    前記端末装置は、前記情報供給装置から前記通知を受けた場合に、該端末装置の前記発信手段が前記無線信号の発信を停止する
    ことを特徴とする請求項4は5に記載の情報供給システム
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