JP6467981B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
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Description
本発明の第1実施形態について説明する。ここでは、基板上に半導体チップを搭載するチップ積層ユニットを構成する半導体装置として、2つの半導体チップを貼り合せた構造を説明する。以下、図1および図2を参照して、本実施形態にかかる半導体装置の構成について説明する。なお、図2に示す半導体装置の断面図では、各部を簡略化して記載してある。
下チップ20の形成に用いる半導体ウェハ25を用意する。すなわち、下チップ20に備えられる半導体素子や回路部などが形成されたシリコンウェハなどを用意する。このとき、半導体ウェハ25の表面側、つまり後工程において上チップ10が配置される側の一面の表面を二酸化シリコン、窒化シリコン、親水性ポリイミド、PCB(エポキシ)などの絶縁性の親水膜20aで被覆している。続いて、半導体ウェハ25のうちのマイクロバンプ21を形成する側の一面に、例えばスパッタリング等によってCu等で構成されるシード層(下地層)21aを形成する。そして、シード層21aの表面にレジスト26を塗布したのち、図示しないマスクを用いたフォト工程によって露光・現像を行い、レジスト26のうちマイクロバンプ21の形成予定位置に開口部26aを形成する。
レジスト26をマスクとしたメッキ工程を行い、シード層21aの露出表面にマイクロバンプ21の残部を形成したのち、レジスト26を除去する。そして、マイクロバンプ21の残部をマスクとしたエッチングによって、シード層21aをパターニングする。これにより、マイクロバンプ21が構成される。
マイクロバンプ21を覆うようにレジスト27を塗布したのち、レジスト27のうちマイクロバンプ21よりも外側の部分を除去する。具体的には、上チップ10における接続面12aと対応する部分においてレジスト27を残し、それよりも外側、つまり溝部13と対応する部分や更にそれよりも外側において半導体ウェハ25を露出させる。
レジスト27および半導体ウェハ25の露出部分の上面に例えばフッ化炭素(CF)などの疎水材料を塗布することで疎水膜28を形成する。疎水膜28の材料は任意であるが、好ましくは水滴30に対する疎水膜28の接触角が60度以上となる材質であることが良い。また、水滴30に対する疎水膜28と半導体ウェハ25の表面(親水膜20a)との接触角差が10度以上となる材質を疎水膜28の材料として選択するのが好ましい。このようにすることで、疎水膜28によって水滴30を好適に弾くことが可能となると共に、疎水領域と親水領域との間において水滴30の濡れ性の差を大きく取ることが可能となる。
NMP(N-メチル-2-ピロリドン)などの有機溶剤によってレジスト27を除去することでレジスト27上の疎水膜28をリフトオフによって除去し、半導体ウェハ25の上面にのみ疎水膜28を残す。この疎水膜28が形成された部分が下チップ20における疎水領域となり、それよりも内側の部分が親水領域となる。
まず、図4(a)に示す工程として、上チップ10の形成に用いる半導体ウェハ15を用意している。このとき、半導体ウェハ15の裏面側、つまり後工程において下チップ20に向けられる側の一面の表面を二酸化シリコン、窒化シリコン、親水性ポリイミド、PCB(エポキシ)などの絶縁性の親水膜10aで被覆している。
マイクロバンプ11を覆うようにレジスト17を塗布したのち、レジスト17のうちマイクロバンプ11よりも外側の所定幅分を除去する。具体的には、上チップ10における溝部13と対応する部分においてレジスト17を除去し、接続面12aと対応する部分や溝部13よりも外側においてレジスト17を残すことで、溝部13と対応する部分において半導体ウェハ15を露出させる。
レジスト17をマスクとしてRIE(Reactive Ion Etching)などの異方性エッチングを行うことで、半導体ウェハ15に溝部13を形成する。これにより、溝部13およびそれよりも内側の接続面12aが構成される。
レジスト17および半導体ウェハ15の露出部分、つまり溝部13の上面に例えばフッ化炭素(CF)などの疎水材料を塗布することで疎水膜18を形成する。疎水膜18の材料は任意であるが、好ましくは水滴30に対する疎水膜18の接触角が60度以上となる材質であることが良い。また、水滴30に対する疎水膜18と半導体ウェハ15の接続面12a(親水膜10a)との接触角差が10度以上となる材質を疎水膜18の材料として選択するのが好ましい。このようにすることで、疎水膜18によって水滴30を好適に弾くことが可能となると共に、疎水領域と親水領域との間において水滴30の濡れ性の差を大きく取ることが可能となる。
NMPなどの有機溶剤によってレジスト17を除去することでレジスト17上の疎水膜18をリフトオフによって除去し、溝部13内にのみ疎水膜18を残す。この疎水膜18が形成された部分が上チップ10における疎水領域となり、それよりも内側となる接続面12aが親水領域となる。
溝部13内において半導体ウェハ15をダイシングすることで個片化した上チップ10を構成する。このとき、溝部13の形成をエッチングによって行っており、マスクを用いて高精度に寸法決めすることができることから、ダイシングについては高精度な寸法決めの必要は無い。
下チップ20の表面に水滴30を塗布する。このとき、下チップ20の表面のうちの疎水領域については水が濡れないことから、親水領域にのみ水滴30が付着した状態となる。そして、この水滴30の上に上チップ10を搭載する。これにより、水滴30上において、水の表面張力によって上チップ10が水滴30の中央位置に配置された状態となり、上チップ10のマイクロバンプ11と下チップ20のマイクロバンプ21とが一致するように位置合わせされた状態となる。
水滴30の上に上チップ10が搭載された状態で上チップ10および下チップ20を挟み込むように加熱加圧を行うことで、マイクロバンプ11、21を熱圧着させる。これにより、上チップ10および下チップ20がマイクロバンプ11、21を介して電気的および物理的に接続される。なお、水滴30については、加熱加圧時に蒸発して除去される。
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対してマイクロバンプ11、21のレイアウトを変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態も、第1実施形態に対してマイクロバンプ11、21のレイアウトを変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態も、第1〜第3実施形態に対してマイクロバンプ11、21のレイアウトを変更したものであり、その他については第1〜第3実施形態と同様であるため、第1〜第3実施形態と異なる部分についてのみ説明する。なお、ここでは第2実施形態の構造を例に挙げて説明するが、第1、第3実施形態の構造に対しても本実施形態の構成を適用できる。
本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態も、第1〜第4実施形態に対してマイクロバンプ11、21のレイアウトを変更したものであり、その他については第1〜第3実施形態と同様であるため、第1〜第4実施形態と異なる部分についてのみ説明する。なお、ここでは第1実施形態の構造を例に挙げて説明するが、第2〜第4実施形態の構造に対しても本実施形態の構成を適用できる。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
20 下チップ
11、21 マイクロバンプ
12a、22a 接続面
13、23 溝部
15、25 半導体ウェハ
18、28 疎水膜
30 水滴
Claims (14)
- 基板(20、25)と、
前記基板の表面(22)に備えられた複数の第1マイクロバンプ(21)と、
前記基板上に搭載される半導体チップ(10)と、
前記半導体チップの裏面(12)に配置され、前記複数の第1マイクロバンプのそれぞれと接続されることで、前記半導体チップと前記基板とを電気的および物理的に接続する複数の第2マイクロバンプ(11)と、を備え、
前記半導体チップには、前記裏面のうち前記第2マイクロバンプを含む領域を接続面(12a)として、該接続面を囲む外周部に溝部(13)が形成されており、
前記第2マイクロバンプのうち最も前記溝部から近い外縁側マイクロバンプと前記溝部との間が該外縁側マイクロバンプの寸法の1/2以上離間していることを特徴とする半導体装置。 - 基板(20、25)と、
前記基板の表面(22)に備えられた複数の第1マイクロバンプ(21)と、
前記基板上に搭載される半導体チップ(10)と、
前記半導体チップの裏面(12)に配置され、前記複数の第1マイクロバンプのそれぞれと接続されることで、前記半導体チップと前記基板とを電気的および物理的に接続する複数の第2マイクロバンプ(11)と、を備え、
前記半導体チップには、前記裏面のうち前記第2マイクロバンプを含む領域を接続面(12a)として、該接続面を囲む外周部に溝部(13)が形成されており、
前記第2マイクロバンプの総面積と前記接続面の面積とを足した総面積S1に対する前記第2マイクロバンプの総面積S2の比S2/S1が0.6以下とされていることを特徴とする半導体装置。 - 基板(20、25)と、
前記基板の表面(22)に備えられた複数の第1マイクロバンプ(21)と、
前記基板上に搭載される半導体チップ(10)と、
前記半導体チップの裏面(12)に配置され、前記複数の第1マイクロバンプのそれぞれと接続されることで、前記半導体チップと前記基板とを電気的および物理的に接続する複数の第2マイクロバンプ(11)と、を備え、
前記半導体チップには、前記裏面のうち前記第2マイクロバンプを含む領域を接続面(12a)として、該接続面を囲む外周部に溝部(13)が形成されており、
前記溝部の底部に疎水膜(18)が形成されていることを特徴とする半導体装置。 - 前記接続面と前記疎水膜の水に対する接触角差が10度以上であることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
- 前記疎水膜の水に対する接触角が60度以上であることを特徴とする請求項3または4に記載の半導体装置。
- 前記第1マイクロバンプおよび前記第2マイクロバンプは、前記半導体チップの中央位置から外縁側に向かうに連れて、前記第1マイクロバンプの間の間隔および前記第2マイクロバンプの間の間隔が広くされていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の半導体装置。
- 前記第1マイクロバンプおよび前記第2マイクロバンプは、単位面積当たりの前記第1および前記第2マイクロバンプの面積が、前記半導体チップの中央位置において密度が密に配置された密集群とされ、前記中央位置よりも外縁側では前記密集群よりも密度が疎に配置された過疎群とされていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の半導体装置。
- 前記第1マイクロバンプおよび前記第2マイクロバンプは、前記半導体チップの中央位置を通過する直線を挟んだ両側において、単位面積当たりの密度が変化させられていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の半導体装置。
- 前記溝部の深さが1μm以上とされていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の半導体装置。
- 前記第1マイクロバンプおよび前記第2マイクロバンプの面積が、前記半導体チップの中央位置の方が該中央位置よりも外縁側の位置よりも大きくされていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の半導体装置。
- 前記半導体チップのうち前記接続面の表面が絶縁性の親水膜(10a)によって被覆されていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1つに記載の半導体装置。
- 前記基板のうち前記半導体チップが搭載される側の面には、前記第1マイクロバンプを囲む溝部(23)が形成されていることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1つに記載の半導体装置。
- 前記基板に形成された前記溝部の内側の接続面(22a)と前記半導体チップの接続面とが同一形状とされ、かつ、前記半導体チップの中央位置から見た片側での前記基板に形成された前記溝部の内側の接続面と前記半導体チップの接続面の寸法差が10μm以下であることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1つに記載の半導体装置。
- 請求項1ないし13のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法であって、
前記第1マイクロバンプが備えられた前記基板を用意する工程と、
前記基板における前記第1マイクロバンプを囲む疎水膜(28)を形成することで、前記基板のうち前記疎水膜が形成された領域を疎水領域としつつ、前記疎水膜が形成されていない領域を親水領域とする工程と、
前記第2マイクロバンプが備えられた半導体ウェハ(15)を用意した後、該半導体ウェハに対して前記第2マイクロバンプが含まれる前記接続面となる領域を囲むように前記溝部(13)を形成する工程と、
前記溝部内に疎水膜(18)を形成することで、前記半導体ウェハのうち前記溝部内を疎水領域とし、前記接続面となる領域を親水領域とする工程と、
前記溝部内においてダイシングを行うことで前記半導体ウェハを個片化し、前記半導体チップを構成する工程と、
前記基板における前記親水領域に水滴(30)を配置したのち、該水滴上に前記半導体チップを搭載する工程と、
前記基板における前記第1マイクロバンプと前記半導体チップにおける前記第2マイクロバンプとを接続する工程と、を含んでいることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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