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JP6468929B2 - 液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置 - Google Patents
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JP6468929B2 - 液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置 - Google Patents

液体吐出ヘッドおよび液体吐出装置 Download PDF

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Description

本発明は、エネルギー発生素子で生成された熱を利用して、吐出口から液体を吐出する液体吐出ヘッドに関する。
エネルギー発生素子に通電させることで液体を加熱し、膜沸騰を生じさせることによって液体を発泡させ、このときの発泡エネルギーによって吐出口から液滴を吐出させる形式の液体吐出ヘッドが液体吐出装置に広く採用されている。このような液体吐出ヘッドでは、必要以上の蓄熱に伴う発泡を抑制するため、エネルギー発生素子で生成された熱の効率的な放熱が課題となっている。
特許文献1には、蓄熱の一部を、絶縁層中に設けられた熱伝導率が相対的に高い伝熱層に伝導させ、当該伝熱層と基板との間に設けられた伝熱部材を介して速やかに基板へ伝導させる構成の液体吐出ヘッドが開示されている。
米国特許第7,585,053号明細書
特許文献1に記載の液体吐出ヘッドでは、エネルギー発生素子で生成された熱が、基板上のエネルギー発生素子に近い領域に集中的に伝導されて行く。このため、基板上のそのような領域には駆動回路やトランジスタなどを配置することができず、駆動回路やトランジスタなどを配置する領域を確保するために別途配置場所を設ける必要が生じ、液体吐出ヘッド自体の大型化を招いてしまうおそれがあった。
そこで、本発明は、エネルギー発生素子で生成された熱を基板上の一部分に集中して伝導させないようにするための液体吐出ヘッドを提供することを目的とする。
本発明は、液体を吐出させるために利用される熱を生成する少なくとも1つのエネルギー発生素子を備えた液体吐出ヘッドであって、基板に接するように設けられ、前記エネルギー発生素子を支持する絶縁層と、前記絶縁層の材質よりも高い熱伝導率の材質で構成され、前記エネルギー発生素子と前記基板との間であって前記絶縁層中に設けられる少なくとも1つの伝熱層と、前記少なくとも1つの伝熱層と前記基板との間を熱的に接続する伝熱部材と、を備え、前記伝熱部材は、前記伝熱層のうち前記エネルギー発生素子と前記基板とで挟まれた位置にある直下領域以外の領域に接続される。
本発明によれば、エネルギー発生素子で生成された熱を基板上の一部分に集中して伝導させずに、分散して伝導させることが可能となるため、液体吐出ヘッドの積層の自由度が向上し、液体吐出ヘッドの小型化を図ることが可能となる。
本発明の実施例に係る液体吐出ヘッドを備えた液体吐出装置の概略斜視図である。 比較例に係る液体吐出ヘッドの一例を示す断面図である。 比較例に係る液体吐出ヘッドにおける、エネルギー発生素子で生成された熱の拡散について説明するための図である。 実施例1に係る液体吐出ヘッドの一例を透視的に表した平面図である。 図4に示す液体吐出ヘッドのα−α矢視断面図である。 実施例1に係る液体吐出ヘッドにおける、エネルギー発生素子で生成された熱の拡散について説明するための図である。 実施例1および比較例に係る液体吐出ヘッドにおける、基板の上面温度の最大値の時間変化を説明するための図である。 実施例1および比較例に係る液体吐出ヘッドにおける、エネルギー発生素子の上面温度の時間変化を説明するための断面図である。 実施例2に係る液体吐出ヘッドの一例を透視的に表した平面図である。 図9に示す液体吐出ヘッドのβ−β矢視断面図である。 実施例2の変形例に係る液体吐出ヘッドの一例を透視的に表した平面図である。 実施例3に係る液体吐出ヘッドの一例を示す断面図である。 実施例3の変形例に係る液体吐出ヘッドの一例を示す断面図である。 実施例4に係る液体吐出ヘッドの一例を透視的に表した平面図である。 図14に示す液体吐出ヘッドのα’−α’矢視断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例に係る液体吐出ヘッドについて説明する。尚、以下に述べる実施例は、本発明の適切な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付けられている。しかし、本発明の思想に沿うものであれば、本発明の実施例は、以下に述べる実施例に限定されるものではない。
本発明の実施例では、液体吐出ヘッドの絶縁層内に設けられる伝熱部材を、伝熱層のうちエネルギー発生素子に近い領域を避けて接続させる。この構成により、エネルギー発生素子で生成された熱を基板上の一部分に集中して伝導させずに、分散して伝導させることが可能となる。よって、駆動回路やトランジスタなどを配置する領域を確保することが可能となり、結果として、液体吐出ヘッドの小型化を図ることが可能となる。
図1は、本発明の実施例に係る液体吐出ヘッドを備えた液体吐出装置Aの概略斜視図である。図1に示す液体吐出装置Aは、記録媒体Sに対向する位置に複数の吐出口が形成された液体吐出ヘッドを含む液体吐出ヘッドユニットUを備える。液体吐出ヘッドユニットUは、例えば、不図示のキャリッジに、液体吐出ヘッドとインクタンクとが搭載された構成となり得る。
液体吐出ヘッドユニットUは、例えば、ガイドシャフトGにより、+X、−Xで示す主走査方向に移動自在に案内支持されている。ガイドシャフトGは、記録媒体Sの幅方向に沿って延びるように配置されている。液体吐出ヘッドユニットUには、ベルトBが取り付けられている。ベルトBは、例えば、プーリーPを介して駆動モータMに繋がっている。駆動モータMの駆動力はベルトBにより液体吐出ヘッドユニットUに伝達され、これにより、液体吐出ヘッドユニットUはガイドシャフトGに沿って移動する。本明細書では、説明の便宜上、液体吐出ヘッドユニットUのホームポジションから移動する方向を+X方向とし、ホームポジションに向かって移動する方向を−X方向とする。
記録媒体Sは、不図示の給紙部から給紙され、搬送ローラRによって、搬送方向、すなわち+Yで示す副走査方向に搬送される。本明細書では、記録媒体Sの搬送方向を+Y方向とし、記録媒体Sの搬送方向と反対方向を−Y方向とする。
液体吐出装置Aは、液体吐出ヘッドユニットUを主走査方向に移動させつつインク等の液体を+Zで示す方向に吐出させる記録動作と、記録媒体Sを搬送する搬送動作と、を繰り返すことによって、記録媒体S上に順次記録する。本明細書では、液体吐出ヘッドの液体の吐出方向を+Z方向とし、吐出方向と反対方向を−Z方向とする。+X、−Xで示す方向と、+Y、−Yで示す方向と、+Z、−Zで示す方向とはそれぞれ直交するものとする。
このように、液体吐出装置Aは、液体吐出ヘッドの主走査方向の移動と、記録媒体Sの副走査方向の搬送と、を伴って画像を記録するいわゆるシリアルスキャン方式の液体吐出装置である。なお、本発明においては、これに限定されず、記録媒体Sの全幅に対応した範囲にわたって延在する液体吐出ヘッドを用いる、いわゆるフルライン方式の液体吐出装置も適用可能である。
以下、図1中の各矢印で示すXYZ方向を基準として、本発明の実施例に係る液体吐出ヘッドの構成を説明する。先ず、エネルギー発生素子からの放熱を基板へ伝導させる伝熱層および伝熱部材を備える従来の液体吐出ヘッドを、本発明の実施例の比較例として説明する。なお以下に説明する液体吐出ヘッドは、インクジェット式のプリントヘッドであるが、本発明はこれに限られない。また、本明細書では、特段言及しなければ、「上」とは+Z方向を表し、「下」とは−Z方向を表す。
<比較例>
図2は、比較例に係る液体吐出ヘッドの一例の断面図を示す。比較例に係る液体吐出ヘッドは、基板1と、基板1上に形成された絶縁層2と、絶縁層2内に形成されたエネルギー発生素子3とを含む構成になっている。また、比較例に係る液体吐出ヘッドは、絶縁層2内であってエネルギー発生素子3の下方に形成された伝熱層4と、伝熱層4と基板1とを熱的に接続する伝熱部材である複数のビア5と、絶縁層2上に形成された流路形成部材6とを含む構成になっている。さらに比較例に係る液体吐出ヘッドは、例えば、液体を流路8に導入するための、基板1及び絶縁層2を貫通する供給口7と、供給口7と圧力室9とを連通させるように設けられた流路8とを含む構成になっている。また、比較例に係る液体吐出ヘッドは、吐出口10と連通している圧力室9と、液体を吐出して記録媒体に記録するための吐出口10とを含む構成になっている。液体は、図2に示す白抜きの矢印のように、供給口7から、流路8を通って圧力室9へと流れる。
図3は、比較例に係る液体吐出ヘッドにおける、エネルギー発生素子3で生成した熱の拡散について説明するための図であり、具体例を、次の(1)から(4)で説明する。
(1)先ず、液体吐出のため、エネルギー発生素子3への電圧印加が開始されることによって、エネルギー発生素子3において熱が生成し始める。
(2)エネルギー発生素子3で生成された熱は、エネルギー発生素子3の+Z方向側の表面に近接した液体に付与される。
(3)一方、エネルギー発生素子3で生成された熱は、黒の実線の矢印で示すように、エネルギー発生素子3から下方に拡散され、伝熱層4に伝導される。
(4)伝熱層4に伝導された熱は、黒の実線の矢印で示すように、伝熱層4の下面のうちエネルギー発生素子3の直下の領域に集中的に伝導されたのち、基板1上のエネルギー発生素子3の直下の領域に集中して流入する。ここで、「伝熱層の下面」とは、伝熱層の表面のうち基板に対向する面をいい、「エネルギー発生素子の直下」とは、エネルギー発生素子から見て−Zの方向をいう。「伝熱層の下面のうちエネルギー発生素子の直下の領域」とは、伝熱層の下面のうちエネルギー発生素子と基板とで挟まれた位置にある領域(直下領域)をいう。また、「基板上」とは、基板の上面、つまり、基板の表面のうちエネルギー発生素子に対向する面をいい、「基板上のエネルギー発生素子の直下の領域」とは、基板の上面のうちエネルギー発生素子と基板の下面とで挟まれた位置にある領域をいう。
このようにして、比較例に係る液体吐出ヘッドは、エネルギー発生素子3で生成された熱が基板1を介して外へ逃げる構成になっているが、基板1上のエネルギー発生素子3の直下の領域に集中して速やかに流入する。このため、基板1上では局所的に熱の高い位置が存在し、この位置に駆動回路やトランジスタなどを配置するとノイズの発生や故障が招致される。よって、駆動回路やトランジスタなどの配置の自由度が低下し、結果的に液体吐出ヘッドの小型化が困難な状況となる。
<実施例1>
図4は、本発明の実施例1に係る液体吐出ヘッドの一例を透視的に表した平面図であり、図5は、図4に示す液体吐出ヘッドのα−α矢視断面図である。図5に示す液体吐出ヘッドの構成は、図2に示す比較例に係る液体吐出ヘッドの伝熱層4の下面と基板1とを熱的に接続したビア5の配置が異なる構成になっている。
本実施例では、図5に示すように、ビア45aは、伝熱層4の下面のうちエネルギー発生素子3の直下の領域を除いた領域から+X方向に向かって複数本設けられ、また、ビア45bは、当該直下の領域を除いた領域から−X方向に向かって複数本設けられる。ビアはX方向に所定間隔で配列されるビア列を形成しており、このビア列はY方向に複数列形成されている。また、図4に示すように、基板に垂直な方向からみて、ビアはエネルギー発生素子3と重ならない領域(第1領域)に設けられており、伝熱層はエネルギー発生素子3と少なくとも一部が重なる領域(第2領域)に設けられている。また、伝熱層は第1領域及び当該第1領域に隣接する第2領域に連続して設けられている。図5に示すように、伝熱層4は、基板1上方に、基板1の表面に沿って設けられ、エネルギー発生素子3は、伝熱層4上方に設けられる。
本実施例に係る液体吐出ヘッドを構成する各要素のうち、比較例と同一の符号を付したものについては、同様の機能を有するものとする。
本実施例に係る液体吐出ヘッドには、複数の液体吐出口が設けられる。図4では、供給口7に対し+X方向側の構成のみを示しているが、実際には−X方向側にも同様の構成が形成されている。この際−X方向側の複数の液体吐出口は、図示した複数の吐出口とY方向において同じ位置に配置させても良いし、Y方向において半ピッチ分ずれた位置にすなわち千鳥状に配列させても良い。
基板1は、絶縁層2を構成する材質の熱伝導率より高い材質、例えば、シリコン(Si)製の材質で構成され得る。絶縁層2は、例えば、ケイ素酸化物で構成され、後述の配線層から基板1を電気的に独立させる絶縁性を有する。また、絶縁層2は、基板1に接するように設けられ、エネルギー発生素子3を支持するように構成される。絶縁層2は、連続して安定な吐出ができるように、エネルギー発生素子3で生成した熱を一時的に保持する機能を有してもよい。絶縁層2上に設けられているエネルギー発生素子3を覆うように、絶縁層2または絶縁層2と異なる別の絶縁層が設けられている。
エネルギー発生素子3は、例えば、発熱抵抗素子等の電気熱交換素子で構成され、不図示の駆動回路から配線層を介して給電され、液体を吐出させるために利用される熱を生成する。エネルギー発生素子3上には、圧力室9内で発生するキャビテーションから保護する目的で、保護層が形成されても良い。
伝熱層4は、絶縁層2よりも高い熱伝導率を有する材質で構成され、例えば、アルミニウム(Al)、タングステン(W)、金(Au)、銀(Ag)、またはこれらを含む材料、およびこれらと同質の材料で構成される。ビア45aおよび45bは、例えば、中空または中実の柱状構造であって、伝熱層4と同質の材料で構成され得る。ビア45bは、液体が流れる供給口7の近くに配置されているため、ビア45bに伝導された熱の一部は、供給口7を流れる液体によって吸収され得る。よって、ビア45bを介して基板上に伝導される熱の熱流束が低減し、基板の温度上昇を抑制し得る。
流路形成部材6は、圧力室9および液体吐出口10を画成するために絶縁層2上に形成される。供給口7は、流路8と流体連通するように、基板1および絶縁層2を貫通して基板1に形成される。供給口7は、流路8を介して圧力室に流体的に接続されている。流路8は、複数の圧力室と連通しており、各圧力室に設けられた液体吐出口から液体が連続して吐出可能なように、例えば、不図示のインクタンクから供給口7を介して供給された液体を複数の圧力室へそれぞれ継続して提供する。圧力室9は、エネルギー発生素子3によって吐出される液体が蓄えられる。
図6は、本発明の実施例1に係る液体吐出ヘッドにおける、エネルギー発生素子3で生成された熱の拡散を説明するための図である。以下、具体例について説明するが、(1)から(3)の説明については、図3において説明したものと同じであるため省略する。
(4)伝熱層4に伝導された熱は伝熱層4内に伝熱し、黒の実線の矢印で示すように、基板1に対して沿った方向に積極的に拡散されたのち、ビア45aおよび45bを通って、エネルギー発生素子3の直下の領域以外の基板1の上面に流入する。
このように、伝熱層4の下面のうちエネルギー発生素子3の直下の領域以外の領域にビアを複数接続することによって、エネルギー発生素子3で生成された熱が、基板1上のエネルギー発生素子3の直下の領域に集中して流入しないようにしている。
近年、高精細且つ高速な画像形成が要請されており、液体吐出口が多数、高密度に形成された液体吐出ヘッドが存在している。一方で、液体吐出ヘッドの製造コストの面から、広い平面形状で大型のものは避けられ、配線や回路を複数層に形成した積層型で小型のものが求められている。積層型で小型の構造では、エネルギー発生素子に配線層を介して給電を行う駆動回路やトランジスタは、液体吐出を妨げないように配置され、例えば、絶縁層2と基板1との間の領域に配置され得る。
比較例に係る液体吐出ヘッドでは、エネルギー発生素子3で生成された熱は、伝熱層4、ビア5を介して、基板1上のエネルギー発生素子3の直下の領域に速やかに到達するため、当該直下の領域は、継続して高温状態となる場合がある。
本実施例では、伝熱層4の下面のうちエネルギー発生素子3の直下の領域にはビアを接続しないため、エネルギー発生素子3の直下の基板1の上面温度が、継続して高温状態になりにくくなり、駆動回路やトランジスタ等を配置することが可能となる。よって、駆動回路やトランジスタ等の配置場所の自由度が向上し、液体吐出ヘッドの小型化を図ることが可能になる。
図7は、本発明の実施例1および比較例に係る液体吐出ヘッドにおける、基板の上面温度の最大値の時間変化を説明するための図である。図7に示すグラフにおいて、縦軸は基板の上面温度の最大値を表し、横軸は時間を表す。図7中、エネルギー発生素子3への電圧印加の開始時間を原点Oとし、破線は比較例のグラフを表し、実線は実施例1のグラフを表す。図7に示すグラフは、三次元シミュレーションによって、基板1の上面の温度分布を作成し、基板1の上面温度のうち最大のものを抽出してグラフにプロットしたものである。基板1の上面の温度分布は、ビアが設置される領域とビアが設置されていない領域の双方を含む基板1の上面の平均温度分布である。図7に示すグラフにより、基板1の上面温度の最大値が、比較例と比べて実施例1が半分近くになることが読み取ることができる。
図8は、本発明の実施例1および比較例に係る液体吐出ヘッドにおける、エネルギー発生素子の表面温度の時間変化を説明するための図である。図8に示したエネルギー発生素子3の表面温度の時間変化も図7と同様に、三次元シミュレーションによって取得したものであり、縦軸はエネルギー発生素子3の表面温度を表し、横軸は時間を表す。図8中、エネルギー発生素子3への電圧印加の開始時間を原点Oとし、破線は比較例のグラフを表し、実線は実施例1のグラフを表す。ここで、エネルギー発生素子3の表面温度は、エネルギー発生素子3の表面のうち、液体を熱する側の面の温度を表す。エネルギー発生素子3の表面温度は、図8に示すように、エネルギー発生素子3への電圧印加の開始によって上昇し始め、電圧印加の停止により放熱が始まり下降していく。図8に示すグラフにより、伝熱層4の下面のうちエネルギー発生素子3の直下の領域にビアを接続していなくても、エネルギー発生素子3の表面温度が、比較例と実施例1とではあまり変化しないことが読み取れる。
図7および図8から、実施例1に係る液体吐出ヘッドの構成により、基板1の上面温度の最大値の上昇を抑えながらも、比較例と同等に適切な液体吐出を行うことが可能となることが理解できる。よって、基板1の上面において駆動回路やトランジスタ等をエネルギー発生素子3の直下の領域を含めて配置させることができ、配置の自由度が向上するため、液体吐出ヘッドの小型化を図ることが可能になる。
本実施例によれば、基板上の一部分に熱が集中して流入しないように、絶縁層内に熱の伝導経路を設定することで、エネルギー発生素子で生成された熱の拡散の適正化を図ることが可能になる。よって、駆動回路やトランジスタ等の配置場所の自由度を向上させ、液体吐出ヘッドの小型化を図ることが可能になる。
<実施例2>
エネルギー発生素子で生成された熱は、基板に対して沿った方向にも拡散し、隣接するエネルギー発生素子で生成される熱に作用する可能性がある。本発明の実施例2に係る液体吐出ヘッドでは、伝熱層の下面のうち、隣り合うエネルギー発生素子の直下の2つの領域の間にビアを接続することで、エネルギー発生素子で生成された熱の拡散の適正化を図る。
図9は、本発明の実施例2に係る液体吐出ヘッドの一例を透視的に表した平面図であり、図10は、図9に示す液体吐出ヘッドのβ−β矢視断面図である。本実施例に係る液体吐出ヘッドを構成する各要素のうち、実施例1と同一の符号を付したものについては、同様の機能を有するものとする。本実施例に係る液体吐出ヘッドの構成では、ビアを、伝熱層の下面のうちエネルギー発生素子の直下の領域を除き、この直下の領域と、同じく伝熱層の下面のうちエネルギー発生素子に隣接するエネルギー発生素子の直下の領域と、の間の領域に接続させる。
本実施例に係る液体吐出ヘッドには、エネルギー発生素子3a、3b、3c、および3dが備えられ、それらと対向する位置に液体吐出口10a、10b、10c、および10dがそれぞれ備えられる。エネルギー発生素子3aと3b、エネルギー発生素子3bと3c、エネルギー発生素子3cと3d、はそれぞれ隣接して配置されている。伝熱層94は、複数のエネルギー発生素子の配列方向に沿って連続して設けられる。伝熱層94の下面のうち、エネルギー発生素子3aと3bの直下の2つの領域の間にはビア95aが接続され、伝熱層94の下面のうち、エネルギー発生素子3bと3cの直下の2つの領域の間にはビア95bが接続される。また、伝熱層94の下面のうち、エネルギー発生素子3cと3dの直下の2つの領域の間にはビア95cが接続される。つまり、ビアは、伝熱層94のうち、複数のエネルギー発生素子のそれぞれに対応する直下の領域の間の領域に接続される。
供給口7から供給された液体は、流路形成部材6で画成された各圧力室9a、9b、9c、および9dに提供され、各圧力室9a、9b、9c、および9dに蓄えられた液体は、各液体吐出口10a、10b、10c、および10dからそれぞれ吐出される。本実施例では、簡便にするために、隣り合うエネルギー発生素子3b、3c周辺に限定して説明を行う。
エネルギー発生素子3bで生成された熱は、伝熱層94に到達し、基板1に対して沿った方向に積極的に拡散されたのち、伝熱層94の下面のうちエネルギー発生素子3bの直下の領域以外の領域に接続された2つのビア95a、95bを通って、基板1に流入する。また、エネルギー発生素子3cで生成された熱も同様に、伝熱層94を介して、伝熱層94の下面のうちエネルギー発生素子3cの直下の領域以外の領域に接続された2つのビア95b、95cを通って、基板1に流入する。
本実施例によれば、エネルギー発生で生成された熱が、隣接するエネルギー発生素子で生成した熱に作用することが抑制される。また、本実施例によれば、実施例1と同様に、伝熱層の下面のうちエネルギー発生素子の直下の領域にはビアが接続されないため、基板上のエネルギー発生素子の直下の領域が、継続して高温状態になりにくくなる。よって、駆動回路やトランジスタ等が配置可能となるため、駆動回路やトランジスタ等の配置場所の自由度が向上し、液体吐出ヘッドの小型化を図ることが可能になる。
図11は、本発明の実施例2の変形例に係る液体吐出ヘッドの一例を透視的に表した平面図である。本変形例に係る液体吐出ヘッドは、上述した図9、10のビアに加え、エネルギー発生素子の直下の領域に対する+X方向または−X方向にビアがさらに配置される。具体的には、例えば、エネルギー発生素子3cを中心として、+X方向にビア115a、−X方向に115bが配置される。その結果、ビアは、各エネルギー発生素子3a、3b、3c、および3dの四方をそれぞれ囲むように配置されることになる。図11に示す本変形例に係る液体吐出ヘッドは、実施例2に係る液体吐出ヘッドの伝熱層94の代わりに、ビア115a、115bと熱的に接続可能な伝熱層114を備える。
例えば、エネルギー発生素子3cで生成された熱は、伝熱層114に到達し、伝熱層114内で、基板1に対して沿った方向に積極的に拡散される。次に、当該拡散された熱は、伝熱層114の下面のうちエネルギー発生素子の直下の領域以外の領域に接続されたビア95b、95c、115a、および115bを通って、基板1に流入する。
本変形例によれば、実施例2と比較して、エネルギー発生素子で生成した熱が、隣接するエネルギー発生素子で生成した熱に作用することがさらに抑制される。また、本変形例によれば、実施例2と同様に、基板上のエネルギー発生素子の直下の領域に、駆動回路やトランジスタ等が配置可能となるため、駆動回路やトランジスタ等の配置場所の自由度が向上し、液体吐出ヘッドの小型化を図ることが可能となる。
<実施例3>
実施例1の構成で、エネルギー発生素子3で生成された熱が外へ充分に放出されない場合、エネルギー発生素子の直下の領域に設けられる伝熱層の数を増加させたり、ビアの配置を変化させたりすることで、エネルギー発生素子で生成された熱の拡散の適正化を図る。
実施例3に係る液体吐出ヘッドに備えられる伝熱層は、複数の伝熱層で構成され、基板1の表面に沿って配置された第1の伝熱層と、第1の伝熱層とエネルギー発生素子との間の領域に第1の伝熱層に沿って配置された第2の伝熱層とを少なくとも含む。そして、ビアは、第1の伝熱層の下面のうち、エネルギー発生素子の直下の領域以外の領域に複数接続される。
図12は、本発明の実施例3に係る液体吐出ヘッドの一例を示す断面図である。図12に示す液体吐出ヘッドの構成は、図5に示すエネルギー発生素子3と伝熱層4(本実施例およびその変形例では、第1の伝熱層と呼ぶ)との間に、第2の伝熱層124をさらに備え、第1の伝熱層4と基板1との間にビア125を備えた構成になっている。図12に示す液体吐出ヘッドを構成する各要素のうち、実施例1と同一の符号を付したものについては、同様の機能を有するものとする。
エネルギー発生素子3で生成された熱は、第2の伝熱層124に到達し、第2の伝熱層124内で、基板1に対して沿った方向に積極的に拡散されたのち、第2の伝熱層124の下方に拡散される。そして、当該拡散された熱の一部は、第2の伝熱層124の下方の第1の伝熱層4に到達し、第1の伝熱層4内で、基板1に対して沿った方向に積極的に拡散される。次に、拡散された熱は、第1の伝熱層4の下面のうちエネルギー発生素子3の直下の領域以外の領域に接続されたビア125を通って、基板1に流入し外へ逃げる。したがって、本実施例に係る液体吐出ヘッドは、エネルギー発生素子3で生成された熱の熱流束を、実施例1よりも低減できるような構成になっている。
本実施例によれば、基板上のエネルギー発生素子の直下の領域に、駆動回路やトランジスタ等が配置可能となるため、駆動回路やトランジスタ等の配置場所の自由度が向上し、液体吐出ヘッドの小型化を図ることが可能となる。
図13は、本発明の実施例3の変形例に係る液体吐出ヘッドの一例を示す断面図である。図13に示す液体吐出ヘッドの構成は、図12に示す液体吐出ヘッドの第2の伝熱層124の代わりに、+X、−X方向の幅を縮小した第2の伝熱層134を備え、第2の伝熱層134と第1の伝熱層4との間に介在部材であるビア135を備えた構成になっている。介在部材であるビア135は、伝熱部材であるビア125と同質の材質を使用しても良い。本変形例に係る液体吐出ヘッドに備えられるビア135は、第2の伝熱層124の下面のうちエネルギー発生素子3の直下の領域を含む領域に接続される。図12に示す液体吐出ヘッドを構成する各要素のうち、実施例1と同一の符号を付したものについては、同様の機能を有するものとする。
本変形例では、実施例3の第2の伝熱層124と比較して第2の伝熱層134の幅は縮小しているので、エネルギー発生素子3で生成された熱は、第2の伝熱層134からビア135を通って、第1の伝熱層4に迅速に到達する。そして、当該到達した熱は、第1の伝熱層4内で、基板1に対して沿った方向に積極的に拡散されたのち、第1の伝熱層4の下面のうちエネルギー発生素子3の直下の領域以外の領域に接続されたビア125を通って、基板1に流入する。このようにして、本変形例に係る液体吐出ヘッドは、エネルギー発生素子3で生成された熱が、実施例3よりも迅速に外へ逃げるような構成になっている。
本変形例によれば、実施例3と同様に、基板上のエネルギー発生素子の直下の領域に、駆動回路やトランジスタ等が配置可能となるため、駆動回路やトランジスタ等の配置場所の自由度が向上し、液体吐出ヘッドの小型化を図ることが可能となる。
<実施例4>
実施例1から実施例3に係る液体吐出ヘッドの構成では、長期間に渡って液体を吐出しない吐出口から液体中の水分が蒸発し、その吐出口内の液体が増粘することがある。このような場合には、その後、その吐出口から液体を適確に吐出できなくなるおそれがある。実施例4に係る液体吐出ヘッドは、圧力室に流入する液体を循環させ、吐出しようとする液体が極力増粘しないような構成になっている。本実施例に係る液体吐出ヘッドは、実施例1から実施例3と同様に、絶縁層内に伝熱層やビアを設けることによって、エネルギー発生素子で生成された熱の拡散の適正化を図る。
また、本実施例に係る液体吐出ヘッドは、基板1の側部において液体を循環させることにより、基板1へ流入する熱流束を低減することが出来る。
図14は、本発明の実施例4に係る液体吐出ヘッドの一例を透視的に表した平面図である。また、図15は、図14に示す液体吐出ヘッドのα’−α’矢視断面図である。本実施例に係る液体吐出ヘッドを構成する各要素のうち、実施例1と同一の符号を付したものについては、同様の機能を有するものとする。
本実施例に係る液体吐出ヘッドには、1つの吐出口に、液体供給路である第1の供給口147aと液体排出路である第2の供給口147bの一対が対応する構成になっている。例えば、第1の供給口147aから第1の流路158aを経て圧力室159に供給された液体は、第2の流路158b介して第2の供給口147bに排出されることで循環させられる。そして、循環中の液体がエネルギー発生素子3によって熱せられ、膜沸騰を起こすことによって、吐出口10から液体が吐出される。
本実施例に係る液体吐出ヘッドの伝熱層144と基板1とは、ビア145aおよび145bによって熱的に接続されている。ビア145aおよび145bは、伝熱層144の下面のうちエネルギー発生素子3の直下の領域以外の領域に接続され、先述した実施例1から実施例3と比較して、当該直下の領域から一定の距離離れて配置されている。本実施例では、伝熱層144の平面方向において、エネルギー発生素子3の中心(重心)からビア145aまでの距離をLHとし、エネルギー発生素子3の中心から第1の供給口147aの開口の中心(重心)までの距離LCとする。本実施例では、距離LHは、距離LCの約半分となっている。尚、距離LHは、距離LCの半分より長いことが好ましい。つまり、ビア145aは、伝熱層144の下面のうち、伝熱層144の平面方向において、距離LHが、距離LCの半分より長くなるような領域に接続されることが好ましい。
また、循環している液体でビアを冷却可能なように、ビア145aは第1の供給口147aに近接配置され、ビア145bは第2の供給口147bに近接配置される。
エネルギー発生素子3で生成された熱は、伝熱層144に到達し、伝熱層144内で、基板1に対して沿った方向に積極的に拡散される。次に、当該拡散された熱は、伝熱層144の下面のうちエネルギー発生素子3の直下の領域以外の領域に接続されたビア145a、145bを通って、基板1に流入し外へ逃げる。
本実施例では、ビア145aを伝導している熱が第1の供給口147aを循環している液体によって吸収され、ビア145bを伝導している熱が第2の供給口147bを循環している液体によって吸収されるため基板1に流入する熱流束を減少することが可能となる。
本実施例によれば、基板1の上面温度の上昇を抑えることが可能となるため、駆動回路やトランジスタ等の配置場所の自由度が向上し、液体吐出ヘッドの小型化を図ることが可能になる。
<その他>
実施例1から実施例3またはこれらの変形例に係る液体吐出ヘッドは、基板に対して略垂直方向に液体を吐出するサイドシューター型のプリントヘッドであるが、これに限られない。例えば、基板に対して略平行方向に液体を吐出するエッジシューター型のプリントヘッドであってもよい。
実施例1から実施例4またはこれらの変形例に係る液体吐出ヘッドに備えられるビアは、基板の表面に交差する方向に延びる中実または中空の柱状構造であるが、これに限られず、例えば、板状の形状であってもよい。
実施例1から実施例4またはこれらの変形例に係る液体吐出ヘッドでは、エネルギー発生素子に給電するための回路が含まれていないが、この限りではない。当該回路は、基板の上面または下面のどちらの面に配置されてもよく、当該回路は、例えば、基板の面のうちエネルギー発生素子に対向する領域に組み込まれ、または、基板の下面に接するように設けられてもよい。
また上述した各実施例において、基板から垂直な方向からみて、エネルギー発生素子の直下には基板と熱的に接続されるビアは設けない形態を説明した。このようにエネルギー発生素子の直下にはビアを全く設けない形態が熱の観点からは好ましいが、多少のビアであればこの直下領域に設けることも可能である。例えば、エネルギー発生素子の直下以外に設けられるビアの密度(ビアと基板とが接する面積)より小さい密度であれば、エネルギー発生素子の直下にビアを設けても良い。それによりエネルギー発生素子の直下の領域にビアに加えて、駆動回路やトランジスタなどを配置させることが可能である。
1 基板
2 絶縁層
3、3a〜3d エネルギー発生素子
4、94、114 伝熱層
5、45a、45b、95a〜95c、125、145a、145b ビア
7 供給口
124、134 第2の伝熱層

Claims (15)

  1. 液体を吐出させるために利用される熱を生成する少なくとも1つのエネルギー発生素子を備えた液体吐出ヘッドであって、
    基板に接するように設けられ、前記エネルギー発生素子を支持する絶縁層と、
    前記絶縁層の材質よりも高い熱伝導率の材質で構成され、前記エネルギー発生素子と前記基板との間であって前記絶縁層中に設けられる少なくとも1つの伝熱層と、
    前記少なくとも1つの伝熱層と前記基板との間を熱的に接続する伝熱部材と、
    を備え、
    前記伝熱部材は、前記伝熱層のうち前記エネルギー発生素子と前記基板とで挟まれた位置にある直下領域以外の領域に接続されることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記伝熱層は、複数の前記エネルギー発生素子の配列方向に沿って連続して設けられ、 前記伝熱部材は、前記伝熱層のうち、前記複数のエネルギー発生素子のそれぞれに対応する前記直下領域の間の領域に接続されることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記エネルギー発生素子によって吐出される液体が蓄えられる圧力室に流体的に接続され、前記基板に形成された供給口をさらに備え、
    前記伝熱部材は、前記直下領域と、前記供給口と、の間の前記伝熱層の領域に接続されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記少なくとも1つの伝熱層は、前記基板の表面に沿って配置された第1の伝熱層と、前記第1の伝熱層と前記エネルギー発生素子との間の領域に前記第1の伝熱層に沿って配置された第2の伝熱層と、を含み、
    前記伝熱部材は、前記第1の伝熱層のうち、前記直下領域以外の領域に複数接続されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記第2の伝熱層の前記直下領域と、前記第1の伝熱層と、の間を熱的に接続するための介在部材をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の液体吐出ヘッド。
  6. 前記伝熱部材は、前記伝熱層のうち、前記伝熱層の平面方向において、前記エネルギー発生素子の中心から前記伝熱部材までの距離が、前記エネルギー発生素子の中心から前記供給口の開口の中心までの距離の半分より長くなるような領域に接続されることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
  7. 前記伝熱部材は、中実または中空の複数の柱状構造であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド。
  8. 前記エネルギー発生素子に給電するための回路が、前記基板の面のうち前記エネルギー発生素子に対向する領域に組み込まれ、または、前記基板の下面に接するように設けられることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド。
  9. 液体を吐出する液体吐出ヘッドであって、
    基板と、
    前記基板上方に、当該基板の表面に沿って設けられる伝熱層と、
    前記伝熱層上方に設けられる、液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子と、
    前記伝熱層と前記基板とを熱的に接続する伝熱部材と、
    を備え、
    前記基板の表面に垂直な方向からみて、前記伝熱層は前記エネルギー発生素子と少なくとも一部が重なる位置に設けられており、前記伝熱部材は前記エネルギー発生素子とは重ならない位置に設けられていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  10. 前記伝熱層は、当該伝熱層の熱伝導率より低い絶縁層中に設けられていることを特徴とする請求項9に記載の液体吐出ヘッド。
  11. 前記伝熱部材は、前記基板の表面と交差する方向に延びる複数の柱状構造であることを特徴とする請求項9または10に記載の液体吐出ヘッド。
  12. 液体を吐出する液体吐出ヘッドであって、
    基板と、
    前記基板上方に、当該基板の表面に沿って設けられる伝熱層と、
    前記伝熱層上方に設けられる、液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子と、
    前記伝熱層と前記基板とを熱的に接続する伝熱部材と、
    を備え、
    前記基板の表面に垂直な方向からみて、前記エネルギー発生素子と重なる第1領域と、前記エネルギー発生素子とは重ならない、前記第1領域に隣接する第2領域と、に関して、前記第1領域に設けられる前記伝熱部材の密度は、前記第2領域に設けられる前記伝熱部材の密度より小さいことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  13. 前記伝熱層は、前記第1領域及び前記第2領域に連続して設けられていることを特徴とする請求項12に記載の液体吐出ヘッド。
  14. 前記伝熱部材は、前記第1領域には設けられていないことを特徴とする請求項12または13に記載の液体吐出ヘッド。
  15. 請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッドを用いて、記録媒体に液体を吐出して記録を行うことを特徴とする液体吐出ヘッドを含む液体吐出装置。
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