JP6469950B2 - しみ防止布帛および繊維製品 - Google Patents
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Description
ただし、撥水性のない繊維Aは接触角が120度未満の繊維であり、撥水性のある繊維Bは接触角が120度以上の繊維である。
(1)布帛がダブルニット布帛であり、該布帛の両面に前記繊維Bが露出し、かつ該布帛の片面において繊維Aと繊維Bが露出した面のループ占有率がともに30〜70%の範囲内である。
(2)布帛がダブルニット布帛であり、該布帛の片面にのみ前記繊維Bが露出し、かつ該面において、繊維Bのループ占有率が100%である。
(3)布帛がリバーシブルシングルニット布帛であり、繊維Bに繊維Aをプレーテイングしている。
(4)布帛が多重織物であり、繊維Bが該多重織物の片面にのみ配されている。
また、本発明によれば、前記のしみ防止布帛を用いてなる、水陸両用ウエア、スポーツウエア、アウトドアウエア、裏地、レインコート、紳士衣服、婦人衣服、作業衣、防護服の群より選ばれるいずれかの繊維製品が提供される。
前記繊維Aの単繊維横断面形状は特に限定されず、丸だけでなく、三角、扁平、国際公開第2008/001920号パンフレットに記載されたようなくびれ付き扁平、中空など異型断面形状でもよい。
(1)布帛がダブルニット布帛であり、該布帛の両面に前記繊維Bが露出し、かつ該布帛の片面において繊維Aと繊維Bが露出した面のループ占有率がともに30〜70%の範囲内である。
(2)布帛がダブルニット布帛であり、該布帛の片面にのみ前記繊維Bが露出し、かつ該面において、繊維Bのループ占有率が100%である。
(3)布帛がリバーシブルシングルニット布帛であり、繊維Bに繊維Aをプレーテイングしている。
(4)布帛が多重織物であり、繊維Bが該多重織物の片面にのみ配されている。
なお、繊維製品に応じて、前記繊維Bが露出した表面と前記繊維Aが露出した表面との表裏を適宜変更して、汗、雨水、飲料などのしみを防止してもよい。
(1)目付けの測定方法
JISL1018 6.4により測定した。
(2)厚さの測定方法
JISL1018 6.5により測定した。
(3)ループ占有比率の測定方法
ループ数比率(%)=露出する繊維B(A)からなるループ数/表面全体のループ数×100
(4)吸水速度(滴下法)
JIS L1096 6.26吸水速度A法(滴下法)により測定した。
(5)繊維の接触角の測定
最終的に得られた布帛から繊維を抜き取り、協和界面科学(株)社製自動微小接触角測定装置「MCA−2」を使用し、蒸留水を使用して繊維の単糸表面上に500plの蒸留水を滴下したときの繊維と水滴との接触角をθ/2法にて測定した。
(6)洗濯方法
JIS L0217 103により実施した。
丸編28Gダブル機を使用して、糸種1としてセミダルポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚捲縮加工糸84dtex/72fil(繊維A)、糸種2としてシリコーン系化合物を5.5重量%共重合させたシリコーン系撥水剤共重合型撥水セミダルポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚捲縮加工糸84dtex/36fil(繊維B)を用いて、図1に示す組織図の編地を得た。
次いで、該編地を染色工程で親水化剤(ポリエチレンテレフタレート−ポリエチレングリコール共重合体)と同浴処理を行うことにより、該編地に吸水性を付与した。
得られた編地において、吸水性に優れ、ウエアにした時の外気側面の汗じみ防止効果に優れるものであった。また、編地を洗濯20回実施した後も、汗じみ防止効果と吸水性に優れるものであった。
丸編28Gダブル機を使用して、糸種1としてセミダルポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚捲縮加工糸84dtex/72fil(繊維A)、糸種2として実施例1と同じシリコーン系撥水剤共重合型撥水セミダルポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚捲縮加工糸84dtex/36fil(繊維B)を用いて、図2に示す組織図の編地を得た。
次いで、該編地を染色工程で親水化剤(ポリエチレンテレフタレート−ポリエチレングリコール共重合体)と同浴処理を行うことにより、該編地に吸水性を付与した。得られた編地において、吸水性に優れ、ウエアにした時の外気側面の汗じみ防止効果に優れるものであった。また、編地を洗濯20回実施した後も、汗じみ防止効果と吸水性に優れるものであった。
丸編28Gシングル機を使用して、糸種1としてセミダルポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚捲縮加工糸84dtex/72fil(繊維A)、糸種2として下記の撥水加工が施されたセミダルポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚捲縮加工糸110tex/72fil(繊維B)を用いて、図3に示す組織図の編地を得た。
次いで、該編地を染色工程で親水化剤(ポリエチレンテレフタレート−ポリエチレングリコール共重合体)と同浴処理を行うことにより、該編地に吸水性を付与した。得られた編地において、吸水性に優れ、かつウエアにした時の外気側面の汗じみ防止効果に優れるものであった。また、編地を洗濯20回実施した後も、汗じみ防止効果と吸水性に優れるものであった。
レピアルームを使用して、糸種1としてセミダルポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚捲縮加工糸56dtex/72fil(繊維A)、糸種2として下記の撥水加工が施されたセミダルポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚捲縮加工糸84tex/36fil(繊維B)を用いて、図4に示す組織図の織物布帛を得た。
次いで、該編地を染色工程で親水化剤(ポリエチレンテレフタレート−ポリエチレングリコール共重合体)と同浴処理を行うことにより、該編地に吸水性を付与した。得られた編地において、吸水性に優れ、かつウエアにした時の外気側面の汗じみ防止効果に優れるものであった。また、編地を洗濯20回実施した後も、汗じみ防止効果と吸水性に優れるものであった。
・撥水剤の種類 フッ素系化合物(商品名アサヒガードEシリーズAG−E061)
なお、該フッ素系化合物はパーフルオロオクタン酸およびパーフルオロオクタンスルホン酸の濃度が0〜5ng/gのフッ素系撥水剤である。
・加工条件 浴比1:50、0.5重量%溶液使用。
処理条件 温度90℃、時間30分
・加工方法 浴中吸尽加工
ウォータージェットルームを使用して、糸種1としてセミダルポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚捲縮加工糸22dtex/96fil(繊維A)、糸種2としてシリコーン系撥水剤共重合型撥水セミダルポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚捲縮加工糸33tex/36fil(繊維B)を用いて、図5に示す組織図の織物布帛を得た。
次いで、該編地を染色工程で親水化剤(ポリエチレンテレフタレート−ポリエチレングリコール共重合体)と同浴処理を行うことにより、該編地に吸水性を付与した。得られた編地において、吸水性に優れ、かつウエアにした時の外気側面の汗じみ防止効果に優れるものであった。また、編地を洗濯20回実施した後も、汗じみ防止効果と吸水性に優れるものであった。
丸編28Gダブル機を使用して、糸種1としてセミダルポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚捲縮加工糸84dtex/72fil(繊維A)、糸種2として実施例1と同じシリコーン系撥水剤共重合型撥水セミダルポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚捲縮加工糸84dtex/36fil(繊維B)を用いて、図6に示す組織図の編地を得た。
次いで、該編地を染色工程で親水化剤(ポリエチレンテレフタレート−ポリエチレングリコール共重合体)と同浴処理を行うことにより、該編地に吸水性を付与した。得られた編地において、吸水性に優れるものの、ウエアにした時の外気側面の汗じみが目立つものであった。
丸編28Gシングル機を使用して、糸種1としてセミダルポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚捲縮加工糸110dtex/144fil(繊維A)、糸種2として実施例1と同じシリコーン系撥水剤共重合型撥水セミダルポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント仮撚捲縮加工糸84dtex/36fil(繊維B)を用いて、図7に示す組織図の編地を得た。
次いで、該編地を染色工程で親水化剤(ポリエチレンテレフタレート−ポリエチレングリコール共重合体)と同浴処理を行うことにより、該編地に吸水性を付与した。得られた編地において、吸水性に優れるものの、ウエアにした時の外気側面の汗じみが目立つものであった。
Claims (11)
- 撥水性のない繊維Aと撥水性のある繊維Bとで構成されるしみ防止布帛であって、
前記繊維Aと前記繊維Bとの重量比率が(繊維A:繊維B)1:99〜49:51の範囲内であり、
前記繊維Bが30T/m以下のトルクを有する仮撚捲縮加工糸であり、かつ撥水性ポリエステル繊維であり、
前記撥水性ポリエステル繊維が、パーフルオロオクタン酸およびパーフルオロオクタンスルホン酸の濃度が0〜5ng/gのフッ素系撥水剤、または炭化水素系撥水剤を用いて撥水加工が施されたポリエステル繊維であり、
布帛に吸水加工が施されており、かつ前記繊維Bが外気側に配されてなることを特徴とするしみ防止布帛。
ただし、撥水性のない繊維Aは接触角が120度未満の繊維であり、撥水性のある繊維Bは接触角が120度以上の繊維である。 - 布帛の少なくともどちらか一方の表面において、JIS L1096 6.26吸水速度A法(滴下法)により測定した吸水速度が30秒以下である、請求項1に記載のしみ防止布帛。
- 前記繊維Aがポリエステル繊維である、請求項1または請求項2に記載のしみ防止布帛。
- 前記繊維Aの単糸繊度が1.5dtex以下である、請求項1〜3のいずれかに記載のしみ防止布帛。
- 前記繊維Aが、単糸数30本以上のマルチフィラメントである、請求項1〜4のいずれかに記載のしみ防止布帛。
- 前記繊維Bの単糸繊度が前記繊維Aの単糸繊度よりも大である、請求項1〜5のいずれかに記載のしみ防止布帛。
- 布帛の一方表面において前記繊維Aが露出しており、布帛の他方表面に前記繊維Bが露出している、請求項1〜6のいずれかに記載のしみ防止布帛。
- 布帛が下記(1)〜(4)のうち少なくともいずれかの要件を満たす、請求項1〜7のいずれかに記載のしみ防止布帛。
(1)布帛がダブルニット布帛であり、該布帛の両面に前記繊維Bが露出し、かつ該布帛の片面において繊維Aと繊維Bが露出した面のループ占有率がともに30〜70%の範囲内である。
(2)布帛がダブルニット布帛であり、該布帛の片面にのみ前記繊維Bが露出し、かつ該面において、繊維Bのループ占有率が100%である。
(3)布帛がリバーシブルシングルニット布帛であり、繊維Bに繊維Aをプレーテイングしている。
(4)布帛が多重織物であり、繊維Bが該多重織物の片面にのみ配されている。 - 布帛の目付けが300g/m2以下である、請求項1〜8のいずれかに記載のしみ防止布帛。
- 布帛の厚さが3.0mm以下である、請求項1〜9のいずれかに記載のしみ防止布帛。
- 請求項1〜10のいずれかに記載のしみ防止布帛を用いてなる、水陸両用ウエア、スポーツウエア、アウトドアウエア、裏地、レインコート、紳士衣服、婦人衣服、作業衣、防護服の群より選ばれるいずれかの繊維製品。
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