以下、添付図面にしたがって本発明を実施するための好ましい形態について詳説する。
《外観構成》
図1、図2、図3、図4は、それぞれデジタルカメラの外観構成を示す正面図、背面図、平面図、左側面図である。
本明細書では、光軸Lに沿う方向(図3のz方向)を前後方向とし、被写体側を前方向とする。また、光軸Lと直交する面において、イメージセンサー50の長辺に沿う方向(図1のx方向)を横方向又は左右方向とし、イメージセンサー50の短辺に沿う方向(図1のy方向)を縦方向又は上下方向とする。
本実施の形態のデジタルカメラ1は、レンズ交換式のデジタルカメラであり、かつ、ノンレフレックス型のデジタルカメラである。レンズ交換式とは、レンズを交換できるデジタルカメラのことである。ノンレフレックス型とは、レンズからの入射光を光学式ファインダーに導くためのレフレックスミラーのないデジタルカメラのことであり、ミラーレスとも称される。
図5は、レンズを装着したデジタルカメラの平面図である。同図に示すように、本実施の形態のデジタルカメラ1は、カメラボディ10にレンズ2を装着して使用する。カメラボディ10には、レンズマウント14、メインディスプレー16、サブディスプレー18、電子ビューファインダー20、各種操作ボタン類等が備えられる。
〈カメラボディ〉
カメラボディ10は、前後方向の厚みの薄い矩形の箱形状を有する。カメラボディ10は、一方側(図1において左側)の端部がグリップ部12として構成される。グリップ部12には、正面側にグリップ22が備えられ、背面側にサムレスト24が備えられる。
〈レンズマウント〉
レンズマウント14は、レンズ2の取り付け部である。図1に示すように、レンズマウント14は、カメラボディ10の正面に備えられる。
〈メインディスプレー〉
メインディスプレー16は、大画面のディスプレーで構成される。図2に示すように、メインディスプレー16は、カメラボディ10の背面に備えられる。メインディスプレー16は、たとえば、カラーLCD(LCD:Liquid Crystal Display/液晶ディスプレー)で構成される。メインディスプレー16は、画像の表示に利用される他、各種設定を行う際の設定画面として利用される。
〈サブディスプレー〉
サブディスプレー18は、小画面のディスプレーで構成される。図3に示すように、サブディスプレー18、カメラボディ10の上面に備えられる。サブディスプレー18は、たとえば、照明付きの反射型LCD(反射型液晶ディスプレー)で構成される。サブディスプレー18には、カメラの設定内容等が表示される。カメラの設定内容には、現在設定されているシャッタースピード、絞り値(F値)、ISO感度(ISO:International Organization for Standardization/国際標準化機構)などが含まれる。
〈電子ビューファインダー〉
電子ビューファインダー20は、カメラボディ10の上面部に備えられる。電子ビューファインダー20は、図2に示すように、カメラボディ10の背面側に接眼部20Aを有する。電子ビューファインダー20には、いわゆるライブビュー画像が表示される。ライブビュー画像とは、イメージセンサーによってリアルタイムに捕らえられる画像のことである。
〈操作ボタン類〉
カメラボディ10には、操作ボタン類として、シャッターボタン30、電源レバー31、フロントコマンドダイヤル32、感度ダイヤル110、照明ボタン35、ファンクションボタン36、第1リアコマンドダイヤル37、第2リアコマンドダイヤル38、セレクターボタン39、メニューボタン40、キャンセルボタン41、再生ボタン42、消去ボタン43、撮影条件設定ボタン44等が備えられる。
シャッターボタン30は、グリップ22の頂部に備えられる。シャッターボタン30は、いわゆる半押しと全押しとからなる二段式のスイッチで構成される。シャッターボタン30が半押しされると、測光、測距等が実行され、全押しされると、本撮影が実行される。
電源レバー31は、シャッターボタン30と同軸上に配置される。電源レバー31は、回転式のレバーで構成される。電源レバー31をオン位置に回転させると、デジタルカメラ1の電源がオンされる。電源レバー31をオフ位置に回転させると、デジタルカメラ1の電源がオフされる。
フロントコマンドダイヤル32は、グリップ22に備えられる。フロントコマンドダイヤル32は、回転式のダイヤルで構成される。フロントコマンドダイヤル32は、その一部がグリップ22の外表面に露出して配置される。フロントコマンドダイヤル32は、露出した部分を利用して回転操作される。フロントコマンドダイヤル32には、複数の機能が割り当てられる。フロントコマンドダイヤル32に割り当てられる機能は、デジタルカメラ1の状況に応じて切り替えられる。
感度ダイヤル110は、カメラボディ10の上面に備えられる。感度ダイヤル110は、撮影の感度を設定するダイヤルである。ユーザーは、感度ダイヤルを回転操作して、所望の感度に設定する。感度ダイヤル110を含む感度の設定装置については、後に詳述する。
照明ボタン35は、カメラボディ10の上面に備えられる。照明ボタン35は、サブディスプレー18に備えられた照明のオン/オフを切り替えるボタンである。照明ボタン35を1回押すごとに点灯、消灯が切り替えられる。
ファンクションボタン36は、カメラボディ10の上面に備えられる。ファンクションボタン36には、複数の機能が割り当てられる。ファンクションボタン36に割り当てられる機能は、デジタルカメラ1の状況に応じて切り替えられる。
第1リアコマンドダイヤル37及び第2リアコマンドダイヤル38は、カメラボディ10の背面に並列して配置される。第1リアコマンドダイヤル37及び第2リアコマンドダイヤル38は、共に回転式のダイヤルで構成される。第1リアコマンドダイヤル37及び第2リアコマンドダイヤル38は、共にその一部がカメラボディ10の背面から露出して配置される。第1リアコマンドダイヤル37及び第2リアコマンドダイヤル38は、共に露出した部分を利用して回転操作される。第1リアコマンドダイヤル37及び第2リアコマンドダイヤル38には、それぞれ複数の機能が割り当てられる。第1リアコマンドダイヤル37及び第2リアコマンドダイヤル38に割り当てられる機能は、デジタルカメラ1の状況に応じて切り替えられる。
セレクターボタン39は、カメラボディ10の背面に備えられる。セレクターボタン39は、同一円上に配置された4つのボタンで構成される。各ボタンには、複数の機能が割り当てられる。各ボタンに割り当てられる機能は、デジタルカメラ1の状況に応じて切り替えられる。
メニューボタン40は、カメラボディ10の背面に備えられる。メニューボタン40は、メニュー画面を呼び出すボタンである。メニューボタン40を押すことにより、各種設定を行うためのメニュー画面がメインディスプレー16に表示される。また、メニューボタン40は、確定ボタン(OKボタン)としても機能し、選択事項の確定等に使用される。
キャンセルボタン41は、カメラボディ10の背面に備えられる。キャンセルボタン41は、操作の取り消しを指示するボタンである。キャンセルボタン41を押すことにより、選択事項等の取り消しの指示が入力される。
再生ボタン42は、カメラボディ10の背面に備えられる。再生ボタン42は、再生モードへの切り替えを指示するボタンである。再生ボタン42を押すことにより、デジタルカメラ1のモードが再生モードに切り替えられる。再生モードに設定されると、メモリーカードから撮影済みの画像が読み出され、メインディスプレー16に再生表示される。
消去ボタン43は、カメラボディ10の背面に備えられる。消去ボタン43は、撮影済み画像の消去を指示するボタンである。画像再生中に消去ボタン43を押すと、再生中の画像がメモリーカードから消去される。
撮影条件設定ボタン44は、カメラボディ10の背面に備えられる。撮影条件設定ボタン44は、撮影条件の設定画面を呼び出すボタンである。撮影条件設定ボタン44を押すことにより、撮影条件の設定画面がメインディスプレー16に表示される。
《制御系》
図6は、デジタルカメラの制御系の概略構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ1は、イメージセンサー50、イメージセンサー駆動部52、シャッター54、シャッター駆動部56、アナログ信号処理部58、画像データ入力部60、ワークメモリ62、データメモリ64、デジタル信号処理部66、記録制御部68、メインディスプレー駆動部70、サブディスプレー駆動部72、操作部74、システムコントローラー80等を有する。
イメージセンサー50は、レンズ2を介して結像した被写体の光学像を電気信号に変換して出力する。イメージセンサー50には、CCDイメージセンサー(CCD:Charged Coupled Device)、CMOSイメージセンサー(CMOS:Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の公知のイメージセンサーが使用される。
イメージセンサー駆動部52は、システムコントローラー80からの指令に応じて、イメージセンサー50を駆動する。
シャッター54は、スクエア型のフォーカルプレーンシャッターで構成され、イメージセンサー50の直前に配置される。
シャッター駆動部56は、システムコントローラー80からの指令に応じて、シャッター54を駆動する。
アナログ信号処理部58は、イメージセンサー50から出力された信号を取り込み、相関二重サンプリング処理、増幅処理等の所要の信号処理を施す。また、アナログ信号処理部58は、所要の信号処理を施したアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換して出力する。
画像データ入力部60は、システムコントローラー80からの指令に応じて、アナログ信号処理部58から出力されるデジタルの画像信号を取り込む。取り込まれた1枚分の画像データは、ワークメモリ62に格納される。
ワークメモリ62は、作業用のメモリとして利用される。データメモリ64は、EEPROM(EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性メモリで構成され、制御等に必要なデータが記憶される。
デジタル信号処理部66は、ワークメモリ62に取り込まれた画像データに対して、デモザイキング処理、ホワイトバランス補正、ガンマ補正、輪郭補正等の所要の信号処理を施し、輝度データ(Yデータ)と色差データ(Cr,Cbデータ)とからなる所定の画像データを生成する。
記録制御部68は、システムコントローラー80からの指令に応じて、メモリーカード78にアクセスし、データを読み書きする。撮影により得られた画像データは、メモリーカード78に記録される。
メインディスプレー駆動部70は、システムコントローラー80からの指令に応じて、メインディスプレー16を駆動する。
サブディスプレー駆動部72は、システムコントローラー80からの指令に応じて、サブディスプレー18を駆動する。
操作部74には、シャッターボタン30、電源レバー31、フロントコマンドダイヤル32、感度ダイヤル110、照明ボタン35、ファンクションボタン36、第1リアコマンドダイヤル37、第2リアコマンドダイヤル38、セレクターボタン39、メニューボタン40、キャンセルボタン41、再生ボタン42、消去ボタン43等が含まれる。操作部74は、各操作部材の操作に応じた信号をシステムコントローラー80に出力する。
システムコントローラー80は、デジタルカメラ1の各部の動作を制御する制御部である。システムコントローラー80は、マイクロコンピューターで構成される。すなわち、マイクロコンピューターが所定の制御プログラムを実行することによりシステムコントローラー80として機能し、デジタルカメラ1の各部の動作を制御する制御部として機能する。
システムコントローラー80は、レンズ2の制御部としても機能する。システムコントローラー80は、レンズ2に備えられたレンズ駆動部2aを介して、レンズ2の動作を制御する。レンズ2は、絞り、フォーカスレンズ等を備える。レンズ駆動部2aは、絞りを駆動する絞り駆動部、フォーカスレンズを駆動するフォーカスレンズ駆動部等を備える。
《感度設定装置》
上記のように、本実施の形態のデジタルカメラ1は、感度ダイヤル110で撮影の感度を設定する。
図7は、感度ダイヤルを含む感度設定装置の概略構成を示すブロック図である。
感度設定装置100は、設定装置の一例である。感度設定装置100は、上面に表示部110Aを備えた感度ダイヤル110と、指標112と、感度ダイヤル110の回転を検出する回転検出部114と、感度ダイヤル110の回転に応じて感度の設定値を切り替える設定感度切替部116と、感度の設定値の切り替わりに応じて感度ダイヤル110の表示部110Aの表示を制御するダイヤル表示制御部118と、を備えて構成される。
〈感度ダイヤル〉
図8は、感度ダイヤルの概略構成を示す縦断面図である。
感度ダイヤル110は、操作ダイヤルの一例である。感度ダイヤル110は、上面に文字盤を構成する表示部110Aを備える。感度ダイヤル110は、その表示部110Aに設定可能な感度が表示される。表示部110Aの表示態様については後述する。
感度ダイヤル110は、回転操作される部分である感度ダイヤル本体122と、表示部110Aを構成するディスプレーユニット124と、を備えて構成される。
感度ダイヤル本体122は、本体部122Aと、軸部122Bとを備えて構成される。本体部122Aは、上部が開口した中空の円盤形状を有する。本体部122Aは、外周にローレット加工が施される。軸部122Bは、円筒形状を有する。軸部122Bは、本体部122Aの下部同軸上に一体的に備えられる。
ディスプレーユニット124は、ディスプレーユニット本体124Aと、支柱部124Bと、を備えて構成される。
ディスプレーユニット本体124Aは、円盤形状を有し、その上面に表示面を有する。ディスプレーユニット本体124Aは、感度ダイヤル本体122の本体部122Aの内側に配置される。感度ダイヤル本体122の本体部122Aの内側に配置されたディスプレーユニット本体124Aは、その表示面が感度ダイヤル110の表示部110Aを構成する。ディスプレーユニット本体124Aは、たとえば、反射型液晶ディスプレーで構成される。
支柱部124Bは、ディスプレーユニット本体124Aの支持部であり、円柱形状を有する。支柱部124Bは、感度ダイヤル本体122の軸部122Bの内側に配置される。
感度ダイヤル110は、感度ダイヤル支持フレーム126を介してカメラボディ10に組み付けられる。
感度ダイヤル支持フレーム126には、感度ダイヤル本体122を回転可能に支持する軸受128、ディスプレーユニット124を固定するためのベースプレート130、感度ダイヤル110が回転操作された際にクリック感を発生させるクリック機構132、感度ダイヤル110の回転を検出する回転検出部114等が備えられる。
軸受128は、感度ダイヤル本体122の軸部122Bを回転自在に支持する。ベースプレート130には、ディスプレーユニット124の支柱部124Bが固定される。感度ダイヤル本体122の軸部122Bが軸受128に支持され、かつ、ディスプレーユニット124の支柱部124Bがベースプレート130に固定されることにより、感度ダイヤル110が感度ダイヤル支持フレーム126に組み付けられる。これにより、ディスプレーユニット124が固定され、その周りを感度ダイヤル本体122が正逆回転可能に支持される。すなわち、表示部110Aは固定されたまま、外周部のみが正逆回転可能に支持される。なお、回転方向については、矢印R+で示す回転方向(時計回りの方向)を正回転方向、矢印R-で示す回転方向(反時計回りの方向)を逆回転方向とする。
クリック機構132は、クリック溝板金132Aと、クリックボール132Bと、クリックバネ132Cと、を備えて構成される。
クリック溝板金132Aは、中央に円形の穴を備えた円盤形状を有する。クリック溝板金132Aは、その中央の穴に感度ダイヤル本体122の軸部122Bが通されて、感度ダイヤル本体122の軸部122Bの同軸上に固定される。
クリック溝板金132Aには、同一円周上に一定の間隔でクリック溝132aが備えられる。クリック溝132aは、球面状の窪みとして、クリック溝板金132Aの上面に備えられる。このクリック溝132aの配置間隔が、クリック感を発生させる間隔となる。また、このクリック溝132aの配置間隔が、感度ダイヤル110の回転を停止させる間隔となる。また、このクリック溝132aの数が、1回転当たりに発生するクリック感の数となる。また、このクリック溝132aの数が、1回転当たりのクリックポジションの数となる。クリックポジションとは、クリック感を伴って回転を停止させることができる位置のことをいう。たとえば、クリック溝132aが等間隔で20個備えられている場合、1回転当たりのクリックポジションの数及びクリック感の発生回数は20となる。この場合、18°間隔でクリック感が発生する。
クリックボール132Bは、クリック溝132aに嵌入して、クリック感を発生させる部材である。クリックボール132Bは、感度ダイヤル支持フレーム126に備えられる。感度ダイヤル支持フレーム126には、クリックボール132Bを収容するクリックボール収容穴134が備えられる。クリックボール収容穴134は、有底の穴として、感度ダイヤル110の回転軸と平行に設けられる。また、クリックボール収容穴134は、クリック溝132aと対向する位置に備えられる。
クリックバネ132Cは、クリックボール132Bをクリック溝板金132Aに向けて付勢する部材である。クリックバネ132Cは、クリックボール収容穴134に収容される。
以上のように構成されるクリック機構132の作用は、次のとおりである。
感度ダイヤル110にはクリック溝板金132Aが取り付けられており、感度ダイヤル110を回転させると、クリック溝板金132Aも回転する。そして、クリック溝板金132Aが回転すると、一定の角度間隔でクリックボール132Bがクリック溝132aに嵌入する。これにより、一定の角度間隔でクリック感が発生する。また、クリック感が発生したところで感度ダイヤル110の回転を止めると、クリックボール132Bがクリック溝132aに嵌入する。これにより、感度ダイヤル110の回転が止められる。すなわち、一定以上の負荷を掛けて回さない限り、感度ダイヤル110の停止状態が維持される。
以上のように構成される感度ダイヤル110は、エンドレスに正逆回転可能に支持され、かつ、回転操作に伴い一定の角度間隔でクリック感が発生する。
〈回転検出部〉
回転検出部114は、感度ダイヤル110の回転を検出する。回転検出部114は、ロータリーエンコーダーで構成され、感度ダイヤル本体122の軸部122Bの回転を検出して、感度ダイヤル110の回転を検出する。特に、本実施の形態のデジタルカメラ1では、感度ダイヤル110の1クリックごとの回転を検出する。すなわち、何クリック分回転したかを検出する。回転検出部114の検出結果は、システムコントローラー80に出力される。
〈指標〉
指標112は、カメラボディ10に備えられる。指標112は、バー形状を有し、感度ダイヤル110の外周の一点を指し示すように配置される。本実施の形態のデジタルカメラ1では、図3に示すように、感度ダイヤル110に対して9時の位置に指標112が配置される。
ユーザーは、指標112を基準に感度ダイヤル110を回転操作する。すなわち、設定しようとする感度の表示が指標112の位置に位置するように、感度ダイヤル110を回転操作する。
〈設定感度切替部〉
設定感度切替部116は、設定値切替部の一例であり、回転検出部114で検出される感度ダイヤル110の回転に応じて感度の設定を切り替える。すなわち、1クリック分の回転が検出されるたびに感度の設定を1つずつ繰り上げる又は繰り下げる。繰り上げは、感度ダイヤル110が逆回転方向R-に回転された場合に行われる。繰り下げは、感度ダイヤル110が正回転方向R+に回転された場合に行われる。すなわち、感度ダイヤル110が正回転方向R+に回転されると、その回転量(クリック数)に応じて感度が繰り下げられ、逆回転方向R-に回転されると、その回転量(クリック数)に応じて感度が繰り上げられる。
図9は、本実施の形態のデジタルカメラで設定可能なISO感度の一覧表である。
同図に示すように、本実施の形態のデジタルカメラ1では、ISO感度をISO100〜51200までの間で設定できる。具体的には、ISO100、ISO125、ISO160、ISO200、ISO250、ISO320、ISO400、ISO500、ISO640、ISO800、ISO1000、ISO1250、ISO1600、ISO2000、ISO2500、ISO3200、ISO4000、ISO5000、ISO6400、ISO8000、ISO10000、ISO12800、ISO16000、ISO20000、ISO25600、ISO32000、ISO40000、ISO51200のいずれかを選択して設定できる。この場合、最小値はISO100、最大値はISO51200である。また、切り替えられるISO感度の数は28である。
なお、ISO100からISO200に切り替える場合のステップ幅を1段とすると、本実施の形態のデジタルカメラ1は、1/3段のステップ幅でISO感度を切り替えられることとなる。
感度は、上記の順番に切り替えられる。したがって、たとえば、現在設定されている感度がISO400の場合、感度ダイヤル110を正回転方向R+に1クリック分回転させると、ISO320に切り替えられる。また、感度ダイヤル110を逆回転方向R-に1クリック分回転させると、ISO500に切り替えられる。
設定可能な感度のデータ、すなわち、図9に示す表のデータは、データメモリ64に記憶される。設定感度切替部116は、設定可能な感度のデータをデータメモリ64から読み出し、回転検出部114で検出される感度ダイヤル110の回転に応じて感度の設定を切り替える。
設定感度切替部116は、システムコントローラー80の一機能として提供される。すなわち、システムコントローラー80が所定の制御プログラムを実行することにより、設定感度切替部116として機能する。
〈ダイヤル表示制御部〉
ダイヤル表示制御部118は、表示制御部の一例であり、感度ダイヤル110の表示部110Aの表示を制御する。ダイヤル表示制御部118は、設定感度切替部116による感度の切り替わりに応じて、感度ダイヤル110の表示部110Aの表示を制御し、感度ダイヤル110の上面(天面)に文字盤の画像を表示させる。
ダイヤル表示制御部118は、システムコントローラー80の一機能として提供される。すなわち、システムコントローラー80が所定の制御プログラムを実行することにより、ダイヤル表示制御部118として機能する。ダイヤル表示制御部118は、図7に示すように、ディスプレー駆動部120を介してディスプレーユニット124を制御し、感度ダイヤル110の表示部110Aの表示を制御する。
《感度ダイヤルの表示部の表示態様》
以下、感度ダイヤル110の表示部110Aの表示態様について説明する。
図10は、感度ダイヤルの上面図である。同図は感度ダイヤル110の表示部110Aの表示態様の一例を示している。
ダイヤル表示制御部118は、現在選択されている感度を表示部110Aに設定された設定値表示位置Poに表示する。設定値表示位置Poは、指標112が指し示す位置に設定される。本実施の形態のデジタルカメラ1では、指標112が、感度ダイヤル110に対して9時の位置に設置されているので、9時の位置に設定値表示位置Poが設定される。
図10に示す例では、現在選択されている感度がISO400の場合を示している。この場合、設定値表示位置Poに「400」が表示される。設定値表示位置Poに表示される感度は、他の領域に表示される感度よりも相対的に大きなサイズで表示される。
ダイヤル表示制御部118は、現在選択されている感度が最大値以外の場合、設定値表示位置Poに対して正回転方向R+の下流側に設定された最大値表示位置Pmaxに感度の最大値を表示する。図10に示す例では、設定値表示位置Poから正回転方向R+に135°回転した位置に最大値表示位置Pmaxを設定している。本実施の形態のデジタルカメラ1で設定可能な感度の最大値はISO51200であるので(図9参照)、最大値表示位置Pmaxには「51200」が表示される。
また、ダイヤル表示制御部118は、現在選択されている感度が最小値以外の場合、設定値表示位置Poに対して正回転方向R+の上流側に設定された最小値表示位置Pminに感度の最小値を表示する。図10に示す例では、設定値表示位置Poから逆回転方向R-に135°回転した位置に最小値表示位置Pminを設定している。
本実施の形態のデジタルカメラ1で設定可能な感度の最小値はISO100であるので(図9参照)、最小値表示位置Pminには「100」が表示される。
更に、ダイヤル表示制御部118は、感度ダイヤル110を逆回転方向R-に回転させた場合に選択可能な一定数先までの感度を設定値表示位置Poに対して正回転方向R+の下流側に表示し、かつ、感度ダイヤル110を正回転方向R+に回転させた場合に選択可能な一定数先までの感度を設定値表示位置Poに対して正回転方向R+の上流側に表示する。
図10に示す例では、現在の設定から選択可能な2個先までの感度を表示する場合を示している。この場合、設定値表示位置Poに対して正回転方向R+の下流側に第1の前設定値表示位置Pp1及び第2の前設定値表示位置Pp2が設定され、上流側に第1の次設定値表示位置Pn1及び第2の次設定値表示位置Pn2が設定される。
第1の前設定値表示位置Pp1には、感度ダイヤル110を逆回転方向R-に1クリック分回転させた場合に選択可能な感度が表示される。現在設定されている感度がISO400の場合、次に設定される感度はISO500であるので(図9参照)、第1の前設定値表示位置Pp1には「500」が表示される。なお、図10に示す例では、設定値表示位置Poから正回転方向R+に18°回転した位置に第1の前設定値表示位置Pp1を設定している。
第2の前設定値表示位置Pp2には、感度ダイヤル110を逆回転方向R-に2クリック分回転させた場合に選択可能な感度が表示される。現在設定されている感度がISO400の場合、次の次に設定される感度はISO640であるので(図9参照)、第2の前設定値表示位置Pp2には「640」が表示される。なお、図10に示す例では、設定値表示位置Poから正回転方向R+に36°回転した位置に第2の前設定値表示位置Pp2を設定している。
第1の次設定値表示位置Pn1には、感度ダイヤル110を正回転方向R+に1クリック分回転させた場合に選択可能な感度が表示される。現在設定されている感度がISO400の場合、次に設定される感度はISO320であるので(図9参照)、第1の次設定値表示位置Pn1には「320」が表示される。なお、図10に示す例では、設定値表示位置Poから逆回転方向R-に18°回転した位置に第1の次設定値表示位置Pn1を設定している。
第2の次設定値表示位置Pn2には、感度ダイヤル110を正回転方向R+に2クリック分回転させた場合に選択可能な感度が表示される。現在設定されている感度がISO400の場合、次の次に設定される感度はISO250であるので(図9参照)、第2の次設定値表示位置Pn2には「250」が表示される。なお、図10に示す例では、設定値表示位置Poから逆回転方向R-に36°回転した位置に第2の次設定値表示位置Pn2を設定している。
また、ダイヤル表示制御部118は、設定値表示位置Poと最大値表示位置Pmaxとの間で正回転方向R+に沿ってドットDを表示し、かつ、設定値表示位置Poと最小値表示位置Pminとの間で逆回転方向R-に沿ってドットDを表示する。本実施の形態では、選択可能な2個先までの感度を表示しているので、第2の前設定値表示位置Pp2と最大値表示位置Pmaxとの間、及び、第2の次設定値表示位置Pn2と最小値表示位置Pminとの間でドットDを表示している。ドットDは、一定の間隔で均等に表示される。ドットDは、設定可能な感度が間引いて表示されていることを認識させるためのものである。
ドットDを含む各感度の表示は、一点破線で示す円C上に表示される。すなわち、回転方向に沿って同一円上に表示される。なお、一点破線で示す円Cは、説明の便宜上に示した円である。実際の表示部110Aに円Cは表示されない。
図11は、感度ダイヤルの操作に連動した表示部の表示の遷移状態の一例を示す図である。なお、同図において、矢印R+1は、感度ダイヤル110を正回転方向R+に1クリック分回転した場合の遷移方向を示し、矢印R+2は、感度ダイヤル110を正回転方向R+に2クリック分回転した場合の遷移方向を示している。また、矢印R-1は、感度ダイヤル110を逆回転方向R-に1クリック分回転した場合の遷移方向を示し、矢印R-2は、感度ダイヤル110を逆回転方向R-に2クリック分回転した場合の遷移方向を示している。
いま、感度設定装置100で設定されているISO感度がISO400であるとする。
図11(A)は、現在の感度がISO400に設定されている場合の表示部110Aの表示例を示している。この場合、設定値表示位置Poには「400」が表示される。また、第1の前設定値表示位置Pp1には「500」、第2の前設定値表示位置Pp2には「640」、第1の次設定値表示位置Pn1には「320」、第2の次設定値表示位置Pn2には「250」が、それぞれ表示される。
図11(A)に示す状態から感度ダイヤル110を正回転方向R+に1クリック分回転させると、感度の設定値が1つ繰り下がり、ISO320に設定される。
図11(B)は、感度がISO320に切り替えられた場合の表示部110Aの表示例を示している。この場合、設定値表示位置Poには「320」が表示される。また、第1の前設定値表示位置Pp1には「400」、第2の前設定値表示位置Pp2には「500」、第1の次設定値表示位置Pn1には「250」、第2の次設定値表示位置Pn2には「200」が、それぞれ表示される。すなわち、感度が1つずつ繰り下がって各位置に表示される。
一方、図11(A)に示す状態から感度ダイヤル110を逆回転方向R-に1クリック分回転させると、感度の設定値が1つ繰り上がり、ISO500に設定される。
図11(C)は、感度がISO500に切り替えられた場合の表示部110Aの表示例を示している。この場合、設定値表示位置Poには「500」が表示される。また、第1の前設定値表示位置Pp1には「640」、第2の前設定値表示位置Pp2には「800」、第1の次設定値表示位置Pn1には「400」、第2の次設定値表示位置Pn2には「320」が、それぞれ表示される。すなわち、感度が1つずつ繰り上がって各位置に表示される。
このように、感度ダイヤル110を正回転方向R+に1クリック分回転させると、感度が1つ繰り下がると同時に、表示部110Aの感度の表示も1つ繰り下がって表示される。また、感度ダイヤル110を逆回転方向R-に1クリック分回転させると、感度が1つ繰り上がると同時に、表示部110Aの感度の表示も1つ繰り上がって表示される。
なお、図11(C)に示す状態から感度ダイヤル110を正回転方向R+に2クリック分回転させると、感度の設定値が2つ繰り下がり、ISO320に設定される。この場合、表示部110Aの表示は、図11(B)のようになる。
また、図11(C)に示す状態から感度ダイヤル110を正回転方向R+に1クリック分回転させると、感度の設定値が1つ繰り下がり、ISO400に設定される。この場合、表示部110Aの表示は、図11(A)のようになる。
また、図11(B)に示す状態から感度ダイヤル110を逆回転方向R-に2クリック分回転させると、感度の設定値が2つ繰り上がり、ISO500に設定される。この場合、表示部110Aの表示は、図11(C)のようになる。
また、図11(B)に示す状態から感度ダイヤル110を逆回転方向R-に1クリック分回転させると、感度の設定値が1つ繰り上がり、ISO400に設定される。この場合、表示部110Aの表示は、図11(A)のようになる。
なお、表示部110Aの表示を切り替える場合、感度ダイヤル110を回転に連動させて、表示を回転させることが好ましい。すなわち、単に数値のみを切り替えるのではなく、実際に回転させているように、感度ダイヤル110の回転軸を中心に表示を回転させることが好ましい(文字盤が回転しているようにアニメーションで表示する)。これにより、回転の操作方向が明瞭になり、より操作性が向上する。
図12は、現在設定されている感度がISO160の場合の表示部の表示例を示す図である。
この場合、第2の前設定値表示位置Pp2に設定可能な感度の最小値が表示される。すなわち、第2の次設定値表示位置Pn2に「100」が表示される。
設定可能な感度の最小値が第2の次設定値表示位置Pn2に表示されるので、最小値表示位置Pminの表示は消える。
最小値表示位置Pminでの最小値の表示が消えるのに伴い、第2の次設定値表示位置Pn2と最小値表示位置Pminとの間のドットの表示も消える。
図13は、現在設定されている感度が設定可能な感度の最小値である場合の表示部の表示例を示す図である。
この場合、設定値表示位置Poに設定可能な感度の最小値が表示される。すなわち、設定値表示位置Poに「100」が表示される。設定値表示位置Poに設定可能な感度の最小値が表示されるので、設定値表示位置Poの正回転方向R+の上流側には何も表示されない。
図14は、現在設定されている感度がISO32000の場合の表示部の表示例を示す図である。
この場合、第2の前設定値表示位置Pp2に設定可能な感度の最大値が表示される。すなわち、第2の前設定値表示位置Pp2に「51200」が表示される。
設定可能な感度の最大値が第2の前設定値表示位置Pp2に表示されるので、最大値表示位置Pmaxの表示は消える。
最大値表示位置Pmaxでの最大値の表示が消えるのに伴い、第2の前設定値表示位置Pp2と最大値表示位置Pmaxとの間のドットの表示も消える。
図15は、現在設定されている感度が設定可能な感度の最大値である場合の表示部の表示例を示す図である。
この場合、設定値表示位置Poに設定可能な感度の最大値が表示される。すなわち、設定値表示位置Poに「51200」が表示される。設定値表示位置Poに設定可能な感度の最大値が表示されるので、設定値表示位置Poの正回転方向R+の下流側には何も表示されない。
このように、感度ダイヤル110の表示部110Aには、現在の設定感度、設定可能な感度の最大値、最小値、及び、現在の設定感度から選択可能な2個先までの感度が表示され、中間は間引いて表示される。
設定可能な感度の最大値及び最小値が表示されることにより、選択可能な感度の範囲を容易に把握できる。
また、現在の設定感度に加えて、現在の設定感度から選択可能な2個先までの感度が表示されることにより、次に設定可能な感度を容易に把握できる。更に、現在の設定感度に加えて、現在の設定感度から選択可能な2個先までの感度が表示されることにより、変化のステップ幅も容易に把握できる。
また、現在の設定感度については、他の表示よりも相対的に大きく表示されるので、現在の設定感度を瞬時に把握できる。
また、中間の間引いた感度の部分をドットで表示することにより、間引いて表示されていることをユーザーに容易に認識させることができる。
また、中間を間引いて表示することにより、必要な情報を大きく表示できる。これにより、表示部自体が小さくても、表示を見やすくできる。更に、中間を間引いて表示することにより、感度ダイヤル110の外径も小さくできる。
《感度設定装置による感度の設定処理》
図16は、感度設定装置による感度の設定処理の手順を示すフローチャートである。
デジタルカメラ1の電源が投入されると、前回の感度の設定が読み出される(ステップS10)。すなわち、電源オフ時に設定されていた感度の情報が読み出される。電源オフ時の感度の設定情報は、データメモリ64に記録される。設定感度切替部116は、データメモリ64から前回の感度の設定の情報を読み出す。設定感度切替部116は、読み出した感度を現在の設定感度に設定する(ステップS11)。
感度が設定されると、現在の設定感度に応じた文字盤の画像が感度ダイヤル110の表示部110Aに表示される(ステップS12)。たとえば、現在の設定感度が、ISO400の場合、その表示は図10に示すものとなる。ダイヤル表示制御部118は、現在の設定感度に応じて、所定の表示となるように、感度ダイヤル110の表示部110Aの表示を制御する。
この後、感度ダイヤル110の操作の有無が判定される(ステップS13)。感度ダイヤル110が操作されると、その回転方向及び回転量に応じて、感度の設定が切り替えられる(ステップS14)。たとえば、正回転方向R+に1クリック分回転された場合は感度が1繰り下げられ、2クリック分回転された場合は感度が2繰り下げられる。一方、逆回転方向R-に1クリック分回転された場合は感度が1繰り上げられ、2クリック分回転された場合は感度が2繰り上げられる。
この感度の切り替えに応じて、感度ダイヤル110の表示部110Aの表示が切り替えられる(ステップS15)。たとえば、図11に示すように、現在の感度の設定がISO400の場合において、感度が1繰り下げられた場合は、同図(B)に示すように、設定値表示位置PoにISO320が表示され、感度が1繰り上げられた場合は、同図(C)に示すように、設定値表示位置PoにISO500が表示される。
この後、電源がオフされたか否かが判定される(ステップS16)。電源がオフされていない場合は、ステップS13に戻り、上記処理を繰り返し実行する。
電源がオフされた場合は、現在の感度の設定をデータメモリ64に書き込み(ステップS17)、処理を終了する。
《変形例》
〈感度ダイヤルの表示部の表示態様〉
図17は、感度ダイヤルの表示部の表示態様の他の一例を示す図である。
上記のように、中間の間引いた感度の部分をドットで表示することにより、間引いて表示されていることをユーザーに容易に認識させることができる。
図10に示す態様では、ドットを一定の間隔で均等に表示している。本態様では、間引いた感度の数に応じてドットを表示する。具体的には、第2の前設定値表示位置Pp2と最大値表示位置Pmaxとの間では、第2の前設定値表示位置Pp2に表示される感度と最大値表示位置Pmaxに表示される感度との間で間引いた感度の数、すなわち、その間で選択可能な感度の数だけドットが表示される。また、第2の次設定値表示位置Pn2と最小値表示位置Pminとの間では、第2の次設定値表示位置Pn2に表示される感度と最小値表示位置Pminに表示される感度との間で間引いた感度の数、すなわち、その間で選択可能な感度の数だけドットが表示される。
図17に示す例の場合、第2の前設定値表示位置Pp2にはISO640が表示されており、最大値表示位置PmaxにはISO51200が表示されている。この場合、第2の前設定値表示位置Pp2に表示される感度と最大値表示位置Pmaxに表示される感度との間で間引かれる感度の数は18である(図9参照)。したがって、この場合、第2の前設定値表示位置Pp2と最大値表示位置Pmaxとの間には、ドットDが18個表示される。各ドットDは、正回転方向R+に沿って等間隔に配置される。
また、第2の次設定値表示位置Pn2にはISO250が表示されており、最小値表示位置PminにはISO100が表示されている。この場合、第2の次設定値表示位置Pn2に表示される感度と最小値表示位置Pminに表示される感度との間で間引かれる感度の数は3である(図9参照)。したがって、この場合、第2の次設定値表示位置Pn2と最小値表示位置Pminとの間には、ドットDが3個表示される。各ドットDは、逆回転方向R-に沿って等間隔に配置される。
このように間引いた感度の数に応じてドットDを表示することにより、間引かれている感度の数を容易に把握できる。
図18は、感度ダイヤルの表示部の表示態様の他の一例を示す図である。
本例では、感度ダイヤル110の表示部110Aに現在設定されている感度、選択可能な感度の最大値、及び、選択可能な感度の最小値のみを表示部110Aに表示している。
感度ダイヤル110の表示部110Aの表示面積が小さいような場合には、このように少なくとも現在設定されている感度、選択可能な感度の最大値、選択可能な感度の最小値を表示する。この場合、中間の感度はドットDで表示する。また、ドットDは、間引いた数に応じて表示することが好ましい。
図18に示す例では、現在設定されている感度がISO2000の場合を示している。この場合、同図に示すように、設定値表示位置Poには「2000」が表示される。また、最大値表示位置Pmaxには「51200」が表示され、最小値表示位置Pminには「100」が表示される。設定値表示位置Poに表示されている感度と最大値との間は、選択可能な感度が14あるので(図9参照)、設定値表示位置Poと最大値表示位置Pmaxとの間にはドットDが14個表示される。また、設定値表示位置Poに表示されている感度と最小値との間は、選択可能な感度が13あるので(図9参照)、設定値表示位置Poと最小値表示位置Pminとの間にはドットDが13個表示される。
図19は、感度ダイヤルの表示部の表示態様の他の一例を示す図である。
本例では、感度ダイヤル110の表示部110Aに現在設定されている感度と、選択可能な感度の最大値と、選択可能な感度の最小値と、現在の設定から選択可能な1個先までの感度と、を表示部110Aに表示している。
このように現在の設定感度の前後に表示させる感度の数は適宜増減できる。感度ダイヤル110の表示部110Aの表示面積が小さいような場合には、本例のように、現在の設定感度から1つ先までの感度のみ表示させてもよい。
なお、本例では、現在の設定感度の前後に表示させる感度を1つとする代わりに、現在の設定感度の表示を大きくしている。これにより、現在の設定感度をより見やすくできる。
なお、本例のように、現在の設定感度から1つ先までの感度のみ表示する場合、設定値表示位置Poに対して正回転方向R+の下流側に前設定値表示位置Ppが設定され、上流側に次設定値表示位置Pnが設定される。
図19に示す例は、現在設定されている感度がISO400の場合である。この場合、前設定値表示位置Ppには、IS0400の次の感度であるISO500が表示され、次設定値表示位置PnにはISO400の1つ前の感度であるISO320が表示される(図9参照)。
なお、この場合も前設定値表示位置Ppと最大値表示位置Pmax、及び、次設定値表示位置Pnと最小値表示位置Pminとの間に表示するドットDは間引いた感度の数に応じた数で表示することが好ましい。
《ステップ幅の変更》
上記実施の形態では、感度の切り替えのステップ幅が固定(1/3段)されているが、ユーザーが任意に変更できる構成としてもよい。たとえば、1/3段、1/2段、1段のいずれかを選択できる構成としてもよい。
図20は、ISO感度を1/3段、1/2段、1段のステップ幅で変更する場合の設定可能な感度の一覧表である。なお、同図は、ISO感度をISO100からISO51200の間で設定する場合を示している。
同図に示すように、ステップ幅を1/3段とすると、ISO感度は1/3段刻みで設定できる。具体的には、ISO100、ISO125、ISO160、ISO200、ISO250、ISO320、ISO400、ISO500、ISO640、ISO800、ISO1000、ISO1250、ISO1600、ISO2000、ISO2500、ISO3200、ISO4000、ISO5000、ISO6400、ISO8000、ISO10000、ISO12800、ISO16000、ISO20000、ISO25600、ISO32000、ISO40000、ISO51200のいずれかを選択できる。この場合、選択可能な感度の数は28である。
ステップ幅を1/2段とすると、ISO感度は1/2段刻みで設定できる。具体的には、ISO100、ISO140、ISO200、ISO280、ISO400、ISO560、ISO800、ISO1100、ISO1600、ISO2200、ISO3200、ISO4500、ISO6400、ISO9000、ISO12800、ISO18000、ISO25600、ISO36000、ISO51200のいずれかを選択できる。この場合、選択可能な感度の数は19である。
ステップ幅を1段とすると、ISO感度は1段刻みで設定できる。具体的には、ISO100、ISO200、ISO400、ISO800、ISO1600、ISO3200、ISO6400、ISO12800、ISO25600、ISO51200のいずれかを選択できる。この場合、選択可能な感度の数は10である。
図21は、ステップ幅の変更機能を備えた感度設定装置の概略構成を示すブロック図である。
感度設定装置100は、ステップ幅変更部140を備える。ステップ幅変更部140は、操作部74からの指示に基づいて、ステップ幅を変更する。たとえば、感度設定のステップ幅として、1/3段が指示された場合は、感度が1/3段刻みで切り替わるように設定する。同様に、感度設定のステップ幅として、1/2段が指示された場合は、感度が1/2段刻みで切り替わるように設定する。
設定感度切替部116は、ステップ幅変更部140で変更されたステップ幅に基づいて感度を切り替える。たとえば、ステップ幅が1/3段に設定された場合、1/3段刻みで感度を切り替える。同様に、ステップ幅が1/2段に設定された場合は1/2段刻みで感度を切り替え、1段に設定された場合は1段刻みで感度を切り替える。
図22は、感度設定のステップ幅が1/2段に設定された場合の感度ダイヤルの表示部の表示の一例を示す図である。同図は、ISO400が選択された場合の例を示している。
この場合、設定値表示位置Poには、現在の設定感度であるISO400が表示される。
また、第1の前設定値表示位置Pp1には、感度ダイヤル110を逆回転方向R-に1クリック分回転させた場合に選択可能な感度であるISO560が表示され、第2の前設定値表示位置Pp2には、感度ダイヤル110を逆回転方向R-に2クリック分回転させた場合に選択可能な感度であるISO800が表示される(図20参照)。
また、第1の次設定値表示位置Pn1には、感度ダイヤル110を正回転方向R+に1クリック分回転させた場合に選択可能な感度であるISO280が表示され、第2の次設定値表示位置Pn2には、感度ダイヤル110を正回転方向R+に2クリック分回転させた場合に選択可能な感度であるISO140が表示される。
なお、本例の場合、第2の次設定値表示位置Pn2に表示される感度と最小値表示位置Pminに表示される感度との間で間引かれた感度はないので、第2の次設定値表示位置Pn2と最小値表示位置Pminとの間にドットは表示されない。
一方、第2の次設定値表示位置Pn2と最大値表示位置Pmaxとの間には、間引かれた感度の数に応じた数のドットDが表示される。間引かれた感度は11つあるので(図20参照)、11つドットDが表示される。
図23は、感度設定のステップ幅が1段に設定された場合の感度ダイヤルの表示部の表示の一例を示す図である。同図は、ISO400が選択された場合の例を示している。
この場合、設定値表示位置Poには、現在の設定感度であるISO400が表示される。
また、第1の前設定値表示位置Pp1には、感度ダイヤル110を逆回転方向R-に1クリック分回転させた場合に選択可能な感度であるISO800が表示され、第2の前設定値表示位置Pp2には、感度ダイヤル110を逆回転方向R-に2クリック分回転させた場合に選択可能な感度であるISO1600が表示される(図20参照)。
また、第1の次設定値表示位置Pn1には、感度ダイヤル110を正回転方向R+に1クリック分回転させた場合に選択可能な感度であるISO200が表示され、第2の次設定値表示位置Pn2には、感度ダイヤル110を正回転方向R+に2クリック分回転させた場合に選択可能な感度であるISO100が表示される。
なお、本例の場合、第2の次設定値表示位置Pn2に選択可能な感度の最小値が表示される。このため、最小値表示位置Pminには何も表示されない。また、第2の次設定値表示位置Pn2と最小値表示位置Pminとの間にはドットも表示されない。
一方、第2の次設定値表示位置Pn2と最大値表示位置Pmaxとの間には、間引かれた感度の数に応じた数のドットDが表示される。間引かれた感度は4つあるので、4つドットDが表示される。
感度設定のステップ幅が1/3段に設定された場合の表示は図17に示す通りである。
このように、感度設定のステップ幅をユーザーが変更可能とすることにより、より操作性を向上させることができる。
また、このようにステップ幅を変更した場合であっても、表示を切り替えるだけで済むので、簡素な構成で当該機能を実現できる。
なお、上記のように、ステップ幅の変更操作は操作部74で行う。操作方法は、特に限定されない。たとえば、撮影条件の設定メニューの一つにステップ幅の設定の項目を用意しておき、撮影条件の設定メニューでステップ幅の変更操作を行う構成としてもよい。あるいは、専用のボタンを用意し、当該ボタンを押すたびにステップ幅が切り替わる構成としてもよい。
また、上記の例では、ステップ幅を3段階で切り替えられる構成としているが、切り替えの段数は、これに限定されるものではない。必要に応じて増減できる。
《回転速度に応じた切り替え》
上記例では、ユーザーがステップ幅を切り替える構成としているが、自動で切り替える構成とすることもできる。この場合、感度ダイヤル110の回転速度に応じて、自動でステップ幅を切り替えることにより、より操作性を向上させることができる。たとえば、回転速度が速いほどステップ幅を大きくする。これにより、所望の設定に素早く設定できる。また、回転速度が遅いほどステップ幅を小さくする。これにより、詳細な設定が可能になる。
図24は、感度ダイヤルの回転速度に応じてステップ幅を変更する機能を備えた感度設定装置の概略構成を示すブロック図である。
回転検出部114aは、感度ダイヤル110の1クリックごとの回転を検出し、かつ、その回転速度を検出する。
ステップ幅変更部140は、回転検出部114aで検出された感度ダイヤル110の回転速度の情報を取得し、取得した情報に基づいてステップ幅を変更する。具体的には、感度ダイヤル110の回転速度Svが第1の閾値S1以下の場合、ISO感度の切り替えのステップ幅を1/3段に設定する。また、感度ダイヤル110の回転速度Svが第2の閾値S2以上の場合、ISO感度の切り替えのステップ幅を1段に設定する。それ以外の場合、すなわち、感度ダイヤル110の回転速度SvがS1<Sv<S2の場合は、ISO感度の切り替えのステップ幅を1/2段に設定する。
これにより、感度ダイヤル110を速く回した場合は、1段刻みでISO感度が切り替わり、目標とする感度に素早く設定できる。一方、感度ダイヤル110を遅く回した場合は、1/3段刻みでISO感度が切り替わり、細やかな設定が可能になる。
図25は、感度ダイヤルの回転速度に応じてステップ幅を自動で切り替える場合の処理の手順を示すフローチャートである。
感度ダイヤル110の操作の有無が判定される(ステップS20)。感度ダイヤル110が観点操作されると、その回転速度Svが第1の閾値S1以下(Sv≦S1)であるか否かが判定される(ステップS21)。
感度ダイヤル110の回転速度Svが第1の閾値S1以下の場合、ステップ幅が1/3段に設定される(ステップS22)。感度ダイヤル110の回転速度Svが第1の閾値S1以下の場合とは、感度ダイヤル110が遅く回転操作された場合である。この場合、細やかに設定できるように、ステップ幅が小さく設定される。
感度ダイヤル110の回転速度Svが第1の閾値S1以下ではない場合、回転速度Svが第2の閾値S2以上(S2≦Sv)であるか否かが判定される(ステップS23)。
感度ダイヤル110の回転速度Svが第2の閾値S2以上である場合、ステップ幅が1段に設定される(ステップS24)。感度ダイヤル110の回転速度Svが第2の閾値S2以上である場合とは、感度ダイヤル110が速く回転操作された場合である。この場合、大きく切り替えるため、ステップ幅が大きく設定される。
一方、感度ダイヤル110の回転速度Svが第2の閾値S2以上ではない場合、ステップ幅が1/2段に設定される(ステップS25)。この場合、感度ダイヤル110は、通常の回転速度で回転操作されたものとみなされ、中庸のステップ幅に設定される。
この後、設定されたステップ幅、回転方向、及び、回転量に基づいて、感度の設定が切り替えられる(ステップS26)。そして、その切り替えに応じて、感度ダイヤル110の表示部110Aの表示が切り替えられる(ステップS27)。
この後、電源がオフされたか否かが判定される(ステップS28)。電源がオフされていない場合は、ステップS20に戻り、上記処理を繰り返し実行する。電源がオフされた場合は、現在の感度の設定をデータメモリ64に書き込み(ステップS29)、処理を終了する。
このように、感度ダイヤル110の回転速度に応じて切り替えのステップ幅を自動で切り替えることにより、より操作性を向上させることができる。
なお、上記の例では、ステップ幅を3段階で変更させているが、切り替えの数は、これに限定されるものではない。たとえば、一定速度以下で回転操作された場合にのみステップ幅を小さくする構成としてもよい。また、一定速度以上で回転操作された場合にのみステップ幅を大きくする構成としてもよい。
《操作ダイヤルの他の例》
上記実施の形態では、本発明を感度ダイヤルに適用した場合を例に説明したが、本発明の適用は、これに限定されるものではない。
〈シャッタースピードダイヤル〉
図26は、操作ダイヤルをシャッタースピードダイヤルとして使用する場合の表示部の表示例を示す図である。
同図は、シャッタースピードとして、1、1/2、1/4、1/8、1/15、1/30、1/60、1/125、1/250、1/500、1/1000、1/2000、1/4000、1/8000(秒)が選択可能なシャッタースピードダイヤルの表示例を示している。この場合、選択可能なシャッタースピードの最小値は1(秒)、最大値は1/8000(秒)である。
また、同図は、1/60(秒)が選択された場合を示している。この場合、設定値表示位置Poには、1/60(秒)を示す「60」が表示される。
なお、シャッタースピードの表示は逆数である。すなわち、シャッタースピード1、1/2、1/4、1/8、1/15、1/30、1/60、1/125、1/250、1/500、1/1000、1/2000、1/4000、1/8000(秒)に対して、表示部の表示は、それぞれ1、2、4、8、15、30、60、125、250、500、1000、2000、4000、8000となる。
第1の前設定値表示位置Pp1には、シャッタースピードダイヤルを逆回転方向R-に1クリック分回転させた場合に選択可能なシャッタースピードが表示される。このシャッタースピードは1/125(秒)である。
第2の前設定値表示位置Pp2には、シャッタースピードダイヤルを逆回転方向R-に2クリック分回転させた場合に選択可能なシャッタースピードが表示される。このシャッタースピードは1/250秒である。
第1の次設定値表示位置Pn1には、シャッタースピードダイヤルを正回転方向R+に1クリック分回転させた場合に選択可能なシャッタースピードが表示される。このシャッタースピードは1/30(秒)である。
第2の次設定値表示位置Pn2には、シャッタースピードダイヤルを正回転方向R+に2クリック分回転させた場合に選択可能なシャッタースピードが表示される。このシャッタースピードは1/15(秒)である。
最小値表示位置Pminには、選択可能なシャッタースピードの最小値である1(秒)が表示される。
最大値表示位置Pmaxには、選択可能なシャッタースピードの最大値である1/8000(秒)が表示される。
設定値表示位置Poと最大値表示位置Pmaxとの間には、間引いたシャッタースピードの数に応じた数のドットDが表示される。本例の場合、間引かれたシャッタースピードは、1/500、1/1000、1/2000、1/4000の4つであるので、設定値表示位置Poと最大値表示位置Pmaxとの間にはドットDが4つ表示される。
設定値表示位置Poと最小値表示位置Pminとの間にも間引いたシャッタースピードの数に応じた数のドットDが表示される。本例の場合、間引かれたシャッタースピードは、1/2、1/4、1/8の3つであるので、設定値表示位置Poと最小値表示位置Pminとの間にはドットDが3つ表示される。
このように、操作ダイヤルは、シャッタースピードダイヤルとして使用することもできる。
なお、図26に示す例では、操作ダイヤルがシャッタースピードダイヤルとして機能していることを明示するため、表示部の中央に「Shutter Speed」と表示している。
〈露出補正ダイヤル〉
図27は、操作ダイヤルを露出補正ダイヤルとして使用する場合の表示部の表示例を示す図である。
同図は、1/3段のステップ幅で露出補正可能な露出補正ダイヤルの表示例を示している。なお、露出補正が可能な幅は±3段である。この場合、最小値は−3段、最大値は+3段である。
また、同図は、露出補正なしの場合を示している。この場合、設定値表示位置Poには、「0」が表示される。
第1の前設定値表示位置Pp1には、露出補正ダイヤルを逆回転方向R-に1クリック分回転させた場合に選択可能な露出補正値が表示される。この露出補正値は+1/3である。
第2の前設定値表示位置Pp2には、露出補正ダイヤルを逆回転方向R-に2クリック分回転させた場合に選択可能な露出補正値が表示される。この露出補正値は+2/3である。
第1の次設定値表示位置Pn1には、露出補正ダイヤルを正回転方向R+に1クリック分回転させた場合に選択可能な露出補正値が表示される。この露出補正値は−1/3である。
第2の次設定値表示位置Pn2には、露出補正ダイヤルを正回転方向R+に2クリック分回転させた場合に選択可能な露出補正値が表示される。この露出補正値は−2/3である。
最小値表示位置Pminには、選択可能な露出補正値の最小値である−3が表示される。
最大値表示位置Pmaxには、選択可能な露出補正値の最大値である+3が表示される。
設定値表示位置Poと最大値表示位置Pmaxとの間には、間引いた露出補正値の数に応じた数のドットDが表示される。本例の場合、間引かれた露出補正値は、+1、+1・1/3、+1・2/3、2、+2・1/3、+2・2/3の6つであるので、設定値表示位置Poと最大値表示位置Pmaxとの間にはドットDが6つ表示される。
設定値表示位置Poと最小値表示位置Pminとの間にも間引いた露出補正の数に応じた数のドットDが表示される。本例の場合、間引かれた露出補正は、−1、−1・1/3、−1・2/3、2、−2・1/3、−2・2/3の6つであるので、設定値表示位置Poと最小値表示位置Pminとの間にはドットDが6つ表示される。
このように、操作ダイヤルは、露出補正ダイヤルとして使用することもできる。
なお、図27に示す例では、操作ダイヤルが露出補正ダイヤルとして機能していることを明示するため、表示部の中央に「EXPOSURE CORRECTION」(露出補正)と表示している。
〈ボリュームダイヤル〉
図28は、操作ダイヤルを音量調節ダイヤル、すなわち、ボリュームダイヤルとして使用する場合の表示部の表示例を示す図である。
同図は、0〜100まで1段刻みで音量の調整が可能なボリュームダイヤルの表示例を示している。この場合、最小値は0、最大値は100である。
同図は、音量が「50」に設定された場合を示している。この場合、設定値表示位置Poには、「50」が表示される。
第1の前設定値表示位置Pp1には、ボリュームダイヤルを逆回転方向R-に1クリック分回転させた場合に選択可能な音量が表示される。この音量は「51」である。
第2の前設定値表示位置Pp2には、ボリュームダイヤルを逆回転方向R-に2クリック分回転させた場合に選択可能な音量が表示される。この音量は「52」である。
第1の次設定値表示位置Pn1には、ボリュームダイヤルを正回転方向R+に1クリック分回転させた場合に選択可能な音量が表示される。この音量は「49」である。
第2の次設定値表示位置Pn2には、ボリュームダイヤルを正回転方向R+に2クリック分回転させた場合に選択可能な音量が表示される。この音量は「48」である。
最小値表示位置Pminには、選択可能な音量の最小値である「0」が表示される。
最大値表示位置Pmaxには、選択可能な音量の最大値である「100」が表示される。
設定値表示位置Poと最大値表示位置Pmaxとの間、及び、設定値表示位置Poと最小値表示位置Pminとの間には、ドットDが表示される。図28に示す例では、一定の数のドットDを一定の間隔で表示している。なお、間引いた音量の数に応じてドットDの数を表示させてもよい。
このように、操作ダイヤルは、音量を調整するためのボリュームダイヤルとして使用することもできる。
なお、図28に示す例では、操作ダイヤルがボリュームダイヤルとして機能していることを明示するため、表示部の中央に「volume」(音量)と表示している。
《操作ダイヤルに割り当てる機能の切り替え》
上記のように、操作ダイヤルは、種々の操作ダイヤルとして機能させることができる。したがって、割り当てる機能を任意に切り替えられる構成としてもよい。たとえば、上記のように、感度ダイヤル、シャッタースピードダイヤル、露出補正ダイヤル、ボリュームダイヤルとして使用できるように構成し、必要に応じて任意に切り替えられる構成としてもよい。この場合、設定装置には、操作ダイヤルに割り当てる機能を切り替えるための機能切替部を備える。機能切替部は、操作部からの指示に基づき、操作ダイヤルに割り当てる機能を切り替える。
《表示部に表示する各項目の表示位置》
上記実施の形態では、最大値表示位置Pmaxを設定値表示位置Poから正回転方向R+に135°回転した位置に設定し、最小値表示位置Pminを設定値表示位置Poから逆回転方向R-に135°回転した位置に設定しているが、最大値表示位置Pmax及び最小値表示位置Pminは、これに限定されるものではない。表示部のサイズ等に応じて適宜設定することが好ましい。第1の前設定値表示位置Pp1、第2の前設定値表示位置Pp2、第1の次設定値表示位置Pn1、第2の次設定値表示位置Pn2、前設定値表示位置Pp、次設定値表示位置Pn等についても同様である。
設定値表示位置Poは、指標に対応した位置に設定する。上記実施の形態では、指標を9時の位置に配置しているが、指標を配置する位置は、操作ダイヤルを設置する位置等に応じて適宜選択できる。また、指標の形状は特に限定されるものではなく、種々の形態を採用できる。
《操作ダイヤルの回転方向》
上記実施の形態では、操作ダイヤルの回転方向について、時計回りの方向を正回転方向に設定しているが、いずれの方向を正回転方向に設定するかは適宜選択できる。
《選択可能な設定値の数》
操作ダイヤルで選択可能とする設定値の数は特に限定されるものではない。ただし、操作ダイヤルで選択可能とする設定値の数は、操作ダイヤルが有する1回転当たりのクリックポジションの数以上であることが好ましい。操作ダイヤルで選択可能とする設定値の数が、操作ダイヤルが有する1回転当たりのクリックポジションの数より多くなるほど、本発明は有効に作用する。なお、1回転当たりのクリックポジションの数の最小値は1である。
《表示部の他の例》
上記実施の形態では、感度ダイヤルの表示部を構成するディスプレーユニット本体を反射型液晶ディスプレーで構成しているが、表示部を構成する要素は、これに限定されるものではない。この他、たとえば、電子ペーパー、メモリ液晶ディスプレー等で構成することもできる。
電子ペーパーとは、紙と同レベルの薄さ、視認性を備えた薄型ディスプレーのことであり、表示内容を書き換えられるものをいう。メモリ液晶ディスプレーとは、電源をオフしても、画面に表示させた内容を維持できる機能を備えた液晶ディスプレーのことである。いずれも周囲が明るい環境でも良好な視認性を確保できる。また、カメラの電源をオフした場合であっても表示部の表示を確認できる。
また、表示部には、その表示面にタッチパネルを備えてもよい。ステップ幅を切り替える機能を備えている場合、ステップ幅の切り替えの指示は、当該タッチパネルを利用して行ってもよい。たとえば、表示面をタッチする操作でステップ幅を順次切り替えるように構成する。操作ダイヤルに割り当てる機能を切り替える機能が備えられている場合も当該タッチパネルを利用して切り替えてもよい。
《その他の変形例》
上記実施の形態では、感度ダイヤルの回転を検出する回転検出部をロータリーエンコーダーで構成しているが、回転検出部の構成は、これに限定されるものではない。この他、回転ブラシ等を利用した公知の回転検出手段を利用することもできる。
また、上記実施の形態では、クリック溝板金とクリックボールとでクリック機構を構成しているが、クリック機構の構成は、これに限定されるものではない。この他、板バネ等を利用した公知のクリック機構を利用することもできる。
また、上記実施の形態では、本発明をデジタルカメラに適用した場合を例に説明したが、本発明の適用は、これに限定されるものではない。銀塩フイルムを使用したカメラにも同様に適用できる。この他、回転式の操作ダイヤルを組み込んだ電子機器にも適用できる。
また、上記実施の形態では、レンズ交換式のカメラに本発明を適用した場合を例に説明したが、レンズ一体式のカメラにも同様に適用できる。
更に、上記実施の形態では、ノンレフレックス型のカメラに本発明を適用した場合を例に説明したが、レフレックス型のカメラにも同様に適用できる。
特にノンレフレックス型のデジタルカメラは、近年、小型軽量化が進んでおり、操作ダイヤルを設置できるスペースが限られている。本発明は、操作ダイヤルを小型化しても十分な操作性を確保できるので、このような小型軽量のノンレフレックス型のデジタルカメラに特に有効に作用する。