JP6470985B2 - マイクロヒータ及びセンサ - Google Patents
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Description
このガスセンサは、半導体基板に設けた空洞部を閉じてダイヤフラムを形成する絶縁層を設け、この絶縁層に発熱抵抗体素子を配置したマイクロヒータ(ガス検出素子)から構成されている。そして、発熱抵抗体素子に通電されて発熱抵抗体素子が発熱した際に可燃性ガスへの熱伝導(気体熱伝導)が生じる。そのため、ガスセンサの温度を一定の温度に制御する場合、熱伝導によって発熱抵抗体素子の温度が変化するとともに抵抗値が変化するため、その変化量に基づき、被検出ガスを検出することができる。
そして、上記ガス検出素子はMEMSの技術を用いて作製されており、基板上にダイヤフラムを形成する絶縁層を設け、この絶縁層に発熱抵抗体素子を配置させる構成を採っている。これにより、発熱抵抗体素子から基板への熱逃げがダイヤフラム部分で少なくなるので、発熱抵抗体素子の熱が被検出ガスへ伝わり易くなる。
この場合、図13の拡大図14に示すように、隣接する2個の貫通孔1002hで挟まれる部位に架橋部1002bが形成される。この架橋部1002bは、貫通孔1002hを設けない場合の保持部材1002に比べて狭幅となっているため、変形し易くなっている。このため、保持部材1002が熱膨張しても、架橋部1002bが面方向の各方向に収縮変形して保持部材1002の熱膨張を吸収し、応力の発生を抑制することができる。
しかしながら、特許文献1記載の技術の場合、貫通孔1002が円孔であるため、架橋部1002bの幅W1〜W3が架橋部1002bの位置によって変わる。そして、架橋部1002bの変形は最も狭幅で変形し易い幅W1の部分に集中して生じ、広幅W2の部分での変形は少ない。このため、架橋部1002b全体としての変形量が小さくなり、熱膨張の吸収効果も小さくなるという問題がある。又、広幅W2の部分では発熱抵抗素子1004の熱を保持部材1002の外側に伝え易く、発熱抵抗素子1004の熱逃げが大きくなって消費電力が大きくなるという問題がある。
さらに、架橋部の幅が、架橋部の長さの合計に対して50%以上の部位で一定であるため、架橋部がほぼ均等に変形する。その結果、発熱抵抗素子が発熱し、ダイヤフラムを構成する絶縁層が面方向の外側に向かって熱膨張したとき、各架橋部がいずれも面方向の各方向に収縮変形するので、架橋部全体としての変形量が大きくなって熱膨張の吸収効果が大きくなり、絶縁層や発熱抵抗素子へ加わる応力を確実に抑制することができる。
又、発熱抵抗素子の熱が広幅の一部の架橋部から集中して絶縁層の外部に伝わることが抑制され、発熱抵抗素子の熱は架橋部から均等にかつ広範に伝わり、各発熱抵抗素子の熱の伝達経路は複数の架橋部を介した長い距離となる。このため、発熱抵抗素子の熱が外部に逃げ難くなり、消費電力を低減することができる。
又、隣接する各架橋部が一直線上に並ばないため、この直線に沿う方向で各架橋部が繋がって1つの広幅の部材となって変形し難くなることが回避される。その結果、各架橋部がいずれも面方向の各方向に収縮変形するので、架橋部全体としての変形量が大きくなって熱膨張の吸収効果が大きくなる。
さらに、各架橋部が一直線上に繋がった場合には、この直線が絶縁層の外部への最短の熱の伝達経路となり、発熱抵抗素子の熱が外部に逃げ易くなる。これに対し、各架橋部が一直線上に並ばないため、発熱抵抗素子の熱の伝達経路は複数の架橋部を介した長い距離となる。このため、発熱抵抗素子の熱が外部に逃げ難くなり、消費電力を低減することができる。
なお、「ハニカム状」とは、多数の貫通孔がごばん目状に形成されている形状をいう。
架橋部の幅が50%以上の部位で一定であっても、この幅自体が太過ぎると、架橋部での変形が困難になる場合がある。そして、貫通孔の径に対し、幅を相対的に小さくするほど、架橋部が変形し易くなる。そこで、貫通孔の径(貫通孔の個数に応じた全貫通孔の径の合計)に対し、架橋部の幅の相対的な幅寸法を開口率(S2/S1)で規定し、この開口率を69%以上とすることで、架橋部の幅を相対的に小さくすることができ、架橋部がより変形し易くなる。又、マイクロヒータを長期使用すると、架橋部に有機シリコン等の不純物が堆積し、発熱抵抗素子からの熱逃げが大きくなる傾向にある。そこで、開口率を69%以上とすると、絶縁層において相対的に架橋部の面積割合が小さくなるので、発熱抵抗素子からの熱逃げをさらに抑制して消費電力をより一層低減することができる。
このマイクロヒータによれば、架橋部の幅が50%以上の部位で一定で、かつ隣接する架橋部同士が一直線上に並ばないマイクロヒータを容易に製造することができる。
図1はマイクロヒータ500の平面図を示し、図2は図1のA−A線切断部およびB−B線切断部におけるそれぞれの端面図を示す。尚、図1において、紙面の左右方向をその平面図の左右方向とする。また、図2において、紙面の上下方向をその断面図の上下方向とする。
なお、マイクロヒータ500は、水素ガス濃度を検出する(ガス)センサのガス検出素子を構成している。
又、図2に示すように、マイクロヒータ500は、シリコン基板からなる半導体基板100と、この半導体基板100の表面(図2の上面)110に沿い形成される絶縁層200と、半導体基板100の裏面(図2の下面)120に形成される裏側絶縁膜300とを備えている。
そして、絶縁層200の裏面側において、半導体基板100の板厚方向に断面八の字状に(ピラミッド形状(四角錐形状)に)半導体基板100の一部を除去することで、図2に示すように空洞部130が貫通形成されている。そして、絶縁層200のうち、半導体基板100の空洞部130に対する対応部位は、この対応部位に埋設されている発熱抵抗素子400をも含めて、ダイヤフラム構造部を構成している。
発熱抵抗素子400は、被検出ガスの温度(詳細には、可燃性ガスへの熱伝導)により自身の温度変化により抵抗値が変化する抵抗体である。発熱抵抗素子400は、温度抵抗係数が大きい導電性材料で構成され、本実施形態では白金(Pt)で形成されている。可燃性ガスとしての水素ガスを検出する場合、水素ガスへの熱伝導によって発熱抵抗素子400から奪われる熱量の大きさは、水素ガス濃度に応じた大きさとなる。このことから、発熱抵抗素子400における電気抵抗値の変化に基づいて、水素ガス濃度を検出することが可能となる。
そして、ダイヤフラム構造部内に発熱抵抗素子400を設けることにより、発熱抵抗素子400が周囲から断熱されるため、短時間にて昇温又は降温する。このため、マイクロヒータ500の熱容量を小さくすることができる。
なお、発熱抵抗素子400の抵抗値変化は被検出ガスの温度による影響を受けるため、後述する測温抵抗体80の電気抵抗値に基づき検出される温度を用いて、発熱抵抗素子400の電気抵抗値変化に基づき検出した被検出ガスの濃度を補正することにより、被検出ガス濃度の検出精度を向上させることができる。
下側薄膜210は、引張応力膜211及び圧縮応力膜212を有している。窒化シリコン(Si3N4)からなる引張応力膜211は、半導体基板100の表面110に積層され、酸化ケイ素(SiO2)からなる圧縮応力膜212は、引張応力膜211の表面に積層されている。
また、上側薄膜220は、圧縮応力膜221及び引張応力膜222を有している。酸化ケイ素(SiO2)からなる圧縮応力膜221は、圧縮応力膜212の表面に積層され、窒化シリコン(Si3N4)からなる引張応力膜222は、圧縮応力膜221の表面に積層されている。
これにより、絶縁層200の引張応力膜211の裏面のうち、空洞部130に対応する部位が、空洞部130の開口部を通して外方に露出している。
なお、半導体基板100のうち空洞部130以外の部位を、以下、基板部140という。
また、最表層をなす引張応力膜222は、発熱抵抗素子400、測温抵抗体80、配線膜16の汚染や損傷を防止すべくそれらを覆うように設けられている。
又、マイクロヒータ500は、縦横ともに数mm(例えば3mm×3mm)程度の大きさであり、例えば、シリコン半導体基板を用いたマイクロマシニング技術(マイクロマシニング加工)により製造される。
左側配線膜410は、下側薄膜210と上側薄膜220との間、即ち両圧縮応力膜212、221の間で、半導体基板100の基板部140に対応する位置の圧縮応力膜212の表面に薄膜状に形成されている。一方、右側配線膜420は、両圧縮応力膜212、221の間で、半導体基板100の基板部140に対応する位置の圧縮応力膜212の表面に薄膜状に形成されている。
さらに、上側薄膜220に形成したコンタクトホール223を通して左側配線膜410上に、左側電極430が形成されている。同様に、上側薄膜220に形成したコンタクトホール224を通して右側配線膜420上に、右側電極440が形成されている。
測温抵抗体80は、測温抵抗体80が形成された平面と同じ平面に埋設された配線膜(図示せず)を介して電極88及びグランド電極89に接続されている。電極88及びグランド電極89は、コンタクトホール(図示せず)を介して露出し、例えば、アルミニウム(Al)又は金(Au)で形成されている。
貫通孔200hは、空洞部130に連通してガスを流通させるので、発熱抵抗素子400と被検出ガスとの接触面積が増え、貫通孔200hに隣接する発熱抵抗素子400では熱がさらに被検出ガスへ伝わり易くなる。このため、発熱抵抗素子400から被検出ガスへの熱伝達率が高くなり、被検出ガスの検出精度を向上させることができる。なお、多角形の角部(頂点)は、必ずしも鋭角になっている必要はなく、丸みを帯びた形状であってもよい。
そして、これら隣接する架橋部200b1〜200b3は、一辺の長さがW1の正三角形からなる接続部200cの各辺で接続され、各架橋部200b1〜200b3が接続部200cを中心に互いに120度の角度で放射状に延びており、各架橋部200b1〜200b3同士は一直線上に並ばない。ここで、一直線上に並ばないとは、隣接する架橋部200b1〜200b3同士の間には必ず変曲点を有することを意味する。
なお、架橋部200b1〜200b3の幅W1は、架橋部の長さの合計に対して50%以上の部位で一定であればよい。架橋部の長さの合計に対して50%以上の部位が一定であれば、この一定部位で十分に応力を抑制できる。但し、上述のように架橋部200b1〜200b3の幅W1がどの位置でも(つまり、架橋部の長さの合計に対して100%で)一定であることが好ましい。又、一定部位の幅W1は、架橋部のその他の部位の幅よりも狭いと、当該一定部位で変形し易いので好ましい。
又、発熱抵抗素子400の熱が広幅の一部の架橋部から集中して絶縁層200の外部に伝わることが抑制され、発熱抵抗素子400の熱は架橋部から均等にかつ広範に伝わり、各発熱抵抗素子400の熱の伝達経路(図3の矢印H1,H2)は複数の架橋部を介した長い距離となる。このため、発熱抵抗素子400の熱が外部に逃げ難くなり、消費電力を低減することができる。
さらに、各架橋部200b1〜200b3が一直線上に繋がった場合には、この直線が絶縁層200の外部への最短の熱の伝達経路となり、発熱抵抗素子400の熱が外部に逃げ易くなる。これに対し、本実施形態では、各架橋部200b1〜200b3が一直線上に並ばないため、発熱抵抗素子400の熱の伝達経路(図3の矢印H1,H2)は複数の架橋部を介した長い距離となる。このため、発熱抵抗素子400の熱が外部に逃げ難くなり、消費電力を低減することができる。
具体的には、図4に示すように1個の貫通孔200h1を起点とし、1つの方向(図4の上下方向)D1に隣接する貫通孔200h2を合わせ、2個の貫通孔200h1、200h2の各重心G1,G2を結んで辺L1を構成する。同様に、貫通孔200h1を起点とし、方向D1と異なる方向(図4の斜め右下がり方向)D2に隣接する貫通孔200h3を合わせ、2個の貫通孔200h1、200h3の各重心G1,G3を結んで辺L2を構成する。
そして、2辺L1、L2を対辺とする四角形の内側領域Rの面積をS1とし、内側領域Rに含まれる4個の貫通孔200h1〜200h4の合計開口面積をS2としたとき、開口率を(S2/S1)で規定する。
なお、開口率の上限は特に限定されないが、貫通孔や架橋部の寸法精度や製造上の問題等から、上限は91%程度である。
(1)引張応力膜211及び裏側絶縁膜300の成膜工程
まず、図5に示すように、洗浄したシリコン基板を半導体基板100として準備し、この半導体基板100の表面に、窒化シリコンからなる引張応力膜211を低圧CVD法(LP−CVD法)により、所定膜厚(例えば、0.2μm)で成膜する。なお、引張応力膜211の成膜の際に、絶縁膜300も半導体基板100の裏面120に薄膜状に成膜する。
(2)圧縮応力膜212成膜工程
次に、図5に示すように、引張応力膜211の表面に、酸化シリコンからなる圧縮応力膜212をプラズマCVD法により、所定膜厚(例えば、0.1μm)で成膜する。
次に、図6に示すように、圧縮応力膜212の表面に、白金(Pt)のスパッタリングにより薄膜状の白金膜を成膜した後、この白金膜にパターニング処理を施して、発熱抵抗素子400及び左右両側配線膜410、420を圧縮応力膜212の表面に一体に形成する。
次に、図7に示すように、発熱抵抗素子400及び左右両側配線膜410、420を覆うようにして、圧縮応力膜212の表面に、酸化シリコンからなる圧縮応力膜221をプラズマCVD法により、所定膜厚(例えば、0.1μm)で成膜する。
(5)引張応力膜222の成膜工程
さらに、圧縮応力膜221の表面に、窒化シリコンからなる引張応力膜222を低圧CVD法により、所定膜厚(例えば、0.2μm)で成膜する。これにより、圧縮応力膜221及び引張応力膜222からなる上側薄膜220が、発熱抵抗素子400、換言すれば両圧縮応力膜212、221の間を基準に、引張応力膜211及び圧縮応力膜212からなる下側薄膜210に対し対称的に形成される。
なお、引張応力膜222の成膜の際に、絶縁膜300も半導体基板100の裏面120に薄膜状に成膜する。
次に、図8に示すように、引張応力膜222を成膜した後の上側薄膜220のうち、左右両側配線膜410、420に対する各対応部位に、各コンタクトホール223、224をエッチング形成する。これに伴い、左右両側配線膜410、420は、その各表面にて、各対応コンタクトホール223、224を通して外部に露呈する。
次いで、各コンタクトホール223、224の内部を含む引張応力膜222の表面に、スパッタリングにより、金(Au)等からなるコンタクト金属膜を成膜する。さらに、当該コンタクト金属膜にパターニング処理及びエッチング処理を施し、各コンタクトホール223、224に左右両側電極430、440を形成する。
さらに、絶縁層200のうち発熱抵抗素子400の形成部位を避けた領域に、貫通孔200hをパターニング処理及びドライエッチング処理により形成する。
なお、貫通孔200hは、絶縁層200を構成する上側薄膜220及び下側薄膜210を貫通するが、半導体基板100を貫通せずにその表面110で終端している。
次に、電極及び貫通孔の形成後、裏側絶縁膜300に対し、空洞部130を形成するに要するパターニング処理及びエッチング処理を施す。ここで、空洞部130を形成するエッチング部位130Eは、発熱抵抗素子400及び貫通孔200hの形成部位より面方向の外側とする。
ついで、異方性エッチング液(例えば、TMAH)を用いて、半導体基板100にエッチング処理を施す。これにより、半導体基板100に貫通孔200hと連通する空洞部130を形成し(図2参照)、マイクロヒータ500の製造が終了する。
なお、図1において、ガス検出素子をなすマイクロヒータ500のうち、測温抵抗体80のみが図示されている。
ガス検出回路91は、ガス検出素子に備えられた発熱抵抗素子400と、固定抵抗95,96,97とによって構成されるホイートストーンブリッジ911、及び、ホイートストーンブリッジ911から得られる電位差を増幅するオペアンプ912を備えている。
発熱抵抗素子400として、自身の温度の上昇に伴い抵抗値が上昇する抵抗体を用いた場合、このオペアンプ912は、発熱抵抗素子400の温度が所定の温度に保たれるように、発熱抵抗素子400の温度が上昇した場合には出力する電圧を低くし、発熱抵抗素子400の温度が下降した場合には出力する電圧を高くするように作動する。
温度測定回路93は、ガス検出素子に備えられた測温抵抗体80と、固定抵抗101,102,103によって構成されるホイートストーンブリッジ931と、ホイートストーンブリッジ931から得られる電位差を増幅するオペアンプ933とを備えている。このオペアンプ933の出力はマイコン94により検出され、マイコン94により検出された出力値は、被検出ガスの温度を測定するのに用いられ、さらに、被検出ガスに含まれ可燃性ガスを検出するための演算処理に供される。
例えば、図10に示すように、貫通孔として、3つの正六角形を組み合わせた形状の多角形を用いてもよい。図10の例では、絶縁層250に、各貫通孔250h1〜250h3が自身の辺と、隣接する貫通孔の辺とが平行になるようにして配置されている。そして、隣接する貫通孔250h1、250h2で挟まれる絶縁層250が架橋部250b1を形成し、隣接する貫通孔250h1、250h3で挟まれる絶縁層250が架橋部250b2を形成し、隣接する貫通孔250h2、250h3で挟まれる絶縁層250が架橋部250b3を形成している。そして、架橋部250b1〜250b3の幅W1がどの位置でも一定になっている。
また、これら隣接する架橋部250b1〜250b3は、正三角形からなる接続部250cの各辺で接続され、各架橋部250b1〜250b3が接続部250cを中心に互いに120度の角度で放射状に延びており、各架橋部250b1〜250b3同士は一直線上に並ばない。
このように、図10の例でも、架橋部250b1〜250b3の幅W1がどの位置でも一定であり、かつ、隣接する各架橋部250b1〜250b3が一直線上に並ばない。
又、図10の例では、架橋部250b2が対称線250bxで対称となるようにくの字状に折れ曲がっており、対称線250bxの長さは幅W1より広い(他の架橋部も同様)。しかしながら、対称線250bxは線であって面を構成しないので、対称線250bxが架橋部250b2の変形を妨げることは無い。
また、これら隣接する架橋部260b1〜260b3は、正三角形からなる接続部260cの各辺で接続され、各架橋部260b1〜260b3が接続部260cを中心に互いに120度の角度で放射状に延びており、各架橋部260b1〜260b3同士は一直線上に並ばない。
このように、図11の例でも、架橋部260b1〜260b3の幅がどの位置でも一定であり、かつ、隣接する各架橋部260b1〜260b3が一直線上に並ばない。
又、図11の例では、架橋部260b2が2つの対称線260bxでそれぞれ対称となるように2か所で折れ曲がっており、対称線260bxの長さは架橋部の幅より広い(他の架橋部も同様)。しかしながら、対称線260bxが架橋部260b2の変形を妨げることは無いのは、対称線250bxの場合と同様である。
また、これら隣接する架橋部270b1〜270b3は、正三角形からなる接続部270cの各辺で接続され、各架橋部270b1〜270b3が接続部270cを中心に互いに120度の角度で放射状に延びており、各架橋部270b1〜270b3同士は一直線上に並ばない。
このように、図12の例でも、架橋部270b1〜270b3の幅がどの位置でも一定であり、かつ、隣接する各架橋部270b1〜270b3が一直線上に並ばない。
又、図12の例では、架橋部270b2が2つの対称線270bxでそれぞれ対称となるように2か所で折れ曲がっており、対称線270bxの長さは架橋部の幅より広い(架橋部270b1も同様)。しかしながら、対称線270bxが架橋部270b2の変形を妨げることは無いのは、対称線250bxの場合と同様である。
なお、図12の例では、架橋部270b3は水平方向(図12の左右方向)にまっすぐ延び、架橋部270b1、270b2とは形状が異なっている。
又、図1の例では、発熱抵抗素子400の隣接する発熱パターンの隙間400Gには貫通孔200hを設けなかったが、隙間400Gの幅より貫通孔200hの径が小さい場合には、隙間400Gにも貫通孔200hを設けてもよい。
又、図8のコンタクトホールの形成と、貫通孔の形成を同時に行っても良い。
又、上記実施形態では、水素ガスを検出する場合について説明したが、本発明のガスセンサは他の種類の可燃性ガスも検出可能である。
100 半導体基板
130 空洞部
200、250、260、270 絶縁層
200b1〜200b3、250b1〜250b3、260b1〜260b3、270b1〜270b3 架橋部
200h、200h1〜200h4、250h1〜250h3、260h1〜260h3、270h1〜270h3 貫通孔
400 発熱抵抗素子
500 マイクロヒータ
W1 架橋部の幅
D1,D2 貫通孔の異なる2つの方向
G1、G2、G3 貫通孔の重心
L1、L2 貫通孔の重心を結んで構成される2辺
R 2辺を対辺とする四角形の内側領域
Claims (4)
- 表面と底面との間を貫通する空洞部を形成してなる半導体基板と、
前記空洞部の表面側を閉じるように前記半導体基板の前記表面上に設けられる絶縁層と、
前記絶縁層のうち前記空洞部に対する対応部位に埋設される、発熱抵抗素子と、を備えてなるマイクロヒータにおいて、
前記マイクロヒータを前記空洞部の貫通方向に沿って見たとき、
前記対応部位のうち前記発熱抵抗素子と重ならない領域に、多角形からなる複数の貫通孔がハニカム状に形成され、
隣接する前記貫通孔で挟まれる架橋部の長さの合計に対して50%以上の部位で、該架橋部の幅が一定であり、かつ隣接する前記架橋部同士が一直線上に並ばないマイクロヒータ。 - 前記貫通孔は4個以上形成され、1個の前記貫通孔を起点とし、異なる2つの方向にそれぞれ隣接する2個の前記貫通孔の重心を結んで構成される2辺について、
当該2辺を対辺とする四角形の内側領域の面積をS1とし、前記内側領域に含まれる4個の前記貫通孔の合計開口面積をS2としたとき、開口率(S2/S1)が69%以上である請求項1に記載のマイクロヒータ。 - 前記多角形は正六角形、又は複数の正六角形を組み合わせた形状をなす請求項1又は2に記載のマイクロヒータ。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のマイクロヒータを備えるセンサ。
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