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JP6471106B2 - 車両制御装置、車両制御パラメータ学習システム - Google Patents
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車両制御装置、車両制御パラメータ学習システム Download PDF

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Description

本発明は、車両制御装置の制御パラメータを学習する技術に関する。
従来、自動車が備えるエンジンを制御する電子制御装置が制御パラメータを学習する技術として、様々な学習方法が提案されている。ここでいう学習とは、当該車両固有の個体差に適した制御パラメータを、初期値から開始して当該車両に適合するように経時的に更新していくことである。これにより、個々の車両ごとに最適な制御パラメータを用いて車両を制御することを図っている。
下記特許文献1は、吸入空気量とエンジン回転数に応じて求められる基本燃料噴射量に対し、エンジン冷却水音、絞り弁開度、空燃比センサ出力の排気ガスの空燃比と目標空燃比との偏差を吸収する、学習制御方法について開示している。
下記特許文献2記載の技術においては、通常運転状態においては基本燃料噴射量に対する乗算項を学習し、アイドル運転状態においては基本燃料噴射量に対する加算項を学習する。上記乗算項と加算項の少なくとも一方には許容限度が設定される。これにより、制御回路が故障した場合などにおいても、学習値が異常値となって空燃比が異常状態にシフトすることを防止することを図っている。
下記特許文献3記載の技術においては、エンジンの運転状態毎に未学習のときには学習値として通常取り得ない値を記憶させ、既学習のときにはこれに見合った値を記憶させ、これにより学習経験の有無を判別する。未学習の運転状態については学習値を一度に書き換え、既学習の運転状態については学習値を少しずつ書き換える。
一方、車両出荷後に学習パラメータを車両外から取得して更新する技術も存在する。下記特許文献4は、学習用サーバと車両とを無線回線によって接続し、学習用サーバから学習パラメータを車両に対して送信することにより、車載ECU(Electronic Control Unit)のパラメータを出荷後に書き換える技術を提案している。
特開昭57−32844号公報 特開昭58−150058号公報 特開昭58−176440号公報 特開2015−135552号公報
上記特許文献1記載のような従来の学習制御においては例えば、エンジン回転数と負荷とをパラメータとする学習値テーブルに対して、エンジン定常運転時の運転領域ごとに、センサ出力に基づく空燃比フィードバック補正係数の所定時間における平均値と目標値との間の偏差に基づき、理論空燃比における燃料噴射量を実現させるための補正値としての学習値をプロットし、これを制御変数として用いる。しかしこの手法においては、エンジン回転数と負荷とを構成要素とする学習値テーブルのうちエンジン定常運転時における部分のみを学習するので、自動車の運転条件によっては充分に学習されない運転領域が存在する。したがって、学習制御が当初の目標どおり進捗しない場合がある。
上記特許文献2記載の技術においては、学習値を更新するときその学習値が許容限度を超える場合のみ、その学習値を許容限度の範囲内に置き換える。したがって、学習値が許容範囲を超えることを抑制できる。一方で、センサ出力値の異常やCPU(Central Processing Unit)の暴走などに起因して異常な学習状態が累積することにより、学習値が異常値に達する場合もある。学習値を更新するのはエンジン定常運転時における所定の更新条件が成立したときであるので、エンジン定常運転時以外で学習値が異常となった場合、正常範囲に復帰するまで比較的時間を要する。そうすると、例えば学習値がいったん異常値となり、その後に加速運転や減速運転が繰り返されて定常運転状態になかなかならないままエンジンが運転されると、異常な学習値がエンジン制御に用いられることによりエンジントラブルを生じる可能性がある。
上記特許文献3記載の技術においては、特許文献2と同様に、学習条件が成立したときのみ学習値を書き換える。したがって特許文献2と同様に、異常な学習値が正常範囲内に復帰するまで比較的時間を要する。また、例えば異常な学習値をいったん初期化することにより正常範囲内に復帰させたとしても、再び初期化直前の学習状態へ戻るまでには同様に時間を要する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、制御パラメータを学習によって更新する車両制御装置において、未だ学習条件を満たしていないとしても、学習値を適切な範囲内に更新することができる技術を提供することを目的とする。
本発明に係る車両制御装置は、異常な学習値をリセットした場合、他の車両の学習値を集約するサーバから他の車両の学習値を取得してこれをリセット後の学習値の初期値として用いる。
本発明に係る車両制御装置によれば、学習値をリセットした後において未だ学習タイミングに到達していない場合であっても、適切な学習値を用いて車両を制御することができる。
制御パラメータ学習システムの全体図である。 車両制御装置100の構成を示すブロック図である。 制御パラメータ150の1例を示す図である。 学習値マップのうち未学習の部分を例示する図である。 車両11がサーバ16に対して学習済の制御パラメータを送信する手順を説明するフローチャートである。 サーバ16が各車両から制御パラメータを集約する手順を説明するフローチャートである。 サーバ16から車両200に対して制御パラメータを配信する手順を説明するフローチャートである。 車両制御装置100がサーバ16から他車両の制御パラメータを取得してこれを自身の制御パラメータとして用いる手順を説明するフローチャートである。
図1は、本発明に係る制御パラメータ学習システムの全体図である。本システムは、サーバ16が各車両から学習済の制御パラメータを集約して他の車両に対して提供することにより、未学習の制御パラメータを適切な学習済状態へ更新するものである。以下では車両11が学習済の制御パラメータを提供し、車両200がサーバ16を介してこれを受け取ることを前提として説明する。
車両11は、無線回線12、中継局13、無線回線14、基地局15を介して、サーバ16に対して学習済の制御パラメータを送信する。サーバ16は、受け取った制御パラメータを後述する区分にしたがって分類し、その分類ごとに保持する。車両200は、基地局17、無線回線18、中継局19、無線回線20を介してサーバ16から制御パラメータを受信し、その制御パラメータを自身の車両制御装置(ECU)100の制御パラメータとして格納する。
サーバ16は、各車両から制御パラメータを集約する処理を実装したプログラム、これを実行するCPU、制御パラメータを格納する記憶装置、などを備えたコンピュータとして実装することもできるし、同等の機能を備えた回路デバイスなどのハードウェアを用いて実装することもできる。
図2は、車両制御装置100の構成を示すブロック図である。車両制御装置100は、車両200の動作を制御する装置であり、CPU110、制御部120、通信部130、記憶装置140を備える。
制御部120は、車両200を制御するための制御演算を実施する機能部である。制御部120は、制御パラメータ150を用いて制御演算を実施し、さらに車両200に固有のパラメータを制御パラメータ150に対して反映して上書更新する。制御部120は、その機能を実装した回路デバイスによって構成することもできるし、同等の機能を実装したソフトウェアをCPU110が実行することによって構成することもできる。以下では図2に示すようにCPU110が制御部120を実行する構成を前提として説明する。ただし記載の便宜上、制御部120を動作主体として説明する場合もある。
通信部130は、適当な通信インターフェースを用いて車外と通信する。例えばサーバ16に対して制御パラメータを送信するよう要求し、その応答としてサーバ16から制御パラメータを受信する。制御部120は、その受信した制御パラメータを記憶装置140内に自身の制御パラメータ150として格納する。
図3は、制御パラメータ150の1例を示す図である。ここではエンジンの点火時期についての学習結果を記録する際に一般的に用いられる学習値マップを例示した。横軸はエンジン回転数、縦軸はエンジン負荷である。これら2つのパラメータをキーとしてマップを照会することにより、対応する学習値を取得することができる。理想的なエンジン点火時期は当該車両固有の特性を有しているので、制御部120は例えば特許文献1〜3記載の手法により車両200固有のパラメータを学習し、その結果を新たな制御パラメータ150として上書更新することができる。
図4は、学習値マップのうち未学習の部分を例示する図である。実際の走行においては図3のような学習値マップが示す全ての領域を均等に学習することは困難であり、例えば図4の斜線で示す領域の学習頻度が少なくなる可能性がある。そこで、これら未学習領域の制御パラメータについては、サーバ16から他の車両の制御パラメータを取得してこれを流用することにより、車両制御装置100が自ら学習したのと同様の状態にすることが考えられる。
車両制御装置100は、原則として車両200固有の個体差を学習することが望ましいので、車両200の出荷直後から他車両の制御パラメータを流用するのは妥当でない。そこで車両制御装置100が他の車両の制御パラメータを取得するのに適したタイミングとして、例えば学習後の制御パラメータがあらかじめ設定した許容範囲を超えるなどの異常値に達した時点が考えられる。学習結果が異常値に達した場合、一般に車両制御装置100は学習済の制御パラメータを初期化するので、それまでの学習結果が白紙になり、改めて充分な学習結果を得るまでには時間がかかるからである。
学習値マップを初期化する際に他車両から取得した制御パラメータを初期値として用いるのに適しているのは、図4に示す未学習領域である。しかし学習済領域についても、いったん初期化されてから充分な学習経験を経るまで相応の時間が必要であることに鑑み、他車両から取得した制御パラメータを初期値として用いてもよい。いずれの領域を他車両から取得するかについては、車両の特性など諸条件に基づき適宜定めることができる。
図5は、車両11がサーバ16に対して学習済の制御パラメータを送信する手順を説明するフローチャートである。本フローチャートは、車両11が備えている車両制御装置が例えば周期的に実施することができる。以下では記載の便宜上、車両11を動作主体とする。以下図5の各ステップについて説明する。
(図5:ステップS501)
車両11は、制御パラメータをサーバ16に対して送信する条件が成立しているか否かを判定する。成立している場合はステップS502へ進み、成立していない場合は本フローチャートを終了する。本ステップにおける送信条件としては、送信することができる制御パラメータを車両11が保持しており、かつ通信回線が途切れていないなどの送信可能要件が満たされている前提の下、例えば以下のようなものが考えられる。
(図5:ステップS501:送信条件の例その1)
サーバ16は、例えば周期的に車両11に対して現在保持している制御パラメータを送信するように要求することができる。車両11は、その要求を受信することを送信条件とすることができる。例えば車両11のメンテナンス時において車両11とサーバ16との間が固定的に接続された場合が、本条件を用いるのに適している。
(図5:ステップS501:送信条件の例その2)
車両11は、例えばイグニッションスイッチがONまたはOFFされるときを契機として、現在保持している制御パラメータをサーバ16に対して送信することができる。例えば制御パラメータのデータサイズが大きく、頻繁に送信すると通信負荷が過大になるような場合は、本送信条件を用いることが望ましい。
(図5:ステップS501:送信条件の例その3)
車両11は、制御パラメータを更新するごとに、現在保持している制御パラメータをサーバ16に対して送信することができる。制御パラメータのなかでも比較的データサイズが小さいものや、比較的変動幅が大きく車両の制御に対して与える影響が大きいものについては、その制御パラメータのみ本送信条件にしたがって送信することもできる。
(図5:ステップS502)
車両11は、現在保持している制御パラメータをサーバ16に対して送信する。このとき、(a)車両11の車種または型番、(b)車両11の走行済距離、(c)車両11が出荷されてからの経過年数、(d)車両が搭載しているオプション部品のタイプのうち車両11の走行性能に対して影響を与えるもの、(e)サーバ16に対して送信する制御パラメータの種別および範囲、のうち少なくともいずれかを併せて送信する。
(図5:ステップS502:補足その1)
車両の車種や型番が同じである場合、いずれかの車両が学習済である制御パラメータは他の車両にとっても概ね有用であると考えられる。そこでサーバ16は、車種(または型番、以下同様)ごとに制御パラメータを区分し、同じ車種の車両から提供された学習済の制御パラメータを提供することとした。そこで本ステップにおいて、上記(a)を併せて送信し、サーバ16はその情報にしたがって制御パラメータを分類して保持する。上記(b)〜(e)についても同様の理由で併せて送信し、サーバ16はそれぞれ分類して制御パラメータを分類することができる。
(図5:ステップS502:補足その2)
車両11が備えているオプション部品のタイプによっては、車両11の走行性能に対して影響を与えるものがあり、かかる部品は制御パラメータの学習結果に対しても影響を与えると考えられる。例えば車重に対して影響を与えるオプション部品(ルーフに設置する荷台など)が1例である。そこで本ステップにおいて、当該情報を車両11の属性として送信することもできる。
(図5:ステップS502:補足その3)
車両11は、必ずしも自身が保持している全ての制御パラメータをサーバ16に対して送信する必要はなく、必要なもののみ送信することもできる。さらには、同じ制御パラメータであっても、例えば図3〜図4に例示する学習値マップのように配列データとして構成されているものについては、一部の配列要素(例えば図4の斜線部)のみをサーバ16に対して送信することもできる。そこで本ステップにおいて、いずれの制御パラメータ、あるいはそのうちいずれの範囲を送信するかについて特定するため、上記(e)を併せて送信することもできる。
図6は、サーバ16が各車両から制御パラメータを集約する手順を説明するフローチャートである。サーバ16は、いずれかの車両から制御パラメータを受信するごとに本フローチャートを実施することにより、各車両から制御パラメータを集約する。以下図6の各ステップについて説明する。
(図6:ステップS601)
サーバ16は、受信した制御パラメータを集約する条件が成立しているか否かを判定する。成立している場合はステップS602へ進み、成立していない場合は本フローチャートを終了する。本ステップにおける集約条件としては、例えば受信した制御パラメータおよび車両の属性情報(ステップS502において制御パラメータとともに送信される車種などの情報)が破損/欠損していないことが挙げられる。
(図6:ステップS602)
サーバ16は、ステップS601において受信した車両の属性情報にしたがって制御パラメータを分類し、該当する分類の制御パラメータを受信した値にしたがって更新する。複数の車両から同一の制御パラメータについて学習結果を受信する場合もあるので、必ずしも最後に受信した値をそのまま保持する必要はない。例えば、(a)同じ制御パラメータについては送信元車両の台数を基準として平均値を保持する、(b)更新前後いずれかの値に大きい重みを持たせた加重平均を保持する、(c)所定の補正値を加味して更新後の値を求める、などの例が考えられる。
図7は、サーバ16から車両200に対して制御パラメータを配信する手順を説明するフローチャートである。サーバ16は、例えば車両200(すなわち車両制御装置100)から制御パラメータを配信するよう要求するリクエストを受け取ったとき、本フローチャートを実施することができる。以下図7の各ステップについて説明する。
(図7:ステップS701)
サーバ16は、制御パラメータを車両200に対して配信するための条件が成立しているか否かを判定する。具体的には、送信することができる制御パラメータをサーバ16が保持しており、かつ通信回線が途切れていないなどの送信可能要件が満たされていることが必要である。条件が成立している場合はステップS702へ進み、成立していない場合は例えば配信エラーを車両200に対して返信した上で本フローチャートを終了する。
(図7:ステップS702)
サーバ16は、車両200が制御パラメータを送信するようリクエストするとき併せて通知する属性情報にしたがって、送信すべき制御パラメータを特定する。ここでいう属性情報は、ステップS502において車両11が制御パラメータを送信する際に併せて送信するものと同様のものである。
(図7:ステップS703)
サーバ16は、ステップS702において特定した制御パラメータを車両200に対して送信する。
図8は、車両制御装置100がサーバ16から他車両の制御パラメータを取得してこれを自身の制御パラメータとして用いる手順を説明するフローチャートである。本フローチャートは、車両制御装置100が備える制御部120が実施する。以下図8の各ステップについて説明する。
(図8:ステップS800)
制御部120は、制御パラメータ150があらかじめ設定した許容範囲を超えたか否かなどに基づき、異常値に達したか否かを例えば周期的にチェックする。異常値に達している場合は制御パラメータ150を初期化するとともに、本フローチャートを開始する。初期化する範囲は必ずしも全ての制御パラメータ150の全範囲にわたる必要はなく、個々の制御パラメータのうち異常値に達したもの、さらにはそのなかで異常値に達した配列要素(例えば図4の斜線部)のみを初期化することもできる。
(図8:ステップS800:補足)
制御部120は、必ずしも制御パラメータ150が異常値に達していない場合であっても、これを初期化する場合もある。例えばメンテナンス作業にともなう初期化などが考えられる。制御部120は、かかる場合においても本フローチャートを実施することができる。
(図8:ステップS801)
制御部120は、サーバ16から他車両の制御パラメータを取得するための条件が成立しているか否かを判定する。具体的には、通信部130が制御パラメータを受信することができる状態にあることが必要である。条件が成立している場合はステップS802へ進み、成立していない場合は例えば所定時間後に本フローチャートを再実施するようセットした上で本フローチャートを終了する。
(図8:ステップS802)
制御部120は、車両200の属性情報と併せて、制御パラメータを送信するよう要求するリクエストをサーバ16に対して送信する。ここでいう属性情報は、サーバ16から取得する制御パラメータを特定するためのものであり、ステップS502およびS702と同様のものである。
(図8:ステップS802:補足)
制御部120は、他車両から取得する必要がある制御パラメータおよびその配列要素のみを送信するように、サーバ16に対して要求することができる。例えばエンジン点火タイミングの学習値マップのうち本フローチャート開始時点で未学習である部分(例えば図4の斜線部)のみサーバ16から取得することができる。あるいはより早く既学習と同等の状態に到達することが望ましい場合は、本フローチャート開始時点で学習済であった制御パラメータあるいはその配列要素についても、サーバ16から取得することができる。
(図8:ステップS803)
制御部120は、通信部130を介してサーバ16に対してリクエストした制御パラメータを受信する。
(図8:ステップS804)
制御部120は、受信した制御パラメータを記憶装置140内に新たな制御パラメータ150として格納する。制御部120は以後、新たな制御パラメータ150を用いて車両200を制御する。
<本発明のまとめ>
本発明に係る車両制御装置100は、制御パラメータ150が異常値に達するなどを契機としてこれを初期化したとき、サーバ16から他車両の制御パラメータを取得し、これを初期値として用いる。これにより、制御パラメータ150を初期化した後、速やかに学習済と同等の状態に達することができる。
<本発明の変形例について>
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
図3〜図4において、制御パラメータ150の例としてエンジン点火タイミングの学習値マップを例示したが、その他制御パラメータおよび配列要素であっても、同様にサーバ16から他車両の学習済パラメータを取得することができる。
サーバ16と各車両との間の通信手段は、必ずしも無線通信に限られるものではなく、有線通信であってもよい。例えば車両のメンテナンス時において制御パラメータを送受信する際には、有線接続を介してサーバ16と各車両が通信することが考えられる。
以上の説明において、制御パラメータ150を初期化するとき他車両の制御パラメータをサーバ16から取得することを説明したが、初期化と同等の状況が発生した場合も同様にサーバ16から他車両の制御パラメータを取得してもよい。例えば車両200の部品(排気触媒など)を交換した直後は制御パラメータが非連続的に変化すると考えられるので、これを初期化と類似する状況とみなして本発明と同様の処理を実施することが考えられる。部品が交換されたか否かを車両制御装置100が認識する手段としては、例えばメンテナンス時にその旨の信号を車両制御装置100の外部から与えることが考えられる。
16:サーバ、100:車両制御装置、110:CPU、120:制御部、130:通信部、140:記憶装置、150:制御パラメータ、200:車両。

Claims (6)

  1. 車両の動作を制御する車両制御装置であって、
    前記車両に固有の第1制御パラメータを格納する記憶部、
    前記第1制御パラメータを用いて前記車両を制御するとともに前記第1制御パラメータを更新して前記記憶部に対して上書格納する制御部、
    他の車両に固有の第2制御パラメータを集約するサーバと通信して前記第2制御パラメータを取得する通信部、
    を備え、
    前記制御部は、前記第1制御パラメータが異常値に達したか否かを判断し、
    前記制御部は、前記第1制御パラメータが異常値に達したと判断すると、前記第1制御パラメータを初期化するとともに前記通信部を介して前記サーバから前記第2制御パラメータを取得し、取得した前記第2制御パラメータを前記第1制御パラメータの新たな初期値として前記記憶部に格納し、
    前記制御部は、前記第1制御パラメータの配列要素のうち初期値から更新済であるものについて、前記通信部を介して取得した前記第2制御パラメータを新たな初期値として前記記憶部に格納する
    ことを特徴とする車両制御装置。
  2. 前記第1制御パラメータおよび前記第2制御パラメータは、1以上の次元を有する配列データとして構成されており、
    前記制御部は、前記第1制御パラメータの配列要素のうち未だ初期値から更新していないものについて、前記通信部を介して取得した前記第2制御パラメータを新たな初期値として前記記憶部に格納する
    ことを特徴とする請求項1記載の車両制御装置。
  3. 前記通信部は、
    前記車両の車種または型番、
    前記車両の走行済距離、
    前記車両が出荷されてからの経過年数、
    前記車両が搭載しているオプション部品のタイプのうち前記車両の走行性能に対して影響を与えるもの、
    前記サーバから取得する前記第2制御パラメータの配列要素の範囲、
    のうち少なくともいずれかをキーとして前記サーバに対して対応する前記第2制御パラメータを照会することにより、前記キーに対応する前記第2制御パラメータを取得する
    ことを特徴とする請求項2記載の車両制御装置。
  4. 請求項1からいずれか1項記載の車両制御装置、
    前記第2制御パラメータを集約する前記サーバ、
    前記サーバに対して前記第2制御パラメータを送信する第2車両、
    を有することを特徴とする車両制御パラメータ学習システム。
  5. 前記第2車両は、前記第2車両のイグニッションスイッチがOFFされたとき、その時点で前記第2車両が保持している前記第2制御パラメータを前記サーバに対して送信する ことを特徴とする請求項記載の車両制御パラメータ学習システム。
  6. 前記第2車両は、前記第2制御パラメータを更新するごとに、その更新後の前記第2制御パラメータを前記サーバに対して送信する
    ことを特徴とする請求項記載の車両制御パラメータ学習システム。
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