JP6471106B2 - 車両制御装置、車両制御パラメータ学習システム - Google Patents
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Description
車両11は、制御パラメータをサーバ16に対して送信する条件が成立しているか否かを判定する。成立している場合はステップS502へ進み、成立していない場合は本フローチャートを終了する。本ステップにおける送信条件としては、送信することができる制御パラメータを車両11が保持しており、かつ通信回線が途切れていないなどの送信可能要件が満たされている前提の下、例えば以下のようなものが考えられる。
サーバ16は、例えば周期的に車両11に対して現在保持している制御パラメータを送信するように要求することができる。車両11は、その要求を受信することを送信条件とすることができる。例えば車両11のメンテナンス時において車両11とサーバ16との間が固定的に接続された場合が、本条件を用いるのに適している。
車両11は、例えばイグニッションスイッチがONまたはOFFされるときを契機として、現在保持している制御パラメータをサーバ16に対して送信することができる。例えば制御パラメータのデータサイズが大きく、頻繁に送信すると通信負荷が過大になるような場合は、本送信条件を用いることが望ましい。
車両11は、制御パラメータを更新するごとに、現在保持している制御パラメータをサーバ16に対して送信することができる。制御パラメータのなかでも比較的データサイズが小さいものや、比較的変動幅が大きく車両の制御に対して与える影響が大きいものについては、その制御パラメータのみ本送信条件にしたがって送信することもできる。
車両11は、現在保持している制御パラメータをサーバ16に対して送信する。このとき、(a)車両11の車種または型番、(b)車両11の走行済距離、(c)車両11が出荷されてからの経過年数、(d)車両が搭載しているオプション部品のタイプのうち車両11の走行性能に対して影響を与えるもの、(e)サーバ16に対して送信する制御パラメータの種別および範囲、のうち少なくともいずれかを併せて送信する。
車両の車種や型番が同じである場合、いずれかの車両が学習済である制御パラメータは他の車両にとっても概ね有用であると考えられる。そこでサーバ16は、車種(または型番、以下同様)ごとに制御パラメータを区分し、同じ車種の車両から提供された学習済の制御パラメータを提供することとした。そこで本ステップにおいて、上記(a)を併せて送信し、サーバ16はその情報にしたがって制御パラメータを分類して保持する。上記(b)〜(e)についても同様の理由で併せて送信し、サーバ16はそれぞれ分類して制御パラメータを分類することができる。
車両11が備えているオプション部品のタイプによっては、車両11の走行性能に対して影響を与えるものがあり、かかる部品は制御パラメータの学習結果に対しても影響を与えると考えられる。例えば車重に対して影響を与えるオプション部品(ルーフに設置する荷台など)が1例である。そこで本ステップにおいて、当該情報を車両11の属性として送信することもできる。
車両11は、必ずしも自身が保持している全ての制御パラメータをサーバ16に対して送信する必要はなく、必要なもののみ送信することもできる。さらには、同じ制御パラメータであっても、例えば図3〜図4に例示する学習値マップのように配列データとして構成されているものについては、一部の配列要素(例えば図4の斜線部)のみをサーバ16に対して送信することもできる。そこで本ステップにおいて、いずれの制御パラメータ、あるいはそのうちいずれの範囲を送信するかについて特定するため、上記(e)を併せて送信することもできる。
サーバ16は、受信した制御パラメータを集約する条件が成立しているか否かを判定する。成立している場合はステップS602へ進み、成立していない場合は本フローチャートを終了する。本ステップにおける集約条件としては、例えば受信した制御パラメータおよび車両の属性情報(ステップS502において制御パラメータとともに送信される車種などの情報)が破損/欠損していないことが挙げられる。
サーバ16は、ステップS601において受信した車両の属性情報にしたがって制御パラメータを分類し、該当する分類の制御パラメータを受信した値にしたがって更新する。複数の車両から同一の制御パラメータについて学習結果を受信する場合もあるので、必ずしも最後に受信した値をそのまま保持する必要はない。例えば、(a)同じ制御パラメータについては送信元車両の台数を基準として平均値を保持する、(b)更新前後いずれかの値に大きい重みを持たせた加重平均を保持する、(c)所定の補正値を加味して更新後の値を求める、などの例が考えられる。
サーバ16は、制御パラメータを車両200に対して配信するための条件が成立しているか否かを判定する。具体的には、送信することができる制御パラメータをサーバ16が保持しており、かつ通信回線が途切れていないなどの送信可能要件が満たされていることが必要である。条件が成立している場合はステップS702へ進み、成立していない場合は例えば配信エラーを車両200に対して返信した上で本フローチャートを終了する。
サーバ16は、車両200が制御パラメータを送信するようリクエストするとき併せて通知する属性情報にしたがって、送信すべき制御パラメータを特定する。ここでいう属性情報は、ステップS502において車両11が制御パラメータを送信する際に併せて送信するものと同様のものである。
サーバ16は、ステップS702において特定した制御パラメータを車両200に対して送信する。
制御部120は、制御パラメータ150があらかじめ設定した許容範囲を超えたか否かなどに基づき、異常値に達したか否かを例えば周期的にチェックする。異常値に達している場合は制御パラメータ150を初期化するとともに、本フローチャートを開始する。初期化する範囲は必ずしも全ての制御パラメータ150の全範囲にわたる必要はなく、個々の制御パラメータのうち異常値に達したもの、さらにはそのなかで異常値に達した配列要素(例えば図4の斜線部)のみを初期化することもできる。
制御部120は、必ずしも制御パラメータ150が異常値に達していない場合であっても、これを初期化する場合もある。例えばメンテナンス作業にともなう初期化などが考えられる。制御部120は、かかる場合においても本フローチャートを実施することができる。
制御部120は、サーバ16から他車両の制御パラメータを取得するための条件が成立しているか否かを判定する。具体的には、通信部130が制御パラメータを受信することができる状態にあることが必要である。条件が成立している場合はステップS802へ進み、成立していない場合は例えば所定時間後に本フローチャートを再実施するようセットした上で本フローチャートを終了する。
制御部120は、車両200の属性情報と併せて、制御パラメータを送信するよう要求するリクエストをサーバ16に対して送信する。ここでいう属性情報は、サーバ16から取得する制御パラメータを特定するためのものであり、ステップS502およびS702と同様のものである。
制御部120は、他車両から取得する必要がある制御パラメータおよびその配列要素のみを送信するように、サーバ16に対して要求することができる。例えばエンジン点火タイミングの学習値マップのうち本フローチャート開始時点で未学習である部分(例えば図4の斜線部)のみサーバ16から取得することができる。あるいはより早く既学習と同等の状態に到達することが望ましい場合は、本フローチャート開始時点で学習済であった制御パラメータあるいはその配列要素についても、サーバ16から取得することができる。
制御部120は、通信部130を介してサーバ16に対してリクエストした制御パラメータを受信する。
制御部120は、受信した制御パラメータを記憶装置140内に新たな制御パラメータ150として格納する。制御部120は以後、新たな制御パラメータ150を用いて車両200を制御する。
本発明に係る車両制御装置100は、制御パラメータ150が異常値に達するなどを契機としてこれを初期化したとき、サーバ16から他車両の制御パラメータを取得し、これを初期値として用いる。これにより、制御パラメータ150を初期化した後、速やかに学習済と同等の状態に達することができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
Claims (6)
- 車両の動作を制御する車両制御装置であって、
前記車両に固有の第1制御パラメータを格納する記憶部、
前記第1制御パラメータを用いて前記車両を制御するとともに前記第1制御パラメータを更新して前記記憶部に対して上書格納する制御部、
他の車両に固有の第2制御パラメータを集約するサーバと通信して前記第2制御パラメータを取得する通信部、
を備え、
前記制御部は、前記第1制御パラメータが異常値に達したか否かを判断し、
前記制御部は、前記第1制御パラメータが異常値に達したと判断すると、前記第1制御パラメータを初期化するとともに前記通信部を介して前記サーバから前記第2制御パラメータを取得し、取得した前記第2制御パラメータを前記第1制御パラメータの新たな初期値として前記記憶部に格納し、
前記制御部は、前記第1制御パラメータの配列要素のうち初期値から更新済であるものについて、前記通信部を介して取得した前記第2制御パラメータを新たな初期値として前記記憶部に格納する
ことを特徴とする車両制御装置。 - 前記第1制御パラメータおよび前記第2制御パラメータは、1以上の次元を有する配列データとして構成されており、
前記制御部は、前記第1制御パラメータの配列要素のうち未だ初期値から更新していないものについて、前記通信部を介して取得した前記第2制御パラメータを新たな初期値として前記記憶部に格納する
ことを特徴とする請求項1記載の車両制御装置。 - 前記通信部は、
前記車両の車種または型番、
前記車両の走行済距離、
前記車両が出荷されてからの経過年数、
前記車両が搭載しているオプション部品のタイプのうち前記車両の走行性能に対して影響を与えるもの、
前記サーバから取得する前記第2制御パラメータの配列要素の範囲、
のうち少なくともいずれかをキーとして前記サーバに対して対応する前記第2制御パラメータを照会することにより、前記キーに対応する前記第2制御パラメータを取得する
ことを特徴とする請求項2記載の車両制御装置。 - 請求項1から3いずれか1項記載の車両制御装置、
前記第2制御パラメータを集約する前記サーバ、
前記サーバに対して前記第2制御パラメータを送信する第2車両、
を有することを特徴とする車両制御パラメータ学習システム。 - 前記第2車両は、前記第2車両のイグニッションスイッチがOFFされたとき、その時点で前記第2車両が保持している前記第2制御パラメータを前記サーバに対して送信する ことを特徴とする請求項4記載の車両制御パラメータ学習システム。
- 前記第2車両は、前記第2制御パラメータを更新するごとに、その更新後の前記第2制御パラメータを前記サーバに対して送信する
ことを特徴とする請求項4記載の車両制御パラメータ学習システム。
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