JP6472057B2 - 膜天井用固定具及び膜天井の施工方法 - Google Patents
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Description
膜天井を形成する膜材の端縁部を建物の構造躯体に固定するための膜天井用固定具であって、
その後面側が建物の構造躯体に固定される第一部分と、
膜材の端縁部に取り付けられた軸体を挿通して固定するための膜材用固定穴を有し、第一部分から前方に突出して設けられた第二部分と、
その下端部に膜材の端縁部近傍を掛け回すことができるように、第二部分の前端部から下向きに設けられた第三部分と、
を有し、
膜材用固定穴を、前後方向に延びる長穴状に形成する、又は、前後方向に所定間隔を隔てて複数個形成することによって、膜材の端縁部を軸体を介して固定する位置を前後方向で調節することができるようにしたことを特徴とする膜天井用固定具
を提供することによって解決される。
膜天井を形成する膜材の端縁部を建物の構造躯体に固定するための膜天井用固定具であって、
その後面側が建物の構造躯体に固定される第一部分と、
第一部分から前方に突出して設けられた第二部分と、
膜材の端縁部に取り付けられた軸体を挿通して固定するための膜材用固定穴を有し、その下端部に膜材の端縁部近傍を掛け回すことができるように、第二部分の前端部から下向きに設けられた第三部分と、
を有し、
膜材用固定穴を、上下方向に延びる長穴状に形成する、又は、上下方向に所定間隔を隔てて複数個形成することによって、膜材の端縁部を軸体を介して固定する位置を上下方向で調節することができるようにしたことを特徴とする膜天井用固定具
を提供することによっても解決される。
上記の前後調節タイプの膜天井用固定具、上下調節タイプの膜天井用固定具、又は、複合タイプの膜天井用固定具を用いる膜天井の施工方法であって、
所定間隔を隔てて列状に配した複数の膜天井用固定具におけるそれぞれの第一部分を建物の構造躯体に固定し、
それぞれの膜天井用固定具における第三部分の下端部に、膜材の端縁部近傍を掛け回した状態とし、
膜材の端縁部に取り付けられた軸体を、膜材用固定穴に挿通して固定する
ことを特徴とする膜天井の施工方法
を提供することによっても解決される。
膜天井用固定具の配列方向に沿って複数枚の膜材を配し、隣り合う膜材の側縁部近傍を重ね合わせた状態としながら、隣り合うそれぞれの膜材における重なり合った部分の端縁部を共通の膜天井用固定具に固定するとともに、
当該共通の膜天井用固定具の膜材用固定穴において、それぞれの膜材の端縁部に取り付けられた軸体を前後方向又は上下方向でずらして固定する
ようにすることが好ましい。
まず、膜天井の施工方法について説明する。図1は、本発明に係る膜天井用固定具10を用いて膜天井を施工した状態を示した斜視図である。図1においては、図示の便宜上、膜材100における重なり合わない部分の端縁部を支持する2つの膜天井用固定具10(後述する図3に表した膜天井用固定具10の間に配される2つの膜天井用固定具10)を示しており、これら以外の膜天井用固定具10については図示を省略している。また、図1においては、図示の便宜上、紙面に向かって左側に描いた膜天井用固定具における第二部分12の一部と第三部分13の一部とを破断して描いている。図2は、本発明に係る膜天井用固定具10を用いて膜天井を施工した状態を、図1におけるy軸方向負側から見た状態を示した図である。図3は、本発明に係る膜天井用固定具10を用いて膜天井を施工した状態を、図1におけるz軸方向正側から見た状態を示した図である。図3においては、図示の便宜上、膜材100における重なり合う部分(重なり部A)の端縁部を支持する3つの膜天井用固定具10(上述した図1に表した2つの膜天井用固定具10の隣に配される膜天井用固定具10)を示しており、これら以外の膜天井用固定具10(例えば、上述した図1に表した、膜材100における重なり合わない部分の端縁部を支持する膜材固定用具10)については図示を省略している。図4は、図3の膜材100を、同図におけるX1−X1面で切断した状態を示した断面斜視図である。図4においては、図示の便宜上、膜材100の厚さ(z軸方向の厚さ)と、重なり部Aの幅(y軸方向の幅)を、実際よりも強調して模式的に描いている。
膜天井用固定具固定工程は、図1及び図3に示すように、建物の構造躯体200に対して、複数の膜天井用固定具10におけるそれぞれの第一部分11を、所定間隔を隔てて列状に固定する工程である。図1及び図3では、一側(x軸方向負側)の構造躯体200しか描いていないが、この一側の構造躯体200と対向する他側(x軸方向正側)にも別の構造躯体200があり、当該他側の構造躯体200に対しても、複数の膜天井用固定具10を同様に固定する。一側の構造躯体200に固定された膜天井用固定具10(以下、「一側の膜天井用固定具」と表記することがある。)は、膜材100における一方(x軸方向負側)の端縁部を固定するために用いられ、他側の構造躯体200に固定された膜天井用固定具10(以下、「他側の膜天井用固定具」と表記することがある。)は、膜材100における他方(x軸方向正側)の端縁部を固定するために用いられる。通常、一側の膜天井用固定具10と他側の膜天井用固定具10は、1対1で対応するように互いに対向配置される。以下においては、一側の膜天井用固定具10を例に挙げて、膜天井の施工方法を説明するが、他側の膜天井用固定具10も、一側の膜天井用固定具10と同様に施工することができる。
掛け回しガイド固定工程は、図1〜3に示すように、膜天井用固定具10における第三部分13の下端部に対して、掛け回しガイド20を固定する工程である。掛け回しガイド20は、膜天井用固定具10の配列方向(y軸方向)に平行に配され、複数の膜天井用固定具10におけるそれぞれの第三部材13に対して架け渡された状態に取り付けられる。この掛け回しガイド20は、図1及び図2に示すように、その外周部に膜材100の端縁部近傍を掛け回すことにより、膜材100にシワが形成されない状態で、膜材100の端縁部を上方に折り返すためのガイドとして機能する部材となっている。
アタッチメント取付工程は、図1及び図2に示すように、膜材100の端縁部にアタッチメント30を取り付ける工程である。本実施態様の膜天井の施工方法において、膜材100の端縁部は、後述するように、膜天井用固定具10における、第二部分12に設けられた膜材用固定穴12a、又は、第三部分13に設けられた膜材用固定穴13aに固定されるところ、アタッチメント30は、膜材100の端縁部を膜材用固定穴12a又は膜材用固定穴13aに固定しやすくするためのものとなっている。
膜材固定工程は、図1及び図2に示すように、膜材100の端縁部に取り付けられた複数の軸体33を、構造躯体200に固定された複数の膜天井用固定具10におけるそれぞれの第二部分12に設けられた膜材用固定穴12a、又は、それぞれの第三部分13に設けられた膜材用固定穴13aに挿通して固定することによって、膜材100の端縁部を膜天井用固定具10に固定する工程である。本実施態様においては、膜天井用固定具10の第二部分12における一側(z軸方向負側)から膜材用固定穴12aに軸体33を挿入し、第二部分12から反対側(z軸方向正側)に突き出た軸体33に調節部材34を螺合することによって、膜材100の端縁部を膜天井用固定具10に固定するようにしている。
引張り具合調節工程は、上記の膜材固定工程でその両側の端縁部が膜天井用固定具10に固定された状態となっている膜材100の張り具合を調節する工程である。膜材固定工程を終えたばかり段階では、膜材100は、弛んでその中央部(x軸方向の中央部)が垂れ下がった状態となっているところ、その張り具合が所望のレベルになるまで、膜材100の端縁部(膜天井用固定具10に固定された端縁部)を引っ張っていく。天井膜を複数枚の膜材100で構成し、隣り合う膜材100の側縁部近傍を重ね合わせた状態としている場合には、上側に重なる膜材100から順に張り具合を調節していく(本実施態様においては、図4におけるy軸方向正側に配された膜材100から順に張り具合を調節していく)とよい。
以上で述べた全ての工程を終えると、本実施態様の膜天井の施工方法は終了する。本実施態様の膜天井の施工方法の用途(施工する建物等)は、特に限定されない。しかし、本実施態様の膜天井の施工方法を採用すれば、耐震性や安全性に優れた膜天井を容易に施工することも可能である。このため、本実施態様の膜天井の施工方法は、高い耐震性や安全性が要求される建物の天井を施工する場合に好適に採用することができる。また、本実施態様の膜天井の施工方法を採用すれば、デザイン性に優れた膜天井を容易に施工することも可能である。このため、本実施態様の膜天井の施工方法は、デザイン性が要求される天井を施工する場合にも好適に採用することができる。本実施態様の膜天井の施工方法は、体育館や屋内プールやホールや駅等の比較的大規模な建物における大空間に膜天井を施工する場合だけでなく、一般家屋等の比較的小規模な建物における小空間に膜天井を施工する場合においても、好適に採用することができる。特に、学校の教室における天井が膜天井で置き換えられつつあることについては、既に述べたが、本実施態様の膜天井の施工方法は、教室に膜天井を施工する場合においても、好適に採用することができる。また、本実施態様の膜天井の施工方法は、上述したような建物内の部屋に膜天井を施工する場合だけでなく、屋外に膜天井(膜屋根)を施工する場合にも好適に採用することができる。
続いて、上記の膜天井の施工方法で用いた膜天井用固定具10について説明する。既に述べた通り、本実施態様の膜天井用固定具10は、前後調節タイプと上下調節タイプとの両方の特徴を兼ね備えた複合タイプのものとなっている。図5は、本発明に係る膜天井用固定具10を示した斜視図である。図5の斜視図は、作図の便宜上、角部におけるアール部や面取り部を省略して描いている。図6は、図5の膜天井用固定具10を、同図におけるy軸方向負側から見た状態を示した図である。図7は、図5の膜天井用固定具10を、同図におけるz軸方向正側から見た状態を示した図である。図8は、図5の膜天井用固定具10を、同図におけるx軸方向正側から見た状態を示した図である。
11 第一部分
11a 構造躯体用固定穴
12 第二部分
12a 膜材用固定穴
13 第三部分
13a 膜材用固定穴
13b 掛け回しガイド用固定穴
20 掛け回しガイド
30 アタッチメント
31 ループ挿通部材
32 連結部材
32a 第一保持溝
32b 第二保持溝
33 軸体
33a ネジ軸部
33b 頭部
34 調節部材
51 構造躯体固定部材
52 掛け回しガイド固定部材
100 膜材
101 第一膜材
102 第二膜材
103 第三膜材
104 第四膜材
200 壁材(建物の構造躯体)
A 重なり部
L1 膜材用固定穴の長さ
Claims (4)
- 膜天井を形成する膜材の端縁部を建物の構造躯体に固定するための膜天井用固定具であって、
その後面側が建物の構造躯体に固定される第一部分と、
膜材の端縁部に取り付けられた軸体を挿通して固定するための膜材用固定穴を有し、第一部分から前方に突出して設けられた第二部分と、
その下端部に膜材の端縁部近傍を掛け回すことができるように、第二部分の前端部から下向きに設けられた第三部分と、
を有し、
膜材用固定穴を、前後方向に延びる長穴状に形成する、又は、前後方向に所定間隔を隔てて複数個形成することによって、膜材の端縁部を軸体を介して固定する位置を前後方向で調節することができるようにしたことを特徴とする膜天井用固定具。 - 膜天井を形成する膜材の端縁部を建物の構造躯体に固定するための膜天井用固定具であって、
その後面側が建物の構造躯体に固定される第一部分と、
第一部分から前方に突出して設けられた第二部分と、
膜材の端縁部に取り付けられた軸体を挿通して固定するための膜材用固定穴を有し、その下端部に膜材の端縁部近傍を掛け回すことができるように、第二部分の前端部から下向きに設けられた第三部分と、
を有し、
膜材用固定穴を、上下方向に延びる長穴状に形成する、又は、上下方向に所定間隔を隔てて複数個形成することによって、膜材の端縁部を軸体を介して固定する位置を上下方向で調節することができるようにしたことを特徴とする膜天井用固定具。 - 請求項1又は2記載の膜天井用固定具を用いる膜天井の施工方法であって、
所定間隔を隔てて列状に配した複数の膜天井用固定具におけるそれぞれの第一部分を建物の構造躯体に固定し、
それぞれの膜天井用固定具における第三部分の下端部に、膜材の端縁部近傍を掛け回した状態とし、
膜材の端縁部に取り付けられた軸体を、膜材用固定穴に挿通して固定する
ことを特徴とする膜天井の施工方法。 - 膜天井用固定具の配列方向に沿って複数枚の膜材を配し、隣り合う膜材の側縁部近傍を重ね合わせた状態としながら、隣り合うそれぞれの膜材における重なり合った部分の端縁部を共通の膜天井用固定具に固定するとともに、
当該共通の膜天井用固定具の膜材用固定穴において、それぞれの膜材の端縁部に取り付けられた軸体を前後方向又は上下方向でずらして固定する
請求項3記載の膜天井の施工方法。
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|---|---|---|---|
| JP2016023206A JP6472057B2 (ja) | 2016-02-10 | 2016-02-10 | 膜天井用固定具及び膜天井の施工方法 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2016023206A JP6472057B2 (ja) | 2016-02-10 | 2016-02-10 | 膜天井用固定具及び膜天井の施工方法 |
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|---|---|
| JP2017141586A JP2017141586A (ja) | 2017-08-17 |
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| JP2016023206A Active JP6472057B2 (ja) | 2016-02-10 | 2016-02-10 | 膜天井用固定具及び膜天井の施工方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TWD242946S (zh) | 2025-02-10 | 2026-02-11 | 日商川端高雅藝術有限公司 (日本) | 光膜天花板支撐組件 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53121720U (ja) * | 1977-03-05 | 1978-09-28 | ||
| US4817699A (en) * | 1988-03-30 | 1989-04-04 | Dfb Sales, Inc. | Wall track for fabric wall coverings |
| FR2695670B1 (fr) * | 1992-09-14 | 1994-11-25 | Newmat | Dispositif d'accrochage d'une feuille souple et élastique tendue entre deux supports pour constituer notamment un faux-plafond et faux-plafond pourvu d'un tel dispositif d'accrochage. |
-
2016
- 2016-02-10 JP JP2016023206A patent/JP6472057B2/ja active Active
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