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JP6475119B2 - 加入者情報収容装置、加入者情報収容方法及び加入者情報収容プログラム - Google Patents
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JP6475119B2 - 加入者情報収容装置、加入者情報収容方法及び加入者情報収容プログラム - Google Patents

加入者情報収容装置、加入者情報収容方法及び加入者情報収容プログラム Download PDF

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Description

本発明は、加入者情報収容装置、加入者情報収容方法及び加入者情報収容プログラムに関する。
IMS(IP Multimedia Subsystem)における加入者プロファイル管理機能(UPSF)を担うサーバ、3GPPで標準化活動中のポリシー制御機能(PCRF)を担うサーバ、各種クラウドシステム等がある。これらのサーバ又はシステムは、複数のサービス装置からの要求に対応する目的で各サービス装置を利用する加入者の固有データを収容する。このような加入者の固有データを収容する収容サーバは、一般的に収容する情報量がそのリソース限界に達すると増設される。
また、収容サーバの収容効率を向上させる方法として、ボトルネックとなる処理の性能を向上させることで収容効率を向上させる考えが、例えば非特許文献1に開示されている。
http://www.ieice.org/~nv/nv201211-01-tsuji.pdf
収容サーバの性能を向上させない場合、収容サーバの増設は、収容処理量又は収容加入者情報量のどちらか一方がリソース限界を超えると行われる。収容処理量とは、1台の収容サーバで単位時間に処理できる処理量のことであり、例えば契約者情報を収容しているサーバの場合は単位時間当たりにサービス装置から要求されるデータ操作(データ登録、更新削除、参照)の処理数のことである。収容加入者情報量とは、収容加入者数と各々の加入者の固有情報の情報量との積で決まるデータ量のことである。
複数のサービスのそれぞれの処理量と加入者情報量とは、サービス毎にサービスの特性や運用期間、及び販促状況などに応じてそれぞれバラつきのあるものである。処理量と加入者情報量とは、それぞれが独立にバラつくため収容サーバのリソースを有効活用できずに非効率な収容となる場合がある。
図19は、3台の収容サーバに分散して処理量と加入者数とを収容する一例を示す図である。図19は、収容サーバ#1の収容加入者情報量、または収容サーバ#2の収容処理量がリソース限界に達して収容サーバ#3が増設された場合の収容の様子を模式的に示している。
収容サーバ#1は、収容加入者情報量はリソース限界に達しているが、収容処理量はリソース限界の約半分である。反対に、収容サーバ#2は、収容処理量はリソース限界に達しているが、収容加入者情報量はリソース限界の約半分である。
例えば、増設した収容サーバ#3の収容処理量と収容加入者情報量とは、両方ともにリソース限界の約半分であるため、収容サーバ#3の収容処理量を収容サーバ#1に、収容サーバ#3の収容加入者情報量を収容サーバ#2に、それぞれ収容する。これにより、収容サーバの増設を不要にすることができる場合がある。
このように収容処理量又は収容加入者情報量のどちらか一方がリソース限界を越えた場合に収容サーバを増設すると、収容サーバ(以降、加入者情報収容装置)の収容が非効率となる場合がある。
本発明は、この課題に鑑みてなされたものであり、収容処理量と収容加入者数とを効率よく収容できるようにした加入者情報収容装置、加入者情報収容方法及び加入者情報収容プログラムを提供することを目的とする。
本願の実施形態の一例において、例えば、サービスの提供に係る時間帯毎のリソースの制約条件を含む複数のリソース制約条件毎に、サービス毎のデータ量のバラつきの尺度を算出する。そして、各リソース制約条件についてサービスにグルーピングを順次適用して、データ量のバラつきの尺度を低減するサービスグループを決定する。そして、決定されたサービスグループ単位でサービスの提供に係る加入者情報を記憶部に記憶する。
本願の実施形態の一例によれば、例えば、収容処理量または収容加入者情報量のどちらか一方がリソース限界を越えた場合に、それらの収容を効率的に行うことができる加入者情報収容装置、加入者情報収容方法及び加入者情報収容プログラムを提供できる。
図1は、実施形態1に係るグルーピング法によるサービス平滑化の概要の一例を示す図である。 図2は、時間帯に応じてサービス処理量が異なるサービスの一例を示す図である。 図3は、サービス処理量を時間帯毎に管理する一例を示す図である。 図4は、実施形態1に係る加入者情報収容装置を含む加入者情報収容システムの一例を示す図である。 図5は、実施形態1に係る加入者情報収容装置の一例を示す図である。 図6は、実施形態1に係る加入者情報収容装置が行うバラつき低減処理を示すフローチャートである。 図7は、サービス毎のデータ量のバラつきの一例を示す図である。 図8は、データ量の昇順でサービスを整列する一例を示す図である。 図9は、差分データ量の重心及びグルーピングする小グループの構成数の算出の一例を示す図である。 図10は、平均的なサービスの収容数が、小グループで割り切れない場合と割り切れる場合とについての一例を示す図である。 図11は、小データと大データとの構成比を変化させた場合の標準偏差の変化の一例を示す図である。 図12は、小データと大データとグルーピングして小グループを構成した場合のデータ量のバラつき示す図である。 図13は、実施形態1に係る加入者情報収容装置が行うバラつき低減処理により所要リソース量が低減される一例を示す図である。 図14は、実施形態1に係る加入者情報収容装置が行うバラつき低減処理の適用対象である、サービスの処理量が時間帯に応じて処理量が異なるシステムの一例を示す図である。 図15は、実施形態2に係る加入者情報収容装置が行うバラつき低減処理における各リソース条件の大小構成比とサービスの処理量のバラつきとの関係の一例を示す図である。 図16は、実施形態3に係る加入者情報収容装置が行うバラつき低減処理における各リソース条件の大小構成比とグルーピング法の適用順序とサービスの処理量のバラつきとの関係の一例を示す図である。 図17は、実施形態4に係る加入者情報収容装置の一例を示す図である。 図18は、プログラムが実行されることにより加入者情報収容装置が実現されるコンピュータの一例を示す図である。 図19は、3台の収容サーバに分散して処理量と加入者数とを収容する一例を示す図である。
以下、本願が開示する加入者情報収容装置、加入者情報収容方法及び加入者情報収容プログラムの実施形態の一例を説明する。以下の各実施形態において、同一の構成又は処理には同一の符号を付与して、説明を省略する。なお、以下の各実施形態は、一例を示すに過ぎず、本願が開示する技術を限定するものではない。また、以下の各実施形態は、矛盾しない範囲で適宜組合せてもよい。
[実施形態1]
(実施形態1の概要)
図1は、実施形態1に係るグルーピング法によるサービス平滑化の概要の一例を示す図である。図1に示す各グラフは、サービス処理量又は加入者情報量を縦軸に示し、個々のサービスを横軸に示す。ここで、サービス処理量は、例えばサービスを利用する加入者の固有情報である加入者情報を収容する加入者情報収容装置が、所定時間においてサービス提供装置から要求される加入者情報のデータ操作(データ登録、更新、削除、参照等)の処理数である。また、加入者情報量は、例えば加入者情報収容装置に収容された加入者数と各々の加入者情報の情報量との積で決まるデータ量である。
図1に示す(a)の列の3つのグラフは、サービス処理量(日勤帯)を縦軸に示し、個々のサービスを横軸に示す。ここで、日勤帯とは、1日を24時間として、24時間のうちの例えば9時〜18時の時間帯である。また、図1に示す(b)の列の3つのグラフは、サービス処理量(日勤帯以外)を縦軸に示し、個々のサービスを横軸に示す。日勤帯以外とは、1日を24時間として、24時間のうちの例えば0時〜9時及び18時〜24時の時間帯である。また、図1に示す(c)の列の3つのグラフは、加入者情報量を縦軸に示し、個々のサービスを横軸に示す。
図1のステップS1の行の(a)の列に示すように、yをサービス処理量(日勤帯)とし、xをサービスの識別情報等とし、fを所定の分布関数とすると、サービス処理量(日勤帯)yは、y=f(x)で示されるように日勤帯において分布する。また、図1のステップS1の行の(b)の列に示すように、zをサービス処理量(日勤帯以外)とし、xをサービスの識別情報等とし、gを所定の分布関数とすると、サービス処理量(日勤帯以外)zは、z=g(x)で示されるように日勤帯以外において分布する。また、図1のステップS1の行の(c)の列に示すように、wを加入者情報量とし、xをサービスの識別情報等とし、hを所定の分布関数とすると、加入者情報量wは、w=h(x)で示されるように日勤帯及び日勤帯以外の合計である24時間において分布する。
そして、図1のステップS2に示すように、サービス処理量(日勤帯)y、サービス処理量(日勤帯以外)z、加入者情報量wに対して、サービス処理量(日勤帯)yが平滑化されるように1度目のグルーピング法を適用する。なお、グルーピング法の詳細は、後述する。すると、図1のステップS2の行の(a)の列のグラフに示すように、サービス処理量(日勤帯)yの分布が概ねaに平滑化されるように、サービスxがサービスグループAへグルーピングされる。ここで、サービスグループAの各グループをx1とする。これに伴い、図1のステップS2の行の(b)の列のグラフに示すように、サービス処理量(日勤帯以外)zがz=g´(x1)で示される分布となる。同様に、図1のステップS2の行の(c)の列のグラフに示すように、加入者情報量wがz=h´(x1)で示される分布となる。
さらに、図1のステップS3に示すように、サービス処理量(日勤帯)y、サービス処理量(日勤帯以外)z、加入者情報量wに対して、処理量(日勤帯以外)zが平滑化されるように2度目のグルーピング法を適用する。すると、図1のステップS3の行の(b)の列のグラフに示すように、サービス処理量(日勤帯以外)zの分布が概ねbに平滑化されるように、サービスグループAがさらにサービスグループBへグルーピングされる。ここで、サービスグループBの各グループをx2とする。これに伴い、図1のステップS3の行の(a)の列のグラフに示すように、サービス処理量(日勤帯)yがy≒na(nは所定正数)で示される分布となる。同様に、図1のステップS3の行の(c)の列のグラフに示すように、加入者情報量wがz=h´´(x2)で示される分布となる。
さらに、図1のステップS4に示すように、サービス処理量(日勤帯)y、サービス処理量(日勤帯以外)z、加入者情報量wに対して、加入者情報量wが平滑化されるように3度目のグルーピング法を適用する。すると、図1のステップS4の行の(c)の列のグラフに示すように、加入者情報量wの分布が概ねcに平滑化されるように、サービスグループBがさらにサービスグループCへグルーピングされる。これに伴い、図1のステップS4の行の(a)の列のグラフに示すように、サービス処理量(日勤帯)yがy≒n´a(n´は所定正数)で示される分布となる。同様に、図1のステップS4の行の(b)の列のグラフに示すように、サービス処理量(日勤帯以外)zがz≒n´´b(n´´は所定正数)で示される分布となる。
このように、実施形態1では、加入者情報収容装置のリソース制約条件となるサービス処理量及び加入者情報量について、サービス処理量をさらにサービス特性に応じた日勤帯及び日勤帯以外のサービス処理量に分ける。そして、実施形態1では、サービス処理量(日勤帯)、サービス処理量(日勤帯以外)、加入者情報量の3つのリソース制約条件について順次サービスのグループピングを行う。なお、図1に示すリソース制約であるサービス処理量(日勤帯)、サービス処理量(日勤帯以外)、加入者情報量に対する1度目〜3度目の各グルーピング法の適用順序は、リソース制約の平滑化が最適化されるように、適宜変更可能である。
(時間帯に応じてサービス処理量が異なるサービス)
図2は、時間帯に応じてサービス処理量が異なるサービスの一例を示す図である。また、図3は、サービス処理量を時間帯毎に管理する一例を示す図である。図2の(a)に示すように、例えばIP(Internet Protocol)電話サービスは、概ね9時〜18時においてサービス処理量が相対的に多い。また、図2の(b)に示すように、例えば動画配信サービスは、概ね18時〜24時においてサービス処理量が相対的に多い。
すなわち、図3の(a)に示すように、IP電話サービスは、9時〜18時の日勤帯では最大サービス処理量がa1となり、0時〜9時及び18時〜24時の日勤帯以外では最大サービス処理量がa2となる。また、図3の(b)に示すように、動画配信サービスは、9時〜18時の日勤帯では最大サービス処理量がb2となり、0時〜9時及び18時〜24時の日勤帯以外では最大サービス処理量がb1となる。よって、実施形態1では、各サービス処理量の時間特性に応じて、例えば時間帯を日勤帯及び日勤帯以外に分け、それぞれの時間帯における各単位時間当たりのサービス処理量の最大値を管理する。そして、実施形態1では、サービス毎の各時間帯における単位時間当たりのサービス処理量の最大値の分布に対してサービスをグループピングすることにより、各サービスの時間帯におけるユーザ利用特性を反映したサービスのグルーピングを行い、より最適に加入者情報の収容を行う。
(加入者情報収容システム)
図4は、実施形態1に係る加入者情報収容装置を含む加入者情報収容システムの一例を示す図である。実施形態1に係る加入者情報収容システム1は、複数の加入者情報収容装置100a〜100c・・・を含む。加入者情報収容装置100a〜100c・・・を加入者情報収容装置100と総称する。加入者情報収容システム1は、サービス提供装置200a〜200c・・・に対して加入者情報を提供する。サービス提供装置200a〜200c・・・をサービス提供装置200と総称する。サービス提供装置200は、例えば接続サーバや請求サーバ等、様々なサービスを利用者に提供する装置である。
サービス提供装置200は、利用者にサービスを提供する際に、加入者情報収容システム1から利用者の契約情報等の固有情報である加入者情報を取得する。つまり、加入者情報は、サービスのグルーピングを経て、加入者情報収容装置100に分散して収容される。加入者情報収容装置100の数は、加入者情報収容装置100のリソース限界と、サービス提供装置200から要求されるサービス処理量(日勤帯)、サービス処理量(日勤帯以外)、加入者情報量との関係で決まる。
(実施形態1に係る加入者情報収容装置)
図5は、実施形態1に係る加入者情報収容装置の一例を示す図である。加入者情報収容装置100は、例えばROM、RAM、CPU等で構成されるコンピュータに所定のプログラムが読み込まれて、CPUがそのプログラムを実行することで実現されるものである。なお、ROMはRead Only Memoryであり、RAMはRandom Access Memoryであり、CPUはCentral Processing Unitである。
加入者情報収容装置100は、通信I/F(Inter/Face)10、サービス提供部20、加入者情報記憶部30、加入者情報分布算出部40を含む。また、加入者情報収容装置100は、バラつき低減機能部50、処理量計測部60、処理量分布算出部70、2次元バラつき補正制御部80、収容補正制御部90を含む。通信I/F10は、他の加入者情報収容装置100及びサービス提供装置200と通信する機能部である。
サービス提供部20は、サービス提供装置200からの要求に対して加入者情報のデータ操作機能(データ登録、更新、削除、参照等)を提供する。加入者情報記憶部30は、複数のサービスの加入者の加入者情報を記憶する。ここで、加入者情報量は、加入者数と各々の加入者の固有データとの積で決まるデータ量である。図5においては、例えばサービスαの加入者は3人であり、その一人当たりの固有情報のデータサイズを■で表現している。サービスαの加入者情報量は、3×■である。サービスγの加入者情報量は5×○である。図5において、サービスβ、サービスγ、その他のサービスも同様である。
処理量計測部60は、単位時間当たりにデータ操作等の処理を行う対象のサービス処理量を、日勤帯及び日勤帯以外の時間帯に分けて計測する。サービス処理量とは、単位時間当たりにサービス提供装置200に提供される■や△や○等の数を示すデータ量ある。処理量計測部60は、計測した各々のサービスの日勤帯及び日勤帯以外の各単位時間当たりのサービス処理量の最大値を処理量テーブル60aに記録する。以下、単位時間当たりのサービス処理量の最大値を、単に「サービス処理量」と呼ぶ。図5の例では、処理量テーブル60aには、サービスαの日勤帯のサービス処理量a1、サービスαの日勤帯以外のサービス処理量a2が保存されている。また、処理量テーブル60aには、サービスβの日勤帯のサービス処理量b1、サービスβの日勤帯以外のサービス処理量b2が保存されている。また、処理量テーブル60aには、サービスγの日勤帯のサービス処理量c1、サービスγの日勤帯以外のサービス処理量c2が保存されている。
ここからは図6も参照して加入者情報収容装置100の動作を説明する。図6は、実施形態1に係る加入者情報収容装置が行うバラつき低減処理を示すフローチャートである。バラつき低減処理は、加入者情報収容装置100に、サービス処理量(日勤帯)及びサービス処理量(日勤帯以外)と加入者情報量とに係る加入者情報をサービス毎又はサービスグループ毎に格納した後に行われる、収容した各データ量のバラつきの低減処理である。
加入者情報分布算出部40は、複数のサービスの各々の加入者情報量のバラつきの尺度を算出する(ステップS11)。加入者情報量のバラつきの尺度とは、図1に示す加入者情報量w=h(x)の分布のバラつきの大きさを表す数値であり、例えば加入者情報量w=h(x)の分布の標準偏差等である。なお、バラつきの尺度は、バラつきの大きさに対応する数値であればどのような数値(統計量)であってもよい。
処理量分布算出部70は、処理量計測部60で計測した各サービスのサービス処理量(日勤帯)及びサービス処理量(日勤帯以外)のバラつきの尺度を算出する(ステップS12)。処理量分布算出部70は、加入者情報分布算出部40と同様にサービス処理量の標準偏差等を算出する。なお、バラつきの尺度は、バラつきの大きさに対応する数値であればどのような数値(統計量)であってもよい。
バラつき低減機能部50は、データ処理量(日勤帯)及びデータ処理量(日勤帯以外)のバラつきを低減するサービスを組合せた小グループと、加入者情報量のバラつきを低減する加入者情報量を組合せた小グループとを作成して格納処理部55へ格納する。
ここで、データ処理量(日勤帯)のバラつきを低減するサービスを組合せた小グループとは、処理量計測部60が記録している日勤帯のサービス毎のサービス処理量を複数のサービスについて組合せたサービスのグループである。図1では、サービスグループAが、日勤帯のサービス毎のサービス処理量を複数のサービスについて組合せたものに該当する。また、データ処理量(日勤帯以外)のバラつきを低減するサービスを組合せた小グループとは、処理量計測部60が記録している日勤帯以外のサービス毎のサービス処理量を複数のサービスについて組合せたサービスのグループである。図1では、サービスグループBが、日勤帯以外のサービス毎のサービス処理量を、複数のサービスについて組合せたものに該当する。
また、加入者情報量のバラつきを低減する加入者情報量を組合せた小グループとは、加入者情報記憶部30が記憶しているサービス毎の加入者情報量を複数のサービスについて組合せたサービスのグループである。図1では、サービスグループCが、サービス毎の加入者情報量を複数のサービスについて組合せたサービスのグループに該当する。バラつき低減機能部50は、作成した小グループを、処理量計測部60と加入者情報記憶部30へ格納する。
2次元バラつき補正制御部80は、サービス処理量(日勤帯)のバラつきの尺度、サービス処理量(日勤帯以外)のバラつきの尺度、加入者情報量のバラつきの尺度を監視する(ステップS13)。そして、2次元バラつき補正制御部80は、いずれかのデータ量のバラつきの尺度の値が所定閾値以上の大きさになった場合(ステップS13:YES)に、バラつき低減機能部50を制御して、ステップS14の処理を行わせる。すなわち、ステップS14では、バラつき低減機能部50は、サービス処理量(日勤帯)のバラつきの尺度を低減させるサービスの第1の小グループを作成する。そして、バラつき低減機能部50は、第1の小グループをもとにサービス処理量(日勤帯以外)のバラつきの尺度を低減させるサービスの第2の小グループを作成する。そして、バラつき低減機能部50は、第2の小グループをもとに加入者情報量のバラつきの尺度を低減させるサービスの第3の小グループを作成する。このステップS14で行われる処理を、グルーピング又はグルーピング法と呼ぶ。
ここで、所定閾値の値は、システム管理者が予め決めて2次元バラつき補正制御部80に設定しておく。なお、サービス処理量(日勤帯)、サービス処理量(日勤帯以外)、加入者情報量の各データ量に対するグルーピング法の適用順序は、最終的に作成した小グループにより各データ量のバラつきの尺度が最適化されるように、適宜変更可能である。
収容補正制御部90は、加入者情報量の第3の小グループの一部のデータと、第3の小グループの一部に該当するサービス処理量(日勤帯)及びサービス処理量(日勤帯以外)のデータとを、他の加入者情報収容装置へ転送する(ステップS15)。例えば、収容補正制御部90は、加入者情報記憶部30に記憶しているサービスγの加入者情報量のデータサイズが大きくなり、加入者情報収容装置100のリソース限界を越える場合に、そのサービスγの加入者情報を加入者情報収容装置100bへ転送する。この時、収容補正制御部90は、処理量計測部60で記録しているサービスγのサービス処理量(日勤帯)及びサービス処理量(日勤帯以外)も同時に転送する。また逆に、収容補正制御部90は、例えば加入者情報収容装置100bから転送される、あるサービスあるいはサービスの小グループに該当するサービス処理量(日勤帯)、サービス処理量(日勤帯以外)及び加入者情報量のデータの組を受信する。
なお、収容補正制御部90が他の加入者情報収容装置へデータの組を転送するサービスあるいはサービスの小グループは、複数の選定基準で選定することが可能である。例えば、最大のデータ量のサービスあるいはサービスの小グループを転送してもよいし、アクセス頻度の低いサービスあるいはサービスの小グループを転送するようにしてもよい。転送するサービスあるいはサービスの小グループの選定基準は、種々考えられ、システム管理者の意向に基づいて任意に設定することができる。
また、実施形態1では、他の加入者情報収容装置から受信したサービスあるいはサービスの小グループのデータの組は、サービス提供部20を介して加入者情報記憶部30に格納される。なお、処理量計測部60が処理量テーブル60aからサービスあるいはサービスの小グループに該当するサービス処理量(日勤帯)及びサービス処理量(日勤帯以外)を読み出す経路は、格納と逆方向である。また、収容補正制御部90が加入者情報記憶部30からサービスあるいはサービスの小グループに該当する加入者情報を読み出す経路は、格納と逆方向である。
例えば、加入者情報収容装置100は、あるサービスの販促活動等が成功してそのサービスのサービス処理量(日勤帯)、サービス処理量(日勤帯以外)、加入者情報量のいずれかのデータ量が大きくなり、加入者情報収容装置100のリソース限界を越えたとする。このような場合に、加入者情報収容装置100は、他の加入者情報収容装置に加入者情報と処理データとを自動的に転送することができる。よって、実施形態1によれば、加入者情報収容装置の運用中に、加入者情報収容装置をさらに増設する必要がない。
(バラつき低減機能部)
次に、バラつき低減機能部50の動作を、具体例を示して詳しく説明する。図5に示すように、バラつき低減機能部50は、平均収容数計算部51、順位分析部52、重心算出部53、比率算出部54、格納処理部55を含む。
平均収容数計算部51は、加入者情報記憶部30に記憶された加入者数の平均値と、処理量計測部60に記録されているサービス処理量(日勤帯)及びサービス処理量(日勤帯以外)のそれぞれの平均値を求める。そして、平均収容数計算部51は、自装置のリソース限界と当該平均値を用いて自装置が収容できる平均的なサービスの収容数を計算する。ここで、例えば平均的なサービスの収容数が70個であるとする。セッションは、例えば1秒間当たりの回数である。この単位時間の1秒は一例であり、例えば100ミリ秒でも、10ミリ秒でも、所定の固定された時間であれば何でもよい。
順位分析部52は、サービス処理量(日勤帯)、サービス処理量(日勤帯以外)、加入者情報量の各データのデータ量(データサイズ)の大きさの順位を分析する。図7は、サービス毎のデータ量のバラつきの一例を示す図である。また、図8は、データ量の昇順でサービスを整列する一例を示す図である。
以下、図7〜図9、図12において、データ量がサービス処理量(日勤帯)の場合を考える。この場合、図7は、縦軸がサービス処理量(日勤帯)、横軸がサービスであり、サービス毎のサービス処理量(日勤帯)の分布を示す。順位分析部52は、先ず、サービス処理量(日勤帯)を昇順に並べて分析する。順位分析部52がサービス処理量(日勤帯)を昇順に並べると、図8に示すように、サービス処理量(日勤帯)は、右肩上がりのグラフとなる。なお、図8において、縦軸がサービス処理量(日勤帯)であり、横軸がデータ量の大きさの順位である。
続いて、重心算出部53は、順位分析部52で分析したサービス処理量(日勤帯)のデータ量の大きさの順位を用いて、順位の昇順でサービス処理量(日勤帯)が変化する変化量を図9に示すように求め、その変化量の重心gを算出する。
図9は、差分データ量の重心及びグルーピングする小グループの構成数の算出の一例を示す図である。図9は、縦軸が順位の昇順での「サービス処理量(日勤帯)の変化量(=差分データ量)」、横軸が「(サービス処理量(日勤帯)の)データ量の大きさの順位」である。差分データ量の重心gとは、横軸の順位の前半の変化量(縦軸)の累積値と、横軸の順位の後半の変化量の累積値とが釣り合う順位のことである。図9の例では、重心gは例えば26.4である。
比率算出部54は、サービス処理量(日勤帯)の差分データ量の最小値の順位と、重心算出部53が算出した重心gとの差分である「第1差分値」と、サービス処理量(日勤帯)の差分データ量の最大値の順位と重心gとの差分である「第2差分値」を求める。そして、比率算出部54は、第1差分値の範囲内のデータを小データとして分類し、第2差分値の範囲内のデータを大データとして分類する。
そして、比率算出部54は、第1差分値と第2差分値との比率を算出し、求めた比率で構成される小グループの構成数を算出する。図9の例では、第1差分値=26.4、第2差分値=13.6であるので、第1差分値:第2差分値≒2:1である。この2:1の比から、小グループを構成するサービス数は、小データ2個と大データ1個の合計3個として求められる。また、平均収容数計算部51で計算した平均的なサービスの収容数は、上記のように、この例では70個である。平均的なサービスの収容数70個は、小グループを構成するサービス数3で割り切れない。
図10は、平均的なサービスの収容数が、小グループで割り切れない場合と割り切れる場合とについての一例を示す図である。図10の(a)は、平均的なサービスの収容数が小グループで割り切れない場合を示す。平均的なサービスの収容数の範囲に、比較的データ量の大きな小グループが2個収まっているが余りが生じている。図10の(b)は、平均的なサービスの収容数が小グループで割り切れる場合を示す。図10の(b)は、小グループを構成するサービス数をpからqへ減らすことで余りが生じていない。余りを生じさせないようにすることで、加入者情報を効率的に収容することができる。
このように平均的なサービスの収容数を、小グループを構成するサービス数で割り切れない場合は、小グループの構成データ数を減らす。図11は、小データと大データとの構成比を変化させた場合の標準偏差の変化の一例を示す図である。図11では、縦軸がバラつきの尺度である標準偏差であり、横軸が大小構成比(小:大)である。
図11に一例を示すように、大小構成比2:1で最もバラつきを低減できていることが分かる。また、図11では、構成比1:1もある程度のバラつきが改善されることが分かる。そこで、比率算出部54は、平均的なサービスの収容数が小グループで割り切れない場合、準最適な小グループの構成比として割り切れる構成数となる1:1を決定する。
格納処理部55は、比率算出部54が決定した小グループの構成比で、第1差分値の範囲内の小データと第2差分値の範囲内の大データとを組合せて小グループを構成し、加入者情報記憶部30に格納する。
図12は、小データと大データとグルーピングして小グループを構成した場合のデータ量のバラつき示す図である。例えば、図12において、縦軸のデータ量をサービス処理量(日勤帯)とし、横軸をサービス処理量(日勤帯)に対するバラつき低減処理結果であるサービスグループA(図1参照)の小グループ番号とした場合を考える。図12によると、サービスグループA毎のデータ量(サービス処理量(日勤帯))は、図7に示すサービス毎のデータ量(サービス処理量(日勤帯))と比較して、分布が平滑化されている。つまり、サービスグループAの構成で小データと大データとを組合せて処理量計測部60に記録したサービス処理量(日勤帯)の標準偏差の値は、例えば0.12である。サービスグループAを構成しない前の状態のサービス処理量(日勤帯)の標準偏差の値は例えば0.88であるので、標準偏差の値で約8分の1にバラつきが改善されていることが分かる。
上記のように、実施形態1では、図7〜図12に示したサービス処理量(日勤帯)に対するグルーピングの処理を、このグルーピングの処理結果であるサービスグループAをもとにサービス処理量(日勤帯以外)に対してさらに適用する。そして、実施形態1では、このグルーピングの処理結果であるサービスグループBをもとに加入者情報量に対してさらに適用することで、最終的にデータ量が最適化に平滑化されたサービスグループCが作成される。このようにバラつき低減機能部50が動作することで、サービス処理量(日勤帯)、サービス処理量(日勤帯以外)、加入者情報量の各データ量のバラつきを低減することができる。
なお、上記の説明は、加入者情報収容システム1がシステム運用中に収容にバラつきが生じた場合に、加入者情報収容装置100がバラつきを低減させる動作である。しかし、加入者情報収容システム1は、運用開始時に、加入者情報収容装置100が、予め収集されたサービス処理量(日勤帯)、サービス処理量(日勤帯以外)、加入者情報量から、自装置又は他の加入者情報収容装置が収容する加入者情報を決定してもよい。
また、加入者情報収容装置100は、サービス提供装置200から加入者情報の移行を受け付けることもできる。バラつき低減機能部50は、サービス提供装置200がサービスを提供している加入者情報の移行を受け付ける際にも、同様に動作してもよい。このようにして、加入者情報収容装置100は、サービス処理量(日勤帯)、サービス処理量(日勤帯以外)、加入者情報量の各データ量のバラツキを低減させることができる。
図13は、実施形態1に係る加入者情報収容装置が行うバラつき低減処理により所要リソース量が低減される一例を示す図である。図13の(a)は、サービス処理量を日勤帯及び日勤帯以外に分けず、各サービス処理量のピーク値の合計分リソースを確保する従来手法によるリソース確保を示す。ここで、9時〜18時の日勤帯でサービス処理量が最大値h1となるサービスαと、0時〜9時及び18時〜24時の日勤帯以外でサービス処理量が最大値h2となるサービスβとを加入者情報収容システム1に収容する場合を考える。この場合、従来手法によれば、サービス処理量h1+h2に相当するリソースを確保することを要する。このため、従来手法によれば、加入者情報を収容する加入者情報収容装置100の数を、h1+h2に相当するリソース分だけ確保しなければならない。
しかし、実施形態1では、サービス処理量を日勤帯及び日勤帯以外に分けてリソース確保を行う。このため、実施形態1によれば、図13の(b)に示すように、サービスαとサービスβとを加入者情報収容システム1に収容する場合に、サービス処理量h(h<h1+h2)に相当するリソース量を確保すれば十分である。よって、実施形態1では、各時間帯で各サービスが必要とするリソース量を元に確保するリソース量を算出するので、必要とする最低限のリソース量を把握でき、加入者情報を収容する加入者情報収容装置100の数を低減することができる。
(実施形態1の適用例)
図14は、実施形態1に係る加入者情報収容装置が行うバラつき低減処理の適用対象である、サービスの処理量が時間帯に応じて処理量が異なるシステムの一例を示す図である。実施形態1は、多数のユーザが社内サービスを利用する際に認証を行う認証システムに適用できる。図14に示すように、認証システムは、例えば、ユーザが、始業開始時刻である9時付近で端末をシステムに接続するので、認証システムは業務開始時刻に繁忙期を迎える。このようなシステムの例として、コールセンタや保険代理店、銀行窓口等のシステムがある。実施形態1は、かかるシステムに適用し、サービス処理量(日勤帯)、サービス処理量(日勤帯以外)、加入者情報量を平滑化し、加入者情報を加入者情報収容装置等へ効率的に収容することができる。
[実施形態2]
実施形態1では、グルーピングの適用対象である複数のリソース制約条件を小グループにまとめてデータ量のバラつきの尺度を低減する際に、各リソース制約条件について、最適又は準最適な小グループの大小構成比を決定する。そして、実施形態1では、決定した大小構成比でグルーピングしたサービスの単位で加入者情報を加入者情報収容システム1へ収容するとした。しかし、各リソース制約条件について、最適又は準最適な小グループの大小構成比では、データ量のバラつきの尺度を最適に低減できない場合がある。
例えば、サービス処理量(日勤帯)に関して最適又は準最適な小グループの大小構成比を決定しても、サービス処理量(日勤帯以外)に関しては最適及び準最適以外の小グループの大小構成比を決定した方が、バラつきの低減効果が高い場合がある。そこで、実施形態2では、各リソース制約条件について採りうる小グループの大小構成比を全て網羅した大小構成比の組合せのパターンを生成する。そして、実施形態2では、生成した各パターンでグルーピングを行った場合の各バラつきの尺度の計算を行う。そして、実施形態2では、バラつきの尺度が最小となる各リソース制約条件の各大小構成比でグルーピング法を適用し、高効率な収容を決定する。
図15は、実施形態2に係る加入者情報収容装置が行うバラつき低減処理における各リソース条件の大小構成比とサービスの処理量のバラつきとの関係の一例を示す図である。例えば、実施形態2では、図15に示すように、サービス処理量(日勤帯)、サービス処理量(日勤帯以外)、加入者情報量について第1位〜第5位のいずれかの大小構成比を採用した組合せを網羅した各パターン1・・・で、実施形態1同様のグルーピングを行う。第i位(iは自然数)の大小構成比とは、i番目にバラつきの尺度が小さい大小構成比である。
例えば、3つの各リソース条件について、それぞれ第1位の大小構成比から第n位(nは所定の自然数)の大小構成比を選択する場合には、パターン数は、n通りとなる。そして、実施形態2では、サービス処理量(日勤帯)、サービス処理量(日勤帯以外)、加入者情報量についてグルーピングを適用後のバラつきの尺度の計算を行う。そして、実施形態2では、n通りのバラつきの尺度v1、v2・・・のうち最小のバラつきの尺度を与えるパターンの各リソース条件の大小構成比の小グループを決定し、加入者情報を加入者情報収容システム1へ収容する。よって、実施形態2では、最もバラつきの尺度が低減される大小構成比でグルーピング法を適用して、高効率な加入者情報の収容を決定することができる。
[実施形態3]
実施形態2では、m個(mは所定自然数)の各リソース制約条件についてそれぞれ第1位〜第n位の大小構成比を選択してグルーピングを適用後のバラつきの尺度の計算をそれぞれ行う。そして、実施形態2では、n通りのバラつきの尺度のうち最小のバラつきの尺度を与えるパターンの各リソース条件の大小構成比のグルーピングを決定し、加入者情報を加入者情報収容システム1へ収容するとした。しかし、各リソース制約条件に対するグルーピング法の適用順序によっても収容効率に変動が発生する可能性がある。そこで、実施形態3では、それぞれのパターンに対してグルーピング法の適用順序も加味したバラつきの尺度を計算し、最もバラつきの尺度が低減される大小構成比の組合せ及びグルーピング法の適用順序でグルーピング法を適用し、高効率な収容を決定する。
図16は、実施形態3に係る加入者情報収容装置が行うバラつき低減処理における各リソース条件の大小構成比とグルーピング法の適用順序とサービスの処理量のバラつきとの関係の一例を示す図である。図16に示すように、実施形態3では、例えば、サービス処理量(日勤帯)、サービス処理量(日勤帯以外)、加入者情報量について第1位〜第5位のいずれかの大小構成比の組合せを網羅したパターン1・・・を生成する。そして、実施形態3では、生成した各パターンについて、各リソース制約条件へのグルーピング法の適用順序毎に実施形態1同様のグルーピングを行う。
例えば、3つの各リソース条件について、それぞれ第1位〜第n位(nは所定の自然数)の大小構成比を選択する場合には、パターン数は、n通りとなる。そして、実施形態3では、各パターンにおいて、サービス処理量(日勤帯)、サービス処理量(日勤帯以外)、加入者情報量について、3×2×1=6通りの各適用順序でグルーピングを適用後のバラつきの尺度の計算をそれぞれ行う。そして、実施形態3では、n×6通りのバラつきの尺度v11、v12・・・のうち最小のバラつきの尺度を与えるパターンの各リソース条件の大小構成比及び適用順序のグルーピング法を行い、加入者情報を加入者情報収容システム1へ収容する。よって、実施形態3によれば、最もバラつきの尺度が低減される大小構成比及び適用順序のグルーピング法を適用して、さらに高効率な加入者情報の収容を決定することができる。
[実施形態4]
図17は、実施形態4に係る加入者情報収容装置の一例を示す図である。実施形態4に係る加入者情報収容装置100Aは、実施形態1に係る加入者情報収容装置100と接続して加入者情報収容システム1を構成する装置であって、自装置と他の加入者情報収容装置100の収容状態を制御するものである。
加入者情報収容装置100Aは、加入者情報収容装置100と比較して、収容補正制御部290を含む点で異なる。収容補正制御部290は、主管部291を含む。主管部291は、他の加入者情報収容装置100のサービス処理量と加入者情報量を記録したシステム管理表(図示せず)を有し、他の加入者情報収容装置100から小グループを取得するとともに、自装置の小グループを他の加入者情報収容装置100へ転送する。
システム管理表は、加入者情報収容システム1を構成する全ての加入者情報収容装置100A、100の各々のリソース限界に対するサービス処理量と加入者情報量との状況が一覧できる表である。システム管理表を参照することで、適切に自装置の小グループを他の加入者情報収容装置100へ転送することができる。
実施形態4によれば、加入者情報収容装置100Aは、システム管理表を用いて小グループを加入者情報収容装置100A、100間で転送するので、加入者情報収容装置間での小グループのやり取りを無駄なく行うことができる。
以上説明したように、加入者情報収容装置100、100Aを用いることで、そのリソースを有効活用できる効率的な収容を可能にする。
[その他の実施形態]
なお、以上の実施形態では、サービス処理量を日勤帯及び日勤帯以外の2つの時間帯に分けて統計を取るとしたが、時間帯の区分は適宜変更可能であり、また、3つ以上の時間帯に分けてサービス処理量の統計を取るとしてもよい。また、以上の実施形態では、加入者情報収容装置のリソース制約条件として、サービス処理量(日勤帯)、サービス処理量(日勤帯以外)、加入者情報量の3つのリソース制約条件について順次グルーピング法を適用する。しかし、開示の技術は、これに限らず、4つ以上のリソース制約条件についても同様にグルーピング法を適用することができる。また、以上の実施形態では、サービス処理量を処理量計測部60に記録する例で説明したが、サービス処理量は、加入者情報とともに加入者情報記憶部30に格納されてもよい。
以上の実施形態において、加入者情報収容装置100、100Aにおいて行われる各処理は、全部又は任意の一部が、CPU等の処理装置及び処理装置により解析実行されるプログラムにて実現されてもよい。加入者情報収容装置100、100Aにおいて行われる各処理は、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現されてもよい。
また、以上の実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともできる。もしくは、以上の実施形態において説明した各処理のうち、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上述及び図示の処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて適宜変更することができる。
(プログラムについて)
図18は、プログラムが実行されることにより加入者情報収容装置が実現されるコンピュータの一例を示す図である。コンピュータ1000は、例えば、メモリ1010、CPU1020を有する。また、コンピュータ1000は、ハードディスクドライブインタフェース1030、ディスクドライブインタフェース1040、シリアルポートインタフェース1050、ビデオアダプタ1060、ネットワークインタフェース1070を有する。コンピュータ1000において、これらの各部はバス1080によって接続される。
メモリ1010は、ROM1011及びRAM1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、ハードディスクドライブ1031に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、ディスクドライブ1041に接続される。例えば磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が、ディスクドライブ1041に挿入される。シリアルポートインタフェース1050は、例えばマウス1051、キーボード1052に接続される。ビデオアダプタ1060は、例えばディスプレイ1061に接続される。
ハードディスクドライブ1031は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093、プログラムデータ1094を記憶する。すなわち、加入者情報収容装置100、100Aの各処理を規定するプログラムは、コンピュータ1000によって実行される指令が記述されたプログラムモジュール1093として、例えばハードディスクドライブ1031に記憶される。例えば、加入者情報収容装置100、100Aにおける機能構成と同様の情報処理を実行するためのプログラムモジュール1093が、ハードディスクドライブ1031に記憶される。
また、以上の実施形態の処理で用いられる設定データは、プログラムデータ1094として、例えばメモリ1010やハードディスクドライブ1031に記憶される。そして、CPU1020が、メモリ1010やハードディスクドライブ1031に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出して実行する。
なお、プログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1031に記憶される場合に限らず、例えば着脱可能な記憶媒体に記憶され、ディスクドライブ1041等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、プログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ネットワーク(LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等)を介して接続された他のコンピュータに記憶されてもよい。そして、プログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
以上の実施形態は、本願が開示する技術に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 加入者情報収容システム
100、100A、100a、100b、100c 加入者情報収容装置
10 通信I/F
20 サービス提供部
30 加入者情報記憶部
40 加入者情報分布算出部
50 バラつき低減機能部
60 処理量計測部
70 処理量分布算出部
80 2次元バラつき補正制御部
90 収容補正制御部
200、200a、200b、200c サービス提供装置
1000 コンピュータ
1010 メモリ
1020 CPU

Claims (7)

  1. サービスの提供に係る時間帯毎のリソースの制約条件を含む複数のリソース制約条件毎に、前記サービス毎のデータ量のバラつきの尺度を算出する算出部と、
    各前記リソース制約条件について前記サービスにグルーピングを順次適用して、前記データ量のバラつきの尺度を低減するサービスグループを決定する決定部と、
    前記決定部により決定されたサービスグループ単位で前記サービスの提供に係る加入者情報を記憶する記憶部と
    前記決定部により決定されたサービスグループ単位の前記サービスの提供に係る加入者情報のうち、自身のリソースの制約により前記記憶部に記憶されない加入者情報を、他の加入者情報収容装置へ送信する送信部と
    を備え
    前記記憶部は、他の加入者情報収容装置から受信した加入者情報を記憶することを特徴とする加入者情報収容装置。
  2. サービスの提供に係る時間帯毎のリソースの制約条件を含む複数のリソース制約条件毎に、前記サービス毎のデータ量のバラつきの尺度を算出する算出部と、
    各前記リソース制約条件について前記サービスにグルーピングを順次適用して、前記データ量のバラつきの尺度を低減するサービスグループを決定する決定部と、
    前記決定部により決定されたサービスグループ単位で前記サービスの提供に係る加入者情報を記憶する記憶部と、
    自身が前記記憶部に記憶する加入者情報及び他の加入者情報収容装置が記憶する加入者情報を管理する管理表を参照して、他の加入者情報収容装置から加入者情報を取得するとともに、他の加入者情報収容装置へ加入者情報を送信する管理部と
    を備えることを特徴とする加入者情報収容装置。
  3. 前記決定部は、前記リソース制約条件毎に前記データ量のバラつきの尺度の低減度合いが異なる前記グルーピングを、各前記リソース制約条件について前記サービスに順次適用して生成した複数の前記サービスグループの中から、前記データ量のバラつきの尺度を最も低減するサービスグループを決定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の加入者情報収容装置。
  4. 前記決定部は、各前記リソース制約条件について前記サービスに順次適用する前記グルーピングを前記リソース制約条件の異なる順序で適用して生成した複数の前記サービスグループの中から、前記データ量のバラつきの尺度を最も低減するサービスグループを決定する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の加入者情報収容装置。
  5. 加入者情報収容装置が実行する加入者情報収容方法であって、
    サービスの提供に係る時間帯毎のリソースの制約条件を含む複数のリソース制約条件毎に、前記サービス毎のデータ量のバラつきの尺度を算出する算出ステップと、
    各前記リソース制約条件について前記サービスにグルーピングを順次適用して、前記データ量のバラつきの尺度を低減するサービスグループを決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにより決定されたサービスグループ単位で前記サービスの提供に係る加入者情報と、他の加入者情報収容装置から受信した加入者情報とを記憶部に格納する格納ステップと
    前記決定ステップにおいて決定されたサービスグループ単位の前記サービスの提供に係る加入者情報のうち、自身のリソースの制約により前記記憶部に記憶されない加入者情報を、他の加入者情報収容装置へ送信する送信ステップと
    を含んだことを特徴とする加入者情報収容方法。
  6. 加入者情報収容装置が実行する加入者情報収容方法であって、
    サービスの提供に係る時間帯毎のリソースの制約条件を含む複数のリソース制約条件毎に、前記サービス毎のデータ量のバラつきの尺度を算出する算出ステップと、
    各前記リソース制約条件について前記サービスにグルーピングを順次適用して、前記データ量のバラつきの尺度を低減するサービスグループを決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにより決定されたサービスグループ単位で前記サービスの提供に係る加入者情報を記憶部に格納する格納ステップと、
    自身が前記記憶部に記憶する加入者情報及び他の加入者情報収容装置が記憶する加入者情報を管理する管理表を参照して、他の加入者情報収容装置から加入者情報を取得するとともに、他の加入者情報収容装置へ加入者情報を送信する管理ステップと
    を含んだことを特徴とする加入者情報収容方法。
  7. 請求項1〜のいずれか1つに記載の加入者情報収容装置としてコンピュータを機能させるための加入者情報収容プログラム。
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