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JP6475340B2 - タイヤ用途のためのrfid摩耗検知 - Google Patents
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JP6475340B2 - タイヤ用途のためのrfid摩耗検知 - Google Patents

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Description

本開示は、無線周波数識別(RFID)デバイスを特徴とするタイヤ及びタイヤトレッド並びにタイヤ用途においてRFIDを使用し、設ける方法に関する。より具体的には、本開示は、トレッド摩耗を検知するためのRFIDを有するタイヤ及びタイヤトレッド、並びにトレッド摩耗を検知するためにRFIDを使用し、設ける方法に関する。タイヤは、空気式であっても非空気式であってもよい。
公知のRFIDデバイスは、チップ及びアンテナを特徴とし、識別目的及びメモリ記憶目的に使用されている。RFIDデバイスは、読み出し専用デバイス、書き込み専用デバイス、読み書きデバイスであり得る。情報は、RFIDデバイスへ、又はRFIDデバイスから、アンテナを通じて送信される。情報は、所望の周波数で送信され、所望の周波数は、部分的にはアンテナの長さに応じて決まる。
一実施形態では、タイヤは、第1環状ビード及び第2環状ビードを含む。ボディプライが、第1環状ビードと第2環状ビードとの間に延在し、周方向ベルトが、ボディプライの径方向上方に配設されている。周方向ベルトは、ボディプライの一部分にわたって軸方向に延在する。周方向トレッドが、周方向ベルトの径方向上方に配設され、ボディプライの一部分にわたって軸方向に延在する。第1サイドウォールが、第1環状ビードと第1ショルダーとの間に延在し、第1ショルダーは、周方向トレッドに付随する。第2サイドウォールは、第2環状ビードと第2ショルダーとの間に延在する。第2ショルダーは、周方向トレッドに付随する。無線周波数識別(RFID)チップが、径方向において周方向ベルトと周方向トレッドとの間に配設されている。RFIDタグアンテナが、径方向においてRFIDチップと周方向トレッドの径方向外側の表面との間に配設されている。RFIDチップは、チップケーシング及びローカルアンテナを備える。RFIDタグアンテナは、あるコイル長及びあるコイル径を有する細長い金属製の渦巻形である。RFIDタグアンテナは、ローカルアンテナに使用可能に接続されている。
別の実施形態では、タイヤトレッドは、トレッドの表面に少なくとも1つのトレッド特徴部を備え、該少なくとも1つのトレッド特徴部は、リブ、ラグ、ブロック、及び滑らかな表面からなる群から選択される。タイヤトレッドは、12〜24dBmの電力を有する電磁波を受信すると900〜930MHzの使用可能な周波数応答を提供するように構成された、少なくとも1つの螺旋状の金属製RFIDタグアンテナを更に備える。螺旋状の金属製RFIDタグアンテナは、該少なくとも1つのトレッド特徴部内に配設され、該少なくとも1つのトレッド特徴部の摩耗速度に相応の摩耗速度を有する。
別の実施形態では、タイヤ摩耗を検知するための方法は、RFIDチップをタイヤ構造体内に設けることと、RFIDタグアンテナをタイヤトレッド内に設けることと、RFIDチップ及びRFIDタグアンテナを相互に連通して位置決めすることとを含む。電磁波は、RFIDタグアンテナに向かって方向付けられ、RFIDタグアンテナからの応答が受信され、応答は、900〜930MHzの周波数及び10〜30dBmの電力を有する。応答の電力又は周波数は、摩耗の程度に相関している。
添付図面には、以下に提供する詳細な説明と合せて、請求対象の発明の例示的な実施形態を説明する諸構造が示されている。同様の要素は、同様の参照番号で示される。単一のコンポーネントとして示される要素は、複数のコンポーネントに置き換えられてもよく、複数のコンポーネントとして示されている要素は、単一のコンポーネントに置き換えられてもよいことが理解されるべきである。図面は正確な縮尺ではなく、特定の要素の比率が説明のために誇張されている場合がある。
RFIDデバイスを特徴とするタイヤのある実施形態の、外側を剥がした断面斜視図である。 RFIDデバイスを特徴とするタイヤの断面図である。 図2に示すタイヤの代替的な実施形態の断面図である。 図2に示すタイヤの代替的な実施形態の断面図である。 図2に示すタイヤの代替的な実施形態の断面図である。 図2に示すタイヤの代替的な実施形態の断面図である。 図2に示すタイヤの代替的な実施形態の断面図である。 アンテナからの周波数応答を示すグラフである。 アンテナからの周波数応答を示すグラフである。 タイヤ又はタイヤトレッドにRFIDを設け、使用するための方法の一実施形態を説明する流れ図である。
以下は、本明細書で用いられる選択された用語の定義である。これらの定義には、用語の範囲に該当し、実施のために使用され得るコンポーネントの様々な例及び/又は形態が含まれる。例は、制限的であることを意図しない。用語の単数形及び複数形は、いずれも定義の範囲内であってよい。
「軸方向の」及び「軸方向に」は、タイヤの回転軸と平行する方向を指す。
「周方向の」及び「周方向に」は、軸方向に対して垂直であるトレッドの表面の外周部に沿って延びる方向を指す。
「径方向の」及び「径方向に」は、タイヤの回転軸に対して垂直である方向を指す。
本明細書で使用するとき、「サイドウォール」は、トレッドとビードとの間のタイヤの部分を指す。
本明細書で使用するとき、「トレッド」は、標準的な膨張度及び標準的な荷重において、道路又は地面と接触するタイヤの部分を指す。
「トレッド深さ」は、トレッドの頂面と主要トレッド溝の底部との間の距離を指す。
「トレッド幅」は、標準的な膨張度及び荷重において、タイヤの回転中に路面と接触するトレッドの地面接触区域の幅を指す。
以下の説明で使用される同様の用語によって一般的なタイヤコンポーネントが説明されるが、用語は若干異なる含意を有するため、当業者は、以下の用語のうちのいずれか1つが、一般的なタイヤコンポーネントの説明に使用される別の用語と単に交換できるとは見なさないであろうことが理解される。更に、用語「下に(under)」が本明細書又は特許請求の範囲において使用される限りにおいて、「直接下に(directly under)」だけではなく、2つの特定したコンポーネント又は層の間に中間のタイヤ層又はコンポーネントが配設されている「間接的に下に(indirectly under)」も意味することが意図されている。
本明細書では、方向は、タイヤの回転軸を基準にして述べられる。用語「上方」及び「上方に」は、タイヤのトレッドに向かう一般方向を指し、「下方」及び「下方に」は、タイヤの回転軸に向かう一般方向を指す。したがって、「上部の」及び「下部の」又は「頂部の」及び「底部の」など相対的な方向用語が要素に関連して使用されるとき、「上部の」又は「頂部の」要素は、「下部」又は「底部」の要素よりもトレッドに近い位置に離間配置される。加えて、「上」又は「下」など相対的な方向用語が要素に関連して使用されるとき、別の要素の「上」にある要素は、他の要素よりもトレッドに近い。
用語「内側の」及び「内側に」は、タイヤの赤道面に向かう一般方向を指し、「外側の」及び「外側に」は、タイヤの赤道面から離れ、タイヤのサイドウォールに向かう一般方向を指す。したがって、「内部」及び「外部」など相対的な方向用語が要素と関連して使用されるとき、「内部」要素は、「外部」要素よりもタイヤの赤道面の近くに離間配置される。
図1は、新規タイヤ100のある実施形態の、外側を剥がした断面斜視図である。タイヤ100は、第1環状ビード105及び第2環状ビード110を特徴とする。環状ビードは、タイヤをホイールに部分的に固定する。代替的な実施形態(図示せず)では、タイヤは、4つ以上のビードを備える。
図示するように、タイヤ100は、第1環状ビード105と第2環状ビード110との間に延在するボディプライ115を更に特徴とする。ボディプライ115は、円環を形成し、タイヤに形状を付与する。当業者であれば理解できるように、ボディプライ115は、補強コード又は補強織物(図示せず)を含んでもよい。代替的な実施形態(図示せず)では、様々な折り上げ形状及び折り下げ形状、又は複数のボディプライが使用される。
タイヤ100は、周方向ベルト120を更に備える。周方向ベルト120は、ボディプライ115の径方向上方に配設され、ボディプライ115の一部分にわたって軸方向に延在する。周方向ベルト120は、スチールコード及び補強コード(両方とも図示せず)を含んでもよい。ベルト領域はまた、更なる補強プライ及びキャッププライ(ラベル付けせず)を含んでもよい。代替的な実施形態(図示せず)では、周方向ベルトは、金属を欠いている。
タイヤ100は、周方向溝130を有する周方向トレッド125を更に備える。周方向トレッド125は、周方向ベルト120の径方向上方に配設され、ボディプライ115の一部分にわたって軸方向に延在する。周方向溝130は、周方向トレッド125をリブに分割する。図1において、TWは、周方向トレッド125のトレッド幅を表す。
当業者であれば理解できるように、周方向トレッド125は、タイヤ100が新しいとき、タイヤ100に固着される。代替的な実施形態(図示せず)では、周方向トレッドは、リトレッドとして固着される。
タイヤ100は、第1サイドウォール135及び第2サイドウォール140を更に備える。第1サイドウォール135は、第1環状ビード105と、周方向トレッド125の縁部に近接して付随する第1ショルダー145との間に延在する。第2サイドウォール140は、第2環状ビード110と、周方向トレッド125の対向縁部に近接して付随する第2ショルダー150との間に延在する。代替的な実施形態(図示せず)では、サイドウォールは、アンダートレッド(図示せず)に近接して付随する。
タイヤ100は、無線周波数識別(RFID)チップ155を更に備える。RFIDチップ155は、径方向において周方向ベルト120と周方向トレッド125との間に配設されている。図示しないものの、RFIDチップ155は、該チップを取り囲むケーシングと、他のアンテナに連結するように構成されたローカルアンテナとを特徴とする。RFIDチップ155は、加硫処理、接着剤、パッチ、かかりによって、又は当業者に公知の他の手段及び方法で、タイヤ100内で固定される。RFIDチップ155はタイヤ100内で固定されるので、RFIDチップ155は、タイヤ100内で動かず、ある使用期間後にタイヤ100から外れ、排出され、又は消え去ることがない。RFIDチップ155は、腐食されるか、又は損なわれても、意図的に動作を中止しない。代替的な実施形態(図示せず)では、RFIDチップは、アンダートレッド(図示せず)内に配設されている。異なる実施形態では、RFIDチップは、タイヤケーシングとリトレッドとの間に配設されている。更なる実施形態では、RFIDチップは、せん断帯内に、せん断帯上に、又はせん断帯に隣接して配設されている。
タイヤ100は、RFIDタグアンテナ160を更に備える。RFIDタグアンテナ160は、径方向において、RFIDチップ155と、周方向トレッド125の径方向外側の表面との間に配設されている。RFIDタグアンテナ160は、タイヤ100内で動かず、ある使用期間後にタイヤ100から外れ、排出され、又は消え去ることがないように、タイヤ100内で固定される。RFIDタグアンテナ160は、腐食されるか、又は損なわれても、意図的に動作を中止しない。
図1に描かれているように、RFIDタグアンテナ160は、コイル形状に形成されたワイヤである。このワイヤは、あるワイヤ長及びあるワイヤ径を有する。このワイヤがコイル形状に形成されると、得られるコイルは、あるコイル径及びあるコイル長を有する。本明細書でアンテナの寸法を論じるとき、言及されている寸法はコイル(又は他の代替的な形状)の寸法であり、アンテナを形成するワイヤの寸法ではないことが理解されるべきである。
任意追加的に、RFIDタグアンテナ160は、かかりを含む。ある代替的な実施形態では、RFIDタグアンテナは、螺旋状である。別の実施形態では、RFIDタグアンテナは、シリンダー形である。異なる実施形態では、RFIDタグアンテナは、角柱である。更に別の実施形態では、RFIDタグアンテナは、ねじれた角柱である。更なる実施形態では、RFIDタグアンテナは、平面状であり、正弦波、S字曲線、長円形、及び輪形からなる群から選択された形状に構成される。
RFIDタグアンテナ160は、周方向トレッド125の径方向外側の表面と同一の広がりを有する。したがって、RFIDタグアンテナ160の径方向外側の表面は、この周方向トレッドが新しいとき、露出している。代替的な実施形態(図示せず)では、RFIDタグアンテナは、タイヤが新しいとき、周方向トレッドの下に隠れており、初期量の摩耗後に露出する。
同様に図1に示すように、RFIDタグアンテナ160は、トレッド深さの100%に及ぶコイル長を有する。したがって、図示するように、RFIDタグアンテナ160は、周方向トレッド125の径方向外側の表面から周方向トレッド125の基部に(周方向溝130の深さを越えて)延在する。代替的な実施形態(図示せず)では、RFIDタグアンテナは、トレッド深さの50〜150%に及ぶ。RFIDタグアンテナの長さがトレッド深さよりも大きい場合、RFIDタグアンテナは、続いてタイヤの他の部分の中に進む。
図1に更に示すように、RFIDタグアンテナ160のコイル径は、RFIDチップ155の幅の数分の1である。代替的な実施形態(図示せず)では、RFIDタグアンテナは、トレッド幅の0.001〜5%のコイル幅を有する。別の実施形態では、RFIDタグアンテナは、0.1〜7mmのコイル径を有する。異なる実施形態では、アンテナは、7.1〜20mmのコイル径を有する。
図示していないものの、RFIDタグアンテナは、導電材料から作製されている。例示的な材料としては、アルミニウム、銅、並びにアルミニウム及び銅の合金が挙げられるがそれらには限定されない。一実施形態では、RFIDタグアンテナは、実質的な純アルミニウムから作製されている。別の実施形態では、RFIDタグアンテナは、4.0未満のモース硬度を有する。異なる実施形態では、RFIDタグアンテナは、3.1未満のモース硬度を有する。
図1には空気式タイヤが示されているものの、RFID及びアンテナは、非空気式タイヤのトレッドにも用いることができる。非空気式タイヤの基本的構造は、当技術分野で公知であり、ここでは提示しない。
図2は、タイヤ200の一実施形態の断面図である。図示するように、タイヤ200は、トレッド面TS及びトレッド基部TBにより画定される。トレッド面TSは、タイヤ200の外周面を形成し、タイヤ200の全幅及び全長(存在するいずれの溝又はサイプも含む)にわたって延在する。トレッド基部TBは、タイヤ200の内周面を形成し、タイヤ200の全幅及び全長にわたって延在する。トレッド基部TBは、硬化工程及び付着加工工程の間に生タイヤ又はタイヤカーカス上に配置される。
図示するように、タイヤ200は、リブ205及び周方向溝210を特徴とする。周方向溝210は、タイヤ200をリブ205に分割する。当業者であれば理解できるように、周方向溝210は、湿潤条件下でタイヤ性能を向上させる。
タイヤ200は、アンテナ220を受容する空隙であるアンテナスロット215を更に備える。描かれているように、アンテナスロット215は、径方向に配向された狭いシリンダーであり、その高さ及び直径は、アンテナ220の高さ及び直径に実質的に一致する。代替的な実施形態(図示せず)では、アンテナスロットの高さ又は直径は、それぞれアンテナの高さ又は直径の80〜120%で変化する。他の実施形態では、アンテナスロットは、渦巻形、角柱、又はねじれた角柱である。異なる実施形態では、スロットよりも大きい孔が利用される。
タイヤ200は、螺旋状のアンテナ220を更に備える。アンテナ220は、アンテナスロット215の中に嵌合し、タイヤ200が新しいとき、トレッド面TSの一部分を形成する。アンテナ220は、摩擦力により適所に保持され得るか、又は加硫処理の前はアンテナスロット215から自由に動くことができる。アンテナは、トレッド基部の下に配設されているRFIDチップ(図示せず)に連結する。代替的な実施形態(図示せず)では、RFIDチップは、トレッド基部内に配設されている。別の実施形態では、RFIDチップは、トレッド基部内の孔の中に設けられている。
図3a〜3dは、図2のタイヤの代替的な実施形態である。図3a〜3dに示す実施形態は、乗用車、軽トラック、大型車、及びレーシングカー用途で実装することができる。ある実施形態に関連して説明する特徴を、本開示で説明する他の実施形態において実装することができることを当業者は理解するであろう。
図3aは、タイヤ300aの断面図である。図示するように、タイヤ300aは、第1リブ305及び第2リブ310を特徴とする。
図示するように、第1トレッドブロック305は、アンテナスロット215(アンテナなしで示す)を特徴とする。アンテナスロット215は、径方向に配設されている。当業者であれば理解できるように、アンテナスロット215は、第1トレッドブロック305内の任意の場所に配設することができる。代替的な実施形態(図示せず)では、第1トレッドブロックは、2つ以上のアンテナスロットを特徴とする。別の実施形態では、アンテナスロットは、径方向に対してわずかに曲がっているので、実質的に径方向に配設されている。
第2トレッドブロック310は、アンテナスロット215と頂部がゴムキャップで覆われたアンテナ220とを特徴とし、したがってトレッド面の下にわずかに隠れている。当業者であれば理解できるように、アンテナスロット215又はアンテナ220は、アンテナ220がアンテナスロット215に挿入される前に、接着剤で被覆されてもよい。
図3bは、図3aと同様に、第1リブ305及び第2リブ310を特徴とするタイヤ300bの断面図である。
第1リブ305は、腐食性物質(ゴム又は熱可塑性物質など)に包囲されたアンテナを受容する孔325(未充填状態で示す)を特徴とする。描かれているように、孔325は、シリンダー形であるが、孔325はシリンダー形状には限定されない。同様に、孔325は、トレッド深さに等しい高さを有するが、孔325の深さは、トレッド深さに等しくなくてもよい。一般に、孔325は、アンテナスロット215よりも大きい容積を有する。
第2リブ310は、包囲体330で充填された孔325を特徴とする。図示するように、包囲体330は、アンテナ220を径方向に保持する。包囲体330はシリンダーとして示されているものの、包囲体330は、シリンダー形状には限定されない。当業者であれば理解できるように、包囲体330又は孔325は、包囲体330及び孔325が接合される前に、接着剤で被覆されてもよい。
図3cは、タイヤ300cの断面図である。図示するように、タイヤ300cは、第1トレッドブロック315及び第2トレッドブロック320を特徴とする。
第1トレッドブロック315は、アンテナ220を特徴とするが、アンテナスロットを欠いている。この実施形態では、アンテナ220は、鋭利な先端225を更に備える。アンテナは、第1トレッドブロック305内へ力を込めて推進される。アンテナは、第1トレッドブロック305内へ力を込めて推進されるとき、回転又は旋回されることになる。この実施形態では、アンテナ220は、アンテナの動きを妨げる少なくとも1つのかかり230を更に備える。代替的な実施形態(図示せず)では、トレッドブロックは、アンテナスロットを特徴とし、アンテナの該少なくとも1つのかかりは、アンテナスロットの壁に食い込む。
図3dは、タイヤ300dの断面図である。図示するように、タイヤ300dは、少なくとも1つの孔325を特徴とする。タイヤ300dは、包囲体330で充填された孔を更に含む。図示するように、包囲体330は、アンテナ220を径方向に保持する。
代替的な実施形態(図示せず)では、1つの孔が、トレッドの外側3分の1内に配置され、別の孔が、トレッドの中央の3分の1内に配置される。別の実施形態では、1つの孔が、ラグの前方半分内に配置され、別の孔が、ラグの後方半分内に配置される。
図3eは、航空機用タイヤ又はレース用タイヤが必要とし得るような、高グリップを必要とする用途に適したタイヤ300eの断面図である。図示するように、タイヤ300eは、狭い溝、主として平坦なトレッド面、及び少なくとも1つのアンテナ340を特徴とする。図3eでは、アンテナ340は、単純なシリンダーである。この単純なシリンダーは、RFID信号を送信することができる導電材料から作製されてもよい。一実施形態では、この単純なシリンダーは、高濃度のカーボンブラックを含有する。別の実施形態では、この単純なシリンダーは、この単純なシリンダーの材料内に分散された導電性液体を含有する。
代替的な実施形態(図示せず)では、トレッド内の狭い溝は、省略されている。別の実施形態では、トレッド内の溝は、全周溝である。当業者であれば理解できるように、この段落で開示した実施形態の各々は、滑らかな表面を特徴とする。
図3a〜3eに描かれている実施形態は複数のRFIDタグアンテナを示しているものの、これらの実施形態に従って構築されるタイヤでは単一のRFIDタグアンテナが使用されてもよいことが理解されるべきである。また、各図には単一の種類のRFIDタグアンテナが示されているものの、同タイヤにおいて異なる種類のRFIDタグアンテナを用いることが望ましいことがあり得ることも理解されるべきである。
図4aは、アンテナの第1周波数応答405を示すグラフである。図示するように、このアンテナは、初期の長さを有し、最適に同調され、タイヤ内に埋め込まれている。この条件下では、アンテナは、約915MHzの応答を12dBmの初期(最小)しきい値電力で発する。代替的な実施形態(図示せず)では、アンテナは、10〜30dBmの電力を有する電磁波を受信すると、900〜930MHzの使用可能な周波数応答を発する。別の実施形態では、アンテナは、12〜24dBmの電力を有する電磁波を受信すると、900〜930MHzの使用可能な周波数応答を発する。異なる実施形態では、アンテナは、14〜18dBmの電力を有する電磁波を受信すると、900〜930MHzの使用可能な周波数応答を発する。更なる実施形態(図示せず)では、使用可能な周波数応答の範囲は、902〜928MHz、902〜918MHz、910〜920MHz、912〜918MHz、及び905〜910MHzである。
図4bは、図4aで第1周波数応答405を生成するために利用されたのと同じアンテナを使用して取得された第2周波数応答410を示すグラフである。この例において、図4bに示されている第2周波数応答410は、アンテナが摩耗してより短い長さになった後に取得された測定値を表している。第2周波数応答410は、特定のアンテナ長に相関する。この特定のアンテナ長は、トレッド深さに相関する。したがって、所与の周波数においてアンテナから応答を引き出すために必要とされる電力の差異を使用して、トレッド摩耗を追跡することができる。あるいは、所与の電力における周波数応答の差異を使用して、トレッド摩耗を追跡することができる。
図5は、タイヤ又はタイヤトレッド内でRFIDを使用する方法500の一実施形態を説明する流れ図である。
図5に描かれているように、方法500は、RFIDコンポーネントを設けることから始まる。具体的には、方法500は、チップを設けること510及び腐食性アンテナを設けること520から始まる。提供工程510及び提供工程520は、同時に行われても、独立して行われてもよい。同様に、提供工程510及び提供工程520は、加硫処理(又は他の硬化処理前工程及び硬化処理後工程)の前に行われても、その後に行われてもよい。
提供工程510では、チップが、タイヤ構造体内に設けられる。一実施形態では、製造プロセスの間にチップをタイヤ構造体上に配置し、次いで更なるタイヤコンポーネントをチップの上に層状に形成し、それによりチップをタイヤ内に埋め込むことにより、チップはタイヤ構造体内に設けられる。異なる実施形態では、チップがタイヤ構造体内に設けられ、加硫処理、接着剤、パッチ、かかりを使用して、チップの動きを阻止する。
提供工程520では、腐食性アンテナが、タイヤトレッド内に設けられる。一実施形態では、アンテナは、トレッド内へ力を込めて推進される。アンテナは、脈動する力(例えば、軽打若しくは強打)、定力(例えば、押圧若しくはネジ締め)、空気圧力(例えば、空気銃)、又は電磁力(例えば、釘銃)により、力を込めて推進することができる。
提供工程520の別の実施形態では、アンテナは、アンテナスロット内に配置されるか、又はその中へ力を込めて推進されることにより、設けられる。アンテナスロットは、針、カニューレ、ブレード、ピン、釘、ドリル、又はタイヤモールドを使用して作ることができるが、これらには限定されない。あるいは、アンテナスロットは、3D印刷又はサブトラクティブ製造法を使用して作ることができる。アンテナスロットの直径は、アンテナの直径の80〜120%である。当業者であれば理解できるように、アンテナをアンテナスロット内で固定するために接着剤又は液体ゴムを使用することができる。
ある代替的な実施形態では、アンテナは、孔内に配置されるか、又はその中へ力を込めて推進されることにより、設けられる孔は、針、カニューレ、ブレード、ピン、釘、ドリル、タイヤモールド、3D印刷、又はサブトラクティブ製造法を使用して作ることができるが、これらには限定されない。代替的な実施形態では、孔の直径は、アンテナの直径の120〜200%である。当業者であれば理解できるように、アンテナを孔内に設けるのと併せて、接着剤又は液体ゴムを使用することができる。
提供工程520の更に別の実施形態では、アンテナは、腐食性物質で包囲される。アンテナは、腐食性物質で完全に包囲されてもよく、又は径方向外側の表面などの、アンテナの1つ又は複数の表面が、露出したままにされてもよい。アンテナは、腐食性物質内に力を込めて推進すること、射出成形、又は当業者に公知の他の方法により、腐食性物質で包囲することができる。次いで、包囲体は、孔内に配置されるか、又はその中へ力を込めて推進される。当業者であれば理解できるように、包囲体を孔内に設けるのと併せて、接着剤又は液体ゴムを使用することができる。
提供工程510及び提供工程520に関連して、ユーザー又は機械が、チップ及び腐食性アンテナを相互通信が使用可能な範囲内に位置決めする530。位置決め工程530は、提供工程510及び提供工程520と同時に行われても、独立して行われてもよい。同様に、位置決め工程530は、加硫処理(又は他の硬化処理前工程及び硬化処理後工程)の前に行われても、その後に行われてもよい。
位置決め工程530では、チップ及び腐食性アンテナは、相互通信が使用可能な範囲内(例えば、数ミリメートル)に位置決めされる。別の実施形態では、チップ及び腐食性アンテナは、アンテナの端部をチップから1cm以下に位置決めすることにより、相互通信が使用可能な範囲内に位置決めされるある代替的な実施形態では、腐食性アンテナは、チップに接触している。
ひとたび提供工程510、提供工程520、及び位置決め工程530が行われると、電磁波がアンテナに向かって方向付けられる540。電磁波は、車両に取り付けられた質問器、据え置き式通過型構造物に取り付けられた質問器、又は可搬式の質問器により、アンテナに向かって方向付けることができる。据え置き式通過型質問器のための好適な場所及び実施形態としては、ガレージ、職場、又は給油所が挙げられるがそれらには限定されない。
方向付け工程540では、電磁波は、据え置き条件下で(タイヤが動いていないときなど)、又はタイヤが動いているときに、アンテナに向かって方向付けられる。電磁波の電力は、応答が受信される550まで増大される。応答を受信するために必要とされる最小量の電力、すなわちしきい値電力が、記録される。受信工程550は、方向付け工程540と同時に行われても、独立して行われてもよい。
一実施形態では、応答は、900〜930MHzの周波数及び10〜30dBmの電力を有する。応答は、上記の質問器又は異なるデバイスにより受信され得る。
一実施形態では、応答は、車両に取り付けられた応答器で受信される。別の実施形態では、応答は、据え置き式通過型読み取り機に取り付けられた応答器で受信される。異なる実施形態では、可搬式の読み取り機が応答を受信する。
受信工程550が開始された後、応答は、摩耗度に相関付けられる560。相関付け工程560は、方向付け工程540及び受信工程550と同時に行われても、独立して行われてもよい。
相関付け工程560では、応答を受信するために必要とされる応答のしきい値電力を使用して、アンテナ長、及び敷衍によりトレッド深さを推定する。次いで、質問器は、RFIDチップ上に記憶された値をルックアップして、アンテナ長を計算することができる。下の表1は、トレッド摩耗を計算するために使用される例示的なルックアップテーブルである。
相関付け工程560の代替的な実施形態では、電磁波をアンテナに方向付けることにより受信される応答の電力又は周波数が、アンテナの初期(未摩耗)状態に対応する初期応答値と比較される。次いで、受信した応答の値は、初期応答値と共に、摩耗したアンテナの高さを計算するために使用されるアルゴリズムの中で処理される。敷衍により、トレッド摩耗が計算される。一実施形態では、電力又は周波数の測定値は、アンテナ長を表し、特定のRFIDタグアンテナの以前の履歴を知らなくても利用することができる。ある代替的な実施形態では、RFIDチップは、ID情報及びアンテナ履歴も記憶することができ、質問器は、RFIDチップ上に記憶された過去の値をルックアップし、履歴を使用してアンテナ長を計算することができる。
相関付け工程560の別の代替的な実施形態では、周波数を使用して、トレッド深さを推定する。RFIDタグアンテナは、915MHzでアンテナ長の変化1mm当たり0.1〜0.9dBmのしきい値電力の低下率を有する。
相関付け工程560が開始された後、相関関係を使用して、トレッド摩耗が所定のしきい値に到達したとき警告を生成する570ことができる。生成工程570は、方向付け工程540、受信工程550、及び相関付け工程560と同時に行われても、独立して行われてもよい。
生成工程570では、摩耗したアンテナの高さが所定のしきい値に比較される。摩耗したアンテナの高さがしきい値に到達している場合、摩耗状態に関する警告が生成される。別の実施形態では、摩耗警告(又は報告)が、予知保全の目的のために通常の間隔で生成される。異なる実施形態では、摩耗警告(又は報告)が、品質保証及び性能追跡の目的のために通常の間隔で生成される。
方法500の更なる工程では、提供工程520で設けられるアンテナが、第2のアンテナと交換される580。交換工程580は、修理又はリトレッドの行為に関連して行われてもよい。
当業者であれば理解できるように、本開示に記載のタイヤの実施形態は、オートバイ、トラクター、農業用車両、芝刈り機、ゴルフカート、スクーター、飛行機、軍用車両、乗用車、ハイブリッド車両、高性能車両、スポーツ用途車、軽トラック、大型トラック、大型車、及びバスからなる群から選択される車両で使用するために構成されてよい。
当業者はまた、本開示に記載の実施形態は、対称、非対称、有向性、スタッド、及びスタッドレストレッドパターンが挙げられるが、これらに限定されない様々なトレッドパターンと共に用いられ得ることを理解するであろう。
当業者はまた、本開示に記載の実施形態が高性能タイヤ、冬季タイヤ、オールシーズンタイヤ、ツーリングタイヤ、非空気式タイヤ、及びリトレッドタイヤ用途で利用することができるがそれらには限定されないことを理解するであろう。
当業者はまた、本開示に記載の実施形態が大型タイヤで利用され得ることを理解するであろう。大型タイヤの例としては、農業用タイヤ、鉱業用タイヤ、林業用タイヤ、スキッドステア用タイヤ、建設用タイヤ、モンスタートラック用タイヤ、及び他の大型車用タイヤが挙げられるがそれらには限定されない。
用語「含む(includes)」又は「含むこと(including)」が、本明細書又は特許請求の範囲において使用される範囲において、用語「含む(comprising)」が特許請求の範囲で移行句として用いられる際の解釈と同様に包括的であることが意図される。更に、用語「又は(or)」が用いられる範囲において(例えば、A又はBなど)、「A又はB、又はAとBの両方とも」を意味することが意図されている。本出願人らが「A又はBの両方ではなく一方のみ」を示すことを意図する場合、用語「A又はBの両方ではなく一方のみ」が用いられるであろう。したがって、本明細書における用語「又は」の使用は、排他的ではなく、包含的である。Bryan A.Garner、A Dictionary of Modern Legal Usage 624(1995年、第2版)を参照されたい。また、用語「中に(in)」又は「中へ(into)」が、本明細書又は特許請求の範囲において使用される範囲において、「上に(on)」又は「上へ(onto)」を更に意味することが意図される。更に、用語「接続する(connect)」が本明細書又は特許請求の範囲において使用される限りにおいて、「直接〜に接続する(directly connected to)」だけではなく、別のコンポーネント(複数可)を介して接続するなど「間接的に〜に接続する(indirectly connected to)」も意味することが意図されている。
本開示はその実施形態の記述によって例解され、実施形態は相当に詳細に説明されたが、添付の特許請求の範囲をこのような詳細に制限するか、又はいかなる形でも限定することは、出願人らの本意ではない。更なる利点及び改良は、当業者には容易に明らかとなるであろう。したがって、そのより広域な態様における本開示は、示され説明される、特定の詳細、例示的な機器及び方法、並びに例示の実施例に限定されない。このため、このような詳細からの逸脱が、出願人の一般的な発明概念の趣旨又は範囲から逸脱することなく、なされ得る。

Claims (5)

  1. タイヤトレッドであって、
    表面を有するトレッドと、
    前記トレッドの前記表面における少なくとも1つのトレッド特徴部であり、リブ、ラグ、ブロック、及び滑らかな表面からなる群から選択される、少なくとも1つのトレッド特徴部と、
    前記トレッド内に配設され、チップケーシング及びローカルアンテナを有するRFIDチップと、
    前記RFIDチップの前記ローカルアンテナに使用可能に接続され、12〜24dBmの電力を有する電磁波を受信すると900〜930MHzの使用可能な周波数応答を提供するように構成された螺旋状の金属製RFIDタグアンテナと、
    を備え、
    前記螺旋状の金属製RFIDタグアンテナが、前記少なくとも1つのトレッド特徴部内に半径方向に配設され、
    前記螺旋状の金属製RFIDタグアンテナは、前記少なくとも1つのトレッド特徴部の摩耗速度に相応の摩耗速度を有する、
    タイヤトレッド。
  2. 前記少なくとも1つのトレッド特徴部が、前記少なくとも1つの螺旋状の金属製RFIDタグアンテナの少なくとも2つの側部を取り囲むゴム包囲体を更に備える、請求項1に記載のタイヤトレッド。
  3. 記螺旋状の金属製RFIDタグアンテナが、第2アンテナを含み、第2ゴムシリンダーが、前記第2アンテナの少なくとも2つの側部を取り囲んでいる、請求項2に記載のタイヤトレッド。
  4. 記螺旋状の金属製RFIDタグアンテナが、14〜18dBmの電力を有する電磁波を受信すると900〜930MHzの使用可能な周波数応答を提供するように構成されている、請求項1に記載のタイヤトレッド。
  5. 前記螺旋状の金属製RFIDタグアンテナが、915MHzでアンテナ長の変化1mm当たり0.1〜0.9dBmのしきい値電力の低下率を有する、請求項1に記載のタイヤトレッド。
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