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JP6476782B2 - 電極の製造方法および電極の製造装置 - Google Patents
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JP6476782B2 - 電極の製造方法および電極の製造装置 - Google Patents

電極の製造方法および電極の製造装置 Download PDF

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Description

この発明は、電極の製造方法および電極の製造装置に関し、特に、金属箔の少なくとも一方の面に活物質層を有する電極の製造方法および電極の製造装置に関する。
近年、リチウムイオン二次電池は、電子機器の電源だけでなく、ハイブリッド車や電気自動車の電源として採用されている。通常、リチウムイオン二次電池の電池ケース内には、発電要素としての電極組立体が収容されており、電極組立体は金属箔に正極活物質を塗布した正極と、金属箔に負極活物質を塗布した負極と、正極と負極との間に介在されるセパレータとを有している。電極組立体としては、例えば、巻回型の電極組立体と積層型の電極組立体が存在する。巻回型の電極体は、長尺状の正極および負極の間にセパレータを介在させた電極シートを巻回することにより形成されている。一方、積層型の電極組立体は、多数枚の正極、負極およびセパレータが交互に積層される構造を有する。
ところで、電極組立体の電極(正極および負極)の製造の際は、シート状の電極シートがロール状に巻かれる場合がある。ロール状に巻かれた電極シートには、巻き癖による反り(以下「巻き反り」と表記する)が生じるという問題がある。ロール状に巻かれた電極シートに巻き反りが生じると、電極シートから得た電極を積層して形成される電極組立体をケースに収容するとき、電極がケースに接触してしまうおそれがあり、電極の巻き反りを極力抑えることが望まれている。また、電極に巻き反りが生じていると、電極組立体において正極と負極との位置ずれが生じて容量が低下する等、電池の性能に影響を与えるおそれがあり好ましくない。このため、ロール状に巻かれた電極シートの巻き反りの解消が要請されている。
電極の巻き反りの解消を目的とする従来の技術としては、例えば、特許文献1に開示された電極の製造方法を挙げることができる。特許文献1に開示された電極の製造方法では、ロール状に金属箔が巻取られた状態で塗工部を加熱する一次焼成工程と、一次焼成工程での巻取り状態に対して金属箔を表裏反転させてロール状に巻直す巻直し工程と、金属箔を表裏反転させた状態で塗工部を加熱する二次焼成工程と、を有する。特許文献1に開示された電極の製造方法によれば、一次焼成工程で塗工部に生じた湾曲と、二次焼成工程で塗工部に生じた湾曲とが打ち消しあって、得られる電極の反りが抑えられる。
特開2014−78436号公報
しかしながら、特許文献1に開示された電極の製造方法では、二次焼成工程の加熱により電極シートに湾曲が生じることが回避できず、依然として、焼成後のロール状に巻かれた電極シートに巻き反りが残るという問題がある。また、焼成後のロール状の電極シートが、例えば、長期にわたって保管されていると、電極シートに生じる巻き反りがさらに強くなる。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、電極の巻き反りを抑制することができる電極の製造方法および電極の製造装置の提供にある。
上記の課題を解決するために、本発明は、金属箔の少なくとも一方の面に活物質層を備え、ロール状に巻かれた巻取状態の電極シートを引き出す引き出し工程と、引き出された電極シートを電極の形状に成形する成形工程とを有する電極の製造方法において、前記引き出し工程では、巻取状態から引き出される前記電極シートを、前記電極シートの巻き反りの方向と逆方向へ反らせて前記巻き反りを矯正する複数の矯正ローラーに順に接触させ、前記矯正ローラーと前記電極シートとの接触範囲により逆反り接触角が規定されるとき、前記逆反り接触角度の総和が360°を越え、前記ロール状に巻かれた巻取状態の電極シートの巻取り径の減少に応じて、前記矯正ローラーにおける前記逆反り接触角を増大する方向へ前記矯正ローラーを移動し、前記巻取り径は巻取り径検出手段によって検出される。
本発明では、ロール状に巻かれた巻取状態の電極シートは、複数の矯正ローラーにより巻き反りの方向と逆方向へ反って接触されて引き出される。逆反り接触角は、矯正ローラーと電極シートとの接触範囲により規定されるが、逆反り接触角度の総和が360°を越え、矯正ローラーはロール状に巻かれた巻取状態の電極シートの巻取り径の減少に応じて、矯正ローラーにおける逆反り接触角を増大する方向へ移動し、巻取り径は巻取り径検出手段によって検出される。電極シートの巻取り径は、電極シートの引き出しに伴い減少することから、電極シートの巻き反りを矯正することができる。従って、成形工程において得られる電極の巻き反りを抑制することができる。また、電極シートは巻取り中心に近いほど巻き反りが強い傾向にあるが、巻取りの径の減少に応じて矯正ローラーが移動して逆反り接触角を増大させるから強い巻き反りも矯正することができる。
また、上記の電極の製造方法において、前記引き出し工程では、前記電極シートを前記巻き反りの方向と同方向に反らせる送出ローラーに接触させ、前記送出ローラーにおける前記電極シートの接触範囲により前記逆反り接触角度よりも小さい順反り接触角が規定されるとき、前記逆反り接触角度と前記順反り接触角度の差は、360°を越える構成としてもよい。
この場合、引き出される電極シートを巻き反りの方向と同方向に反らせる送出ローラーに接触させても、逆反り接触角度の総和は順反り接触角度よりも大きく、逆反り接触角度と前記順反り接触角度の差は、360°を越えるため、電極シートの巻き反りを矯正することができる。
また、本発明は、金属箔の少なくとも一方の面に活物質層を備え、ロール状に巻かれた巻取状態の電極シートを引き出す引き出し工程と、引き出された電極シートを電極の形状に成形する成形工程とを有する電極の製造方法において、前記引き出し工程では、巻取状態から引き出される前記電極シートを、前記電極シートの巻き反りの方向と逆方向へ反らせて前記巻き反りを矯正する複数の矯正ローラーに順に接触させ、前記矯正ローラーと前記電極シートとの接触範囲により逆反り接触角が規定されるとき、前記逆反り接触角度の総和が360°を越え、前記巻取状態から引き出される前記電極シートの引き出し経路は、前記ロール状に巻かれた巻取状態の電極シートを支持する電極ロールの周囲を1周以上周回する経路であることを特徴とする。
さらに、本発明では、金属箔の少なくとも一方の面に活物質層を備え、ロール状に巻かれた巻取状態の電極シートを引き出す引き出し機構と、引き出された電極シートから切断又は打ち抜きにより電極を成形する成形機構とを有する電極の製造装置において、前記引き出し機構は、前記ロール状に巻かれた巻取状態の電極シートを支持する電極ロールと、前記電極シートが巻き反りの方向と逆方向へ反って順に接触するように、連続して配置される複数の矯正ローラーと、前記ロール状に巻かれた巻取状態の電極シートの巻取り径を検出する巻取り検出手段と、前記矯正ローラーを移動させるローラー移動手段と、を備え、前記矯正ローラーと前記電極シートとの接触範囲により逆反り接触角が規定されるとき、前記逆反り接触角度の総和が360°を越え、前記ローラー移動手段は、前記巻取り径の減少に応じて、前記矯正ローラーにおける前記逆反り接触角を増大する方向へ前記矯正ローラーを移動させることを特徴とする。
本発明によれば、巻取状態から引き出される電極シートは、矯正ローラーにより電極シートの巻き反りの方向と逆方向へ反らされるから、電極シートの巻き反りを矯正することができる。逆反り接触角度の総和を360°を越え、矯正ローラーはロール状に巻かれた巻取状態の電極シートの巻取り径の減少に応じて、矯正ローラーにおける逆反り接触角を増大する方向へ移動し、巻取り径は巻取り径検出手段によって検出される。電極シートの巻取り径は、電極シートの引き出しに伴い減少することから、電極シートの巻き反りを矯正することができる。また、電極シートは巻取り中心に近いほど巻き反りが強い傾向にあるが、巻取りの径の減少に応じて矯正ローラーが移動して逆反り接触角を増大させるから強い巻き反りも矯正することができる。
また、本発明は、金属箔の少なくとも一方の面に活物質層を備え、ロール状に巻かれた巻取状態の電極シートを引き出す引き出し機構と、引き出された電極シートから切断又は打ち抜きにより電極を成形する成形機構とを有する電極の製造装置において、前記引き出し機構は、前記ロール状に巻かれた巻取状態の電極シートを支持する電極ロールと、前記電極シートが巻き反りの方向と逆方向へ反って順に接触するように、連続して配置される複数の矯正ローラーと、を備え、前記矯正ローラーと前記電極シートとの接触範囲により逆反り接触角が規定されるとき、前記逆反り接触角度の総和が360°を越え、前記複数の矯正ローラーは5つ以上であり、前記複数の矯正ローラーの回転軸心は、前記電極ロールの回転軸心を取り囲むように配置されていることを特徴とする。
本発明は、電極の巻き反りを抑制することができる電極の製造方法および電極の製造装置を提供することができる。
参考例1に係る二次電池の分解斜視図である。 参考例1に係る二次電池の縦断面図である。 電極組立体の一部の分解斜視図である。 参考例1に係る電極の製造装置における引き出し機構を示す概略側面図である。 参考例1に係る電極の製造装置における成形機構を示す概略側面図である。 の実施形態に係る電極の製造装置における引き出し機構を示す概略側面図である。 の実施形態に係る電極の製造装置における引き出し機構を示す概略側面図である。
参考例1
以下、本発明の参考例1に係る電極の製造装置および電極の製造装置を用いた電極の製造方法について図面を参照して説明する。本参考例では、まず、電極の製造装置により製造される電極を備える蓄電装置としての二次電池について説明する。本参考例の二次電池は、具体的にはリチウムイオン二次電池である。
図1および図2に示すように、本参考例の二次電池10は角型の二次電池である。二次電池10の電池ケース11には電極組立体12が収容されている。図1に示す電池ケース11の長手方向を左右方向として示し、電池ケース11の高さ方向を上下方向として示すほか、電池ケース11の短手方向を前後方向として示す。電池ケース11の高さ方向は電極組立体12の収容方向と一致する。電極組立体12は、電池機能(充電・放電など)を生じさせる発電要素である。
図1、図2に示すように、電池ケース11は、有底筒状のケース本体13と、ケース本体13の開口14を閉塞する矩形平板状の蓋体15を有している。ケース本体13および蓋体15は金属材料(例えば、アルミニウム)により形成されている。蓋体15はケース本体13に対してレーザー溶接により固定される。図2に示すように、ケース本体13の内面には、電池ケース11に収容された電極組立体12との絶縁を図るための絶縁部材としての絶縁シート16が貼着されている。また、蓋体15の内側面には、電池ケース11に収容された電極組立体12との絶縁を図るための絶縁部材としての絶縁シート17が貼着されている。蓋体15には一対の通孔18が形成されている。
図3に示すように、電極組立体12は、シート状の正極21とシート状の負極22とを備える。正極21および負極22は電極に相当する。正極21は、矩形の正極本体23と、正極本体23の縁部に形成される帯状の正極集電体24を有する。正極本体23は、正極金属箔25と、正極金属箔25の両面に塗工された正極活物質により形成された正極活物質層26を有する。正極集電体24は正極金属箔25により形成されており、正極集電体24には、正極活物質が塗工されていない。なお、本参考例の正極金属箔25はアルミニウム箔である。
負極22は、矩形の負極本体27と、負極本体27の縁部に形成される帯状の負極集電体28を有する。負極本体27は、負極金属箔29と、負極金属箔29の両面に塗工された負極活物質により形成された負極活物質層30を有する。負極集電体28は負極金属箔29により形成されており、負極集電体28には、負極活物質が塗工されていない。なお、本参考例の負極金属箔29は銅箔である。負極本体27の左右および上下の寸法は、正極本体23より僅かに大きく設定されている。
電極組立体12は、正極21と負極22の間を絶縁するセパレータ31を介在させ、複数の正極21および複数の負極22が絶縁状態を保ちつつ交互に積層される層状をなす。つまり、本参考例の電極組立体12は、複数の正極21および複数の負極22が絶縁状態を保ちつつ交互に積層される積層型電極組立体である。セパレータ31は、負極本体27とほぼ同じ寸法に設定されている。電極組立体12は、例えば、図3に示すように、複数の正極21と複数の負極22を積層して構成される。
各正極集電体24は、電極組立体12の積層方向に沿って列状に配置されている。各負極集電体28は、正極集電体24と重ならないように、正極集電体24と同様に、積層方向に沿って列状に配置されている。本参考例において、各正極集電体24は互いに同一寸法に設定されており、負極集電体28も同様に互いに同一寸法に設定されている。各正極集電体24は、電極組立体12における前部側に集められて正極集電群32を形成する。各負極集電体28は、正極集電体24と同様に、電極組立体12における前部側に集められて負極集電群33を形成する。
正極集電群32には正極集電板34が接合され、負極集電群33には負極集電板35が接合されている。図2に示すように、正極集電板34には、過電流保護回路36を介して電気的に接続される正極端子37が設けられている。また、負極集電板35には、過電流保護回路36を介して電気的に接続される負極端子38が設けられている。蓋体15の一方の通孔18に正極端子37が挿通され、他方の通孔18に負極端子38が挿通されている。絶縁リング39が正極端子37および負極端子38に装着され、絶縁リング39により蓋体15と正極端子37および負極端子38との絶縁が図られている。
次に、本参考例1に係る電極の製造装置について説明する。電極の製造装置は、図4に示す引き出し機構40と、図5に示す成形機構41を備えている。なお、説明の便宜上、図4、図5の左を前方として右を後方とする。引き出し機構40は、金属箔の少なくとも一方の面に活物質層を備え、ロール状に巻かれた巻取状態の電極シートSを引き出すための機構である。成形機構41は、引き出し機構40から引き出された電極シートSを電極(正極21又は負極22)の形状に成形するための機構である。本参考例では、正極21の製造装置を例示して説明し、負極22の製造装置については正極21の製造装置と同じであるため、正極21の製造装置の説明を援用し、説明を省略する。
図4に示す引き出し機構40は、ロール状に巻かれた巻取状態の正極用の電極シートSを支持する電極ロール42と、電極シートSの引き出し経路に配置される複数のローラー43〜48とを備えている。電極ロール42は、回転軸心が水平になるように保持されているほか、駆動源(図示せず)の回転力の伝達を受けて回転可能である。電極ロール42にロール状に巻かれている電極シートSは電極ロール42に巻かれた巻取状態のままで焼成されており、電極シートSには巻反りが存在する。
複数のローラー43〜48は、電極シートSの引き出し経路の上流側から下流側に向けて順に配置されている。本参考例では、最も上流側のローラーを第1ローラー43とし、順に第2ローラー44、第3ローラー45、第4ローラー46、第5ローラー47とし、電極シートSの引き出し経路において最も下流側となるローラーを第6ローラー48としている。第1ローラー43〜第6ローラー48の回転軸心は、電極ロール42の回転軸心と平行である。第1ローラー43〜第6ローラー48は転動自在であって、電極ロール42を取り囲むように配置されている。本参考例では、第1ローラー43〜第6ローラー48の下流側には、電極シートSを引き出すための駆動ローラー(図示せず)が設けられている。
参考例では、電極ロール42における電極シートSの引き出し開始の位置は、電極ロール42の下方であって、引き出し開始の位置から前方斜め上方へ電極シートSを向かわせる位置に第1ローラー43が配置されている。第1ローラー43の下方に第2ローラー44が配置され、第2ローラー44の後方に第3ローラー45が配置されている。第3ローラー45の上方に第4ローラー46が配置され、第4ローラー46の前方であって第1ローラー43のほぼ上方に第5ローラー47が配置されている。第5ローラー47の前方斜め下方に第6ローラー48が配置されている。従って、電極シートSの引き出し経路は、電極ロール42の周囲をほぼ1周する経路となっている。
参考例では、電極ロール42と駆動ローラーの回転により第1ローラー43〜第5ローラー47に対して電極シートSが巻き反りの方向と逆方向へ反って順に接触するように引き出される。従って、連続して配置される複数の第1ローラー43〜第6ローラー48のうち、第1ローラー43〜第5ローラー47は、電極シートSの巻き反りの方向と逆方向へ反らせて巻き反りを矯正する矯正ローラーに相当する。一方、電極シートSの引き出し経路において最も下流側となる第6ローラー48に対して電極シートSが巻き反りの方向と同じ方向へ反って接触するように引き出される。従って、第6ローラー48は電極シートSを巻き反りの方向と同方向に反らせる送出ローラーに相当する。
第1ローラー43〜第5ローラー47は、電極シートSの巻き反りの方向と逆方向へ反らせて電極シートSと接触する。第1ローラー43〜第5ローラー47では電極シートSとの接触範囲が存在する。接触範囲は、第1ローラー43〜第5ローラー47のそれぞれのローラー外周面において電極シートSが接触する周方向の範囲である。第1ローラー43〜第5ローラー47の接触範囲によって、第1ローラー43〜第5ローラー47のそれぞれに対応する逆反り接触角θ1〜θ5が規定される。本参考例では、第1ローラー43の逆反り接触角θ1は150°であり、第2ローラー44の逆反り接触角θ2、第3ローラー45の逆反り接触角θ3および第4ローラー46の逆反り接触角θ4は90°である。第5ローラー47の逆反り接触角θ5は80°である。従って、逆反り接触角の総和は、500°である。
第6ローラー48は、電極シートSの巻き反りの方向と同じ方向へ反らせて電極シートSと接触する。第6ローラー48では電極シートSとの接触範囲が存在する。接触範囲は、第6ローラー48のローラー外周面において電極シートSが接触する周方向の範囲である。第6ローラー48の接触範囲によって、第6ローラー48に対応する順反り接触角θ6が規定される。本参考例では、第6ローラー48の順反り接触角θ6は80°であって、順反り接触角の総和は80°である。ここで、逆反り接触角の総和500°と順反り接触角の総和80°を差し引きすると、逆反り接触角が420°となる。
参考例では、逆反り接触角の総和および逆反り接触角度と順反り接触角度との差について、予め設定角度360°が設定されている。本参考例の電極シートSの場合、逆反り接触角度と順反り接触角度との差が360°を越えることによって、電極シートSの巻き反りが解消されることが発明者の知見により予め把握されている。本参考例では、逆反り接触角度の総和500°は、予め設定した設定角度360°を越えている。逆反り接触角度500°と順反り接触角度80°との差は420°であって、設定角度360°を越えている。逆反り接触角度の総和が設定角度より大きく、また、逆反り接触角度の総和が順反り接触角度よりも大きく、逆反り接触角度と順反り接触角度の差が設定角度よりも大きく設定されている。このことにより、電極シートSが第1ローラー43から第6ローラー48を通って引き出されると、電極シートSの巻反りが矯正される。
次に、成形機構41について説明する。図5に示す成形機構41は、引き出し機構40により引き出された電極シートSを搬送する電極シート搬送装置(図示せず)と、引き出された電極シートSを打ち抜いて正極21を得る打ち抜き装置49と、得られた電極を搬送する電極搬送装置(図示せず)を有する。打ち抜き装置49は、固定された下型50と昇降する上型51とを備えている。
次に、正極21の製造方法について説明する。本参考例の正極21の製造方法は、ロール状に巻かれた巻取状態の電極シートSを引き出し機構40により引き出す引き出し工程と、引き出された電極シートSを成形機構41により正極21の形状に成形する成形工程とを有する。
引き出し工程では、電極ロール42と駆動ローラーの回転により電極シートSが第1ローラー43を通る。電極シートSは、第1ローラー43を通るとき、巻き反りと逆方向へ反って第1ローラー43のローラー外周面と接触する。電極シートSは、第1ローラー43の逆反り接触角150°に対応して巻き反りと逆方向へ反り、巻き反りが矯正される。
次に、電極シートSは第2ローラー44を通るが、このとき、巻き反りと逆方向へ反って第2ローラー44のローラー外周面と接触する。電極シートSは、第1ローラー43の逆反り接触角90°に対応して巻き反りと逆方向へ反り、巻き反りが矯正される。次に、電極シートSは第3ローラー45を通り、巻き反りと逆方向へ反って第3ローラー45のローラー外周面と接触する。電極シートSは、第2ローラー44と同様に逆反り接触角90°に対応して巻き反りと逆方向へ反り、巻き反りが矯正される。次に、電極シートSは第4ローラー46を通り、巻き反りと逆方向へ反って第4ローラー46のローラー外周面と接触する。電極シートSは、第2ローラー44、第3ローラー45と同様に逆反り接触角90°に対応して巻き反りと逆方向へ反り、巻き反りが矯正される。
次に、電極シートSは第5ローラー47を通り、巻き反りと逆方向へ反って第5ローラー47のローラー外周面と接触する。電極シートSは、第5ローラー47の逆反り接触角80°に対応して巻き反りと逆方向へ反り、巻き反りが矯正される。
次に、電極シートSは第6ローラー48を通る。このとき、電極シートSは巻き反りと同じ方向へ反って第5ローラー47のローラー外周面と接触する。電極シートSは、第5ローラー47の順反り接触角80°に対応して巻き反りと同じ方向へ反り、電極シートSの巻き反りは助長される。しかしながら、本参考例では、逆反り接触角の総和が500°であり、順反り接触角の総和が80°であるため、逆反り接触角の総和500°と順反り接触角の総和80°を差し引きすると、逆反り接触角が420°となる。このため、第6ローラー48から引き出された電極シートSは、逆反り接触角が420°に相当する巻き方向と逆方向へ逆反りして巻き反りの矯正を受けている。その結果、第6ローラー48から引き出された電極シートSは巻き反りが殆ど解消された状態にある。
次に、引き出し工程において巻き反りが矯正された電極シートSは成形工程へ進む。成形工程では、電極シートSは成形機構41の打ち抜き装置49により連続的に打ち抜かれて正極21が成形される。打ち抜き装置49により打ち抜かれた正極21は、電極組立体を組み立てる組み立て工程等の次工程へ搬送される。
参考例の電極の製造方法および電極の製造装置は以下の作用効果を奏する。
(1)ロール状に巻かれた巻取状態の電極シートSは、第1ローラー43〜第5ローラー47により巻き反りの方向と逆方向へ反って接触されて引き出される。第1ローラー43〜第5ローラー47のそれぞれの逆反り接触角θ1〜θ5は、第1ローラー43〜第5ローラー47と電極シートSとの接触範囲により規定されるが、逆反り接触角度の総和が、予め設定した設定角度を越える。このことから、電極シートSの巻き反りを矯正することができる。従って、成形工程において得られる電極(正極21、負極22)の巻き反りを抑制することができる。
(2)引き出される電極シートSを巻き反りの方向と同方向に反らせる第6ローラー48に接触させても、逆反り接触角度の総和は500°であり、順反り接触角度の80°よりも大きい。また、逆反り接触角度と順反り接触角度の差は420°であって、設定角度360°を越える。このため、電極シートSの巻き反りを矯正することができる。
(3)引き出される電極シートSの引き出し経路が電極ロール42の周囲を回りこむように形成されるため、上下方向のスペースを引き出しに必要なスペースとして有効活用することができる。このため、電極シートSの引き出しに必要な水平方向のスペースの増大化を抑制することができる。
(第の実施形態)
の実施形態に係る電極の製造装置および電極の製造装置を用いた電極の製造方法について説明する。本実施形態では、矯正ローラーとしての第1ローラーを、ロール状に巻かれた巻取状態の電極シートの巻取り径の減少に応じて、矯正ローラーにおける逆反り接触角を増大する方向へ移動する構成としている。参考例1と同一の構成については参考例1の説明を援用し、符号を共通して用いる。
図6に示すように、引き出し機構40における第1ローラー43は、ローラー移動手段(図示せず)により一定の範囲を往復移動できるように設けられている。一定の範囲については、具体的には、電極ロール42と第6ローラー48との間に設定される第1位置と、第1位置よりも後方斜め上方の第2位置と、の間を一定の範囲としている。なお、説明の便宜上、図6の左を前方として右を後方とする。
図6では、第1位置に位置する第1ローラー43を仮想線にて示し、第2位置に位置する第1ローラー43を実線にて示す。電極ロール42に巻かれた電極シートSの巻取り径が予め設定された第1設定径以上の場合には、第1ローラー43が位置するように第1位置が設定されている。電極ロール42に巻かれた電極シートSの巻取り径が予め設定された第2設定径以下である場合には、第1ローラー43が位置するように設定されている。電極ロール42に巻かれた電極シートSの巻取り径が、第1設定径未満であって第2設定径を超える場合には、巻取り径に応じて第1位置と第2位置の間に第1ローラー43が位置する。
電極シートSは巻取り中心に近いほど巻き反りが強い傾向にあり、本実施形態では、電極ロール42に巻かれた電極シートSの巻取り径が小さくなるにつれて、第1ローラー43の逆反り接触角θ1を第1ローラー43の移動により増大させる。第1ローラー43が第1位置に位置するときの逆反り接触角θ1は、150°であり、第1ローラー43が第2位置に位置するときの逆反り接触角θ1は、160°である。第1ローラー43が第2位置に位置するとき、第2ローラー44の逆反り接触角θ2は90°から増加して110°となる。従って、第1ローラー43が第2位置に位置するとき、逆反り接触角の総和は530°となる。第1ローラー43が第2位置に位置するとき、第1ローラー43が第1位置に位置するときと比較して、電極ロール42における電極シートSの引き出し開始の位置は高くなる。なお、本実施形態では、図示はしないが、電極ロール42に巻かれた電極シートSの巻取り径を検出する巻取り径検出手段と、巻取り径検出手段の検出信号に応じてローラー移動手段を制御する制御装置が設けられている。なお、本実施形態では、逆反り接触角θ1のみを増加させるように、第1ローラー43を鉛直方向の上方へ移動させる構成を採用してもよい。この場合、下方の位置を第1位置とし、第1位置の上方の位置を第2位置とする。
本実施形態によれば、参考例1と同等の作用効果を奏する。
また、電極シートSの巻取り径が電極シートSの引き出しに伴い減少し、巻取りの径の減少に応じて第1ローラー43が移動して逆反り接触角θ1を増大させる。このため、逆反り接触角の総和は増大し、電極シートSに生じた強い巻き反りも矯正することができる。
(第の実施形態)
の実施形態に係る電極の製造装置および電極の製造装置を用いた電極の製造方法について説明する。本実施形態では、10個のローラーを用い、逆反り接触角の総和を参考例1よりも大きく設定した例である。参考例1と同一の構成については参考例1の説明を援用し、符号を共通して用いる。
図7に示すように、複数のローラー61〜70は、電極シートSの引き出し経路の上流側から下流側に順番に配置されている。本実施形態では、最も上流側のローラーを第1ローラー61とし、順に第2ローラー62、第3ローラー63、第4ローラー64、第5ローラー65、第6ローラー66、第7ローラー67、第8ローラー68、第9ローラー69とし、電極シートSの引き出し経路において最も下流側となるローラーを第10ローラー70としている。第1ローラー61〜第10ローラー70の回転軸心は、電極ロール42の軸心と平行である。第1ローラー61〜第10ローラー70は転動自在であって、電極ロール42を取り囲むように配置されている。本実施形態では、第1ローラー61〜第10ローラー70の下流側には、電極シートSを引き出すための駆動ローラー(図示せず)が設けられている。なお、説明の便宜上、図7の左を前方として右を後方とする。
本実施形態では、電極ロール42における電極シートSの引き出し開始の位置は、電極ロール42の下方であって、引き出し開始の位置から前方斜め上方へ電極シートSを向かわせる位置に第1ローラー61が配置されている。第1ローラー61の下方に第2ローラー62が配置され、第2ローラー62の後方に第3ローラー63が配置されている。第3ローラー63の上方に第4ローラー64が配置され、第4ローラー64の前方であって第1ローラー43のほぼ上方に第5ローラー65が配置されている。第5ローラー65の下方に第6ローラー66が配置され、第6ローラー66の後方に第7ローラー67が配置されている。第7ローラー67の上方に第8ローラー68が配置され、第8ローラー68の前方であって第5ローラー65のほぼ上方に第9ローラー69が配置されている。第9ローラー69の前方斜め下方に第10ローラー70が配置されている。従って、電極シートSの引き出し経路は、電極ロール42の周囲をほぼ2周する経路となっている。
本実施形態では、電極ロール42と駆動ローラーの回転により第1ローラー61〜第9ローラー69に対して電極シートSが巻き反りの方向と逆方向へ反って順に接触するように引き出される。従って、連続して配置される複数のローラー61〜70のうち、第1ローラー61〜第9ローラー69は、電極シートSの巻き反りの方向と逆方向へ反らせて巻き反りを矯正する矯正ローラーに相当する。一方、電極シートSの引き出し経路において最も下流側となる第10ローラー70に対して電極シートSが巻き反りの方向と同じ方向へ反って接触するように引き出される。従って、第10ローラー70は電極シートSを巻き反りの方向と同方向に反らせる送出ローラーに相当する。
第1ローラー61〜第9ローラー69は、電極シートSの巻き反りの方向と逆方向へ反らせて電極シートSと接触する。第1ローラー61〜第ローラー69では電極シートSとの接触範囲が存在する。接触範囲は、第1ローラー61〜第9ローラー69のそれぞれのローラー外周面において電極シートSが接触する周方向の範囲である。第1ローラー61〜第9ローラー69の接触範囲によって、第1ローラー61〜第9ローラー69のそれぞれに対応する逆反り接触角θ1〜θ9が規定される。本実施形態では、第1ローラー61の逆反り接触角θ1は150°である。また、第2ローラー62の逆反り接触角θ2、第3ローラー63の逆反り接触角θ3、第4ローラー64の逆反り接触角θ4、第5ローラー65の逆反り接触角θ5、第6ローラー66の逆反り接触角θ6、第7ローラー67の逆反り接触角θ7および第8ローラー68の逆反り接触角θ8はいずれも90°である。さらに、第9ローラー69の逆反り接触角θ9は80°である。従って、逆反り接触角の総和は、860°である。
第10ローラー70は、電極シートSの巻き反りの方向と同じ方向へ反らせて電極シートSと接触する。第10ローラー70では電極シートSとの接触範囲が存在する。接触範囲は、第10ローラー70のローラー外周面において電極シートSが接触する周方向の範囲である。第10ローラー70の接触範囲によって、第10ローラー70に対応する順反り接触角θ10が規定される。本実施形態では、第10ローラー70の順反り接触角θ10は80°であって、順反り接触角の総和は80°である。ここで、逆反り接触角の総和860°と順反り接触角の総和80°を差し引きすると、逆反り接触角が780°となる。
本実施形態では、逆反り接触角の総和および逆反り接触角度と順反り接触角度の差について、予め設定角度360°が設定されている。従って、本実施形態では、逆反り接触角度の総和860°は、予め設定した設定角度360°を越えているとともに、逆反り接触角度の総和860°と順反り接触角度80°の差は780°であり、設定角度360°を越えている。逆反り接触角度の総和が設定角度より大きく、また、逆反り接触角度の総和が順反り接触角度よりも大きく、逆反り接触角度と順反り接触角度の差が設定角度よりも大きく設定されている。このことにより、電極シートSが第1ローラー61から第10ローラー70を通って引き出されると、電極シートSの巻反りが矯正される。
本実施形態によれば、参考例1と同等の作用効果を奏する。
また、本実施形態では、逆反り接触角の総和は、860°であって、逆反り接触角の総和860°と順反り接触角の総和80°の差が、逆反り接触角780°である。このため、参考例1と比較すると、電極シートSは巻き反りと逆方向へ十分に反らされ、より確実に巻き反りを矯正することができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
○ 上記の実施形態では、電極ロールにおける電極シートの引き出し開始の位置は、電極ロールの下方であって、引き出し開始の位置から斜め上方へ電極シートを向かわせるようにしたが、この限りではない。電極シートの引き出し開始の位置は、電極ロールの周方向において自由であり、また、引き出し開始の位置から引き出される電極シートの引き出し方向について、特に制限を受けない。
○ 上記の実施形態では、引き出し機構において、電極シートを巻き反りの方向と同方向に反らせる送出ローラーとしての第6ローラー又は第10ローラーを設けるとしたが、この限りではない。例えば、送出ローラーが設けられず、矯正ローラーが引き出し経路に配置されるようにしてもよい。あるいは、複数の送出ローラーを設けてもよいが、この場合、逆反り接触角度の総和が順反り接触角度よりも大きく、逆反り接触角度と順反り接触角度の差が、設定角度を越えるようにすればよい。なお、逆反り接触角度と順反り接触角度の差の上限は、電極シートの条件に応じて設定されるが、引き出された電極シートに逆反りが必要以上に残存しない範囲にて設定すればよい。
○ 上記の実施形態では、逆反り接触角度の総和が500°又は860°を例示したが、逆反り接触角度の総和はこれに限らない。例えば、ローラーの数を増やして逆反り接触角度の総和が860°を超えるようにしてもよく、少なくとも、逆反り接触角度が予め設定した設定角度より大きければよい。なお、逆反り接触角度に対して予め設定される設定角度は360°に限定されない。設定角度は、例えば、360°以上でもよく、電極シートの寸法や材料等の条件や電極ロールへの巻取状態に応じて変更される。逆反り接触角の総和と順反り接触角の総和との差に対する設定角度も同様に、電極シートの寸法や材料等の条件や電極ロールへの巻取状態に応じて変更される。
○ 上記の実施形態では、成形工程において打ち抜き装置を有する成形機構により電極を得るとしたが、成形機構は打ち抜き装置以外の切断装置により電極を得るようにしてもよい。例えば、アブレシブウォータージェット装置を有する成形機構でもよく、この場合、アブレシブウォータージェット装置から研磨剤粒子を含む高圧流体を噴射することにより電極シートが切断されて電極を得ることができる。
10 二次電池
21 正極
22 負極
40、60 引き出し機構
41 成形機構
42 ロール軸
43、61 第1ローラー
44、62 第2ローラー
45、63 第3ローラー
46、64 第4ローラー
47、65 第5ローラー
48、66 第6ローラー
49 打ち抜き装置
67 第7ローラー
68 第8ローラー
69 第9ローラー
70 第10ローラー
S 電極シート(正極用)
θ1、θ2、θ3、θ4、θ5、θ6、θ7、θ8、θ9θ10 接触角

Claims (5)

  1. 金属箔の少なくとも一方の面に活物質層を備え、ロール状に巻かれた巻取状態の電極シートを引き出す引き出し工程と、引き出された電極シートを電極の形状に成形する成形工程とを有する電極の製造方法において、
    前記引き出し工程では、巻取状態から引き出される前記電極シートを、前記電極シートの巻き反りの方向と逆方向へ反らせて前記巻き反りを矯正する複数の矯正ローラーに順に接触させ、
    前記矯正ローラーと前記電極シートとの接触範囲により逆反り接触角が規定されるとき、前記逆反り接触角度の総和が360°を越え
    前記ロール状に巻かれた巻取状態の電極シートの巻取り径の減少に応じて、前記矯正ローラーにおける前記逆反り接触角を増大する方向へ前記矯正ローラーを移動し、前記巻取り径は巻取り径検出手段によって検出されることを特徴とする電極の製造方法。
  2. 前記引き出し工程では、前記電極シートを前記巻き反りの方向と同方向に反らせる送出ローラーに接触させ、
    前記送出ローラーにおける前記電極シートの接触範囲により前記逆反り接触角度よりも小さい順反り接触角が規定されるとき、
    前記逆反り接触角度と前記順反り接触角度の差は、360°を越えることを特徴とする請求項1記載の電極の製造方法。
  3. 金属箔の少なくとも一方の面に活物質層を備え、ロール状に巻かれた巻取状態の電極シートを引き出す引き出し工程と、引き出された電極シートを電極の形状に成形する成形工程とを有する電極の製造方法において、
    前記引き出し工程では、巻取状態から引き出される前記電極シートを、前記電極シートの巻き反りの方向と逆方向へ反らせて前記巻き反りを矯正する複数の矯正ローラーに順に接触させ、
    前記矯正ローラーと前記電極シートとの接触範囲により逆反り接触角が規定されるとき、前記逆反り接触角度の総和が360°を越え、
    前記巻取状態から引き出される前記電極シートの引き出し経路は、前記ロール状に巻かれた巻取状態の電極シートを支持する電極ロールの周囲を1周以上周回する経路であることを特徴とする電極の製造方法。
  4. 金属箔の少なくとも一方の面に活物質層を備え、ロール状に巻かれた巻取状態の電極シートを引き出す引き出し機構と、引き出された電極シートから切断又は打ち抜きにより電極を成形する成形機構とを有する電極の製造装置において、
    前記引き出し機構は、
    前記ロール状に巻かれた巻取状態の電極シートを支持する電極ロールと、
    前記電極シートが巻き反りの方向と逆方向へ反って順に接触するように、連続して配置される複数の矯正ローラーと、
    前記ロール状に巻かれた巻取状態の電極シートの巻取り径を検出する巻取り検出手段と、
    前記矯正ローラーを移動させるローラー移動手段と、を備え、
    前記矯正ローラーと前記電極シートとの接触範囲により逆反り接触角が規定されるとき、前記逆反り接触角度の総和が360°を越え、
    前記ローラー移動手段は、前記巻取り径の減少に応じて、前記矯正ローラーにおける前記逆反り接触角を増大する方向へ前記矯正ローラーを移動させることを特徴とする電極の製造装置。
  5. 金属箔の少なくとも一方の面に活物質層を備え、ロール状に巻かれた巻取状態の電極シートを引き出す引き出し機構と、引き出された電極シートから切断又は打ち抜きにより電極を成形する成形機構とを有する電極の製造装置において、
    前記引き出し機構は、
    前記ロール状に巻かれた巻取状態の電極シートを支持する電極ロールと、
    前記電極シートが巻き反りの方向と逆方向へ反って順に接触するように、連続して配置される複数の矯正ローラーと、を備え、
    前記矯正ローラーと前記電極シートとの接触範囲により逆反り接触角が規定されるとき、前記逆反り接触角度の総和が360°を越え、
    前記複数の矯正ローラーは5つ以上であり、
    前記複数の矯正ローラーの回転軸心は、前記電極ロールの回転軸心を取り囲むように配置されていることを特徴とする電極の製造装置。
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