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JP6478502B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Description

本発明は、文書情報を操作するための情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関するものである。
タブレット端末やスマートフォンに対する、タッチ操作により文書情報を操作する技術が知られている。たとえば、特許文献1に記載される技術では、タブレット端末にて文書を閲覧する際に、ペンをタブレット端末にタッチさせるペン操作を用いて文書への書き込み等を行うことができる。
ジェスチャー操作を検出するセンサを用いてジェスチャー操作により文書情報を操作する技術もある。このような技術を活用することで、キーボードやマウスなどの特別な操作デバイスを用意しなくとも、タッチ操作やジェスチャー操作による操作指示を与えることができる。
特開平8−137609
特許文献1では、ペン操作のモードをカーソル移動/範囲指定/ジェスチャー/手書き文字入力のどのモードであるかペンの入力時間とペンの移動量とを用いて判定している。ペン操作を認識しながらモードを判定している。
しかしながら、操作時間と操作移動量に明確な差がなく、区別が困難な操作がある。たとえば、文書を移動させる操作と文書への書き込みを指示する操作は、同一の操作により実現されるため、区別が難しい。指によりタッチ操作を行う場合を例にあげると、文書を移動させるための操作は、指を移動させたい方向へ動かす操作となる。一方、線を書き込むための操作は、線を書き込みたい方向へ指を動かす操作になる。どちらも、ある方向に向けて指を動かす操作となり、文書を移動させるために指を動かしているのか、線を書き込むために指を動かしているのかを判断することは困難である。
また、特許文献1では、ペン操作を認識しながら、ペン操作のモードを判定するので、ペン操作が始まったときには、どのモードのペン操作か正しく判断することができない。ペン操作の意図に対応した、端末の反応が遅れる、若しくは間違う可能性がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、区別することが困難な操作を区別し易くする情報処理装置を提供することを目的とする。また、その方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は以下の構成を備える。即ち、文書情報を検出する検出手段と、前記検出手段で検出した文書情報への操作情報を取得する取得手段と、前記取得手段で指示座標の変化が所定範囲内に停滞している第1操作情報を取得したか否かにより前記文書情報の移動許可を判断する判断手段と、前記第1操作情報を取得した場合、前記取得手段で取得した、前記文書情報に対する第1位置の指示から第2位置の指示への経過を伴う第2操作情報の操作を編集操作と解釈し、前記第1操作情報を取得しなかった場合、前記第2操作情報を移動操作と解釈する解釈手段と、を備え、前記取得手段は、前記検出手段で検出された複数の文書情報が関連していれば、関連する文書情報に対する操作情報を一連の操作情報として取得することを特徴とする
本発明によれば、文書情報への特定の第1操作情報を取得したか否かにより前記文書情報の移動許可を判断し、判断結果に基づいて、文書情報への第2操作情報を解釈することにより、区別することが困難な操作を区別し易くすることができる。
本発明の実施形態における文書情報操作の概念図である。 本発明の実施形態におけるハードウェア構成の一例である。 本発明の実施形態における文書処理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における文書処理システム全体の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態における文書情報の一例である。 本発明の実施形態における文書配置状態の一例である。 本発明の実施形態における操作指示の概要を示す概念図である。 本発明の実施形態における操作情報の一例である。 本発明の実施形態における移動許可判断処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態における操作情報テーブルの一例である。 本発明の実施形態における押さえ操作情報の一例である。 本発明の実施形態における文書処理システムの概要を示す概念図である。 本発明の実施形態における文書検出処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態における文書情報の一例である。 本発明の実施形態における文書配置状態の一例である。 本発明の実施形態における文書処理システムの概要を示す概念図である。 本発明の実施形態における操作情報の一例である。 本発明の実施形態における文書処理システムの概要を示す概念図である。 本発明の実施形態における文書検出処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態における文書処理システム全体の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態におけるハードウェア構成の一例である。
以下、本発明の好適な実施形態について添付の図面を参照して詳細に説明する。
<実施形態1>
はじめに、図1を用いて本実施形態における情報処理装置の処理概要を説明する。本実施形態では、タッチパネルを備えるタブレット端末101を用いる。タブレット端末101には、文書情報102を表示することが可能であり、該文書情報に対してタッチ操作を用いて移動や書き込みを行うことができる。このような処理を行う場合、移動操作と書き込み操作を区別することが難しい。本情報処理装置では、移動許可判断を行うことで、移動操作なのか書き込み操作なのかを区別している。具体的には、移動もしくは書き込み操作とは別に文書情報を押さえる操作をしているかを検出し、押さえる操作が検出された場合は移動を許可しないと判断する。
図1(b)は、操作103とは別に文書情報102を押さえる操作104が行われているため、操作103は移動操作ではないと判断され、書き込み操作として結果105が反映される。一方、図1(c)は、操作106とは別の文書情報102を押さえる操作が行われていないため、操作106は移動操作と判断され、移動操作の結果107が反映される。
以降、本実施形態について図2〜図20を用いて詳細に説明する。
図2は、本発明の実施形態における情報処理装置(以下、文書処理システムとも記載する。)のハードウェア構成の一例である。
CPU(Central Processing Unit)202は、各種処理のための演算や論理判断などを行い、バス201に接続された各種要素を制御する。
本文書処理システムは、プログラムメモリとデータメモリを含むメモリが搭載されている。プログラムメモリには、フローチャートにより後述する各種処理手順を含むCPUによる制御のためのプログラムを格納する。このメモリはROM(Read−Only Memory)203であっても良いし、外部記憶装置などからプログラムがロードされるRAM(Random Access Memory)204であっても良い。あるいは、これらの組合せで実現しても構わない。
記憶装置205は本実施形態に係るデータやプログラムを記憶しておくためのハードディスクなどの装置である。また、本実施形態では、写真や文書等を保持しておくためにも利用される。なお、写真や文書等を保持しておく装置としては、外部接続やネットワークに接続された不図示のデータ保持装置を用いても良い。ここで、外部記憶装置206は、たとえば、メディア(記録媒体)と、当該メディアへのアクセスを実現するための外部記憶ドライブとで実現することができる。このようなメディアとしては、たとえば、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVD、USBメモリ、MO、フラッシュメモリ等が知られている。
入力装置207はユーザからの指示を受け付け、情報処理装置に入力するための装置である。ユーザは入力装置207を介して、当該文書処理装置に指示を行う。入力装置207は、たとえば、ユーザによるタッチ指示を検出可能なタッチパネルやユーザのジェスチャー指示を検出可能なセンサにより実現することができる。
出力装置208は処理結果等を表示出力する表示手段としての装置である。出力装置208は、たとえば、出力のための回路を含むCRT(Cathode−Ray Tube)や液晶表示器などのディスプレイ装置により実現することができる。本実施形態においては、文書等を出力装置208に表示する。
インタフェース(以下、I/Fという)209は、情報の仲介を行う装置であり、このI/F209を介して外部装置とのデータのやり取りを行う。
図3は、本発明の実施形態における文書処理装置の構成を示すブロック図である。文書処理装置は、文書検出部301、移動許可判断部302、操作情報取得部303、操作情報解釈部304、操作実行部305から構成される。
文書検出部301は、タブレット端末に表示出力された文書情報を検出する。文書情報検出処理の詳細は後述する。
移動許可判断部302は、文書検出部301により検出された文書情報の移動を許可するか否かを判断する。移動許可判断処理の詳細は後述する。
操作情報取得部303は、タブレット端末に対して行われた操作情報を取得する。操作情報取得処理については後述する。
操作情報解釈部304は、操作情報が示す操作内容を決定する。具体的には、移動許可判断部302による判断結果に基づいて、操作情報取得部303により取得された操作情報が示す操作内容を決定する。移動許可判断部302による判断結果が、「移動を許可する」である場合、操作情報取得部303により取得された操作情報は、移動操作として解釈される。一方で、移動許可判断部302による判断結果が、「移動を許可しない」である場合、操作情報取得部303により取得された操作情報は、例えば、書き込み操作として解釈される。
操作実行部305は、操作情報解釈部304による操作情報の解釈結果に基づいて、実際の操作を実行する。
ブロック図が示す各処理は、図2のCPU202によって制御されている。前述したように、当該処理群の詳細は後述する。
図4は、本実施形態における文書処理装置全体の流れをフローチャートにより説明するものである。
ステップS4000は文書検出処理である。文書検出処理では、図3にて前述した文書検出部301によりタブレット端末に表示されている文書情報を検出する。具体的には、文書処理装置が表示出力する文書の表示位置および大きさを文書情報として取得する。図5は、取得した文書情報の一例である。文書情報は、文書を一意に特定するための文書ID501、文書情報の位置および大きさを示すための4頂点におけるx座標(502〜505)、y座標(506〜509)で構成される。各座標は、タブレット端末のディスプレイ左上を原点とした座標系で表現される。図6は、図5における文書IDがD001の文書の位置とサイズを示したものである。
ステップS4010は操作情報取得処理である。操作情報取得処理では、図3にて前述した操作情報取得部303によりタブレット端末に搭載されるタッチパネル用いて行われた文書情報に対する操作情報を取得する。具体的には、タッチパネルに対する指示座標を取得する。操作が連続して行われていれば、操作の軌跡に沿って座標を取得する。続いて、該操作と操作対象となる文書の関連付けを行う。文書の関連付け処理では、ステップS4000の文書検出処理で取得した文書情報(文書の表示位置及び大きさ)を用いて操作対象となる文書を特定する。文書の関連付け処理は、文書情報が保持する文書領域の内部への操作であるか否かを判定することで行う。文書領域内部への操作の場合は、該文書に対する指示として扱う。一方、文書領域外部への指示の場合は、文書情報に操作の関連付け処理を行わない。
図7は、操作指示の概要を示す図である。図7に示す例では、操作は座標(210,340)から座標(240,340)まで行われている。操作情報取得処理では、このように行われた操作を座標と時間、操作対象文書のセットで取得する。図8は、取得された操作情報の一例である。操作情報は、操作時刻801、操作位置x座標802、操作位置y座標803、操作対象文書を一意に特定する対象文書IDから構成される。図8の例では、09:12:32.1に(x,y)=(210,340)に指示が行われている。この指示座標が、ステップS4000で取得した文書情報に含まれるかを判定し、指示座標を含む文書情報を操作対象文書として特定する。取得した文書情報が図5に示したものである場合、指示座標は文書D001に含まれるため、09:12:32.1における指示の操作対象文書はD001である。続いて09:12:32.2において、(x,y)=(211,340)、対象文書D001に指示が行われている。同様に、操作は09:12:33.3まで続けられ、(x,y)=(240,340)、対象文書D001で指示が完了している。本実施形態では、所定時刻ごとの例として、0.1秒単位で指示座標を取得しているが、異なる単位を用いても良い。たとえば、指示座標の取得間隔を短くすることで、より細かい情報を取得することが可能になる。より細かい情報を取得することで、曲線などを入力する場合に精細な情報を表現することができる。一方、取得間隔を長くすることで、精細な情報を表現することはできなくなるが、処理負荷の軽減が可能になる。
また、本実施形態では操作対象文書の特定において、指示座標が文書内に包含されていることとしたが、異なる方法を用いてもよい。たとえば、操作開始時点の座標は文書に包含されており、その後の操作終了時点までの座標は文書外に存在してもよい。文書外への操作も許すことで、長い距離を移動させるための指示を行いやすくなる。
ステップS4020は移動許可判断処理である。移動許可判断処理では、図3にて前述した移動許可判断部302により、表示されている文書情報を移動しても良いか否かを判断する。移動許可判断処理の詳細は、図9を用いて後述する。移動許可判断処理の結果、「移動OK」と判断された場合、ステップS4030に移行する。移動許可判断処理の結果が「移動NG」の場合は、ステップS4050に移行する。
ステップS4030は移動操作情報解釈処理である。移動操作情報解釈処理では、図3にて前述した操作情報解釈部304により、ステップS4010にて取得した操作情報が移動操作であると解釈される。解釈された情報は、図10に一例を示す操作情報テーブルに格納される。操作情報テーブルは、操作種別1001、操作時刻1002、操作位置x座標1003、操作位置y座標1004、操作対象文書を一意に特定する対象文書ID1005から構成される。操作種別1001は、操作時刻1002、操作位置x座標1003および操作位置y座標1004、対象文書ID1005が示す操作情報の種別を示している。
ステップS4040は移動操作実行処理である。移動操作実行処理では、図3にて前述した操作実行部305により、ステップS4030にて設定された操作情報テーブルを参照して、実際の操作処理を実行する。
ステップS4050は編集操作情報解釈処理である。編集操作情報解釈処理では、図3にて前述した操作情報解釈部304により、ステップS4010にて取得した操作情報が書き込みとしての編集操作であると解釈される。解釈された情報は、ステップS4030における処理と同様に、操作情報テーブルに格納される。
ステップS4060は編集操作実行処理である。編集操作実行処理では、図3にて前述した操作実行部305により、ステップS4050にて設定された操作情報テーブルを参照して、実際の操作処理を実行する。
続いて、図4のステップS4020における移動許可判断処理について詳細を説明する。図9は、移動許可判断処理の流れをフローチャートにより説明するものである。
ステップS9000は操作検知処理である。操作検知処理は、タブレット端末のタッチパネルに対する操作を検知する処理であり、ステップS4010で取得した情報を示す。操作情報は、図8にて説明した操作情報と同様に、押さえ操作位置および操作時刻の情報から構成される。
ステップS9010は押さえ操作判定処理である。押さえ操作判定処理では、ステップS9000にて取得した操作情報が押さえ操作であるか判定する。押さえ操作の判定は、現時刻から予め定めた所定の時刻をさかのぼった範囲での指示座標の変化に基づき判定を行う。具体的には、所定の範囲内の時刻において、指示座標が変化していた場合は押さえ操作ではないと判定する。一方、指示座標が変化していない場合は押さえ操作として判定する。図11は、押さえ操作情報の一例である。ステップS4010で取得した操作情報から押さえ操作情報として判定された情報が削除され、残った操作情報が図2の記憶装置205に格納される。
押さえ操作判定処理により、押さえ操作と判定された場合はステップS9020へ移行する。押さえ操作ではないと判定された場合は、移動許可判断処理の結果を「移動OK」として処理を終了する。
なお、本実施形態では、指示座標が変化していた場合、押さえ操作ではないと判断したが、指示座標が変化した場合も押さえ操作であると判定しても良い。たとえば、予め定めた所定範囲内で指示座標に変化が起こった場合も、押さえていると判断しても良い。タッチパネルの精度によっては、ユーザが同一の場所を押さえているつもりでも異なる場所を押さえていると検出されてしまう可能性がある。指示座標の変化に許容範囲を持たせることで、柔軟に判定処理を行うことができる。
ステップS9020は文書領域取得処理である。文書領域取得処理は、図5に一例を示す文書情報から取得する。具体的には、図5におけるx座標(502〜505)およびy座標(506〜509)の値を取得する。
ステップS9030は押さえ領域判定処理である。押さえ領域判定処理では、ステップS9000で取得した押さえ操作情報がステップS9020で取得した文書領域内に存在するか否かを判定する。操作情報および文書領域は座標情報として取得されているため、これらの座標情報を比較することで操作情報が文書領域内に包含されるかを判定することができる。押さえ操作が文書領域内に存在すると判定された場合は、移動許可判断処理の結果を「移動NG」として処理を終了する。押さえ操作が文書領域内に存在しないと判定された場合は、移動許可判断処理の結果を「移動OK」として処理を終了する。
本実施形態では、文書情報を押さえているという操作に基づき、文書の移動許可を判断した。文書情報を押さえる操作は、紙文書に対して、紙が動かないように押さえる操作として一般的に行われるものであるため、ディスプレイ表示された文書情報への操作としても違和感のない操作感を実現することができる。
本実施形態では、一連の操作が行われている間に継続して押さえ操作が行われることを前提として説明を行った。押さえ操作は、継続して行わなくても良い。たとえば、一連の操作が行われる前に、押さえ操作を実施すると、押さえ操作が有効になる。押さえ操作が継続して行われていなくても、一連の操作中は、先に判断した移動許可判断が継続して有効になる。一連の操作が終わった後に、再度移動許可判断を行う。
また、本実施形態では、一連の操作が行われている間に押さえ操作が行われた場合、押さえ操作として判定したが、移動や編集などの操作とは異なるタイミングで押さえ操作が行われても良い。たとえば、一連の操作が行われる前に、押さえ操作を実施すると、押さえ操作が有効になる。そして、再度押さえ操作を行うことで押さえ操作を無効にする。押さえ操作が有効な間は、一連の操作は「移動NG」として扱われる。このような処理とすることで、移動や編集操作とは異なるタイミングで押さえ操作を実現することができる。
以上、詳細に説明したように、文書情報の移動許可判断を行い、該判断結果を用いて文書情報に対して行われた操作情報の解釈を行うことで、簡易な操作により複数の操作種別を区別することが可能になる。また、移動許可判断がされた後の操作が開始したときには、その操作種別を正しく判断しているので、滞りなく操作が文書情報に反映される。操作の反応が良くなる。
本実施形態では、編集操作として書き込みの場合のみを説明したが、異なる操作に対して適用しても良い。たとえば、文書の部分領域を選択するために指を動かす操作へも適用することが可能である。図4のステップS4050にて説明した編集操作情報解釈処理による解釈結果を領域選択として、図10にて例示した操作情報テーブルの操作種別1001に設定する。そして、ステップS4060にて説明した編集操作実行処理において、操作情報テーブルに保持される操作開始座標と操作終了座標を対角線上の頂点とする矩形領域を選択領域として設定することで、部分領域の選択処理へも適用することができる。
また、本実施形態では、文書情報の位置を動かすことを移動操作として説明したが、異なる操作を適用することも可能である。たとえば、スワイプ操作によるページ切り替えも移動操作として含めてもよい。スワイプ操作によるページ切り替えとスライド操作による書き込みの区別をするのは困難である。スワイプ操作によるページ切り替えについても移動許可判断処理により、移動許可がされていれば、スワイプ操作を有効にし、移動許可がされていなければ、スワイプ操作を無効に設定できる。
<実施形態2>
実施形態1では、タブレット端末における文書情報操作への適用例を説明した。本実施形態では、異なる端末における文書情報操作への適用例を説明する。具体的には、プロジェクタにより文書情報を投影し、投影面に対する操作情報をセンサにより取得する情報処理装置への適用について記載する。
図12は、本実施形態における文書処理の概要を示す図である。情報処理装置1201は、情報を投影するためのプロジェクタと投影面へのジェスチャー操作を検知するためのセンサが搭載されている。投影文書1202は、情報処理装置1201により投影された文書情報である。紙文書1203は、プロジェクタの投影面へ配置された文書紙面である。ユーザは、投影文書1202や紙文書1203に対してジェスチャー操作により操作指示を行い、情報の書き込み等の編集操作を行う。情報処理装置1201を用いることで、ディスプレイデバイスが存在しない場所で、情報処理装置が保持するデジタル情報を投影して投影情報の操作を行えることに加えて、紙文書など、実体を持つコンテンツに対して重畳投影することが可能になる。したがって、紙文書と投影情報を混在させて文書作業を行いたい場合も効率的な作業が実現できる。
図21は、情報処理装置1201のハードウェア構成の一例である。
CPU2101、ROM2102,RAM2103,記憶装置2104、I/F2108は、CPU202,ROM203,RAM204,記憶装置205、インターフェース209と同様である。
撮像装置2105は、カメラによる文書の撮像を行う。ジェスチャ取得装置2106は、操作者のジェスチャを取得するセンサである。投影装置2107は、例えば机上に投影情報を投影する。
以降、本文書処理装置への適用例を説明する。本文書処理装置の全体処理は、図4におけるステップS4000(文書検出処理)およびステップS4040(移動操作実行処理)を除き、実施形態1における図4で説明した方法と同様である。
本実施形態では、デジタル情報として表示・投影される文書に加えて、紙文書が存在する。したがって、文書検知処理では投影される文書に加えて紙文書を検知する必要がある。図13は、本実施形態における文書検知処理の流れをフローチャートにより示すものである。
ステップS13000は投影文書検出処理であり、投影されている文書の表示位置および大きさを文書情報として検出する。該処理は、図4におけるステップS4000にて説明した処理と同様の方法で実現することができる。
ステップS13010は紙文書検出処理であり、投影面に配置された紙文書の位置および大きさを文書情報として検出する。具体的には、情報処理装置1201に搭載されている赤外センサを用いて、紙文書が置かれたことを検出する。予め、赤外センサを用いて紙文書が置かれていない時点の投影面の情報を取得しておき、該情報と任意時点の赤外センサによる取得情報を常時比較することで、紙文書が置かれたことを検出することができる。言い換えると、赤外センサによる取得情報に差異が存在する領域が文書領域として検出される。該文書領域を用いて、紙文書の位置と大きさを取得することができる。
図14は、文書検知処理結果の一例を示すものである。図5と同様に、文書を一意に特定するための文書ID1401、文書情報の位置および大きさを示すための4頂点におけるx座標(1402〜1405)、y座標(1406〜1409)、検出された文書の種別を示す文書種別(1410)で構成される。図15は、図14の文書情報が示す文書の位置および大きさを示す図である。
なお、本実施形態では、紙文書を検出するために赤外センサによる取得情報を用いたが、異なる方法を用いることもできる。カメラなどの撮像装置により取得可能な画像情報から文書領域を検出する文書領域検知技術を用いることも可能である。たとえば、画像内のエッジ集合から直線状に連なるエッジを検出し、同直線から文書領域を構成する四辺を推定する技術が知られている。
続いて、本実施形態における移動操作実行処理について説明する。移動操作実行処理では、操作対象の文書種別を取得する。操作対象の文書種別が投影文書の場合は、投影文書の表示位置を操作情報が示す情報分だけ移動する。一方、操作対象の文書種別が紙文書の場合は、移動操作を実行しないで処理を完了する。紙文書の場合は、ユーザによる操作時において、紙文書が移動することになるため、本処理において移動操作処理を実行する必要はない。
本実施形態では、文書に重なりがない状態で存在している例について説明したが、文書が重なっている場合も適用することが可能である。図13を用いて説明した文書検出処理において、重なりが許される状態で文書の位置と大きさを検出する。そして、図9のステップS9030における押さえ領域判定処理において重なり領域も文書領域内として判定することで、重なっている文書に対しても処理を適用することが可能になる。上方の文書情報に対する押さえ操作情報を、下方の文書情報に対する押さえ操作情報として取得する。
以上、詳細に説明したように、投影文書、紙文書、双方に対して区別困難な操作を区別することができる。紙文書をスキャンするなどしてデジタル情報に変換しなくとも、操作の意図を正しく反映させることが可能になるため、文書作業の負荷を軽減することができる。
<実施形態3>
実施形態1および実施形態2では、文書情報の移動許可判断として、タッチもしくはジェスチャーによる文書情報への押さえ動作を検知する方法を用いたが、手指以外のオブジェクトを用いて移動許可を判断しても良い。具体的には、文鎮やペーパーウエイト、画鋲などのオブジェクトが置かれているかを検知することで、移動許可判断を行うことができる。
以下、本処理について説明を行う。図9のステップS9000にて、操作検知処理を行う際に、文鎮やペーパーウエイト、画鋲などのオブジェクトを検知し、オブジェクトが置かれた位置と時刻を取得する。取得された情報は、図8と同様に、位置および時刻として保持される。オブジェクトの検知は、既存のオブジェクト検知技術を用いることが可能である。たとえば、予めオブジェクトの画像を記録しておき、記録された画像が配置されたか否かを投影面の撮影画像から判断することでオブジェクトを検知することができる。押さえ操作検知処理以外の処理は、実施形態1と同様の処理で実現可能である。
なお、オブジェクトの検知は、異なる方法を用いてもよい。オブジェクトの重さを検知するセンサを用いて、オブジェクトが置かれたことを検知することも可能である。
以上、説明したように、移動許可判断処理において手指以外のオブジェクトを検知することで、タッチやジェスチャーなどの人間による操作だけでなく、物理的に実体を持つオブジェクトを用いて制御することも可能である。紙文書に対して一般的に使用されるオブジェクトを投影・表示情報にも適用することで、違和感のない操作で区別が困難な操作の区別を簡単に提供することが可能である。
<実施形態4>
実施形態3では、文書情報の移動許可判断として、物理的なオブジェクトを用いた方法を説明したが、明示的な操作デバイスを用いて移動許可判断を行っても良い。たとえば、ペダルやボタンなどを用意しておき、該ペダルやボタンが押されているか否かに基づいて、移動許可を決定することができる。
具体的には、図9におけるステップS9000の操作検知処理にて、ペダルもしくはボタンが押されているか判定する。それ以外の処理は、実施形態1にて説明した方法と同様の処理で実現できる。操作検知の方法としては、ペダルやボタンが押されている場合「押さえている」として扱い、押されていない場合「押さえていない」として扱う。
本実施形態では、ペダルやボタンが押されている場合、「押さえている」として扱ったが、逆でもよい。ペダルやボタンが押されている場合、「押さえていない」として扱うこともできる。また、ペダルやボタンを押すたびに「押さえている」状態と「押さえていない」状態を切り替えてもよい。たとえば、初期状態を「押さえていない」状態とする場合、1度ペダルもしくはボタンを押すと「押さえている」状態に移行する。「押さえていない」状態で、ペダルもしくはボタンを押すと「押さえている」状態へ移行する処理としてもよい。
また、複数の文書が存在する場合は、ペダルやボタンを押すたびに適用文書を切り替えてもよい。たとえば、文書1と文書2の2つの文書が存在する場合を考える。初期状態は、いずれの文書も「押さえていない」状態とする。初期状態でペダルもしくはボタンを押すと全ての文書を「押さえている」状態とする。もう一度ペダルもしくはボタンを押すと文書1を「押さえている」状態とする。文書1を「押さえている」状態の際に、ペダルもしくはボタンを押すと文書2を「押さえている」状態とする。そして、文書2を「押さえている」状態の際に、再度ペダルもしくはボタンを押すと初期状態に戻るという状態遷移を行うことも可能である。
以上、説明したように、移動許可判断処理においてペダルもしくはボタンの状態を検知することで、ペダルやボタンのような明示的な操作デバイスを用いて制御することも可能である。ペダルのような明示的な操作デバイスを用いることで、足踏みなど手以外の身体部位による操作によって、移動許可を切り替えることが可能になる。結果として、効率的に手が使えるようになるため、手を頻繁に使う文書処理作業において作業効率を向上させることができる。
<実施形態5>
上述の実施形態では、文書情報の移動許可判断として、タッチ操作・オブジェクト検出・明示的な指示デバイスの状態を判断基準として用いたが、音声を用いることもできる。
具体的には、音声により「移動OK」「移動NG」を指示することも可能である。具体的には、図9におけるステップS9000の操作検知処理において、音声により「移動OK」もしくは「移動NG」が指示されているか検知する。指示の検知には、既存の音声認識技術を用いることができる。
本実施形態では、指示検知において「移動OK」もしくは「移動NG」の2種を用いたが、異なる分類を用いてもよい。たとえば、「移動許可」「移動不可」などのキーワードを用いることも可能である。加えて、「移動は許可しません」のように文章での入力も可能である。
また、文書が複数存在する場合は、適用対象文書を音声にて指示することも可能である。たとえば、文書1と文書2が存在する場合、「文書2の移動は許可しません」と入力することで、文書2のみを移動できない状態にすることもできる。
以上、説明したように、移動許可判断処理において音声による指示内容を検知することで、音声により制御することも可能である。音声のような入力方法を用いることで、手などの身体部位を用いる必要がなくなる。結果として、効率的に身体部位を使えるようになるため、身体部位を頻繁に用いる文書処理作業の作業効率を向上させることができる。
<実施形態6>
上述の実施形態では、ユーザが1人の場合について説明を行ったが、ユーザが複数人存在している場合について説明する。
図16は、実施形態2にて説明した文書処理を複数人で行った場合の概念図である。情報処理装置1601を机1602の上に配置し、机1602を挟んで2名のユーザが文書処理作業を実施している。ユーザ1の指示が操作1603であり、ユーザ2の指示が操作1604である。このように、ユーザが複数存在する場合、移動許可判断処理を机1602上の文書に対して一律に行ってしまうと、操作者以外のユーザの操作により、操作者の意図が正しく反映されない可能性がある。たとえば、ユーザ1が文書情報の移動操作を行いたい場合に、ユーザ2が文書情報を押さえる動作をしてしまっていると、ユーザ1の操作は移動ではなく書き込みとして解釈されてしまう可能性がある。
そこで、本課題に対して、本実施形態では図4におけるステップS4020の操作情報取得処理およびステップS4030の移動許可判断処理において操作情報を取得する際に、操作指示時刻および指示座標だけでなく、操作者の情報も取得する。そして、操作者が同一の操作情報のみを移動許可判定に用いることで異なるユーザが操作した情報を無効にし、操作者の意図を正しく反映する。
操作者情報の取得には、既存の人物特定技術を用いる。たとえば、予め使用する人物の画像データを登録しておく。そして、情報処理装置にカメラを付与し、該カメラにより撮影された画像を解析することで、人物を特定することが可能である。また、ユーザのジェスチャー操作を検知する際に、ユーザの手がどの方向から入ってきているのかを検知し、異なる方向から手を入れているユーザは異なるユーザとして判断することも可能である。
図17は、操作者の情報も含めた操作情報の一例である。操作者を特定する操作者ID1701、操作時刻1702、操作位置x座標1703、操作位置y座標1704、操作対象の文書を一意に特定する対象文書ID1705から構成される。同一操作者の特定は、操作者IDを参照して実現することができる。
以上、説明したように、操作者の情報を取得することで、複数の操作者が存在する場合も移動許可判断を実現することが可能である。
また、操作者の情報に加えて操作対象の文書を特定し、同一の操作者が同一の文書に対して行った操作のみを適用することも可能である。複数の文書が存在する場合、各操作者が異なる文書に対して同時に操作を行う可能性がある。本処理を適用することで、各操作者が異なる文書に対して同時に操作を行う場合も、操作者の意図通りに文書への操作を行うことが可能である。
<実施形態7>
上述の実施形態では、紙文書と投影文書が単独で存在する場合について説明したが、紙文書と投影文書が関連するように表示制御されている場合について説明する。
図18は、紙文書と投影文書が関連するように表示制御されている場合の一例である。情報処理装置1801は、実施形態2の情報処理装置1201と同様に、情報を投影するためのプロジェクタとジェスチャー操作を検知するためのセンサ、投影面に配置された文書を撮像して画像データとして取り込むためのカメラが搭載されている。情報処理装置1801を用いて紙文書1802に対して紙文書に関連する付加情報1803を投影することが可能である。情報処理装置1801に搭載されるカメラにより紙文書1802を撮像し、撮像結果の画像データを解析して、紙文書1802の内容に関連する付加情報1803を特定する。そして、情報処理装置1801の記憶装置内、若しくはネットワークを介して他のコンピュータから、関連する付加情報1803を取得する。たとえば、紙文書を撮像して得られた画像データに対して既存の文字認識処理を用いて文字データを取得し、文字データに関連する情報検索を行った結果を付加情報として扱うことができる。
このように、紙文書とともに投影表示された付加情報は、ユーザにとって紙文書と同一の文書として扱いたい場合も存在するが、上述の実施形態では紙文書と付加情報は異なる文書として扱われてしまう。
本実施形態では、本課題を解決する処理を説明する。本課題を解決するために、図4におけるステップS4000の文書検出処理を変更する。図4のステップS4000以外の処理は上述の実施形態と同様である。
図19は、本実施形態における文書検出処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS19000は投影文書検出処理であり、図13のステップS13000で説明した処理と同様に、投影された文書の表示位置および大きさを文書情報として検出する。
ステップS19010は紙文書検出処理であり、図13のステップS13010で説明した処理と同様に、投影面に配置された紙文書の位置および大きさを文書情報として検出する。
ステップS19020は文書間の関連性判断処理であり、ステップS19000およびステップS19010で取得された文書情報間に関連性が存在するか判断し、関連性があると判断された場合は、同一文書IDを設定する。文書情報間の関連性判断は、ステップS19000で取得した情報が紙文書の付加情報であるか否かを判断して行う。具体的には、紙文書の付加情報である場合は関連すると判断し、紙文書の付加情報でない場合は関連しないと判断する。紙文書の付加情報であるか否かの判定では、ステップS19010で取得した紙文書の付加情報を前述の方法により取得し、該付加情報とステップS19000で取得した投影文書が同一のものであるかを比較する。比較方法は、付加情報のデータ所在地を一意に特定するURIもしくはデータを構成するバイナリを比較することにより実現できる。比較の結果、同一のものである場合は、ステップS19000で取得した投影文書とステップS19010で取得した紙文書は関連すると判断する。一方、比較結果が同一のものでないと判定された場合は、ステップS19000で取得した投影文書とステップS19010で取得した紙文書は関連しないと判断する。
以上、説明したように、投影文書と紙文書の関連性を判断することで、紙文書の付加情報を紙文書と同一の情報として扱うことができる。したがって、紙文書を押さえているかを判定することで移動許可判断を行い、付加情報への書き込みを行う操作を正しく判断することを実現することができる。関連する情報に対する操作情報を一連の操作情報として取得することができる。
<実施形態8>
上述の実施形態では、移動許可判断処理の結果、移動NGの場合は、文書が移動しないことを前提に説明を行った。一方、紙文書の場合、文書が移動しないように文書を押さえていたにも関わらず、書き込み操作などの押さえる操作とは異なる操作指示によって、文書が動いてしまう可能性がある。
たとえば、紙文書を押さえる力が弱い場合は、押さえる操作とは異なる操作指示により、紙文書が動いてしまう可能性がある。また、実施形態2などで説明したようにジェスチャーにより操作指示を行う場合、文書を押さえるジェスチャーを行っていても文書が動いてしまう可能性がある。赤外センサなどを用いた空間ジェスチャー操作の場合、空間上のジェスチャーを認識することができる。したがって、厳密には文書を物理的に接触して押さえていない場合でも押さえ操作として判定されてしまう可能性がある。具体的には、紙文書に対して上の空間で押さえる操作を行った場合も押さえる意図のある押さえ操作として判定されてしまう可能性がある。一方、紙文書自体は、物理的な接触を持って押さえられていないため、別の操作指示によって紙文書が動いてしまう可能性がある。
ユーザの意図としては、移動NGとしているにも関わらず、操作指示によって紙文書が動いてしまうと、意図しない編集操作が実行されてしまう。編集操作を実行する際に、編集対象となる紙文書が動いてしまうと、ユーザの意図とは異なる編集結果になる可能性がある。たとえば、書き込み操作として実行される場合、紙文書が動いてしまっていると、意図した箇所とは異なる部分への書き込みとして扱われてしまうことになる。
本実施形態では、この課題を解決するための方法を説明する。図20は、本実施形態の全体処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS20000は文書検出処理であり、図4のステップS4000における処理と同様である。
ステップS20010は操作情報取得処理であり、図4のステップS4010における処理と同様である。
ステップS20020は移動許可判断処理であり、図4のステップS4020における処理と同様に移動許可判断を行う。移動許可判断処理の結果、「移動OK」と判断された場合はステップS20030へ移行する。「移動NG」と判断された場合は、ステップS20050へ移行する。
ステップS20030は移動操作情報解釈処理であり、図4のステップS4030における処理と同様である。
ステップS20040は移動操作実行処理であり、図4のステップS4040における処理と同様である。
ステップS20050は編集操作情報解釈処理であり、図4のステップS4050における処理と同様である。
ステップS20060は文書移動判断処理である。文書移動判断処理では、現時点の文書情報を取得し、ステップS20000にて取得した文書情報と比較する。文書情報の比較の結果、文書の位置および大きさに変化があった場合、「移動あり」と判断し、編集操作を実行せずに処理を終了する。文書の位置および大きさに変化がなかった場合は、「移動なし」と判断し、ステップS20070へ移行する。文書移動判断処理における文書情報の取得処理は、図4のステップS4000にて説明した方法と同様である。
ステップS20070は編集操作実行処理であり、図4のステップS4060における処理と同様である。
以上、説明したように、編集操作を行う前に文書移動の判断を行うことで、意図せず文書が動いてしまった場合に編集操作を無効化し、意図しない編集操作が行われることを防ぐことができるようになる。
<その他の実施形態>
上述の実施形態にて説明した移動許可判断処理とは異なる移動許可判断処理を行うことも可能である。たとえば、予め規定しておいたジェスチャーを行うことで、移動OKと移動NGの状態を切り替えることもできる。また、移動OKと移動NGの状態を切り替えるためのUIを提供してもよい。一例としては、文書情報の周辺に移動OKと移動NGの状態を切り替えるためのGUIを提供し、該GUIが指示されるたびに状態を切り替えることも可能である。
また、上述の実施形態では、明示的な指示に基づき移動許可判断処理を実施したが、明示的な指示を用いずに移動許可判断処理を実施することも可能である。たとえば、ユーザの視線を取得し、該視線情報を用いて移動許可判断処理を実現する。特定の情報に視線が集中している際は、該情報を注視しているため、書き込み等の編集作業を行うものと想定し、移動NGと判定する。一方で、視線情報が所定領域に集中しない場合は、移動OKと判定することも可能である。
さらに、明示的でない条件による移動許可判断処理として、ワークフローにおける状態を活用することもできる。たとえば、文書情報毎に必要な操作を予め規定しておき、規定操作が完了するまでは、移動NGとする。規定操作が完了した後は、移動OKと判定してもよい。本処理により、文書情報を用いたプレゼンにおいて、説明が必須の部分に対して書き込みが行われるまでは説明が未完了であるとみなして、移動NGとすることで、説明忘れなどを防止することが可能になる。
または、明示的でない条件による移動許可判断処理として、文書情報の配置状態を活用してもよい。たとえば、複数の文書情報が存在する際に、文書情報同士が重なっている場合、重なり度合いを用いて移動許可判断を行うことができる。文書情報同士の重なり度合いが予め規定しておいた度合いよりも大きい場合(文書領域の大部分が重なっている場合)、移動OKと判断する。重なり度合いが規定値よりも小さい場合は、上述の実施形態に記載した処理により移動OKもしくは移動NGを判断することもできる。文書が重なっている場合に上側に存在する文書へ書き込むと、下側の文書へ写り込みなどが生じる可能性があるが、重なり度合いが大きい場合は本処理によりユーザ指示が移動処理として扱われるため、写り込みを避けることが可能になる。
なお、上述の実施形態では、ジェスチャー操作による操作対象を2次元の文書情報としたが、3次元のオブジェクトを対象としてもよい。文書情報を検出したのと同様に、3次元画像の取得センサなどを用いて3次元のオブジェクトの位置および大きさを検出し、移動許可判断処理の結果によって、3次元オブジェクトへの編集操作を切り替えることができる。この場合の移動許可処理については、上述の実施形態で記載した処理を用いてもよいし、異なる方法を用いることも可能である。たとえば、移動許可処理として、予め規定した3次元空間へのジェスチャーの有無を用いて移動許可判断を行うこともできる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
301 文書検出部
302 移動許可判断部
303 操作情報取得部
304 操作情報解釈部
305 操作実行部

Claims (9)

  1. 文書情報を検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出した文書情報への操作情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段で指示座標の変化が所定範囲内に停滞している第1操作情報を取得したか否かにより前記文書情報の移動許可を判断する判断手段と、
    前記第1操作情報を取得した場合、前記取得手段で取得した、前記文書情報に対する第1位置の指示から第2位置の指示への経過を伴う第2操作情報の操作を編集操作と解釈し、前記第1操作情報を取得しなかった場合、前記第2操作情報を移動操作と解釈する解釈手段と、
    を備え
    前記取得手段は、前記検出手段で検出された複数の文書情報が関連していれば、関連する文書情報に対する操作情報を一連の操作情報として取得することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記取得手段は、所定時刻ごとに指示座標の位置を取得した操作情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記取得手段は、前記文書情報の領域内に前記操作情報が存在する場合、前記文書情報と前記操作情報とを関連付けることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記検出手段が2つの重なった文書情報を検出した場合、
    前記取得手段は、上方の文書情報に対する前記特定の第1操作情報を、下方の文書情報に対する前記特定の第1操作情報として取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記文書情報を投影する投影手段をさらに備え、
    前記文書情報は、前記投影手段により投影された投影情報であることを特徴とする請求項1乃至3何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記文書情報を表示する表示手段をさらに備え、
    前記文書情報は、前記表示手段により表示された表示情報であることを特徴とする請求項1乃至何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記複数の文書情報は、投影情報と紙文書とであることを特徴とする請求項記載の情報処理装置。
  8. 文書情報を検出する検出工程と、
    前記検出工程で検出した文書情報への操作情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程で指示座標の変化が所定範囲内に停滞している第1操作情報を取得したか否かにより前記文書情報の移動許可を判断する判断工程と、
    前記第1操作情報を取得した場合、前記取得工程で取得した、前記文書情報に対する第1位置の指示から第2位置の指示への経過を伴う第2操作情報の操作を編集操作と解釈し
    、前記第1操作情報を取得しなかった場合、前記第2操作情報を移動操作と解釈する解釈工程と、
    を備え、
    前記取得工程では、前記検出工程で検出された複数の文書情報が関連していれば、関連する文書情報に対する操作情報を一連の操作情報として取得することを特徴とする情報処理方法。
  9. コンピュータを、
    文書情報を検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出した文書情報への操作情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段で指示座標の変化が所定範囲内に停滞している第1操作情報を取得したか否かにより前記文書情報の移動許可を判断する判断手段と、
    前記第1操作情報を取得した場合、前記取得手段で取得した、前記文書情報に対する第1位置の指示から第2位置の指示への経過を伴う第2操作情報の操作を編集操作と解釈し、前記第1操作情報を取得しなかった場合、前記第2操作情報を移動操作と解釈する解釈手段と、
    として機能させ
    前記取得手段は、前記検出手段で検出された複数の文書情報が関連していれば、関連する文書情報に対する操作情報を一連の操作情報として取得するためのプログラム。
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