JP6480321B2 - 作業機の冷却制御システム及び作業機 - Google Patents
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Description
本発明の作業機の冷却制御システムは、出力軸を有する原動機と、前記原動機の出力軸の回転動力によって回転するファンと、前記原動機の実回転数を検出する第1検出装置と、前記ファンの実回転数を検出する第2検出装置と、前記ファンの実回転数とファンの目標回転数との差分に対して比例制御を行う比例制御部と、前記差分に対して積分制御を行う積分制御部と、前記差分に対して微分制御を行う微分制御部と、前記原動機又はファンの状態に基づいて、前記比例制御、積分制御、微分制御のいずれかの変更を行う変更部とを有する制御装置と、を備え、前記変更部は、前記原動機の始動時に前記積分制御部及び微分制御部を無効にする。
作業機の冷却制御システムは、出力軸を有する原動機と、前記原動機の出力軸の回転動力によって回転するファンと、前記原動機の実回転数を検出する第1検出装置と、前記ファンの実回転数を検出する第2検出装置と、前記ファンの実回転数とファンの目標回転数との差分に対して比例制御を行う比例制御部と、前記差分に対して積分制御を行う積分制御部と、前記差分に対して微分制御を行う微分制御部と、前記原動機又はファンの状態に基づいて、前記比例制御、積分制御、微分制御のいずれかの変更を行う変更部とを有する制御装置と、を備え、前記変更部は、前記ファンの目標回転数を所定以上変更した場合に、前記積分制御部を無効にする。
作業機は、上述した作業機の冷却制御システムを備えている。
図8は、ホイルローダの全体図である。
まず、作業機として、ホイルローダを例にあげ説明する。なお、作業機は、ホイルローダに限定されず、コンパクトトラックローダ、スキッドステアローダ、バックホー等であっても、その他の作業機であってもよい。
図1、2に示すように、作業機の冷却制御システムは、冷却装置20を備えている。冷却装置20は、原動機18を動力源として駆動する装置であって、粘性の流体を用いた粘
性式のクラッチファンである。冷却装置20は、回転軸21と、ロータ22と、ハウジング(ケース)23と、流体設定部(流体設定装置)24と、ファン25とを有している。
ハウジング23は、回転軸21に軸受33を介して回転自在に支持されている。ハウジング23の外側には、複数枚の羽根を有するファン25が装着されている。したがって、ハウジング23を回転させることによってファン25を回転させることができる。
図3は、ファンの目標回転数、ファンの実回転数及びエンジンの実回転数の関係の一例である。図3に示すように、ファンの目標回転数F1を変更した場合、エンジンの実回転数E1が幾らであっても、ファンの目標回転数F1に追随してファンの実回転数F2が変更することが理想的である。しかしながら、上述したように、粘性式のクラッチファンでは、ファンの目標回転数F1を変更している状態にも関わらず、ファンの実回転数F2がエンジンの実回転数E1に追随して変化してしまうという張り付き現象が生じて、ファンの目標回転数F1にファンの実回転数F2が応答しない場合がある。即ち、ファンの目標回転数の変更時においてファンの実回転数の応答性が良好でない場合がある。
制御装置40は、第1検出装置41と、設定部42とを備えている。第1検出装置41は、エンジン18の実際の回転数(実回転数)を検出する装置である。即ち、第1検出装置41は、出力軸19の付近に設けられ、エンジン18の出力軸19の実回転数を検出する。設定部42は、応答改善処理を行う部分であって、制御装置40を構成する電気・電子部品、当該制御装置40に組み込まれたプログラム等から構成されている。設定部42は、ファンの目標回転数をエンジンの実回転数よりも予め低くすることで、ファンの目標回転数の変更時におけるファンの実回転数の応答性を向上させている。
比例制御部44、積分制御部45及び微分制御部46は、制御装置40を構成する電気・電子部品、当該制御装置40に組み込まれたプログラム等から構成されている。図5は、制御装置40の制御ブロックを示している。図5に基づいて、比例制御部44、積分制御部45及び微分制御部46について説明する。
るため、ファンの実回転数をファンの目標回転数まで素早く変更することができ、さらに、ファンの目標回転数は応答改善処理後の値であるため、ファンの目標回転数を変更した場合には、ファンの実回転数をエンジンの実回転により張り付くことなく、ファンの目標回転数の近くにすることができる。
また、制御装置40は、変更部47を有している。変更部47は、制御装置40を構成する電気・電子部品、当該制御装置40に組み込まれたプログラム等から構成されている。
変更部47は、エンジン18の始動時に、積分制御部45及び微分制御部46を無効にする。具体的には、図6Aに示すように、ポイントP1で、エンジン18の始動を開始後、エンジンの実回転数E1が所定の回転数に達するまでの間は、変更部47によりI制御及びD制御を無効にすることで、制御装置40は、P制御によりファン25の制御を行う。
さて、図7Aは、PID制御を行っている状況下において、エンジンの実回転数を低下させた場合の状況を示している。図7Aの矢印B1に示すように、エンジンの実回転数E
1を低下させると、これに応じてファンの目標回転数F1が低下する。エンジンの実回転数E1を低下させた後は、ファンの目標回転数F1が下がり、下がったファンの目標回転数F1に追随してファンの実回転数F2が低下することが理想的である。しかしながら、実際の制御では、ファンの目標回転数F1に対してファンの実回転数F2が上下する(振動)することがある。このときでのファンの目標回転数F1に対するファンの実回転数F2の上下幅は±70〜80rpm、即ち、張付防止回転数の大よそ半分である。ファンの実回転数F2がファンの目標回転数F1に対して所定幅以上、上下動する状況下においてPID制御を続け、さらに、再び、ファンの目標回転数を上昇させた場合は、図7の矢印Cに示すように、オーバシュートが大きくなってしまう。即ち、エンジンの実回転数E1を所定以上低下させることによって、エンジンの実回転数E1とファンの実回転数F2との差(D1=E1−F2)が張付防止回転数以下になったとする。この場合に、PID制御を続けると、ファンの目標回転数を上昇させた際は、図7の矢印Cに示すように、オーバシュートが大きくなってしまう。エンジンの実回転数E1を低下させた結果、エンジンの実回転数E1とファンの実回転数F2との差が所定以下(張付防止回転数の1/2倍以下)になる区間(エンジンの実回転数を低下させてから上昇させるまでの区間)G1において、積分制御によるI成分が増加することによって、オーバシュートが大きくなると考えられる。そこで、変更部47は、上述したように、エンジンの実回転数E1が所定以上低下させた場合において、エンジンの実回転数E1とファンの実回転数との差D1が予め定められた所定値以下(張付防止回転数の1/2倍以下)の場合は、図7Bに示すように、積分制御部45を無効にする。例えば、図7BのポイントP2でエンジンの実回転数E1を低下した場合において、変更部47は、エンジンの実回転数E1とファンの実回転数との差D1が張付防止回転数の1/2倍以下になった場合に、ファンの制御をPID制御からPD制御に変更する。これにより、図7Bの矢印HC1に示すように、ファンの実回転数F2のオーバシュートを抑制することができる。
2 機体
3 作業装置
4 支持フレーム
5 前輪
6 後輪
9 リフトアーム
10 バケット
12 リフトシリンダ
13 バケットシリンダ
14 運転席
16 ステアリング
17 操作装置
18 原動機
19 出力軸
20 冷却装置
21 回転軸
22 ロータ
22a ラビリンス部
23 ハウジング
23a 壁部
23b ギャップ
23c 貯蔵室
23d 流路
24 流体設定部(流体設定装置)
25 ファン
30 プーリ
31 プーリ
32 駆動ベルト
33 軸受
40 制御装置
41 第1検出装置
42 設定部
43 第2検出装置
44 比例制御部
45 積分制御部
46 微分制御部
Claims (6)
- 出力軸を有する原動機と、
前記原動機の出力軸の回転動力によって回転するファンと、
前記原動機の実回転数を検出する第1検出装置と、
前記ファンの実回転数を検出する第2検出装置と、
前記ファンの実回転数とファンの目標回転数との差分に対して比例制御を行う比例制御部と、前記差分に対して積分制御を行う積分制御部と、前記差分に対して微分制御を行う微分制御部と、前記原動機又はファンの状態に基づいて、前記比例制御、積分制御、微分制御のいずれかの変更を行う変更部とを有する制御装置と、
を備え、
前記変更部は、前記原動機の始動時に前記積分制御部及び微分制御部を無効にする作業機の冷却制御システム。 - 出力軸を有する原動機と、
前記原動機の出力軸の回転動力によって回転するファンと、
前記原動機の実回転数を検出する第1検出装置と、
前記ファンの実回転数を検出する第2検出装置と、
前記ファンの実回転数とファンの目標回転数との差分に対して比例制御を行う比例制御部と、前記差分に対して積分制御を行う積分制御部と、前記差分に対して微分制御を行う微分制御部と、前記原動機又はファンの状態に基づいて、前記比例制御、積分制御、微分制御のいずれかの変更を行う変更部とを有する制御装置と、
を備え、
前記変更部は、前記原動機の実回転数と予め定められた所定回転数との差である閾値よりも、前記ファンの実回転数が大きい場合に、前記積分制御部及び微分制御部を無効にする作業機の冷却制御システム。 - 出力軸を有する原動機と、
前記原動機の出力軸の回転動力によって回転するファンと、
前記原動機の実回転数を検出する第1検出装置と、
前記ファンの実回転数を検出する第2検出装置と、
前記ファンの実回転数とファンの目標回転数との差分に対して比例制御を行う比例制御部と、前記差分に対して積分制御を行う積分制御部と、前記差分に対して微分制御を行う微分制御部と、前記原動機又はファンの状態に基づいて、前記比例制御、積分制御、微分制御のいずれかの変更を行う変更部とを有する制御装置と、
を備え、
前記変更部は、前記原動機の始動時であって、前記原動機の実回転数と予め定められた所定回転数との差である閾値よりも前記ファンの実回転数が大きい場合に、前記積分制御部及び微分制御部を無効にし、前記ファンの実回転数が前記閾値以下になった場合に積分制御部及び微分制御部を有効にする作業機の冷却制御システム。 - 出力軸を有する原動機と、
前記原動機の出力軸の回転動力によって回転するファンと、
前記原動機の実回転数を検出する第1検出装置と、
前記ファンの実回転数を検出する第2検出装置と、
前記ファンの実回転数とファンの目標回転数との差分に対して比例制御を行う比例制御部と、前記差分に対して積分制御を行う積分制御部と、前記差分に対して微分制御を行う微分制御部と、前記原動機又はファンの状態に基づいて、前記比例制御、積分制御、微分制御のいずれかの変更を行う変更部とを有する制御装置と、
を備え、
前記変更部は、前記ファンの目標回転数を所定以上変更した場合に、前記積分制御部を無効にする作業機の冷却制御システム。 - 前記ファンが装着されたハウジングと、
前記原動機の出力軸の回転動力によって回転し、且つ、前記ハウジングとの間に形成されたギャップに導入された流体によって当該ハウジングと共に回転するロータと、
前記ギャップに導入する前記流体の導入量を設定する流体設定部と、
を備えている請求項1〜4のいずれかに記載の作業機の冷却制御システム。 - 請求項1〜5のいずれかの作業機の冷却制御システムを備えた作業機。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015252272A JP6480321B2 (ja) | 2015-12-24 | 2015-12-24 | 作業機の冷却制御システム及び作業機 |
| PCT/JP2016/087354 WO2017110644A1 (ja) | 2015-12-24 | 2016-12-15 | 作業機の冷却制御システム及び作業機 |
| DE112016005993.0T DE112016005993T5 (de) | 2015-12-24 | 2016-12-15 | Kühlsteuersystem für Arbeitsmaschine und Arbeitsmaschine |
| US16/014,330 US10865692B2 (en) | 2015-12-24 | 2018-06-21 | Working machine and cooling control system for the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015252272A JP6480321B2 (ja) | 2015-12-24 | 2015-12-24 | 作業機の冷却制御システム及び作業機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017115701A JP2017115701A (ja) | 2017-06-29 |
| JP6480321B2 true JP6480321B2 (ja) | 2019-03-06 |
Family
ID=59233694
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2015252272A Active JP6480321B2 (ja) | 2015-12-24 | 2015-12-24 | 作業機の冷却制御システム及び作業機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP6480321B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP7211396B2 (ja) * | 2020-04-28 | 2023-01-24 | トヨタ自動車株式会社 | ファンカップリング装置の制御装置 |
| JP7255548B2 (ja) | 2020-04-28 | 2023-04-11 | トヨタ自動車株式会社 | ファンカップリング装置の制御装置 |
Family Cites Families (1)
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| JP4753278B2 (ja) * | 2004-10-12 | 2011-08-24 | 臼井国際産業株式会社 | 外部制御式ファンクラッチの制御方法 |
-
2015
- 2015-12-24 JP JP2015252272A patent/JP6480321B2/ja active Active
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