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JP6481505B2 - 電力変換装置 - Google Patents
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JP6481505B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、二つの電力変換モジュールが並列配置された電力変換装置に関する。
二つの電力変換モジュールを並列配置した電力変換装置としては、下記特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載の電力変換装置は、二つの電力変換モジュール間で、電極端子の同極同士を近接させて接続している。
特許第4305537号公報
特許文献1の電力変換装置は、二つの電力変換モジュール間で、電極端子の同極同士を近接させて接続しているので、接続する際に使用する導通部材が短くなる。このため、例えば部品の寸法公差などによって、二つの電力変換モジュール相互間で設置位置の高さが異なって段差が発生した場合には、短い導通部材に過度な応力が発生する恐れがある。
そこで、本発明は、電極端子の同極同士を接続する導通部材に発生する応力を緩和することを目的としている。
本発明は、第1電力変換モジュールと第2電力変換モジュールとの間で、いずれも同極同士を接続する第1導通部材と第2導通部材とは、第1電力変換モジュールと第2電力変換モジュールとの間で互いに交差していることを特徴とする。
第1導通部材及び第2導通部材は、それぞれの交差部が互いに離間するように、少なくともいずれか一方が屈曲している。
本発明によれば、第1導通部材及び第2導通部材は、第1電力変換モジュールと第2電力変換モジュールとの間で同極同士を近接させて接続して互いに交差させない場合に比較して、電極端子間の経路長が長くなる。これにより、二つの電力変換モジュール相互間に、部品の寸法公差などによって段差があっても、第1導通部材及び第2導通部材に発生する応力を緩和することができる。
本発明の第1の実施形態に係る電力変換装置に概略を示す斜視図である。 (a)は第1の実施形態における第1バスバーの第2バスバーとの位置関係を示す平面図、(b)は第1バスバーの側面図である。 第2の実施形態に係る電力変換装置に概略を示す斜視図である。 (a)は第2の実施形態における第1バスバーの第2バスバーとの位置関係を示す平面図、(b)は第1バスバーの側面図である。 第3の実施形態に係る電力変換装置に概略を示す斜視図である。 (a)は第3の実施形態における第1バスバーの第2バスバーとの位置関係を示す平面図、(b)は第1バスバーの側面図である。 第4の実施形態に係る電力変換装置に概略を示す斜視図である。 第4の実施形態の第1バスバーの斜視図である。 図7のA−A断面図である。 第5の実施形態に係る電力変換装置に概略を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電力変換装置の概略を示す斜視図である。実施形態の電力変換装置は、第1電力変換モジュール1と第2電力変換モジュール3とを備えている。第1電力変換モジュール1及び第2電力変換モジュール3は、図示していないが、パワー半導体素子を収容するパワーモジュール、平滑用コンデンサ、モータ制御基板などを備え、例えばインバータを構成している。
第1電力変換モジュール1及び第2電力変換モジュール3は、いずれも平面視で矩形状であり、平板形状の冷却器7上に互いに離間した状態で並列配置してある。冷却器7内には、例えば冷却水が流れる通路を備え、通路を流れる冷却水によって第1電力変換モジュール1及び第2電力変換モジュール3が冷却される。
以下図1を含む各図において、第1電力変換モジュール1と第2電力変換モジュール3との配列方向をX方向とし、第1、第2電力変換モジュール1,3の冷却器7に対する設置面と平行な面でのX方向に対して直交する方向をY方向とする。
第1電力変換モジュール1の第2電力変換モジュール3から離れた位置にあるY方向に沿う辺部の近傍には、三つの外部出力端子9,11,13を並べて設けている。外部出力端子9,11,13には、それぞれバスバー15,17,19が接続され、バスバー15,17,19は第1三相交流モータ21に接続される。
第2電力変換モジュール3の第1電力変換モジュール1から離れた位置にあるY方向に沿う辺部の近傍には、三つの外部出力端子23,25,27を並べて設けている。外部出力端子23,25,27には、それぞれバスバー29,31,33が接続され、バスバー29,31,33は第2三相交流モータ35に接続される。
第1電力変換モジュール1の第2電力変換モジュール3に近い位置にあるY方向に沿う辺部の近傍には、二つの第1電極端子37及び第2電極端子39が、第1電力変換モジュール1の辺部に沿って並べて配置される。第1電極端子37が正極で、第2電極端子39が負極である。
一方、第2電力変換モジュール3の第1電力変換モジュール1に近い位置にあるY方向に沿う辺部の近傍には、二つの第3電極端子41及び第4電極端子43が、第2電力変換モジュール3の辺部に沿って並べて配置される。第3電極端子41が正極で、第4電極端子43が負極である。第2電力変換モジュール3は、電極端子の配置に関し、第1電力変換モジュール1の第1電極端子37、第2電極端子39の順に並べて配置される方向に沿って、第4電極端子43、第3電極端子41の順に並べて配置される。
互いに異極の、第1電力変換モジュール1の第1電極端子37と第2電力変換モジュール3の第4電極端子43とは、X方向に沿って近接して配置される。一方、互いに異極の、第1電力変換モジュール1の第2電極端子39と第2電力変換モジュール3の第3電極端子41とは、X方向に沿って近接して配置される。
したがって、第1電極端子37、第2電極端子39、第3電極端子41、第4電極端子43の四つの電極端子は、四角形における四つの角部に位置することになる。
共に正極である第1電極端子37と第3電極端子41とは、第1導通部材としての第1バスバー45によって接続し、共に負極である第2電極端子39と第4電極端子43とは、第2導通部材としての第2バスバー47によって接続している。したがって、第1バスバー45と第2バスバー47とは、第1電力変換モジュール1と第2電力変換モジュール3との間で互いに交差している。
第1バスバー45及び第2バスバー47には、直流電源となるバッテリ49が接続される。バッテリ49からの直流電流は、第1バスバー45及び第2バスバー47を経由して第1電力変換モジュール1と第2電力変換モジュール3とに供給される。第1電力変換モジュール1及び第2電力変換モジュール3は、直流電流を交流電流に変換して第1三相交流モータ21及び第2三相交流モータ35にそれぞれ供給する。
次に、第1バスバー45及び第2バスバー47について詳細に説明する。第1バスバー45と第2バスバー47とは、図1に示すように表裏を逆にして使用しているだけであって、形状が同一なので、主として第1バスバー45について説明する。
第1バスバー45は、図2に示すように、第1電極端子37及び第3電極端子41がそれぞれ固定される端子固定部45a及び45bと、端子固定部45a及び45bに対してそれぞれ同一平面で、互いに近づく方向に屈曲する延長部45c及び45dと、を備えている。延長部45c及び45dの端子固定部45a及び45bと反対側には、図2(b)に示すように、冷却器7のある下方に向けてほぼ90度屈曲する縦壁部45e及び45fが設けられる。
縦壁部45e及び45fの下端同士は、交差部45gによって接続される。図2(a)に示すように、交差部45gと、延長部45c,45dとは、同一直線上に位置している。交差部45gは、第2バスバー47の同形状部位である交差部47gと互いに交差する部分である。交差状態での互いの交差部は、縦壁部を有することによって、図2(a)中で紙面に直交する方向が互いに離間することになる。さらに、交差部の長さ(縦壁部相互の間隔)は、バスバー同士が接触しないように、相手側のバスバーの幅より充分大きくしている。
図2(a)では、第2バスバー47を二点鎖線で示している。第2バスバー47の第1バスバー45と同一部分には、第1バスバー45と同様なアルファベットの小文字「a」〜「g」を「47」に追加して、「47a」〜「47g」としている。
このように、本実施形態では、正極同士を接続する第1バスバー45と、負極同士を接続する第2バスバー47とが、第1電力変換モジュール1と第2電力変換モジュール3との間で、交差部45g,47gにより互いに交差している。このため、第1バスバー45及び第2バスバー47は、第1電力変換モジュールと第2電力変換モジュールとの間で同極同士を近接させて接続して互いに交差させない場合に比較して、電極端子間の経路長が長くなる。
これにより、二つの電力変換モジュール相互間に、部品の寸法公差などによって、冷却器7への搭載位置に関して高さ方向(X方向及びY方向に直交する方向)に段差があっても、経路長が長い分第1、第2バスバー45,47に発生する応力を緩和できる。第1バスバー45及び第2バスバー47が互いに交差しているので、電極端子間の経路長が長くなっても、第1電力変換モジュール1と第2電力変換モジュール3との間隔は小さくて済み、装置全体の小型化に寄与することができる。
本実施形態は、第1バスバー45及び第2バスバー47は、形状が互いに同一である。このため、複数種類のバスバーを製造する必要がなく、製造コスト低減に寄与することができる。
本実施形態は、第1バスバー45及び第2バスバー47は、互いに交差する交差部45g,47gが互いに離間するように、縦壁部により屈曲している。このため、屈曲する分経路長がさらに長くなり、第1バスバー45及び第2バスバー47に発生する応力をより緩和することができる。
図3は、本発明の第2の実施形態に係る電力変換装置の概略を示す斜視図である。第2の実施形態は、第1の実施形態に対し、第1バスバー45A及び第2バスバー47Aのみ異なる。その他の構成は第1の実施形態と同様である。なお、図3では、図1に示してあるモータ及びバッテリは省略している。
第1の実施形態と同様に、第1バスバー45Aと第2バスバー47Aとは、図3に示すように表裏を逆にして使用しているだけであって、形状が同一なので、主として第1バスバー45Aについて説明する。
第1バスバー45Aは、図4に示すように、第1電極端子37が固定される接続部としての端子固定部45Aaと、端子固定部45Aaに対して同一平面で、第2電極端子39に対して離れる方向(図4(a)中で上方)に延設される第1導通部材第1部分としての延長部45Abと、を備えている。延長部45Abから第2電力変換モジュール3に向けて(図4中で右側)僅かに突出する上突出部45Acが設けられ、上突出部45Acから冷却器7のある下方(図4(a)の紙面裏側)に向けてほぼ90度屈曲する縦壁部45Adが設けられる。
縦壁部45Adの下端からは、第2電力変換モジュール3に向けて(図4(a)中で右側)僅かに突出して延設される下突出部45Afが設けられる。上突出部45Acと下突出部45Afとで、延長部45Abから第2電力変換モジュール3に向けて延設される第1導通部材第2部分を構成する。
さらに、第1バスバー45Aは、図4に示すように、第3電極端子41が固定される接続部としての端子固定部45Agと、端子固定部45Agに対して同一平面で、第4電極端子43に対して離れる方向(図4(a)中で下方)に延設される第1導通部材第3部分としての延長部45Ahと、を備えている。延長部45Ahから第1電力変換モジュール1に向けて(図4(a)中で左側)僅かに突出する上突出部45Aiが設けられ、上突出部45Aiから冷却器7のある下方(図4(a)の紙面裏側)に向けてほぼ90度屈曲する縦壁部45Ajが設けられる。
縦壁部45Ajの下端からは、第1電力変換モジュール1に向けて(図4(a)中で左側)僅かに突出して延設される下突出部45Akが設けられる。上突出部45Aiと下突出部45Akとで、延長部45Ahから第1電力変換モジュール1に向けて延設される第1導通部材第4部分を構成する。
下突出部45Afの延長部45Abに対して反対側と、下突出部45Akの延長部45Ahに対して反対側とは、第1導通部材第5部分としての交差部45Amによって互いに接続される。交差部45Amは、第2バスバー47Aの同形状部位である交差部47Amと互いに交差する部分である。交差状態での互いの交差部は、縦壁部を有することによって、図4(a)中で紙面に直交する方向が互いに離間することになる。さらに、縦壁部同士の図4(a)中で左右方向の間隔は、バスバー同士が接触しないように、バスバーの交差部での幅(図4(a)中で左右方向の幅)より充分大きくしている。
図4(a)では、第2バスバー47Aを二点鎖線で示している。第2バスバー47Aの第1バスバー45Aと同一部分には、第1バスバー45Aと同様なアルファベットの小文字「a」〜「o」を「47A」に追加して、「47Aa」〜「47Ao」としている。延長部47Abは第2導通部材第1部分、上突出部47Ac及び下突出部47Afは第2導通部材第2部分、延長部47Ahは第2導通部材第3部分、上突出部47Ai及び下突出部47Akは第2導通部材第4部分、交差部47Amは第2導通部材第5部分、をそれぞれ構成する。
このように、第2の実施形態では、正極同士を接続する第1バスバー45Aと、負極同士を接続する第2バスバー47Aとが、第1電力変換モジュール1と第2電力変換モジュール3との間で、交差部45Am,47Amにより互いに交差している。このため、第1バスバー45A及び第2バスバー47Aは、第1電力変換モジュール1と第2電力変換モジュール3との間で同極同士を近接させて接続して互いに交差させない場合に比較して、電極端子間の経路長が長くなる。
これにより、二つの電力変換モジュール相互間に、部品の寸法公差などによって、冷却器7への搭載位置に関して高さ方向(X方向及びY方向に直交する方向)に段差があっても、第1バスバー45A及び第2バスバー47Aに発生する応力を緩和することができる。第1バスバー45A及び第2バスバー47Aが互いに交差しているので、電極端子間の経路長が長くなっても、第1電力変換モジュール1と第2電力変換モジュール3との間隔は小さくて済み、装置全体の小型化に寄与することができる。
第2の実施形態は、図4(a)に示すように、第1バスバー45Aの端子固定部45Aa,45Agのそれぞれの中心(電極端子の中心)相互を結ぶ直線Pが横切るように、凹部45An,45Aoが第1バスバー45Aに形成されている。凹部45An,45Aoは、端子固定部45Aa側と端子固定部45Ag側とで互いに離れる方向に凹むように切り欠かれている。これにより、交差部45Amは、第1、第2電力変換モジュール1,3の辺部に沿ってより長く形成される。第2バスバー47Aの交差部47Amも同様である。
このため、第1バスバー45A及び第2バスバー47Aは、電極端子間の経路長をより長くすることができ、第1バスバー45A及び第2バスバー47Aに発生する応力をより確実に緩和することができる。
第2の実施形態は、第1の実施形態と同様に、第1バスバー45A及び第2バスバー47Aは、形状が互いに同一である。このため、複数種類のバスバーを製造する必要がなく、製造コスト低減に寄与することができる。
第2の実施形態は、第1バスバー45A及び第2バスバー47Aは、互いに交差する交差部45Am,47Amが互いに離間するように、縦壁部により屈曲している。このため、屈曲する分経路長がさらに長くなり、第1バスバー45A及び第2バスバー47Aに発生する応力をより緩和することができる。
図5は、本発明の第3の実施形態に係る電力変換装置に概略を示す斜視図である。第3の実施形態は、第1の実施形態に対し、第1バスバー45B及び第2バスバー47Bが異なり、さらに絶縁部材51を追加している。その他の構成は第1の実施形態と同様である。なお、図5では、モータ及びバッテリは省略している。
第3の実施形態は、第1バスバー45B及び第2バスバー47Bを、冷却器7上に配置した板状の電気的絶縁性のある絶縁部材51の表面に近接または接触させている。
図6(a)は、第1バスバー45Bを実線で示し、第2バスバー47Bを二点鎖線で示している。第1バスバー45Bは、第1電極端子37に固定される端子固定部45Baと、端子固定部45Baから下方(図6(a)中で紙面裏側)の絶縁部材51に向けて屈曲する縦壁部45Bbと、を備えている。さらに、第1バスバー45Bは、第3電極端子41に固定される端子固定部45Bcと、端子固定部45Bcから下方(図6(a)中で紙面裏側)の絶縁部材51に向けて屈曲する縦壁部45Bdと、を備えている。
縦壁部45Bdは、第2電力変換モジュール3の辺部に対し、離間した状態で平行に、第4電極端子43に向けて延長され、縦壁延長部45Beが設けられる。縦壁延長部45Beは、第2バスバー47Bの後述する同形状部分の縦壁延長部47Beに対し、第1電力変換モジュール1と第2電力変換モジュール3との間で互いに交差する交差部となる。
縦壁延長部45Beの縦壁部45Bdと反対側の下端(図6(a)中で紙面裏側の端部)と、縦壁部45Bbの下端(図6(a)中で紙面裏側の端部)とは、被冷却部45Bfによって互いに接続される。被冷却部45Bfは、下面が絶縁部材51の表面に近接または接触している。絶縁部材51は、第1電力変換モジュール1と第2電力変換モジュール3との間の隙間に配置され、高熱伝導材料の例えばセラミックで構成される。
第2バスバー47Bは、図6(a)に二点鎖線で示すように、第2電極端子39に固定される端子固定部47Baと、端子固定部47Baから下方(図6(a)中で紙面裏側)の絶縁部材51に向けて屈曲する縦壁部47Bbと、を備えている。さらに、第2バスバー47Bは、第4電極端子43に固定される端子固定部47Bcと、端子固定部47Bcから下方(図6(a)中で紙面裏側)の絶縁部材51に向けて屈曲する縦壁部47Bdと、を備えている。
縦壁部47Bdは、第1バスバー45Bの縦壁延長部45Beに対し離間した状態で平行に、第3電極端子41に向けて延長され、縦壁延長部47Beが設けられる。縦壁延長部47Beは、縦壁延長部45Beを間にして第2電力変換モジュール3と反対側に位置している。
縦壁延長部47Beの縦壁部47Bdと反対側の下端(図6(a)中で紙面裏側の端部)と、縦壁部47Bbの下端(図6(a)中で紙面裏側の端部)とは、被冷却部47Bfによって互いに接続される。被冷却部47Bfは、下面が絶縁部材51の表面に近接または接触している。
第3の実施形態は、正極同士を接続する第1バスバー45Bと、負極同士を接続する第2バスバー47Bとが、第1電力変換モジュール1と第2電力変換モジュール3との間で、交差部となる縦壁延長部45Be,47Beによって互いに交差している。このため、第1バスバー45B及び第2バスバー47Bは、第1電力変換モジュール1と第2電力変換モジュール3との間で同極同士を近接させて接続して互いに交差させない場合に比較して、電極端子間の経路長が長くなる。
これにより、二つの電力変換モジュール相互間に、部品の寸法公差などによって、冷却器7への搭載位置に関して高さ方向(X方向及びY方向に直交する方向)に段差があっても、第1バスバー45B及び第2バスバー47Bに発生する応力を緩和することができる。第1バスバー45B及び第2バスバー47Bが互いに交差しているので、電極端子間の経路長が長くなっても、第1電力変換モジュール1と第2電力変換モジュール3との間隔は小さくて済み、装置全体の小型化に寄与することができる。
第3の本実施形態は、第1バスバー45Bの被冷却部45Bf及び第2バスバー47Bの被冷却部47Bfが、冷却器7上に配置した絶縁部材51に対し近接または接触している。このため、第1バスバー45B及び第2バスバー47Bは、冷却器7の冷熱が絶縁部材51を介して伝達されて温度上昇が抑制される。これにより、第1バスバー45B及び第2バスバー47Bは、電気抵抗が小さくなって電流が効率よく流れ、電力変換装置として信頼性が向上する。
第1バスバー45B及び第2バスバー47Bは温度上昇が抑制されるので、断面積をより小さくでき、バスバー自体の小型化、低コスト化を達成できる。また、第1バスバー45B及び第2バスバー47Bが冷却されるので、第1電力変換モジュール1及び第2電力変換モジュール3の温度上昇も抑制される。なお、冷却器7の表面が電気的に絶縁されていれば、絶縁部材51は不要であり、被冷却部45Bf,47Bfを冷却器7の表面に近接または接触させる。
図7は、本発明の第4の実施形態に係る電力変換装置に概略を示す斜視図である。第4の実施形態は、第1の実施形態に対し、第1バスバー45C及び第2バスバー47Cのみ異なる。その他の構成は第1の実施形態と同様である。なお、図7では、モータ及びバッテリは省略している。
第4の実施形態は、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様に、第1バスバー45Cと第2バスバー47Cとは、図7に示すように表裏を逆にして使用しているだけであって、形状が同一なので、主として第1バスバー45Cについて説明する。
第1バスバー45Cは、図8に示すように、第1電極端子37が固定される端子固定部45Caと、端子固定部45Caの第2電力変換モジュール3側の端部から、冷却器7のある下方に向けてほぼ90度屈曲する縦壁部45Cbと、を備えている。さらに、第1バスバー45Cは、第3電極端子41が固定される端子固定部45Ccと、端子固定部45Ccの第1電力変換モジュール1側の端部から、冷却器7のある下方に向けてほぼ90度屈曲する縦壁部45Cdと、を備えている。
縦壁部45Cbの端子固定部45Caと反対側の端部と、縦壁部45Cdの端子固定部45Ccと反対側の端部とは、交差部45Ceによって接続される。交差部45Ceは、第2バスバー47Cの同形状部位である交差部47Ceと互いに交差する部分である。交差状態での互いの交差部は、縦壁部を有することによって、X方向及びY方向に直交する方向で互いに離間することになる。さらに、縦壁部同士のX方向の間隔は、バスバー同士が接触しないように、バスバーの交差部における幅(X方向の幅)より充分大きくしている。
以下の説明では、第2バスバー47Cの第1バスバー45Cと同一形状部分には、符号「47C」に、第1バスバー45Cと同様なアルファベットの小文字「a」〜「e」を追加して、「47Ca」〜「47Ce」とする。
第4の実施形態は、図示しないバッテリからの直流電流が、図7のA−A断面図である図9に示すように、第1バスバー45Cの交差部45Ceに、矢印Mで示すように、図9中で左から右に向けて流れる。逆に、第2バスバー47Cの交差部47Ceには、直流電流が矢印Nで示すように、図9中で右から左に向けて流れる。
このように、第1バスバー45C及び第2バスバー47Cのそれぞれの交差部45Ce,47Ceは、電流が互いに逆方向に向けて流れるように交差している。電流が互いに逆方向に向けて流れる交差部45Ce,47Ceは、僅かな間隔をおいて互いに対向配置されている。電流が交差部45Ce,47Ceにて互いに逆方向に流れることで、流れる電流によって発生する磁界が互いに打ち消され、第1バスバー45C及び第2バスバー47Cの相互インダクタンスが低減する。
交差部45Ce,47Ceでのそれぞれの磁界が打ち消されて相互インダクタンスが低減することにより、図示していない平滑用コンデンサは一方の電力変換モジュールに設けるだけで、他方でのノイズ等の影響が抑制される。このため、第1電力変換モジュール1及び第2電力変換モジュール3に、平滑用コンデンサを個別に設ける必要がなく、部品点数が削減される。
第4の実施形態も、第1〜第3の実施形態と同様に、第1バスバー45Cと第2バスバー47Cとが、第1電力変換モジュール1と第2電力変換モジュール3との間で、交差部45Ce,47Ceにより互いに交差している。このため、第1、第2バスバー45C,47Cは、電極端子間の経路長が長くなり、第1、第2バスバー45C,47Cに発生する応力を緩和できるなど、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
図10は、本発明の第5の実施形態に係る電力変換装置に概略を示す平面図である。
第1〜第4の実施形態では、第1電極端子37と第4電極端子43とは、例えば図1に示すように、X方向に沿って互いに対向する位置関係にある。第2電極端子39と第3電極端子41との位置関係も同様である。つまり、互いにほぼ同形状の第1電力変換モジュール1と第2電力変換モジュール3とは、Y方向にずれていない。
これに対して第5の実施形態は、図10に示すように、第1電力変換モジュール1と第2電力変換モジュール3とがY方向に互いにずれている。これにより、第1電極端子37と第4電極端子43とがY方向にずれ、第2電極端子39と第3電極端子41とがY方向にずれている。第1バスバー45D及び第2バスバー47Dの形状は、図1の第1バスバー45及び第2バスバー47とほぼ同様であり、互いにほぼX形状に交差している。
すなわち、第1バスバー45D及び第2バスバー47Dは、互いに交差する交差部45Dg,47Dgをそれぞれ備えている。交差部45Dg,47Dgは、図1の交差部と同様に、互いに離間するように、電極端子が固定される部位に対して下方及び上方にそれぞれ屈曲している。
図10の例は、第1バスバー45Dによって第1電極端子37と接続される第3電極端子41は、Y方向に関し第1電極端子37と第2電極端子39との間のほぼ中間に位置している。したがって、第1バスバー45Dは、図1の第1バスバー45よりも電極端子間の経路長が短いが、X方向に対しては斜めになっているので、その分経路長は長くなる。第2バスバー47Dは、図1の第2バスバー47よりもさらに経路長が長い。
このように、第5の実施形態は、第1〜第4の実施形態と同様に、第1バスバー45Dと第2バスバー47Dとが、第1電力変換モジュール1と第2電力変換モジュール3との間で、交差部45Dg,47Dgにより互いに交差している。このため、第1、第2バスバー45D,47Dは、電極端子間の経路長が長くなり、発生する応力を緩和することができる。
なお、図10において、同極同士の第1電極端子37と第3電極端子41とがY方向にずれずに、X方向に沿って対向配置されていてもよい。この場合、第1電極端子37と第3電極端子41とを接続する第1バスバー45Dは、直線状となって経路長が短くなる。しかし、第1バスバー45Dは、交差部45Dgが第2バスバー47Dの交差部47Dgに対して離間するように屈曲していることで、その分経路長を長く確保することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、これらの実施形態は本発明の理解を容易にするために記載された単なる例示に過ぎず、本発明は当該実施形態に限定されるものではない。本発明の技術的範囲は、上記実施形態で開示した具体的な技術事項に限らず、そこから容易に導きうる様々な変形、変更、代替技術なども含む。
例えば、図1、図3、図7、図10の各実施形態は、第1バスバーと第2バスバーとが、交差部にてX方向及びY方向に直交する方向に関して互いに離間するように、第1、第2バスバー双方を屈曲させているが、いずれか一方を屈曲させるようにしてもよい。要するに、第1バスバーと第2バスバーとの交差部が互いに離間するように屈曲していればよい。
各実施形態は、第2電力変換モジュール3は、電極端子の配置に関し、第1電力変換モジュール1の第1電極端子37、第2電極端子39の順に並べて配置される方向に沿って、第4電極端子43、第3電極端子41の順に並べて配置されている。これにより、第1電極端子37と第3電極端子41とを接続する第1バスバー45と、第2電極端子39と第4電極端子43とを接続する第2バスバー47とが、ほぼX形状に互いに交差する。
これに対し、第2電力変換モジュール3の第3電極端子41と第4電極端子43との位置を入れ替えた場合にも、本発明を適用できる。この場合、第1電極端子37と第3電極端子41とを接続する第1バスバー及び、第2電極端子39と第4電極端子43とを接続する第2バスバーを、単に直線状としたのでは、平行となってしまい交差しない。
交差させるには、第1バスバー及び第2バスバーの少なくともいずれか一方を、X方向及びY方向を含む面内で屈曲形成する。屈曲形成することで、電極端子間の経路が長くなり、応力緩和に寄与できる。このとき、交差部においては、図1の第1の実施形態や図3の第2の実施形態と同様に、X方向及びY方向に直交する方向に関して互いに離間するように、第1、第2バスバーの少なくともいずれか一方を、X方向及びY方向に直交する方向に屈曲させる。
1 第1電力変換モジュール
3 第2電力変換モジュール
37 第1電力変換モジュールの第1電極端子
39 第1電力変換モジュールの第2電極端子
41 第2電力変換モジュールの第3電極端子
43 第2電力変換モジュールの第4電極端子
45,45A,45B,45C,45D 第1バスバー(第1導通部材)
45g,47g,45Ce,47Ce,45Dg,47Dg 交差部
45Aa,45Ag,47Aa,47Ag 端子固定部(接続部)
45Ab 第1バスバーの延長部(第1導通部材第1部分)
45Ac 第1バスバーの上突出部(第1導通部材第2部分)
45Af 第1バスバーの下突出部(第1導通部材第2部分)
45Ah 第1バスバーの延長部(第1導通部材第3部分)
45Ai 第1バスバーの上突出部(第1導通部材第4部分)
45Ak 第1バスバーの下突出部(第1導通部材第4部分)
45Am 第1バスバーの交差部(第1導通部材第5部分)
45Be,47Be 縦壁延長部(交差部)
47,47A,47B,47C,47D 第2バスバー(第2導通部材)
47Ab 第2バスバーの延長部(第2導通部材第1部分)
47Ac 第2バスバーの上突出部(第2導通部材第2部分)
47Af 第2バスバーの下突出部(第2導通部材第2部分)
47Ah 第2バスバーの延長部(第2導通部材第3部分)
47Ai 第2バスバーの上突出部(第2導通部材第4部分)
47Ak 第2バスバーの下突出部(第2導通部材第4部分)
47Am 第2バスバーの交差部(第2導通部材第5部分)

Claims (5)

  1. 第1電力変換モジュールと、
    前記第1電力変換モジュールに対し離間した状態で並列配置される第2電力変換モジュールと、
    前記第1電力変換モジュールの前記第2電力変換モジュールに近接した位置に並べて設けられ、互いに異極となる第1電極端子及び第2電極端子と、
    前記第2電力変換モジュールの前記第1電力変換モジュールに近接した位置に並べて設けられ、互いに異極となる第3電極端子及び第4電極端子と、
    前記第1電極端子と当該第1電極端子に対して同極となる前記第3電極端子とを接続する第1導通部材と、
    前記第2電極端子と当該第2電極端子に対して同極となる前記第4電極端子とを接続する第2導通部材と、を有し、
    前記第1導通部材及び前記第2導通部材は、前記第1電力変換モジュールと前記第2電力変換モジュールとの間で互いに交差する交差部をそれぞれ備え
    前記第1導通部材及び前記第2導通部材は、それぞれの前記交差部が互いに離間するように、少なくともいずれか一方が屈曲していることを特徴とする電力変換装置。
  2. 第1電力変換モジュールと、
    前記第1電力変換モジュールに対し離間した状態で並列配置される第2電力変換モジュールと、
    前記第1電力変換モジュールの前記第2電力変換モジュールに近接した位置に並べて設けられ、互いに異極となる第1電極端子及び第2電極端子と、
    前記第2電力変換モジュールの前記第1電力変換モジュールに近接した位置に並べて設けられ、互いに異極となる第3電極端子及び第4電極端子と、
    前記第1電極端子と当該第1電極端子に対して同極となる前記第3電極端子とを接続する第1導通部材と、
    前記第2電極端子と当該第2電極端子に対して同極となる前記第4電極端子とを接続する第2導通部材と、を有し、
    前記第1導通部材及び前記第2導通部材は、前記第1電力変換モジュールと前記第2電力変換モジュールとの間で互いに交差する交差部をそれぞれ備え、
    前記第2電力変換モジュールは、電極端子の配置に関し、前記第1電力変換モジュールの第1電極端子、第2電極端子の順に並べて配置される方向に沿って、第4電極端子、第3電極端子の順に並べて配置され、
    前記第1導通部材は、
    前記第1電極端子との接続部から前記第2電極端子に対して離れる方向に延設される第1導通部材第1部分と、
    前記第1導通部材第1部分から前記第2電力変換モジュールに向けて延設される第1導通部材第2部分と、
    前記第3電極端子との接続部から前記第4電極端子に対して離れる方向に延設される第1導通部材第3部分と、
    前記第1導通部材第3部分から前記第1電力変換モジュールに向けて延設される第1導通部材第4部分と、
    前記第1導通部材第2部分の前記第1導通部材第1部分と反対側及び、前記第1導通部材第4部分の前記第1導通部材第3部分と反対側を、互いに接続する第1導通部材第5部分と、を有し、
    前記第2導通部材は、
    前記第2電極端子との接続部から前記第1電極端子に対して離れる方向に延設される第2導通部材第1部分と、
    前記第2導通部材第1部分から前記第2電力変換モジュールに向けて延設される第2導通部材第2部分と、
    前記第4電極端子との接続部から前記第3電極端子に対して離れる方向に延設される第2導通部材第3部分と、
    第2導通部材第3部分から前記第1電力変換モジュールに向けて延設される第2導通部材第4部分と、
    前記第2導通部材第2部分の前記第2導通部材第1部分と反対側及び、前記第2導通部材第4部分の前記第2導通部材第3部分と反対側を、互いに接続する第2導通部材第5部分と、を有することを特徴とする電力変換装置。
  3. 前記第1導通部材及び前記第2導通部材は、形状が互いに同一であることを特徴とする請求項に記載の電力変換装置。
  4. 前記第1電力変換モジュール及び前記第2電力変換モジュールは冷却器上に配置され、
    前記第1導通部材及び前記第2導通部材は、前記第1電力変換モジュールと前記第2電力変換モジュールとの間で前記冷却器に近接または接触していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  5. 前記第1導通部材及び前記第2導通部材のそれぞれの前記交差部は、電流が互いに逆方向に向けて流れるように交差していることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の電力変換装置。
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