JP6481719B2 - 車両のフロントサブフレーム構造 - Google Patents
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Description
この発明は、フロントサスペンションを支持する車両のフロントサブフレーム構造に関し、詳しくは、A型のサスペンションアームを支持するサブフレームを設け、上記サブフレームの車幅方向外側部に形成される外側開口部にサスペンションアーム前部が挿入支持されると共に、上記外側開口部と対向して上記サブフレームの車幅方向内側部に内側開口部が形成され、上記サスペンションアーム前部の支持部の一部が上記内側開口部から車両前方かつ車幅方向内方へ突出して配置される車両のフロントサブフレーム構造に関する。
一般に、A型のサスペンションアームとしてのロアアームは、前輪側のナックル支持部と、サブフレームに支持される前側アームブッシュおよび後側アームブッシュとを備えている。
上述のロアアームの前輪側のナックル支持部の車両前後方向の位置に対して、サブフレーム側の前側アームブッシュの車両前後方向の位置が真横に存在することが、操縦安定性の観点で好ましいとされている。
上述のロアアームの前輪側のナックル支持部の車両前後方向の位置に対して、サブフレーム側の前側アームブッシュの車両前後方向の位置が真横に存在することが、操縦安定性の観点で好ましいとされている。
すなわち、ロアアームのナックル支持部に対して、前側アームブッシュの位置が車両前後方向後方にずれていると、前輪側からの横力の入力時に、前側アームブッシュに対して前後方向の力が発生するので好ましくない。
そこで、横力の入力時に、前側アームブッシュに前後方向の力が加わらないようにすることが要請されている。
そこで、横力の入力時に、前側アームブッシュに前後方向の力が加わらないようにすることが要請されている。
従来、斯る要請に対応すべく特許文献1に開示された車両のフロントサブフレーム構造が既に発明されている。
つまり、A型のサスペンションアームを支持するサブフレームを設け、上記サブフレームの車幅方向外側部に形成される外側開口部にサスペンションアーム前部が挿入支持されると共に、上記外側開口部と対向して上記サブフレームの車幅方向内側部に内側開口部が形成され、上記サスペンションアーム前部の支持部の一部が上記内側開口部から車両前方かつ車幅方向内方へ突出して配置されたものである。
つまり、A型のサスペンションアームを支持するサブフレームを設け、上記サブフレームの車幅方向外側部に形成される外側開口部にサスペンションアーム前部が挿入支持されると共に、上記外側開口部と対向して上記サブフレームの車幅方向内側部に内側開口部が形成され、上記サスペンションアーム前部の支持部の一部が上記内側開口部から車両前方かつ車幅方向内方へ突出して配置されたものである。
この特許文献1に開示された従来構造において、サブフレームに形成された内側開口部の開口面積を大きくし、ロアアームの前側アームブッシュおよび、これを支持する支持部材の内側開口部からの突出量を大きくすれば、前側アームブッシュの取付け位置を可及的車両前後方向前方に設定でき、横力入力時の前後方向の力の発生を抑制して、操縦安定性の向上を図ることができる一方で、ロアアーム前部が挿入される外側開口部を含めて、ロアアーム前部の取付け部付近に大きな開口部が形成されるので、支持剛性の低下が懸念され、この点で改善の余地があった。
そこで、この発明は、クロスバーによりサブフレーム左右間の補強を行ないつつ、サスペンションアーム前部の支持部を補強することができる車両のフロントサブフレーム構造の提供を目的とする。
この発明による車両のフロントサブフレーム構造は、A型のサスペンションアームを支持するサブフレームを設け、上記サブフレームの車幅方向外側部に形成される外側開口部にサスペンションアーム前部が挿入支持されると共に、上記外側開口部と対向して上記サブフレームの車幅方向内側部に内側開口部が形成され、上記サスペンションアーム前部の支持部の一部が上記内側開口部から車両前方かつ車幅方向内方へ突出して配置される車両のフロントサブフレーム構造であって、左右の上記支持部間を車幅方向に連結するクロスバーが設けられ、上記サスペンションアーム前部の上記支持部を構成する前側ブラケットが上記外側開口部の前部に接合され、上記前側ブラケットとその前方のサブフレームとに跨って配置される補強部材が設けられたものである。
上述のA型のサスペンションアームは、ロアアームに設定してもよい。
上述のA型のサスペンションアームは、ロアアームに設定してもよい。
上記構成によれば、左右のサスペンションアーム前部の支持部間を、上記クロスバーで車幅方向に連結するので、当該クロスバーによりサブフレーム左右間の補強を行ないつつ、サスペンションアーム前部の支持部を補強することができる。これにより、上記支持部の内側開口部からの突出量を大きくし、サスペンションアーム前部の取付け位置を可及的車両前後方向前方に設定でき、横力入力時の前後方向の力の発生を抑制して、操縦安定性の向上を図ることができる。
しかも、上記サスペンションアーム前部の上記支持部を構成する前側ブラケットが上記外側開口部の前部に接合され、上記前側ブラケットとその前方のサブフレームとに跨って配置される補強部材が設けられたものであるから、上述の前側ブラケットと補強部材との両者にて、サスペンションアーム前部の支持部における車幅方向外側を補強することができる。
この発明による車両のフロントサブフレーム構造は、また、A型のサスペンションアームを支持するサブフレームを設け、上記サブフレームの車幅方向外側部に形成される外側開口部にサスペンションアーム前部が挿入支持されると共に、上記外側開口部と対向して上記サブフレームの車幅方向内側部に内側開口部が形成され、上記サスペンションアーム前部の支持部の一部が上記内側開口部から車両前方かつ車幅方向内方へ突出して配置される車両のフロントサブフレーム構造であって、左右の上記支持部間を車幅方向に連結するクロスバーが設けられ、該クロスバーの上記サブフレームへの締結位置が、上記外側開口部の車両前後方向幅内であり、上記サスペンションアーム前部の上記支持部が上記サブフレームに設けられたものである。
この発明の一実施態様においては、上記A型のサスペンションアームはサスペンションアーム後部を備えており、該サスペンションアーム後部が、上記サブフレームの車体への取付け部と共締めされるものである。
上記構成によれば、車両前突時に、その衝突荷重を、補強部材およびサスペンションアームを介して当該サスペンションアーム後部とサブフレームの車体への取付け部とに伝達して、サブフレームを車体から切離すことができる。
この発明の一実施態様においては、上記クロスバーは、上記サスペンションアーム前部における上記支持部の車幅方向内側に締結されるものである。
上記構成によれば、クロスバーの車幅方向の長さを短縮化して、その重量軽減を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記クロスバーは、上記内側開口部の後部に締結されるものである。
上記構成によれば、上述のクロスバーにより内側開口部の後部を補強することができる。
この発明の一実施態様においては、上記サスペンションアーム前部の上記支持部を構成する後側ブラケットが、上記サブフレームの内側側壁に延びて接合されると共に、上記クロスバーが上記後側ブラケットを車両前後方向に跨いで複数点で締結されたものである。
上記構成によれば、後側ブラケットの接合部近傍の剛性を、クロスバーにて補強することができる。
この発明による車両のフロントサブフレーム構造は、さらに、A型のサスペンションアームを支持するサブフレームを設け、上記サブフレームの車幅方向外側部に形成される外側開口部にサスペンションアーム前部が挿入支持されると共に、上記外側開口部と対向して上記サブフレームの車幅方向内側部に内側開口部が形成され、上記サスペンションアーム前部の支持部の一部が上記内側開口部から車両前方かつ車幅方向内方へ突出して配置される車両のフロントサブフレーム構造であって、左右の上記支持部間を車幅方向に連結するクロスバーが設けられ、上記サスペンションアーム前部の上記支持部を構成する前側ブラケットが上記外側開口部の前部に接合され、上記前側ブラケットとその前方のサブフレームとに跨って配置される補強部材が設けられたものである。
上記構成によれば、左右のサスペンションアーム前部の支持部間を、上記クロスバーで車幅方向に連結するので、当該クロスバーによりサブフレーム左右間の補強を行ないつつ、サスペンションアーム前部の支持部を補強することができる。
また、上述の前側ブラケットと補強部材との両者にて、サスペンションアーム前部の支持部における車幅方向外側を補強することができる。
また、上述の前側ブラケットと補強部材との両者にて、サスペンションアーム前部の支持部における車幅方向外側を補強することができる。
この発明によれば、クロスバーによりサブフレーム左右間の補強を行ないつつ、サスペンションアーム前部の支持部を補強することができる効果がある。
クロスバーによりサブフレーム左右間の補強を行ないつつ、サスペンションアーム前部の支持部を補強するという目的を、A型のサスペンションアームを支持するサブフレームを設け、上記サブフレームの車幅方向外側部に形成される外側開口部にサスペンションアーム前部が挿入支持されると共に、上記外側開口部と対向して上記サブフレームの車幅方向内側部に内側開口部が形成され、上記サスペンションアーム前部の支持部の一部が上記内側開口部から車両前方かつ車幅方向内方へ突出して配置される車両のフロントサブフレーム構造であって、左右の上記支持部間を車幅方向に連結するクロスバーが設けられ、上記サスペンションアーム前部の上記支持部を構成する前側ブラケットが上記外側開口部の前部に接合され、上記前側ブラケットとその前方のサブフレームとに跨って配置される補強部材が設けられるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両のフロントサブフレーム構造を示し、図1は当該フロントサブフレーム構造を示す平面図、図2は図1の底面図、図3はサブフレームの上下方向中間部から上側を見た状態で示す要部拡大底面図、図4はサブフレームの上下方向中間部から下側を見た状態で示す要部拡大平面図である。
図面は車両のフロントサブフレーム構造を示し、図1は当該フロントサブフレーム構造を示す平面図、図2は図1の底面図、図3はサブフレームの上下方向中間部から上側を見た状態で示す要部拡大底面図、図4はサブフレームの上下方向中間部から下側を見た状態で示す要部拡大平面図である。
また、図5の(a)は図4の要部拡大図、図5の(b)は図3の要部拡大図、図6は図3のA−A線矢視断面図、図7は図3のB−B線矢視断面図、図8は図4のC−C線に沿う要部の矢視断面図、図9は図4のD−D線矢視断面図、図10は図3のE−E線に沿う要部の矢視断面図である。
図1、図2において、フロントサブフレームAは、車両前部のエンジンルーム下方部に設けられるもので、このフロントサブフレームAは、A型の左右のサスペンションアームとしての左右のロアアーム10を支持するクロスメンバ本体20と、このクロスメンバ本体20の左右両側前部から車両前方に延びる左右一対のサイドメンバ35,35(詳しくは、フロントサイドメンバであり、いわゆるエクステンション)と、これら左右一対のサイドメンバ35,35の前端部相互間を車幅方向に連結する断面略門形状の前側クロスメンバ40とを備えている。
図1、図2に示すように、上述のサイドメンバ35はインナパネル36と、アウタパネル37とを接合固定して構成されており、これらインナパネル36とアウタパネル37との間には、車両の前後方向に延びる閉断面が形成されている。
上述のサイドメンバ35の前端部には、セットプレート41および取付けプレート42を介してサブクラッシュカン43が取付けられており、左右一対のサブクラッシュカン43,43の前端部相互間には車幅方向に延びるバンパレインフォースメントとしてのロアバンパレインフォースメント44(ロアバンパビームと同意)が設けられている。
また、上述のサイドメンバ35の前端部で、かつセットプレート41の直後部には、上下方向に延びる車体取付け部45(いわゆるピラー部)が設けられている。この車体取付け部45は上方に延びる取付け部材46を有しており、上述の車体取付け部45および取付け部材46は、サイドメンバ35を車体であるフロントサイドフレーム(図示せず)の下部に取付けるための部材である。
図3、図4に示すように、上述のロアアーム10は、車幅方向外側に位置するナックル支持部11と、車幅方向内側前部に位置する車体側取付け部としての前側のロアアームブッシュ12F(以下、単に前側ブッシュ12Fと略記する)と、車幅方向内側後部に位置する車体側取付け部としての後側のロアアームブッシュ12R(以下、単に後側ブッシュ12Rと略記する)と、を備えている。
図3、図4、図5に示すように、前側ブッシュ12Fは内筒1と、外筒2と、これら内筒1および外筒2間に介設されたラバー部材3とを備えている。
図3、図4に示すように、後側ブッシュ12Rも内筒4と、外筒5と、これら内筒4および外筒5間に介設されたラバー部材6とを備えている。ここで、前側ブッシュ12Fの軸芯線は車両前後方向に指向しており、後側ブッシュ12Rの軸芯線は車両上下方向に指向している。
図3、図4に示すように、後側ブッシュ12Rも内筒4と、外筒5と、これら内筒4および外筒5間に介設されたラバー部材6とを備えている。ここで、前側ブッシュ12Fの軸芯線は車両前後方向に指向しており、後側ブッシュ12Rの軸芯線は車両上下方向に指向している。
図1、図2に示すように、上述のクロスメンバ本体20(いわゆるサスクロス)はアッパパネル21と、前側のロアパネル22と、後側のロアパネル23と、アッパパネル21の左右両側部から車両前方に延びる延設アッパパネル24と、を備えている。
上述の延設アッパパネル24と前側のロアパネル22との両者により、アッパパネル21および後側のロアパネル23から車両前方に延びる延設部25が形成されており、上述の左右一対のサイドメンバ35,35の後端部は左右一対の延設部25,25の前端部に連結固定されたものである。
図6、図7、図8に示すように、上述のロアアーム10は、上側アーム部材13と下側アーム部材14とを接合固定して構成されており、図1、図2、図6、図7に示すように、クロスメンバ本体20の後部左右から車幅方向外側へ突出するように、アッパパネル21と後側のロアパネル23との両者で、ロアアーム10の後側ブッシュ12Rを支持する後側支持部26が形成されている。
また、図1、図2に示すように、サスペンションアームとしてのロアアーム10は前側ブッシュ12Fの対応位置から後側ブッシュ12R配置位置にかけて略車両の前後方向に延びるアーム後部10Rを備えており、図6、図7に示すように、該アーム後部10Rの後端部に上述の後側ブッシュ12Rが一体的に取付けられており、ボルト15を用いて、アーム後部10Rとクロスメンバ本体20の車体への取付け部である後側支持部26とが車体(フロントサイドフレームの後部)に対して共締めされるよう構成している。
図6、図8に示すように、上述のロアアーム10における前側ブッシュ12F対応位置と、当該前側ブッシュ12Fの外筒2との間は、上下の支持アーム16,17で連結されている。
図8に示すように、フロントサブフレームAを構成する延設部25の車幅方向外側部には、外側開口部27が形成されており、この外側開口部27にサスペンションアーム前部としての上下の支持アーム16,17が挿入され、これら上下の支持アーム16,17を介してロアアーム10前部が、前側ブッシュ12Fを介して後述する前後のブラケット31,32に支持されている。
図3、図4に示すように、上述の外側開口部27と対向して延設部25の延設アッパパネル24における車幅方向内側部には、内側開口部28が形成されている。
同図に示すように、上述の前側ブッシュ12Fは、延設部25に固定された前側ブラケット31と後側ブラケット32とで支持されている。詳しくは、前側ブラケット31の前方から前側ブッシュ12Fの内筒1を介して後側ブラケット32の後方に突出させたボルト33に対して、ナット34を締付けることで、前後一対のブラケット31,32間に、前側ブッシュ12Fを支持させたものである。
図5に示すように、前側ブラケット31は、ブラケット本体31aと、該ブラケット本体31aの下端から前方に向けて折曲げ形成された下片31bと、ブラケット本体31aの車幅方向外端から斜め前方に向けて折曲げ形成された外片31cとを備えており、図7に示すように、上述の下片31bは後側ブラケット32の後述する下片32bに固定されており、図5に示すように、上述の外片31cは延設アッパパネル24の車幅方向外片部の内側に固定されている。
図5、図7に示すように、後側ブラケット32は、ブラケット本体32aと、該ブラケット本体32aの下端から前方に向けて折曲げ形成された下片32bと、ブラケット本体32aの車幅方向内端から斜め後方に向けて折曲げ形成された内片32cとを備えており、図7に示すように、上述の下片32bは前側のロアパネル22に固定されており、図5に示すように、上述の内片32cは延設アッパパネル24の車幅方向内片部の内側に固定されている。
上述の前側ブッシュ12Fと前側ブラケット31と後側ブラケット32とでロアアーム10前部の支持部30が構成されている。そして、図3、図4に示すように、当該支持部30の一部が上述の内側開口部28から車両前方かつ車幅方向内方へ突出して配置されており、これにより、ロアアーム10前部の前側ブッシュ12Fの取付け位置を可及的車両前後方向前方に設定し、横力入力時の前後方向の力の発生を抑制して、操縦安定性の向上を図るよう構成している。
しかも、図1、図2、図4、図8に示すように、左右の支持部30,30間を車幅方向に連結するクロスバー50を設けている。この実施例では、支持部30位置の左右の前側のロアパネル22,22間を、クロスバー50で車幅方向に連結している。
このように、ロアアーム10前部の支持部30,30間を、上述のクロスバー50で車幅方向に連結することにより、当該クロスバー50によりフロントサブフレームAの左右間の補強を行ないつつ、ロアアーム10前部の支持部30を補強するよう構成したものである。
このように、ロアアーム10前部の支持部30,30間を、上述のクロスバー50で車幅方向に連結することにより、当該クロスバー50によりフロントサブフレームAの左右間の補強を行ないつつ、ロアアーム10前部の支持部30を補強するよう構成したものである。
図4、図5に示すように、ロアアーム10前部の支持部30を構成する前側ブラケット31は、その外片31cが外側開口部27の前部に接合固定されており、図5の(b)に示すように、前側ブラケット31とその前方のサブフレームとしての延設アッパパネル24とに跨って補強部材であるガセット29が設けられている。
図5、図6、図10に示すように、上述のガセット29は、ガセット本体29aと、このガセット本体29aの後端から上方に延びる上片29bと、ガセット本体29aの車幅方向内端から下方に延びる内片29cと、ガセット本体29aの車幅方向外端から下方に延びる外片29dとを備えており、ガセット29の上片29bは、図6に示すように、前側ブラケット31に接合固定されており、内片29cは図10に示すように延設アッパパネル24の車幅方向内側片の内面に接合固定されており、外片29dは図10に示すように延設アッパパネル24の車幅方向外側片の内面に接合固定されている。
このように、前側ブラケット31とその前方の延設アッパパネル24とに跨ってガセット29を設けることで、前側ブラケット31とガセット29との両者にて、ロアアーム10前部の支持部30における車幅方向外側を補強するよう構成したものである。
図4、図5に示すように、上述のクロスバー50は、ロアアーム10前部における支持部30の車幅方向内側、詳しくは、前側ブッシュ12Fの車幅方向内側に締結されている。これにより、クロスバー50の車幅方向の長さを短縮化して、その重量軽減を図るよう構成している。
また、図4、図5に示すように、上述のクロスバー50は、上記内側開口部28の後部に締結されている。これにより、クロスバー50にて内側開口部28の後部を補強するよう構成している。
さらに、図4、図5、図9に示すように、上述の支持部30を構成する後側ブラケット32は、その内片32cが延設アッパパネル24の内側側壁に延びて接合されており、クロスバー50は該後側ブラケット32のブラケット本体32aを車両前後方向に跨いで複数点で締結されている。
すなわち、同図に示すように、クロスバー50はブラケット本体32aを車両前後方向に跨ぐ位置において前後一対のボルト51、ナット52を用いて締結されたものである。これにより、後側ブラケット32の接合部近傍の剛性を、クロスバー50にて補強するよう構成している。
また、図1、図2に示すように、上述のクロスバー50は、その長手方向に沿って車幅方向に延びるビード50aを有しており、該ビード50aにてクロスバー50それ自体の強度向上を図ると共に、当該クロスバー50の前縁には、該前縁から前方に延びる複数のアンダカバー取付け部50bが一体形成されている。
さらに、図4に示すように、クロスバー50のボルト51、ナット52による締結部は、他部に対して車両前後方向に拡大された拡幅部50cに形成されると共に、図8に示すように、当該拡幅部50cの車幅方向外端部から下方に延びる折曲げ片50dが一体形成されており、これら拡幅部50cと折曲げ片50dとの両者により、クロスバー50の締結部における強度向上を図っている。
なお、図中、53はサイドメンバ35の前端部から車幅方向外側に突出するスモールオーバラップ衝突対策用の拡張部である。また、54はクロスメンバ本体20の延設アッパパネル24の基部から上方に延びるタワー部で、このタワー部54は、クロスメンバ本体20をフロントサイドフレーム下部に取付けるための部材である。さらに、55はクロスメンバ本体20のアッパパネル21に締結固定されたスタビライザ取付けブラケットである。
また、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車幅方向の内方を示し、矢印OUTは車幅方向の外方を示し、矢印UPは車両上方を示す。
また、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車幅方向の内方を示し、矢印OUTは車幅方向の外方を示し、矢印UPは車両上方を示す。
このように、上記実施例の車両のフロントサブフレーム構造は、A型のサスペンションアーム(ロアアーム10参照)を支持するフロントサブフレームAを設け、上記フロントサブフレームAの車幅方向外側部に形成される外側開口部27にサスペンションアーム前部(ロアアーム10前部)が挿入支持されると共に、上記外側開口部27と対向して上記フロントサブフレームAの車幅方向内側部に内側開口部28が形成され、上記サスペンションアーム前部(ロアアーム10前部)の支持部30の一部が上記内側開口部28から車両前方かつ車幅方向内方へ突出して配置される車両のフロントサブフレーム構造であって、左右の上記支持部30,30間を車幅方向に連結するクロスバー50が設けられたものである(図1〜図4参照)。
この構成によれば、左右のサスペンションアーム前部(ロアアーム10前部)の支持部30,30間を、上記クロスバー50で車幅方向に連結するので、当該クロスバー50によりフロントサブフレームA左右間の補強を行ないつつ、サスペンションアーム前部(ロアアーム10前部)の支持部30を補強することができる。これにより、上記支持部30の内側開口部28からの突出量を大きくし、サスペンションアーム前部(ロアアーム10前部)の取付け位置を可及的車両前後方向前方に設定でき、横力入力時の前後方向の力の発生を抑制して、操縦安定性の向上を図ることができる。
この発明の一実施形態においては、上記サスペンションアーム前部(ロアアーム10前部)の上記支持部30を構成する前側ブラケット31が上記外側開口部27の前部に接合され、上記前側ブラケット31とその前方のサブフレーム(延設アッパパネル24参照)とに跨って配置される補強部材(ガセット29参照)が設けられたものである(図5参照)。
この構成によれば、上述の前側ブラケット31と補強部材(ガセット29)との両者にて、サスペンションアーム前部(ロアアーム10前部)の支持部30における車幅方向外側を補強することができる。
この発明の一実施形態においては、上記A型のサスペンションアーム(ロアアーム10)はサスペンションアーム後部(アーム後部10R参照)を備えており、該サスペンションアーム後部(アーム後部10R)が、上記フロントサブフレームAの車体への取付け部(後側支持部26)と共締めされるものである(図6、図7参照)。
この構成によれば、車両前突時に、その衝突荷重を、補強部材(ガセット29)およびサスペンションアーム(ロアアーム10)を介して当該サスペンションアーム後部(アーム後部10R)とフロントサブフレームAの車体への取付け部(後側支持部26)とに伝達して、フロントサブフレームAを車体から切離すことができる。
この発明の一実施形態においては、上記クロスバー50は、上記サスペンションアーム前部(ロアアーム10前部)における上記支持部30の車幅方向内側に締結されるものである(図4参照)。
この構成によれば、クロスバー50の車幅方向の長さを短縮化して、その重量軽減を図ることができる。
この発明の一実施形態においては、上記クロスバー50は、上記内側開口部28の後部に締結されるものである(図4参照)。
この構成によれば、上述のクロスバー50により内側開口部28の後部を補強することができる。
この発明の一実施形態においては、上記サスペンションアーム前部(ロアアーム10前部)の上記支持部30を構成する後側ブラケット32が、上記フロントサブフレームAの内側側壁(延設アッパパネル24の内側側壁参照)に延びて接合されると共に、上記クロスバー50が上記後側ブラケット32を車両前後方向に跨いで複数点(ボルト51、ナット52による締結点参照)で締結されたものである(図4、図9参照)。
この構成によれば、後側ブラケット32の接合部近傍の剛性を、クロスバー50にて補強することができる。
上記実施例による車両のフロントサブフレーム構造は、また、A型のサスペンションアーム(ロアアーム10)を支持するフロントサブフレームAを設け、上記フロントサブフレームAの車幅方向外側部に形成される外側開口部27にサスペンションアーム前部(ロアアーム10前部)が挿入支持されると共に、上記外側開口部27と対向して上記フロントサブフレームAの車幅方向内側部に内側開口部28が形成され、上記サスペンションアーム前部(ロアアーム10前部)の支持部30の一部が上記内側開口部28から車両前方かつ車幅方向内方へ突出して配置される車両のフロントサブフレーム構造であって、左右の上記支持部30,30間を車幅方向に連結するクロスバー50が設けられ、上記サスペンションアーム前部(ロアアーム10前部)の上記支持部30を構成する前側ブラケット31が上記外側開口部27の前部に接合され、上記前側ブラケット31とその前方のサブフレーム(延設アッパパネル24参照)とに跨って配置される補強部材(ガセット29参照)が設けられたものである(図1〜図5参照)。
この構成によれば、左右のサスペンションアーム前部(ロアアーム10前部)の支持部30,30間を、上記クロスバー50で車幅方向に連結するので、当該クロスバー50によりフロントサブフレームA左右間の補強を行ないつつ、サスペンションアーム前部(ロアアーム10前部)の支持部30を補強することができる。
また、上述の前側ブラケット31と補強部材(ガセット29)との両者にて、サスペンションアーム前部(ロアアーム10前部)の支持部30における車幅方向外側を補強することができる。
また、上述の前側ブラケット31と補強部材(ガセット29)との両者にて、サスペンションアーム前部(ロアアーム10前部)の支持部30における車幅方向外側を補強することができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のA型のサスペンションアームは、実施例のロアアーム10に対応し、
以下同様に、
サブフレームは、フロントサブフレームAに対応し、
補強部材は、ガセット29に対応し、
サブフレームの車体への取付け部は、後側支持部26に対応し、
サスペンションアーム後部は、アーム後部10Rに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
この発明のA型のサスペンションアームは、実施例のロアアーム10に対応し、
以下同様に、
サブフレームは、フロントサブフレームAに対応し、
補強部材は、ガセット29に対応し、
サブフレームの車体への取付け部は、後側支持部26に対応し、
サスペンションアーム後部は、アーム後部10Rに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
以上説明したように、本発明は、A型のサスペンションアームを支持するサブフレームを設け、上記サブフレームの車幅方向外側部に形成される外側開口部にサスペンションアーム前部が挿入支持されると共に、上記外側開口部と対向して上記サブフレームの車幅方向内側部に内側開口部が形成され、上記サスペンションアーム前部の支持部の一部が上記内側開口部から車両前方かつ車幅方向内方へ突出して配置される車両のフロントサブフレーム構造について有用である。
A…フロントサブフレーム(サブフレーム)
10…ロアアーム(サスペンションアーム)
10R…アーム後部(サスペンションアーム後部)
26…後側支持部(サブフレームの車体への取付け部)
27…外側開口部
28…内側開口部
29…ガセット(補強部材)
30…支持部
31…前側ブラケット
32…後側ブラケット
50…クロスバー
10…ロアアーム(サスペンションアーム)
10R…アーム後部(サスペンションアーム後部)
26…後側支持部(サブフレームの車体への取付け部)
27…外側開口部
28…内側開口部
29…ガセット(補強部材)
30…支持部
31…前側ブラケット
32…後側ブラケット
50…クロスバー
Claims (7)
- A型のサスペンションアームを支持するサブフレームを設け、
上記サブフレームの車幅方向外側部に形成される外側開口部にサスペンションアーム前部が挿入支持されると共に、
上記外側開口部と対向して上記サブフレームの車幅方向内側部に内側開口部が形成され、
上記サスペンションアーム前部の支持部の一部が上記内側開口部から車両前方かつ車幅方向内方へ突出して配置される車両のフロントサブフレーム構造であって、
左右の上記支持部間を車幅方向に連結するクロスバーが設けられ、
上記サスペンションアーム前部の上記支持部を構成する前側ブラケットが上記外側開口部の前部に接合され、
上記前側ブラケットとその前方のサブフレームとに跨って配置される補強部材が設けられた
車両のフロントサブフレーム構造。 - A型のサスペンションアームを支持するサブフレームを設け、
上記サブフレームの車幅方向外側部に形成される外側開口部にサスペンションアーム前部が挿入支持されると共に、
上記外側開口部と対向して上記サブフレームの車幅方向内側部に内側開口部が形成され、
上記サスペンションアーム前部の支持部の一部が上記内側開口部から車両前方かつ車幅方向内方へ突出して配置される車両のフロントサブフレーム構造であって、
左右の上記支持部間を車幅方向に連結するクロスバーが設けられ、
該クロスバーの上記サブフレームへの締結位置が、上記外側開口部の車両前後方向幅内であり、
上記サスペンションアーム前部の上記支持部が上記サブフレームに設けられた
車両のフロントサブフレーム構造。 - 上記A型のサスペンションアームはサスペンションアーム後部を備えており、
該サスペンションアーム後部が、上記サブフレームの車体への取付け部と共締めされる
請求項1または2に記載の車両のフロントサブフレーム構造。 - 上記クロスバーは、上記サスペンションアーム前部における上記支持部の車幅方向内側に締結される
請求項3に記載の車両のフロントサブフレーム構造。 - 上記クロスバーは、上記内側開口部の後部に締結される
請求項4に記載の車両のフロントサブフレーム構造。 - 上記サスペンションアーム前部の上記支持部を構成する後側ブラケットが、上記サブフレームの内側側壁に延びて接合されると共に、
上記クロスバーが上記後側ブラケットを車両前後方向に跨いで複数点で締結された
請求項5に記載の車両のフロントサブフレーム構造。 - A型のサスペンションアームを支持するサブフレームを設け、
上記サブフレームの車幅方向外側部に形成される外側開口部にサスペンションアーム前部が挿入支持されると共に、
上記外側開口部と対向して上記サブフレームの車幅方向内側部に内側開口部が形成され、
上記サスペンションアーム前部の支持部の一部が上記内側開口部から車両前方かつ車幅方向内方へ突出して配置される車両のフロントサブフレーム構造であって、
左右の上記支持部間を車幅方向に連結するクロスバーが設けられ、
上記サスペンションアーム前部の上記支持部を構成する前側ブラケットが上記外側開口部の前部に接合され、
上記前側ブラケットとその前方のサブフレームとに跨って配置される補強部材が設けられた
車両のフロントサブフレーム構造。
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