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JP6486123B2 - 昇降式ホーム安全柵 - Google Patents
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JP6486123B2 - 昇降式ホーム安全柵 - Google Patents

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Description

本発明は昇降式ホーム安全柵に関し、特に、伸縮式支柱の昇降する支柱可動部によってロープを昇降させる構造を有し、ロープが下降状態にあるときロープ張力を強くしてロープ阻止力を高め、ロープを昇降させるときロープ張力を弱くし支柱に加わる横方向の力を軽減する昇降式ホーム安全柵に関する。
近年、ロープ式のホーム安全柵が提案されている(引用文献1)。ロープ式のホーム安全柵は昇降式ロープを利用したホームドアの一種である。駅ホームの線路縁部に沿って水平方向に複数本のロープを張り渡し、線路に入線する列車の動きに応じてロープを昇降させ、下降状態に配置されたロープによって駅ホーム上の旅客の転落を防止し、その安全を図る。引用文献1に開示されたホーム安全柵では、駅ホームの縁に沿って複数の支柱を設け、これらの支柱によって複数本のロープを懸架している。複数本のロープは、水平かつ平行に配置されて、架け渡されている。各支柱は、伸縮式の支柱であり、床に固定された支柱固定部と、当該支柱固定部に対して昇降するように設けられた支柱可動部とから構成される。支柱可動部は、下降時には支柱固定部の中に収容され、上昇時には支柱固定部の上部からさらに上方に突き出る。複数本のロープは支柱可動部に連結され、支持されている。支柱可動部が下降するとき、複数本のロープも同時に下降し、最終的な下降状態において安全防護柵として機能する。すなわちホーム安全柵は閉じた状態になる。このとき、ロープには必要とされる高い張力(テンション)が与えられ、旅客が寄り掛かってもこれを安全に保護するためのロープ阻止力が生じている。支柱可動部が上昇するとき、複数本のロープも同時に上昇し、最終的な上昇状態においてホーム安全柵として開いた状態になる。これによって、旅客は、駅ホームに到着した列車に対して乗降を行うことができる。
特開2014−91410号公報(図1等)
従来のロープを利用した昇降式ホーム安全柵では、ロープ阻止力を確保するためにロープの両端から常に張力(テンション)を掛けている。ロープの昇降時(開閉時)に同時に支柱可動部を上下動させる伸縮式支柱を利用して成る昇降式ホーム安全柵の場合、ロープの張力が原因で支柱の横方向に力が掛かる状態において支柱自体を傾斜させずに垂直に昇降させる必要がある。このため、支柱自体の強度を高くする構造の場合には、構造が複雑になり、小型・軽量化が難しく、コストダウンも容易ではない。さらに支柱の間隔を広げる場合には、自由度の制限を受け、当該間隔を広げたいというニーズの障害にもなっていた。
本発明の目的は、上記の課題に鑑み、ロープ阻止力が必要とされる下降状態でロープ張力を強くし、昇降時にはロープ張力を弱くして支柱に掛かる横方向の力を軽減し、支柱の構造の簡易化、小型化、コストダウンを図り、さらに支柱間の距離を拡大することができるようにした昇降式ホーム安全柵を提供することにある。
本発明に係る昇降式ホーム安全柵は、上記の目的を達成するため、次のように構成される。
第1の昇降式ホーム安全柵(請求項1に対応)は、昇降式支柱によって懸架され昇降式支柱の可動部の昇降動作によって昇降するロープの結合端部とこの結合端部に結合されるロープ支持結合部との間にネジ結合式張力調整機構を設け、このネジ結合式張力調整機構は、ロープの昇降動作に連動してロープ支持結合部の回転動作が制御され、これによりロープの張力をその高さ位置に応じ適正値に調整することを特徴とする。
上記の昇降式ホーム安全柵では、ロープの両端にネジ結合式張力調整機構を設け、当該ネジ結合式張力調整機構は、ロープの昇降動作に連動してロープ支持結合部の回転動作が制御され、支柱可動部が昇降するとき当該支柱可動部の高さ位置、すなわちロープの高さ位置に応じてロープの張力を適正な値に調整制御する。これにより、特に、好ましくは、ロープが下方位置に移動して防護柵にとして機能するときにのみ効果的なロープ阻止力を発揮させ、旅客の安全を図ることが可能となる。他方、ロープが昇降する移動時にはロープの張力を低減させて昇降動作を過大な負荷を支柱に与えることなくロープの昇降動作を行うことが可能となる。またネジ結合式張力調整機構を利用するために、簡単な構造で張力調整機構を実現することが可能となる。さらにネジ結合式張力調整機構によるロープ張力の調整とロープの昇降動作を連動させることで、ロープ張力を滑らかに高さ位置に応じた適正値に調整することが可能となる。
第2の昇降式ホーム安全柵(請求項2に対応)は、上記の構成において、好ましくは、ロープが下降した後ロープの張力を高めロープ阻止力を発生させ、ロープの昇降時ロープの張力を弱くすることを特徴とする。この構成によれば、支柱の構造を簡素化することができ、さらに支柱間の距離を大きくすることができる。
の昇降式ホーム安全柵(請求項に対応)は、上記の構成において、好ましくは、両端部にバー式ホーム柵を備えかつ両端のバー式ホーム柵の間にロープ式ホーム柵を備え、バー式ホーム柵のバーとロープ式ホーム柵のロープとが連結される部分にネジ結合式張力調整機構を設け、バーの端部がロープ支持結合部として機能することを特徴とする。この構成によれば、ロープ式ホーム柵とバー式ホーム柵を組み合わせることにより、ネジ結合式張力調整機構の組み付けを簡易に行うことが可能となる。
の昇降式ホーム安全柵(請求項に対応)は、昇降式バーのホーム柵と昇降式ロープのホーム柵とから構成され、昇降式バーと昇降式ロープとが連結され、バーとロープを併用したことを特徴とする。
本発明に係る昇降式ホーム安全柵によれば、昇降するロープの両端に張力調整機構を設け、当該張力調整機構は支柱可動部が昇降するとき当該支柱可動部の高さ位置、すなわちロープの高さ位置に応じてロープ張力を適正な値に調整制御するようにしたため、ロープが下方位置に移動して防護柵にとして機能するときにのみロープ張力を高めて効果的なロープ阻止力を生じさせ、旅客の安全を図り、ロープの昇降時にはロープ張力を低減させて昇降動作を過大な負荷を支柱に与えることなくロープの昇降動作を行うことができる。
さらに本発明によれば、ロープ阻止力が必要とされる下降状態でロープ張力を強くし、昇降時にはロープ張力を弱くして支柱に掛かる横方向の力を軽減し、支柱の構造の簡易化、小型化、コストダウンを実現することができ、さらに、昇降式ロープと昇降式バーを組合せて併用することにより昇降式ロープの部分の支柱の間の距離を拡大することができる。
本発明の実施形態に係る昇降式ホーム安全柵の全体的構成の正面図を示し、(A)は上昇状態(開状態)を示す正面図であり、(B)は下降状態(閉状態)を示す正面図である。 支柱の外観を示す斜視図である。 張力調整機構の一構造例を示す斜視図である。 張力調整機構のシステム構成図である。 他の実施形態に係る昇降式ホーム安全柵の全体的構成の正面図を示し、(A)は上昇状態(開状態)を示す正面図であり、(B)は下降状態(閉状態)を示す正面図である。
以下に、本発明の好適な実施形態(実施例)を添付図面に基づいて説明する。
図1を参照して本発明の代表的な実施形態に係る昇降式ホーム安全柵の全体構成を説明する。本実施形態に係る昇降式ホーム安全柵は、ロープ昇降式のホーム安全柵であり、上下に伸縮する支柱(伸縮式支柱)の昇降動作に基づいてロープを昇降させるように構成されている。図1において、(A)の状態はロープが上昇して通路として機能する開状態を示し、(B)の状態はロープが下降して防護安全柵として機能する閉状態を示している。ロープが上昇して開状態にある場合は、列車が駅ホームに完全に停車し、開いた車両ドアを介して旅客の乗降が行われる場合である。ロープが下降して閉状態にある場合は、列車が進入・停車するとき、列車が発車するとき、線路(軌道)に列車が存在しない場合であり、当該閉状態によって、旅客が線路に落下したり、列車に接触すること等を防止する。
図1では、昇降式ホーム安全柵の一部の区間を示している。当該区間は、一例として2本の支柱(またはポスト)が配置された区間である。支柱間の距離は、例えば列車の一車両の長さに応じた距離であるが、必要に応じて任意に設定することができる。一例としては10〜13mである。また支柱の本数も任意である。支柱の本数を増して区間を複数設けることも可能である。支柱は駅ホームの縁に沿って配置される。図1に示された例では、説明の便宜上、2本の支柱の各外側部分の構成の図示は省略されている。
図1において、基本的な構成の一例として、昇降ロープ式のホーム安全柵は、2本の支柱11A,11Bで構成されている。図1は、ホーム側から線路(軌道)側に向かって見た昇降ロープ式のホーム安全柵を示している。このホーム安全柵は、複数本の支柱(図示例では2本の支柱11A,11Bのみ)を駅ホーム12の線路側の縁の全体に沿って所要の間隔で立設した状態で設けている。支柱の本数は、駅ホームの長さ、列車の長さ、一両の車両の長さ等に応じて決められる。図1では、右側に位置する支柱11Aと、左側に位置する支柱11Bとが示されている。
図1の(A),(B)に示すように、支柱11A,11Bの間には例えば3本のロープ13が架け渡されている。支柱11A,11Bの間に懸架された3本のロープ13は互いに平行でかつ水平に設けられている。ロープ1の本数、太さ、材質等は任意である。ロープ13は、支柱11A,11Bの中に設けられた昇降駆動装置(図1中で図示せず)によって昇降する。図1の(A)では3本のロープ13はそれぞれすべて最上位の位置に上昇した状態を示し、3本のロープ13は、水平状態を保って上方に移動し、かつそれらの間の隙間が狭くなるように位置制御されて上昇する。この移動状態では支柱11A,11Bの間の空間は開放され、ホーム安全柵は開かれた状態になる。他方、図1の(B)では3本のロープ13はそれぞれすべて最下位の位置に下降した状態を示し、3本のロープ13は、水平状態を保って下方に移動し、かつそれらの間が広くなるように位置制御されて下降する。この移動状態では支柱11A,11Bの間の空間はロープ13で規制されて閉じられ、ホーム安全柵は閉じた状態になる。
ロープ13の昇降動作は、伸縮機構を有した昇降式の支柱11A,11Bによって行われる。支柱11A,11Bのそれぞれは、駅ホーム12の床面に固定された支柱固定部11−1と、支柱固定部11−1の上部開口部を通して昇降するように設けられた支柱可動部11−2とから構成されている。支柱11A,11Bの外観を図2に示す。ロープ13が下降するときには、支柱可動部11−2は支柱固定部11−1の内部に収納されるように下降して支柱固定部11−1の内部に配置される。この状態は図1の(B)に示される。ロープ13が上昇するときには、支柱可動部11−2は支柱固定部11−1の内部から伸びる状態で支柱可動部11−2の上部から延出する。この状態を図1の(A)に示される。上記の3本のロープ13は、スリット状開口部11−3を通して、支柱可動部11−2の内部構造部に連結されている。支柱11A,11Bに内蔵される上記の伸縮機構はロープ13の昇降駆動装置として機能する。
上記において、ロープ13が下降し最下位の位置にあるときにはロープ13に加わる張力は高い値に設定され、ロープ13が昇降(上昇または下降)するときにはロープ13に加わる張力は弱い値に設定されている。これにより、ロープ13に加わる張力は下降した状態では張力を強くしてロープ阻止力を高め、またロープ13が昇降するときには張力を弱め、支柱11A,11Bに掛かる横方向の力を軽減している。このため、伸縮式の支柱11A,11Bの構造を簡易化することができ、その小型化、製造コストの低下を図ることができる。ロープ13の張力の強弱の変更は、好ましくは、ロープ13が最下位の位置に移動した時点に行われる。ロープ13の張力の強弱の変更・調整は、後述される仕組みに基づき、3本のロープ13の各々の両端の連結部(結合部)を利用して設けられた張力調整機構14によって行われる。
次に図3を参照して張力調整機構14の構成の一例を説明する。この張力調整機構14は、ネジ結合式張力調整機構(またはスクリュー式張力調整機構)である。図3において、一例として、ロープ13の端部には雄ネジ部21が設けられ、支柱可動部11−2側に備えられた丸棒状のロープ支持部22は雌ネジ部23が設けられている。通常、雄ネジ部21と雌ネジ部23は結合されているが、図3では、構造説明のため、分離して示している。雄ネジ部21と雌ネジ部23がネジ結合された状態で、ロープ支持部22の周りに保護カバー(図3で図示せず)が設けられる。丸棒状のロープ支持部22は、その軸芯周りの方向D1(時計方向または反時計方向)にて回転自在に設けられている。ロープ支持部22を回転させる回転駆動装置(図4において符号33で示す)は、支柱可動部11−2の内部に設けられている。ロープ13の雄ネジ部21はロープ支持部22の雌ネジ部23に挿入して螺合されている。雄ネジ部21は、ロープ13の端部に関する所要の移動距離を確保できるように、比較的に長い寸法で設計されている。ロープ13の雄ネジ部21とロープ支持部22の雌ネジ部23との螺合関係(ネジ結合関係)に基づいて、ロープ13の連結部(結合部)が形成され、さらに張力調整機構14が構成される。
ロープ13の雄ネジ部21とロープ支持部22の雌ネジ部23との螺合関係において、例えば、回転駆動装置によってロープ支持部22が反時計方向に回転すると、雄ネジ部21が雌ネジ部23の内部に引き込まれる。ロープ13の両端が同様な機構によって引っ張られると、ロープ13の張力が高められる。回転駆動装置によってロープ支持部22が時計方向に回転すると、雄ネジ部21が雌ネジ部23の内部から押し出される。ロープ13の両端が同様な機構によって押し出されると、ロープ13の張力が弱められる。ロープ支持部22の方向D1の回転動作に応じて、雌ネジ部21は方向D2(引込み/押出しの方向)に直進動作する。このようにして、ロープ13の雄ネジ部21とロープ支持部22の雌ネジ部23との螺合関係、および回転駆動装置によって、張力調整機構14が構成される。ロープ13の雄ネジ部21とロープ支持部22の雌ネジ部23との螺合関係において、動きを円滑に行えるようにするためには、ボールネジ構造にすることが好ましい。また雄ネジ部21と雌ネジ部23の螺合関係を逆にして設けることも可能である。
図4を参照して張力調整機構14のシステム構成とその制御内容を説明する。支柱11A,11Bの支柱固定部11−1の内部には支柱可動部11−2を昇降させる伸縮機構31が設けられている。この伸縮機構33は、支柱11A,11Bの伸縮動作を介して、3本のロープ13を昇降させる。この伸縮機構31の内部には駆動装置と移動機構が設けられている。伸縮機構31は、3本のロープ13を昇降させる昇降駆動装置として機能する。伸縮機構31の伸縮動作は制御装置32によって制御される。また制御装置32は伸縮機構31の伸縮動作量の情報も取り込むように構成されている。伸縮動作量によって、ロープ13の移動位置を知ることができる。また符号33は、ロープ支持部22を回転させる上記の回転駆動装置である。この回転駆動装置33の動作は、制御装置32からの制御信号に基づいて制御される。回転駆動装置33は、3本のロープ13のすべての端部またはいずれかの端部を支持するロープ支持部22を、適宜なタイミングで、方向D1、すなわち時計方向または反時計方向に回転させる。具体的に、回転駆動装置33は、制御装置32から与えられる制御信号(ロープ13が最下位の位置にあるとき)に基づいて、ロープ13が最下位の位置に移動したことを条件にして、ロープ13のロープ支持部22を、ロープ張力が高くなるように回転駆動する。また回転駆動装置33は、制御装置32から与えられる制御信号(伸縮動作中すなわち昇降動作中)に基づいて、ロープ13が昇降していることを条件にして、ロープ13のロープ支持部22を、ロープ張力が弱くなるように回転駆動する。
以上のごとく、伸縮式支柱11A,11Bでロープを昇降させる昇降式ホーム安全柵によれば、張力調整機構14のロープ支持部22を回転駆動することにより、ロープ13を下降させて閉状態にするときにはロープ張力を高めてロープ阻止力を強化し、ロープ13を昇降させる最中にはロープ張力を弱めて支柱11A,11Bに加わる横方向の力を低減するように構成されている。この構成例では、張力調整機構13によるロープ張力の調整と、伸縮機構31による支柱可動部11−2の昇降、すなわちロープ13の昇降とは連動していない。しかし、張力調整機構13によるロープ張力の調整と、伸縮機構31による支柱可動部11−2の昇降(ロープ13の昇降)とを連動させ、ロープ13の高さ位置に応じてロープ張力を連続的に変化させるように調整することもできる。
次に、図5を参照して本発明の他の実施形態に係る昇降式ホーム安全柵を説明する。図5は図1と同様な図であり、図1に示したロープ昇降式のホーム安全柵に対し、さらにバー昇降式のホーム安全柵を追加し、バー・ロープ併用式の構造とした実施形態である。図5において、図1で説明した要素と実質的に同一の要素(若干の変更部分を含む)には同一の符号を付している。本実施形態に係る昇降式ホーム安全柵は、バー・ロープ昇降式のホーム安全柵であり、上下に伸縮する支柱(伸縮式支柱)の昇降動作に基づいてバーとロープを同時に昇降させるように構成されている。図5において、(A)の状態はバーとロープが上昇して通路として機能する開状態を示し、(B)の状態はバーとロープが下降して防護安全柵として機能する閉状態を示している。
図5において、11A,11Bは支柱、11−1は支柱固定部、11−2は支柱可動部、12は駅ホーム、13はロープ、14は張力調整機構である。支柱11A,11Bは、支柱固定部11−1と支柱可動部11−2とから成り、伸縮式の支柱である。当該支柱11A,11Bでは、ロープ13が引き出される側の側面のスリット状開口部11−3だけではなく、反対側の側面にも同様なスリット状開口部が上下方向に形成されている。
支柱11A,11Bのそれぞれの外側には、さらに支柱111A,111Bが設けられる。支柱111A,111Bも、それぞれ伸縮式の支柱であり、支柱11A,11Bと実質的に同じ構成を内蔵している。すなわち、支柱111A,111Bはそれぞれ支柱固定部111−1と支柱可動部111−2を備えている。支柱可動部111−2は支柱固定部111−1に対して昇降するように設けられている。そして、支柱111Aと支柱11Aの間、および支柱111Bと支柱11Bの間には、それぞれ、3本のバー112が配置されている。3本のバー112は、それぞれ、前述した3本のロープ13に対応して配置され、かつ前述した張力調整機構14を介在して対応するロープ13に連結されている。バーの太さ、形状、材質は任意である。
本実施形態の昇降式ホーム安全柵では、図3で説明した張力調整機構14のロープ支持部22の構造がバー112の端部構造として設けられている。換言すれば、3本のバー112のロープ13側の各端部は、図3に示したロープ支持部22と同じ構造で作られている。従って、3本のバー112の各端部は、対応するロープ13の雄ネジ部21と螺合指されており、かつ各バー112は方向D1にて回転駆動されるように設けられている。また、支柱11Aと支柱111Aの間、支柱11Bと支柱111Bの間では、3本のバー112が、3本のロープ13と同様に昇降するように設けられている。両側の3本のバー112と中央の3本のロープ13の昇降動作は同期して行われる。
上記のように構成されるため、支柱11A,11Bの間には前述した通りロープ13に基づくロープ昇降式のホーム安全柵が形成され、それらの外側の支柱11Aと支柱111Aの間、支柱11Bと支柱111Bの間にはバー112に基づくバー昇降式のホーム安全柵が形成される。さらに、バー112が下降したとき、またはバー112が昇降するとき、そのバー112の回転動作に基づいて、前述したロープ支持部22の回転動作と同じように、ロープ13の張力の強弱を適正に調整することができる。
上記の実施形態に係る昇降式ホーム安全柵によれば、バー昇降式ホーム安全柵とロープ昇降式ホーム安全柵を併用することができ、かつロープ張力の調整をバーの回転動作で行うことができる。また図5に示したバー昇降式とロープ昇降式を併用したホーム安全柵の構造によれば、支柱11A,11Bと支柱111A,111Bがロープ13の架渡し配置に寄与する構造であるため、ロープ13の張力を各支柱に分散でき、ロープ用の支柱11A,11Bによるロープ支持力を強化でき、その結果、ロープ式ホーム安全柵の最大間隔を従来装置に比較して大いに広げることができるという効果が発揮される。
以上の実施形態で説明された構成、形状、大きさおよび配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎず、また数値および各構成の組成(材質)等については例示にすぎない。従って本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
本発明に係る昇降式ホーム安全柵は、駅ホームにおいてホームに入線する列車とホーム旅客との間に設置され、列車の運行状況に応じて、伸縮式支柱によってロープ等を昇降させて閉状態または開状態を作り、旅客の安全確保に利用される。
11A,11B 支柱
11−1 支柱固定部
11−2 支柱可動部
11−3 スリット状開口部
12 駅ホーム
13 ロープ
14 張力調整機構
21 雄ネジ部
22 ロープ支持部
23 雌ネジ部
31 伸縮機構
32 制御装置
33 回転駆動装置
111A 支柱
111B 支柱
111−1 支柱固定部
111−2 支柱可動部
112 バー

Claims (4)

  1. 昇降式支柱によって懸架され前記昇降式支柱の可動部の昇降動作によって昇降するロープの結合端部とこの結合端部に結合されるロープ支持結合部との間にネジ結合式張力調整機構を設け、このネジ結合式張力調整機構は、前記ロープの昇降動作に連動して前記ロープ支持結合部の回転動作が制御され、これにより前記ロープの張力をその高さ位置に応じ適正値に調整することを特徴とする昇降式ホーム安全柵。
  2. 前記ロープが下降した後前記ロープの張力を高めロープ阻止力を発生させ、前記ロープの昇降時前記ロープの張力を弱くすることを特徴とする請求項1記載の昇降式ホーム安全柵。
  3. 両端部にバー式ホーム柵を備えかつ両端の前記バー式ホーム柵の間にロープ式ホーム柵を備え、前記バー式ホーム柵のバーと前記ロープ式ホーム柵のロープとが連結される部分に前記ネジ結合式張力調整機構を設け、前記バーの端部が前記ロープ支持結合部として機能することを特徴とする請求項1または2記載の昇降式ホーム安全柵。
  4. 昇降式バーのホーム柵と昇降式ロープのホーム柵とから構成され、前記昇降式バーと前記昇降式ロープとが連結され、バーとロープを併用したことを特徴とする昇降式ホーム安全柵。
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