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JP6487186B2 - 補強された高電圧用インライン型ヒューズアセンブリ、システム、及び、製造方法 - Google Patents
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JP6487186B2 - 補強された高電圧用インライン型ヒューズアセンブリ、システム、及び、製造方法 - Google Patents

補強された高電圧用インライン型ヒューズアセンブリ、システム、及び、製造方法 Download PDF

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Description

本発明の分野は、概して、電気回路保護ヒューズに関し、さらに特に、高電圧直流(DC)電力配送システムのためのコンパクトなヒューズアセンブリに関する。
ヒューズは、電気回路に対する高コストの損害を防止するための過電流保護装置として広く使用されている。ヒューズ端子は、典型的には、電力供給源と電気回路内に配置されている電気構成要素又は構成要素の組み合わせとの間の電気接続部を形成する。1つ又は複数の可溶性のリンク又は要素、又は、ヒューズ要素アセンブリが、そのヒューズを通って流れる電流が予め決められている限界を超える時に、電気構成要素の損傷を防止するために、そのヒューズ要素が溶融して、そのヒューズを通る1つ又は複数の回路を開くように、ヒューズ端子の間に接続されている。
ヒューズ製造業者にとって、特定のタイプのヒューズアセンブリが現在において課題となっている。例えば、従来の直流(DC)電力システムよりも高い電圧で動作する直流電力システム用途のためのヒューズアセンブリが、現在求められている。既存の電気ヒューズアセンブリは、現時点で提案されている、より高い電圧用のDC電力システムには不適当であり、その改良が必要とされている。
以下の図を参照しながら、非限定的で非排他的な実施形態を説明し、以下の図では、様々な図面のすべてにおいて、特段の言及がない限りは、同じ照合番号が同じ部品を示している。
インライン型ヒューズアセンブリの第1の例示的な実施形態の側面立面図である。 図1に示されているヒューズアセンブリの分解組立アセンブリ図である。 図1に示されているヒューズアセンブリの端面図である。 図3の線4−4に沿ったヒューズアセンブリの断面図である。 インライン型ヒューズアセンブリの第2の例示的な実施形態を示す、図4と同様の断面図である。 図1から図5に示されているインライン型ヒューズアセンブリのようなインライン型ヒューズアセンブリを含む、ヒューズシステムの略ブロック図である。 図1から図5に示されているヒューズアセンブリと図6に示されているヒューズシステムとを製造するための方法の例示的な流れ図である。
本明細書で説明する発明的な着想に対するさらに詳細な序論として、より高い動作電圧を電気ヒューズアセンブリに対して適応させることは、決して簡単ではないだろう。例えば、より高い定格電圧を実現することは、ヒューズアセンブリの幾つかの構成要素又は全ての構成要素を単純に増大させるによっては容易には実現できない。特に、アークフラッシュエネルギー(arc flash energy)と呼ばれることがある、ヒューズ要素が動作する時の電気アーク発生条件に関連している電気エネルギーが、より低い動作電圧の場合に比べて、より高い動作電圧においては、よりはるかに激しい。これは、特に、動作電圧が大きく増大させられる時に当てはまる。
現在において、太陽光発電電力システムを非限定的に含む、1500VDCで動作可能である電力システムが、特定の用途において提案されている。当然であるが、こうした1500VDC電力システムと共に使用するために、ヒューズのような電流保護装置が必要とされるが、こうした高電圧DC用途に関連している潜在的なアークフラッシュエネルギーは、1500VDC電力システムにおける使用に関して、既存の電気ヒューズアセンブリを不利なものにする。約1000VDCの定格を有するヒューズが知られているが、1500VDCの電力システムへの飛躍は困難である。1000VDC電力システムから1500VDへの動作電圧の50%の増加が、1500VDCの負荷下においてヒューズが動作する時の潜在的なアークフラッシュエネルギーの劇的な増大をもたらし、従来のヒューズ、さらには、1000VDC用途のために定格を定められたヒューズさえも、1500VDC用途に対して不適切なものにする。
有望な解決策は、特に1500VDCシステムで使用するための新たなヒューズを設計することができる。こうした用途のための適切に設計されたヒューズでは、高電圧DC電力システムに関連したアークフラッシュエネルギーは安全に管理されることが可能であるが、このためには多大なコストを要する可能性が高い。
従来においては、DC電力用途のために電圧定格を増大させることが、ヒューズ要素を製造するためにより高コストの材料を使用すること、製造プロセスの中に追加的な検査及び品質管理手順を組み込むこと、手順の取り扱いにおいて特別な配慮を行うこと、及び/又は、追加的な設計上のマージンを実現するより大型のヒューズ(large body fuse)を採用することによって、実現されてきた。一方、より大型化したヒューズは、より多くのアークを吸収又は消火する充填剤(filler)がアークエネルギーを吸収することを容易にする。しかしながら、大量生産的で競合的な環境においては、より新しく且つより高コストなヒューズを導入することは困難な提案である。
より大型化したヒューズを導入することは、さらに、ヒューズ産業の技術者にとって実際的な関心事である他の問題も生じさせる。説明している例では、すなわち、1500VDC電力システムのためのヒューズアセンブリを実現する場合に、より大型化したヒューズが、太陽光発電電力システムにおいて望ましいことがある既存のインライン型ヒューズホルダ構成要素及び付属品、又は、おそらくは、他の電力システム用途における他のタイプのヒューズホルダ構成要素または付属品に適合しないだろう。したがって、より大型化したヒューズは、ヒューズ製造業者と供給者とユーザとにとって、さらに多くの費用で設計及び/又は購入されなければならない、より大型のインライン型ヒューズアセンブリ及びヒューズホルダを必要とすることになるだろう。
さらに、当業界の一般的なトレンドに従えば、より大型のヒューズアセンブリよりも、より小型のヒューズアセンブリが概して好ましい。より小型の物理的パッケージにおいてより高いヒューズ保護定格を実現すること、又は、幾つかの場合に、既存のヒューズと同一のサイズの物理的パッケージにおいてより高いヒューズ保護定格を実現することが、より大型の物理的パッケージを有するより大型のヒューズよりも、エンドユーザにとって、遙かにより魅力的である。より大きい物理的パッケージは、設置し使用するために、より大きな空間を必要とし、今日の競合的な環境では、空間要件の増大は、依然として、電力システムプロバイダに対して、さらに別のコストを賦課する。
1500VDC用途のための、より大型の新たなヒューズの総合的なコストと、新たなヒューズホルダ及び付属品を提供するコストと、より大きなヒューズ及び付属品のための空間要件の増大のコストとを考慮すると、こうした動作環境で機能することをより適切に可能にするように、ヒューズパッケージを大型化することによってカスタム設計のヒューズアセンブリを提供することは、魅力のない提案である。より新しく、且つ、より高コストのヒューズのコストと、より新しく、且つ、より高コストのヒューズホルダ及び付属品のコストは、多数のヒューズを有する大型電力システムに関して、急速に累積する。既存の配電システムのコストと制約条件は、さらに、より高い電圧用の電力配送システムの採用に対する障害でさえある可能性がある。
以下では、当業におけるこうした問題点と他の問題点に対処するヒューズアセンブリの例示的な具体例が説明される。カスタム設計された、より高コストの、より大型化されたヒューズを提供することなしに、高電圧DC電力システムのためのヒューズアセンブリが提供される。このヒューズアセンブリは、既存のヒューズパッケージとサイズ的に同一であり、既存のヒューズホルダ及び付属品に対する適合性が維持される。より高い電圧用の電力システムを採用することを望む顧客にとっては、機械加工方法又はアセンブリ方法に変更がないことが必要とされている。高電圧用電流システムのための高信頼性のヒューズ動作が比較的に低コストで実現される。
上記の利点と他の利点とが、増強されたアークフラッシュエネルギー閉じ込め能力を有する補強されたヒューズアセンブリを提供することによって少なくとも部分的に実現される。ヒューズパッケージの構造的強度を強化する補強材料がヒューズに付加され、したがって、激しいアークフラッシュエネルギーの放出を原因としてヒューズ本体が1つ又は複数の箇所で破裂または破損することがある場合にさえ、アークフラッシュエネルギーが補強材料の内側に依然として安全に閉じ込められるだろう。したがって、より高い電圧用のDC電力システム(例えば、1500VDC)のための過電流保護が、ヒューズ本体を非限定的に含む、より大型の新しいヒューズ構成要素をカスタム設計する必要なしに、より小さいパッケージサイズで、且つ、比較的に低コストで、効果的に実現されることが可能である。方法的な側面が、部分的に明らかであり、及び、後述の説明において、部分的に明示的に説明されるだろう。
この発明的な着想は1500VDC太陽光発電電力システムに関連して説明されているが、本明細書における着想は、必ずしも太陽光発電電力システムだけに限定されているわけではなく、且つ、必ずしも1500VDC用途だけに限定されているわけではない。後述の説明は、限定のためではなくて、実例を示すためであり、1500VDCより高いか又は低い異なる電圧で動作する他の電力システム(例えば、非太陽光発電型の電力システム)が、本明細書で説明されている着想から利益を得ることも可能である。
ここで図面を参照すると、図1から図4は、インライン型ヒューズアセンブリ100の第1の例示的な実施形態の様々な図を示す。図1は、このアセンブリ100の側面アセンブリ図であり、図2は、このアセンブリ100の分解組立アセンブリ図であり、図3は、このアセンブリ100の端面図であり、図4は、図3の線4−4に沿ったアセンブリ100の断面図である。これらの図に見てとれるように、アセンブリ100は、ヒューズ102(図2と図4)、回路コネクタ端子104、106と、補強スリーブ要素108と、ラベル110とを含む。
一例として、ヒューズ102は、Bussmann by Eaton,St Louis Missouri(以前にはCooper Bussmanとして知られていた)、Bussmann Datasheet #720110から入手可能な、カタログ番号PV−XXA10F solar fuseの、10×38mm太陽光発電用ヒューズであってよい。この例におけるヒューズ102は、1−20Aの電流定格と1000VDCの電圧定格とを有すればよく、本明細書では、高電圧低電流ヒューズと呼ばれることがある。例示的な定格を有する例示的なヒューズ102が示されているが、他のヒューズも同様に他の実施形態で使用されてよい。
ヒューズ102は、概して、細長い非導電性ヒューズ本体120と、この本体120の互いに反対側の末端に連結されている導電性ヒューズ端子122、124とを含む。図示される例において、本体120は、概して円筒形であり、非限定的にセラミックを含む当業で公知の非導電性材料で製造されてよい。しかしながら、他の例では、このヒューズ本体の他の非円筒形の形状及び構成が採用可能である。端子122、124はフェルール端子と見なされてよいが、他の実施形態では、他のタイプのヒューズ端子がヒューズ102上に備えられてよいと考えられる。
ヒューズ要素126(図4に仮想線で示されている)は、ヒューズ本体120の内側と端子122、124の間を延びる。このヒューズ要素126は、ヒューズ102を通って流れる電流が予め決められた限界を超える時にヒューズ要素126が溶融するか、分解するか、又は、他の形で構造的に破損し、ヒューズ要素126を通ってヒューズ102を通る回路を開くように、ヒューズ端子122,124の間の電流経路を画定する。様々な異なるタイプのヒューズ要素、ヒューズリンク、又は、ヒューズ要素又は可溶性リンクアセンブリが知られており、ヒューズ102内で使用可能である。2つ以上のヒューズ要素又は可溶性リンクが必要に応じてヒューズ102内に備えられてもよい。珪砂のようなアーク吸収媒質128が、既知の仕方でヒューズ本体102の内部を満たす。様々なアーク吸収材料又はアーク消火材料が知られており、同様に使用されてよい。
図に示されている例示的な実施形態における回路接続端子104、106は、真鍮又は別の導電性材料で作られているA2650圧着端子金具のようなインライン型ワイヤ圧着端子である。1つの非限定的な例では、回路コネクタ端子104、106は、適切な圧着工具(例えば、Thomas & Betts社製のSta−KonTM Comfort CrimpTM Compression Tool,Model ERG4002)を使用して、コネクタ端子104、106に電気回路のライン及び負荷側ワイヤ112、114を接続するために、圧着するように構成されている。特定のコネクタ端子104、106が説明されているが、本発明の範囲から逸脱することなしに、他の特徴及び構成を有する他のコネクタ端子が提供されてもよいということを理解されたい。ワイヤ112、114は、一例では、10−12AWG撚線太陽光発電用ワイヤであってよく、又は、代替案として、他の実施形態では他のタイプのワイヤであってもよい。
アセンブリ100では、コネクタ端子104、106は、ヒューズ102とは別個に備えられている要素であり、摩擦嵌合によってヒューズ端子122、124に取り付けられる。その後で、補強スリーブ要素108が、ヒューズ本体102の外側とコネクタ端子104、106の一部分との上に取り付けられる。
一例では、補強スリーブ要素108が、3M Company(St.,Paul,Minnesota)から入手可能な、2A3185接着性熱収縮R/C(YDTU2.E157227)、カタログ番号EPS−300、1/2インチ、黒色接着剤ライニング(black adhesive−lined)熱収縮チューブである。この補強スリーブ108は、既知の方法で付着させられ、及び、1500VDC負荷の下でヒューズ要素126が動作する時に、増大したアークフラッシュの過酷さに対してより適切に耐えるための、ヒューズ本体120のための構造的補強を実現することができる。特に、ヒューズ本体120がセラミックで作られている時には、そのヒューズが1500VDCの負荷の下で動作する場合に、ひび割れ又は亀裂が生じることがある。説明しているこの例におけるヒューズ102が、少なくとも部分的には、本体120の構造と、1000VDC以下においてアークフラッシュエネルギーに耐久するその本体の能力との故に、1000VDCの定格を有することを考慮すると、この補強スリーブ要素108の追加的な構造的強度が、1500VDC負荷の下でのアークフラッシュエネルギーが安全に閉じ込められることを可能にする。したがって、この補強スリーブ要素108とその寸法とが、潜在的なアークフラッシュエネルギーと、ヒューズ本体120がこのアークフラッシュエネルギーに耐久する能力との観点に基づいて選択される。
補強スリーブ要素108の接着剤ライニングが、追加的な構造的強度と、そのヒューズ102のフェルール/本体接合箇所の追加的なシーリングとを実現する。電気アーク発生が、ヒューズ端子122、124により近い場所で、特に、ヒューズ102のフェルール/本体シールの近くで生じる場合には、電気アーク発生とアークフラッシュエネルギーは、さもなければ、そのシールの破断の原因となるだろう。この場合も同様に、この説明している具体例のヒューズ102が1000VDC定格で設計されていることを考慮すると、ヒューズ102のフェルール/本体接合箇所は、1500VDCのより高い負荷の下でヒューズ要素126が動作する時に破断を生じる可能性が高いだろう。補強スリーブ要素108を用いることによって、1000VDCの定格を有するヒューズは、他の点では1500VDCの電力システムにおいて有効に動作可能である。言い換えると、接着剤を含むこの補強スリーブ要素108は、1000VDC定格を実現するように設計されたヒューズ102が1500VDC定格のヒューズアセンブリとして有効に機能することを効果的に可能にする。
上述の例示的なヒューズ102を考慮すると、1500VDC定格のヒューズアセンブリは、従来の10×38mmヒューズパッケージよりもわずかしか大きくない物理的パッケージの形で提供される。アセンブリ100の電圧定格(例えば1500VDC)にヒューズ102の電圧定格(例えば、1000VDC)を50%増大することが、実質的に同じパッケージサイズで実現される。ヒューズ102単体に対するアセンブリ100のパッケージサイズの変化がわずかなので、アセンブリ100は、既存のヒューズホルダとワイヤリングハーネスと付属品とを使用して動作可能である。
接着剤でライニングされた補強スリーブ要素108が、上述の理由から有益であり、さらには、ヒューズアセンブリ100が製造される際にアセンブリ工程を単純化するが、この接着剤は、幾つかの実施形態では、補強スリーブ要素108とは別個に供給されることも可能である。他の想定されている実施形態では、この接着剤は任意のものと見なされることがあり、省略されることもある。さらに、特定の補強材料が要素108に関して示されているが、これは単に例示的なものにすぎない。異なるタイプの熱収縮材料を非限定的に含む当業で公知の他の補強材料が使用されることがある。上述の利点の少なくとも幾つかをある程度は実現するために、非熱収縮補強材料も使用可能である。
ヒューズラベル(fuse label)110が、既知の方法で補強スリーブ要素108の外側表面に付着させられ、このラベルには、アセンブリ100の定格に関する情報をユーザに提供するテキスト、図案、又は、標識が備えられている。ラベル110は、さらに、電力システム内においてアセンブリ100を取り付けるか又は交換する作業を行うユーザに対してアセンブリ100のタイプを識別するために、完全に又は部分的にカラーコーディングされることもある。例えば、ヒューズラベル110は、同一の色で同様に標識されているアセンブリ100と組み合わせの形で使用される適合可能なヒューズホルダ、ワイヤリングハーネス、又は、他の付属品と合致させられるために、黄色のような色を備えることがある。したがって、一致するカラーコーディングが、ヒューズアセンブリ100と付属品とが適合可能であることを示してよい。他の色が、適合不可能な付属品又は他のタイプのヒューズアセンブリ上で使用されてもよい。このようにして、ヒューズアセンブリと付属品との適合性又は不適合性に関する混乱が作業現場において回避されてよい。一例としては、第1の色(例えば、黄色)を有する太陽光発電用ヒューズアセンブリ100が、第2の色(例えば、赤色)を有するラベルが付けられている非太陽光発電用ヒューズアセンブリから区別されることが可能であり、太陽光発電用ヒューズ付属品は、非太陽光発電用付属品上に備えられている同様のカラーコーディングによって非太陽光発電用ヒューズ付属品から区別されることが可能である。したがって、非適合性のヒューズアセンブリ及び付属品の不適切な組み合わせが、電力システムのための設置担当者又は保守点検担当者によって容易に回避される。
ヒューズアセンブリ100は、少なくとも次の諸側面において有益である。このアセンブリ100は、より大きな構成要素を有する新たなヒューズをカスタム設計及び機械加工する必要なしに、補強スリーブ要素108によって1500VDC電力配送のための新しく且つより高い電力要件を満たす。このヒューズアセンブリ100は、新たな付属品をカスタム設計及び機械加工する必要なしに、ヒューズホルダ又は同種のもののような既存の付属品と共に使用されてよい。したがって、電力配送システムのオペレータは、コストの増大を最小限に抑えながら、且つ、より大きなパッケージサイズを有するヒューズアセンブリを使用する必要なしに、より高い電圧用の電力配送システムを採用してもよい。
図5は、上述のアセンブリ100に類似したヒューズアセンブリ200の第2の実施形態の断面図であるが、この実施形態は、ヒューズ本体120のエネルギー漏洩又は一次バリア(例えば、セラミック)破損の場合におけるアークフラッシュ抑制の更なる強化を実現するために、接着剤でライニングされた補強要素108とヒューズ本体120との間に配置されている追加的なアーク吸収材料202をさらに含む。この追加的なアーク吸収材料が、シリコーン、テープに加工されたテフロン(登録商標)合成樹脂の含フッ素ポリマー材料、又は、当業で公知の他の適切な材料を含んでよい。
ヒューズ本体120の外側とワイヤコネクタ端子104、106の一部分との上に備えられている追加のアーク吸収材料202によって、アークフラッシュエネルギーの放出に対する追加的な保護が、ヒューズ102のヒューズフェルール/本体の封止接合箇所において実現される。図5の例では追加のアーク吸収材料202がヒューズ102のフェルール/本体接合箇所の付近においてだけ備えられており、したがって、ヒューズ本体120の外側を不完全にしか覆わず、接続端子104、106の外側も不完全にしか覆わないが、この追加のアーク吸収材料202は、ヒューズ本体120の全体を覆うように、及び/又は、必要に応じて接続端子104、106の外側をより完全に覆うように、備えられることが可能である。
この追加のアーク吸収材料202によって、ヒューズアセンブリ200は、上述したアセンブリ100に比較して、1500VDC負荷時に生じるアークフラッシュエネルギーに対してより効果的に対処してよい。追加のアーク吸収材料202を含むアセンブリ200は、同様に、アセンブリ200のための1500VDCを超える有効な電圧定格を実現することができる。
特記しない限り、アセンブリ200の構造は、アセンブリ100の構造に類似しており、アセンブリ200は、アセンブリ100に対して同様の利点をもたらす。
図6は、上述のヒューズアセンブリ100又は200のどちらかであるヒューズアセンブリ252と、ヒューズアセンブリ252を受け入れるヒューズ付属品254とを含む、ヒューズシステム250を概略的に図示する。このヒューズ付属品254は、例えば、想定されている実施形態では、ヒューズホルダ又はワイヤリングハーネスであってよい。付属品254は、ヒューズアセンブリ252を通るライン側回路256と負荷側回路258との間の電気的接続を実現する。このヒューズアセンブリ252と付属品254は、従来通りに且つユーザフレンドリーな形で適合性を確保するために、上述したようにカラーコーディングされてよい。ライン側回路256と負荷側回路258は、約1500VDCで動作する太陽光発電電力配送システムを画定してよい。ヒューズアセンブリ252は負荷側回路258に対して過電流保護を実現し、このヒューズが開き終わると、このヒューズアセンブリ252は、負荷側回路258の完全動作を回復するために交換用ヒューズアセンブリによって置き換えられる。上述したように、ヒューズアセンブリ100又は200がヒューズアセンブリ252として使用される時に、有効な過電流保護が、1000VDCが定格であるヒューズを使用して、1500VDC電力システムにおいて実現されてよい。
図7は、上述した例示的なヒューズアセンブリ及びヒューズシステムを製造するための方法300の例示的な流れ図である。ステップ302では、本体120と、この本体の内側を延びるヒューズ要素124と、ヒューズ本体120の互いに反対側に位置したそれぞれの端部上にあり且つヒューズ要素126と共に回路経路を形成する第1及び第2のヒューズ端子要素122、124とを含むヒューズ102のような、ヒューズが提供される。提供される電気ヒューズは、この想定されている実施形態では、約1000VDCの電圧定格を有してよく、太陽光発電用ヒューズであってよい。他の実施形態では、非太陽光発電用のヒューズと他のヒューズ定格とが同様に使用されてもよい。
ステップ304では、端子104、106のようなコネクタ端子が提供される。ステップ306では、コネクタ端子104、106は、ヒューズ102の第1及び第2の端子要素のそれぞれに取り付けられる。上述したように、この取り付けは、摩擦嵌合、又は、当該技術分野で公知の他の取り付け方法によって行われてもよい。
ステップ308では、任意に、上述した材料202のようなアーク吸収材材料が、ヒューズフェルール/本体の接合箇所を非限定的に含む所望の場所において、ヒューズ102の外側に付着させられる。
ステップ310では、ヒューズ本体と、さらには、ステップ308で付着させられたアーク吸収材材料とが、上述した材料108のような補強材料で被覆される。上述したように、ステップ310で付着させられた補強材料は、アセンブリ内の上述したヒューズ102がそれ自体で1000VDCの電圧定格を有する場合でさえ、少なくとも約1500VDCの電気的負荷の下でヒューズの本体が破裂してしまった時に、回路経路を遮断するためにヒューズ要素が開く時にアークエネルギーを閉じ込める。
ステップ312では、付属品も提供される。この付属品は、ヒューズホルダ、ワイヤリングハーネス、又は、当該技術分野で公知の別の付属品であってよい。ステップ314では、エンドユーザの利便性のためにカラーコーディングがヒューズアセンブリと付属品とに付与されてよい。このカラーコーディングは、接着性ラベル又は同種のものを使用して付与されるか、又は、当業で公知の他の方法を使用して付与されてよい。
さて、本発明の利益と利点とが、開示されている例示的な実施形態に関連付けて十分に説明されてきたと考えられる。
ヒューズ本体と、このヒューズ本体に連結されている第1及び第2のヒューズ端子要素と、第1及び第2のヒューズ端子の間に電気経路を確立するヒューズ要素とを備え、第1の直流電圧定格を実現するように構成されている電気ヒューズと、ヒューズ本体が破断する場合にアークフラッシュエネルギーを閉じ込めるように構成されているヒューズ本体を少なくとも被覆し、これによって第1の電圧定格よりも高い第2の電圧定格に直流電圧定格を効果的に増大させる補強材料とを含む、電気ヒューズアセンブリの実施形態が開示されてきた。
任意に、このアセンブリは、さらに、第1及び第2のヒューズ端子要素のそれぞれに取り付けられている第1及び第2のコネクタ端子も含んでよい。この第1及び第2のコネクタ端子はワイヤ圧着端子であってよく、補強材料は、さらに、第1及び第2のコネクタ端子の少なくとも一部分も被覆してよい。
さらに別の選択肢として、このヒューズは、円筒形の太陽光発電用ヒューズであることが可能である。第1及び第2のヒューズ端子要素の少なくとも一方がフェルールであってよい。ヒューズ本体はセラミックで作られてよい。第1の電圧定格は約1000VDCであり、及び、第2の電圧定格は約1500VDCであってよい。
このアセンブリは、任意に、補強材料とヒューズ本体との間を延びるアーク吸収材料を含んでよい。このアーク吸収材料はシリコーン及び樹脂の含フッ素ポリマー材料のテープのいずれか一方であってよい。
補強材料が、任意に熱収縮材料であり、及び、この熱収縮材料は接着剤を含んでよい。
このアセンブリは、さらに、任意にラベルを含み、このラベルは、適合可能なヒューズ付属品を識別するためにカラーコーディングされている。適合可能なヒューズ付属品は、ヒューズホルダとワイヤリングハーネスとのうち少なくとも一方であればよい。
電気ヒューズアセンブリの別の実施形態を開示してきた。このアセンブリは、互いに反対側に位置した端部を有するヒューズ本体と、このヒューズ本体の互いに反対側に位置した端部のそれぞれの上の第1及び第2のヒューズ端子要素と、第1及び第2のヒューズ端子要素の間に回路経路を確立するヒューズ要素とを備え、少なくとも約1000Vの電圧定格を有する電気ヒューズと、第1及び第2のヒューズ端子要素のそれぞれに取り付けられている第1及び第2のインライン型ワイヤ圧着コネクタと、ヒューズ本体を覆う補強材料であって、少なくとも約1500VDCの負荷の下でヒューズの本体が破裂してしまった時に、回路経路を遮断するためにヒューズ要素が開く時にアークエネルギーを閉じ込める補強材料と、を含む。
任意に、第1及び第2のインライン型コネクタは第1及び第2のヒューズ端子要素に摩擦嵌合させられている。このヒューズは太陽光発電用ヒューズであり、及び、ヒューズ本体はセラミックで作られているだろう。このヒューズ本体は円筒形であるだろう。
このアセンブリは、さらに、補強材料とヒューズ本体との間を延びるアーク吸収材料を含むだろう。このアーク吸収材料はシリコーン及び樹脂の含フッ素ポリマー材料のテープのどちらか一方だろう。
補強材料は熱収縮材料であり、及び、この熱収縮材料は、接着剤でライニングされた熱収縮スリーブ材料であるだろう。
このアセンブリは、さらにラベルを含み、このラベルは、適合可能なヒューズ付属品を識別するためにカラーコーディングされている。適合可能なヒューズ付属品は、ヒューズホルダとワイヤリングハーネスの少なくとも一方を含むだろう。
互いに反対側に位置した端部を有する本体と、このヒューズ本体の内側を延びるヒューズ要素と、ヒューズ本体の互いに反対側に位置した端部のそれぞれの上に位置しており、且つ、ヒューズ要素と共に間に回路経路を確立する第1及び第2のヒューズ端子要素とを有する電気ヒューズを含む、インライン型ヒューズアセンブリを製造するための例示的な方法が開示されている。この方法は、ヒューズの第1及び第2の端子要素のそれぞれに第1及び第2のインライン型ワイヤコネクタを取り付けることと、補強材料て電気ヒューズの本体を被覆することとを含み、これによって、この補強材料は、少なくとも約1500VDCの電気的負荷の下でヒューズの本体が破断した時に、電気経路を遮断するためにヒューズ要素が開く時に、アークエネルギーを閉じ込める。
任意に、第1及び第2のインライン型コネクタを取り付けることは、第1及び第2のインライン型コネクタをヒューズの第1及び第2の端子要素に摩擦嵌合させることを含んでよい。このヒューズは太陽光発電用ヒューズであってよく、この本体はセラミックから作られてよい。
この方法は、補強材料とヒューズ本体との間にアーク吸収材料を伸展することを含んでよい。アーク吸収材料を伸展することは、シリコーンまたは樹脂の含フッ素ポリマー材料のテープの一方を伸展することを含んでよい。
電気ヒューズの本体を補強材料で被覆することは、熱収縮材料をこのヒューズ本体に付着させることを含んでよい。熱収縮材料をヒューズ本体に付着させることは、接着性熱収縮材料を付着させることを含んでよい。
この方法は、さらに、ヒューズアセンブリにカラーコーディングを付与することを含んでよい。この方法は、さらに、ヒューズ付属物を提供することと、ヒューズアセンブリに適合させるためにこのヒューズ付属物にカラーコーディングすることとを含んでよい。
低過電流保護ヒューズと、このヒューズに付着させられており、且つ、少なくとも1500VDCのヒューズアセンブリ定格を実現するように構成されている補強材料とを含むヒューズアセンブリと、このヒューズアセンブリを受け入れる付属品とを含む、電気ヒューズシステムの実施形態がさらに開示される。
任意に、このヒューズは、1000VDCの定格を有する太陽光発電用ヒューズであってよい。ヒューズ補強材料は、熱収縮補強要素を含んでよい。このヒューズアセンブリは、ヒューズの外側に付着させられ且つ補強材料の内側を延びるアーク吸収材料を含でよい。このヒューズアセンブリ及び付属品はカラーコーディングされてよい。このヒューズアセンブリはインライン型ヒューズアセンブリを画定してよい。このヒューズは、1アンペアから20アンペアの電流定格を有してよい。
この記述した説明は、最良の形態を含む本発明を開示するために、さらには、任意の装置又はシステムを作成して使用することと、任意の採用された方法を実行することとを含む本発明を当業者が実施することを可能にするために、具体例を使用する。本発明の特許性のある範囲が特許請求項によって定義され、及び、当業者にとって生じる他の具体例を含むだろう。こうした他の具体例は、こうした具体例が特許請求項の逐語的言語から相違しない構造的要素を有する場合に、又は、こうした具体例が特許請求項の逐語的言語からの僅かな相違を有する等価の構造的要素を含む場合に、特許請求項の範囲内に含まれていることが意図されている。
100 インライン型ヒューズアセンブリ
102 ヒューズ
108 補強スリーブ要素
104、106 回路コネクタ端子
110 ヒューズラベル
120 ヒューズ本体
122、124 導電性ヒューズ端子
126 ヒューズ要素
128 アーク吸収媒質

Claims (11)

  1. 所定の直流定格電圧をもたらすために設計された電気ヒューズであって、互いに反対側に位置する第1の端部と第2の端部とを有する円筒形のヒューズ本体と、前記ヒューズ本体の前記第1の端部に連結される第1のフェルール端子と、前記ヒューズ本体の前記第2の端部に連結される第2のフェルール端子と、前記ヒューズ本体の中を延びると共に、前記第1のフェルール端子及び第2のフェルール端子の間に電気経路を確立するヒューズ要素とを備える電気ヒューズと、
    前記第1のフェルール端子の外面に連結される第1のインライン型ワイヤ圧着コネクタと、
    前記第2のフェルール端子の外面に連結される第2のインライン型ワイヤ圧着コネクタと、
    円筒形の前記ヒューズ本体と面接触して該ヒューズ本体の外側を被覆し、前記第1及び第2のフェルール端子のそれぞれと面接触して該第1及び第2のフェルール端子の外側を被覆し、前記第1及び第2のインライン型ワイヤ圧着コネクタのそれぞれの一部分とのみ面接触して該第1及び第2のインライン型ワイヤ圧着コネクタのそれぞれを不完全に被覆する、補強材料と、
    を備え
    前記補強材料、前記直流定格電圧より実質的に大きい電圧での直流負荷の下で前記ヒューズ要素が開く時に、アークフラッシュエネルギーを閉じ込めると共にアークフラッシュエネルギーの放出を妨げる、インラインヒューズアセンブリ。
  2. 前記第1及び第2のインライン型ワイヤ圧着コネクタは、前記第1のフェルール端子及び前記第2のフェルール端子に摩擦篏合している、請求項1に記載のインラインヒューズアセンブリ。
  3. 前記ヒューズは円筒形の10×38mm太陽光発電用ヒューズである、請求項1に記載のインラインヒューズアセンブリ。
  4. 前記第1の直流定格電圧は1000VDCであり、前記補強材料約1500VDCの電気的負荷の下で前記ヒューズ要素が開く時に、アークフラッシュエネルギーを閉じ込めると共に前記補強材料の外部にアークフラッシュエネルギーの放出を妨げる、請求項1に記載のインラインヒューズアセンブリ。
  5. 円筒形の前記ヒューズ本体はセラミックで作られる、請求項1に記載のインラインヒューズアセンブリ。
  6. さらに、前記補強材料と前記ヒューズ本体との間を延びるアーク吸収材料を備える、請求項1に記載のインラインヒューズアセンブリ。
  7. 前記アーク吸収材料はシリコーン及び樹脂の含フッ素ポリマー材料のテープのうちの一方である、請求項に記載のインラインヒューズアセンブリ。
  8. 前記補強材料は熱収縮材料を含む、請求項1に記載のインラインヒューズアセンブリ。
  9. 前記熱収縮材料は該熱収縮材料にライニングされた接着剤を含む、請求項に記載のインラインヒューズアセンブリ。
  10. さらにラベルを備え、前記ラベルは、適合可能なヒューズ付属品を識別するためにカラーコーディングされる、請求項1に記載のインラインヒューズアセンブリ。
  11. 前記適合可能なヒューズ付属品は、ヒューズホルダとワイヤリングハーネスとのうち少なくとも一方を含む、請求項10に記載のインラインヒューズアセンブリ。
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