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JP6487345B2 - 車両用ドア構造 - Google Patents
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Description

本発明は、車両用ドア構造に関する。
ドアインナパネルの上部にインナウェザーストリップが配設され、該インナウェザーストリップの端末部に遮音部材が取り付けられた構造が開示されている(特許文献1参照)。
特開2015−104952号公報
上記した従来例は、ドアの車両内側に適用される遮音構造である。一方、各部材間の隙間からドア内への音の侵入は、ドアの車両外側においても生じるため、対策が望まれている。
本発明は、車両用ドアの車両外側において、遮音部材の組付けを容易とし、かつ遮音部材の取付け位置のばらつきによる遮音性の低下を抑制可能な車両用ドア構造を提供することを目的とする。
請求項1に係る車両用ドア構造は、車両用ドアの車両外側に配置されるドアアウタパネルと、前記ドアアウタパネルの上端に沿って設けられたアウタウェザーストリップと、前記車両用ドアの車両前後方向の端部から車両上方に延びるドアフレームと、前記ドアフレームの車両外側に設けられ、前記ドアフレームを覆うアウタガーニッシュと、前記ドアアウタパネルの前記上端に設けられたフランジに嵌合する嵌合部、少なくとも前記アウタガーニッシュと前記ドアフレームとの間の隙間に配置されるシール部、及び前記ドアフレームに対する前記アウタガーニッシュの取付け時に前記アウタガーニッシュに係止される取付け部が一体的に形成された遮音部材と、を備えている。
この車両用ドア構造では、遮音部材のシール部により、アウタガーニッシュとドアフレームとの間の隙間から車両用ドア内への車外の音の侵入を抑制できる。車両用ドアに対する遮音部材の組付けの際には、嵌合部をドアアウタパネルのフランジに嵌合させて仮置きすることができる。そして、ドアフレームに対するアウタガーニッシュの取付け時に、遮音部材の取付け部が該アウタガーニッシュに係止される。したがって、遮音部材の取付け位置のばらつきが生じ難く、このばらつきによる遮音性の低下も生じ難くなる。
本発明に係る車両用ドア構造によれば、車両用ドアの車両外側において、遮音部材の組付けを容易とし、かつ遮音部材の取付け位置のばらつきによる遮音性の低下を抑制できる、という優れた効果が得られる。
本実施形態に係る車両用ドア構造を備えた車両を示す側面図である。 フロントドアに設けられた車両用ドア構造を示す、図1における2−2矢視拡大断面図である。 リヤドアに設けられた車両用ドア構造を示す、図1における3−3矢視拡大断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づき説明する。図面において、矢印FRは車両前方を示し、矢印UPは車両上方を示し、矢印INは車両内側を示している。
図1において、本実施形態に係る車両用ドア構造Sは、車両用ドアの一例たるフロントドア10のベルトラインLの遮音構造に係るものである。図2に示されるように、車両用ドア構造Sは、ドアアウタパネル11と、アウタウェザーストリップ12と、ドアフレーム13と、アウタガーニッシュ14と、遮音部材15とを備えている。
図2において、ドアアウタパネル11は、フロントドア10の車両外側に配置される部材である。フロントドア10は、ドアアウタパネル11とドアインナパネル(図示せず)とを有して構成されている。ドアインナパネルは、ドアアウタパネル11の車両内側に配置されている。ドアアウタパネル11の上端には、アウタウェザーストリップ12及び遮音部材15が取り付けられるようになっている。
アウタウェザーストリップ12は、ドアアウタパネル11の上端に沿って設けられたシール部材であり、ゴムやエラストマー等の弾性体で構成されている。アウタウェザーストリップ12は、主に、図1におけるサイドガラス16に沿う範囲で、ドアアウタパネル11の上端に嵌合している。また、アウタウェザーストリップ12の車両後方側の端部は、アウタガーニッシュ14と車幅方向に重なっており、アウタガーニッシュ14及びドアアウタパネル11にそれぞれ当接している(図2)。
図2において、ドアフレーム13は、フロントドア10の車両前後方向の端部、例えば車両後方側の端部から車両上方に延びており、枠状のドアサッシュの一部を構成している。このドアフレーム13は、フロントドア10の閉止時に、車両のセンターピラー(図示せず)に対して車幅方向に重なる位置に配置されている。ドアフレーム13には、サイドガラス16に対するガラスラン(図示せず)が設けられている。ガラスランは、サイドガラス16の昇降を案内するガイド部である。ドアフレーム13には、後述するアウタガーニッシュ14のクリップ14Aと嵌合する取付け孔13Aが形成されている。
アウタガーニッシュ14は、ドアフレーム13の車両外側に設けられ、ドアフレーム13を覆う樹脂製の化粧部材である。アウタガーニッシュ14は、ドアフレーム13と同様に、フロントドア10の閉止時にセンターピラーに対して車幅方向に重なる位置に設けられている。アウタガーニッシュ14の下端部には、車両内側に突出するクリップ14Aが一体的に設けられている。アウタガーニッシュ14をドアフレーム13に取り付ける際には、クリップ14Aがドアフレーム13の取付け孔13Aに嵌入される。ドアフレーム13に取り付けられたアウタガーニッシュ14と、該ドアフレーム13との間には、若干の隙間17が形成されている。
遮音部材15には、例えばポリオレフィン形のエラストマーで構成され、嵌合部15A、シール部15B、取付け部15Cが一体的に形成されている。嵌合部15Aは、ドアアウタパネル11の上端に設けられたフランジ11Aに嵌合する部位である。
シール部15Bは、少なくともアウタガーニッシュ14とドアフレーム13との間の隙間17に配置される部位であり、隙間17を狭めるように形成されている。具体的には、遮音部材15は、アウタガーニッシュ14の裏面に沿って車両上下方向に延びる薄肉部15Dを有している。シール部15Bは、薄肉部15Dの上端に設けられ、アウタガーニッシュ14側からドアフレーム13側へ延びて終端する壁状に形成されている。遮音部材15において、嵌合部15Aと薄肉部15Dとは、例えば断面U字状のシール部15Eにより結合されている。このシール部15Eは、ドアアウタパネル11とドアフレーム13との間の隙間18を狭めると共に、ドアアウタパネル11とアウタガーニッシュ14との間の隙間19を塞いでいる。
取付け部15Cは、ドアフレーム13に対するアウタガーニッシュ14の取付け時に、アウタガーニッシュ14に係止される部位であり、例えば薄肉部15Dに形成された貫通孔である。取付け部15Cには、アウタガーニッシュ14のクリップ14Aが挿通されており、取付け部15Cはクリップ14Aに係止されている。
なお、車両用ドア構造Sは、フロントドア10だけでなく、図3に示されるように、リヤドア20にも適用可能である。図3の各部の構成は、フロントドア10の構成と同様であるので、同様の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
リヤドア20では、アウタガーニッシュ14とドアフレーム13との間の隙間17が、フロントドア10の隙間17(図2)よりも狭くなっている。一方、ドアアウタパネル11とドアフレーム13との間の隙間18は、フロントドア10の隙間18(図2)よりも広くなっている。遮音部材15の形状は、その隙間17,18の違いに合わせて変更されている。具体的には、リヤドア20の図3に示される断面位置では、隙間17が比較的狭いため、図2における壁状のシール部15Bは設けられていない。また、リヤドア20では、隙間18が比較的大きいため、シール部15Eが車幅方向(ドア厚さ方向)に大きくなっている。
なお、フロントドア10及びリヤドア20において、隙間17,18は、車両前後方向位置によって適宜変化している。また、遮音性を高めるために、遮音部材15には、各部の隙間に応じたシール部が更に設けられていてもよい。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図2において、本実施形態に係る車両用ドア構造Sでは、遮音部材15のシール部15Bにより、アウタガーニッシュ14とドアフレーム13との間の隙間17からフロントドア10内への車外の音の侵入を抑制できる。具体的には、隙間17を通ってフロントドア10内に矢印A方向に侵入する音を、シール部15Bによって低減することができる。また、音がシール部15Bとドアフレーム13との間を通過したとしても、隙間17は薄肉部15Dによって狭められているため、音の侵入は低減される。更に、シール部15Eにより、ドアアウタパネル11とドアフレーム13との間の隙間18が狭められているので、フロントドア10内への音の侵入を抑制することができる。また、シール部15Eは、ドアアウタパネル11とアウタガーニッシュ14との間の隙間19を塞いでいるので、該隙間19を通じての音の侵入も抑制される。薄肉部15D及びシール部15Eによる侵入音の低減は、図3に示されるリヤドア20においても同様である。
フロントドア10に対する遮音部材15の組付けの際には、嵌合部15Aをドアアウタパネル11のフランジに嵌合させることで、遮音部材15をドアアウタパネル11及びドアフレーム13に対して仮置きすることができる。そして、ドアフレーム13に対するアウタガーニッシュ14の取付け時に、遮音部材15の取付け部15Cにクリップ14Aを挿通し、更に該クリップ14Aをドアフレーム13の取付け孔13Aに嵌入する。これにより、遮音部材15の取付け部15Cが該アウタガーニッシュ14に係止される。換言すれば、遮音部材15は、アウタガーニッシュ14と共に、ドアフレーム13に取り付けられる。遮音部材15の組付けについては、図3に示されるリヤドア20においても同様である。
したがって、遮音部材としてコーキングスポンジ(図示せず)を使用する場合と比較して、遮音部材15の組付け作業が容易であり、また遮音部材15の取付け位置のばらつきが生じ難い。よって、このばらつきによる遮音性の低下も生じ難くなる。このため、フロントドア10の車両外側において、遮音部材15の組付けを容易とし、かつ遮音部材15の取付け位置のばらつきによる遮音性の低下を抑制することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、本発明の実施形態は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 フロントドア(車両用ドア)
11 ドアアウタパネル
11A フランジ
12 アウタウェザーストリップ
13 ドアフレーム
14 アウタガーニッシュ
15 遮音部材
15A 嵌合部
15B シール部
15C 取付け部
15E シール部
17 隙間
18 隙間
20 リヤドア(車両用ドア)
S 車両用ドア構造

Claims (1)

  1. 車両用ドアの車両外側に配置されるドアアウタパネルと、
    前記ドアアウタパネルの上端に沿って設けられたアウタウェザーストリップと、
    前記車両用ドアの車両前後方向の端部から車両上方に延びるドアフレームと、
    前記ドアフレームの車両外側に設けられ、前記ドアフレームを覆うアウタガーニッシュと、
    前記ドアアウタパネルの前記上端に設けられたフランジに嵌合する嵌合部、少なくとも前記アウタガーニッシュと前記ドアフレームとの間の隙間に配置されるシール部、及び前記ドアフレームに対する前記アウタガーニッシュの取付け時に前記アウタガーニッシュに係止される取付け部が一体的に形成された遮音部材と、
    を備えた車両用ドア構造。
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