JP6488478B2 - 架線類検測装置 - Google Patents
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Description
また、下記特許文献2には、ナトリウムランプ光源とラインセンサを用いてトロリ線摺動面を測定する装置が開示されている。
下記特許文献3には、パンタグラフ方向に光を照射し、その反射光を用いてトロリ線摺動面を検出する装置が開示されている。
先ず、図1上段は横軸が状態、縦軸が確率を示す確率密度分布である。本手法では状態は場合によって変わるが(架線の偏位・摩耗の開始位置・摩耗の幅×架線の本数)、どれも多次元になるため、ここでは簡単のため1次元の概念図にして説明している(例えば架線偏位における確率を表す関数とみなせる)。図1上段左は、状態(架線位置、摩耗幅など)の確率密度分布が一様分布であり、図1上段中央は、事後分布に状態遷移モデルをかけて状態の分布を算出している。
図1下段では、図1中段で得られた離散化した粒子に対して、尤もらしいどうかの評価を行う。これには観測データ(例えば架線偏位の情報が観測されたデータ)を用いる。ここで粒子が尤もらしければ高い値を、尤もらしくなければ低い値を与える。これを尤度という。観測データにより尤度が算出される(事後分布)。
これが左→中→右と矢印で示すように、時刻とともに変わる観測データに合わせて変わっていく様子を示したのが図1である。実際には右で終わるのではなく、時刻分この処理が行われる。これを図中で「繰り返し」と説明している。
時系列フィルタを用いたデータ処理により電車車両上の架線類を高精度に計測する架線類検測装置において、
前記電車車両上面に配置されたラインセンサにより取得された前記架線類の偏位・幅を含むデータを入力するデータ入力部と、
前記架線類の偏位・幅のランダムな値を持つパーティクルを用意するパーティクル初期化部と、
パーティクル及び前記データ入力部で入力された前時刻の前記データを使用して尤度関数に基づき前記パーティクルの尤度値を計算する尤度計算部と、
前記尤度計算部で計算された尤度値に基づき、尤度値の高いパーティクルが高い確率で選ばれるようにしたリサンプリングを行うリサンプリング部と、
前記リサンプリング部でリサンプリングした前記パーティクルのパラメータを状態遷移モデルに基づいて変化させて新たなパーティクルを作成する状態遷移部と、
予め規定した数のラインのデータから得られたパーティクルの尤度値に基づいて確率伝播処理により前記パーティクルの時系列的な連続性を評価し、最終的に検出に用いるパーティクルを選択する架線類検出部と、から構成され、
前記尤度計算部は、前記パーティクル初期化部により用意された前記パーティクル又は前記状態遷移部により作成された前記新たなパーティクルと、前記データ入力部で入力された前時刻の前記データとを使用して前記パーティクルの尤度値を計算する
ことを特徴とする。
前記ラインセンサはラインセンサカメラであり、
前記データ入力部は、前記ラインセンサカメラにより時系列に撮影された前記架線類の偏位・幅・摩耗幅を含む画像データを入力する画像入力部であり、
前記尤度計算部は、前記パーティクル初期化部により用意された前記パーティクル又は前記状態遷移部により作成された前記新たなパーティクルと、前記画像入力部で入力された前時刻の画像データとを使用して尤度関数に基づき前記パーティクルの尤度値を計算し、
前記架線類検出部は、予め規定した数のラインの画像データから得られたパーティクルの尤度値に基づいて確率伝播処理により前記パーティクルの時系列的な連続性を評価し、最終的に検出に用いるパーティクルを選択する
ことを特徴とする。
前記架線類は、単一又は複数の架線であり、
前記パーティクル初期化部は、前記架線の偏位・摩耗幅のランダムな値を持つパーティクルを用意し、
前記尤度関数が、枕木方向において前記架線の摩耗領域とその両側とで画素値が大きく変わること、および前記摩耗領域の平均画素値が前記摩耗領域を除いた架線の領域の平均画素値よりも大きくなることを考慮して設定される
ことを特徴とする。
前記架線類は、吊架線を含み、
前記パーティクル初期化部は、前記吊架線の偏位・幅のランダムな値を持つパーティクルをさらに用意し、
前記尤度計算部は、背景の画素値よりも吊架線の画素値が低い傾向があることを考慮して設定される尤度関数をさらに加えて前記パーティクルの尤度値を計算する
ことを特徴とする。
前記架線類は、渡り線を含み、
前記パーティクル初期化部は、前記渡り線の偏位・幅のランダムな値を持つパーティクルをさらに用意し、
前記尤度計算部は、背景の画素値よりも渡り線の画素値が低い傾向があることを考慮して設定される尤度関数をさらに加えて前記パーティクルの尤度値を計算する
ことを特徴とする。
前記ラインセンサカメラは、複数であり、
前記画像入力部が複数の前記ラインセンサカメラにより時系列に撮影された前記架線類の偏位・幅・摩耗幅を含む画像データをそれぞれ入力する
ことを特徴とする。
前記ラインセンサは測距センサであり、
前記データ入力部は、前記測距センサにより取得された前記架線類の偏位・架線幅・高さを含む距離データを入力する距離データ入力部であり、
前記尤度計算部は、前記パーティクル初期化部により用意された前記パーティクル又は前記状態遷移部により作成された前記新たなパーティクルと、前記データ入力部で入力された前時刻の距離データとを使用して尤度関数に基づき前記パーティクルの尤度値を計算し、
前記架線類検出部は、予め規定した数のラインの距離データから得られたパーティクルの尤度値に基づいて確率伝播処理により前記パーティクルの時系列的な連続性を評価し、最終的に検出に用いるパーティクルを選択する
ことを特徴とする。
前記架線類は、単一又は複数の架線であり、
前記パーティクル初期化部は、前記架線の偏位・摩耗幅のランダムな値を持つパーティクルを用意し、
前記尤度関数が、枕木方向において前記架線の摩耗領域とその両側とで距離データが大きく変わること、架線領域および高さは前時刻の偏位から大幅に変化しないことを考慮して設定される
ことを特徴とする。
前記架線類は、吊架線を含み、
前記パーティクル初期化部は、前記吊架線の偏位・幅のランダムな値を持つパーティクルをさらに用意し、
前記尤度計算部は、架線よりも吊架線の距離が大きい傾向があることを考慮して設定される尤度関数をさらに加えて前記パーティクルの尤度値を計算する
ことを特徴とする。
前記架線類は、渡り線を含み、
前記パーティクル初期化部は、前記渡り線の偏位・幅のランダムな値を持つパーティクルをさらに用意し、
前記尤度計算部は、架線よりも渡り線の距離が大きい傾向があることを考慮して設定される尤度関数をさらに加えて前記パーティクルの尤度値を計算する
ことを特徴とする。
電車上面からラインセンサカメラを用いて撮影した架線類の軌跡を正確に計測したいという要望がある。ここで、架線類とは、本発明においては、単一又は複数の架線を意味する他、更に、吊架線、渡り線を含めた意味で使用する。
そこで、まず、本実施形態では特許文献3同様、電車上面よりカメラで架線を撮影する際に光を投光することを考える。
光を投光することにより、架線の摩耗面が光を反射し、それを計測することで高精度な架線検測の実現を目指す。
まず、「架線領域および摩耗領域は前ラインの偏位から大幅に変化しない」という特徴があることから、非特許文献1に記載された追跡に有効な時系列フィルタであるSIR/MCMCパーティクルフィルタを用いて架線の偏位・摩耗を推定する。
まず、パーティクルフィルタの状態ベクトルはラインセンサで撮像された1ライン中の架線の偏位、摩耗領域の幅の二次元ベクトルとする。
具体的には、この2つを組み合わせて尤度関数としている。現状ではそれぞれの値を全て和算したものを用いているが、場合によって各項目の重みを大きくするといった処理(重み付け和)をしている。尤度値は尤度と同じである。
この情報を用いて状態遷移モデルを定義することで高精度な推定が可能になると考えられる。
すなわち、事前に架線の大まかな形状が既知の場合、架線が次の時刻でどの範囲に存在するかを予測できるため、その情報を状態遷移モデルとして使用する。
雲が上空に30%ある状態を「晴れ」と説明するのが決定論、「30%の雲がある晴れ」と説明するのが確率論である。○×だけでなくその程度も考慮する事ができるのが確率論的アプローチの優位性である。
どこか1時刻でも間違っていた場合や何かしらの理由で架線が撮像できなかった場合、連続性が途切れてしまい、誤認識する事になる。
前述の決定論的手法だとある1箇所を架線として判定するが、確率論的手法だと複数箇所の(本発明で言えば各パーティクルの)尤もらしさを用いるので、ある1点の結果に左右されない判定を行うことができる。
上述した第1の実施形態に対し、電車上面から測距センサを用いて取得した1ラインの距離データを用いて、架線類の軌跡を正確に計測したいという要望もある。
また、架線の形状は大幅には変化が無いことが分かっていることから、偏位情報は前ライン情報を用いて次ラインのおおまかな偏位が推測できる。この情報を用いて状態遷移モデルを定義することで高精度な推定が可能になると考えられる。
図6に示すように、本実施例において架線類検測装置は、電車車両1の屋根上に設置されたラインセンサカメラ(ラインセンサ)2及び照明装置3と、車両1の内部に設置された画像処理装置4とを備えている。
照明装置3は、ラインセンサカメラ2によって撮像される領域の照明を行う。
記憶部4gでは、画像データ、パーティクルデータ、状態遷移確率などの種々のパラメータデータを保管する。
すなわち、本実施例の画像処理装置4では、まず、パーティクル初期化部4bにより、一定数のパーティクルに対し、予め設定した範囲・密度でランダムなパラメータ(架線偏位、摩耗幅)を設定する(ステップS1)。すなわち、各パラメータ(架線偏位、摩耗幅)のランダムな値をもつパーティクルを作成する。
算出した各パーティクルの尤度は尤度データとして記憶部4gに保管する。
この一様分布をパーティクル初期化部4bによりランダムな値をもつパーティクルで表現し、各パーティクルに対して画像データを用いて尤度計算部40により尤度を計算し、リサンプリング部50により事後分布を作成するというのが本実施例の手順である。
以上により、時系列フィルタを用いた画像処理および確率伝播処理を利用した架線の検測を行う。
本実施例に係る架線類検測装置は、実施例1に係る架線類検測装置に比較して、画像処理装置4により、架線の検出に加え、吊架線(図示省略)の検出を行う点が異なる。なお、装置構成については実施例1と同様であり、以下、重複する説明は省略する。
すなわち、本実施例の画像処理装置4は、ステップS1で、パーティクル初期化部4bにより、一定数のパーティクルに対し、予め設定した範囲・密度でランダムなパラメータ(架線の偏位、架線の摩耗幅、吊架線の偏位、及び吊架線の幅)を設定する。パーティクルのパラメータは実施例1で説明した架線の二パラメータ(架線の偏位、架線の摩耗幅)に、吊架線の偏位、吊架線の幅の二パラメータを加えたものとなる。
当該処理により、架線5および吊架線として尤もらしいパーティクルの尤度が高く、架線5および吊架線の可能性が低いパーティクルの尤度は低くなる。算出した各パーティクルの尤度は尤度データとして記憶部4gに保管する。
以上により、時系列フィルタ処理および確率伝播処理を利用した架線の検測を行う。
本実施例に係る架線類検測装置は、実施例2に係る架線類検測装置に比較して、画像処理装置4により、架線および吊架線の検出に加え、渡り線(図示省略)の検出を行う点が異なる。なお、装置構成については実施例2と同様であり、以下、重複する説明は省略する。
すなわち、本実施例の画像処理装置4は、ステップS1で、パーティクル初期化部4bにより、一定数のパーティクルに対し、予め設定した範囲・密度でランダムなパラメータ(架線の偏位、架線の摩耗幅、吊架線の偏位、吊架線の幅、渡り線の偏位、及び渡り線の幅)を設定する。パーティクルのパラメータは実施例2で説明した架線偏位、架線摩耗幅の二パラメータ、及び吊架線の偏位、吊架線の幅の二パラメータに、さらに渡り線の偏位、渡り線の幅の二パラメータを加えたものとなる。
当該処理により、架線5および吊架線として尤もらしいパーティクルの尤度が高く、架線5および吊架線の可能性が低いパーティクルの尤度は低くなる。算出した各パーティクルの尤度は尤度データとして記憶部4gに保管する。
以上により、時系列フィルタ処理および確率伝播処理を利用した架線の検測を行う。
図10に示すように、本実施例に係る架線類検測装置は、実施例3に係る架線類検測装置に比較して、電車車両1の屋根上に設けるラインセンサカメラ2を複数台として、画像処理装置4により、架線の偏位および摩耗幅、吊架線の偏位および幅、渡り線の偏位および幅、並びに、架線、吊架線及び渡り線の高さの検出を行う点が異なる。
その他の構成については実施例3と同様であり、以下、実施例3と異なる点を中心に説明し、重複する説明は省略する。
記憶部4gでは、画像データ、パーティクルデータ、状態遷移確率などの種々のパラメータデータを保管する。
すなわち、本実施例の画像処理装置4は、ステップT1で、パーティクル初期化部4bにより、一定数のパーティクルに対し、予め設定した範囲・密度でランダムなパラメータ(架線の偏位、架線の摩耗幅、吊架線の偏位、吊架線の幅、渡り線の偏位、及び渡り線の幅)を設定する。パーティクルのパラメータは実施例3で説明した架線の偏位および架線の摩耗幅の二パラメータと、吊架線の偏位、吊架線の幅の二パラメータと、渡り線の偏位、渡り線の幅の二パラメータになる。
当該処理により、図1の下段に示すように架線5および吊架線として尤もらしいパーティクルの尤度が高く、架線5および吊架線の可能性が低いパーティクルの尤度は低くなる。算出した各パーティクルの尤度は尤度データとして記憶部4gに保管する。
以上により、パーティクルフィルタ処理および確率伝播処理を利用した架線の検測を行う。
図12に示すように、本実施例は、実施例1に係る架線類検出装置に比較して、ラインセンサとしてラインセンサカメラ2に代えて測距センサ6を配置したことにより、照明装置3が不要となり、架線の摩耗幅に代えて高さ情報が取得できる点が異なる。なお、架線の偏位を計測可能である点は実施例1と同様である。パーティクルのパラメータは実施例1同様、架線一本につき二パラメータとなる(ただし、架線偏位と摩耗幅ではなく架線偏位と架線幅)。尤度は図5に示すように、架線領域の平均距離が他領域の平均距離よりも小さいことを利用して求める。
本実施例では、一例として、測距センサ6を車両1の屋根上に鉛直上方を見上げるように設置し、架線5を横切るように枕木方向に沿って距離を計測することにより1ライン分の距離データを取得し、取得した1ライン分の距離データを時系列に並べることにより、架線偏位・架線高さを時系列的に求める。
距離データは、図5に示すように測距センサ6から架線5までの距離がLとなり、架線領域以外の背景領域は、理論的には距離無限大となる。軌道中心からの架線領域の中心までの距離(枕木方向)が偏位となる。
この一様分布をパーティクル初期化部7bによりランダムな値をもつパーティクルで表現し、各パーティクルに対して距離データを用いて尤度計算部40により尤度を計算し、リサンプリング部50により事後分布を作成するというのが本実施例の手順である。
記憶部7gでは、距離データ、パーティクルデータ、状態遷移確率などの種々のパラメータデータを保管する。
すなわち、本実施例の距離データ処理装置7では、まず、パーティクル初期化部7bにより、一定数のパーティクルに対し、予め設定した範囲・密度でランダムなパラメータ(架線偏位、架線の幅)を設定する(ステップU1)。
以上により、時系列フィルタを用いた距離データ処理および確率伝播処理を利用した架線の検測を行う。
本実施例に係る架線類検測装置は、実施例5に係る架線類検測装置に比較して、距離データ処理装置7により、架線の検出に加え、吊架線(図示省略)の検出を行う点が異なる。なお、装置構成については実施例5と同様であり、以下、重複する説明は省略する。
すなわち、本実施例の距離データ処理装置7は、ステップU1で、パーティクル初期化部7bにより、一定数のパーティクルに対し、予め設定した範囲・密度でランダムなパラメータ(架線の偏位、架線の幅、吊架線の偏位、及び吊架線の幅)を設定する。パーティクルのパラメータは実施例5と同様の架線の二パラメータに、吊架線偏位、吊架線幅の二パラメータを加えたものとなる。
以上により、パーティクルフィルタ処理および確率伝播処理を利用した架線の検測を行う。
本実施例に係る架線類検測装置は、実施例6に係る架線類検測装置に比較して、距離データ処理装置7により、架線および吊架線の検出に加え、渡り線の検出を行う点が異なる。なお、装置構成については実施例6と同様であり、以下、重複する説明は省略する。
すなわち、本実施例の距離データ処理装置7は、ステップU1で、パーティクル初期化部7bにより、一定数のパーティクルに対し、予め設定した範囲・密度でランダムなパラメータ(架線の偏位、架線の幅、吊架線の偏位、吊架線の幅、渡り線の偏位、及び渡り線の幅)を設定する。パーティクルのパラメータは実施例6で説明した架線の二パラメータ(架線の偏位、架線の幅)と、吊架線偏位、吊架線幅の二パラメータに、さらに渡り線偏位、渡り線幅の二パラメータを加えたものとなる。
以上により、パーティクルフィルタ処理および確率伝播処理を利用した架線の検測を行う。
2,2−1〜2−n ラインセンサカメラ(ラインセンサ)
3 照明装置
4 画像処理装置
4a 画像入力部
4b パーティクル初期化部
4c 尤度計算部
4d リサンプリング部
4e 状態遷移部
4f 架線類検出部
4g 記憶部
5 架線
6 測距センサ(ラインセンサ)
7 距離データ処理装置
7a 距離データ入力部
7b パーティクル初期化部
7c 尤度計算部
7d リサンプリング部
7e 状態遷移部
7f 架線類検出部
7g 記憶部
Claims (10)
- 時系列フィルタを用いたデータ処理により電車車両上の架線類を高精度に計測する架線類検測装置において、
前記電車車両上面に配置されたラインセンサにより取得された前記架線類の偏位・幅を含むデータを入力するデータ入力部と、
前記架線類の偏位・幅のランダムな値を持つパーティクルを用意するパーティクル初期化部と、
パーティクル及び前記データ入力部で入力された前時刻の前記データを使用して尤度関数に基づき前記パーティクルの尤度値を計算する尤度計算部と、
前記尤度計算部で計算された尤度値に基づき、尤度値の高いパーティクルが高い確率で選ばれるようにしたリサンプリングを行うリサンプリング部と、
前記リサンプリング部でリサンプリングした前記パーティクルのパラメータを状態遷移モデルに基づいて変化させて新たなパーティクルを作成する状態遷移部と、
予め規定した数のラインのデータから得られたパーティクルの尤度値に基づいて確率伝播処理により前記パーティクルの時系列的な連続性を評価し、最終的に検出に用いるパーティクルを選択する架線類検出部と、から構成され、
前記尤度計算部は、前記パーティクル初期化部により用意された前記パーティクル又は前記状態遷移部により作成された前記新たなパーティクルと、前記データ入力部で入力された前時刻の前記データとを使用して前記パーティクルの尤度値を計算する
ことを特徴とする架線類検測装置。 - 前記ラインセンサはラインセンサカメラであり、
前記データ入力部は、前記ラインセンサカメラにより時系列に撮影された前記架線類の偏位・幅・摩耗幅を含む画像データを入力する画像入力部であり、
前記尤度計算部は、前記パーティクル初期化部により用意された前記パーティクル又は前記状態遷移部により作成された前記新たなパーティクルと、前記画像入力部で入力された前時刻の画像データとを使用して尤度関数に基づき前記パーティクルの尤度値を計算し、
前記架線類検出部は、予め規定した数のラインの画像データから得られたパーティクルの尤度値に基づいて確率伝播処理により前記パーティクルの時系列的な連続性を評価し、最終的に検出に用いるパーティクルを選択する
ことを特徴とする請求項1記載の架線類検測装置。 - 前記架線類は、単一又は複数の架線であり、
前記パーティクル初期化部は、前記架線の偏位・摩耗幅のランダムな値を持つパーティクルを用意し、
前記尤度関数が、枕木方向において前記架線の摩耗領域とその両側とで画素値が大きく変わること、および前記摩耗領域の平均画素値が前記摩耗領域を除いた架線の領域の平均画素値よりも大きくなることを考慮して設定される
ことを特徴とする請求項2記載の架線類検測装置。 - 前記架線類は、吊架線を含み、
前記パーティクル初期化部は、前記吊架線の偏位・幅のランダムな値を持つパーティクルをさらに用意し、
前記尤度計算部は、背景の画素値よりも吊架線の画素値が低い傾向があることを考慮して設定される尤度関数をさらに加えて前記パーティクルの尤度値を計算する
ことを特徴とする請求項3記載の架線類検測装置。 - 前記架線類は、渡り線を含み、
前記パーティクル初期化部は、前記渡り線の偏位・幅のランダムな値を持つパーティクルをさらに用意し、
前記尤度計算部は、背景の画素値よりも渡り線の画素値が低い傾向があることを考慮して設定される尤度関数をさらに加えて前記パーティクルの尤度値を計算する
ことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の架線類検測装置。 - 前記ラインセンサカメラは、複数であり、
前記画像入力部が複数の前記ラインセンサカメラにより時系列に撮影された前記架線類の偏位・幅・摩耗幅を含む画像データをそれぞれ入力する
ことを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の架線類検測装置。 - 前記ラインセンサは測距センサであり、
前記データ入力部は、前記測距センサにより取得された前記架線類の偏位・架線幅・高さを含む距離データを入力する距離データ入力部であり、
前記尤度計算部は、前記パーティクル初期化部により用意された前記パーティクル又は前記状態遷移部により作成された前記新たなパーティクルと、前記データ入力部で入力された前時刻の距離データとを使用して尤度関数に基づき前記パーティクルの尤度値を計算し、
前記架線類検出部は、予め規定した数のラインの距離データから得られたパーティクルの尤度値に基づいて確率伝播処理により前記パーティクルの時系列的な連続性を評価し、最終的に検出に用いるパーティクルを選択する
ことを特徴とする請求項1記載の架線類検測装置。 - 前記架線類は、単一又は複数の架線であり、
前記パーティクル初期化部は、前記架線の偏位・摩耗幅のランダムな値を持つパーティクルを用意し、
前記尤度関数が、枕木方向において前記架線の摩耗領域とその両側とで距離データが大きく変わること、架線領域および高さは前時刻の偏位から大幅に変化しないことを考慮して設定される
ことを特徴とする請求項7記載の架線類検測装置。 - 前記架線類は、吊架線を含み、
前記パーティクル初期化部は、前記吊架線の偏位・幅のランダムな値を持つパーティクルをさらに用意し、
前記尤度計算部は、架線よりも吊架線の距離が大きい傾向があることを考慮して設定される尤度関数をさらに加えて前記パーティクルの尤度値を計算する
ことを特徴とする請求項8記載の架線類検測装置。 - 前記架線類は、渡り線を含み、
前記パーティクル初期化部は、前記渡り線の偏位・幅のランダムな値を持つパーティクルをさらに用意し、
前記尤度計算部は、架線よりも渡り線の距離が大きい傾向があることを考慮して設定される尤度関数をさらに加えて前記パーティクルの尤度値を計算する
ことを特徴とする請求項8又は請求項9記載の架線類検測装置。
Priority Applications (1)
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| JP2015092526A JP6488478B2 (ja) | 2015-04-30 | 2015-04-30 | 架線類検測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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