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JP6490218B2 - エネルギー管理装置、エネルギー管理方法、及び、プログラム - Google Patents
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エネルギー管理装置、エネルギー管理方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、給湯設備と空調設備を連携させて省エネルギーの効果を高めることが可能なエネルギー管理装置、エネルギー管理方法、及び、プログラムに関する。
ヒートポンプにより水を加熱して貯湯タンクに蓄え、加熱された水を目標温度に調整して必要に応じて建物内へ供給する給湯設備がある。また、建物内又は建物外の空気を冷却したり加熱したりした後に建物内に送り込む空調設備がある。
更には、給湯設備と空調設備とを組み合わせた設備がある。例えば特許文献1には、ヒートポンプによる冷排熱を利用して空調を行う給湯ユニットが開示されている。
また、特許文献2には、給湯と空調を同時に実行することが可能なヒートポンプ装置において、冷房が稼働中で且つ湯が不足していると、室内ユニットの排熱が給湯ユニットで全て回収される運転モードに設定するが、電気料金が高い場合にはこの運転モードを無効にできることが開示されている。
特開2002−89883号公報 国際公開第2012/101804号
しかしながら、従来は、給湯設備の運転スケジュールと空調設備の運転スケジュールとが連動していなかった。そのため、給湯設備の運転スケジュールと空調設備の運転スケジュールとが別々に設定されると、給湯設備と空調設備が連動せず、システムの省エネルギー性能が十分に発揮されないことがあった。
本発明は、上記の事情のもとになされたもので、給湯設備と空調設備を連携させて省エネルギーの効果を高めることが可能なエネルギー管理装置、エネルギー管理方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るエネルギー管理装置は、
貯湯式の給湯設備と、前記貯湯式の給湯設備による冷排熱を用いて建物内の空調を行う空調設備と、を制御するエネルギー管理装置であって、
前記貯湯式の給湯設備の第1運転スケジュールと、前記空調設備の第2運転スケジュールと、を取得する情報取得部と、
前記第2運転スケジュールに基づいて、前記空調設備における冷房の目標温度が第1の温度より低ければ、前記貯湯式の給湯設備を第1の能力で動作させ、前記第1の温度より低くなければ、前記貯湯式の給湯設備を前記第1の能力よりも低い第2の能力で動作させるように、前記第1運転スケジュールを変更した第3運転スケジュールを作成する運転計画部と、
前記第3運転スケジュールに基づいて前記貯湯式の給湯設備の動作を制御する動作制御部と、
を備える。
給湯設備と空調設備を連携させて省エネルギーの効果を高めることができる。
エネルギー管理システムの構成を示す図である。 給湯設備の構成を示す図である。 空調設備の構成を示す図である。 空調設備の他の構成を示す図である。 HEMSコントローラの構成を示す図である。 ユーザ端末の構成を示す図である。 エネルギー管理処理を説明するためのフローチャートである。 ユーザスケジュールの表示例を示す図である。 ユーザスケジュールデータの構成を示す図である。 給湯設備の運転スケジュールデータの構成を示す図である。 空調設備の運転スケジュールデータの構成を示す図である。 買電価格と給湯設備の運転スケジュールと空調設備の運転スケジュールの例を示す図である。 給湯設備の運転スケジュールを変更する処理を説明するための図である。 室外機の能力と冷排熱の温度との関係、及び、室外機の能力と消費電力量との関係を示す図である。 給湯設備の運転スケジュールを変更する処理を説明するための図である。 給湯設備の運転スケジュールを変更する処理を説明するための図である。 変形例1におけるエネルギー管理システムの構成を示す図である。 変形例2におけるHEMSコントローラの構成を示す図である。
図1に、本実施形態におけるエネルギー管理システム1の構成の概要を示す。
HEMS(Home Energy Management System)コントローラ100は、給湯設備20と空調設備30と電気機器70の動作を制御する。例えば、HEMSコントローラ100は、ユーザから入力されたユーザスケジュールに基づいて、給湯設備20と空調設備30と電気機器70の動作(オン)と非動作(オフ)とを切り替えたり、給湯設備20と空調設備30と電気機器70の動作モードを変更して運転させたりする。HEMSコントローラ100を、エネルギー管理装置ともいう。
また、HEMSコントローラ100は、電気機器70もしくは電力計測装置(図示せず)によって計測された電気機器70等の消費電力量や、蓄電設備60による蓄電量、発電設備50による発電量等を示す実績データを取得し、保存する。HEMSコントローラ100には、実績データの履歴が蓄積される。
そして、HEMSコントローラ100は、取得した実績データを、通信ネットワーク80に接続されたサーバ90へ送信する。サーバ90は、実績データをHEMSコントローラ100から受信し、保存する。サーバ90には、実績データの履歴が蓄積される。
更には、HEMSコントローラ100は、気温と湿度等を示す気象データをサーバ90もしくは通信ネットワーク80上のコンピュータ(図示せず)から取得し、取得した気象データと運転データとに基づいて、給湯設備20と空調設備30と電気機器70による将来の消費電力を推測し、給湯設備20と空調設備30と電気機器70の運転スケジュールを作成する。
給湯設備20は、ヒートポンプにより市水を加熱し、温水を建物内の浴槽等へ排出する。また、給湯設備20は、ヒートポンプにより市水を加熱する際に生じる冷排熱を空調設備30へと通じるダクトに排出する。本実施形態における給湯設備20は貯湯式である。
空調設備30は、建物内の暖房、冷房、送風等の空気調和を行う。また、空調設備30は、給湯設備20による冷排熱を利用して、建物内の空気を冷却する。
ユーザ端末40は、エネルギー管理システム1の動作状態等を示す画面を表示する。ユーザ端末40は、給湯設備20と空調設備30と電気機器70の動作を指示する入力をユーザから受け付け、受け付けた指示に基づいて給湯設備20と空調設備30と電気機器70を制御する。
発電設備50は、太陽光発電を行い、生成した電力を宅内電力線もしくは蓄電設備60に供給する。なお、発電方法は太陽光発電でなくてもよい。
蓄電設備60は、商用電源から供給された電力もしくは発電設備50により生成された電力を蓄える。
電気機器70は、宅内電力線に接続されており、商用電源と発電設備50と蓄電設備60とのうち少なくともいずれか一つから電力の供給を受けることにより動作する。電気機器70は、具体的には、空気調和機、電気調理器、テレビジョン受像機、換気設備、照明設備、床暖房設備等である。ただし、電気機器70の種類はこれらに限られず、電気によって動作し、HEMSコントローラ100によって制御可能であればよい。
通信ネットワーク80は、HEMSコントローラ100とサーバ90とを通信可能に接続する。典型的には、通信ネットワーク80はインターネットである。
サーバ90は、HEMSコントローラ100から実績データを取得し、保存する。
次に、給湯設備20の詳細を説明する。図2に、給湯設備20の構成を示す。
室外機210は、例えばCO(二酸化炭素)やHFC(ハイドロフルオロカーボン)等を冷媒に用いたヒートポンプにより熱交換を行う。室外機210は、アキュムレータ212により冷媒を加圧状態で蓄えておき、冷媒を圧縮機213により圧縮することによって冷媒の温度を上昇させ、この加温された冷媒を放熱器211により常温の市水と熱交換することによって、市水を目標の温度まで加熱する。加熱された市水は、貯湯タンク201に蓄えられる。室外機210は、貯湯タンク201に蓄えられた水を再び加熱することができる。
貯湯タンク201は、室外機210によって加熱された市水を蓄える。貯湯タンク201は、ステンレス等の金属又は樹脂から形成される。貯湯タンク201の外側には断熱材が施されている。貯湯タンク201は一つだけでなく複数あってもよい。
給湯コントローラ202は、給湯設備20全体を制御する。給湯コントローラ202は、ユーザから入力されたユーザスケジュールに基づいて運転スケジュールを作成し、運転スケジュールに従って、貯湯タンク201に湯を蓄え、目標温度となるように湯を常温の市水と混合させた後、浴槽等に出湯する制御を行う。なお、給湯コントローラ202は、貯湯タンク201ではなく、室外機210又はHEMSコントローラ100に備えつけられてもよい。
また、室外機210は、熱交換された冷媒を膨張弁214により熱膨張させ、空気熱交換器216により冷媒を外気と熱交換させ、ファン215により冷媒を冷却する。切替装置220は、ダクト231を通じて冷排熱を室内機へ排出する。室内機は、この冷排熱を利用して建物230内の空気を冷却する。あるいは、空調を停止する際には、切替装置220は、冷排熱を外部へ排出する。
次に、空調設備30の詳細を説明する。図3に、全館空調タイプの空調設備30の構成を示す。全館空調タイプでは、給湯設備20による冷排熱又は外気がダクト231Bを通じて一台の室内機300に搬送され、室内機300からダクト231Aを通じて各部屋に冷やされた空気又は暖められた空気が搬送される。
室内機300の熱交換器は、パイプの中に冷媒を通過させることで周囲の空気と熱交換し、冷媒を冷却又は加熱する。冷房運転時においては、熱交換器は、蒸発器として機能し、流入した冷媒を蒸発させる。これにより、熱交換器は、周囲の空気から熱を吸収し、周囲の空気を冷却する。また、暖房運転時においては、熱交換器は、凝縮器として機能し、流入した気体冷媒を凝縮させる。これにより、熱交換器は、周囲の空気に熱を放出し、周囲の空気を加熱する。
ダクト231Aのダンパは、搬送される空気の風量の調節や、空気の搬送と停止の切り替えを行う。
ダクト231Bは、冷房時、給湯設備20からの冷排熱を室内機300に搬送する。室内機300に搬送される空気の温度が低いため、空調設備30による冷房の効率が上昇し、空調の負荷を軽減できる効果がある。
図4に、全熱交換タイプの空調設備30の構成を示す。全熱交換タイプでは、建物230内の空気(内気)RAと外気OAが熱交換器400を通過する際に温度と湿度の交換を行う。冷房時、給湯設備20からの冷排熱が外気OAとなる。
外気OAが内気RAと熱交換した後、冷やされた内気SAが建物230の中へ排出され、暖められた外気EAが建物230の外へ排出される。
本実施形態においては、空調設備30は全館空調タイプとするが、全熱交換タイプでもよい。
なお、一般的な換気設備の吸気口に、給湯設備20からの冷排熱を排出するようにしてもよい。
次に、HEMSコントローラ100の詳細を説明する。図5に、HEMSコントローラ100の構成を示す。
通信部501は、NIC(Network Interface Card)を備え、建物230内に設置された通信線を介して、もしくは無線通信により、給湯設備20、空調設備30、ユーザ端末40、及び、電気機器70と通信する。また、通信部501は、通信ネットワーク80を介して、サーバ90と通信する。
画像処理部502は、画面データを生成し、例えばエネルギー管理システム1の現在の動作状態を示す画面や、ユーザから指示を受け付ける画面等、様々な画面をディスプレイ551に表示する。
音声処理部503は、記憶部505から音声データを取得し、再生し、音声をスピーカ552から出力する。
入力部504は、ボタンやタッチパネル等、ユーザからの入力を受け付ける入力デバイスを備える。
記憶部505は、ハードディスク等の記憶装置を備え、HEMSコントローラ100を制御する各種のプログラム、電気機器70等から取得した消費電力量や電気機器70の運転状態を示す実績データ、オペレーティングシステム(OS)、画像データ、音声データ、テキストデータ等を記憶する。
制御部506は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備え、HEMSコントローラ100全体を制御する。
情報取得部521は、給湯設備20、空調設備30、ユーザ端末40、発電設備50、蓄電設備60、電気機器70、及び、サーバ90から実績データ等の様々な情報を取得し、記憶部505に記憶する。
より詳細には、情報取得部521は、給湯設備20の動作状態、貯湯量、消費電力量等を示す実績データを給湯設備20から取得し、記憶部505に記憶する。
また、情報取得部521は、空調設備30の動作状態、設定されている冷房や暖房といった動作モード、設定されている目標温度、測定された温度と湿度、消費電力量等を示す実績データを空調設備30から取得し、記憶部505に記憶する。
また、情報取得部521は、ユーザ端末40を用いてユーザから入力されたユーザスケジュールを示すユーザスケジュールデータをユーザ端末40から取得し、記憶部505に記憶する。ユーザスケジュールは、ユーザ端末40だけでなく、HEMSコントローラ100の入力部504を用いて入力されてもよい。
また、情報取得部521は、発電設備50の動作状態、発電量、発電した時間等を示す実績データを発電設備50から取得し、記憶部505に記憶する。
また、情報取得部521は、蓄電設備60の動作状態、蓄電量、蓄電した時間等を示す実績データを蓄電設備60から取得し、記憶部505に記憶する。
また、情報取得部521は、電気機器70の動作状態、消費電力量等を示す実績データを電気機器70から取得し、記憶部505に記憶する。
更に、情報取得部521は、現在の天気や気温や湿度等を示す気象データや、将来(例えば明日)の天気や気温や湿度等を示す気象データを、サーバ90もしくは公的機関や民間気象会社が管理するサーバ(図示せず)から取得し、記憶部505に記憶する。また、情報取得部521は、買電価格と売電価格を示す料金データを、サーバ90もしくは電気小売事業者が管理するサーバ(図示せず)から取得し、記憶部505に記憶する。
運転計画部522は、取得した各実績データと、ユーザスケジュールデータと、気象データと、料金データとに基づいて、給湯設備20の運転スケジュールと空調設備30の運転スケジュールを作成し、記憶部505に記憶する。なお、給湯設備20の運転スケジュールは、空調設備30の運転スケジュールに基づいて変更されることがあるが、詳しくは後述する。
なお、以下の説明において、給湯設備20の運転スケジュールを“第1運転スケジュール”と呼び、空調設備30の運転スケジュールを“第2運転スケジュール”と呼び、第2運転スケジュールに基づいて第1運転スケジュールが変更された運転スケジュールを“第3運転スケジュール”と呼ぶ。
動作制御部523は、作成した運転スケジュールに基づいて、給湯設備20と空調設備30の動作を制御する。また、動作制御部523は、給湯設備20と空調設備30だけでなく、発電設備50と蓄電設備60と電気機器70の動作を制御する。
なお、動作制御部523は、発電設備50と蓄電設備60と電気機器70についても、各実績データとユーザスケジュールデータと気象データと料金データとに基づいて運転スケジュールを作成し、作成した運転スケジュールに基づいて動作を制御してもよい。また、動作制御部523は、運転スケジュールに因らずに、ユーザからの指示に基づいて給湯設備20と空調設備30と発電設備50と蓄電設備60と電気機器70の動作を制御することもできる。
次に、ユーザ端末40の詳細を説明する。図6に、ユーザ端末40の構成を示す。
通信部601は、NICを備え、HEMSコントローラ100と通信する。
画像処理部602は、ディスプレイ651に表示する画面を構成する画面データを生成し、様々な画面をディスプレイ651に表示する。
音声処理部603は、記憶部606から音声データを取得し、再生し、音声をスピーカ652から出力する。
I/O部604は、USB(Universal Serial Bus)等のインタフェースを備え、メモリカード、外付けハードディスク等をユーザ端末40に接続する。
入力部605は、ボタンやタッチパネル等、ユーザからの指示を受け付ける入力デバイスを備える。
記憶部606は、ハードディスク等の記憶装置を備え、ユーザ端末40を制御する各種のプログラム、OS、画像データ、音声データ、テキストデータ等を記憶する。
制御部607は、CPU、ROM、RAMを備え、ユーザ端末40全体を制御する。
ユーザ端末40は、具体的には例えば、タブレット型パーソナルコンピュータ、スマートフォン、携帯電話機等である。
次に、HEMSコントローラ100によって行われるエネルギー管理処理について説明する。HEMSコントローラ100は、給湯設備20と空調設備30を連携させて効率よく動作させる。HEMSコントローラ100は、例えば、空調設備30による消費電力量を低減するように、給湯設備20と空調設備30とを連携させる。図7に、エネルギー管理処理を説明するためのフローチャートを示す。
図7に示すエネルギー管理処理では、前述した第3運転スケジュールが設定される。エネルギー管理処理は、例えば、HEMSコントローラ100が給湯設備20と空調設備30とを制御する前日の予め設定された時刻にスタートする。なお、エネルギー管理処理は、例えば、前述した第2運転スケジュールがユーザにより変更された時にスタートしてもよい。
まず、HEMSコントローラ100の制御部506は、買電価格と売電価格を示す料金データを、サーバ90もしくは電気小売事業者が管理する通信ネットワーク80上のコンピュータ(図示せず)から取得する(ステップS701)。制御部506は、取得した料金データを記憶部505に保存する。
ただし、制御部506は、エネルギー管理処理とは別プロセスにて料金データを取得してもよい。制御部506は、例えば毎日の予め決められた時刻や、毎月の予め決められた日時といったように、エネルギー管理処理の実行の有無に関係なく定期的に、最新の料金データを取得するようにしてもよい。
制御部506は、給湯設備20の運転スケジュールと空調設備30の運転スケジュールを記憶部505から取得する(ステップS702)。
ここで、運転スケジュールについて説明する。制御部506は、例えば図8に示すスケジュール画面をディスプレイ551に表示し、予定の内容と予定の開始時刻と予定の終了時刻とを含むユーザスケジュールの入力をユーザから受け付ける。図8には、スケジュール画面を表示させた現在時刻(例えば2015年4月1日00時00分)から一週間分のユーザスケジュールが表示されている。
ユーザは、入力部504を操作して、もしくは、ユーザ端末40が備える入力デバイスを操作して、ユーザスケジュール、すなわち予定の内容と予定の開始時刻と予定の終了時刻とを入力する。本実施形態では、ユーザごとにユーザスケジュールを入力することができる。また、ユーザは、HEMSコントローラ100に予め登録された全てのユーザ(例えば家族全員)に対応付けられるユーザスケジュールや、電気機器70の動作のオンとオフといったような特にユーザを指定しないエネルギー管理システム1のスケジュールを入力することができる。ここでは、特にユーザを指定しないエネルギー管理システム1のスケジュールも、便宜上、ユーザスケジュールと呼ぶことにする。
制御部506は、入力されたユーザスケジュールに基づいて、給湯設備20の第1運転スケジュール及び空調設備30の第2運転スケジュールを作成し、作成した第1運転スケジュールと第2運転スケジュールを示す運転スケジュールデータを記憶部505に保存する。
例えば、“2015年4月3日12時00分から2015年4月5日15時00分まで家族全員で旅行に行く”というユーザスケジュールが入力されると、制御部506は、開始時刻である2015年4月3日12時00分に給湯設備20による沸上げを停止し、終了時刻である2015年4月5日15時00分もしくはこの終了時刻より予め決められた時間だけ前(例えば2015年4月5日14時00分)に給湯設備20による沸上げを開始する、という運転スケジュールデータを作成し、記憶部505に記憶する。
図9に、記憶部505に記憶される、ユーザから入力されたスケジュールを示すユーザスケジュールデータの例を示す。制御部506は、スケジュールの識別番号(ID)と、予定に対応付けられるユーザと、予定の内容と、予定の開始時刻と、予定の終了時刻とを対応付けて、記憶部505に記憶する。
図10に、記憶部505に記憶される、給湯設備20の第1運転スケジュールを示す運転スケジュールデータの例を示す。制御部506は、記憶部505に記憶されているユーザスケジュールに基づいて、スケジュールの識別番号と、制御の内容と、制御を行う時間(予定時刻)とを対応付けた給湯設備20の第1運転スケジュールを作成し、記憶部505に記憶する。
図11に、記憶部505に記憶される、空調設備30の第2運転スケジュールを示す運転スケジュールデータの例を示す。制御部506は、記憶部505に記憶されているユーザスケジュールに基づいて、スケジュールの識別番号と、制御の内容と、制御を行う時間(予定時刻)とを対応付けた空調設備30の第2運転スケジュールを作成し、記憶部505に記憶する。
なお、制御部506は、ユーザスケジュールに因らずに、各運転スケジュールを作成することもできる。すなわち、制御部506は、サーバ90もしくは電気小売事業者が管理する通信ネットワーク80上のコンピュータから取得した気象データに基づいて、将来(例えば明日)の電気機器70等による消費電力量と、発電設備50による発電量と、蓄電設備60による蓄電量とを予測する。そして、制御部506は、消費電力量と発電量と蓄電量の各予測値に基づいて、電気機器70と発電設備50と蓄電設備60の将来の各運転スケジュールを作成する。
図7のフローチャートに戻り、制御部506は、取得した空調設備30の第2運転スケジュールの中に、冷房の予定が含まれているか否かを判別する(ステップS703)。本実施形態では、制御部506は、翌日の第2運転スケジュールの中に冷房で運転する予定が組まれているか否かを判別する。
例えば図11に示す第2運転スケジュールでは、識別番号B01で示されるスケジュールに対応する時刻から、識別番号B02で示されるスケジュールに対応する時刻まで、冷房で運転する予定が組まれている。
空調設備30の第2運転スケジュールの中に冷房の予定が含まれていると判別した場合(ステップS703;YES)、制御部506は、冷房を開始する予定時刻T1が、ユーザが給湯を使用する予定時刻T2よりも前か否かを判別する(ステップS704)。一方、空調設備30の第2運転スケジュールの中に冷房の予定が含まれていないと判別した場合(ステップS703;NO)、エネルギー管理処理を終了する。
例えば、図10に示すように給湯設備20の第1運転スケジュールが記憶されており、且つ、図11に示すように空調設備30の第2運転スケジュールが記憶されている場合、識別番号B01のスケジュールに対応する冷房を開始する予定時刻T2(2015年4月1日10時00分)は、識別番号A03のスケジュールに対応する給湯を開始する予定時刻T1(2015年4月1日12時30分)よりも前である。
なお、HEMSコントローラ100が給湯設備20に沸上げの開始を指示してから実際に給湯が開始されるまでのタイムラグを考慮し、制御部506は、給湯設備20の沸上げ開始時刻を、ユーザスケジュールによって指定された時刻もしくは給湯設備20の稼働履歴から計算した時刻よりも、予め決められた安全値だけ前の時刻としてもよい。
冷房を開始する予定時刻T1が、給湯を使用する予定時刻T2よりも後である場合(ステップS704;NO)、エネルギー管理処理を終了する。
冷房を開始する予定時刻T1が、給湯を使用する予定時刻T2よりも前である場合(ステップS704;YES)、制御部506は、料金データに基づいて、冷房で運転する時間内に、予定されている給湯設備20による沸上げ時の買電価格よりも安い時間帯が含まれているか否かを判別する(ステップS705)。
例えば、図12に示すように買電価格と給湯設備20の第1運転スケジュールと空調設備30の第2運転スケジュールとが設定されている場合、予定されている給湯設備20による沸上げ時の買電価格PBは10円/kWhであり、また、冷房で運転する10時から22時までの第1区間1201のうち、10時から12時までの第2区間1202における買電価格PB(7円/kWh)は、0時から6時までの第3区間1203における給湯設備20による沸上げ時の買電価格PB(10円/kWh)よりも安い。よって、制御部506は、予定されている冷房で運転する時間内に、予定されている給湯設備20による沸上げ時の買電価格よりも安い時間帯が含まれている(ステップS705;YES)と判別する。
なお、ステップS705において、制御部506は、発電設備50による発電電力を逆潮流させて電気小売事業者へ売電することによりユーザが得られる利益を考慮しつつ、冷房で運転する時間内に、予定されている給湯設備20による沸上げ時の買電価格よりも安い時間帯が含まれているか否かを判別してもよい。
例えば図12において、制御部506は、第2区間1202における買電価格PBから第2区間1202における売電価格PSを差し引いた額ΔPと、第3区間1203における買電価格PBから第3区間1203における売電価格PSを差し引いた額ΔPとを比較し、ΔPがΔPより小さければ、予定されている冷房で運転する時間内に、予定されている給湯設備20による沸上げ時の買電価格よりも安い時間帯が含まれている(ステップS705;YES)と判別する。一方、ΔPがΔPより小さくなければ、制御部506は、予定されている冷房で運転する時間内に、予定されている給湯設備20による沸上げ時の買電価格よりも安い時間帯が含まれていない(ステップS705;NO)と判別する。
冷房で運転する時間内に、予定されている給湯設備20による沸上げにかかる電気代よりも安い時間帯が含まれていると判別した場合(ステップS705;YES)、制御部506は、給湯設備20の運転スケジュール、より具体的には給湯設備20による沸上げのスケジュールを、変更する(ステップS706)。一方、冷房で運転する時間内に、予定されている給湯設備20による沸上げ時の買電価格よりも安い時間帯が含まれていないと判別した場合(ステップS705;NO)、エネルギー管理処理を終了する。
図13を用いて、第2運転スケジュールに基づいて第1運転スケジュールを変更して第3運転スケジュールを作成する処理を詳しく説明する。制御部506は、冷房で運転する予定時間(例えば10時から22時まで)のうち、予定されている給湯設備20による沸上げにかかる買電価格よりも安い第2区間1202に、給湯設備20による沸上げを行うスケジュールの一部を移動する。
より詳細には、制御部506は、沸上げを行うスケジュールのうち、給湯設備20を使用する時刻T2から遠い時間帯のスケジュールの一部を、買電価格が安い第2区間1202に移動する。
すなわち、制御部506は、図13において、沸上げを行う第3区間1203のうち、買電価格が安い時間帯である第2区間1202に相当する時間長(この場合2時間)の区間であって、給湯設備20を使用する時刻T2から遠い区間1300のスケジュールを、買電価格が安い第2区間1202に移動する。
この結果、給湯設備20による沸上げは、当初の第1運転スケジュールでは0時から6時まで継続して行われることになっていたものが、第3運転スケジュールでは、2時から6時まで、及び、10時から12時まで、に分割される。
ユーザが給湯設備20を使用する時刻T2により近い時間帯に沸上げを行うことにより、熱損失を減らす効果がある。また、空調設備30による冷房では、一般に稼働開始時に比較的大きな負荷がかかるため、給湯設備20からの冷排熱を空調設備30の稼働開始時に利用することにより、省エネルギーの効果が高まる。
なお、沸上げのスケジュールの一部を後ろにずらすことにより、時刻T3から時刻T2までの間に湯切れを起こす可能性がある。このため、制御部506は、貯湯タンク201に予め決められた最低湯量が常に確保されることを条件に、第3運転スケジュールを作成することが望ましい。また、沸上げ運転の時間帯を分割したことにより、沸上げ運転の開始後沸上げしない時間が生じるが、この間、制御部506は、給湯設備20が保温運転するように第1運転スケジュールを設定してもよい。
次に、制御部506は、設定されている冷房の目標温度に基づいて、給湯設備20の室外機210の能力を三段階のいずれに設定するかを決定する。
すなわち、制御部506は、空調設備30の第2運転スケジュールに基づいて、設定されている冷房の目標温度が、予め決められた第1の温度よりも低いか否かを判別する(ステップS707)。
設定されている冷房の目標温度が第1の温度よりも低い場合(ステップS707;YES)、制御部506は、給湯設備20の室外機210の能力を“高”に設定し(ステップS708)、給湯設備20を動作させる第3運転スケジュールを決定する。
設定されている冷房の目標温度が第1の温度よりも低くない場合(ステップS707;NO)、制御部506は、設定されている冷房の目標温度が、予め決められた第2の温度よりも高いか否かを判別する(ステップS709)。
設定されている冷房の目標温度が、予め決められた第2の温度よりも高くない場合(ステップS709;NO)、制御部506は、給湯設備20の室外機210の能力を“中”に設定し(ステップS710)、給湯設備20を動作させる第3運転スケジュールを決定する。
設定されている冷房の目標温度が、予め決められた第2の温度よりも高い場合(ステップS709;YES)、制御部506は、給湯設備20の室外機210の能力を“低”に設定し(ステップS711)、給湯設備20を動作させる第3運転スケジュールを決定する。
図14に、室外機210の能力と冷排熱の温度(単位は摂氏)との関係、及び、室外機210の能力と消費電力量(単位はワット時)との関係を示す。室外機210の能力とは、具体的には、室外機210による単位時間あたりの熱交換量である。室外機210の能力が高いということは、室外機210による単位時間あたりの熱交換量が多いということである。言い換えれば、室外機210の能力が高いほど、沸上げが早い。
室外機210の能力が上がるほど、消費電力量がより多くなるものの、冷排熱の温度はより下がる傾向にある。また、室外機210の能力が下がるほど、消費電力量がより少なくなるものの、冷排熱の温度はより上がる傾向にある。
本実施形態では、HEMSコントローラ100から設定可能な室外機210の能力は、高、中、低、の三段階としている。冷房の目標温度が第1の温度以上且つ第2の温度以下であれば、“中”に設定される。冷房の目標温度が第1の温度より低ければ、“高”に設定される。冷房の目標温度が第2の温度より高ければ、“低”に設定される。
ただし、制御部506が設定可能な室外機210の能力は三段階で決められなくてもよく、一段階、二段階、あるいは、四段階以上であってもよい。一段階であれば、室外機210の能力は固定となり、ステップS707からステップS711の処理は不要である。
二段階であれば、ステップS709及びステップS710が不要であり、ステップS707において冷房の目標温度が第1の温度よりも高ければ(ステップS707;NO)、制御部506は、給湯設備20の室外機210の能力を“低”に設定する(ステップS711)。
四段階であれば、制御部506は、ステップS709において冷房の目標温度が第2の温度よりも高いか否かを判別する代わりに、冷房の目標温度が第3の温度(ただし第1の温度<第3の温度<第2の温度とする)よりも低いか否かを判別する。冷房の目標温度が第3の温度よりも低ければ、“中”(上から二番目に高い能力)に設定し、冷房の目標温度が第3の温度よりも低くなければ、ステップS709と同様に冷房の目標温度が第2の温度よりも高いか否かを判別する。冷房の目標温度が第3の温度よりも低ければ、“第1の低”(上から三番目に高い能力)に設定し、冷房の目標温度が第3の温度よりも低くなければ、“第2の低”(上から四番目に高い(最も低い)能力)に設定する。五段階以上の場合、四段階と同様、目標温度によるふるい分けの回数を増やしていけばよい。
なお、給湯設備20による沸上げを行う時間帯と、空調設備30による冷房を行う時間帯とが重なる場合、制御部506は、冷房中には室外機210の能力を“高”に設定し、冷房していない間には室外機210の能力を“低”に設定する、といったように、給湯設備20の運転スケジュールを調整することで、エネルギー管理システム1全体の効率を上げる。
また、制御部506は、給湯設備20の稼働時間を変更するとともに、室外機210の能力を変更するように第1運転スケジュールを変更する。図15、16に示すように、空調設備30の第2運転スケジュールが23時から0時まで冷房となっていて、給湯設備20の第1運転スケジュールが0時半から5時まで能力“中”で沸上げとなっている場合を例に具体的に説明する。
このような場合、制御部506は、空調設備30による冷房動作が設定されている23時から0時の時間に、給湯設備20を能力“高”で沸上げ運転させるように第1運転スケジュールを変更し、この間の給湯設備20からの冷排熱を空調設備30に使用させる。23時から0時の間に給湯設備20が能力“高”で沸上げ運転することにより、従来の運転時間(0時半から5時)を減少させることができる。そして、制御部506は、例えば、必要な沸上げ量のうち、残りの沸上げ量を2時から5時の間に能力“低”で沸上げるように、第1運転スケジュールを変更する。
なお、空調設備30の第2運転スケジュールが設定されていない場合であっても、例えば、HEMSコントローラ100の記憶部505に、ユーザの就寝時間の代表値(平均値、中央値など)を記憶しておき、ユーザの就寝時間まで、沸上げの能力を“高”で給湯設備20を運転するように設定してもよい。
また、図15、16の例において、変更後の第1運転スケジュールでは、0時から2時の間に沸上げ運転しない時間が生じるが、この間は、給湯設備20が保温運転するように設定してもよい。
このように、本実施形態によれば、給湯設備20による冷排熱を空調設備30において有効に用いることにより、給湯設備と空調設備を連携させて省エネルギーを実現することができる。また、給湯設備20による冷排熱を空調設備30において有効に用いることができるように、空調設備30の運転スケジュールに基づいて給湯設備20の運転スケジュールを変更可能とすることにより、省エネルギーの効果を高めることができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。また、上述した実施形態の各構成要素を自由に組み合わせることも可能である。
(変形例1)
上記の実施形態では、HEMSコントローラ100が建物内に配置された場合について説明したが、HEMSコントローラ100を建物外に配置するようにしてもよい。例えば、インターネット上のサーバ90をHEMSコントローラ100として機能させてもよい。
例えば、図17に示すように、建物内には、HEMSコントローラ100の代わりに、ルータ1700が配置されている。一方、宅外の通信ネットワーク80上には、HEMSコントローラ100として機能するサーバ90が配置されている。この場合、ルータ1700とサーバ90とが協働して、HEMSコントローラ100の役割を果たす。
(変形例2)
図18に、変形例2におけるHEMSコントローラ100の機能的な構成を示す。制御部506と画像処理部502が協働して、第1運転スケジュールと第2運転スケジュールと第3運転スケジュールを表示する表示部1801として機能する。また、制御部506と入力部504が協働して、表示された第1運転スケジュール又は第3運転スケジュールに従って給湯設備20を制御し且つ表示された第2運転スケジュールに基づいて空調設備30の動作を制御するか否かのユーザからの指示を受け付ける入力受付部1802として機能する。
この変形例2では、制御部506は、給湯設備20の第1運転スケジュールと空調設備30の第2運転スケジュールを作成すると、作成した第1運転スケジュールと第2運転スケジュールを、第1運転スケジュールと第2運転スケジュールに基づく制御の実行前に、ディスプレイ551に表示する。
そして、制御部506は、表示された第1運転スケジュールに従って給湯設備20の動作を制御し且つ表示された第2運転スケジュールに従って空調設備30の動作を制御するか否かのユーザからの指示を受け付ける。表示された第1運転スケジュールと第2運転スケジュールに従って給湯設備20と空調設備30を動作させる旨のユーザからの指示が入力されると、第1運転スケジュールに基づいて給湯設備20の動作を制御し、第2運転スケジュールに基づいて空調設備30の動作を制御する。
また、制御部506は、空調設備30の第2運転スケジュールに基づいて給湯設備20の第1運転スケジュールを変更して第3運転スケジュールを作成すると、作成した第3運転スケジュールを、第3運転スケジュールに基づく制御の実行前に、ディスプレイ551に表示する。
そして、制御部506は、表示された第3運転スケジュールに従って給湯設備20の動作を制御するか否かのユーザからの指示を受け付ける。表示された第3運転スケジュールに従って給湯設備20を動作させる旨のユーザからの指示が入力されると、第3運転スケジュールに基づいて給湯設備20の動作を制御する。
なお、制御部506は、第1運転スケジュールと第2運転スケジュールについては、ユーザからの明示的な指示がなくても直ちに適用して給湯設備20と空調設備30を制御し、第3運転スケジュールについては、ユーザからの明示的な指示があった後に適用して給湯設備20を制御してもよい。
(変形例3)
上記実施形態では、運転スケジュールによって決められた特定の時間に空調設備30が稼働することとしているが、24時間継続して空調設備30を稼働させる場合には、制御部506は、サーバ90もしくは通信ネットワーク80上のコンピュータから取得した気象データに基づいて、予測される外気温が予め決められた温度より高い時間帯を判別し、この判別した時間帯を、ステップS703における“冷房で運転する予定の時間”に置き換えることができる。
この場合、制御部506は、ステップS703において、冷房の予定があるか否かを判別する代わりに、予測される外気温が予め決められた温度より高い時間帯があるか否かを判別すればよい。
また、制御部506は、ステップS704において、冷房を開始する予定時刻T1が、給湯を使用する予定時刻T2よりも前か否かを判別する代わりに、外気温が予め決められた温度より高くなると予測される時刻が、給湯を使用する予定時刻T2よりも前か否かを判別すればよい。
また、制御部506は、ステップS705において、冷房で運転する時間内に、予定されている給湯設備20による沸上げ時の買電価格よりも安い時間帯が含まれているか否かを判別する代わりに、予測される外気温が予め決められた温度より高い時間内に、予定されている給湯設備20による沸上げ時の買電価格よりも安い時間帯が含まれているか否かを判別すればよい。
また、制御部506は、ステップS706において、冷房で運転する時間内のうち、予定されている給湯設備20による沸上げにかかる買電価格よりも安い第2区間1202に、給湯設備20による沸上げのスケジュールの一部をシフトする代わりに、予測される外気温が予め決められた温度より高い時間内のうち、予定されている給湯設備20による沸上げにかかる買電価格よりも安い時間帯に、給湯設備20による沸上げのスケジュールの一部をシフトすればよい。
(変形例4)
図13、図15の例に示すように、制御部506が給湯設備20の第1運転スケジュールを変更する場合、変更する前に、ユーザに第1運転スケジュールを変更するか否かの問い合わせを行うように設計してもよい。
この場合、制御部506は、画像処理部502に、変更後の第1運転スケジュールとともに、「運転スケジュールを下記のように変更しますがよろしいですか。」、「運転スケジュールを下記のように変更すると、○○円電気代がお得になります。変更しますか。」といったメッセージをディスプレイ551に表示させる旨の指示を送出する。ディスプレイ551に上記のメッセージが表示されると、入力部504は、ユーザの指示を受け付け、受け付けた指示を制御部506に送出する。制御部506は、入力部504から送出された指示に基づいて、給湯設備20の第1運転スケジュールを変更する。
なお、上記メッセージをユーザ端末40に表示させるように設計してもよい。
上記実施形態及び変形例1から4を任意に組み合わせて実施することが可能である。
上記のHEMSコントローラ100の全部又は一部としてコンピュータを動作させるためのプログラムを、メモリカード、CD−ROM、DVD、MO(Magneto Optical disk)などのコンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、これを別のコンピュータにインストールし、上述の手段として動作させ、あるいは、上述の工程を実行させてもよい。
更に、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等にプログラムを格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロード等するものとしてもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
以上のように、上記各実施形態によれば、給湯設備と空調設備を連携させて省エネルギーの効果を高めることが可能なエネルギー管理装置、エネルギー管理方法、及び、プログラムを提供することができる。
1 エネルギー管理システム、20 給湯設備、30 空調設備、40 ユーザ端末、50 発電設備、60 蓄電設備、70 電気機器、80 通信ネットワーク、90 サーバ、100 HEMSコントローラ、210 室外機、220 切替装置、230 建物、231 ダクト、300 室内機、400 熱交換器、501,601 通信部、502,602 画像処理部、503,603 音声処理部、504,605 入力部、505,606 記憶部、506,607 制御部、521 情報取得部、522 運転計画部、523 動作制御部、551,651 ディスプレイ、552,652 スピーカ、604 I/O部、1700 ルータ、1801 表示部、1802 入力受付部

Claims (12)

  1. 貯湯式の給湯設備と、前記貯湯式の給湯設備による冷排熱を用いて建物内の空調を行う空調設備と、を制御するエネルギー管理装置であって、
    前記貯湯式の給湯設備の第1運転スケジュールと、前記空調設備の第2運転スケジュールと、を取得する情報取得部と、
    前記第2運転スケジュールに基づいて、前記空調設備における冷房の目標温度が第1の温度より低ければ、前記貯湯式の給湯設備を第1の能力で動作させ、前記第1の温度より低くなければ、前記貯湯式の給湯設備を前記第1の能力よりも低い第2の能力で動作させるように、前記第1運転スケジュールを変更した第3運転スケジュールを作成する運転計画部と、
    前記第3運転スケジュールに基づいて前記貯湯式の給湯設備の動作を制御する動作制御部と、
    を備えるエネルギー管理装置。
  2. 貯湯式の給湯設備と、前記貯湯式の給湯設備による冷排熱を用いて建物内の空調を行う空調設備と、を制御するエネルギー管理装置であって、
    前記貯湯式の給湯設備の第1運転スケジュールと、前記空調設備の第2運転スケジュールと、を取得する情報取得部と、
    前記第2運転スケジュールに基づいて、前記貯湯式の給湯設備に沸上げを行わせる予定時間帯のうちの一部の時間帯が、前記空調設備に冷房動作させる予定時間帯の開始時を含むように、前記第1運転スケジュールを変更した第3運転スケジュールを作成する運転計画部と、
    前記第3運転スケジュールに基づいて前記貯湯式の給湯設備の動作を制御する動作制御部と、
    を備えるエネルギー管理装置。
  3. 前記運転計画部は、前記貯湯式の給湯設備に沸上げを行わせる予定時間帯の一部が、前記空調設備に冷房動作させる予定時間帯と重複するならば、重複する時間帯では前記貯湯式の給湯設備を前記第1の能力で動作させ、重複しない時間帯では前記貯湯式の給湯設備を前記第2の能力で動作させるように、前記第3運転スケジュールを作成する、
    請求項に記載のエネルギー管理装置。
  4. 前記運転計画部は、前記空調設備に冷房動作させる予定時間帯が、前記貯湯式の給湯設備に給湯させる予定時間帯よりも前であれば、前記貯湯式の給湯設備に沸上げを行わせる予定時間帯を、前記空調設備に冷房動作させる予定時間帯に変更する、
    請求項1又は2に記載のエネルギー管理装置。
  5. 前記情報取得部は、買電価格を示す料金データを更に取得し、
    前記運転計画部は、前記空調設備に冷房動作させる予定時間帯における買電価格が、前記貯湯式の給湯設備に給湯させる予定時間帯における買電価格よりも安ければ、前記貯湯式の給湯設備に沸上げを行わせる予定時間帯を、前記空調設備に冷房動作させる予定時間帯に変更する、
    請求項1又は2に記載のエネルギー管理装置。
  6. 前記情報取得部は、買電価格と売電価格を示す料金データを更に取得し、
    前記運転計画部は、前記空調設備に冷房動作させる予定時間帯における買電価格から売電価格を差し引いた額が、前記貯湯式の給湯設備に給湯させる予定時間帯における買電価格から売電価格を差し引いた額よりも安ければ、前記貯湯式の給湯設備に沸上げを行わせる予定時間帯を、前記空調設備に冷房動作させる予定時間帯に変更する、
    請求項1又は2に記載のエネルギー管理装置。
  7. 前記第3運転スケジュールを表示する表示部と、
    前記表示された第3運転スケジュールに従って前記貯湯式の給湯設備の動作を制御するか否かのユーザからの指示を受け付ける入力受付部と、
    を更に備え、
    前記動作制御部は、前記表示された第3運転スケジュールに従って前記貯湯式の給湯設備の動作を制御する旨の前記ユーザからの指示があると、前記表示された第3運転スケジュールに従って前記貯湯式の給湯設備の動作を制御する、
    請求項1からのいずれか1項に記載のエネルギー管理装置。
  8. 前記エネルギー管理装置は、ネットワークを介して外部サーバに接続され、
    前記情報取得部は、前記外部サーバから、予測される外気温を示す情報を含む気象データを取得し、
    前記動作制御部は、前記予測される外気温に予め決められた温度より高い時間帯が含まれる場合、前記気象データに基づいて前記空調設備による消費電力量を低減するように前記第1運転スケジュールを変更した前記第3運転スケジュールにより前記貯湯式の給湯設備の動作を制御する、
    請求項1又は2に記載のエネルギー管理装置。
  9. 貯湯式の給湯設備と、前記貯湯式の給湯設備による冷排熱を用いて建物内の空調を行う空調設備と、を制御するエネルギー管理方法であって、
    前記貯湯式の給湯設備の第1運転スケジュールと、前記空調設備の第2運転スケジュールと、を取得する情報取得ステップと、
    前記第2運転スケジュールに基づいて、前記空調設備における冷房の目標温度が第1の温度より低ければ、前記貯湯式の給湯設備を第1の能力で動作させ、前記第1の温度より低くなければ、前記貯湯式の給湯設備を前記第1の能力よりも低い第2の能力で動作させるように、前記第1運転スケジュールを変更した第3運転スケジュールを作成する運転計画ステップと、
    前記第3運転スケジュールに基づいて前記貯湯式の給湯設備の動作を制御する動作制御ステップと、
    を含むエネルギー管理方法。
  10. 貯湯式の給湯設備と、前記貯湯式の給湯設備による冷排熱を用いて建物内の空調を行う空調設備と、を制御するエネルギー管理方法であって、
    前記貯湯式の給湯設備の第1運転スケジュールと、前記空調設備の第2運転スケジュールと、を取得する情報取得ステップと、
    前記第2運転スケジュールに基づいて、前記貯湯式の給湯設備に沸上げを行わせる予定時間帯のうちの一部の時間帯が、前記空調設備に冷房動作させる予定時間帯の開始時を含むように、前記第1運転スケジュールを変更した第3運転スケジュールを作成する運転計画ステップと、
    前記第3運転スケジュールに基づいて前記貯湯式の給湯設備の動作を制御する動作制御ステップと、
    を含むエネルギー管理方法。
  11. 貯湯式の給湯設備と、前記貯湯式の給湯設備による冷排熱を用いて建物内の空調を行う空調設備と、を制御するコンピュータを、
    前記貯湯式の給湯設備の第1運転スケジュールと、前記空調設備の第2運転スケジュールと、を取得する情報取得部、
    前記第2運転スケジュールに基づいて、前記空調設備における冷房の目標温度が第1の温度より低ければ、前記貯湯式の給湯設備を第1の能力で動作させ、前記第1の温度より低くなければ、前記貯湯式の給湯設備を前記第1の能力よりも低い第2の能力で動作させるように、前記第1運転スケジュールを変更した第3運転スケジュールを作成する運転計画部、
    前記第3運転スケジュールに基づいて前記貯湯式の給湯設備の動作を制御する動作制御部、
    として機能させるプログラム。
  12. 貯湯式の給湯設備と、前記貯湯式の給湯設備による冷排熱を用いて建物内の空調を行う空調設備と、を制御するコンピュータを、
    前記貯湯式の給湯設備の第1運転スケジュールと、前記空調設備の第2運転スケジュールと、を取得する情報取得部、
    前記第2運転スケジュールに基づいて、前記貯湯式の給湯設備に沸上げを行わせる予定時間帯のうちの一部の時間帯が、前記空調設備に冷房動作させる予定時間帯の開始時を含むように、前記第1運転スケジュールを変更した第3運転スケジュールを作成する運転計画部、
    前記第3運転スケジュールに基づいて前記貯湯式の給湯設備の動作を制御する動作制御部、
    として機能させるプログラム。
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