以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[第1実施形態]
[構成の説明]
(1)全体の構成について
図1に示すように、第1実施形態のパチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて各構成を保持する構造を有している。外枠51の左側上下にはヒンジ53が設けられており、ヒンジ53により、板ガラス61が嵌め込まれた前枠(ガラス枠)52及び後述の内枠が、外枠51に対し開閉可能に保持される。また、前枠52の板ガラス61の奥には、内枠に保持された遊技盤1(図2)が設けられている。
前枠52の上部の左右両側にはスピーカ66が設置されており、これらにより遊技音が出力され、遊技の趣向性を向上させる。また、前枠52には、遊技状態に応じて発光する枠側装飾ランプ65のほか、遊技の異常を報知するLEDが設けられている。
前枠52の下部には、上皿55と下皿63とが一体に形成されている。また、下皿63の右側には発射ハンドル64が設けられており、該発射ハンドル64を時計回りに操作することにより発射装置が作動し、上皿55から供給された遊技球が遊技盤1に向けて発射される。
下皿63は、上皿55から溢れた賞球を受けるよう構成されており、球抜きレバーを操作することで、下皿63に溜まった遊技球を遊技店に備えられたドル箱に移すことができる。また、上皿55の中央には、遊技ボタン67が設けられている。
本パチンコ機50は、いわゆるCR機であり、プリペイドカードの読み書きを行うプリペイドカードユニット(CRユニット)56が付属されていると共に、上皿55の右側には球貸ボタン57,精算ボタン58,精算表示装置59が設けられている。
なお、図1の49は、前枠52及び前記内枠を外枠51にロックするシリンダ錠であり、該シリンダ錠49に所定の鍵を挿入して鍵を時計回りに操作すると、内枠が開放され、反時計回りに操作すると、前枠52が開放される。
また、図2に示すように、遊技盤1には、外レール2aと内レール2bとによって囲まれた略円形の遊技領域3が形成されている。遊技領域3には、その中央部にセンターケース5が装着され、センターケース5に向かって右横には、普通図柄作動ゲート22が設置されている。普通図柄作動ゲート22を遊技球が通過すると、普通図柄の当否抽選用の複数種類の乱数が抽出され、抽出された乱数に基づく当否判定(普通図柄抽選)が行われる。
センターケース5の直下には、遊技球の入球に起因して第1特別図柄(第1特図或いは特図1とも記載)の変動表示を伴う大当り抽選(当否判定)が行われる第1始動口11が設置されている。また、センターケース5の右横であって、普通図柄作動ゲート22の直下には、遊技球の入球に起因して第2特別図柄(第2特図或いは特図2とも記載)の変動表示を伴う大当り抽選が行われる第2始動口12が設置されている。
第1始動口11は、左打ち(センターケース5の左側を狙い打つこと)により発射された遊技球が主に流下する領域(左打ち領域)に配置されていると共に、第2始動口12は、右打ち(センターケース5の右側を狙い打つこと)により発射された遊技球が主に流下する領域(右打ち領域)に配置されている。
このため、左打ちを行うことで第1始動口11を狙い打つことができると共に、右打ちを行うことで第2始動口12を狙い打つことができる。
なお、第1,第2始動口11,12の配置は、これに限定されることはなく、例えば、第1,第2始動口11,12を上下に並べてセンターケース5の下方に配置しても良いし、第1始動口11を右打ち領域に、第2始動口12を左打ち領域に配置しても良い。
第1始動口11は、常時遊技球が入球可能に構成されているが、第2始動口12は、普通図柄抽選での当選により開放される普通電動役物として構成されており、開放時のみ入球可能となっている。なお、閉鎖時であっても、稀に入球可能な構成としても良い。
第1始動口11に遊技球が入球すると、第1特図に対応する複数種類の乱数が抽出され、第1保留記憶として記憶されると共に、第2始動口12に遊技球が入球すると、第2特図に対応する複数種類の乱数が抽出され、第2保留記憶として記憶される。
普通電動役物として構成された第2始動口12は、普通図柄抽選での当選時に、所定時間の開放が行われる。
また、センターケース5の下方においては、第1始動口11の下側に、大当り抽選で当ると行われる大当り遊技の際に開放される特別電動役物からなる第1大入賞口20が設けられており、第1始動口11の右側に、該特別電動役物からなる第2大入賞口21が設けられている。
なお、第1大入賞口20は、右打ちがなされた場合であっても左打ちがなされた場合であっても比較的入球容易な位置に配されているが、第2大入賞口21は、右打ちされた遊技球が主に入球する位置に配されている。
無論、第1,第2大入賞口20,21の配置は、これに限定されることはなく、例えば、右打ち領域に上下に並べて第1,第2大入賞口20,21を配置しても良い。
また、第2大入賞口21の下側には、大当り遊技中に第2大入賞口21に入球した遊技球が誘導され、大当り遊技終了後に確変状態(当否判定で当る確率が高確率となる状態)となることを決定するための確変決定装置13が配置されている。なお、確変決定装置13の詳細については、後述する。
遊技盤1における向かって左側の領域には、複数(例えば、7個程度)のLEDを備える第1特図表示装置9及び第2特図表示装置10と、4個のLEDからなる第1特図保留数表示装置23及び第2特図保留数表示装置24が設置されている。また、遊技盤1における向かって右下の領域には、2個のLEDからなる普通図柄表示装置7と、4個のLEDからなる普図保留数表示装置8が設置されている。
第1特図表示装置9では特図1が、第2特図表示装置10では特図2が表示されるが、第1,第2特図表示装置9,10は、これらの特図を表示する際の各LEDの点灯パターンを変則的なものとすることで、遊技者が特図の判別を不可能或いは困難とする。なお、第1,第2特図表示装置9,10を構成するLEDの並びを変則的なものとすることで、遊技者が表示された特図を判別することを不可能或いは困難としても良い。
図2に示す遊技盤1のセンターケース5には、中央に演出図柄表示装置6(全体の図示は省略)のLCDパネルが配設され、LCDパネルの画面上では、演出図柄の変動表示等を行うことで、第1,第2特図に対応する大当り抽選の結果を報知する図柄演出が行われる。
また、センターケース5には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージ等が設けられている。
また、センターケース5の下方であって、第1始動口11の左方には、一般入賞口25〜27が配置されている。
なお、遊技盤1の遊技領域3には多数の遊技釘が植設されており、盤面最下部にはアウト口が設けられている。
次に、確変決定装置13の構成について説明する。
図3に記載されているように、確変決定装置13は、第2大入賞口21に入球した遊技球が排出される排出口13aと、確変状態への移行、及び、大当り遊技の終了を決定するための特定領域15と、特定領域15を閉鎖或いは開放するシャッター14を備える。
既に述べたように、大当り遊技中に第2大入賞口21に入球した遊技球は、排出口13aから排出される。特定領域15が閉鎖されているときに排出口13aから遊技球が排出されると、該遊技球はシャッター14によりはずれ口13bに誘導される(図3(a)参照)。一方、特定領域15が開放されているときに排出口13aから遊技球が排出されると、該遊技球は特定領域15に入球し、大当り遊技が終了すると共に、大当り遊技後に確変状態となることが決定される(図3(b)参照)。
また、図4に示すように、パチンコ機50の裏側は、遊技盤1を脱着可能に取付ける内枠70が外枠51に収納された構成となっている。内枠70は、前枠52と同様、一方の側縁(図4に向かって右側)の上下位置が外枠51に設けられたヒンジ53に結合され、開閉可能に設置されている。内枠70には、遊技球流下通路が形成されており、上方(上流)から球タンク71,タンクレール72,払出ユニット73が設けられ、払出ユニット73の中には払出装置が設けられている。この構成により、遊技盤1の入賞口に遊技球が入賞すると、球タンク71に貯留されている所定個数の遊技球(賞球)が払出装置から払い出され、流下通路を通り上皿55に払い出される。また、第1実施形態では、払出装置は、球貸ボタン57の操作に応じて遊技球(貸球)を払い出すよう構成されている。
また、パチンコ機50の裏側には、主制御装置80,払出制御装置81,演出図柄制御装置82,サブ統合制御装置83,発射制御装置,電源基板85が設けられている。主制御装置80,演出図柄制御装置82,サブ統合制御装置83は、遊技盤1に設けられ、払出制御装置81,発射制御装置,電源基板85は、内枠70に設けられている。なお、図4では発射制御装置が記載されていないが、発射制御装置は、払出制御装置81の奥側(遊技盤1側)に配されている。
また、球タンク71の右側には、外部接続端子板78が設けられており、外部接続端子板78により、遊技状態や遊技結果を示す信号が図示しないホールコンピュータへ送られる。
(2)電気的構成について
次に、パチンコ機50の電気的構成について説明する。このパチンコ機50は、図5のブロック図に示すとおり、主制御装置80を中心にして構成されている。なお、このブロック図には、単に信号を中継するいわゆる中継基板や電源基板等は記載されていない。また、詳細な図示は省略するが、主制御装置80,払出制御装置81,演出図柄制御装置82,サブ統合制御装置83のいずれもCPU,ROM,RAM,入力ポート,出力ポート等を備えている。また、発射制御装置84,電源基板にはCPU,ROM,RAMは設けられていないが、これに限るわけではなく、発射制御装置84等にCPU,ROM,RAM等を設けてもよい。
主制御装置80には、第1始動口11に入球した遊技球を検出する第1始動口SW11a、第2始動口12に入球した遊技球を検出する第2始動口SW12a、普通図柄作動ゲート22に進入した遊技球を検出する普通図柄作動SW22a、一般入賞口25〜27に入球した遊技球を検出する一般入賞口SW25a等からの検出信号が入力される。
また、このほかにも、第1大入賞口20に入球した遊技球を計数するための第1カウントSW20a、第2大入賞口21に入球した遊技球を計数するための第2カウントSW21a、確変決定装置13に設けられた特定領域15に入球した遊技球を検出する確変SW15aからの検出信号が入力される。
主制御装置80は、搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号等に基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成し、払出制御装置81及びサブ統合制御装置83に出力する。
また、主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている第1特図表示装置9,第2特図表示装置10,第1特図保留数表示装置23,第2特図保留数表示装置24,普通図柄表示装置7,普図保留数表示装置8の表示を制御する。
さらに、主制御装置80は、第1大入賞口ソレノイド20bを制御することで第1大入賞口20の開閉を制御すると共に、第2大入賞口ソレノイド21bを制御することで第2大入賞口21の開閉を制御し、普電役物ソレノイド12bを制御することで第2始動口12の開閉を制御する。
また、シャッターソレノイド14aを制御することで、シャッター14を制御し、確変決定装置13に設けられた特定領域15の開閉状態を切り替える。
主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力されるほか、図柄変動や大当り等の管理用の信号が外部接続端子板78に出力されてホールコンピュータ87に送られる。
主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信が可能である。
払出制御装置81は、主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータ30を稼働させて賞球を払い出させる。本実施例においては、賞球として払い出される遊技球を計数するための払出SW31の検出信号は払出制御装置81に入力され、払出制御装置81で賞球の計数が行われる構成を用いる。この他にも主制御装置80と払出制御装置81に払出SW31の検出信号が入力され、主制御装置80と払出制御装置81の双方で賞球の計数を行う構成を用いることも考えられる。
なお、払出制御装置81は、ガラス枠閉鎖SW45,内枠閉鎖SW46,球切れSW33,払出SW31,満杯SW32からの信号が入力され、満杯SW32により下皿63が満タンであることを示す信号が入力された場合や、球切れSW33により球タンク71に遊技球が少ないあるいは無いことを示す信号が入力された場合には、払出モータ30を停止させ、賞球の払出動作を停止させる。また、満杯SW32,球切れSW33も、その状態が解消されるまで信号を出力し続ける構成になっており、払出制御装置81は、その信号が出力されなくなることに起因して払出モータ30の駆動を再開させる。
また、払出制御装置81は、CRユニット端子板34を介してCRユニット56と交信することで払出モータ30を作動させ、貸し球を排出する。払出された貸し球は払出SW31に検出され、検出信号は払出制御装置81に入力される。また、CRユニット端子板34は、精算表示装置59とも双方向通信可能に接続されており、精算表示装置59には、遊技球の貸出しを要求するための球貸ボタン57、精算を要求するための精算ボタン58が設けられている。
また、払出制御装置81は、外部接続端子板78を介して賞球に関する情報、枠(内枠70,前枠52)の開閉状態を示す情報などをホールコンピュータ87に送信するほか、発射制御装置84に対して発射停止信号を送信する。
なお、本実施例では遊技球を払出す構成であるが、入賞等に応じて発生した賞球を払い出さずに記憶する封入式の構成にしても良い。
発射制御装置84は、発射モータ40を制御して、遊技領域3に遊技球を発射させる。
なお、発射制御装置84には、払出制御装置81以外に、発射ハンドル64からの回動量信号、タッチSW38からのタッチ信号、発射停止SW39から発射停止信号が入力される。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドル64を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル64を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止SW39を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル64を触っていても遊技球は発射出来ないようになっている。
サブ統合制御装置83は、主制御装置80から送信されてくるデータ及びコマンドを受信する。なお、サブ統合制御装置83は、主制御装置80に対しデータを送信しない。そして、それらを演出表示制御用、音制御用及びランプ制御用のデータに振り分けて、演出表示制御用のコマンド等は演出図柄制御装置82に送信し、音制御用及びランプ制御用は自身に含まれている各制御部位(音声制御装置及びランプ制御装置としての機能部)に分配する。
音声制御装置としての機能部は、音声制御用のデータに基づいて音LSIを作動させることによってスピーカ66からの音声出力を制御し、ランプ制御装置としての機能部は、ランプ制御用のデータに基づいてランプドライバを作動させることによって各種LED、ランプ28を制御する。
また、サブ統合制御装置83には、遊技ボタン67が接続されており、遊技者が遊技ボタン67を操作した際には、その信号がサブ統合制御装置83に入力される。
サブ統合制御装置83と演出図柄制御装置82とは双方向通信が可能である。
演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、演出図柄の変動表示(図柄演出)等の演出画面を表示させる。
[動作の説明]
(1)概要について
次に、第1実施形態におけるパチンコ機50の動作について説明する。
パチンコ機50には、普通図柄抽選の当選確率を上昇させる、普通図柄抽選で当選した際の第2始動口12の開放時間を長くする、普通図柄抽選がなされた際の普通図柄表示装置7での変動表示時間を短くする等の方法により、第2始動口12への入球を容易にする開放延長機能が設けられている。また、開放延長機能と共に作動し、特別図柄表示装置での変動表示時間を短くする時短機能も設けられている。以後、開放延長機能及び時短機能が作動した遊技状態を、時短状態とも記載する。
また、パチンコ機50では、第1,第2特図による当否判定で大当りとなると、大当り遊技が開始され、大当り遊技中の各ラウンドでは、第1大入賞口20と第2大入賞口21のうちの一方が開放される。そして、大当り遊技中、開放された第2大入賞口21に遊技球が入球し、該遊技球が特定領域15に入球すると、大当り遊技後に確変機能が作動し、遊技状態が確変状態となる。この時、時短機能も作動し、パチンコ機50の遊技状態は確変状態且つ時短状態(確変+時短状態)となる。なお、特定領域15への入球により、大当り遊技後に確変状態のみに移行する構成としても良い。
各ラウンドでは、第1大入賞口20は長時間にわたり開放される。一方、第2大入賞口21は、当該大入賞口への入球が容易となる程度の長時間にわたり開放される長時間開放と、当該大入賞口への入球が困難又は実質的に不可能となる程度の短時間わたり開放される短時間開放のいずれかの態様で開放される。第2大入賞口21の開放時には、確変決定装置13の特定領域15を開閉するシャッター14も動作し、所定期間にわたり特定領域15が開放される。
このため、第2大入賞口21が長時間開放される大当り遊技(確変大当り遊技)では、特定領域15への遊技球の入球が容易となり、第2大入賞口21に遊技球を入球させると、大当り遊技終了後に確変+時短状態に移行する。しかし、第2大入賞口21が短時間開放され、長時間開放されない大当り遊技(通常大当り遊技)では、特定領域15への遊技球の入球は困難又は実質的に不可能となり、大当り遊技終了後に確変+時短状態に移行しなくなる。パチンコ機50では、当りの種類として、確変大当り遊技が行われる確変当りと、通常大当り遊技が行われる通常当りが設けられており、当り図柄により当りの種類が決定される。
また、大当り遊技にて特定領域15に遊技球が入球しなかった場合には、該大当り遊技終了後に時短状態(通常時短状態)に移行する。なお、この時、該大当り遊技終了後に通常状態(確変状態及び時短状態ではない遊技状態)に移行しても良いし、該大当り遊技に係る当り図柄に応じて、該大当り遊技終了後に通常時短状態と通常状態のいずれかに移行するか否かを定めても良い。
また、パチンコ機50には、確変+時短状態の継続中に一定の回数の大当りが発生した場合、大当り遊技の後に確変状態に移行させないようにするリミッタ機能が設けられている。具体的には、確変大当り遊技(初回大当り遊技)後に確変+時短状態に移行した後、特定領域15への入球が生じた確変大当り遊技が所定回数にわたり連続すると、リミッタ機能が作動し、次の大当り遊技(最終大当り遊技)の後には必ず時短状態(特別時短状態)に移行する。以後、初回大当り遊技から最終大当り遊技にかけての大当り遊技の回数を、確変リミッタ回数とする。
通常時短状態,特別時短状態は、予め定められた継続回数の大当り抽選が行われるまでの期間にわたり継続する。
ここで、第1実施形態では、パチンコ機50のスペックを以下のようにしても良い。
確変状態でない場合の大当り抽選の当選確率:1/300
確変状態中の大当り抽選の当選する確率:1/80
大当り抽選での当選時に確変大当り遊技が行われる確率:90%
確変+時短状態の継続回数(確変+時短回数):10000回
確変リミッタ回数:5回
通常時短状態の継続回数(通常時短回数):100回
特別時短状態の継続回数(特別時短回数):100回
大当り遊技:全15R,1〜14Rで第1大入賞口20を開放,15Rで第2大入賞口21を開放
無論、これに限らず、パチンコ機50を様々なスペックとすることができる。具体的には、例えば、確変+時短回数を10000回とすることで、実質的に次の大当りが発生するまで確変+時短状態を継続させる構成となっているが、これに限らず、確変+時短状態に移行した後、当りが発生するまで該状態を必ず継続させる構成としても良い。また、例えば、通常時短回数と特別時短回数を異なる回数としても良い。
以下では、パチンコ機50の動作について説明する。
(2)メインルーチンについて
まず、パチンコ機50の主制御装置80におけるメインルーチンについて、図6に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、このメインルーチンは、2ms周期のタイマ割り込み処理として起動される。
S10では、主制御装置80は、正常なタイマ割り込みによりメインルーチンが起動されたか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S10:Yes)、S20に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S10:No)、S15に処理を移行する。
S15では、主制御装置80は、CPUやI/O等の初期設定を行い、S70に処理を移行する。
一方、S10で肯定判定が得られた場合には、主制御装置80は、初期値乱数の更新(S20),大当り決定用乱数の更新(S25),大当り図柄決定用乱数の更新(S30),当り決定用乱数の更新(S35),リーチ判定用乱数の更新(S40),変動パターン決定用乱数の更新(S45)を行う。
そして、主制御装置80は、始動口等といった入賞口への遊技球の入賞を検出する入賞確認処理と(S50)、始動口への入賞に起因して大当り抽選を行う当否判定処理と(S55)、サブ統合制御装置83等にデータ及びコマンドを送信し、また、ホールコンピュータ87等に各種情報を送信する各出力処理と(S60)、遊技者の不正行為を検出する不正監視処理と(S65)を行う。
なお、これ以外にも、遊技球の普通図柄作動ゲート22の通過に起因して普通図柄抽選等を行う普図当否判定処理や、普通電動役物(第2始動口12)を開放することで普図遊技を行う普図遊技処理等が行われる。
また、当否判定処理に続いて、大当り遊技を行うための大当り遊技処理が行われる。
また、S70では、主制御装置80は、次のタイマ割込みが発生してメインルーチンが起動されるまで、初期値乱数の更新を繰り返し行う。
(3)始動口入賞確認処理について
次に、第1,第2始動口11,12への入賞を検出し、該入賞に応じて保留記憶等を行う始動口入賞確認処理について、図7に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される入賞確認処理からコールされるサブルーチンとして構成されている。
S100では、主制御装置80は、第1始動口SW11aの検出信号に基づき、第1始動口11への遊技球の入賞が発生したかを判定する。そして、肯定判定の場合は(S100:Yes)、S105に処理を移行し、否定判定の場合は(S100:No)、S115に処理を移行する。
S105では、主制御装置80は、第1始動口11に対応する特図についての保留記憶の数(第1保留記憶)が、最大値(一例として4)に達しているか否かを判定する。そして、肯定判定の場合は(S105:Yes)、S115に処理を移行し、否定判定の場合は(S105:No)、S110に処理を移行する。
S110では、主制御装置80は、大当り抽選に用いられる大当り決定用乱数や、当り図柄を決定する大当り図柄決定用乱数や、図柄演出においてリーチとなるか否かを決定するためのリーチ判定用乱数や、特別図柄の変動時間等を決定するための変動パターン決定用乱数等を抽出する。そして、抽出した乱数を第1保留記憶として記憶すると共に、何個の第1保留記憶が生じているかを示す第1保留数コマンドを生成してサブ統合制御装置83に送信し、S115に処理を移行する。
なお、主制御装置80は、第1保留記憶に係る大当り決定用乱数等に基づき先読みを行い、先読み結果をサブ統合制御装置83に送信しても良い。
S115では、主制御装置80は、第2始動口SW12aの検出信号に基づき、第2始動口12への遊技球の入賞が発生したかを判定する。そして、肯定判定の場合は(S115:Yes)、S120に処理を移行し、否定判定の場合は(S115:No)、本処理を終了する。
S120では、主制御装置80は、第2始動口12に対応する特図についての保留記憶の数(第2保留記憶)が、最大値(一例として4)に達しているか否かを判定する。そして、肯定判定の場合は(S120:Yes)、本処理を終了し、否定判定の場合は(S120:No)、S125に処理を移行する。
S125では、主制御装置80は、大当り決定用乱数や大当り図柄決定用乱数やリーチ判定用乱数や変動パターン決定用乱数等を抽出する。そして、抽出した乱数を第2保留記憶として記憶すると共に、何個の第2保留記憶が生じているかを示す第2保留数コマンドを生成してサブ統合制御装置83に送信し、本処理を終了する。
なお、主制御装置80は、第2保留記憶に係る大当り決定用乱数等に基づき先読みを行い、先読み結果をサブ統合制御装置83に送信しても良い。
(4)当否判定処理について
次に、保留記憶に係る大当り決定用乱数により大当り抽選を行う当否判定処理について、図8〜11のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される。また、本処理の終了後は、大当り遊技を行うための大当り遊技処理が実行される。
まず、図8に関して、S200では、主制御装置80は、役物連続作動装置の作動中、すなわち、大当り遊技の実行中であるか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S200:Yes)、本処理を終了し、否定判定の場合には(S200:No)、S205に処理を移行する。
S205では、主制御装置80は、第1特図或いは第2特図の変動表示中か否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S205:Yes)、図10のS280に処理を移行し、否定判定の場合には(S205:No)、S210に処理を移行する。
S210では、主制御装置80は、第1特図或いは第2特図の確定表示中か否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S210:Yes)、図11のS290に処理を移行し、否定判定の場合には(S210:No)、図9のS215に処理を移行する。
続いて図9に関して、S215では、主制御装置80は、第1保留記憶及び第2保留記憶の有無を判定し、いずれかの保留記憶が存在する場合には(S215:Yes)、S220に処理を移行すると共に、そうでない場合には(S215:No)、本処理を終了する。
S220では、主制御装置80は、現時点で存在する第1,第2保留記憶のうち、最先の保留記憶を選択すると共に、選択した保留記憶の種類に対応する保留記憶の数をデクリメントし、S225に処理を移行する。なお、第1,第2保留記憶が存在する場合には、第2保留記憶のうち、最先に生じたものから順に選択する構成(第2保留記憶を優先消化する構成)としても良い。
S225では、主制御装置80は、確変状態であることを示す確変フラグがセットされているか否かを判定し、肯定判定の場合には(S225:Yes)、S230に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S225:No)、S235に処理を移行する。
S230では、主制御装置80は、選択された保留記憶に係る大当り判定用乱数と、確変状態に対応する当否判定用テーブル(確変テーブル)に基づき、大当り抽選で当るか否かを判定し、該保留記憶を消化する。そして、S240に処理を移行する。
一方、S235では、主制御装置80は、選択された保留記憶に係る大当り判定用乱数と、確変状態で無い場合に対応する当否判定用テーブル(通常テーブル)に基づき、大当り抽選で当るか否かを判定し、該保留記憶を消化する。そして、S240に処理を移行する。
S240では、主制御装置80は、大当り抽選で当ったか否かを判定し、肯定判定の場合には(S240:Yes)、S245に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S240:No)、S260に処理を移行する。
S245では、主制御装置80は、消化した保留記憶に係る大当り図柄決定用乱数に基づき当り図柄を決定する。なお、大当り図柄決定用乱数に基づく決定の結果、第1特図,第2特図に対応する各当り図柄は、予め定められた振分率に従いランダムに選択される。そして、S250に処理を移行する。
S250,S255では、主制御装置80は、消化した保留記憶に係る変動パターン決定用乱数等に基づき特別図柄の変動時間等を決定すると共に、当り図柄に基づき大当り遊技における開放パターンや、大当り遊技後の開放延長機能の作動の有無や、確変状態や時短状態の継続回数等決定し、S270に処理を移行する。
一方、大当り抽選で外れた際に移行するS260では、主制御装置80は、消化した保留記憶に係るリーチ判定用乱数や変動パターン決定用乱数等に基づき特別図柄の変動時間等を決定し、S265に処理を移行する。
S265では、主制御装置80は、確変状態中に実行可能な大当り抽選の残り回数(確変回数)や、時短状態中に実行可能な大当り抽選の残り回数(時短回数)を示すカウンタの更新等を行い、S270に処理を移行する。
S270では、主制御装置80は、サブ統合制御装置83に対し、大当り抽選後の第1保留記憶の数を示す第1保留数コマンドと、大当り抽選後の第2保留記憶の数を示す第2保留数コマンドとを送信する。また、消化した保留記憶に対応する特図の変動表示を開始すると共に、サブ統合制御装置83に対し特別図柄の変動時間等を示す変動開始コマンドを送信することで図柄演出を開始させる。さらに、サブ統合制御装置83に対し、停止表示させる演出図柄を指示する図柄指定コマンドを送信し、本処理を終了する。
続いて図10に関して、第1特図或いは第2特図の変動表示中に移行するS280では、主制御装置80は、特図の変動時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S280:Yes)、S285に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S280:No)、本処理を終了する。
S285では、主制御装置80は、特図の変動表示を終了し、特図の確定図柄を表示させると共に、サブ統合制御装置83に対し演出図柄の確定表示を行わせる図柄確定コマンドを送信し、本処理を終了する。
続いて図11に関して、特図の確定表示中に移行するS290では、主制御装置80は、特図の確定表示の継続時間が終了したか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S290:Yes)、S295に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S290:No)、本処理を終了する。
S295では、主制御装置80は、特図の確定表示を終了し、S300に処理を移行する。
S300では、主制御装置80は、確定表示されていた特図が大当り時のものであるかを判定し、肯定判定の場合には(S300:Yes)、S305に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S300:No)、S335に処理を移行する。
S305では、主制御装置80は、確変状態であることを示す確変フラグを参照すると共に、確変フラグがセットされている場合には確変フラグをクリアし(S310)、その後、S315に処理を移行する。
S315では、主制御装置80は、時短状態であることを示す時短フラグを参照すると共に、時短フラグがセットされている場合には時短フラグをクリアし(S320)、その後、S325に処理を移行する。
そして、主制御装置80は、条件装置作動開始処理(S325),役物連続作動装置作動開始処理(S327)を実行すると共に、大当り抽選での当選を通知するコマンドや、特典内容等を通知するコマンドをサブ統合制御装置83に送信し(S330)、本処理を終了する。
一方、S300にて否定判定が得られた場合に移行するS335では、主制御装置80は、確変フラグを参照し、該フラグがセットされている場合には(S335:Yes)、確変回数を参照する(S340)。そして、確変回数が0である場合には(S340:Yes)、確変フラグをクリアし(S345)、S347に処理を移行する。
S347では、主制御装置80は、リミッタカウンタをクリアし、S350に処理を移行する。
S350では、主制御装置80は、時短フラグを参照し、該フラグがセットされている場合には(S350:Yes)、時短回数を参照する(S355)。そして、時短回数が0である場合には(S355:Yes)、時短フラグをクリアし(S360)、S365に処理を移行する。
S365では、主制御装置80は、サブ統合制御装置83に対し、現在の遊技状態、及び、現在の遊技状態の継続回数を通知する状態指定コマンドを送信する状態指定コマンド送信処理を実行し、本処理を終了する。
(5)大当り遊技処理について
次に、大当り遊技を行う大当り遊技処理について、図12〜15のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、当否判定処理に続いて実行される。
S500では、主制御装置80は、役物連続作動装置の作動中、すなわち、大当り遊技の実行中であるか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S500:Yes)、S510に処理を移行し、否定判定の場合には(S500:No)、本処理を終了する。
S510では、主制御装置80は、第2大入賞口21の開放中であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S510:Yes)、図13のS545に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S510:No)、S515に処理を移行する。
S515では、主制御装置80は、第1大入賞口20の開放中であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S515:Yes)、図13のS575に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S515:No)、S520に処理を移行する。
S520では、主制御装置80は、大当り遊技における各ラウンドのインターバル中であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S520:Yes)、図14のS600に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S520:No)、S525に処理を移行する。
S525では、主制御装置80は、大当り遊技の終了演出中であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S525:Yes)、図15のS645に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S525:No)、S530に処理を移行する。
S530では、主制御装置80は、大当り抽選で当った後、大当り遊技が開始されるまでに行われる大当り開始演出の演出時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S530:Yes)、S535に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S530:No)、本処理を終了する。
S535では、主制御装置80は、当り図柄に対応する開放パターンに従い第1大入賞口20を開放させる第1大入賞口開放処理を実行する(1R目の大当り遊技を実行する)と共に、ラウンド数を示す開放カウンタに1を設定し(S540)、本処理を終了する。
続いて図13に関して、第2大入賞口21の開放中に移行するS545では、主制御装置80は、確変SW15aからの信号により、特定領域15への入球が生じたか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S545:Yes)、S550に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S545:No)、S555に処理を移行する。
S550では、主制御装置80は、特定フラグをセットし、S555に処理を移行する。
S555では、主制御装置80は、第2大入賞口21に入賞した遊技球の数が10個となったか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S555:Yes)、S565に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S555:No)、S560に処理を移行する。
S560では、主制御装置80は、開放パターンに応じて定められる第2大入賞口21の開放時間が終了したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S560:Yes)、S565に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S560:No)、本処理を終了する。
S565では、主制御装置80は、第2大入賞口21を閉鎖させる第2大入賞口閉鎖処理を実行し、S570に処理を移行する。
S570では、主制御装置80は、大当り遊技の各ラウンドのインターバルを設定する大当りインターバル処理を実行し、本処理を終了する。
一方、第1大入賞口20の開放中に移行するS575では、主制御装置80は、第1大入賞口20に入賞した遊技球の数が10個となったか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S575:Yes)、S585に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S575:No)、S580に処理を移行する。
S580では、主制御装置80は、第1大入賞口20の開放時間が終了したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S580:Yes)、S585に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S580:No)、本処理を移行する。
S585では、主制御装置80は、第1大入賞口20を閉鎖させる第1大入賞口閉鎖処理を実行し、S590に処理を移行する。
S590では、主制御装置80は、大当り遊技の各ラウンドのインターバルを設定する大当りインターバル処理を実行し、本処理を終了する。
続いて図14に関して、各ラウンドのインターバル中に移行するS600では、主制御装置80は、開放カウンタと大当り遊技の開放パターンとに基づき、最終ラウンドに到達しているか否かを判定し、肯定判定の場合には(S600:Yes)、S605に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S600:No)、S615に処理を移行する。
S605では、主制御装置80は、大当り遊技を終了させる際の演出を行う大当り終了演出処理を実行すると共に、開放カウンタをクリアし(S610)、本処理を終了する。
一方、S615では、主制御装置80は、大当り遊技のインターバル時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S615:Yes)、S620に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S615:No)、本処理を終了する。
S620では、主制御装置80は、開放カウンタと大当り遊技の開放パターンとに基づき、第1大入賞口20を開放するラウンドか否かを判定し、肯定判定の場合には(S620:Yes)、S625に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S620:No)、S635に処理を移行する。
S625では、主制御装置80は、第1大入賞口20を開放させる第1大入賞口開放処理を実行すると共に、ラウンド数を示す開放カウンタをインクリメントし(S630)、本処理を終了する。
一方、S635では、主制御装置80は、第2大入賞口21を開放させる第2大入賞口開放処理を実行すると共に、ラウンド数を示す開放カウンタをインクリメントし(S640)、本処理を終了する。
なお、主制御装置80は、第2大入賞口21の開放開始と同時にシャッター14の制御を開始し、特定領域15の開閉制御を開始する。
続いて図15に関して、大当り遊技の終了演出中に移行するS645では、主制御装置80は、該終了演出の時間が終了したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S645:Yes)、S650に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S645:No)、本処理を終了する。
続くS650,S655では、主制御装置80は、役物連続作動装置と条件装置とを停止させ、S660に処理を移行する。
S660では、主制御装置80は、大当り遊技中に、確変決定装置13に設けられた特定領域15への入球が生じたことを示す特定フラグがセットされているか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S660:Yes)、S662に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S660:No)、S680に処理を移行する。
S662では、主制御装置80は、リミッタカウンタの値が確変リミッタ回数以上か否かを判定し、肯定判定の場合には(S662:Yes)、S685に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S662:No)、S665に処理を移行する。
S665では、主制御装置80は、当り図柄に応じて先に決定された確変状態や時短状態の継続回数等を設定する。また、確変フラグと時短フラグをセットすると共に(S670)、特定フラグをクリアし(S675)、さらに、リミッタカウンタをインクリメントした後に(S677)、S695に処理を移行する。
一方、S680では、主制御装置80は、大当り遊技の終了後に時短状態となるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S680:Yes)、S685に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S680:No)、S695に処理を移行する。
S685では、主制御装置80は、当り図柄に応じて先に決定された時短状態の継続回数を設定する。また、時短フラグをセットすると共に(S690)、リミッタカウンタをクリアし(S692)、S695に処理を移行する。
S695,S700では、主制御装置80は、サブ統合制御装置83に対し、大当り遊技に関する演出を終了させる大当り終了コマンドと、大当り遊技終了後の遊技状態、及び、該遊技状態の継続回数を通知する状態指定コマンドを送信し、本処理を終了する。
(6)演出について
パチンコ機50では、サブ統合制御装置83は、主制御装置80からのコマンドに基づき演出図柄制御装置82等を制御し、演出図柄表示装置6の画面やスピーカ66等を介して各種演出を行う。具体的には、サブ統合制御装置83は、主制御装置80からの変動開始コマンド等に基づき、演出図柄制御装置82を介して擬似図柄を変動表示させる図柄演出を行うと共に、保留数コマンド等に基づき、演出図柄制御装置82を介して保留図柄を表示する保留演出を行う。この他にも、サブ統合制御装置83は、主制御装置80から受信した先読み結果を示すコマンド基づく先読み演出等を行っても良い。また、サブ統合制御装置83は、主制御装置80からのコマンドに基づき、大当り遊技の進行状況(例えば、総ラウンド数や、現在のラウンドや、大入賞口への入賞数や、賞球数等)を報知する大当り演出や、後述する期限演出等を行う。
これらの演出は、演出モードに従った態様で行われ、演出モードとして、通常モード,通常時短モード,特別時短モード,第1演出モード,第2演出モードが少なくとも設けられている。
なお、第1演出モードは、遊技状態が確変+時短状態となった際に移行するモードであり、現在の遊技状態が確変+時短状態であることを報知又は示唆する演出が行われる。
一方、第2演出モードは、リミッタ機能の作動を契機に移行するモードである。第2演出モード中の遊技状態は確変+時短状態と通常時短状態のいずれかであり、該遊技状態が継続する限り第2演出モードも継続する。また、第2演出モード中は、所謂ST機による特典が付与された状態に見せかける期限演出が行われる(詳細は後述する)。
(7)演出モードの遷移について
サブ統合制御装置83は、主制御装置80から受信した状態指定コマンドが示す現在の遊技状態等に基づき、演出モードを遷移させる(図16参照)。
具体的には、サブ統合制御装置83は、受信した状態指定コマンドが、現在の遊技状態が通常状態であることを示している場合には、演出モードを通常モードとする。
そして、通常モード中に開始された大当り遊技終了時に受信した状態指定コマンドが確変+時短状態を示している場合(確変大当り遊技後に遊技状態が確変+時短状態になった場合)には、第1演出モードに移行する。また、該状態指定コマンドが時短状態を示している場合(通常大当りに当選した場合や、確変大当り遊技にて遊技球が特定領域15に入球しなかった場合)には、通常時短モードに移行する。
また、第1演出モード中に開始された大当り遊技終了時に受信した状態指定コマンドが確変+時短状態を示している場合には、第1演出モードを維持する。また、該状態指定コマンドが時短状態を示している場合には、原則として通常時短モードに移行する。但し、リミッタ機能の作動中に開始された大当り遊技終了時に受信した状態指定コマンドが時短状態である旨を示している場合には、特別時短モードに移行する。
なお、サブ統合制御装置83は、第1演出モード(確変+時短状態)の継続中に発生した大当りの回数をカウントすることで、リミッタ機能の作動中か否かを判定しても良い。また、この他にも、サブ統合制御装置83は、図柄変動開始時に主制御装置80から送られてきた図柄情報により、予め大当り遊技終了後の遊技状態を割り出し、状態指定コマンドが送られてくる前に演出モードを決定し、演出を開始することも考えられる。これにより、例えば大当りとなる図柄変動時から演出モードが変化することを示唆するような演出が可能となる。また、この他にも、主制御装置80からのコマンドに基づき、リミッタ機能の作動中か否かを判定しても良い。
また、通常時短モード中に開始された大当り遊技終了時に受信した状態指定コマンドが確変+時短状態を示している場合には、第1演出モードに移行する。また、通常時短モード中、特別図柄の確定表示の後に受信した状態指定コマンドが通常状態を示している場合(通常時短状態が終了した場合)には、通常モードに移行する。
また、特別時短モード中において、大当り遊技終了時に受信した状態指定コマンドが確変+時短状態又は時短状態を示している場合には、第2演出モードに移行する。なお、該状態指定コマンドが確変+時短状態を示している場合には第2演出モードに移行し、時短状態を示している場合には通常時短モードに移行しても良い。また、特別時短モード中、特別図柄の確定表示の後に受信した状態指定コマンドが通常状態を示している場合(特別時短状態が終了した場合)には、通常モードに移行する。
また、第2演出モード中に開始された大当り遊技終了時に受信した状態指定コマンドが確変+時短状態又は時短状態を示している場合には、第2演出モードを維持する。また、第2演出モード中、特別図柄の確定表示の後に受信した状態指定コマンドが通常状態を示している場合(通常時短状態が終了した場合)には、通常モードに移行する。
(8)通常モード及び通常時短モード中の演出について
通常モード中、サブ統合制御装置83は、図柄演出や保留演出等を行う。演出画面1000は、これらの演出の際に演出図柄制御装置82に表示される画面の一例である(図17(a))。
一方、通常時短モード中も、サブ統合制御装置83は、図柄演出や保留演出等を行うが、この時に表示される演出画面1001では、さらに、通常時短モード(通常時短状態)中に実行可能な大当り抽選の回数(残り回数)が表示される(図17(b))。サブ統合制御装置83は、通常時短モード移行時に、大当り遊技終了時に受信した状態指定コマンドに基づき通常時短回数を特定すると共に、通常時短回数と図柄演出の回数等に基づき残り回数をカウントし、演出画面に表示する。なお、状態指定コマンドに基づき通常時短回数を特定する際は、変動開始時に送られてきていた図柄情報を基に時短回数を特定することが考えられる。
そして、これらのモード中に開始された大当り遊技の大当り演出として、演出画面1010〜1014が表示され、主人公(熊の達吉)と1番手の敵が対戦する演出(対戦演出)がなされる(図18参照)。大当り遊技終了後に確変+時短状態に移行するか否かにより、演出の内容は異なるものとなる。演出画面1010〜1012は、通常大当り遊技の場合に表示され、15R(第2大入賞口21が開放されるラウンド)の演出にて主人公が敵に敗北し(演出画面1012)、これにより大当り遊技終了後に通常時短状態に移行する旨が示される。
一方、演出画面1010,1013,1014は、確変大当り遊技の場合に表示され、15Rにて遊技球が特定領域15に入球すると、演出にて主人公が1番手の敵に勝利し(演出画面1014)、これにより大当り遊技後に確変+時短状態に移行する旨が示される。15Rにて遊技球が特定領域15に入球しなかった場合には、通常大当り遊技の場合と同様、演出にて主人公が1番手の敵に敗北し、これにより大当り遊技後に通常時短状態に移行する旨が示される。
なお、演出画面1011,1013は、5Rにおける演出画面を示しているが、確変大当り遊技の5Rで演出画面1011を表示し、通常大当り遊技の5Rで演出画面1013を表示するようにしても良い。
(9)第1演出モード中の演出について
第1演出モードでは、現在の遊技状態が確変+時短状態である旨が示唆され、残り回数等といった確変+時短状態(第1演出モード)の終了時期を示唆したり報知したりする演出は行われず、確変+時短状態(第1演出モード)が次回大当りまで継続することが示唆される。また、第1演出モードにおいては、リミッタ機能が作動するまでに実行可能な確変大当り遊技の回数(残り大当り回数)や、リミッタ機能の作動の有無に応じた態様で演出が行われる。なお、残り大当り回数に替えて、リミッタ機能が作動したことにより確変+時短状態が終了するまでに実行可能な大当り遊技の回数を表示しても良い。
リミッタ機能の作動前では、主人公と敵が対戦する対戦演出と共に、図柄演出や保留演出や大当り演出等がシームレスに行われ、大当り遊技が終了する度に対戦演出における敵が入れ替わる。なお、大当り遊技開始前の対戦演出では、主人公と敵の対戦開始前の状態が表示され、大当り遊技中の対戦演出では、主人公と敵の対戦が表示される。
演出画面1020は、初回大当り遊技の終了後、次(2回目)の大当り遊技が開始されるまでの期間に行われる対戦演出と図柄演出の演出画面である(図19)。該対戦演出では、主人公と2番手の敵の対戦開始前の状態が表示される。演出画面1020では、“2番手登場”,“1勝中!”といった表示がなされ、これにより、1回の確変大当り遊技が発生したこと(換言すれば、残り大当り回数が3回であること)が示唆される。
その後、大当り遊技が開始されると、対戦演出にて主人公と2番手の敵の対戦が開始されると共に、大当り演出が行われる。初回大当り遊技の時と同様、大当り遊技終了後に確変+時短状態に移行するか否かにより、演出の内容は異なるものとなる。通常大当り遊技の際には演出画面1021〜1023が表示され、15Rの演出にて主人公が敵に敗北し(演出画面1023)、これにより大当り遊技終了後に通常時短状態に移行する旨(第1演出モードが終了する旨)が示される(図20参照)。
一方、確変大当り遊技の際には演出画面1021,1024,1025が表示され、15Rにて遊技球が特定領域15に入球すると、演出にて主人公が2番手の敵に勝利し(演出画面1025)、これにより確変+時短状態(第1演出モード)が継続する旨が示される。15Rにて遊技球が特定領域15に入球しなかった場合には、通常大当り遊技の場合と同様、演出にて主人公が2番手の敵に敗北する。
なお、演出画面1022,1024は、5Rにおける演出画面を示しているが、確変大当り遊技の5Rで演出画面1022を表示し、通常大当り遊技の5Rで演出画面1024を表示するようにしても良い。
また、演出画面1030は、2回目の大当り遊技の終了後、3回目の大当り遊技が開始されるまでの期間に行われる対戦演出及び図柄演出を示している(図21(a))。該対戦演出では、主人公と3番手の敵とが対戦する。
演出画面1030では、“三番手登場”,“2連勝中!”といった表示がなされ、これにより、2回の確変大当り遊技が発生したこと(換言すれば、残り大当り回数が2回であること)が示唆される。
これに対し、リミッタ機能の作動後では、演出画面1040が表示され、主人公が何かを探し歩く演出がなされる。また、該演出と共に、図柄演出や保留演出や大当り演出等がシームレスに行われる。演出画面1040においても“4連勝中!”といった表示がなされ、これにより、4回の確変大当り遊技が発生したこと(換言すれば、残り大当り回数が0回であること)が示唆される。
(10)特別時短モード中の演出について
特別時短モード(図中、ST突入挑戦モードと記載)においては、演出画面1050が表示され、主人公が特訓を行う演出(特訓演出)と共に、図柄演出や保留演出等が行われる(図22(a))。この時、特別時短モード(特別時短状態)の残り回数が表示される。
なお、特別時短モードにおいても、特訓演出と共に大当り演出を行い、図柄演出等と大当り演出をシームレスに行っても良い。また、大当り遊技開始前の特訓演出(図柄演出)にて、例えば、主人公キャラクタが岩を破壊する等の表示を行うことで、大当りに当選したことや、第2演出モードへの移行を示唆しても良い。また、大当り遊技中の特訓演出(大当り演出)にて同様の表示を行うことで、第2演出モードへの移行を示唆しても良い。
(11)第2演出モード中の演出について
第2演出モード(図中、STモードと記載)においては、演出画面1060が表示され、対戦演出と共に図柄演出や保留演出や大当り演出等が行われる(図22(b))。これらの演出は、遊技状態に関わらず、同じ態様で行われる(つまり、第2演出モード中の演出から確変+時短状態であるか通常時短状態であるかを判別不能となっている)。また、第2演出モード中の対戦演出においても、大当り遊技の開始前は、主人公と敵の対戦開始前の状態が表示され、大当り遊技中は、主人公と敵との対戦が表示される。
上述したように、第2演出モード中は、遊技状態が確変+時短状態である場合と通常時短状態である場合が想定される。確変+時短状態であれば、実質的に次回の大当りまで第2演出モードが継続し、通常時短状態であれば、所定の継続回数(通常時短回数)の大当り抽選が行われると第2演出モードが終了する。
ここで、第2演出モードでは、サブ統合制御装置83は、当該第2演出モードの継続回数として通常時短回数(100回)を設定すると共に、継続回数から前回の大当り遊技終了後のスタート回数(大当り抽選の回数)を減算した回数を残り回数としてカウントする。換言すれば、残り回数が0になる時期を、仮の終了時期とする。そして、対戦演出等と共に残り回数を表示し、あたかも、ST機による特典が付与された状態に見せる(第2演出モード(現在の遊技状態)が一定の継続期間(残り回数が0になるまでの期間)しか継続しないように見せる)期限演出を行う(図23参照)。
そして、遊技状態が確変+時短状態である場合、残り回数が0回になると、期限演出が終了し、現在の遊技状態が確変+時短状態である旨を示唆する限界突破演出が行われる(無論、この時、第2演出モードが維持される)。
具体的には、限界突破演出では、演出画面1061を表示し、第2演出モードがさらに継続する旨を表示しても良いし、演出画面1062を表示し、さらに別の演出モード(超STモード)に遷移したように見せても良い(図24)。また、この時、第2演出モードの残り回数が無限大である旨を表示しても良い。
なお、サブ統合制御装置83は、通常時短回数よりも少ない回数を第2演出モードの継続回数として残り回数をカウントし、期限演出を行っても良い。そして、残り回数が0回となった時点で所定の上乗せ回数を残り回数に加算する(上乗せする)上乗せ演出を行い、以後、残り回数が上乗せされた状態で期限演出を継続しても良い。また、残り回数が0回となった時点で、前回の大当り遊技後に行われた大当り抽選の回数が通常時短回数に達した場合、遊技状態が確変+時短状態であれば、期限演出を終了して限界突破演出を開始し、通常時短状態であれば、第2演出モードを終了しても良い。
無論、遊技状態が通常時短状態であるか確変+時短状態であるかに関わらず、上乗せ演出を行っても良い。また、残り回数が0回となった場合に限らず、所定のタイミングで上乗せ演出を行い、残り回数を上乗せしても良い。
また、通常時短状態である場合には、上乗せ回数は、上乗せ演出が行われる時点において、第2演出モード終了までの残り回数よりも少ない回数とし、最終的に、期限演出の残り回数が0回となった時に、第2演出モードが終了するように調整するのが好適である。
また、期限演出における残り回数が0回となった時点で、第2演出モードが継続している場合には、第2演出モードへの移行後のスタート回数が通常時短回数に達していなくても、上乗せ演出を行うことなく、期限演出を終了しても良い。
また、第2演出モード中に大当り遊技が開始されると、演出画面1063,1064が表示され、対戦演出と共に大当り演出が行われる(図25)。この時、第2演出モードに移行した後に発生した大当りの回数(或いは、第1演出モードに移行する契機となった確変大当り以後の大当りの総数)を、連チャン回数として表示しても良い。
該対戦演出及び大当り演出では、実行中の大当り遊技の種類や、15Rで遊技球が特定領域15に入球したか否かに関わらず、必ず主人公は敵に勝利する。つまり、該対戦演出及び大当り演出は、大当り遊技後に確変+時短状態に移行するか否かに関わらず、同一の態様で行われる(換言すれば、大当り遊技中の演出から大当り遊技に移行する遊技状態を判別不能となっている)。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態におけるパチンコ機50の動作について説明する。
第2実施形態のパチンコ機50は、第1実施形態と同様の構成を有しているが、時短状態の継続回数において相違する。すなわち、第1実施形態では、通常時短状態や特別時短状態は一定の回数(100回)にわたり継続する。これに対し、第2実施形態では、当り図柄に応じて時短状態の継続回数が定められる。具体的には、主制御装置80は、当否判定処理のS255にて、通常大当りの場合、当り図柄に応じて、一例として20回,50回,70回,100回のうちのいずれかの設定回数を、時短状態の継続回数とする。
次に、第2実施形態の演出について説明する。第2実施形態では、第1実施形態と同様の演出が行われ、第2演出モードにおける期限演出にて上述した上乗せ演出が行われるが、上乗せ演出において第1実施形態と相違している。
すなわち、サブ統合制御装置83は、第2演出モードに移行した際や、大当り遊技が終了した後に、最初に、上述したいずれかの設定回数であって、現在の第2演出モードの継続回数以下の回数を継続回数として残り回数をカウントし、期限演出を行う(図26)。つまり、現在の遊技状態が確変+時短状態であれば、上述した設定回数のうちのいずれかが乱数に基づく抽選により選択されると共に、通常時短状態であれば、該通常時短状態の継続回数以下であるいずれかの設定回数が乱数に基づく抽選により選択され、選択された設定回数を第2演出モードの継続回数として残り回数がカウントされる。
そして、残り回数が0回となった時点で、第2演出モードがその後も継続するという場合には、上乗せ演出を行う。この時、最初に選択された設定回数と、該設定回数よりも大きいいずれかの設定回数の差分を上乗せ回数とし、上乗せ演出の後には、上乗せ回数を残り回数として期限演出を行う。なお、通常時短状態の場合、該設定回数は、実際の通常時短回数以下の回数となる。その後も、期限演出が0回となった時点で第2演出モードがその後も継続するという場合には、同様にして上乗せ演出と期限演出を行う。
具体例を挙げると、第2演出モードにおいて、遊技状態が確変+時短状態か、又は、継続回数が50回以上の通常時短状態であり、第2演出モードの継続回数として最初に20回が選択されたと仮定する。このような場合、期限演出にて残り回数が0回となった際に、演出画面1070を表示し、上乗せ回数を30回とする上乗せ演出を行うことが考えられる(図25)。
その後、通常時短状態である場合には、大当り遊技後のスタート回数が通常時短回数に達すると共に、期限演出における残り回数が0回になる。この時、第2演出モードが終了し、通常モードに移行する。一方、確変+時短状態である場合には、大当り遊技後のスタート回数が100回(最大の設定回数)に達すると、期限演出における残り回数が0回になる。この時には、第1実施形態と同様にして、期限演出が終了し、限界突破演出が行われる。
なお、遊技状態が確変+時短状態である場合や、継続回数が100回の通常時短状態である場合には、一例として、図27(a),(b)に示す第2演出モードの継続回数や上乗せ回数にて期限演出や上乗せ演出等を行うことが考えられる。
また、図27(c),(d)に示すように、サブ統合制御装置83は、残り回数が0回となった場合に限らず、任意のタイミングで上乗せ演出を行っても良いし、設定回数に関わらず、任意の回数を第2演出モードの継続回数として残り回数をカウントし、期限演出を行っても良いし、任意の回数を上乗せ回数とする上乗せ演出を行っても良い。無論、第1実施形態と同様、上乗せ回数は、上乗せ演出が行われる時点において、実際に第2演出モードが終了するまでの残り回数よりも少ない回数とするのが好適である。また、通常時短状態である場合であれば、最終的に、期限演出の残り回数が0回となった際に第2演出モードが終了するようにするのが好適である。
また、期限演出における残り回数が0回となった時点で、第2演出モードが継続している場合には、第2演出モードへの移行後のスタート回数が通常時短回数に達していなくても、上乗せ演出を行うことなく、期限演出を終了しても良い。
[効果]
第1,第2実施形態のパチンコ機50によれば、確変+時短状態への移行により第1演出モードに移行した後、リミッタ機能の作動を契機に第2演出モードに移行する。そして、第1演出モードでは、確変+時短状態である旨を報知する演出がなされるのに対し、第2演出モードでは、期限演出が行われ、これにより、現在の遊技状態が一定の継続期間にわたり継続する旨が示唆される。このため、リミッタ機能の作動の前後でパチンコ機50の遊技性を大きく変えることができ、リミッタ機能が設けられているパチンコ機50の遊技の興趣を高めることができる。
また、第1演出モードでは、確変が付与されているのか否か知ったうえで遊技ができると共に、確変の場合は次回の当りまで遊技状態が継続することを告知してくれるため、正確な遊技状態を把握しながら遊技を行うことができる。対して、第2演出モードでは、確変が付与されているのかいないのか判別ができず、また、時短の継続回数も期限があるように報知されるため、遊技者は表示された継続回数内で大当りすることを目指して遊技することになる。その上で期限を迎えた際に、内部的に確変である場合は限界突破として期限を越えて有利状態が継続してくれるため、望外の喜びを与えることができる。
このように、遊技者には第1演出モード、第2演出モードで全く異なる遊技性の遊技機で遊技している感覚を与えることが可能となる。
[他の実施形態]
(1)第1,第2実施形態のパチンコ機50は、大当り遊技中に第2大入賞口21に設けられた特定領域15に遊技球が入球することで確変機能が作動するよう構成されている。しかしながら、パチンコ機50は、当り図柄により大当り遊技終了後に確変機能が作動するか否かが決まるよう構成されていても良い。このようなパチンコ機に本発明を適用した場合であっても、同様の効果を得ることができる。
(2)また、第1,第2実施形態のパチンコ機50では、確変+時短状態の継続中に所定回数の大当り遊技が発生すると、リミッタ機能が作動し、次の大当り遊技(最終大当り遊技)の後には必ず特別時短状態に移行する構成となっている。そして、リミッタ機能の作動中に発生した確変大当りでは、特定領域15への入球が可能となるものの、該入球は無効となり、大当り遊技終了後に特別時短状態に移行する構成となっている。
しかしながら、これに限らず、リミッタ機能の作動中、確変大当り遊技で特定領域15への入球が生じた場合には、大当り遊技の終了後に特別時短状態及び特別時短モードに移行し、そうでない場合には、大当り遊技の終了後に通常時短状態及び通常時短モードに移行する構成としても良い。
また、リミッタ機能の作動中は、確変大当り遊技中、常時、特定領域15がシャッター14に閉鎖された状態とし、特定領域15への入球が生じないようにしても良いし、通常大当りしか発生しないようにしても良い。そして、大当り遊技終了後に、特別時短状態及び特別時短モードに移行するようにしても良い。
このような構成を有する場合であっても、同様の効果を得ることができる。
なお、第1,第2実施形態の構成において、リミッタ機能の作動タイミングについては様々に解釈することができるということを、念のため付言しておく。例えば、最終大当り遊技に係る大当りが発生した際や、最終大当り遊技において特定領域15に遊技球が入球した際等にリミッタ機能が作動すると解釈することもできる。
また、リミッタ回数のカウントの方法についても、減算方式,加算方式どちらでも良く、カウントのタイミングとして、大当りとなる変動開始時や、大当りとなる図柄が確定表示された際や、大当り遊技の開始時や、大当り遊技の終了時、特定領域への入球検出時等が考えられる。
(3)また、第1,第2実施形態のパチンコ機50では、特別時短モード(特別時短状態)中に大当り遊技が行われると、第2演出モードに移行する構成となっている。しかしながら、これに限らず、特別時短モード中、特定領域15への入球が生じた確変大当り遊技が行われた後には、大当り遊技の後に第2演出モードに移行し、それ以外の大当り遊技が行われた後には、大当り遊技の後に通常時短モードに移行しても良い。このような場合であっても、同様の効果を得ることができる。
(4)また、第1,第2実施形態のパチンコ機50では、第2演出モード中に行われる期限演出では、明示的に残り回数を表示することで、第2演出モード(現在の遊技状態)の継続期間が示される。しかしながら、これに限らず、同様にして残り回数をカウントすると共に、残り回数に応じて演出態様を変化させることで、第2演出モードの仮の終了時期を示唆するようにしても良い。このような場合であっても、同様の効果を得ることができる。
[特許請求の範囲との対応]
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
第1,第2実施形態のパチンコ機50のサブ統合制御装置83が、演出手段の一例に相当する。
また、当否判定処理におけるS230,S235が当否判定手段の一例に、S345,S360が状態制御手段の一例に相当し、大当り遊技処理のS535,S565,S585,S625,S635が大当り遊技手段の一例に、S670,S690が状態制御手段の一例に相当する。
また、確変+時短状態が第1特典状態の一例に、通常時短状態が第2特典状態の一例に、特別時短状態が第2特典状態の一例に相当する。