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本発明は、窒化物半導体である窒化ガリウム(以下、GaNという)と窒化アルミニウムガリウム(以下、AlGaNという)とによるヘテロジャンクション構造を有する半導体装置に関するものである。
従来、特許文献1において、GaNのヘテロジャンクション構造を有した横型のスイッチングデバイスとして、電界効果トランジスタであるHEMT(High electron mobility transistor:高電子移動度トランジスタ)を備えた半導体装置が提案されている。
この半導体装置には、GaNとAlGaNとによるヘテロジャンクション構造を有する横型のHEMTが備えられている。具体的には、基板の上にGaN電子走行層とAlGaN電子供給層とを順に積層したGaN系半導体層を備えている。AlGaN電子供給層は、リセス部が形成されることで厚みが薄くされており、リセス部内にゲート電極が備えられ、ゲート電極を挟んだ両側において、AlGaN電子供給層の上にソース電極およびドレイン電極が形成されている。リセス部は、ゲート電極が配置されるゲート埋込部に加えて、ゲート埋込部よりも外側にも設けられており、ゲート埋込部よりもソース側に第1リセス部が設けられ、ドレイン側に第2リセス部が設けられている。
このように構成されるHEMTでは、ゲート電極の両側に位置するAlGaN電子供給層の下方において、ピエゾ効果および自発分極効果による2次元電子ガス(以下、2DEGという)キャリアを誘起する。そして、ゲート電極の下方位置におけるGaN電子走行層の表層部をチャネル部として、2DEGキャリアおよびチャネル部を通じてソース−ドレイン間に電流を流すという動作を行う。
このようなHEMTにおいて、リセス部を設けることでAlGaN電子供給層を薄くしている。これにより、AlGaN電子供給層のうちリセス部が形成された部分にてそれより厚い部分よりも応力を緩和させられ、ピエゾ分極発生を抑制することができ、2DEGのキャリア濃度(以下、Nsという)を少なくできる。したがって、阻止電圧、すなわち阻止耐圧を低下させないようにすることができる。
特許第5093991号公報
しかしながら、AlGaN電子供給層の膜厚と応力との関係にはほぼ臨界性があることが確認されており、Nsの膜厚に対する感度は非常に高い(後述する図2参照)。したがって、AlGaN電子供給層の膜厚が少し異なっただけでNsが大きく変わり、Nsの制御が難しく、制御性良く阻止耐圧の低下を抑制できないという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、制御性よく阻止耐圧の低下を抑制できる半導体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、電子走行層を構成するGaN層(3)および電子供給部を構成するAlGaN層(4)によるヘテロジャンクション構造を有するチャネル形成層と、AlGaN層の上に形成されたマスク絶縁膜(7)と、マスク絶縁膜およびAlGaN層が部分的に除去されることにより形成されたリセス部(6)と、リセス部内に形成されたゲート絶縁膜(8)および該ゲート絶縁膜の上に形成されたゲート電極(9)を有して構成されるゲート構造部と、チャネル形成層上において、ゲート構造部を挟んだ両側に配置されたソース電極(10)およびドレイン電極(11)と、を有し、GaN層とAlGaN層との界面におけるGaN層側に2次元電子ガスキャリアを誘起すると共に、ゲート電極に対して電圧が印加されたときにリセス部の底部におけるGaN層の表面部にチャネルが形成されることでソース電極とドレイン電極との間に電流を流す横型のスイッチングデバイスを備え、リセス部において、AlGaN層の開口端がマスク絶縁膜の開口端よりも窪んでおり、該窪んだ部分にn−GaN層(5)が備えられていることを特徴としている。
このように、GaN層とAlGaN層によるヘテロジャンクション構造を構成し、AlGaN層のうちリセス部側の側面にn−GaN層を形成している。このため、GaN層とn−GaN層との界面においては、2DEGが形成されず、ゲート構造部から離れたGaN層とAlGaN層との界面のうちのGaN層側にのみ、ピエゾ効果および自発分極効果によって2DEGキャリアが誘起される。したがって、ゲート電極に対して電圧を印加していない時には、ゲート構造部の下方に2DEGが形成されていないことから、ノーマリーオフのデバイスとなる。また、リセス部以外の場所では2DEGが形成されるようにすることで、オン抵抗の上昇を抑制しつつ、リセス部の下方ではオフ時に2DEGが形成されないようにでき、阻止耐圧を向上することが可能となる。
さらに、AlGaN層の膜厚を制御することによってNsを低下させようとすると、Nsの膜厚に対する感度が非常に高いことから、Nsを所望の値に制御することが難しい。しかしながら、上記構成とすることで、AlGaN層の膜厚制御に基づくNsの制御を行う必要がないため、制御性よく阻止耐圧の低下を抑制することが可能となる。よって、AlGaN層の膜厚を制御することによってNsを低下させる場合と比較して、オン抵抗の上昇を抑制しつつ、制御性よく阻止耐圧の低下を抑制することが可能となる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
本発明の第1実施形態にかかる半導体装置の断面図である。 AlGaN層の膜厚とNsとの関係を示した図である。 図1に示す半導体装置の製造工程を示した断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
図1を参照して、本実施形態にかかる半導体装置について説明する。図1に示すように、本実施形態にかかる半導体装置は、スイッチングデバイスとして横型のHEMTを備えた構成とされている。
本実施形態の横型のHEMTは、基板1の表面にバッファ層2を介してi型、n型もしくはp型のGaN層3が積層された構造体を化合物半導体基板として用いて形成されている。GaN層3の表面には、AlGaN層4が形成されることでヘテロジャンクション構造が構成されているが、GaN層3の表面のうちゲート構造部周囲と対応する部分にはn−GaN層5が形成されている。AlGaN層4は、ゲート構造部周囲を除いた位置に形成されており、n−GaN層5はその内側に形成されている。
そして、GaN層3およびAlGaN層4をチャネル形成層として、AlGaN/GaN界面のGaN層3側にピエゾ効果および自発分極効果によって2DEGキャリアが誘起されることで横型のHEMTが動作する。
基板1は、Si(111)やSiCもしくはサファイヤなどの半絶縁性材料や半導体材料によって構成されており、この上にGaN層3を結晶性良く成膜するための下地膜となるバッファ層2が形成されている。バッファ層2は、例えばAlGaN−GaN超格子層などによって構成されている。基板1の上に結晶性良くGaN層3が成膜できる場合には、バッファ層2は無くても構わない。なお、ここでの結晶性とは、GaN層3中の欠陥や転位などであり、電気的および光学的な特性に対して影響を及ぼすものを意味している。
バッファ層2の上には、GaN層3とAlGaN層4が例えばヘテロエピタキシャル成長によって形成されている。
GaN層3は、i−GaN、n−GaNもしくはp−GaN等の半導体材料であるGaN系半導体材料で構成された電子走行層を構成するものである。
AlGaN層4は、GaN層3を構成するGaN系半導体材料よりもバンドギャップエネルギーの大きな半導体材料で構成されたものであり、電子供給部を構成している。AlGaN層4は、後述するリセス部6において除去されている。
なお、単層で形成したAlGaN層の厚みとNsとの関係は図2に示す関係となり、厚みが薄いとNsが大きく変化する。ただし、AlGaN層がある程度の厚み(図中破線で囲んだ領域)になるとNsがAlGaN層の厚みに依存するのではなく、Al混晶比によって一義的に決まる。したがって、AlGaN層4については、AlGaN層4の厚みによってNsが大きく変動する範囲ではなく、Al混晶比によって一義的にNsが決まる程度の厚みに設定してある。
n−GaN層5は、AlGaN層4のうち除去された部分の内側に形成されている。リセス部6においてはAlGaN層4ではなくn−GaN層5が表面から露出した構造とされている。n−GaN層5の不純物濃度は、GaN層3とAlGaN層4との界面のうちのGaN層3側に形成される2DEGのキャリア濃度であるNsよりも低く設定されている。例えば、Nsが1×1013/cm2とされる場合、n−GaN層5の不純物濃度は例えば1×1012/cm2以下に設定される。
また、AlGaN層4およびn−GaN層5の上にはマスク絶縁膜7が形成されている。マスク絶縁膜7は、後述する電極間を絶縁するものであるが、リセス部6を形成する際のマスクとしても機能する。例えば、マスク絶縁膜7は、シリコン窒化膜(Si34)によって構成されている。
マスク絶縁膜7の所望位置からAlGaN層4を貫通するようにリセス部6が形成されている。AlGaN層4のうちのリセス部6側の側面はリセス部6から離れており、その間にn−GaN層5が形成されている。換言すれば、マスク絶縁膜7の開口端はAlGaN層4の開口端よりも張り出しており、その張り出した部分とGaN層3との間にn−GaN層5が配置されている。
さらに、リセス部6内を含めてマスク絶縁膜7の表面を覆うようにゲート絶縁膜8が形成され、リセス部6内におけるゲート絶縁膜8の上にゲート電極9が形成されることでゲート構造部が構成されている。
そして、ゲート構造部を挟んで、ゲート構造部から離れた位置においてゲート絶縁膜8およびマスク絶縁膜7にコンタクトホールが形成されている。これらコンタクトホールを通じてAlGaN層4にオーミック接触するようにソース電極10およびドレイン電極11が形成されている。このような構成により、本実施形態にかかる横型のHEMTが構成されている。
なお、図示していないが、ゲート電極9やソース電極10およびドレイン電極11の表面には、それぞれ、Alなどで構成されるゲート配線層やソース配線層およびドレイン配線層が形成されている。これらは、層間絶縁膜を介して電気的に分離されており、各電極に任意の電圧が印加できるようになっている。
このように、本実施形態の半導体装置では、GaN層3とAlGaN層4によるヘテロジャンクション構造を構成し、AlGaN層4のうちリセス部6側の側面を覆うようにn−GaN層5を形成している。このため、GaN層3とn−GaN層5との界面においては、2DEGが形成されず、ゲート構造部から離れたGaN層3とAlGaN層4との界面のうちのGaN層3側にのみ、ピエゾ効果および自発分極効果によって2DEGキャリアが誘起される。
したがって、ゲート電極9に対して電圧を印加していない時には、ゲート構造部の下方に2DEGが形成されていないことから、ノーマリーオフのデバイスとなる。そして、ゲート電極9に対して電圧を印加すると、ゲート構造部の下方においてGaN層3の表面部に2DEGによるチャネル部が形成される。これにより、ソース−ドレイン間において電流が流れるという動作を行う。
ここで、Nsを小さくすると阻止耐圧の低下を抑制できるが、Nsを小さくするとオン抵抗を上昇させることとなる。このため、本実施形態の横型のHEMTのような横型デバイスでは阻止耐圧とオン抵抗とがトレードオフの関係となる。
しかしながら、本実施形態では、リセス部6以外の場所では2DEGが形成されるようにすることで、オン抵抗の上昇を抑制しつつ、リセス部6の下方ではオフ時に2DEGが形成されないようにでき、阻止耐圧を向上することが可能となる。また、リセス部6の周囲において、n−GaN層5を配置しつつ、n−GaN層5の不純物濃度をNsよりも低くしているため、ゲート構造部の角部での電界集中を緩和して電界強度を弱めることが可能となり、阻止耐圧を更に向上させることが可能となる。
また、AlGaN層4の膜厚を制御することによってNsを低下させようとすると、図2に示したようにNsの膜厚に対する感度が非常に高いことから、Nsを所望の値に制御することが難しい。しかしながら、本実施形態の構造とすれば、AlGaN層4の膜厚制御に基づくNsの制御を行う必要がないため、制御性よく阻止耐圧の低下を抑制することが可能となる。よって、AlGaN層4の膜厚を制御することによってNsを低下させる場合と比較して、オン抵抗の上昇を抑制しつつ、制御性よく阻止耐圧の低下を抑制することが可能となる。
続いて、本実施形態にかかる半導体装置の製造方法について、図3を参照して説明する。
〔図3(a)に示す工程〕
まず、基板1の上に必要に応じてバッファ層2を形成し、バッファ層2の上にGaN層3およびAlGaN層4をヘテロエピタキシャル成長によって形成する。さらに、AlGaN層4の上に、例えばシリコン窒化膜によって構成されるマスク絶縁膜7を形成する。そして、マスク絶縁膜7の上にレジスト20を塗布したのち、フォト工程を経てレジスト20をパターニングし、リセス部6の形成予定領域においてレジスト20を除去する。
〔図3(b)に示す工程〕
レジスト20をマスクとして、マスク絶縁膜7を異方性エッチングすることでパターニングする。例えば、マスク絶縁膜7をシリコン窒化膜で構成する場合には、フッ素(F)系のエッチングガス、例えばCF4、C48などを用いてマスク絶縁膜7のパターニングを行う。このとき、マスク絶縁膜7を異方性エッチングしているが、レジスト20の後退によってマスク絶縁膜7の開口端部が等方的にエッチングされたようにテーパ状となる。
〔図3(c)に示す工程〕
レジスト20およびマスク絶縁膜7をマスクとして、AlGaN層4およびGaN層3の表面部を除去するリセスエッチングを行うことでリセス部6を形成する。ここでは塩素(Cl2)系、例えばBCl3やCl2等のエッチングガスを用いてリセスエッチングを行っている。
このとき、シリコン窒化膜などで構成されるマスク絶縁膜7のエッチングガスに対する選択比が小さいことから、マスク絶縁膜7がハードマスクとなり、AlGaN層4については異方性エッチングしているものの横方向へのエッチングも進む。また、GaN層3については、マスク絶縁膜7によって覆われている部分はエッチングされず、開口部のみエッチングが進行する。
このため、リセスエッチングを行っただけの状態では、リセス部6は、マスク絶縁膜7の開口端面やGaN層3の凹部側面からAlGaN層4の開口端面が窪んだ状態となる。このときのAlGaN層4の開口端面はエッチングの面方位依存性により[1−10−1]面となる。
一般的に、GaNデバイスでは、低コスト化を狙った大面積なSi基板上にGaN膜をヘテロエピタキシャル成長させたGaN単結晶基板(GaN on Siウェーハ)が用いられる。しかし、SiとGaNの格子定数差が大きく結晶欠陥が多い傾向があり、一般的には108〜/cm2程度の結晶欠陥がある。この結晶欠陥は、ウエハプロセスの洗浄工程、特にキャロス洗浄においてエッチングされ易く、この結晶欠陥部で選択的にエッチングが進行し、表面が荒れる問題がある。この対策として、キャロスにエッチングされにくく、また電流コラプス低減に効果があるシリコン窒化膜などを最初に成膜してからプロセスを流動させるようにすることが好ましい。
ところが、シリコン窒化膜などを用いる場合には、上記したように、リセス部6の側面の一部が窪んだ状態となる。このような状態のまま後工程においてゲート絶縁膜8を形成すると、ゲート絶縁膜8が均一膜厚にできずに信頼性が担保できなくなったり、ゲート絶縁膜8のうち窪んだ部分に形成された部分に電界集中が発生するなどの問題が生じる。このような問題は、従来認識されていなかったものである。このため、ゲート絶縁膜8を形成する前に、図3(d)、(e)に示す工程を行っている。
〔図3(d)に示す工程〕
リセス部6内を含めて、マスク絶縁膜7の上にn−GaN層5を成膜する。このとき、カバレッジ性の良い成膜方法、例えば有機金属化学気相成長法(MOCVD:Metal Organic Chemical Vapor Deposition)や原子層エピタキシー法(ALE:Atomic Layer Epitaxy)などによってn−GaN層5を形成している。これにより、リセス部6のうち窪んだAlGaN層4の開口端面に至るように隙間無くn−GaN層5が形成される。
〔図3(e)に示す工程〕
n−GaN層5のうち、リセス部6の窪み内に形成された部分以外を除去する。例えば、ここでは塩素(Cl2)系、例えばBCl3やCl2等のエッチングガスを用いてn−GaN層5のエッチングを行っている。これにより、GaN層3の表面のうちゲート構造部周囲と対応する部分にのみn−GaN層5が残される。
この後の工程については図示しないが、ゲート絶縁膜形成工程、ゲート電極9の埋め込みやソース電極10およびドレイン電極11のパターニング工程などを行うことで、本実施形態の半導体装置を製造することができる。このような製造方法において、エッチングによってAlGaN層4の膜厚調整などを行ってNsを調整することはないため、これらの膜厚調整に起因するNsの大きな変動は生じず、制御性よく安定したデバイス特性が期待できる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、リセス部6の深さを、GaN層3の表面が一部除去される深さとしたが、これはリセス部6の深さの一例を示したに過ぎない。例えば、リセス部6をGaN層3の表層部が露出されるまでの深さとしても良いし、リセス部6の底面において2DEGキャリアが形成されない程度にAlGaN層4の一部が残る程度の深さとされていても良い。
なお、結晶の方位を示す場合、本来ならば所望の数字の上にバー(−)を付すべきであるが、電子出願に基づく表現上の制限が存在するため、本明細書においては、所望の数字の前にバーを付すものとする。
1 基板
3 GaN層
4 AlGaN層
5 n−GaN層
6 リセス部
7 マスク絶縁膜
8 ゲート絶縁膜
9 ゲート電極
10 ソース電極
11 ドレイン電極

Claims (4)

  1. 電子走行層を構成するGaN層(3)および電子供給部を構成するAlGaN層(4)によるヘテロジャンクション構造を有するチャネル形成層と、
    前記AlGaN層の上に形成されたマスク絶縁膜(7)と、
    前記マスク絶縁膜および前記AlGaN層が部分的に除去されることにより形成されたリセス部(6)と、
    前記リセス部内に形成されたゲート絶縁膜(8)および該ゲート絶縁膜の上に形成されたゲート電極(9)を有して構成されるゲート構造部と、
    前記チャネル形成層上において、前記ゲート構造部を挟んだ両側に配置されたソース電極(10)およびドレイン電極(11)と、を有し、
    前記GaN層と前記AlGaN層との界面における前記GaN層側に2次元電子ガスキャリアを誘起すると共に、前記ゲート電極に対して電圧が印加されたときに前記リセス部の底部における前記GaN層の表面部にチャネルが形成されることで前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に電流を流す横型のスイッチングデバイスを備え、
    前記リセス部において、前記AlGaN層の開口端が前記マスク絶縁膜の開口端よりも窪んでおり、該窪んだ部分にn−GaN層(5)が備えられていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記n−GaN層の不純物濃度が2次元電子ガスのキャリア濃度よりも低くされていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 電子走行層を構成するGaN層(3)および電子供給部を構成するAlGaN層(4)によるヘテロジャンクション構造を有するチャネル形成層と、
    前記AlGaN層の上に形成されたマスク絶縁膜(7)と、
    前記マスク絶縁膜および前記AlGaN層が部分的に除去されることにより形成されたリセス部(6)と、
    前記リセス部内に形成されたゲート絶縁膜(8)および該ゲート絶縁膜の上に形成されたゲート電極(9)を有して構成されるゲート構造部と、
    前記チャネル形成層上において、前記ゲート構造部を挟んだ両側に配置されたソース電極(10)およびドレイン電極(11)と、を有し、
    前記GaN層と前記AlGaN層との界面における前記GaN層側に2次元電子ガスキャリアを誘起すると共に、前記ゲート電極に対して電圧が印加されたときに前記リセス部の底部における前記GaN層の表面部にチャネルが形成されることで前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に電流を流す横型のスイッチングデバイスを備え、
    前記リセス部において、前記AlGaN層の開口端が前記マスク絶縁膜の開口端よりも窪んでおり、該窪んだ部分にn−GaN層(5)が備えられている半導体装置の製造方法であって、
    前記GaN層の上に前記AlGaN層を形成する工程と、
    前記AlGaN層の上に前記マスク絶縁膜を形成する工程と、
    前記マスク絶縁膜の所定領域を開口させると共に、該マスク絶縁膜をマスクとして前記AlGaN層を部分的に除去するリセスエッチングを行うことで、前記AlGaN層の開口端が前記マスク絶縁膜の開口端よりも窪むように前記リセス部を形成する工程と、
    前記リセス部における前記AlGaN層の窪んだ部分を前記n−GaN層によって埋め込む工程と、を含んでいることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 前記マスク絶縁膜を形成する工程では、前記マスク絶縁膜としてシリコン窒化膜を形成することを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
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