JP6495072B2 - 味付乾燥昆布 - Google Patents
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Description
(I−1)原料味付乾燥昆布の表面に粉末味噌及び寒天を含有する粉末調味料が付着してなる味付乾燥昆布。
(I−2)上記粉末調味料中の粉末味噌と寒天との配合比が、粉末味噌:寒天=1:4〜9:1である(I−1)記載の味付乾燥昆布。
(I−3)原料味付乾燥昆布が、四角切り、短冊切り、繊切り、細切り、みじん切り、及び粗切りからなる群から選択される少なくとも1つの形状に裁断されてなるものである(I−1)または(I−2)に記載する味付乾燥昆布。
(I−4)グルタミン酸ナトリウム無添加であることを特徴とする(I−1)〜(I−3)のいずれかに記載する味付乾燥昆布。
(II−1)原料味付乾燥昆布と粉末味噌及び寒天を含有する粉末調味料とを混合し、原料味付乾燥昆布の表面に上記粉末調味料を付着させる工程を有する(I−1)に記載する味付乾燥昆布の製造方法。
(II−2)上記粉末調味料中の粉末味噌と寒天との配合比が、粉末味噌:寒天=1:4〜9:1である(II−1)記載の製造方法。
(II−3)原料味付乾燥昆布が、四角切り、短冊切り、繊切り、細切り、みじん切り、及び粗切りからなる群から選択される少なくとも1つの形状に裁断されてなるものである(II−1)または(II−2)に記載する製造方法。
(II−4)味付乾燥昆布がグルタミン酸ナトリウム無添加であることを特徴とする(II−1)〜(II−3)のいずれかに記載する製造方法。
原料味付乾燥昆布は、本発明の味付乾燥昆布を製造する原料となる乾燥昆布である。詳細には、当該原料味付乾燥昆布は、(2)で説明する粉末調味料を表面に付着させる対象となる、味付け、乾燥、及び裁断などの加工処理が施された昆布である。
本発明で用いる粉末調味料は、粉末味噌と寒天を含有することを特徴とする粉末混合物である。
本発明の味付乾燥昆布は、上記(1)で説明した原料味付乾燥昆布の表面に、上記(2)で説明した粉末調味料が付着してなるものである。
原料味付乾燥昆布の表面に付着させる粉末調味料として下記のものを用いて、難潮解性、付着率、外観(付着の均一性)、及び風味(味と臭い)を評価した。
1.たん白加水分解物(A2F-NF:味の素(株)社製)
2.酵母エキス(ハイパーミースト:アサヒフードアンドヘルスケア(株)社製)
3.デキストリン(TK-16:松谷化学工業(株)社製)
4.デンプン(MKK100:松谷化学工業(株)社製)
5.乾燥酵母(ハイパーイースト:アサヒフードアンドヘルスケア(株)社製)
6.寒天(T-1:伊那食品工業(株)社製)
7.食塩(粒径150〜250μmのパウダー)
8.粉末味噌(酵豆粉(無塩):伊那食品工業(株)社製)
9.乳糖(HILMAR EXTRA FINE:正栄食品工業(株)社製)
図1に示すフローに従って、下記の工程に沿って試験対象の味付乾燥昆布(被験味付乾燥昆布)を調製した。
(a)選別した原料昆布に、希釈酢酸水溶液(酢酸濃度6重量%)を原料昆布に対し25重量%の割合で噴霧して軟らかくした後、切断機で幅2〜2.5mm、長さ3〜6cmとなるように裁断した。
(b)裁断した原料昆布を、調味液(たんぱく加水分解物、醤油、砂糖、昆布エキス、還元水あめ、水)が沸騰したステンレス製の釜の中に入れ、強火で1時間程度、中火で2時間程度、またとろ火で2時間程度加熱し、煮詰めた。
(c)炊きあがった味付昆布は網に上げて一晩調味液を切り、翌日乾燥機に入れ、昆布を撹拌しながら、70℃前後の熱風で乾燥させた。次いで、一晩冷却養生し、昆布内部の水分を表面に移行させて均一化し、内部の水分含量が17%になるように調整し、原料味付乾燥昆布とした。なお、原料味付乾燥昆布中の水分含量は、赤外線水分計(株式会社ケット科学研究所製)を用いて測定した。具体的には、試料(原料味付乾燥昆布)を赤外線照射により85℃で35分間加熱乾燥させ、含まれていた水分の蒸発による重量変化から試料中に含まれている水分量を求めた。
(d)調製した原料味付乾燥昆布30gに対して粉末調味料10gとなるように、袋の中に原料味付乾燥昆布と粉末調味料を入れて10秒間振盪して混合し、味付乾燥昆布(被験味付乾燥昆布)を調製した。
(2−1)潮解性評価
調製した9種類の被験味付乾燥昆布について、温度25℃、湿度60%の条件で放置した場合に、製造直後(粉末調味料を粉付けした直後)から1時間以内に潮解が起こっているか、目視で観察して、下記基準により評価した。
○:潮解なし(粉付けした直後の見栄えから変化が起こらない)
×:潮解あり(粉末調味料が水分を吸収して湿った状態になる)。
上記(d)で調製した被験味付乾燥昆布について、穴径2mmのザルに入れて10秒間ふるうことで、表面に付着しなかった余分な粉末調味料を払い取り、重量を測定した。その測定重量と調製に使用した原料味付乾燥昆布の重量30gとの差から、原料味付乾燥昆布100重量部に付着した粉末調味料の量(重量部)を求め、これを付着率とした。また求めた付着率から、下記基準で付着率を評価した。
◎:付着率10重量部以上
○:付着率5重量部以上10重量部未満
△:付着率1重量部以上5重量部未満
×:付着率1重量部未満。
上記(d)で調製した被験味付乾燥昆布について、穴径2mmのザルに入れて10秒間ふるうことで、表面に付着しなかった余分な粉末調味料を払い取ることで余分な粉末調味料を払いとり、得られた被験味付乾燥昆布の外観を目視で評価し、また食することで風味を評価した。
○:原料味付乾燥昆布の表面に粉末調味料が満遍なく付着している
×:原料味付乾燥昆布の表面に粉末調味料がまだらに付着している
○:うま味が強くおいしいと感じられる
△:うま味はやや劣るが、風味上問題ない
×:風味が悪く、食べるのに抵抗がある。
結果を表1に示す。
◎:全ての項目が○以上である
○:全ての項目が○または△以上であって、△の数が1以下である
△:二つ以上の項目に△がある
×:一つ以上の項目に×がある。
原料味付乾燥昆布の表面に付着させる粉末調味料として下記のものを用い、また原料味付乾燥昆布の水分含量を変えて(12.5〜16.6%)、難潮解性、付着率、外観、及び風味(味と臭い)を評価した。
1.粉末味噌(酵豆粉(無塩))
2.粉末味噌:寒天(T-1)=4:1(重量比)の粉体混合物。
試験例1(1)に記載する方法に従って試験対象の味付乾燥昆布(被験味付乾燥昆布)を調製した。但し、(c)工程で乾燥時間及びその後の養生時間を調整して、原料味付乾燥昆布の水分含量が12.5%、13.8%、15%、及び16.6%となるように調製した。
上記で調製した8種類(4種類の原料味付乾燥昆布×2種類の粉末調味料)の被験味付乾燥昆布について、それぞれ温度37℃、相対湿度60%の恒温恒湿条件で1週間保存した後、試験例1の方法に従って、難潮解性、付着率、外観、及び風味(味と臭い)を評価した。なお、総合評価も試験例1に記載する基準に従って行った。
結果を表2に示す。
原料味付乾燥昆布(水分含量17%)の表面に付着させる粉末調味料として下記の粉体混合物を用いて、難潮解性、付着率、及び風味(味と臭い)を評価した。なお、粉末調味料に使用する各成分は試験例1で使用したものと同じである。
1.粉末味噌:寒天=9:1(重量比)の粉体混合物
2.粉末味噌:寒天=4:1(重量比)の粉体混合物
3.粉末味噌:寒天=2:1(重量比)の粉体混合物
4.粉末味噌:寒天=1:1(重量比)の粉体混合物
5.粉末味噌:寒天=1:2(重量比)の粉体混合物
6.粉末味噌:寒天=1:4(重量比)の粉体混合物
7.たん白加水分解物:寒天=1:1(重量比)の粉体混合物
8.酵母エキス:寒天=1:1(重量比)の粉体混合物
9.粉末味噌:乳糖=1:1(重量比)の粉体混合物。
上記被験粉末調味料を用いて、試験例1(1)に記載する方法に従って試験対象の味付乾燥昆布(被験味付乾燥昆布)を調製した。但し、(c)工程で乾燥時間及びその後の養生時間を調整して、原料味付乾燥昆布の水分含量が17%となるように調製した。
上記で調製した12種類の被験味付乾燥昆布について、1週間保存した後(温度37℃、相対湿度60%の恒温恒湿条件下で保存)に、試験例1の方法に従って、難潮解性、歩留まり(付着率)、及び風味(味と臭い)を評価した。なお、総合評価も試験例1に記載する基準に従って行った。
Claims (4)
- 水分含量が17重量%以下の原料味付乾燥昆布の表面に粉末味噌及び寒天を粉末味噌:寒天=1:4〜9:1の重量比で含有する粉末調味料が付着してなる味付乾燥昆布。
- 原料味付乾燥昆布が、四角切り、短冊切り、繊切り、みじん切り、及び粗切りからなる群から選択される少なくとも1つの形状に裁断されてなるものである請求項1に記載する味付乾燥昆布。
- グルタミン酸ナトリウム無添加であることを特徴とする請求項1または2に記載する味付乾燥昆布。
- 水分含量が17重量%以下の原料味付乾燥昆布と、粉末味噌及び寒天を粉末味噌:寒天=1:4〜9:1の重量比で含有する粉末調味料とを混合し、原料味付乾燥昆布の表面に上記粉末調味料を付着させる工程を有する請求項1〜3のいずれかに記載する味付乾燥昆布の製造方法。
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