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JP6500706B2 - 放電装置 - Google Patents
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JP6500706B2 - 放電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力変換回路に供給される電圧を平滑化する平滑コンデンサを放電する放電装置に関する。
近年、電気自動車やハイブリッド自動車などの、電源装置に蓄えられた電力を用いてモータを駆動して走行する電動車両が用いられている。これらの電動車両において、一般的に、電源装置とモータとの間には、電源装置の出力電圧を昇圧する昇圧回路と、直流電源である電源装置の出力電力を交流に変換するインバータ回路とが設けられている。そして、昇圧回路の入力側、及び、インバータ回路の入力側には、入力電圧を安定させる平滑コンデンサが設けられている。
車両の安全性を向上させるために、車両の衝突時において、これらの平滑コンデンサを速やかに放電することが必要とされる。例えば、米国法規FMVSS(Federal Motor Vehicle Safety Standard)305に規定される基準を満たすためには、衝突から5秒以内に平滑コンデンサの端子間電圧を所定値以下にすることが求められる。平滑コンデンサから電荷を放電する技術として、例えば、特許文献1に開示の構成がある。
特開2014−217182号公報
ここで、特許文献1には、平滑コンデンサに蓄積された電力を用いて駆動される放電回路の構成が記載されている。ここで、平滑コンデンサの端子間電圧は、非常に高い値(例えば、650V)である。このため、平滑コンデンサに蓄電された電力を用いて、放電スイッチを駆動する場合、平滑コンデンサに蓄積された電力の電圧を、放電スイッチの駆動に適した電圧に変換する電源回路が必要になる。
電源回路には、平滑コンデンサから非常に高い電圧が入力されるため、高耐圧の半導体スイッチを用いるか、複数の半導体スイッチング素子を直列接続して設ける必要が生じる。高耐圧の半導体スイッチング素子の体格は大きく、また、複数の半導体スイッチング素子を直列接続して設ける場合には、その半導体スイッチング素子同士の絶縁距離を確保する必要が生じる。このため、回路全体の体格が大きくなるという問題が生じる。
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、電力変換回路に供給される電圧を平滑化する平滑コンデンサの電力を用いて、その平滑コンデンサの放電を実施する構成において、装置としての体格を小さくすることを主たる目的とする。
第1の構成は、高電圧側のスイッチング素子(Sup,Svp,Swp)、及び、低電圧側のスイッチング素子(Sun,Svn,Swn)の直列接続体を備え、前記スイッチング素子のオンオフ状態を変更することで、直流電源(10)から供給される直流電力を交流電力に変換する電力変換回路(20)と、前記電力変換回路と前記直流電源との間に設けられ、前記電力変換回路に供給される電圧を平滑化する平滑コンデンサ(C)と、を備える電力変換システムに適用され、電源回路(32)及び放電スイッチ(SW)を備え、前記電源回路から出力される電力を用いて前記放電スイッチを駆動し、前記平滑コンデンサに蓄積されている電荷を放電することで、前記平滑コンデンサの端子間電圧を所定電圧以下に放電する放電回路(30)と、直列接続された複数の分圧コンデンサ(C1〜C3,C1a〜C3a,C1e〜C4e)を備え、前記平滑コンデンサを電圧源とし、前記複数の分圧コンデンサを用いて分圧する分圧回路(50,Ca,50e)と、を備え、前記分圧回路は、前記複数の分圧コンデンサを用いて分圧した電力を前記電源回路に供給することを特徴とする放電装置である。
上記構成によれば、外部から電源供給を受けることなく、平滑コンデンサの放電を実施できる。さらに、放電回路の電源回路には、分圧コンデンサにより平滑コンデンサの出力電圧を分圧した電力が供給される。このため、電源回路に入力される電圧が低下するため、電源回路の構成を簡略化でき、放電回路の体格を小さくすることができる。
第2の構成は、高電圧側のスイッチング素子(Sup,Svp,Swp)、及び、低電圧側のスイッチング素子(Sun,Svn,Swn)の直列接続体を備え、前記スイッチング素子の開閉状態を変更することで、直流電源(10)から供給される直流電力を交流電力に変換する電力変換回路(20)と、前記電力変換回路と前記直流電源との間に設けられ、前記直流電源から供給される電圧を昇圧する昇圧回路(21)と、前記電力変換回路と前記昇圧回路との間に設けられ、前記電力変換回路に供給される電圧を平滑化する平滑コンデンサ(C)と、を備える電力変換システムに適用され、前記昇圧回路は、前記直流電源から入力される電圧を平滑化する昇圧回路コンデンサ(CD)を備え、電源回路(32)及び放電スイッチ(SW)を備え、前記電源回路から出力される電力を用いて前記放電スイッチを駆動し、前記平滑コンデンサに蓄積されている電荷を放電することで、前記平滑コンデンサの端子間電圧を所定電圧以下に放電する放電回路(30)と、直列接続された複数の分圧コンデンサを備え、前記昇圧回路コンデンサを電圧源とし、前記複数の分圧コンデンサを用いて分圧する分圧回路と、を備え、前記分圧回路は、前記複数の分圧コンデンサを用いて分圧した電力を前記電源回路に供給することを特徴とする放電装置である。
上記構成によれば、外部から電源供給を受けることなく、平滑コンデンサの放電を実施できる。さらに、放電回路の電源回路には、分圧コンデンサにより平滑コンデンサの出力電圧を分圧した電力が供給される。このため、電源回路に入力される電圧が低下するため、電源回路の構成を簡略化できる。また、平滑コンデンサの端子間電圧と比べて、昇圧回路コンデンサの端子間電圧は低いため、平滑コンデンサの端子間電圧を分圧する構成と比較して、さらに電源回路に入力される電圧を低下させることができる。これにより、放電回路の体格を小さくすることができる。
従来技術における電力変換システムを表す電気的構成図。 第1実施形態における電力変換システムを表す電気的構成図。 第2実施形態における電力変換システムを表す電気的構成図。 第3実施形態における電力変換システムを表す電気的構成図。 第4実施形態における電力変換システムを表す電気的構成図。 第5実施形態における電力変換システムを表す電気的構成図。 変形例における電力変換システムを表す電気的構成図。
(第1の実施形態)
以下、電力変換システムに適用される放電装置を、ハイブリッド車の電力変換システムに適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に、従来技術におけるシステム構成を示す。モータジェネレータ11は、車載主機であり、駆動輪に機械的に連結されている。モータジェネレータ11は、インバータ回路20(電力変換回路)及びリレーSMRを介してバッテリ10に接続されている。ここで、バッテリ10(直流電源)は、その端子間電圧が例えば600Vの高電圧となるものである。また、インバータ回路20の入力端子とリレーSMRとの間に、バッテリ10と並列接続されるように平滑コンデンサCが設けられている。なお、直流電源としてバッテリ10に代えて、バッテリの出力電圧を昇圧する昇圧回路を用いてもよい。
インバータ回路20は、高電圧側のスイッチング素子Sjp(j=u,v,w)、及び、低電圧側のスイッチング素子Sjnの直列接続体(レグ)が3つ並列接続されて構成されている。そして、これら高電圧側のスイッチング素子Sjpおよび低電圧側のスイッチング素子Sjnの接続点が、モータジェネレータ11の各相にそれぞれ接続されている。インバータ回路20は、スイッチング素子Sjp,Sjnのオンオフ状態を変更することで、バッテリ10から供給される直流電力を交流電力に変換する。
上記高電圧側のスイッチング素子Sjp、及び、低電圧側のスイッチング素子Sjnのそれぞれの入出力端子間(コレクタ−エミッタ間)には、高電圧側の還流ダイオードDjp、及び、低電圧側の還流ダイオードDjnのカソード及びアノードが接続されている。なお、上記スイッチング素子Sjp,Sjnは、いずれも電圧制御形のスイッチング素子であり、具体的には、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)にて構成されている。
制御装置40は、低電圧バッテリ(図示略)を電源とする電子制御装置である。制御装置40は、制御対象としてのモータジェネレータ11を制御すべく、上記インバータ回路20を操作する。詳しくは、制御装置40は、図示しない各種センサの検出値等に基づき、インバータ回路20のU相、V相、およびW相のそれぞれについてのスイッチング素子Sjp,Sjnを操作する操作信号gjp,gjnを生成し出力する。制御装置40の制御により、スイッチング素子Sjp,Sjnは、それらの導通制御端子(ゲート)に接続されるドライブユニットを介して制御装置40により操作される。
さらに電力変換システムは、抵抗素子RaとスイッチSW(放電スイッチ)との直列接続体を有し、平滑コンデンサCの電荷を放電することで、平滑コンデンサCの端子間電圧を所定電圧以下に放電する放電回路30fを備えている。抵抗素子RaとスイッチSWとの直列接続体は、平滑コンデンサCと並列接続されている。スイッチSWは、電圧制御形のスイッチング素子であり、具体的には、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)であって、ゲートドライバ31によって駆動される。
制御装置40は、自身に作用する力に基づき加速度を検出する加速度検出センサの検出値に基づき、車両の衝突を判定する。そして、衝突が判定された場合、平滑コンデンサCを強制的に放電させる処理を行うべく、ゲートドライバ31に対し、異常時放電指令を出力する。また、衝突が判定された場合、制御装置40は、リレーSMRをオフ状態にする。
ここで、ゲートドライバ31は、定電圧原である電源回路32fにより生成される電圧によって駆動される。電源回路32fの構成及び動作について、以下に説明を行う。電源回路32fは、抵抗素子R1f〜R4f及びツェナーダイオードDTの直列接続体と、抵抗素子Rb、スイッチM1f〜M4f、及び、コンデンサCbの直列接続体とから構成されている。スイッチM1f〜M4fは、具体的には、NチャネルMOS−FETである。
さらに、抵抗素子R1fと抵抗素子R2fとの接続点にスイッチM1fのゲートが接続されており、抵抗素子R2fと抵抗素子R3fとの接続点にスイッチM2fのゲートが接続されており、抵抗素子R3fと抵抗素子R4fとの接続点にスイッチM3fのゲートが接続されており、抵抗素子R4fとツェナーダイオードDTのカソードとの接続点にスイッチM4fのゲートが接続されている。
電源回路32fに対し、平滑コンデンサCから電圧が入力されている状態において、スイッチM1f〜M4fは全てオン状態とされる。スイッチM4fのゲート−ソース間には、ツェナーダイオードDTの降伏電圧である15Vが印加されている。スイッチM4fの閾値電圧Vthを約3Vとすると、負荷であるゲートドライバ31には約12Vの電圧が印加される。駆動時におけるゲートドライバ31の直流抵抗成分を約1.7kΩとすると、ゲートドライバ31には約7mAの電流が入力され、ゲートドライバ31を駆動することができる。
各抵抗素子R1〜R4には、平滑コンデンサCの端子間電圧650Vから、ツェナーダイオードDTの降伏電圧である15V引いた値を、4等分した電圧(約158.8V)が印加される。ここで、各抵抗素子R1f〜R4fの抵抗値を大きく(例えば、200kΩ)設定することで、平滑コンデンサCから抵抗素子R1f〜R4fに対して大きな電流が流れることを抑制し、電力損失を低減している。
また、スイッチM2f〜M4fのドレイン−ソース間には、抵抗素子R2,R3に印加されている電圧と同じ電圧(約158.8V)がそれぞれ印加される。スイッチM1fのドレイン−ソース間、及び、抵抗素子Rbには、抵抗素子R1fに印加される電圧と、スイッチM1fのゲート−ソース間の電圧との和が印加される。また、抵抗素子Rbには、負荷と同じ値の電流(約7mA)が流れるため、抵抗素子Rbには、0.7Vの電圧が印加される。このため、スイッチM1fのゲート−ソース間には約161.1Vの電圧が印加される。
つまり、スイッチM1f〜M4fには、略等しい電圧が印加される。このように、スイッチM1f〜M4fを直列接続することで、各スイッチM1f〜M4fのドレイン−ソース間電圧を分圧し、各スイッチM1f〜M4fに要求される耐圧を低下させている。
ここで、平滑コンデンサCの端子間電圧が大きいため、図1に示す構成のように、電源回路32fにおいて、複数のスイッチM1f〜M4fを用いて分圧するか、耐圧の大きなスイッチを用いる必要が生じる。このため、装置としての体格が増加する。本実施形態では、この体格の増加を抑制するために、分圧回路を用いて平滑コンデンサCの端子間電圧を予め分圧し、電源回路に出力する。
本実施形態の構成を図2に示す。図1に示す構成と同一の構成について、同一の符号を付し、適宜説明を省略する。本実施形態の構成では、平滑コンデンサCに対し、並列に分圧回路50が設けられている。分圧回路50は、3つのコンデンサC1〜C3の直列接続体を備えている。分圧回路50は、平滑コンデンサCを電圧源とし、平滑コンデンサCの端子間電圧を分圧する。ここで、放電回路30と分圧回路50とによって、「放電装置」が構成されている。なお、電源回路32において、電源回路32f(図1)と同様に、抵抗素子R1,R2及びスイッチM1,M2において分圧を行う。なお、スイッチM1,M2はNチャネルMOS−FETである。
そして、直列接続されている分圧コンデンサC1〜C3のうち、両端以外の分圧コンデンサC2から電圧出力を実施する。具体的には、分圧コンデンサC2の両端子を電源回路32と接続する。このような構成にすることで、電圧出力に用いられる分圧コンデンサC2以外の分圧コンデンサC1,C3にショート故障が生じた場合に、分圧回路50から出力される電圧が高電圧になることを抑制できる。
また、コンデンサC1〜C3の容量のうち、分圧コンデンサC2の容量が最も大きく設定されている。これにより、コンデンサC1〜C3の端子間電圧のうち、分圧コンデンサC2の端子間電圧が最も低くなるため、分圧回路50の出力電圧をより低下させることができる。
分圧回路50から電源回路32に対して供給される電圧を予め分圧する構成としているため、電源回路32において、スイッチM1〜M2に要求される耐圧が低下する。このため、電源回路32に用いるスイッチM1〜M2の体格を小さくすることや、電源回路32に直列接続して用いるスイッチM1〜M2の数を低減することができる(例えば、図1の構成では4個、図2の構成では2個)。これにより、放電装置の体格を小さくすることができる。
本実施形態では、直列接続された分圧コンデンサC1〜C3を平滑コンデンサCと並列接続するように接続する。この場合、平滑コンデンサCの容量(例えば、数百μF)と比べ、分圧コンデンサC1〜C3の容量は小さなものでよい(例えば、数μF)。このため、電源回路32の体格の減少分に比べて、分圧コンデンサC1〜C3の追加による体格の増加分は僅かであり、放電装置としての体格を小さくすることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態の構成を図3に示す。なお、図2に示す構成と同一の構成について、同一の符号を付し、適宜説明を省略する。本実施形態の構成における平滑コンデンサCaは、直列接続された3つの分圧コンデンサC1a〜C3aから構成されている。そして、両端の分圧コンデンサC1a,C3a以外の分圧コンデンサである分圧コンデンサC2aを用いて、分圧を行い、電源回路32への電力出力を実施する。
つまり、本実施形態の平滑コンデンサCaは、直列接続された複数の分圧コンデンサC1a〜C3aから構成されており、分圧回路を兼ねている。そして、複数の分圧コンデンサC1a〜C3aを用いて、平滑コンデンサCaの端子間電圧を分圧する。この構成では、平滑コンデンサの他に分圧用のコンデンサを追加する必要がなくなるため、放電装置としての体格を効率的に抑えることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態の構成を図4に示す。なお、図2に示す構成と同一の構成について、同一の符号を付し、適宜説明を省略する。本実施形態の構成では、電源回路32における電圧を電圧センサ41(電圧検出手段)により検出する。具体的には、電圧センサ41は、スイッチM1のソースと、スイッチM2のドレインとの接続点の電圧を検出する。そして、異常判定手段としての制御装置40は、電圧センサ41の検出値に基づいて、分圧回路50の異常を判定する。
具体的には、電圧センサ41の検出値が所定の第1電圧より高くなった場合に、電力出力に用いられる分圧コンデンサC2より高電圧側の分圧コンデンサC1に短絡異常が生じていると判定する。また、電圧センサ41の検出値が所定の第2電圧より低くなった場合に、電力出力に用いられる分圧コンデンサC2より低電圧側の分圧コンデンサC3に短絡異常が生じているか、又は、電力出力に用いられる分圧コンデンサC2より高電圧側の分圧コンデンサC1に常時開異常が生じていると判定する。このように、本実施形態の構成によれば、分圧回路50の異常を判定することができる。
(第4実施形態)
第4実施形態の構成を図5に示す。なお、図2に示す構成と同一の構成について、同一の符号を付し、適宜説明を省略する。本実施形態の構成では、電源回路32に流れる電流を電流センサ42(電流検出手段)により検出する。具体的には、電流センサ42は、抵抗素子R2とツェナーダイオードDTとの間にセンス抵抗Rsを設け、センス抵抗Rsに生じる電圧を検出することで、ツェナーダイオードDTに流れる電流を検出する。そして、異常判定手段としての制御装置40は、電流センサ42の検出値に基づいて、分圧回路50の異常を判定する。
具体的には、電流センサ42の検出値が所定の第1電流より大きくなった場合に、電力出力に用いられる分圧コンデンサC2より高電圧側の分圧コンデンサC1に短絡異常が生じていると判定する。また、電流センサ42の検出値が所定の第2電流より小さくなった場合に、電力出力に用いられる分圧コンデンサC2より低電圧側の分圧コンデンサC3に短絡異常が生じているか、又は、電力出力に用いられる分圧コンデンサC2より高電圧側の分圧コンデンサC1に常時開異常が生じていると判定する。
(第5実施形態)
第5実施形態の構成を図6に示す。なお、図2に示す構成と同一の構成について、同一の符号を付し、適宜説明を省略する。本実施形態における電力変換システムは、インバータ回路20に加え、インバータ回路20とバッテリ10との間に昇圧回路21を備えている。
昇圧回路21は、既知の同期整流方式の昇圧チョッパ回路であり、バッテリ10から供給される電圧を平滑化するコンデンサCD(昇圧回路コンデンサ)、電力を蓄積するリアクトルL、高電圧側のスイッチSp、低電圧側のスイッチSn、及び、スイッチSp,Snに並列接続される還流ダイオードDp,Dnを備えている。制御装置40は、スイッチSp,Snを所定のデューティでオンオフすることで、バッテリ10から供給される電力を昇圧し、インバータ回路20に供給する。
本実施形態の構成では、コンデンサCDに対し、並列に分圧回路50dが設けられている。分圧回路50dは、3つの分圧コンデンサC1d〜C3dの直列接続体を備えている。そして、分圧コンデンサC2の両端子が電源回路32に接続されている。分圧回路50dはコンデンサCDを電圧源とし、コンデンサCDの端子間電圧を分圧する構成としている。
本実施形態の構成によれば、放電回路30の電源回路32には、分圧コンデンサC1d〜C3dによりコンデンサCDの出力電圧を分圧した電力が供給される。このため、電源回路32に入力される電圧が低下するため、電源回路32の構成を簡略化できる。また、平滑コンデンサCの端子間電圧(昇圧回路21の出力電圧)と比べて、コンデンサCDの端子間電圧(昇圧回路21の入力電圧)は低い。このため本実施形態の構成によれば、平滑コンデンサCの端子間電圧を分圧して電源回路32に入力する構成と比較して、電源回路32に入力する電圧をさらに低下させることができる。
(他の実施形態)
・図7に示すように、分圧回路50eとして、3以上の直列接続された分圧コンデンサC1e〜C4eを備える構成とし、分圧コンデンサC1e〜C4eのうち、高電圧側に2以上の分圧コンデンサが直列接続されているコンデンサC3eを用いて、平滑コンデンサCの電圧を分圧する構成としてもよい。この構成にすることで、高電圧側の分圧コンデンサC1e,C2eのうち1つにショート故障が生じた場合であっても、分圧回路50eから出力される電圧が高電圧になることを抑制できる。
・上記実施形態では、スイッチSWをオン状態にすることで、平滑コンデンサCに蓄積された電荷を放電用の抵抗素子Raにおいて放電する構成としたが、これを変更してもよい。具体的には、インバータ回路20を構成する高電圧側のスイッチング素子(例えば、Sup)、及び、低電圧側のスイッチング素子(例えば、Sun)を放電スイッチとし、ともにオン状態とすることで、平滑コンデンサCに蓄積された電荷を放電する構成としてもよい。
・電源回路32において、第3実施形態における電圧検出を実施する箇所、及び、第4実施形態における電流検出を実施する箇所を変更してもよい。例えば、電源回路32において、分圧回路50から電源回路32に対して入力される電圧、又は、入力される電流を検出するものであってもよい。
・分圧回路は、2個の直列接続された分圧コンデンサを備える構成であってもよい。また、分圧回路は、5個以上の直列接続された分圧コンデンサを備える構成であってもよい。また、分圧回路において、複数の分圧コンデンサを直列接続した上で、各分圧コンデンサに対し、コンデンサを並列接続する構成としてもよい。
10…バッテリ(直流電源)、20…インバータ回路(電力変換回路)、30…放電回路、32…電源回路、50…分圧回路、C…平滑コンデンサ、C1〜C3…分圧コンデンサ、SW…スイッチ、Sun,Svn,Swn…スイッチング素子、Sup,Svp,Swp…スイッチング素子。

Claims (13)

  1. 高電圧側のスイッチング素子(Sup,Svp,Swp)、及び、低電圧側のスイッチング素子(Sun,Svn,Swn)の直列接続体を備え、前記スイッチング素子のオンオフ状態を変更することで、直流電源(10)から供給される直流電力を交流電力に変換する電力変換回路(20)と、
    前記電力変換回路と前記直流電源との間に設けられ、前記直流電源から供給される電圧を昇圧する昇圧回路(21)と、
    前記電力変換回路と前記昇圧回路との間に設けられ、前記電力変換回路に供給される電圧を平滑化する平滑コンデンサ(C)と、
    を備える電力変換システムに適用され、
    前記昇圧回路は、前記直流電源から入力される電圧を平滑化する昇圧回路コンデンサ(CD)を備え、
    電源回路(32)及び放電スイッチ(SW)を備え、前記電源回路から出力される電力を用いて前記放電スイッチを駆動し、前記平滑コンデンサに蓄積されている電荷を放電することで、前記平滑コンデンサの端子間電圧を所定電圧以下に放電する放電回路(30)と、
    直列接続された3以上の分圧コンデンサ(C1d〜C3d)を備え、前記昇圧回路コンデンサを電圧源とし、前記3以上の分圧コンデンサを用いて分圧する分圧回路(50d)と、を備え、
    前記分圧回路は、前記分圧コンデンサとして容量の異なるものを備え、前記3以上の分圧コンデンサのうち最も容量の大きいものを用いて分圧した電力を前記電源回路に供給することを特徴とする放電装置。
  2. 高電圧側のスイッチング素子(Sup,Svp,Swp)、及び、低電圧側のスイッチング素子(Sun,Svn,Swn)の直列接続体を備え、前記スイッチング素子のオンオフ状態を変更することで、直流電源(10)から供給される直流電力を交流電力に変換する電力変換回路(20)と、
    前記電力変換回路と前記直流電源との間に設けられ、前記直流電源から供給される電圧を昇圧する昇圧回路(21)と、
    前記電力変換回路と前記昇圧回路との間に設けられ、前記電力変換回路に供給される前記昇圧後の電圧を平滑化する平滑コンデンサ(C)と、
    を備える電力変換システムに適用され、
    前記昇圧回路は、前記直流電源から入力される前記昇圧前の電圧を平滑化する昇圧回路コンデンサ(CD)を備え、
    電源回路(32)及び放電スイッチ(SW)を備え、前記電源回路から出力される電力を用いて前記放電スイッチを駆動し、前記平滑コンデンサに蓄積されている電荷を放電することで、前記平滑コンデンサの端子間電圧を所定電圧以下に放電する放電回路(30)と、
    直列接続された複数の分圧コンデンサ(C1d〜C3d)を備え、前記昇圧前の電圧を平滑化する前記昇圧回路コンデンサを電圧源とし、前記複数の分圧コンデンサを用いて分圧する分圧回路(50d)と、を備え、
    前記分圧回路は、前記複数の分圧コンデンサを用いて分圧した電力を前記電源回路に供給して、前記昇圧後の電圧を平滑化する前記平滑コンデンサを前記放電させることを特徴とする放電装置。
  3. 前記分圧回路は、3以上の前記分圧コンデンサを備え、前記分圧コンデンサのうち、両端以外のもの(C2)を用いて分圧した電力を前記電源回路に供給することを特徴とする請求項1又は2に記載の放電装置。
  4. 前記分圧回路は、前記分圧コンデンサとして容量の異なるものを備え、前記分圧コンデンサのうち、最も容量の大きいもの(C2)を用いて分圧した電力を前記電源回路に供給することを特徴とする請求項又はに記載の放電装置。
  5. 前記分圧回路(50e)は、3以上の前記分圧コンデンサ(C1e〜C4e)を備え、前記分圧コンデンサのうち、高電圧側に2以上の分圧コンデンサが直列接続されているもの(C3e)を用いて分圧した電力を前記電源回路に供給することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の放電装置。
  6. 前記電源回路の電圧を検出する電圧検出手段(41)を備え、
    前記電圧検出手段による検出値に基づいて、前記分圧コンデンサの異常を判定する異常判定手段(40)を備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の放電装置。
  7. 前記異常判定手段は、前記電圧検出手段による検出値が所定の第1電圧より高くなった場合に、電力出力に用いられる前記分圧コンデンサより高電圧側の前記分圧コンデンサに短絡異常が生じていると判定することを特徴とする請求項に記載の放電装置。
  8. 前記異常判定手段は、前記電圧検出手段による検出値が所定の第2電圧より低くなった場合に、電力出力に用いられる前記分圧コンデンサより低電圧側の前記分圧コンデンサに短絡異常が生じているか、又は、電力出力に用いられる前記分圧コンデンサより高電圧側の前記分圧コンデンサに開異常が生じていると判定することを特徴とする請求項又はに記載の放電装置。
  9. 前記電源回路に流れる電流を検出する電流検出手段を備え、
    前記電流検出手段による検出値に基づいて、前記分圧コンデンサの異常を判定する異常判定手段を備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の放電装置。
  10. 高電圧側のスイッチング素子(Sup,Svp,Swp)、及び、低電圧側のスイッチング素子(Sun,Svn,Swn)の直列接続体を備え、前記スイッチング素子のオンオフ状態を変更することで、直流電源(10)から供給される直流電力を交流電力に変換する電力変換回路(20)と、
    前記電力変換回路と前記直流電源との間に設けられ、前記電力変換回路に供給される電圧を平滑化する平滑コンデンサ(C,Ca)と、
    を備える電力変換システムに適用され、
    電源回路(32)及び放電スイッチ(SW)を備え、前記電源回路から出力される電力を用いて前記放電スイッチを駆動し、前記平滑コンデンサに蓄積されている電荷を放電することで、前記平滑コンデンサの端子間電圧を所定電圧以下に放電する放電回路(30)と、
    直列接続された複数の分圧コンデンサ(C1〜C3,C1a〜C3a,C1e〜C4e)を備え、前記平滑コンデンサを電圧源とし、前記複数の分圧コンデンサを用いて分圧する分圧回路(50,Ca,50e)と、
    を備え、
    前記分圧回路は、前記複数の分圧コンデンサを用いて分圧した電力を前記電源回路に供給するものであり、
    前記電源回路に流れる電流を検出する電流検出手段を備え、
    前記電流検出手段による検出値に基づいて、前記分圧コンデンサの異常を判定する異常判定手段を備えることを特徴とする放電装置。
  11. 高電圧側のスイッチング素子(Sup,Svp,Swp)、及び、低電圧側のスイッチング素子(Sun,Svn,Swn)の直列接続体を備え、前記スイッチング素子のオンオフ状態を変更することで、直流電源(10)から供給される直流電力を交流電力に変換する電力変換回路(20)と、
    前記電力変換回路と前記直流電源との間に設けられ、前記直流電源から供給される電圧を昇圧する昇圧回路(21)と、
    前記電力変換回路と前記昇圧回路との間に設けられ、前記電力変換回路に供給される電圧を平滑化する平滑コンデンサ(C)と、
    を備える電力変換システムに適用され、
    前記昇圧回路は、前記直流電源から入力される電圧を平滑化する昇圧回路コンデンサ(CD)を備え、
    電源回路(32)及び放電スイッチ(SW)を備え、前記電源回路から出力される電力を用いて前記放電スイッチを駆動し、前記平滑コンデンサに蓄積されている電荷を放電することで、前記平滑コンデンサの端子間電圧を所定電圧以下に放電する放電回路(30)と、
    直列接続された複数の分圧コンデンサ(C1d〜C3d)を備え、前記昇圧回路コンデンサを電圧源とし、前記複数の分圧コンデンサを用いて分圧する分圧回路(50d)と、を備え、
    前記分圧回路は、前記複数の分圧コンデンサを用いて分圧した電力を前記電源回路に供給するものであり、
    前記電源回路に流れる電流を検出する電流検出手段を備え、
    前記電流検出手段による検出値に基づいて、前記分圧コンデンサの異常を判定する異常判定手段を備えることを特徴とする放電装置。
  12. 前記異常判定手段は、前記電流検出手段による検出値が所定の第1電流より大きくなった場合に、電力出力に用いられる前記分圧コンデンサより高電圧側の前記分圧コンデンサに短絡異常が生じていると判定することを特徴とする請求項11のいずれか1項に記載の放電装置。
  13. 前記異常判定手段は、前記電流検出手段による検出値が所定の第2電流より小さくなった場合に、電力出力に用いられる前記分圧コンデンサより低電圧側の前記分圧コンデンサに短絡異常が生じているか、又は、電力出力に用いられる前記分圧コンデンサより高電圧側の前記分圧コンデンサに開異常が生じていると判定することを特徴とする請求項12のいずれか1項に記載の放電装置。
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