以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1に係る電動ベッド1の全体構成について、図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る電動ベッドの概略側面図である。
本実施の形態に係る電動ベッド1は、病院、介護施設又は家庭において、患者や要介護者等のユーザが使用するベッドであって、図1に示すように、ユーザ(人体)を支持するボトム100と、ボトム100の姿勢及び高さを調節する調節機構101と、ベッドフレーム102と、調節機構101に動作指令を与えるためのリモコン等の操作部(不図示)とを備える。なお、ボトム100の上には、マットレス103が配置されている。
ボトム100は、複数に分割されており、互いにヒンジ(蝶番)等で回動可能に順次連結された複数の部位(ボトム)からなる。図1に示すように、ボトム100は、例えば3つに分割されており、背ボトム110と、膝ボトム120と、足ボトム(脚ボトム)130とを有する。
背ボトム110は、ユーザの背中部分に対応する位置に配置される。膝ボトム120は、ユーザの大腿部分に対応する位置に配置される。足ボトム130は、ユーザの下腿部分に対応する位置に配置される。
調節機構101は、操作部から送られてくる動作指令に従ってボトム100の姿勢及び高さを調節する機構である。この調節機構101は、制御回路と、その制御回路による制御の下で動作する電動アクチュエータ(モータ等)と、電動アクチュエータによって可動するリンク機構(背上げリンク機構、膝上げリンク機構等)とを備える。
ベッドフレーム102は、例えば、ボトム100を支持するメインフレームと、ベッドを使用するユーザの頭側に設けられたヘッドボードと、そのユーザの足側に設けられたフットボードとを備える。
マットレス103は、電動ベッド1のボトム100の上に敷かれる寝具である。マットレス103は、ベッド用マットレスであり、スプリングマットレスやウレタンマットレス等を用いることができる。
このように構成される電動ベッド1では、背ボトム110、膝ボトム120及び足ボトム130の各ボトムの連結部分(ヒンジ)を支点としてギャッジ動作を行うことによって、ベッドを使用するユーザの起き上がり動作を補助することができる。本実施の形態では、背上げに膝上げを連動させてユーザの起き上がり動作を補助している。
ここで、電動ベッド1のギャッジ動作について、図2を用いて説明する。図2は、本発明の実施の形態1に係る電動ベッドの背上げのギャッジ動作を説明するための図である。
図2(a)に示すように、背ボトム110と膝ボトム120と足ボトム130とが水平状態のボトム100にユーザが寝ているときに、ボトム100の背上げを行うための操作ボタンを押下すると、調節機構101(図1参照)の膝上げリンク機構が動作して、図2(b)に示すように、膝ボトム120と足ボトム130とが起き上がるように傾斜する。
次いで、膝ボトム120及び足ボトム130の傾斜動作中に、調節機構101(図1参照)の背上げリンク機構が動作して、図2(c)に示すように、背ボトム110が起き上がるように傾斜する。その後、膝ボトム120及び足ボトム130は、最大膝上げ位置まで起き上がっていくと同時に、背ボトム110も最大背上げ位置まで起き上がっていく。これにより、ボトム100の背上げが完了する。
なお、ボトム100に載置されるマットレス103は、背ボトム110、膝ボトム120及び足ボトム130の姿勢変形と連動して屈曲する。また、ボトム100の背下げのギャッジ動作は、例えば、背上げの逆の動きで行われる。
次に、本実施の形態1に係る電動ベッド1の特徴的な構造について、図3を用いて説明する。図3は、本発明の実施の形態1に係る電動ベッドにおける膝ボトム及び足ボトムの外観斜視図である。
図3に示すように、第1ボトムである膝ボトム120は、第1ボトムベースである膝ボトムベース121及び第1アームである膝アーム122を有する。
膝ボトムベース121は、平面視形状が略U字状又は略コ字状のボトムフレーム部121aと、ボトムフレーム部121aの両端部に連結されたリンクフレーム部121bと、ボトムフレーム部121aとリンクフレーム部121bとで囲まれた領域に格子状に設けられた金属線121cとを有している。ボトムフレーム部121a及びリンクフレーム部121bは、例えば、断面形状が矩形の金属管である。
ボトムフレーム部121aは、互いに対向する一対のサイドフレーム(第1サイドフレーム)121a1を有している。さらに、ボトムフレーム部121aは、ボルト穴121a2(第1フレーム穴)を有する。本実施の形態において、ボルト穴121a2は、一対のサイドフレーム121a1の各々に設けられている。具体的に、ボルト穴121a2は、一対のサイドフレーム121a1の各々の外側面を貫通するように設けられている。
本実施の形態において、膝ボトムベース121のボトムフレーム部121a(サイドフレーム121a1)はレール部であって、その内部には、膝アーム122のサイドアーム部122aを受ける支持ローラ(不図示)が設けられている。
膝アーム122は、ベッド長さ方向に延在する一対のサイドアーム部122aと、ベッド幅方向に延在し、かつ、一対のサイドアーム部122aの各々に連結されたリンクアーム部122bとを有する。本実施の形態において、膝アーム122の平面視形状は、略コの字状又は略U字状である。サイドアーム部122a及びリンクアーム部122bは、例えば、金属製又は樹脂製である。
膝アーム122の一対のサイドアーム部122aは、膝ボトムベース121に接続されている。本実施の形態では、膝アーム122の一対のサイドアーム部122aの各々は、膝ボトムベース121のボトムフレーム部121aの両端部(一対のサイドフレーム121a1)の各々の開口から当該ボトムフレーム部121a(サイドフレーム121a1)内に挿入されて接続されている。
また、膝アーム122のサイドアーム部122aは、膝ボトムベース121のボトムフレーム部121a(サイドフレーム121a1)に対して相対的にスライド可能となっている。具体的には、膝アーム122は、サイドアーム部122aが膝ボトムベース121のボトムフレーム部121a(サイドフレーム121a1)に挿入された状態でスライドする。
なお、上述のとおり、ボトムベース121のボトムフレーム部121a(サイドフレーム121a1)の内部には支持ローラが設けられているので、膝アーム122のサイドアーム部122aは、ボトムフレーム部121a(サイドフレーム121a1)内を滑らかにスライド移動する。
さらに、膝アーム122の一対のサイドアーム部122aの各々は、ベッド長さ方向に配列された複数のボルト穴122a1(第1アーム穴)を有する。複数のボルト穴122a1は、膝ボトム120のベッド長さ方向の長さを調整するための調整穴である。本実施の形態において、ボルト穴122a1は、一対のサイドアーム部122aの各々の側面を貫通するように設けられている。例えば、5つのボルト穴122a1が直線状に等間隔で設けられている。
そして、膝ボトムベース121のボルト穴121a2と膝アーム122のボルト穴122a1とには、第1挿通部材としてボルト123が挿通されている。ボルト123によって、膝ボトムベース121と膝アーム122とが固定される。ボルト123は、例えばノブボルトである。
一方、第2ボトムである足ボトム130は、膝ボトム120と同様に、第2ボトムベースである足ボトムベース131及び第2アームである足アーム132を有する。
足ボトムベース131は、平面視形状が略U字状又は略コ字状のボトムフレーム部131aと、ボトムフレーム部131aの両端部に連結されたリンクフレーム部131bと、ボトムフレーム部131aとリンクフレーム部131bとで囲まれた領域に格子状に設けられた金属線131cとを有している。ボトムフレーム部131a及びリンクフレーム部131bは、例えば、断面形状が矩形の金属管である。
ボトムフレーム部131aは、互いに対向する一対のサイドフレーム(第2サイドフレーム)131a1を有している。さらに、ボトムフレーム部131aは、ボルト穴131a2(第2フレーム穴)を有する。本実施の形態において、ボルト穴131a2は、一対のサイドフレーム131a1の各々に設けられている。具体的に、ボルト穴131a2は、一対のサイドフレーム131a1の各々の外側面を貫通するように設けられている。
本実施の形態において、足ボトムベース131のボトムフレーム部131a(サイドフレーム131a1)はレール部であって、その内部には、足アーム132のサイドアーム部132aを受ける支持ローラ(不図示)が設けられている。
足アーム132は、ベッド長さ方向に延在する一対のサイドアーム部132aと、ベッド幅方向に延在し、かつ、一対のサイドアーム部132aの各々に連結されたリンクアーム部132bとを有する。本実施の形態において、足アーム132の平面視形状は、略コの字状又は略U字状である。また、サイドアーム部132a及びリンクアーム部132bは、例えば、金属製又は樹脂製である。
足アーム132の一対のサイドアーム部132aは、足ボトムベース131に接続されている。本実施の形態では、足アーム132の一対のサイドアーム部132aの各々は、足ボトムベース131のボトムフレーム部131aの両端部(一対のサイドフレーム131a1)の各々の開口から当該ボトムフレーム部131a(サイドフレーム131a1)内に挿入されて接続されている。
また、足アーム132のサイドアーム部132aは、足ボトムベース131のボトムフレーム部131a(サイドフレーム131a1)に対して相対的にスライド可能となっている。具体的には、足アーム132は、サイドアーム部132aが足ボトムベース131のボトムフレーム部131a(サイドフレーム131a1)に挿入された状態でスライドする。
なお、上述のとおり、足ボトムベース131のボトムフレーム部131a(サイドフレーム131a1)の内部には支持ローラが設けられているので、足アーム132のサイドアーム部132aは、ボトムフレーム部131a(サイドフレーム131a1)内を滑らかにスライド移動する。
さらに、足アーム132の一対のサイドアーム部132aの各々は、ベッド長さ方向に配列された複数のボルト穴132a1(第2アーム穴)を有する。複数のボルト穴132a1は、膝ボトム120のベッド長さ方向の長さを調整するための調整穴である。本実施の形態において、ボルト穴132a1は、一対のサイドアーム部132aの各々の側面を貫通するように設けられている。例えば、5つのボルト穴132a1が直線状に等間隔で設けられている。
そして、足ボトムベース131のボルト穴131a2と足アーム132のボルト穴132a1とには、第2挿通部材としてボルト133が挿通されている。ボルト133によって、足ボトムベース131と足アーム132とが固定される。ボルト123は、例えばノブボルトである。
本実施の形態において、膝ボトム120のベッド長さ方向の長さは、足ボトム130のベッド長さ方向の長さよりも短くなっている。また、膝アーム122のベッド長さ方向の長さは、足アーム132のベッド長さ方向の長さと同じである。つまり、膝ボトム120の膝ボトムベース121のベッド長さ方向の長さは、足ボトム130における足ボトムベース131のベッド長さ方向の長さよりも短い。
また、膝ボトム120と足ボトム130とは、2つのヒンジ140によって連結されている。具体的には、膝アーム122のリンクアーム部122bと足アーム132のリンクアーム部132bとは、対面して配置されており、かつ、ヒンジ140によって連結されている。本実施の形態において、膝アーム122及び足アーム132は、同形状及び同サイズの略コ字型アームであるので、膝アーム122及び足アーム132は、2つのコ字型アームの背(リンクアーム部)を対面させた配置となっている。
なお、各ヒンジ140は、膝アーム122(又は足アーム132)におけるリンクアーム部122b(又は132b)と一対のサイドアーム部122a(又は132a)との連結部分よりもベッド幅方向の内方に後退した位置に設けられている。
そして、膝アーム122と足アーム132とは、連動してベッド長さ方向(ユーザの頭から足又はその逆に向かう方向)に移動可能となっている。本実施の形態において、膝アーム122は膝ボトムベース121に対して摺動し、足アーム132は足ボトムベース131に対して摺動する。
具体的には、膝アーム122は、一対のサイドアーム部122aの各々が膝ボトムベース121の両端部の各々の開口内をスライドする。同様に、足アーム132は、一対のサイドアーム部132aの各々が足ボトムベース131の両端部の各々の開口内をスライドする。
次に、本実施の形態における電動ベッド1のボトムの長さ調整方法について、図4A〜図4Cを用いて説明する。図4A〜図4Cは、それぞれ、本発明の実施の形態1に係る電動ベッドにおける膝ボトム及び足ボトムの第1〜第3の状態を示す図である。
例えば電動ベッド1を利用するユーザの身長が通常の高さである場合(例えば通常の大人の背丈の場合)は、図4Aに示すように、膝ボトム120及び足ボトム130の各々のベッド長さ方向の長さは、例えば初期設定として通常の長さとなっている(第1の状態)。
このとき、例えば、膝ボトムベース121のボルト穴121a2と膝アーム122の5つのボルト穴122a1のうちの中央のボルト穴122a1とが合うようにボルト123がネジ込み挿入されている。同様に、足ボトムベース131のボルト穴131a2と足アーム132の5つのボルト穴132a1のうちの中央のボルト穴132a1とが合うようにボルト133がネジ込み挿入されている。
一方、電動ベッド1を利用するユーザの身長が通常よりも低い場合(例えば小柄な大人の背丈又は子どもの背丈の場合)は、図4Bに示すように、膝ボトム120のベッド長さ方向の長さを通常(第1の状態)の長さよりも短くする(第2の状態)。
具体的には、ボルト123及び133を緩めて、膝ボトムベース121と膝アーム122の固定を解除するとともに足ボトムベース131と足アーム132の固定を解除し、ヒンジ140で連結された膝アーム122及び足アーム132を膝ボトム120側(図4Bでは左側)の所定の位置までスライドさせる。これにより、ギャッジ動作の支点となるヒンジ140の位置を膝ボトム120側に移動させることができる。
例えば、膝アーム122の一対のサイドアーム部122aの各々を、膝ボトムベース121のボトムフレーム部121aの両端部(一対のサイドフレーム121a1)の各々の内部の奥に押し込むようにして膝アーム122及び足アーム132をスライドさせる。
このとき、膝ボトムベース121のボルト穴121a2に膝アーム122の所定のボルト穴122a1(例えば、最右端のボルト穴122a1)を合わせるように、かつ、足ボトムベース131のボルト穴131a2に足アーム132の所定のボルト穴132a1(例えば最右端のボルト穴132a1)を合わせるように、膝アーム122及び足アーム132をスライドさせる。
その後、ボルト123及び133を締めることで、膝ボトムベース121と膝アーム122とを固定するとともに足ボトムベース131と足アーム132とを固定する。
他方、電動ベッド1を利用するユーザの身長が通常よりも高い場合(例えば大柄な大人の背丈の場合)は、図4Cに示すように、膝ボトム120のベッド長さ方向の長さを通常(第1の状態)の長さよりも長くする(第3の状態)。
具体的には、ボルト123及び133を緩めて、膝ボトムベース121と膝アーム122の固定を解除するとともに足ボトムベース131と足アーム132の固定を解除し、ヒンジ140で連結された膝アーム122及び足アーム132を足ボトム130側(図4Cでは右側)の所定の位置までスライドさせる。これにより、ギャッジ動作の支点となるヒンジ140の位置を足ボトム130側に移動させることができる。
例えば、足アーム132の一対のサイドアーム部132aの各々を、足ボトムベース131のボトムフレーム部131aの両端部(一対のサイドフレーム131a1)の各々の内部の奥に押し込むようにして膝アーム122及び足アーム132をスライドさせる。
このとき、膝ボトムベース121のボルト穴121a2に膝アーム122の所定のボルト穴122a1(例えば、最左端のボルト穴122a1)を合わせるように、かつ、足ボトムベース131のボルト穴131a2に足アーム132の所定のボルト穴132a1(例えば最左端のボルト穴132a1)を合わせるように、膝アーム122及び足アーム132をスライドさせる。
その後、ボルト123及び133を締めることで、膝ボトムベース121と膝アーム122とを固定するとともに足ボトムベース131と足アーム132とを固定する。
以上のとおり、図4A〜図4Cに示すような長さ調整方法によって、膝ボトム120のベッド長さ方向の長さを通常(第1の状態)の長さよりも長くした状態(第2の状態)にしたり、通常(第1の状態)の長さよりも短くした状態(第3の状態)にしたりすることができる。
また、本実施の形態では、図4A〜図4Cに示すように、膝ボトム120と足ボトム130とを合わせたベッド長さ方向の長さLは、膝アーム122及び足アーム132のスライド前後において変化しない構造となっている。
したがって、図4Bに示すように、膝ボトム120のベッド長さ方向の長さを短くすることで足ボトム130のベッド長さ方向の長さが長くなり、一方、図4Cに示すように、膝ボトム120のベッド長さ方向の長さを長くすることで足ボトム130のベッド長さ方向の長さが短くなる。
なお、図4A〜図4Cでは、第1〜第3の3つの状態を示したが、本実施の形態では、膝アーム122及び足アーム132にはそれぞれ5つのボルト穴が設けられているので、5段階(5つの状態)で膝ボトム120の長さを調整することができる。
次に、本実施の形態における電動ベッド1の作用効果について、従来例の問題点を含めて説明する。図5A〜図5Cは、本発明の実施の形態1に係る電動ベッドにおけるボトムの長さ調整後の使用例を示す図であり、それぞれ膝ボトム及び足ボトムが第1〜第3の状態の場合に背上げのギャッジ動作を行った時の様子を示す図である。
一般的に、電動ベッドのギャッジ動作を行う場合、ユーザは、ギャッジ動作の支点の1つとなる背ボトム及び膝ボトム部分の連結部分(ヒンジ)に大転子を合わせるようにして電動ベッドに横たわる。
この場合、従来の電動ベッドでは、膝ボトムのベッド長さ方向の長さが一定であって変化しないので、ユーザの身長によっては、ギャッジ動作の他の支点である膝ボトム及び足ボトムの連結部分(ヒンジ)に膝の位置が合わないことがある。つまり、身長差によってユーザの大腿の長さも異なるので、ユーザの膝の位置が膝ボトムと足ボトムとの屈曲位置に合わないことがある。
この結果、従来の電動ベッドでは、ユーザは、足の痛みを感じたり、身体のずれや圧迫感を感じたりするという問題がある。
例えば、身長の低いユーザの場合、大腿の長さが短いので、背ボトム及び膝ボトム部分の連結部分に大転子を合わせてギャッジ動作を行うと、膝ボトム及び足ボトムの連結部分にユーザの下腿が位置することとなり、ユーザは足に痛みを感じてしまう。逆に、身長の高いユーザの場合では、膝ボトム及び足ボトムの連結部分にユーザの大腿が位置することとなり、この場合もユーザは足に痛みを感じてしまう。
また、足が痛いからといって、膝ボトム及び足ボトムの連結部分に膝の位置を合わせるように尻の位置をずらすと、ユーザは、身体のずれによる不快感を感じたり、腹部に圧力がかかって圧迫感を感じたりする。さらに、身体のずれによって床ずれの原因になったりもする。
これに対して、本実施の形態における電動ベッド1では、ヒンジ140で連結された膝アーム122及び足アーム132が連動してベッド長さ方向に移動することができるので、ヒンジ140の位置を調整することができる。つまり、ギャッジ動作の支点の1つである膝ボトム120及び足ボトム130の連結部分をシフトさせることができる。これにより、ユーザの身長差に応じてヒンジ140の位置を調整することによって、膝ボトム120及び足ボトム130の連結部分の位置とユーザの膝の位置とを合わせることができる。したがって、ユーザの身長に合わせた最適なギャッジ動作を行うことができるので、ユーザは、足の痛みを感じたり身体ずれや圧迫感を感じたりすることがない。
例えば、電動ベッド1を利用するユーザの身長が通常の高さである場合であって、図4Aに示すように膝ボトム120及び足ボトム130の各々のベッド長さ方向の長さが初期設定の長さで、膝ボトム120及び足ボトム130の連結部分(ヒンジ140)がユーザの膝の位置に合っている場合、ヒンジ140の位置を変更することなく、図5Aに示すように、背上げのギャッジ動作を行う。
一方、電動ベッド1を利用するユーザの身長が通常よりも低い場合は、図4Bに示すように膝ボトム120のベッド長さ方向の長さを短くしてヒンジ140の位置をシフトさせることによって、ユーザの膝の位置に膝ボトム120及び足ボトム130の連結部分(ヒンジ140)の位置を合わせる。その後、図5Bに示すように、背上げのギャッジ動作を行う。
他方、電動ベッド1を利用するユーザの身長が通常よりも高い場合は、図4Cに示すように膝ボトム120のベッド長さ方向の長さを長くしてヒンジ140の位置をシフトさせることによって、ユーザの膝の位置に膝ボトム120及び足ボトム130の連結部分(ヒンジ140)の位置を合わせる。その後、図5Cに示すように、背上げのギャッジ動作を行う。
このように、本実施の形態における電動ベッド1では、ユーザの下腿の長さに合わせてボトムの長さを調整することができるので、ユーザは、足の痛みを感じたり身体ずれや圧迫感を感じたりすることがない。なお、本実施の形態では、膝ボトム120のベッド長さ方向の長さを短くすることで足ボトム130のベッド長さ方向の長さが長くなったり(図4B、図5B)、膝ボトム120のベッド長さ方向の長さを長くすることで足ボトム130のベッド長さ方向の長さが短くなったり(図4C、図5C)しているが、ユーザの身体への影響はない。
以上説明したように、電動ベッド1における膝ボトム120及び足ボトム130は、連動してベッド長さ方向に移動することができる膝アーム122及び足アーム132を有している。
これにより、膝アーム122及び足アーム132を連結するヒンジ140の位置をベッド長さ方向にシフトさせることができるので、ユーザの身長に合わせた最適なギャッジ動作を行うことができる。
しかも、膝アーム122は、コ字型アームであり、ベッド長さ方向に延在する一対のサイドアーム部122aと、ベッド幅方向に延在し、かつ、一対のサイドアーム部122aの各々に連結されたリンクアーム部122bとを有しており、さらに、一対のサイドアーム部122aは、膝ボトムベース121に接続されている。
同様に、膝アーム122も、コ字型アームであり、ベッド長さ方向に延在する一対のサイドアーム部132aと、ベッド幅方向に延在し、かつ、一対のサイドアーム部132aの各々に連結されたリンクアーム部132bとを有しており、さらに、一対のサイドアーム部132aは、足ボトムベース131に接続されている。
膝アーム122及び足アーム132をこのような構成とすることによって、膝アーム122及び足アーム132を高強度の構造体とすることができる。これにより、膝ボトム120及び足ボトム130の全体の強度を大きくすることができる。
以上、本実施の形態に係る電動ベッド1によれば、長さを調節でき且つ強度が大きいボトムを有するので、機械的強度に優れた電動ベッドを実現することができる。
また、本実施の形態において、膝アーム122及び足アーム132を膝ボトムベース121及び足ボトムベース131に対して摺動させることで、膝アーム122と足アーム132とを移動させている。
これにより、膝アーム122と足アーム132とをベッド長さ方向に容易にスライド移動させることができる。
また、本実施の形態において、膝ボトム120と足ボトム130とを合わせたベッド長さ方向の長さは、膝アーム122及び足アーム132の移動前後において変化しない。
マットレス103の長さは通常変化しないので、膝アーム122及び足アーム132の移動によってボトム100全体の長さが短くなると、ギャッジ動作時にユーザに違和感を与える可能性がある。また、膝アーム122及び足アーム132の移動によってボトム100全体の長さが長くなると、足ボトム130がフットボードに当たってしまう可能性がある。
そこで、上記のように、膝ボトム120と足ボトム130とを合わせたベッド長さ方向の長さが膝アーム122及び足アーム132の移動前後において変化しない構造としている。これにより、ボトム100全体のベッド長さ方向の長さが変化しないので、ギャッジ動作時にユーザが違和感を感じることもないし、足ボトム130がフットボードに当たってしまうこともない。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2に係る電動ベッドについて、図6及び図7を用いて説明する。図6及び図7は、本発明の実施の形態2に係る電動ベッドにおける膝ボトム及び足ボトムの外観斜視図及び平面図である。
本実施の形態における膝ボトム220及び足ボトム230は、実施の形態1における膝ボトム120及び足ボトム130と同様に、ヒンジ140で連結された膝アーム222と足アーム232とが連動してベッド長さ方向に移動可能となっているが、実施の形態1における膝ボトム120及び足ボトム130とは具体的な構造が異なる。なお、本実施の形態において、膝ボトム220及び足ボトム230以外の構成は、実施の形態1と同様の構成である。
図6及び図7に示すように、本実施の形態における膝ボトム220(第1ボトム)は、膝ボトムベース221(第1ボトムベース)と、膝アーム222(第1アーム)と、膝ボトム板223(第1板状部材)とを有する。
膝ボトムベース221は、床板部材であって、金属製又は樹脂製の板状の支持台である。膝ボトムベース221の両サイド部には、膝アーム222の一対のサイドアーム部222aの各々がスライド挿入される囲繞空間領域であるレール部が設けられている。このレール部の内部には、膝アーム222のサイドアーム部222aを受ける支持ローラ(不図示)が設けられている。
膝ボトムベース221には、ピン穴221a(第1ベース穴)が設けられている。ピン穴221aは、例えば、膝ボトムベース221を貫通する貫通孔であり、膝ボトム板223のピン穴223aと重なるように設けられている。
膝ボトムベース221における膝ボトム板223との接触部分には、膝ボトム板223の一部が載置される凹部221bが形成されている。ピン穴221aは、凹部221bにおけるベッド幅方向の中央部に設けられている。
膝アーム222は、ベッド長さ方向に延在する一対のサイドアーム部222aと、ベッド幅方向に延在し、かつ、一対のサイドアーム部222aの各々に連結されたリンクアーム部222bとを有する。本実施の形態でも、膝アーム222の平面視形状は、略コの字状又は略U字状であり、サイドアーム部222a及びリンクアーム部222bは、例えば、金属製又は樹脂製である。
膝アーム222の一対のサイドアーム部222aは、膝ボトムベース221に接続されている。本実施の形態では、膝アーム222の一対のサイドアーム部222aの各々は、膝ボトムベース221の両端部の各々のレール部の開口から当該レール部内に挿入されて接続されている。
また、膝アーム222のサイドアーム部222aは、膝ボトムベース221に対して相対的にスライド可能となっている。具体的には、膝アーム222は、サイドアーム部222aが膝ボトムベース221のレール部に挿入された状態でスライドする。
膝ボトム板223は、膝アーム222のリンクアーム部222bに接続され、かつ、膝ボトムベース221の上面の少なくとも一部に接触している。つまり、膝ボトム板223は、膝アーム222と膝ボトムベース221とに跨がるように配置されており、膝ボトム220の補強板となっている。
また、膝ボトム板223のベッド長さ方向の一方端は膝アーム222に固定されているが、膝ボトム板223のベッド長さ方向の他方端は膝ボトムベース221に固定されていない。これにより、膝ボトム板223は、膝ボトムベース221の凹部221bの表面に接触した状態で、膝アーム222及び足アーム232と連動してベッド長さ方向に移動する。
膝ボトム板223は、ベッド長さ方向に配列された複数のピン穴223a(第1穴)を有する。複数のピン穴223aは、膝ボトム220のベッド長さ方向の長さを調整するための調整穴である。本実施の形態において、複数のピン穴223aは、膝ボトム板223におけるベッド幅方向の中央部に設けられている。例えば、5つのピン穴223aが直線状に等間隔で設けられている。このように、膝ボトム板223は、膝ボトム220のベッド長さ方向の長さを調整する調整板としても機能する。
そして、膝ボトムベース221のピン穴221aと膝ボトム板223のピン穴223aとには、第1挿通部材としてピン224が挿通されている。ピン224は、位置決めピンであり、膝ボトムベース221及び膝ボトム板223の厚み方向に挿通される。ピン224をピン穴221aとピン穴223aとに挿通させることによって、膝ボトムベース221と膝アーム222との位置が決定される。ピン224は、例えば平頭ピンである。
一方、本実施の形態における足ボトム230(第2ボトム)は、膝ボトム220と同様に、足ボトムベース231(第2ボトムベース)と、足アーム232(第2アーム)と、足ボトム板233(第2板状部材)とを有する。
足ボトムベース231は、床板部材であって、金属製又は樹脂製の板状の支持台である。足ボトムベース231の両サイド部には、足アーム232の一対のサイドアーム部232aの各々がスライド挿入される囲繞空間領域であるレール部が設けられている。このレール部の内部には、足アーム232のサイドアーム部232aを受ける支持ローラ(不図示)が設けられている。
足ボトムベース231には、ピン穴231a(第2ベース穴)が設けられている。ピン穴231aは、例えば、足ボトムベース231を貫通する貫通孔であり、足ボトム板233のピン穴233aと重なるように設けられている。
足ボトムベース231における足ボトム板233との接触部分には、足ボトム板233の一部が載置される凹部231bが形成されている。ピン穴231aは、凹部231bにおけるベッド幅方向の中央部に設けられている。
足アーム232は、ベッド長さ方向に延在する一対のサイドアーム部232aと、ベッド幅方向に延在し、かつ、一対のサイドアーム部232aの各々に連結されたリンクアーム部232bとを有する。膝アーム222と同様に、足アーム232の平面視形状は、略コの字状又は略U字状であり、サイドアーム部232a及びリンクアーム部232bは、例えば、金属製又は樹脂製である。
足アーム232の一対のサイドアーム部232aは、足ボトムベース231に接続されている。本実施の形態では、足アーム232の一対のサイドアーム部232aの各々は、足ボトムベース231の両端部の各々のレール部の開口から当該レール部内に挿入されて接続されている。
また、足アーム232のサイドアーム部232aは、足ボトムベース231に対して相対的にスライド可能となっている。具体的には、足アーム232は、サイドアーム部232aが足ボトムベース231のレール部に挿入された状態でスライドする。
足ボトム板233は、足アーム232のリンクアーム部232bに接続され、かつ、足ボトムベース231の上面の少なくとも一部に接触している。つまり、足ボトム板233は、足アーム232と足ボトムベース231とに跨がるように配置されており、足ボトム230の補強板となっている。
また、足ボトム板233のベッド長さ方向の一方端は足アーム232に固定されているが、足ボトム板233のベッド長さ方向の他方端は足ボトムベース231に固定されていない。これにより、足ボトム板233は、足ボトムベース231の凹部231bの表面に接触した状態で、膝アーム222及び足アーム232と連動してベッド長さ方向に移動する。
足ボトム板233は、ベッド長さ方向に配列された複数のピン穴233a(第2穴)を有する。複数のピン穴233aは、膝ボトム220のベッド長さ方向の長さを調整するための調整穴である。本実施の形態において、複数のピン穴233aは、足ボトム板233におけるベッド幅方向の中央部に設けられている。例えば、5つのピン穴233aが直線状に等間隔で設けられている。
そして、足ボトムベース231のピン穴231aと膝ボトム板223のピン穴223aとには、第2挿通部材としてピン234が挿通されている。ピン234は、位置決めピンであり、足ボトムベース231及び膝ボトム板223の厚み方向に挿通される。ピン234をピン穴231aとピン穴223aとに挿通させることによって、足ボトムベース231と足アーム232との位置が決定される。ピン234は、例えば平頭ピンである。
本実施の形態でも、膝ボトム220のベッド長さ方向の長さは、足ボトム230のベッド長さ方向の長さよりも短くなっている。また、膝アーム222のベッド長さ方向の長さは、足アーム232のベッド長さ方向の長さと同じである。つまり、膝ボトム220の膝ボトムベース221のベッド長さ方向の長さは、足ボトム230における足ボトムベース231のベッド長さ方向の長さよりも短い。
また、膝ボトム220と足ボトム230とは、実施の形態1と同様に、2つのヒンジ140によって連結されている。具体的には、膝アーム222のリンクアーム部222bと足アーム232のリンクアーム部232bとは、対面して配置されており、かつ、ヒンジ140によって連結されている。本実施の形態でも、膝アーム222及び足アーム232は、同形状及び同サイズの略コ字型アームであるので、膝アーム222及び足アーム232は、2つのコ字型アームの背(リンクアーム部)を対面させた配置となっている。
そして、膝アーム222と足アーム232とは、連動してベッド長さ方向に移動可能となっている。本実施の形態では、膝アーム222及び膝ボトム板223は膝ボトムベース221に対して摺動し、足アーム232及び足ボトム板233は足ボトムベース231に対して摺動する。
具体的には、膝アーム222は、一対のサイドアーム部222aの各々が膝ボトムベース221の両サイド部の各々のレール部内をスライドする。同様に、足アーム232は、一対のサイドアーム部232aの各々が足ボトムベース231の両サイド部の各々のレール部内をスライドする。
なお、本実施の形態において、膝ボトムベース221及び足ボトムベース231には、複数の長円貫通孔がベッド幅方向に沿って設けられている。これにより、膝ボトムベース221及び足ボトムベース231の通気性を向上させることができる。
また、膝ボトム板223及び足ボトム板233にも、複数の長円貫通孔がベッド幅方向に沿って2列で設けられている。これにより、膝ボトム板223及び足ボトム板233の通気性を向上させることができる。
また、膝ボトム板223及び足ボトム板233は、ベッド幅方向に延在するような一枚の板形状であるが、これに限らない。例えば、膝ボトム板223及び足ボトム板233は、ベッド幅方向に複数に分割されて延在していてもよい。
また、本実施の形態では、膝ボトム220及び足ボトム230の両方に、位置決めピンとしてピン224及び234を設けたが、位置決めピンは、膝ボトム220及び足ボトム230のいずれか一方のみに設けてもよい。
次に、本実施の形態における電動ベッドのボトムの長さ調整方法について、図8A〜図8Cを用いて説明する。図8A〜図8Cは、それぞれ、本発明の実施の形態2に係る電動ベッドにおける膝ボトム及び足ボトムの第1〜第3の状態を示す図である。
例えば電動ベッドを利用するユーザの身長が通常の高さである場合は、図8Aに示すように、膝ボトム220及び足ボトム230の各々のベッド長さ方向の長さは、例えば初期設定として通常の長さとなっている(第1の状態)。
このとき、例えば、膝ボトムベース221のピン穴221aと膝ボトム板223の5つのピン穴233aのうちの中央のピン穴233aとが合うようにピン224が挿通されている。同様に、足ボトムベース231のピン穴231aと足ボトム板233の5つのピン穴233aのうちの中央のピン穴233aとが合うようにピン234が挿通されている。
一方、電動ベッドを利用するユーザの身長が通常よりも低い場合は、図8Bに示すように、膝ボトム220のベッド長さ方向の長さを通常(第1の状態)の長さよりも短くする(第2の状態)。
具体的には、ピン224及び234を抜き出して、膝ボトムベース221と膝アーム222及び膝ボトム板223との固定を解除するとともに足ボトムベース231と足アーム232及び足ボトム板233との固定を解除し、ヒンジ140で連結された膝アーム222及び足アーム232を、膝ボトム板223及び足ボトム板233とともに、膝ボトム220側(図8Bでは左側)の所定の位置までスライドさせる。これにより、ギャッジ動作の支点となるヒンジ140の位置を膝ボトム220側に移動させることができる。
例えば、膝アーム222の一対のサイドアーム部222aの各々を、膝ボトムベース221の両サイド部のレール部の各々の内部の奥に押し込むようにして膝アーム222及び足アーム232をスライドさせる。
このとき、膝ボトムベース221のピン穴221aに膝ボトム板223の所定のピン穴223a(例えば、最右端のピン穴223a)を合わせるように、かつ、足ボトムベース231のピン穴231aに足ボトム板233の所定のピン穴233a(例えば最右端のピン穴233a)を合わせるように、膝アーム222及び足アーム232とともに膝ボトム板223及び足ボトム板233をスライドさせる。
その後、ピン穴221aとピン穴223aとにピン224を再び差し込むとともにピン穴231aとピン穴233aとにピン234を再び差し込むことで、膝ボトムベース221と膝アーム222及び膝ボトム板223とを固定するとともに足ボトムベース231と足アーム232及び膝ボトム板223とを固定する。
他方、電動ベッドを利用するユーザの身長が通常よりも高い場合は、図8Cに示すように、膝ボトム220のベッド長さ方向の長さを通常(第1の状態)の長さよりも長くする(第3の状態)。
具体的には、ピン224及び234を抜き出して、膝ボトムベース221と膝アーム222及び膝ボトム板223との固定を解除するとともに足ボトムベース231と足アーム232及び足ボトム板233との固定を解除し、ヒンジ140で連結された膝アーム222及び足アーム232を、膝ボトム板223及び足ボトム板233とともに、足ボトム230側(図8Cでは右側)の所定の位置までスライドさせる。これにより、ギャッジ動作の支点となるヒンジ140の位置を足ボトム230側に移動させることができる。
例えば、足アーム232の一対のサイドアーム部232aの各々を、足ボトムベース231の両サイド部のレール部の各々の内部の奥に押し込むようにして足アーム232及び足アーム232をスライドさせる。
このとき、膝ボトムベース221のピン穴221aに膝ボトム板223の所定のピン穴223a(例えば、最右端のピン穴223a)を合わせるように、かつ、足ボトムベース231のピン穴231aに足ボトム板233の所定のピン穴233a(例えば最左端のピン穴233a)を合わせるように、膝アーム222及び足アーム232とともに膝ボトム板223及び足ボトム板233をスライドさせる。
その後、ピン穴221aとピン穴223aとにピン224を再び差し込むとともにピン穴231aとピン穴233aとにピン234を再び差し込むことで、膝ボトムベース221と膝アーム222及び膝ボトム板223とを固定するとともに足ボトムベース231と足アーム232及び膝ボトム板223とを固定する。
以上のとおり、図8A〜図8Cに示すような長さ調整方法によって、膝ボトム220のベッド長さ方向の長さを通常(第1の状態)の長さよりも長くした状態(第2の状態)にしたり、通常(第1の状態)の長さよりも短くした状態(第3の状態)にしたりすることができる。
また、本実施の形態でも、図8A〜図8Cに示すように、膝ボトム220と足ボトム230とを合わせたベッド長さ方向の長さLは、膝アーム222及び足アーム232のスライド前後において変化しない構造となっている。
このように構成される本実施の形態における電動ベッドでは、実施の形態1と同様の方法で、背上げ及び背下げのギャッジ動作を行うことができる。
なお、図8A〜図8Cでは、第1〜第3の3つの状態を示したが、本実施の形態では、膝ボトム板223及び足ボトム板233にはそれぞれ5つのピン穴が設けられているので、5段階(5つの状態)で膝ボトム220の長さを調整することができる。
以上説明したように、本実施の形態における電動ベッドでも、ヒンジ140で連結された膝アーム222及び足アーム232が連動してベッド長さ方向に移動することができるので、ヒンジ140の位置を調整することができる。これにより、ユーザの身長差に応じてヒンジ140の位置を調整することによって、膝ボトム220及び足ボトム230の連結部分の位置とユーザの膝の位置とを合わせることができる。したがって、ユーザの身長に合わせた最適なギャッジ動作を行うことができるので、ユーザは、足の痛みを感じたり身体ずれや圧迫感を感じたりすることがない。
しかも、本実施の形態でも、膝アーム222は、コ字型アームであり、ベッド長さ方向に延在する一対のサイドアーム部222aと、ベッド幅方向に延在し、かつ、一対のサイドアーム部222aの各々に連結されたリンクアーム部222bとを有しており、さらに、一対のサイドアーム部222aは、膝ボトムベース221に接続されている。
同様に、膝アーム222も、コ字型アームであり、ベッド長さ方向に延在する一対のサイドアーム部232aと、ベッド幅方向に延在し、かつ、一対のサイドアーム部232aの各々に連結されたリンクアーム部232bとを有しており、さらに、一対のサイドアーム部232aは、足ボトムベース231に接続されている。
膝アーム222及び足アーム232をこのような構成とすることによって、膝アーム222及び足アーム232を高強度の構造体とすることができる。これにより、膝ボトム220及び足ボトム230の全体の強度を大きくすることができる。
さらに、本実施の形態では、膝ボトム板223及び足ボトム板233が設けられている。これにより、膝ボトム220及び足ボトム230の全体の強度を一層大きくすることができる。
以上、本実施の形態に係る電動ベッドによれば、長さを調節することができ且つ実施の形態1よりも強度が大きいボトムを有するので、さらに機械的強度に優れた電動ベッドを実現することができる。
また、本実施の形態では、ピン224及び234を抜き差しするだけで、膝アーム222のベッド長さ方向の長さを調整することができる。これにより、特別な工具を用いることなく、介護者やユーザ等が簡単に膝アーム222の長さを調整できる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3に係る電動ベッドについて、図9及び図10を用いて説明する。図9及び図10は、本発明の実施の形態3に係る電動ベッドにおける膝ボトム及び足ボトムの外観斜視図及び平面図である。
本実施の形態における膝ボトム320及び足ボトム330は、実施の形態2における膝ボトム220及び足ボトム230と同様に、ヒンジ140で連結された膝アーム322と足アーム332とが連動してベッド長さ方向に移動可能となっているが、実施の形態1における膝ボトム120及び足ボトム130とは具体的な構造が異なる。なお、本実施の形態において、膝ボトム320及び足ボトム330以外の構成は、実施の形態1と同様の構成である。
図9及び図10に示すように、本実施の形態における膝ボトム320(第1ボトム)は、膝ボトムベース321(第1ボトムベース)と、膝アーム322(第1アーム)と、膝ボトム板323(第1板状部材)とを有する。
膝ボトムベース321は、床板部材であって、金属製又は樹脂製の板状の支持台である。膝ボトムベース321の両サイド部には、膝アーム322の一対のサイドアーム部322aの各々が摺動するレール部が設けられている。本実施の形態におけるレール部は、ベッド長さ方向に沿って形成され、かつ、膝ボトムベース321の厚みを薄くした薄肉部である。
膝ボトムベース321の両サイド部の各々には、一対のピン穴321a(第1ベース穴)が設けられている。一対のピン穴321aの各々は、膝アーム322におけるサイドアーム部322aのピン穴322a1と重なるように設けられている。
膝ボトムベース321における膝ボトム板323との接触部分には、膝ボトム板323の一部が載置される凹部321bが形成されている。
膝アーム322は、ベッド長さ方向に延在する一対のサイドアーム部322aと、ベッド幅方向に延在し、かつ、一対のサイドアーム部322aの各々に連結されたリンクアーム部322bとを有する。本実施の形態でも、膝アーム322の平面視形状は、略コの字状又は略U字状であり、サイドアーム部322a及びリンクアーム部322bは、例えば、金属製又は樹脂製である。
膝アーム322の一対のサイドアーム部322aは、膝ボトムベース321に接続されている。本実施の形態において、一対のサイドアーム部322aの各々は、断面コ字形状であり、膝ボトムベース321の両端部の各々のレール部を側方から挟み込むように接続されている。
また、膝アーム322のサイドアーム部322aは、膝ボトムベース321に対して相対的にスライド可能となっている。具体的には、膝アーム322は、サイドアーム部322aが膝ボトムベース321のレール部を挟み込んだ状態でスライドする。
膝アーム322の一対のサイドアーム部322aの各々には、ベッド長さ方向に配列された複数のピン穴322a1(第1アーム穴)が設けられている。複数のピン穴322a1は、膝ボトム120のベッド長さ方向の長さを調整するための調整穴である。本実施の形態において、ピン穴322a1は、一対のサイドアーム部322aの上面を貫通するように設けられている。例えば、5つのピン穴322a1が直線状に等間隔で設けられている。
そして、膝ボトムベース321のピン穴321aと膝アーム322のピン穴322a1とには、挿通部材としてピン324が挿通されている。ピン324は、位置決めピンであり、膝ボトムベース321の厚み方向に挿通される。ピン324をピン穴321aとピン穴322a1とに挿通させることによって、膝ボトムベース321と膝アーム322との位置が決定される。ピン324は、例えば平頭ピンである。
本実施の形態において、膝ボトム板323は、複数枚設けられている。各膝ボトム板323は、膝アーム322のリンクアーム部322bに接続され、かつ、膝ボトムベース321の上面の少なくとも一部に接触している。つまり、各膝ボトム板323は、膝アーム322と膝ボトムベース321とに跨がるように配置されており、膝ボトム320の補強板となっている。
また、各膝ボトム板323のベッド長さ方向の一方端は膝アーム322に固定されているが、各膝ボトム板323のベッド長さ方向の他方端は膝ボトムベース321に固定されていない。これにより、膝ボトム板323は、膝ボトムベース321の凹部321bの表面に接触した状態で、膝アーム322及び足アーム332と連動してベッド長さ方向に移動する。
一方、本実施の形態における足ボトム330(第2ボトム)は、膝ボトム320と同様に、足ボトムベース331(第2ボトムベース)と、足アーム332(第2アーム)と、足ボトム板333(第2板状部材)とを有する。さらに、足ボトム330は、足アーム332に対して回動可能に当該足アーム332に連結された連結バー334を有する。
足ボトムベース331は、床板部材であって、金属製又は樹脂製の板状の支持台である。足ボトムベース331の両サイド部には、足アーム332の一対のサイドアーム部332aの各々が摺動するレール部が設けられている。本実施の形態におけるレール部は、ベッド長さ方向に沿って形成され、かつ、足ボトムベース331の厚みを薄くした薄肉部である。
足ボトムベース331における足ボトム板333との接触部分には、足ボトム板333の一部が載置される凹部331bが形成されている。
また、足ボトムベース331には、連結バー334をベッド長さ方向に複数段で収納する溝部331cが設けられている。本実施の形態において、溝部331cは、膝アーム322のピン穴322a1と同数となる5段階で連結バー334を収納できるように形成されている。具体的には、溝部331cは、ベッド幅方向に沿って形成された5本の横溝と、当該横溝を挟むようにベッド長さ方向に沿って形成された一対の縦溝とを有する。
足アーム332は、ベッド長さ方向に延在する一対のサイドアーム部332aと、ベッド幅方向に延在し、かつ、一対のサイドアーム部332aの各々に連結されたリンクアーム部332bとを有する。膝アーム322と同様に、足アーム332の平面視形状は、略コの字状又は略U字状であり、サイドアーム部332a及びリンクアーム部332bは、例えば、金属製又は樹脂製である。
足アーム332の一対のサイドアーム部332aは、足ボトムベース331に接続されている。本実施の形態において、一対のサイドアーム部332aの各々は、断面コ字形状であり、足ボトムベース331の両端部の各々のレール部を側方から挟み込むように接続されている。
また、足アーム332のサイドアーム部332aは、足ボトムベース331に対して相対的にスライド可能となっている。具体的には、足アーム332は、サイドアーム部332aが足ボトムベース331のレール部を挟み込んだ状態でスライドする。
本実施の形態において、足ボトム板333は、複数枚設けられている。各足ボトム板333は、足アーム332のリンクアーム部332bに接続され、かつ、足ボトムベース331の上面の少なくとも一部に接触している。つまり、各足ボトム板333は、足アーム332と足ボトムベース331とに跨がるように配置されており、足ボトム330の補強板となっている。
また、各足ボトム板333のベッド長さ方向の一方端は足アーム332に固定されているが、各足ボトム板333のベッド長さ方向の他方端は足ボトムベース331に固定されていない。これにより、足ボトム板333は、足ボトムベース331の凹部331bの表面に接触した状態で、膝アーム322及び足アーム332と連動してベッド長さ方向に移動する。
連結バー334は、平面視形状が略U字状又は略コ字状であり、ベッド長さ方向であって足アーム332のリンクアーム部332bを起点に膝ボトム320とは反対側の方向(フットボード側の方向)に延在する一対の第1ロッド部334aと、一対の第1ロッド部334aを連結する第2ロッド部334b(把持部)とを有する。
連結バー334は、図11に示すように、足アーム332に対して回動可能である。具体的には、一対の第1ロッド部334aが、足アーム332のリンクアーム部332bに対して回動可能に当該リンクアーム部332bに連結されている。連結バー334は、例えば、金属製又は樹脂製である。
本実施の形態でも、膝ボトム320のベッド長さ方向の長さは、足ボトム330のベッド長さ方向の長さよりも短くなっている。また、膝アーム322のベッド長さ方向の長さは、足アーム332のベッド長さ方向の長さと同じである。つまり、膝ボトム320の膝ボトムベース321のベッド長さ方向の長さは、足ボトム330における足ボトムベース331のベッド長さ方向の長さよりも短い。
また、膝ボトム320と足ボトム330とは、実施の形態1、2と同様に、2つのヒンジ140によって連結されている。具体的には、膝アーム322のリンクアーム部322bと足アーム332のリンクアーム部332bとは、対面して配置されており、かつ、ヒンジ140によって連結されている。本実施の形態でも、膝アーム322及び足アーム332は、同形状及び同サイズの略コ字型アームであるので、膝アーム322及び足アーム332は、2つのコ字型アームの背(リンクアーム部)を対面させた配置となっている。
そして、膝アーム322と足アーム332とは、連動してベッド長さ方向に移動可能となっている。本実施の形態では、膝アーム322及び膝ボトム板323は膝ボトムベース321に対して摺動し、足アーム332及び足ボトム板333は足ボトムベース331に対して摺動する。
具体的には、膝アーム322は、一対のサイドアーム部322aの各々が膝ボトムベース321の両サイド部の各々のレール部を挟み込むようにスライドする。同様に、足アーム332は、一対のサイドアーム部332aの各々が足ボトムベース331の両サイド部の各々のレール部を挟み込むようにスライドする。
なお、本実施の形態でも、膝ボトムベース321及び足ボトムベース331には、複数の長円貫通孔がベッド幅方向に沿って設けられている。また、膝ボトム板323及び足ボトム板333にも、複数の長円貫通孔がベッド幅方向に沿って2列で設けられている。
また、膝ボトム板323及び足ボトム板333は、ベッド幅方向に複数に分割されて設けられているが、実施の形態2のように、ベッド幅方向に延在する一枚の板形状であってもよい。
次に、本実施の形態における電動ベッドのボトムの長さ調整方法について、図12A〜図12Cを用いて説明する。図12A〜図12Cは、それぞれ、本発明の実施の形態3に係る電動ベッドにおける膝ボトム及び足ボトムの第1〜第3の状態を示す図である。なお、図12A〜図12Cにおいて、(a)は平面図であり、(b)は側面図である。また、(b)では、連結バー334を持ち上げた状態を示している。
例えば電動ベッドを利用するユーザの身長が通常の高さである場合は、図12Aに示すように、膝ボトム320及び足ボトム330の各々のベッド長さ方向の長さは、例えば初期設定として通常の長さとなっている(第1の状態)。
このとき、例えば、膝ボトムベース321のピン穴321aと膝アーム322の5つのピン332a1のうちの中央のピン穴332a1とが合うようにピン324が挿通されている。なお、本実施の形態では、足ボトムベース331と足アーム332とはピンで固定されていない。
一方、電動ベッドを利用するユーザの身長が通常よりも低い場合は、図12Bに示すように、膝ボトム320のベッド長さ方向の長さを通常(第1の状態)の長さよりも短くする(第2の状態)。
具体的には、ピン324を抜き出して、膝ボトムベース321と膝アーム322との固定を解除し、ヒンジ140で連結された膝アーム322及び足アーム332を、膝ボトム板323及び足ボトム板333とともに、膝ボトム320側(図12Bでは左側)の所定の位置までスライドさせる。これにより、ギャッジ動作の支点となるヒンジ140の位置を膝ボトム320側に移動させることができる。
この場合、連結バー334の第2ロッド部334bを手で掴んで膝ボトム320側に引っ張るだけで膝アーム322及び足アーム332をスライドさせることができる。また、スライドさせる際、膝ボトムベース321のピン穴221aに膝アーム322の所定のピン穴322a1(例えば、最右端のピン穴322a1)を合わせるようにスライドさせる。
その後、ピン穴321aとピン穴322a1とにピン324を再び差し込むことで、膝ボトムベース321と膝アーム322とを固定する。
他方、電動ベッドを利用するユーザの身長が通常よりも高い場合は、図12Cに示すように、膝ボトム320のベッド長さ方向の長さを通常(第1の状態)の長さよりも長くする(第3の状態)。
具体的には、ピン324を抜き出して、膝ボトムベース321と膝アーム322との固定を解除し、ヒンジ140で連結された膝アーム322及び足アーム332を、膝ボトム板323及び足ボトム板333とともに、足ボトム330側(図12Cでは右側)の所定の位置までスライドさせる。これにより、ギャッジ動作の支点となるヒンジ140の位置を足ボトム330側に移動させることができる。
この場合、連結バー334の第2ロッド部334bを手で掴んで足ボトム330側に引っ張るだけで膝アーム322及び足アーム332をスライドさせることができる。また、スライドさせる際、膝ボトムベース321のピン穴221aに膝アーム322の所定のピン穴322a1(例えば、最左端のピン穴322a1)を合わせるようにスライドさせる。
その後、ピン穴321aとピン穴322a1とにピン324を再び差し込むことで、膝ボトムベース321と膝アーム322とを固定する。
以上のとおり、図12A〜図12Cに示すような長さ調整方法によって、膝ボトム320のベッド長さ方向の長さを通常(第1の状態)の長さよりも長くした状態(第2の状態)にしたり、通常(第1の状態)の長さよりも短くした状態(第3の状態)にしたりすることができる。
また、本実施の形態でも、図12A〜図12Cに示すように、膝ボトム320と足ボトム330とを合わせたベッド長さ方向の長さLは、膝アーム322及び足アーム332のスライド前後において変化しない構造となっている。
なお、図12A〜図12Cでは、第1〜第3の3つの状態を示したが、本実施の形態では、膝アーム322には5つのピン穴が設けられているとともに足ボトムベース321には5本の溝が設けられているので、5段階(5つの状態)で膝ボトム320の長さを調整することができる。
このように構成される本実施の形態における電動ベッドでは、実施の形態1と同様の方法で、背上げ及び背下げのギャッジ動作を行うことができる。この場合、膝ボトム320と足ボトム330は、図13に示すようにしてヒンジ140を支点として屈曲する。なお、図13は、本発明の実施の形態3に係る電動ベッドにおけるギャッジ動作時の膝ボトム及び足ボトム(第1の状態)を示す図である。
以上説明したように、本実施の形態における電動ベッドでも、ヒンジ140で連結された膝アーム322及び足アーム332が連動してベッド長さ方向に移動することができるので、ヒンジ140の位置を調整することができる。これにより、ユーザの身長差に応じてヒンジ140の位置を調整することによって、膝ボトム320及び足ボトム330の連結部分の位置とユーザの膝の位置とを合わせることができる。したがって、ユーザの身長に合わせた最適なギャッジ動作を行うことができるので、ユーザは、足の痛みを感じたり身体ずれや圧迫感を感じたりすることがない。
しかも、本実施の形態でも、膝アーム322は、コ字型アームであり、ベッド長さ方向に延在する一対のサイドアーム部322aと、ベッド幅方向に延在し、かつ、一対のサイドアーム部322aの各々に連結されたリンクアーム部322bとを有しており、さらに、一対のサイドアーム部322aは、膝ボトムベース321に接続されている。
同様に、膝アーム322も、コ字型アームであり、ベッド長さ方向に延在する一対のサイドアーム部332aと、ベッド幅方向に延在し、かつ、一対のサイドアーム部332aの各々に連結されたリンクアーム部332bとを有しており、さらに、一対のサイドアーム部332aは、足ボトムベース331に接続されている。
膝アーム322及び足アーム332をこのような構成とすることによって、膝アーム322及び足アーム332を高強度の構造体とすることができる。これにより、膝ボトム320及び足ボトム330の全体の強度を大きくすることができる。
さらに、本実施の形態では、膝ボトム板323及び足ボトム板333が設けられている。これにより、膝ボトム320及び足ボトム330の全体の強度を一層大きくすることができる。
以上、本実施の形態に係る電動ベッドによれば、長さを調節することができ、且つ実施の形態1よりも強度が大きいボトムを有するので、さらに機械的強度に優れた電動ベッドを実現することができる。
また、本実施の形態では、ピン324を抜き差しするだけで、膝アーム322のベッド長さ方向の長さを調整することができる。これにより、特別な工具を用いることなく、介護者やユーザ等が簡単に膝アーム322の長さを調整できる。
しかも、本実施の形態では、ピン324が膝ボトムベース321の両サイド部のピン穴321aに挿通されているので、ベッドを利用するユーザが寝たままの状態でピン324を抜き差しできる。
さらに、連結バー334における第2ロッド部334b(把持部)が、フットボード側に向かって延在する一対の第1ロッド部334aに連結されているので、第2ロッド部334bをフットボード側に近づけることができる。これにより、ベッドを利用するユーザが寝たままの状態で連結バー334を掴むことができる。
このように、ベッドを利用するユーザが寝たままの状態でピン324の抜き差しと連結バー334の操作を行うことができるので、ユーザが電動ベッドから降りることなく寝たままの状態で膝アーム322の長さ調整を行うことができる。
(その他変形例等)
以上、本発明に係る電動ベッドについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記の各実施の形態では、ボトムは、背ボトムと膝ボトムと足ボトムの3つのボトムによって構成したが、これに限らない。具体的には、図14に示すように、背ボトム110と腰ボトム(尻ボトム)140と膝ボトム120と足ボトム130との4つのボトムによって構成されていてもよい。なお、腰ボトム112は、ユーザの腰部分に対応する位置に配置される。
また、上記の各実施の形態では、膝ボトムのベッド長さ方向の長さを5段階で調整できるようにしたが、これに限らず、複数段階で調整できればよい。例えば、膝ボトムのベッド長さ方向の長さを、2〜4段階で調整できるようにしてもよいし、6段階以上で調整できるようにしてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。