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JP6502082B2 - タイヤモールド及びゴム止め弁 - Google Patents
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JP6502082B2 - タイヤモールド及びゴム止め弁 - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤを成形するための成形室を構成する複数のモールドを備えるタイヤモールドに関する。また、本発明は、ゴムが侵入することを抑制するゴム止め弁に関する。
従来、タイヤモールドとして、タイヤを成形するための成形室を構成する複数のモールドを備えるタイヤモールドが、知られている。該モールドは、成形室内の気体を排出するために、成形室の内外を連通するベントホールと、ベントホール内に配置される開閉弁とを備えている。該開閉弁は、成形室内の気体が流入する流入孔を有する弁座と、流入孔を完全に閉塞するように弁座に接触する弁体とを備えている(例えば、特許文献1及び2)。
まず、タイヤ成形初期においては、弁体が弁座から離間することで、流入孔が開放され、成形室内の空気がベントホールから排出される。その後、タイヤ成形後期においては、ゴムが流入孔に近づくことにより、成形室内の空気圧が低下するため、弁体が弁座に接触することで、流入孔が完全に閉塞される。
ところで、流入孔を閉塞するタイミングが遅い場合は、流入孔にゴムが侵入し、弁体と弁座との間でゴムの噛みこみが発生する。また、流入孔を閉塞するタイミングが早い場合は、成形室内に気体溜まりが発生するため、成形されたタイヤにおいて、それに起因したゴム欠損が発生する。
特開2001−205638号公報 特開2010−280171号公報
よって、本発明は、斯かる事情に鑑み、弁体と弁座との間でゴムの噛みこみが発生することを抑制し、さらに、タイヤのゴム欠損が発生することを抑制するタイヤモールド及びゴム止め弁を提供することを課題とする。
本発明に係るタイヤモールドは、タイヤを成形するための成形室を構成する複数のモールドを備え、前記モールドは、前記成形室内の気体を排出するために、前記成形室の内外を連通するベントホールと、前記ベントホール内に配置され、ゴムが侵入することを抑制するゴム止め弁と、を備え、前記ゴム止め弁は、前記成形室内の気体が流入する流入孔を有する弁座と、ゴムが侵入することを抑制すべく、前記流入孔を覆うように前記弁座に接触する弁体と、前記弁体を前記弁座に加圧接触させる付勢体と、前記流入孔から流入した気体が前記ベントホールの下流側に向けて流通する流通部と、を備え、前記弁座及び前記弁体の少なくとも一方は、前記流通部の一部が前記弁座及び前記弁体の間に形成されるべく、凸部及び凹部の少なくとも一方を備える。
また、タイヤモールドにおいては、前記ゴム止め弁は、前記弁体を止めることで、前記弁体が前記弁座から離反することを規制する規制部を備える、という構成でもよい。
また、タイヤモールドにおいては、前記弁体及び前記規制部は、互いに当接する当接面を備え、前記流通部の一部は、前記当接面の間に形成され、前記当接面は、互いに当接することで、前記流通部における気体の流通が遮断されるように、それぞれ平面状に形成される、という構成でもよい。
また、ゴム止め弁は、タイヤを成形するための成形室の内外を連通するベントホールの内部に配置され、前記ベントホールにゴムが侵入することを抑制するゴム止め弁において、前記成形室内の気体が流入する流入孔を有する弁座と、前記流入孔を覆うように前記弁座に接触する弁体と、前記弁体を前記弁座に加圧接触させる付勢体と、前記流入孔から流入した気体が前記ベントホールの下流側に向けて流通する流通部と、を備え、前記弁座及び前記弁体の少なくとも一方は、前記流通部の一部が前記弁座及び前記弁体の間に形成されるべく、凸部及び凹部の少なくとも一方を備えることを特徴とする。
以上の如く、本発明は、タイヤのゴム欠損が発生することを抑制し、さらに、弁体と弁座との間でゴムの噛みこみが発生することを抑制するという優れた効果を奏する。
図1は、一実施形態に係るタイヤモールドの要部断面図である。 図2は、同実施形態に係るゴム止め弁の全体断面図である。 図3は、図2のIII領域拡大図である。 図4は、同実施形態に係る弁体の要部斜視図である。 図5は、同実施形態に係る弁体の底面図である。 図6は、他の実施形態に係るゴム止め弁の要部断面図である。 図7は、さらに他の実施形態に係るゴム止め弁の要部断面図である。 図8は、さらに他の実施形態に係るゴム止め弁の全体断面図である。
以下、タイヤモールド及びゴム止め弁における一実施形態について、図1〜図5を参酌して説明する。なお、各図(図6〜図8も同様)において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致していない。
図1に示すように、本実施形態に係るタイヤモールド1は、タイヤを成形するための成形室1aを内部空間で構成する複数のモールド2を備えている。具体的には、タイヤモールド1は、タイヤのサイドウォール部を成形する一対のサイドモールド2a,2bと、タイヤのトレッド部を成形する複数のトレッドモールド2cとを備えている。
本実施形態においては、タイヤモールド1は、タイヤ加硫金型である。図1においては、未加硫のタイヤが、タイヤ軸を上下方向にして、複数のモールド2の内部の成形室1aにセットされる。即ち、図1においては、上下方向がタイヤ幅方向であり、左右方向がタイヤ径方向である。
トレッドモールド2cは、タイヤ周方向で複数に分割(例えば7分割や11分割)されて形成され、タイヤ周方向に沿って環状に並列されている。なお、各トレッドモールド2cのタイヤ周方向の長さは、同じでもよく、異なっていてもよい。また、トレッドモールド2cの分割数も、特に、限定されない。
モールド2は、成形室1aにセットされたタイヤに接する成形面21を、内面に備えている。また、モールド2は、タイヤ成形時に成形室1a内、具体的には、タイヤと成形面21との間の気体(例えば、エア)を排出するために、成形室1aの内外を連通するベントホール31を複数備えている。
図1においては、ベントホール31は、各モールド2に一つずつ図示しているが、ベントホール31の数量は、特に限定されない。なお、ベントホール31は、それぞれタイヤ周方向に間隔を置いて複数並列され、同一のタイヤ子午線断面に配置されていなくてもよい。
ベントホール31は、成形室1a内の気体が流入するベント入口部31aと、ベント入口部31aから流入した気体が成形室1a外に流出するベント出口部31bとを備えている。そして、成形室1a内の気体は、真空ポンプ等の吸引装置(図示していない)が成形室1a内を吸引することにより、ベントホール31を通過して、成形室1a外に流出されている。
なお、以下で用いる「上流」及び「下流」という用語は、成形室1a内から外に排出される気体がベントホール31内を流れる方向に基づいて定義している。したがって、ベント入口部31aは、ベントホール31の上流端であって、ベント出口部31bは、ベントホール31の下流端である。
本実施形態に係るタイヤモールド1は、所謂、セグメンテッドモールドである。そして、型開き時には、サイドモールド2a,2b同士が離反すると共に、トレッドモールド2cが放射状に広がるようにタイヤ径方向外側に変位することで、タイヤの出し入れが可能になる。
型締め時には、トレッドモールド2cが寄り集まって連接されることにより、トレッドモールド2cが連続した円環状になると共に、サイドモールド2a,2b同士が接近する。これにより、各モールド2の成形面21がタイヤの外表面に密着し得る状態になる。
図2及び図3に示すように、モールド2は、ベントホール31を有するモールド本体3と、ベントホール31内に配置され、ゴムが侵入することを抑制するゴム止め弁4とを備えている。該ゴム止め弁4は、ベントホール31のベント入口部31aに固定されている。また、モールド2の成形面21は、モールド本体3とゴム止め弁4とにより、構成されている。
ゴム止め弁4は、成形室1a内の気体が流入する流入孔51を有する弁座5と、ゴムが侵入することを抑制すべく、流入孔51を覆うように弁座5に接触する弁体6とを備えている。また、ゴム止め弁4は、弁体6を弁座5に加圧接触させる付勢体7と、弁体6及び付勢体7を収容するケース体8とを備えている。
弁座5は、内部に流入孔51を構成するように、円筒状に形成されている。弁座5の上流側(図2において下側)の面は、モールド2の成形面21を構成している。また、弁座5は、下流側(図2において上側)の面に、弁体6と接触する弁座面52を備えている。
流入孔51は、モールド2の成形面21(弁座5の上流側の面)に開口される円形状の上流開口51aと、上流開口51aから下流側に向けて縮径する縮径部51bとを備えている。また、流入孔51は、縮径部51bから下流側に向けて同径で延びる同径部51cと、弁座面52(弁座5の下流側の面)に開口される円形状の下流開口51dとを備えている。
弁体6は、弁座5と接触する弁体部61と、弁体部61より小径に形成されるベース部62とを備えている。該弁体部61は、下流開口51dを覆うように形成されている。具体的には、弁体部61は、円柱状に形成されており、弁体部61の外径は、下流開口51dの内径よりも大きい。また、弁体部61は、上流側の面に、弁座5の弁座面52と接触する弁体面61aを備えている。
ケース体8は、筒状に形成されており、内部に、弁体6及び付勢体7を収容している。ケース体8は、下流側に、径方向内方に突出して付勢体7を支持する支持部81を備えている。また、ケース体8は、下流側に、流入孔51からゴム止め弁4の内部に流入した気体をゴム止め弁4の外部に流出する流出孔82を備えている。
付勢体7は、弾性体である。本実施形態においては、付勢体7は、バネである。そして、付勢体7は、縮むように弾性変形した状態で、弁体6とケース体8との間に配置されることで、弁体6を付勢して弁座5に加圧接触させている。なお、付勢体7の上流側の端部は、弁体部61の下流側の面に当接しており、付勢体7の下流側の端部は、ケース体8の支持部81に当接している。
付勢体7は、タイヤ成形時(成形室1a内が吸引されている全期間)に、弁体6が弁座5から離間しないような付勢力を有している。例えば、ベントホール31により成形室1a内が80〜100kPaの吸引力で吸引されている場合には、付勢体7による無負荷時の押圧力は、成形室1a内の吸引力の1.3〜1.7倍であることが好ましい。
ところで、ゴム止め弁4は、流入孔51から流入した気体がベントホール31の下流側に向けて流出孔82まで流通する流通部9を備えている。該流通部9は、流入孔51と、弁座5及び弁体6の間に形成される第1流路部91と、弁体6及びケース体8の間に形成される第2流路部92と、流出孔82aとを備えている。
図3〜図5に示すように、弁体6は、弁体部61の弁体面61aに複数の凹部61bを備えている。具体的には、弁体6は、弁体部61の弁体面61aから側周面61cに亘って延びる溝状の凹部61bを備えている。本実施形態においては、凹部61bは、弁体面61aの中心から放射状に伸びている。なお、凹部61bの数量及び形状は、特に限定されない。
そして、弁体6が凹部61bを備えるため、弁座5及び弁体6の間に、流通部9の一部が形成される。具体的には、弁座5の弁座面52と弁体6の弁体面61aとの間に、第1流路部91が形成される。また、凹部61bは、気体を流通可能であって且つゴムの侵入(流通)を阻止可能に、構成されている。
凹部61bの幅寸法は、流入孔51(具体的には、下流開口51d)の幅寸法よりも小さい。そして、凹部61bの幅寸法は、0.04mm〜0.05mmであることが好ましい。また、凹部61bの深さ寸法は、0.04mm〜0.05mmであることが好ましい。
また、ケース体8は、弁体6を止めることで、弁体6が弁座5から離反することを規制する規制部83を備えている。該規制部83は、径方向内方に突出することで、弁体6と当接可能に構成されている。そして、弁体6及び規制部83は、互いに当接する当接面61d,83aを備えている。
弁体6の当接面61dは、弁体部61の下流側の面に配置されており、規制部83の当接面83aは、規制部83の上流側の面に配置されている。そして、当接面61d,83aは、互いに対面するようにして配置されており、当接面61d,83aの間に、流通部9(具体的には、第2流路部92)の一部が形成されている。
また、当接面61d,83aは、それぞれ平面状に形成されている。これにより、例えば、付勢体7の付勢力が小さくなること等により、弁体6が弁座5から離反した場合、当接面61d,83aは、互いに当接することで、流通部9(第2流路部92)における気体の流通を遮断する。これにより、ゴム止め弁4は、ベントホール31を通じて行われる成形室1a内の吸引を停止する。
以上より、本実施形態に係るタイヤモールド1は、タイヤを成形するための成形室1aを構成する複数のモールド2を備え、前記モールド2は、前記成形室1a内の気体を排出するために、前記成形室1aの内外を連通するベントホール31と、前記ベントホール31内に配置され、ゴムが侵入することを抑制するゴム止め弁4と、を備え、前記ゴム止め弁4は、前記成形室1a内の気体が流入する流入孔51を有する弁座5と、ゴムが侵入することを抑制すべく、前記流入孔51を覆うように前記弁座5に接触する弁体6と、前記弁体6を前記弁座5に加圧接触させる付勢体7と、前記流入孔51から流入した気体が前記ベントホール31の下流側に向けて流通する流通部9と、を備え、前記弁座5及び前記弁体6の少なくとも一方(具体的には、弁体6)は、前記流通部9の一部が前記弁座5及び前記弁体6の間に形成されるべく、凸部及び凹部の少なくとも一方(具体的には、凹部61b)を備える。
斯かる構成によれば、付勢体7が弁体6を弁座5に加圧接触させることで、弁体6は、成形室1a内の気体が流入する流入孔51を覆うことになる。したがって、弁体6により、ゴムが侵入することを抑制できるため、弁体6と弁座5との間でゴムの噛みこみが発生することを抑制することができる。
また、このとき、弁座5及び弁体6の少なくとも一方(具体的には、弁体6)は、凸部及び凹部の少なくとも一方(具体的には、凹部61b)を備えるため、弁座5及び弁体6の間に、流通部9の一部が形成される。これにより、弁体6が弁座5に接触した状態でも、流入孔51から流入した気体が、弁座5及び弁体6の間を通過して、ベントホール31の下流側に向けて流通するため、成形室1a内に気体溜まりが発生することを抑制できる。したがって、タイヤのゴム欠損が発生することを抑制することができる。
また、本実施形態に係るタイヤモールド1においては、前記ゴム止め弁4は、前記弁体6を止めることで、前記弁体6が前記弁座5から離反することを規制する規制部83を備える、という構成である。
斯かる構成によれば、規制部83が弁体6を止めることで、弁体6が弁座5から離反することを規制することができる。これにより、弁体6と弁座5との間に大量のゴムが侵入することを抑制できるため、弁体6と弁座5との間で大量のゴムの噛みこみが発生することを抑制することができる。
また、本実施形態に係るタイヤモールド1においては、前記弁体6及び前記規制部83は、互いに当接する当接面61d,83aを備え、前記流通部9の一部は、前記当接面61d,83aの間に形成され、前記当接面61d,83aは、互いに当接することで、前記流通部9における気体の流通が遮断されるように、それぞれ平面状に形成される、という構成である。
斯かる構成によれば、弁体6及び規制部83の当接面61d,83aは、それぞれ平面状に形成されており、また、当接面61d,83aの間に、流通部9の一部が形成されている。そして、弁体6が弁座5から離反した際に、当接面61d,83aが互いに当接することで、流通部9における気体の流通が遮断される。これにより、成形室1a内の吸引が停止されるため、弁体6と弁座5との間にゴムが侵入することを抑制できる。したがって、弁体6と弁座5との間でゴムの噛みこみが発生することを抑制することができる。
なお、タイヤモールドは、上記した実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものではない。また、タイヤモールドは、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
上記実施形態に係るタイヤモールド1においては、弁体6は、流通部9の一部が弁座5及び弁体6の間に形成されるべく、凹部61bを備えている、という構成である。しかしながら、タイヤモールドは、斯かる構成に限られない。
例えば、図6に示すように、弁体6は、流通部9の一部が弁座5及び弁体6の間に形成されるべく、凸部61eを備えている、という構成でもよい。また、例えば、図7に示すように、弁座5は、流通部9の一部が弁座5及び弁体6の間に形成されるべく、凹部53を備えている、という構成でもよい。また、例えば、弁座5は、流通部9の一部が弁座5及び弁体6の間に形成されるべく、凸部を備えている、という構成でもよい。さらに、タイヤモールドは、これらの構成を複数組み合わせた構成でもよい。
また、上記実施形態に係るタイヤモールド1においては、弁体6は、弁体部61の弁体面61aから側周面61cに亘って延びる溝状の凹部61bを備えている、という構成である。しかしながら、タイヤモールドは、斯かる構成に限られない。例えば、タイヤモールド1においては、弁体6は、弁体部61の弁体面61aのみに亘って延びる溝状の凹部61bを備えている、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係るタイヤモールド1においては、付勢体7の上流側の端部は、弁体部61の下流側の面に当接している、という構成である。しかしながら、タイヤモールドは、斯かる構成に限られない。例えば、タイヤモールドにおいては、図8に示すように、付勢体7の上流側の端部は、弁体6のベース62の下流側の面に当接している、という構成でもよい。なお、付勢体7は、バネだけでなく、弾性を有するゴムでもよい。
また、上記実施形態に係るタイヤモールド1は、規制部83を備えている、という構成である。しかしながら、タイヤモールドは、斯かる構成に限られない。例えば、タイヤモールドは、規制部83を備えていない、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係るタイヤモールド1においては、弁体6の当接面61dと規制部83の当接面83aとの間に、流通部9が形成している、という構成である。しかしながら、タイヤモールドは、斯かる構成に限られない。例えば、タイヤモールドにおいては、弁体6の当接面61dと規制部83の当接面83aとの間に、流通部9が形成されていない、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係るタイヤモールド1においては、モールド本体3、弁座5、及びケース体8は、それぞれ別部材である、という構成である。しかしながら、タイヤモールドは、斯かる構成に限られない。例えば、タイヤモールドにおいては、モールド本体3、弁座5、及びケース体8の一部又は全部は、当該他の構成と同じ別部材である、という構成でもよい。例えば、モールド本体3と弁座5とが一部材でもよく、モールド本体3とケース本体8とが一部材でもよく、また、弁座5とケース体8とが一部材でもよい。
また、上記実施形態に係るタイヤモールド1においては、弁体部61は、円柱状に形成されている、という構成である。しかしながら、タイヤモールドは、斯かる構成に限られない。例えば、タイヤモールドにおいては、弁体部61は、上流側から下流側に向けて縮径する円錐台状に形成されている、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係るタイヤモールド1は、サイドモールド2a,2bとトレッドモールド2cとを備える、所謂、セグメンテッドモールドである、という構成である。しかしながら、タイヤモールドは、斯かる構成に限られない。例えば、タイヤモールドは、タイヤ幅方向に二分割された一対のモールドを備える、所謂、2ピースモールドである、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係るタイヤモールド1は、付勢体7は、タイヤ成形時(成形室1a内が吸引されている全期間)に、弁体6が弁座5から離間しないような付勢力を有している、という構成である。しかしながら、タイヤモールドは、斯かる構成に限られない。例えば、タイヤモールドにおいては、付勢体7は、タイヤ成形初期に、弁体6を弁座5から離間させ、タイヤ成形後期に、弁体6を弁座5に接触させるような付勢力を有している、という構成でもよい。
斯かる構成によれば、ゴムが流入孔51に近づくタイヤ成形後期においては、弁体6が弁座5に接触している。これにより、弁体6により、ゴムが侵入することを抑制できるため、弁体6と弁座5との間でゴムの噛みこみが発生することを抑制することができる。しかも、成形室1a内に気体溜まりが発生することを抑制できるため、タイヤのゴム欠損が発生することを抑制することができる。
なお、斯かる構成においては、当接面61d,83aは、互いに当接することで、流通部9における気体の流通が遮断されないような構成が好ましい。例えば、当接面61d,83aの少なくとも一方は、当接面61d,83aが当接した場合にでも流通部9の一部が当接面61d,83aの間に形成されるべく、凸部及び凹部の少なくとも一方を備える、という構成を採用することができる。
1…タイヤモールド、1a…成形室、2…モールド、2a…サイドモールド、2b…サイドモールド、2c…トレッドモールド、3…モールド本体、4…ゴム止め弁、5…弁座、6…弁体、7…付勢体、8…ケース体、9…流通部、21…成形面、31…ベントホール、31a…ベント入口部、31b…ベント出口部、51…流入孔、51a…上流開口、51b…縮径部、51c…同径部、51d…下流開口、52…弁座面、53…凹部、61…弁体部、61a…弁体面、61b…凹部、61c…側周面、61d…当接面、61e…凸部、62…ベース部、81…支持部、82…流出孔、83…規制部、83a…当接面、91…第1流路部、92…第2流路部

Claims (4)

  1. タイヤを成形するための成形室を構成する複数のモールドを備え、
    前記モールドは、前記成形室内の気体を排出するために、前記成形室の内外を連通するベントホールと、前記ベントホール内に配置され、ゴムが侵入することを抑制するゴム止め弁と、を備え、
    前記ゴム止め弁は、前記成形室内の気体が流入する流入孔を有する弁座と、ゴムが侵入することを抑制すべく、前記流入孔を覆うように前記弁座に接触する弁体と、前記弁体を前記弁座に加圧接触させる付勢体と、前記流入孔から流入した気体が前記ベントホールの下流側に向けて流通する流通部と、を備え、
    前記弁座及び前記弁体の少なくとも一方は、前記流通部の一部が前記弁座及び前記弁体の間に形成されるべく、凸部及び凹部の少なくとも一方を備えるタイヤモールド。
  2. 前記ゴム止め弁は、前記弁体を止めることで、前記弁体が前記弁座から離反することを規制する規制部を備える請求項1に記載のタイヤモールド。
  3. 前記弁体及び前記規制部は、互いに当接する当接面を備え、
    前記流通部の一部は、前記当接面の間に形成され、
    前記当接面は、互いに当接することで、前記流通部における気体の流通が遮断されるように、それぞれ平面状に形成される請求項2に記載のタイヤモールド。
  4. タイヤを成形するための成形室の内外を連通するベントホールの内部に配置され、ゴムが侵入することを抑制するゴム止め弁において、
    前記成形室内の気体が流入する流入孔を有する弁座と、前記流入孔を覆うように前記弁座に接触する弁体と、前記弁体を前記弁座に加圧接触させる付勢体と、前記流入孔から流入した気体が前記ベントホールの下流側に向けて流通する流通部と、を備え、
    前記弁座及び前記弁体の少なくとも一方は、前記流通部の一部が前記弁座及び前記弁体の間に形成されるべく、凸部及び凹部の少なくとも一方を備えることを特徴とするゴム止め弁。
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