以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。
[実施の形態]
まず、実施の形態に係る管理システムについて、管理システムの概略構成及び通信システムにおける通信処理の流れ及び具体例を説明する。
[管理システム]
図1は、本実施の形態に係る管理システムの概略構成を示す模式図である。図1に示すように、本実施の形態に係る管理システム1は、ネットワーク4を介して通信装置群(装置10A〜10Z)を管理する管理装置2と、管理装置2とネットワーク4との間に設けられた障害情報管理装置3と、を有する。
装置10A〜10Zは、管理装置2に対し、自装置になんらかのイベント(CPU障害、FAN障害等の装置故障、装置回復等)が発生した際、TRAP(障害情報)を発出する。装置10A〜10Zは、それぞれ時計を有しており、TRAPとして、TRAP番号と自装置からの発出時間とを対応付けて、発出する。各装置10A〜10Zは、それぞれ、発出したTRAPのTRAP番号と発出時間とを対応付けて時系列に記録するログ(発出情報一覧)を有する。装置10A〜10Zは、それぞれ、同じ若しくは近似の装置であり、近似の動作をする。
管理装置2は、装置10A〜10Zが発出したTRAPを確認することによって、このTRAPを発出した装置10A〜10Zに、障害の各イベントがあることを検知する。管理装置2は、障害情報管理装置3(後述)によってTRAPの欠落検知、装置故障検知及びTRAPの補完が行われた後のTRAPデータを用いて管理を行う。管理装置2は、時計を有する。管理装置2は、装置10A〜10Zについて、ping等を用いた常時監視を行っていない。
障害情報管理装置3は、装置10A〜10ZからのTRAPを受信し、装置10A〜10Zごとに、TRAP番号と、障害情報管理装置3におけるTRAP番号の受信時間と、装置10A〜10Zからの発出時間とを対応させたTRAPデータを管理装置2に出力する。なお、障害情報管理装置3は、時計を有する。
そして、障害情報管理装置3は、装置10A〜10Zのうち類似関係にある複数の装置10A〜10Zを判別し、検知対象の装置10A〜10ZからのTRAPの欠落の有無を、該検知対象の装置10A〜10Zと類似関係にある装置10A〜10ZからのTRAPの受信時間を基に検知する。この障害情報管理装置3では、TRAPの欠落を、装置10A〜10Zからの次のTRAPが達する前に検知する。そして、障害情報管理装置3は、TRAPが欠落していることを検知した場合、TRAPが欠落した装置10A〜10ZのTRAPのログを用いて、欠落しているTRAPを補完する。
[管理装置の構成]
次に、図1に示す管理装置2の構成について説明する。図2は、管理装置2の構成を例示する模式図である。図2に示すように、管理装置2は、記憶部21、制御部22、入力部23、出力部24及び通信制御部25を有する。
記憶部21は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現され、管理装置2を動作させる処理プログラムや、処理プログラムの実行中に使用されるデータなどが記憶される。記憶部21は、障害情報管理装置3によってTRAPの欠落検知及びTRAPの補完が行われた後のTRAPデータを記憶する。
制御部22は、各種の処理手順などを規定したプログラム及び所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。例えば、制御部22は、CPUやMPU(Micro Processing Unit)などの電子回路である。制御部22は、管理部221を有する。
管理部221は、障害情報管理装置3(後述)からのTRAPデータを用いて、装置10A〜10Zの管理を行う。例えば、管理部221は、障害情報管理装置3からのTRAPデータのうち、障害情報管理装置3によって、TRAPの欠落検知及び装置故障検知が行なわれた装置10A〜10Zについては、この装置10A〜10Zに故障等のイベントが生じたことを判断し、装置故障対応に関する処理を実行する。また、管理部221は、障害情報管理装置3からのTRAPデータのうち、TRAPの補完があった装置10A〜10Zについては、この補完されたTRAPの送出の際にネットワーク4の障害があったと判断し、ネットワーク障害対応に関する処理を実行する。
入力部23は、キーボードやマウス等の入力デバイスを用いて実現され、操作者による入力操作に対応して、制御部22に対して処理開始などの各種指示情報を入力する。出力部24は、液晶ディスプレイなどの表示装置、プリンタ等の印刷装置、情報通信装置等によって実現される。通信制御部25は、LAN(Local Area Network)やインターネット等の電気通信回線を介した、障害情報管理装置3或いは外部装置と制御部22との通信を制御する。
[障害情報管理装置]
次に、図1に示す障害情報管理装置3の構成について説明する。図3は、障害情報管理装置3の構成を例示する模式図である。図3に示すように、障害情報管理装置3は、記憶部31、制御部32、入力部33、出力部34及び通信制御部35を有する。
記憶部31は、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現され、障害情報管理装置3を動作させる処理プログラムや、処理プログラムの実行中に使用されるデータなどが記憶される。記憶部31は、障害情報受信データ311、類似装置判別用データ312、装置別障害情報データ313を記憶する。
図4は、障害情報受信データ311のデータ構成の一例を示す図である。図4のテーブルT1に示すように、障害情報受信データ311は、障害情報管理装置3がTRAPを受信した時間と、TRAPを発出した装置とをそれぞれ対応付けて時系列に記録されたデータである。なお、障害情報受信データ311は、TRAP番号も対応付けて記憶するが、図4では、後の類似装置判別処理の処理説明のため、TRAP番号欄を省略している。
図5は、類似装置判別用データ312のデータ構成の一例を示す図である。図5のテーブルT2に示すように、類似装置判別用データ312は、類似関係にある装置(類似装置)の識別情報と、この類似装置からのTRAPの受信時間とを対応付けたデータである。記憶部31は、装置10A〜10Zごとにそれぞれ、テーブルT2に例示する類似装置判別用データ312を記憶する。類似装置判別部322(後述)は、テーブルT1に示す障害情報受信データ311が記録する情報を基に、一定のルールに従って、この類似装置判別用データ312の各テーブルに、装置の識別情報及びTRAPの受信時間を書き込むことによって、類似装置を判別する。
図6は、装置別障害情報データ313のデータ構成の一例を示す図である。図6のテーブルT3に示すように、TRAP番号と、障害情報管理装置3におけるTRAP番号の受信時間と、装置10A〜10Zからの発出時間とを対応させたデータである。
テーブルT3に示すように、例えば、1行目には、TRAP番号「1001」、障害情報管理装置3がこの「1001」番であるTRAPを受信した時間「10:00」及びこのTRAPの装置10A〜10Zにおける発出時間「(10:00)」が対応付けられている。記憶部31は、装置10A〜10Zごとにそれぞれ、テーブルT3に例示する装置別障害情報データ313を記憶する。装置10A〜10Zの各装置別障害情報データ313は、TRAPデータとして管理装置2に出力される。
なお、装置別障害情報データ313における受信時間と、装置10A〜10Zにおける発出時間とは、障害情報管理装置3の時計と、装置10A〜10Zの時計との進み方が異なる場合もあるため、同一とは限らない。また、装置10A〜10Cの各装置別障害情報データ313を、以降の説明において、受信テーブルTa,Tb,Tc−1,Tc−2として説明する。
制御部32は、各種の処理手順などを規定したプログラム及び所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。例えば、制御部32は、CPUやMPUなどの電子回路である。制御部32は、TRAPの欠落検知、補完、及び、装置故障検知を行う障害情報管理部321を有する。障害情報管理部321は、類似装置判別部322、障害情報欠落検知部323及び補完部324を有する。
類似装置判別部322は、装置10A〜10Zからそれぞれ受信したTRAPの各受信時間の近似性を基に、装置10A〜10Zのうち類似関係にある複数の装置を判別する。具体的には、類似装置判別部322は、所定の時間内に受信したTRAPを発出した複数の装置10A〜10Zを類似関係にある複数の装置であると判別する。言い換えると、類似装置判別部322は、装置10A〜10Zのうちの一つの装置からTRAPを受信した一定時間以内に、他の装置からTRAPを受信した場合に、この一つの装置と他の装置とを類似関係にある複数の装置であると判別する。
障害情報欠落検知部323は、検知対象の装置10A〜10ZからのTRAPが欠落しているか否かを、該検知対象の装置と類似関係にある装置からのTRAPの受信時間を基に検知する。すなわち、障害情報欠落検知部323は、検知対象の装置からのTRAPの受信時間と、検知対象の装置と類似関係にある装置からのTRAPの受信時間とを比較し、当該障害情報管理装置3の各受信時間の一致度を基に検知対象の装置からのTRAPが欠落しているか否かを判断する。また、障害情報欠落検知部323は、検知対象の装置からのTRAPが欠落していることを検知した場合には、TRAPの欠落部分以外において対応する当該障害情報管理装置3のTRAPの受信時間と検知対象の装置のTRAPの発出時間との差分を求める。
補完部324は、障害情報欠落検知部323が検知対象の装置からのTRAPが欠落していることを検知した場合、検知対象の装置が有するTRAPのログを用いて、欠落しているTRAPを補完する。
具体的には、補完部324は、TRAPが欠落していると検知された装置が有するTRAPのログを参照する。そして、補完部324は、TRAPの欠落部分のログデータがある場合には、このログからTRAPの欠落部分のログデータを取得する。続いて、補完部324は、該取得したTRAPの欠落部分のログデータと、TRAPの欠落部分以外において対応する当該障害情報管理装置3の受信時間と検知対象の装置のTRAPの発出した時間との差分とを用いて、TRAPの欠落部分を補完する。また、補完部は、検知対象の装置から、TRAPの欠落部分のログデータが取得できない場合には、該検知対象の装置が故障していることを検知する。
入力部33は、キーボードやマウス等の入力デバイスを用いて実現され、操作者による入力操作に対応して、制御部32に対して処理開始などの各種指示情報を入力する。出力部34は、液晶ディスプレイなどの表示装置、プリンタ等の印刷装置、情報通信装置等によって実現される。通信制御部25は、LANやインターネット等の電気通信回線を介した、管理装置2或いは装置10A〜10Zと制御部32との通信を制御する。
図7は、障害情報管理装置3が受信したTRAPに対する処理を模式的に説明する図である。この障害情報管理装置3は、図7に示すように、各装置10A〜10Cから発出されたTRAPに欠落があることを、類似装置の障害情報受信データ311と比較することによって、装置10A〜10Cからの次のTRAPが達する前に、TRAPの欠落検知、補完、或いは、装置故障の検知を行う(図7の矢印Y1参照)。
例えば、障害情報管理装置3は、装置10Bの受信テーブルTbのTRAP番号「1201」以降の番号、及び、装置10Cの受信テーブルTc−1のTRAP番号「1301」,「1303」の間の番号が欠落していることを、類似装置である装置10AのTRAPの受信テーブルTaと比較することによって検知する。これによって、障害情報管理装置3は、装置10B,10Cによる次のTRAPが達する前にTRAPの欠落を検知する。そして、障害情報管理装置3は、欠落部分以外において対応する当該障害情報管理装置3のTRAPの受信時間と検知対象の装置10B,10CのTRAPの発出時間との差分を求めた上で、装置10B,10Cが有するログLa〜LcからTRAP再取得を行って欠落部分を補完する。また、障害情報管理装置3は、TRAP再取得ができない場合には、TRAP再取得ができなかった装置が故障していることを検知する。そして、障害情報管理装置3は、TRAPの欠落検知、補完、装置故障検知を行った装置別障害情報データ313(例えば、受信テーブルTb,Tc−2)を管理装置2に出力する。
この結果、管理装置2は、既にTRAPの欠落検知及び補完が行なわれた装置別障害情報データ313を用いることができるため、装置10A〜10Zの管理を適切に実行することができる。そこで、まず、障害情報管理装置3の各構成部の処理のうち、類似装置判別部322が行う類似装置の判別処理について具体的に説明する。
[類似装置判別部の処理]
図8は、類似装置判別部322による類似装置判別処理について説明する図である。図8では、上部に、時間軸を示す。この時間軸には、障害情報管理装置3におけるテーブルT1(図4参照)に示すTRAPの受信時間と、TRAPを発出した装置10A〜10Cとを示す。また、図8では、この時間軸の下方に、装置10A〜10Cに対応する類似装置判別用データ312であるテーブルを示す。図8では、各テーブルの記録内容の時間変化が分かるように、TRAP受信時間ごとに、装置10A〜10Cに対応する3つのテーブルを1列に示す(図8の(1)〜(5)参照)。なお、テーブルA−1〜A−5は、装置10Aの類似装置判別用データ312に対応し、テーブルB−1〜B−5は、装置10Bの類似装置判別用データ312に対応し、テーブルC−1〜C−5は、装置10Cの類似装置判別用データ312に対応する。
まず、装置10Aによる1番目のTRAPを「09:59」に受信すると、類似装置判別部322は、このTRAPを発出した装置10AのテーブルA−1の1行目(行Ra−1)に、TRAPの受信時間「09:59」と、このTRAPを発出した装置10Aの装置名「10A」とを記録する(図8の(1)参照)。
そして、装置10Bによる2番目のTRAPを「10:01」に受信すると、類似装置判別部322は、過去のTRAPの受信履歴を検索し、2番目のTRAPの受信時間の3分以内に受信したTRAPがあるか否かを判断する。なお、「3分」は、一例であり、任意に設定すれば足りる。
図8の例では、装置10Aによる1番目のTRAPを「09:59」に受信しているため、類似装置判別部322は、「09:59」に受信した装置10AによるTRAPを検索できる。そこで、類似装置判別部322は、2番目のTRAPを発出した装置10BのテーブルB−2の1行目(行Rb−1)に、検索した装置10Aの装置名「10A」と、そのTRAPの受信時間「09:59」を記録する(図8の(2)参照)。そして、類似装置判別部322は、検索した装置10AのテーブルA−2の2行目(行Ra−2)に、2番目のTRAPを発出した装置名「10B」と2番目のTRAPの受信時間「10:01」を記録する(図8の(2)参照)。
続いて、類似装置判別部322は、全テーブルA−2〜C−2から、2番目のTRAP受信時間に対し受信時間が5分を超える履歴を消去する。なお、「5分」は、一例であり、履歴消去が円滑に実行できるように、検索対象時間の「3分」よりも長ければ足りる。図8の(2)の例では、2番目のTRAP受信時間に対し受信時間が5分を超える履歴がないため、類似装置判別部322は、履歴の消去は行わない。
そして、類似装置判別部322は、全テーブルA−2〜C−2から、類似関係にある装置を判別する。具体的には、全テーブルA−2〜C−2のうち、相互のテーブルに記録されている装置同士を類似関係にあると判別する。図8の(2)の例では、装置10AのテーブルA−2に装置名「10B」が記録され、装置10BのテーブルB−2に装置名「10A」が記録されている。このため、類似装置判別部322は、装置10Aと装置10Bとが類似関係にあると判別する。
次に、装置10Cによる3番目のTRAPを「10:03」に受信した場合について説明する。この場合も、類似装置判別部322は、過去のTRAPの受信履歴を検索し、3番目のTRAPの受信時間の3分以内に受信したTRAPがあるか否かを判断する。
この場合には、類似装置判別部322は、「10:01」に受信した装置10BによるTRAPを検索できる。そこで、類似装置判別部322は、3番目のTRAPを発出した装置10CのテーブルC−3の1行目(行Rc−1)に、検索した装置10Bの装置名「10B」と、そのTRAPの受信時間「10:01」を記録する(図8の(3)参照)。そして、類似装置判別部322は、検索した装置10BのテーブルB−3の2行目(行Rb−2)に、3番目のTRAPを発出した装置名「10C」と3番目のTRAP受信時間「10:03」を記録する(図8の(3)参照)。
続いて、類似装置判別部322は、全テーブルA−3〜C−3から、3番目のTRAP受信時間に対し受信時間が5分を超える履歴を消去する。図8の(3)の例では、3番目のTRAP受信時間に対し受信時間が5分を超える履歴がないため、類似装置判別部322は、履歴の消去は行わない。そして、装置10AのテーブルA−3に装置名「10B」が記録され、装置10BのテーブルB−3に装置名「10A」,「10C」が記録され、装置10CのテーブルC−3に装置名「10B」が記録されている。このため、類似装置判別部322は、装置10Aと装置10Bとが類似関係にあり、装置10Bと装置10Cとが類似関係にあると判別する。
次に、装置10Cによる4番目のTRAPを「10:04」に受信した場合について説明する。この場合も、類似装置判別部322は、過去のTRAPの受信履歴を検索し、4番目のTRAPの受信時間の3分以内に受信したTRAPがあるか否かを判断する。
この場合には、類似装置判別部322は、「10:01」に受信した装置10BによるTRAPを検索できる。この場合には、既にテーブルC−4の1行目(行Rc−1)に、装置名「10B」と、そのTRAPの受信時間「10:01」とが記録されているため、類似装置判別部322は、装置10Bについての記録は省略する。また、同一装置の場合には記載を省略する。このため、「10:03」に受信した装置10Cによる3番目のTRAPについては、類似装置判別部322は、記載を省略する。そして、類似装置判別部322は、検索した装置10BのテーブルB−3の3行目(行Rb−3)に、4番目のTRAPを発出した装置名「10C」と4番目のTRAP受信時間「10:04」を記録する(図8の(4)参照)。
続いて、類似装置判別部322は、全テーブルA−4〜C−4から、4番目のTRAP受信時間に対し受信時間が5分を超える履歴を消去する。図8の(4)の例では、4番目のTRAP受信時間に対し受信時間が5分を超える履歴が、テーブルA−4の1行目(行Ra−1)及びテーブルB−4の1行目(行Rb−1)にあるため、類似装置判別部322は、この2行(行Ra−1,行Rb−1)の履歴を消去する。そして、装置10AのテーブルA−4に装置名「10B」が記録され、装置10BのテーブルB−4に装置名「10C」が記録され、装置10CのテーブルC−4に装置名「10B」が記録されている。このため、類似装置判別部322は、装置10Aと装置10Bとが類似関係にあり、装置10Bと装置10Cとが類似関係にあると判別する。
次に、装置10Aによる5番目のTRAPを「10:06」に受信した場合について説明する。この場合も、類似装置判別部322は、過去のTRAPの受信履歴を検索し、5番目のTRAPの受信時間の3分以内に受信したTRAPがあるか否かを判断する。
この場合には、類似装置判別部322は、「10:03」,「10:04」に受信した装置10CによるTRAPを検索できる。そこで、類似装置判別部322は、5番目のTRAPを発出した装置10AのテーブルA−5の3行目(行Ra−3)に、検索した装置10Cの装置名「10C」と、そのTRAPの受信時間「10:03」を記録する。続いて、類似装置判別部322は、装置10AのテーブルA−5の4行目(行Ra−4)に、検索した装置10Cの装置名「10C」と、そのTRAPの受信時間「10:04」を記録する(図8の(5)参照)。
そして、類似装置判別部322は、検索した装置10CのテーブルC−5の2行目(行Rc−2)に、5番目のTRAPを発出した装置名「10A」と5番目のTRAP受信時間「10:06」を記録する(図8の(5)参照)。
さらに、類似装置判別部322は、全テーブルA−5〜C−5から、5番目のTRAP受信時間に対し受信時間が5分を超える履歴を消去する。図8の(5)の例では、5番目のTRAP受信時間に対し受信時間が5分を超える履歴が、テーブルC−5の1行目(行Rc−1)にあるため、類似装置判別部322は、この行(行Rc−1)の履歴を消去する。そして、装置10AのテーブルA−5に装置名「10B」,「10C」が記録され、装置10BのテーブルB−5に装置名「10C」が記録され、装置10CのテーブルC−5に装置名「10A」が記録されている。このため、類似装置判別部322は、装置10Aと装置10Bと装置10Cとが類似関係にあると判別する。
このように、類似装置判別部322は、TRAP受信ごとに、このTRAPの受信時間と近似する受信時間でTRAPを発出した装置を過去の履歴から検索して、類似関係にある装置を判別している。なお、類似装置判別部322は、装置10A〜10ZからTRAPを受信するごとに、上述の類似装置判別処理を行っている。
[障害情報欠落検知部の処理]
次に、障害情報欠落検知部323の処理について説明する。図9は、障害情報欠落検知部323の障害情報の欠落検知処理を説明する図である。
図9では、検知対象の装置を装置10Bとし、装置10Bと類似関係にある装置が類似装置判別部322によって装置10Aであると判別された場合について説明する。そして、図9では、検知対象の装置10BのTRAPの受信情報を、図9の左方の受信テーブルTbとして示し、類似装置である装置10AのTRAPの受信情報を、図9の右方の受信テーブルTaとして示す。受信テーブルTa,Tbは、図6に示すテーブルT3と同じデータ構成であり、TRAPと、障害情報管理装置3におけるTRAPの受信時間と、装置10A〜10Zからの発出時間とを対応させたデータ構成を有する。
まず、障害情報欠落検知部323は、検知対象の装置10Bの受信情報である受信テーブルTbと、類似装置である装置10Aの受信テーブルTaとを比較する(図9の(1)参照)。そして、障害情報欠落検知部323は、障害情報管理装置3のTRAPの受信時間が同一である装置10AのTRAP番号「1101」と、装置10BのTRAP番号「1201」とが対応すると判断する(図9の(2)参照)。
ここで、受信テーブルTaには、「1101」以降、「1102」〜「1104」のTRAPが連続しているのに対し、装置10Bの受信テーブルTbには、装置10AのTRAP番号「1102」〜「1104」に対応する番号がない(図9の(3)参照)。この結果、障害情報欠落検知部323は、障害情報管理装置3の受信時間「10:00」より後において、装置10BからのTRAPが欠落していることを検知する(図9の(4)参照)。また、障害情報欠落検知部323は、TRAPの欠落部分以外において対応する当該障害情報管理装置3のTRAPの受信時間と検知対象の装置10BのTRAPの発出時間との差分を求める。図9の例では、TRAP番号「1101」における、障害情報管理装置3のTRAP受信時間「10:00」と、装置10Bの発出時間「(11:00)」との差が1時間である。このため、装置10BのTRAPの発出時間が障害情報管理装置3におけるTRAPの受信時間よりも1時間早く進んでいることが求まる。
また、他の例に対する障害情報の欠落検知処理について説明する。図10は、障害情報欠落検知部323の障害情報の欠落検知処理を説明する図である。図10では、検知対象の装置を装置10Cとし、類似装置判別部322によって、装置10Cと類似関係にある装置が装置10Aであると判別された場合について説明する。そして、図10では、検知対象の装置10CのTRAPの受信情報を、図10の左方の受信テーブルTc−1として示し、類似装置である装置10AのTRAPの受信情報を、図10の右方の受信テーブルTaとして示す。
まず、障害情報欠落検知部323は、受信テーブルTc−1と受信テーブルTaとを比較する(図10の(1)参照)。そして、障害情報欠落検知部323は、障害情報管理装置3のTRAPの受信時間が同一である装置10AのTRAP番号「1101」,「1103」,「1104」と、装置10CのTRAP番号「1301」,「1303」,「1304」とが対応すると判断する(図10の(2)参照)。ここで、装置10Cの受信テーブルTc−1には、装置10AのTRAP番号「1102」に対応する番号がない(図10の(3)参照)。この結果、障害情報欠落検知部323は、障害情報管理装置3の受信時間「10:00」と「10:02」の間において、装置10BからのTRAPが欠落していることを検知する(図10の(4)参照)。また、障害情報欠落検知部323は、欠落部分以外において対応する当該障害情報管理装置3のTRAPの受信時間と検知対象の装置10CのTRAPの発出時間との差分を求める。図10の例では、装置10CのTRAPの発出時間が障害情報管理装置3におけるTRAPの受信時間よりも2時間早く進んでいることが求まる。
このように、障害情報欠落検知部323は、装置10A〜10ZからのTRAPが欠落しているか否かを、該装置と類似関係にある装置のTRAPの受信テーブルの受信時間を基に検知している。すなわち、障害情報欠落検知部323は、検知対象の装置のTRAPの受信テーブルと、類似装置のTRAPの受信テーブルと比較することによってTRAPの欠落を検知している。したがって、障害情報欠落検知部323は、TRAPの欠落を検知するために、TRAPが欠落した装置10A〜10Zからの次のTRAPの受信を待たずともよい。言い換えると、障害情報欠落検知部323は、TRAPが欠落した装置10A〜10Zからの次のTRAPが達する前にTRAPの欠落を検知している。すなわち、障害情報欠落検知部323は、類似関係にある複数の装置10A〜10Zの間において欠落したTRAPが一つでもあれば、装置10A〜10ZからのTRAPの欠落を検知することが可能である。
[補完部の処理]
続いて、補完部324の補完処理について説明する。図11は、補完部324の補完処理を説明する図である。図11では、障害情報欠落検知部323によって、障害情報管理装置3の受信時間「10:00」より後においてTRAPが欠落していることが検知されている装置10Bを補完対象として説明する。そして、図11では、補完対象の装置10BのTRAPの受信テーブルを、図11の左方の受信テーブルTbとして示し、装置10Bが有するTRAPのログを図11の右方のログLbとして示す。
まず、補完部324は、ネットワーク4を介した通信処理を行うことによって、TRAPが欠落していると検知された装置10Bが有するTRAPのログLbを参照する(図11の(1)参照)。この場合、装置10BのTRAPの発出時間が障害情報管理装置3における受信時間よりも1時間早く進んでいるため、補完部324は、装置10Bの発出時間が「(11:00)」より後のログデータがあるか否かを判断する。
この場合には、ログLbに、装置10Bの発出時間が「(11:00)」より後のログデータがないため、補完部324は、装置10BのログLbからTRAP欠落部分のログデータを取得できない(図11の(2)参照)。このため、補完部324は、装置10Bについては、装置10Bの発出時間が「(11:00)」より後のTRAPが装置10BのTRAP発出時から欠落していることを判断し、この装置10Bが故障していることを検知する(図11の(3)参照)。このため、補完部324は、装置10Bについては、受信テーブルTbを、装置10Bが故障していることを検知した結果とともに、装置別障害情報データ313として管理装置2に出力する。
また、他の例に対する補完処理について説明する。図12は、補完部324の補完処理を説明する図である。図12では、障害情報欠落検知部323によって、障害情報管理装置3の受信時間「10:00」及び「10:02」の間においてTRAPが欠落していることが検知されている装置10Cを補完対象として説明する。そして、図12では、補完対象の装置10CのTRAPの受信テーブルを、図12の左方の受信テーブルTc−1として示し、装置10Cが有するTRAPのログを図12の右方のログLcとして示す。
まず、補完部324は、ネットワーク4を介した通信処理を行うことによって、装置10Cが有するTRAPのログLcを参照する(図12の(1)参照)。この場合、装置10CのTRAPの発出時間が障害情報管理装置3における受信時間よりも2時間早く進んでいるため、補完部324は、装置10Cの発出時間が「(12:00)」及び「(12:02)」の間であるログデータがあるか否かを判断する。この場合には、ログLcに、「(12:00)」及び「(12:02)」の間の発出時間「(12:01)」にTRAP番号「1302」のログデータがあるため、補完部324は、ログLcから、TRAP番号「1302」とTRAP番号「1302」のデータ(装置10Cからの発出時間「(12:01)」)とを取得する(図12の(2)参照)。
続いて、補完部324は、装置10CのログLcから、取得したTRAP番号「1302」と発出時間「(12:01)」とを、受信テーブルTc−1に補完する(図12の(3)参照)。さらに、補完部324は、欠落部分以外において対応する当該障害情報管理装置3のTRAPの受信時間と検知対象の装置10CのTRAPの発出時間との差分(「2時間」)を基に、TRAP番号「1302」に対応する部分の障害情報管理装置3の受信時間を求める。具体的には、補完部324は、TRAP再取得によって取得した装置10Cからの発出時間「(12:01)」を2時間早めた時間「10:01」を、受信テーブルTc−1のTRAP番号「1302」に対応する受信時間欄に補完する(図10の(3)参照)。この場合、補完部324は、装置10Cについては、TRAP番号「1302」に対応する部分を補完した受信テーブルTc−2を、装置別障害情報データ313として管理装置2に出力する。
このように、補完部324は、TRAPが欠落している装置10A〜10Zが有するTRAPのログと、TRAPの欠落部分以外において対応する当該障害情報管理装置3のTRAPの受信時間と検知対象の装置10B,10CのTRAPの発出時間との差分を用いて、欠落しているTRAPを補完する。上述したように、障害情報欠落検知部323は、類似関係にある複数の装置10A〜10Zの間において欠落したTRAPが一つでもあれば、装置10A〜10ZからのTRAPの欠落を検知できるため、補完部324は、TRAPの補完や装置故障の検知を迅速に行うことができる。
[類似装置判別処理の処理手順]
次に、類似装置判別部322が行う類似装置判別処理の処理手順について説明する。図13は、類似装置判別処理の処理手順を示すフローチャートである。
図13に示すように、類似装置判別部322は、1番目のTRAPを受信すると(ステップS11)、この1番目のTRAPを発出した装置を判別する(ステップS12)。そして、類似装置判別部322は、この1番目のTRAPを発出した装置の類似装置判別用データ312のテーブルに、TRAP受信時間を記録する(ステップS13)。
そして、類似装置判別部322は、次のTRAPを受信したか否かを判断する(ステップS14)。そして、類似装置判別部322は、次のTRAPを受信していないと判断した場合(ステップS14:No)、ステップS14に戻り、ステップS14の判断処理を行う。これに対し、類似装置判別部322は、次のTRAPを受信したと判断した場合(ステップS14:Yes)、過去のTRAPの受信履歴を検索し(ステップS15)、本2番目のTRAPの受信時間の所定時間(例えば、3分)以内に受信したTRAPがあるか否かを判断する(ステップS16)。
類似装置判別部322は、本TRAPの受信時間の所定時間以内に受信したTRAPがあると判断した場合(ステップS16:Yes)、本2番目のTRAPを発出した装置の類似装置判別用データ312のテーブルに、検索した装置名とその受信時間とを記録する(ステップS17)。続いて、類似装置判別部322は、検索した装置の類似装置判別用データ312のテーブルに、本2番目のTRAPの発出装置名と本2番目のTRAPの受信時間とを記録する(ステップS18)。
類似装置判別部322は、本TRAPの受信時間の所定時間以内に受信したTRAPがないと判断した場合(ステップS16:No)、或いは、ステップS18の記録処理終了後、類似装置判別用データ312の全テーブルから一定時間(例えば、5分)を超える履歴を消去する(ステップS19)。そして、類似装置判別部322は、類似装置判別用データ312のテーブルを用いて、類似装置を判別する(ステップS20)。類似装置の判別結果は、障害情報欠落検知部323及び補完部324に出力される。
そして、類似装置判別部322は、類似装置の判別処理の終了指示があるか否かを判断する(ステップS21)。類似装置判別部322が、類似装置判別処理の終了指示があると判断した場合には(ステップS21:Yes)、この判別処理を終了する。類似装置判別部322が、類似装置判別処理の終了指示がないと判断した場合には(ステップS21:No)、ステップS14に戻り、次のTRAPについて、ステップS14以降の処理を行う。
[障害情報欠落検知処理及び補完処理の処理手順]
次に、障害情報欠落検知部323及び補完部324が行う障害情報欠落検知処理及び補完処理の処理手順について説明する。図14は、障害情報欠落検知処理及び補完処理の処理手順を示すフローチャートである。図14に示す処理は、類似関係にある複数の装置のいずれかがTRAPを受信するごとに実行される。また、図14に示す処理は、定期的に実行されてもよく、処理の実行開始を指示する指示情報の入力にしたがって実行されてもよい。
図14に示すように、障害情報欠落検知部323は、検知対象の装置の障害情報受信データ311を記憶部31から読み出す(ステップS31)。そして、障害情報欠落検知部323は、検知対象の装置の類似装置の障害情報受信データ311を記憶部31から読み出す。続いて、障害情報欠落検知部323は、検知対象の装置の障害情報受信データ311のTRAP受信時間と、類似装置の障害情報受信データ311のTRAP受信時間とを比較し(ステップS32)、検知対象の装置の障害情報受信データ311に欠落部分があるか否かを判断する(ステップS33)。
障害情報欠落検知部323は、検知対象の装置の障害情報受信データ311に欠落部分がないと判断した場合(ステップS33:No)、読み出した障害情報受信データ311を、この装置の障害情報受信データ311として管理装置2に出力する(ステップS34)。
障害情報欠落検知部323は、検知対象の装置の障害情報受信データ311に欠落部分があると判断した場合(ステップS33:Yes)、この装置からのTRAPに欠落があることを検知する(ステップS35)。続いて、障害情報欠落検知部323は、検知対象の装置にアクセスし、この検知対象の装置が有するTRAPのログを参照する(ステップS36)。そして、障害情報欠落検知部323は、検知対象の装置が有するTRAPのログに、欠落部分のログデータがあるか否かを判断する(ステップS37)。
障害情報欠落検知部323は、検知対象の装置が有するTRAPのログに、欠落部分のログデータがないと判断した場合(ステップS37:No)、検知対象の装置の故障を検知し(ステップS38)、読み出した障害情報受信データ311を、装置故障を検知した結果とともに、この装置の障害情報受信データ311として管理装置2に出力する(ステップS34)。
一方、検知対象の装置が有するTRAPのログに欠落部分のログデータがあると障害情報欠落検知部323が判断した場合(ステップS37:Yes)、補完部324は、このログから欠落部分のログデータを取得する(ステップS39)。そして、補完部324は、該取得したTRAPの欠落部分のログデータと、欠落部分以外において対応する当該障害情報管理装置3のTRAPの受信時間と検知対象の装置10B,10CのTRAPの発出時間との差分を用いて、TRAPの欠落部分を補完する(ステップS40)。そして、障害情報欠落検知部323は、欠落部分を補完した障害情報受信データ311を、この検知対象の装置の障害情報受信データ311として管理装置2に出力する(ステップS41)。
[実施の形態の効果]
このように、実施の形態に係る障害情報管理装置3は、TRAPの管理対象である装置10A〜10Zの間で類似関係を求める。そして、障害情報管理装置3は、検知対象の装置10A〜10ZからのTRAPが欠落しているか否かを、該検知対象の装置と類似関係にある装置からのTRAPの受信時間を基に検知している。
したがって、障害情報管理装置3は、TRAPの欠落を検知するために、TRAPが欠落した装置10A〜10Zからの次のTRAPの受信を待たずともよい。また、言い換えると、障害情報管理装置3は、TRAPの欠落を検知するために、ping等のコマンド送信を行う必要もない。したがって、障害情報管理装置3は、TRAPが欠落した装置10A〜10Zからの次のTRAPが達する前にTRAPの欠落を確実に検知することができる。言い換えると、障害情報管理装置3は、類似関係にある複数の装置10A〜10Zの間において欠落したTRAPが一つでもあれば、装置10A〜10ZからのTRAPの欠落を検知することができる。
また、障害情報管理装置3は、TRAPが欠落していることを検知した場合、TRAPが欠落した装置10A〜10ZのTRAPのログからTRAPの再取得を行うことによって、欠落しているTRAPを補完する。したがって、障害情報管理装置3は、TRAPが欠落した装置10A〜10Zからの次のTRAPが達する前にTRAPの欠落を補完することができる。また、障害情報管理装置3は、TRAPが欠落した装置10A〜10ZのTRAPのログからTRAPが再取得できない場合に、この装置10A〜10Zに故障があることを検知するため、装置10A〜10Zの故障の迅速に検知することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、類似関係にある複数の装置10A〜10Zの間において欠落したTRAPが一つでもあれば、装置10A〜10ZからのTRAPの欠落を検知することができるため、TRAPの補完や装置故障の検知を迅速に行うことができる。
なお、管理装置2とは別に、障害情報管理装置3を設けてTRAPの欠落を検知した場合を例に説明したが、もちろん、管理装置がTRAPの欠落検知及び補完を行ってもよい。図15は、管理装置の他の構成を示す模式図である。図15に示すように、管理装置2Aでは、制御部22Aは、障害情報管理部321をさらに有する。そして、記憶部21は、障害情報受信データ311、類似装置判別用データ312及び装置別障害情報データ313を記憶する。この場合、管理部221は、障害情報管理部321がTRAPの欠落検知及び補完を行った受信データを基に、装置10A〜10Zを管理すればよい。また、この場合には、管理装置2Aとネットワーク4との間の障害情報管理装置3を省略することが可能である。
[他の実施の形態]
[システム構成等]
図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部又は任意の一部が、CPU及び当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、本実施の形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
[プログラム]
図16は、プログラムが実行されることにより、管理装置2A及び障害情報管理装置3が実現されるコンピュータの一例を示す図である。コンピュータ1000は、例えば、メモリ1010、CPU1020を有する。また、コンピュータ1000は、ハードディスクドライブインタフェース1030、ディスクドライブインタフェース1040、シリアルポートインタフェース1050、ビデオアダプタ1060、ネットワークインタフェース1070を有する。これらの各部は、バス1080によって接続される。
メモリ1010は、ROM(Read Only Memory)1011及びRAM1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、ハードディスクドライブ1090に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、ディスクドライブ1100に接続される。例えば磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が、ディスクドライブ1100に挿入される。シリアルポートインタフェース1050は、例えばマウス1110、キーボード1120に接続される。ビデオアダプタ1060は、例えばディスプレイ1130に接続される。
ハードディスクドライブ1090は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093、プログラムデータ1094を記憶する。すなわち、管理装置2A及び障害情報管理装置3の各処理を規定するプログラムは、コンピュータ1000により実行可能なコードが記述されたプログラムモジュール1093として実装される。プログラムモジュール1093は、例えばハードディスクドライブ1090に記憶される。例えば、管理装置2A及び障害情報管理装置3における機能構成と同様の処理を実行するためのプログラムモジュール1093が、ハードディスクドライブ1090に記憶される。なお、ハードディスクドライブ1090は、SSD(Solid State Drive)により代替されてもよい。
また、上述した実施の形態の処理で用いられる設定データは、プログラムデータ1094として、例えばメモリ1010やハードディスクドライブ1090に記憶される。そして、CPU1020が、メモリ1010やハードディスクドライブ1090に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出して実行する。
なお、プログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1090に記憶される場合に限らず、例えば着脱可能な記憶媒体に記憶され、ディスクドライブ1100等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、プログラムモジュール1093及びプログラムデータ1094は、ネットワーク(LAN、WAN等)を介して接続された他のコンピュータに記憶されてもよい。そして、プログラムモジュール1093及びプログラムデータ1094は、他のコンピュータから、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、本実施の形態による本発明の開示の一部をなす記述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、本実施の形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれる。