(第一の実施形態)
以下に図面を参照して第一の実施形態について説明する。図1は、行動選択肢の提示について説明する図である。
本実施形態の行動選択肢提示システムでは、利用者が出発地から目的地へ移動する際に、移動経路の候補と、移動手段よる移動が開始される時刻までの待ち時間において、利用者が立ち寄ることができる立ち寄り先の候補とを組み合わせて利用者に提示する。
本実施形態の移動経路の候補では、移動において用いられる交通手段及び移動を開始する時刻や移動にかかる時間が特定される。本実施形態の以下の説明では、上述した移動経路の候補と、立ち寄り先の候補との組み合わせを行動選択肢と呼ぶ。
本実施形態の行動選択肢提示システムにおいて、端末装置200は、出発地及び目的地と、時刻に関する情報とが入力され、移動経路の検索要求がなされると(ステップS1)、この要求をサーバ300へ送信する(ステップS2)。
言い換えれば、端末装置200は、サーバ300に対し、出発地の情報、目的地の情報及び出発時刻又は到着時刻のうち何れかの時刻の情報を送信する。
尚、端末装置200は、出発地又は目的地の入力が省略できるようにしても良い。端末装置200は、入力が省略された場合には、既定の出発地の情報又は目的地の情報をサーバ300へ送信するようにしても良い。既定の出発地の情報は、例えばGPS(Global Positioning System)やWiFi(Wireless Fidelity)によって特定された端末装置200の現在地を示す位置情報であっても良い。既定の目的地の情報は、例えば利用者データ315として予め登録された利用者の自宅位置を示す位置情報であっても良い。
端末装置200は、依頼条件とする出発時刻又は到着時刻の入力を受け付け、受け付けた時刻を示す情報をサーバ300に送信してもよい。また、端末装置200は、出発時刻又は到着時刻の入力が省略された場合は、現在時刻を出発時刻の情報としてサーバ300に送信しても良い。
本実施形態では、端末装置200における、出発地、目的地及び出発時刻または到着時刻のうち何れかの情報の入力が省略された場合、それらの情報をサーバ300で決定しても良い。
サーバ300は、この要求を受け付けると、出発地及び目的地から移動手段を用いた移動経路の候補を示す移動経路情報を取得する。尚、本実施形態の移動手段とは、例えば公共の交通機関である電車、バス等や、タクシー等の自動車、自転車、徒歩等を含む。また、本実施形態の移動経路情報は、少なくとも交通機関名、交通機関の出発地及び出発時刻情報を少なくとも含み、更に、交通機関を示すアイコン、列車種別、到着時刻等が含まれていても良い。
サーバ300は、移動経路情報が示す移動経路の候補毎に、提示要求を受け付けた時刻から移動が開始される時刻までの待ち時間を求め、待ち時間の間に立ち寄ることが可能な場所の候補を求める。以下の説明では、立ち寄れる場所の候補を、立ち寄り先候補と呼ぶ。
そして、サーバ300は、移動経路の候補と、立ち寄り先候補との組み合わせである行動選択肢を端末装置200へ送信する(ステップS3)。
端末装置200は、この情報を表示させることで、移動経路毎に、立ち寄ることが可能な場所の候補を端末装置200の利用者へ提示する(ステップS4)。
尚、サーバ300は、端末装置200から送信された、駅、バス停、現在地住所等の出発地に関する位置情報、及び出発時刻の情報を出発地の情報として受け取っても良い。また、サーバは300、例えば、端末装置200においてGPS等により取得された位置情報を出発地の情報として用いても良い。また、サーバ300は、端末装置200から送信された目的地の情報等を受け取った時刻の情報を、出発時刻の情報として用いても良い。
また、サーバ300は、端末装置200から送信された目的地の情報(駅、バス停、目的地住所、及び到着時刻等)を受け取ることができる。尚、サーバ300は、出発時刻の情報又は到着時刻の情報の何れか一方を受け取る。
以上のように、本実施形態では、移動経路の検索要求を受けた際に、移動経路情報と、移動経路情報に含まれる移動経路の候補に立ち寄り先候補と、を組み合わせた行動選択肢を提示する。すなわち、本実施形態によれば、待ち時間の間に立ち寄ることができる場所を示す情報を提示する。
したがって、本実施形態によれば、端末装置200の利用者に対して待ち時間の有効活用を促すことができる。
さらに、本実施形態のサーバ300は、待ち時間と移動手段の混雑度とから、移動経路の候補と立ち寄り先候補との組み合わせ毎の満足度を求め、満足度に応じた順に、行動選択肢を表示させる。
本実施形態では、端末装置200において、満足度に応じた順に行動選択肢を表示させることで、端末装置200の利用者にとってより好ましい立ち寄り先候補を提示することができる。
図2は、第一の実施形態の行動選択肢提示システムのシステム構成を示す図である。本実施形態の行動選択肢提示システム100は、端末装置200と、サーバ300とを有する。端末装置200とサーバ300とは、ネットワークを介して接続されている。
本実施形態の端末装置200は、サーバ300に対して、出発地と目的地及び移動経路の検索要求を送信する。尚、本実施形態では、端末装置200において入力された移動経路の検索要求に応じて行動選択肢が提示されるものとしたが、端末装置200において行動選択肢の提示要求が入力されても良い。
本実施形態のサーバ300は、利用者データベース310、移動データベース320、立ち寄り先データベース330、行動選択肢提示処理部340を有する。
本実施形態のサーバ300は、移動経路の検索要求を受け付けると、行動選択肢提示処理部340により、各データベースを参照し、行動選択肢を表示させる画面データを生成し、端末装置200へ送信する。
したがって、本実施形態のサーバ300は、行動選択肢を提示する行動選択肢提示装置の役割を果たす。
尚、図2の例では、サーバ300が各データベースを有するものとしたが、これに限定されない。各データベースは、サーバ300と通信が可能な外部の装置に設けられていても良い。
また、図2の例では、サーバ300が行動選択肢提示処理部340を有するものとしたが、行動選択肢提示処理部340の機能は、サーバ300と通信か可能な複数の装置により実現されても良い。
以下に、図3を参照してサーバ300のハードウェア構成について説明する。図3は、第一の実施形態のサーバのハードウェア構成について説明する図である。
本実施形態のサーバ(行動選択肢装置)300は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置31、出力装置32、ドライブ装置33、補助記憶装置34、メモリ装置35、演算処理装置36及びインターフェース装置37を有する。
入力装置31は、各種信号の入力と各種情報の表示をするために用いられる装置であり、例えばマウスやキーボード等である。出力装置32は、各種の情報を出力するために用いられる装置であり、例えばディスプレイ等である。
インターフェース装置37は、モデム,LANカード等を含み、ネットワークに接続する為に用いられる。
行動選択肢提示プログラムは、サーバ300を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。行動選択肢提示プログラムは例えば記録媒体38の配布やネットワークからのダウンロードなどによって提供される。行動選択肢提示プログラムを記録した記録媒体38は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的,電気的あるいは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
また、行動選択肢提示プログラムを記録した記録媒体38がドライブ装置33にセットされると、行動選択肢提示プログラムは記録媒体38からドライブ装置33を介して補助記憶装置34にインストールされる。ネットワークからダウンロードされた行動選択肢提示プログラムは、インターフェース装置37を介して補助記憶装置34にインストールされる。
補助記憶装置34は、インストールされた行動選択肢提示プログラムを格納すると共に、必要なファイル,データ等を格納する。メモリ装置35は、コンピュータの起動時に補助記憶装置34から行動選択肢提示プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置36はメモリ装置35に格納された行動選択肢提示プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
次に、図4を参照して本実施形態のサーバ300の機能構成について説明する。図4は、第一の実施形態のサーバの機能構成を説明する図である。
始めに、本実施形態のサーバ300の有する各データベースについて説明する。本実施形態のサーバ300は、利用者データベース310を有する。本実施形態の利用者データベース310は、例えばサーバ300の補助記憶装置34等の所定の記憶領域に設けられても良い。
本実施形態の利用者データベース310は、利用者毎に設けられている。本実施形態の利用者データベース310は、混雑度許容テーブル311、待ち時間許容テーブル312、移動満足度テーブル313、立ち寄り先満足度テーブル314、利用者データ315、行動履歴データ316を格納する。利用者データベース310の有する各テーブルの詳細は後述する。
利用者データベース310に格納された利用者データ315は、例えば利用者データベース310と対応する利用者のユーザ情報である。具体的には利用者データ315は、例えばユーザID、端末装置200を識別する識別子等が含まれる。
利用者データベース310に格納された行動履歴データ316は、利用者データベース310と対応する利用者の行動履歴を示すデータである。具体的には行動履歴データ316は、利用者が立ち寄った場所を示すデータや、利用者が利用した移動手段を示すデータ等を含む。
本実施形態の移動データベース320は、一般的な移動経路の検索に用いられるデータベースと、移動経路毎の混雑状況を示す情報とが含まれる。混雑状況を示す情報は、混雑度である。移動データベース320の詳細は後述する。
立ち寄り先データベース330は、立ち寄り先となり得る場所の情報が格納されている。立ち寄り先データベース330の詳細は後述する。
次に、行動選択肢提示処理部340について説明する。本実施形態の行動選択肢提示処理部340は、入力受付部341、移動経路抽出部342、経路候補作成部343、立ち寄り先抽出部344、満足度算出部345、除外判定部346、満足度保持部347、表示リスト作成部348、画面データ生成部349を有する。
入力受付部341は、端末装置200から送信される出発地と目的地及び行動選択肢の提示要求を受け付ける。
移動経路抽出部342は、移動データベース320を参照し、出発地から目的地までの移動経路の候補を抽出する。ここで抽出される移動経路の候補は、交通手段の種類、移動開始時刻および移動終了時刻を特定したものであり、同一の経路について、移動開始時刻の異なる複数の移動経路の候補を抽出しても良い。
経路候補作成部343は、それぞれの移動経路について、移動が開始されるまでの待ち時間と、移動経路の混雑度とを対応付けた、経路候補リストを作成する。
立ち寄り先抽出部344は、立ち寄り先データベース330を参照し、移動経路の候補毎に、組み合わせが可能な立ち寄り先候補を抽出し、移動経路の候補と立ち寄り先候補とを対応付けた行動選択肢とする。
満足度算出部345は、行動選択肢毎に、混雑度や待ち時間を考慮した満足度を算出する。満足度算出部345による満足度の算出の詳細は後述する。
除外判定部346は、満足度が予め設定した閾値未満であるか否かを判定する。そして、除外判定部346は、満足度が閾値未満の行動選択肢を、提示する行動選択肢から除外する。
満足度保持部347は、行動選択肢毎に、満足度を保持する。
表示リスト作成部348は、端末装置200に表示させる行動選択肢のリストを作成する。
画面データ生成部349は、表示リスト作成部348により作成された行動選択肢のリストから、端末装置200に表示させる画面データを生成し、端末装置200へ送信する。
尚、本実施形態では、サーバ300が画面データ生成部349を有するものとしたが、
これに限定されない。本実施形態では、端末装置200に画面データ生成部349が設けられていても良い。その場合、サーバ300は、表示リスト作成部348で作成した行動選択肢のリストをそのまま端末装置200へ送信し、端末装置200が有する画面データ生成部349により画面データを生成し、表示させても良い。
以下に、図5乃至図8を参照し、利用者データベース310が格納する各テーブルについて説明する。
図5Aは、第一の実施形態の混雑度許容テーブルの一例を示す図であり、図5Bは、第一の実施形態の混雑度許容テーブルをグラフにした図である。混雑度許容テーブル311は、利用者毎に設けられるテーブルである。
本実施形態の混雑度許容テーブル311は、情報の項目として、混雑度[%]、満足度[円]、許容限界値[%]を有する。
混雑度許容テーブル311では、混雑度に対する満足度が対応付けられている。項目「混雑度」の値Cは、%を単位とした数値で定義した混雑度Cを示す。項目「満足度」の値は、混雑度に対する満足度を示す値である。混雑度に対する満足度は、貨幣価値に換算した値Lc(C)で示される。本実施形態の項目「満足度」の値は、例えば利用者により予め設定されていても良い。
また、項目「許容限界値」の値は、利用者がこれ以上許容できないという混雑度の許容限界値を示している。図5Aの例では、混雑度250%が許容限界値である。
満足度Lc(C)は混雑度Cの関数である。混雑度Cと満足度Lcの関係は、混雑度Cを横軸とし、満足度Lcを縦軸とした場合に、図5Bに示すグラフにより示される。図5Bから、満足度Lcは、混雑度Cが上昇するほど低下することがわかる。
図6Aは、第一の実施形態の待ち時間許容テーブルの一例を示す図であり、図6Bは、第一の実施形態の待ち時間許容テーブルをグラフにした図である。
本実施形態の待ち時間許容テーブル312は、情報の項目として、待ち時間[分]、満足度[円]、許容限界値[分]を有する。
待ち時間許容テーブル312では、待ち時間に対する満足度が対応付けられている。項目「待ち時間」の値は、分を単位とした数値で定義した値Twである。項目「満足度」の値は、待ち時間に対する満足度を示す値である。待ち時間に対する満足度は、貨幣価値に換算した値Lw(Tw)で示される。本実施形態の項目「満足度」の値は、例えば利用者により予め設定されていても良い。
また、項目「許容限界値」の値は、利用者がこれ以上許容できないという待ち時間の許容限界値を示している。図6Aの例では、待ち時間150分が許容限界値である。
ここで、貨幣価値に換算した満足度によって許容度を定義できる理由を説明する。例えば選択肢Aの満足度が0円、選択肢Bの満足度が−1000円である場合、利用者にとっては、選択肢Aよりも選択肢Bのほうが貨幣価値1000円分許容しがたいことを意味する。すなわち、もし選択肢Bを選択すれば選択肢Aを選択するよりも1000円分多く対価を得ることができるならば、選択肢Bの負の満足度が相殺され、選択肢Aと同等に選択肢Bを許容できることを意味する。これが、貨幣価値に換算した満足度によって許容度を定義できる理由である。
満足度Lw(Tw)は、待ち時間Twの関数である。待ち時間Twと満足度Lw(Tw)の関係は、待ち時間Twを横軸とし、満足度Lw(Tw)を縦軸とした場合に、図6Bに示すグラフにより示される。図6Bから、満足度Lw(Tw)は、待ち時間Twが上昇するほど低下することがわかる。
図7は、第一の実施形態の移動満足度テーブルの一例を示す図である。本実施形態の移動満足度テーブル313は、情報の項目として、移動手段の種類、満足度、移動時間満足度係数を有する。
項目「移動手段の種類」の値Mは、移動手段を示す。項目「満足度」の値は、移動手段の種類に対する満足度を示す値である。移動手段の種類に対する満足度は、貨幣価値に換算した値Pmとして示される。項目「移動時間満足度係数」の値は、移動時間あたりの満足度を定義する係数Rmである。
本実施形態では、移動手段の種類に対応する満足度Pm及び移動時間満足度係数Rmは、利用者の嗜好に依存する値であり、移動手段の種類毎に異なる。満足度Pm及び移動時間満足度係数Rmは、利用者が自身の嗜好に合わせて設定した値であっても良い。
例えば図7の例では、利用者は移動手段がJ鉄道である場合と、タクシーである場合の満足度は、Kバスの満足度よりも高い値となっている。したがって、図7の例では、利用者は、KバスよりもJ鉄道かタクシーで移動することを好んでいることがわかる。
図8は、第一の実施形態の立ち寄り先満足度テーブルの一例を示す図である。本実施形態の立ち寄り先満足度テーブル314は、情報の項目として、立ち寄り先ID、立ち寄り先名、満足度、インセンティブ満足度係数を有する。
項目「立ち寄り先ID」の値は、立ち寄り先となる場所を特定する識別子を示す。項目「立ち寄り先名」の値は、立ち寄り先IDにより特定される立ち寄り先の名称を示す。項目「満足度」の値は、立ち寄り先に対する満足度の値を示す。立ち寄り先に対する満足度は、利用者にとって、その立ち寄り先へ立ち寄ることの満足度を貨幣価値に換算した値Skとして示される。項目「インセンティブ満足度係数」の値は、立ち寄り先に立ち寄る行動によって、貨幣価値を持つクーポン等のインセンティブが付与される場合に、そのインセンティブが利用者の満足度にどの程度寄与するかを表す係数の値Ikを示す。
図8の例では、立ち寄り先ID「1」で特定される立ち寄り先「レストランJapan」の満足度は150であり、立ち寄り先ID「2」で特定される立ち寄り先「カフェMocha」の満足度は50である。したがって、図8の例では、利用者は、カフェMochaに立ち寄る行動よりも、レストランJapanに立ち寄る行動の方を好むことがわかる。
次に、図9及び図10を参照し、本実施形態の移動データベース320について説明する。図9は、第一の実施形態の移動データベースを説明する第一の図である。
本実施形態の移動データベース320は、一般的な移動経路の検索に用いられるデータベースにおいて検索された移動経路毎の混雑度を示すテーブルが格納されている。また、本実施形態の移動データベース320は、一般的な移動経路の検索に用いられるデータベースを含んでも良い。
図9に示すテーブル321は、移動経路の検索により取得された移動経路を示すテーブルの一例である。テーブル321では、移動手段の種類MはJ鉄道であり、乗車地がA駅で、降車地がD駅の場合に、運賃Fmが250円のM路線で移動する移動経路を示している。
また、テーブル322は、テーブル321で示される移動経路で運行される列車の時刻と、それぞれの列車の混雑度を示している。
テーブル322では、出発時刻が7:30pmであり、到着時刻が7:45pmのJ鉄道のM路線の列車の混雑度Cは200%であり、出発時刻が8:30pmであり、到着時刻が8:45pmのJ鉄道のM路線の列車の混雑度Cは70%である。したがって、J鉄道のM路線は、8:30pmに出発する列車の方が、7:45pmに出発する列車よりも空いていることがわかる。
本実施形態の利用者データベース310に格納された各テーブルにおいて、利用者により値が設定される項目については、例えば天候や気温等によってその値が変更されても良い。
図10は、第一の実施形態の移動データベースを説明する第二の図である。図10に示すテーブル323は、移動経路の検索により取得された移動経路を示すテーブルの一例である。テーブル323では、移動手段の種類MはKバスであり、乗車地がA駅で、降車地がD駅前の場合に、料金Fmが300円のS線で移動する移動経路を示している。
また、テーブル324は、テーブル323で示される移動経路で運行されるバス便の時刻と、それぞれのバス便の混雑度を示している。
テーブル324では、出発時刻が7:25pmであり、到着時刻が7:50pmの場合のKバスのS線のバス便の混雑度Cは150%であり、出発時刻が8:25pmであり、到着時刻が8:50pmの場合のKバスのS線のバス便の混雑度Cは35%である。したがって、KバスのS線は、8:25pmに出発するバス便の方が、7:25pmに出発するバス便よりも空いていることがわかる。
本実施形態の移動データベース320は、テーブル321〜324に示すような、移動経路と混雑度を対応付けたテーブルを、様々な移動手段、移動区間、運行される列車やバスの便又は移動時間帯について網羅的に保持していても良い。
また、本実施形態の移動データベース320において、移動経路と混雑度を対応付けたテーブルは、出発地と目的地及び出発時刻や到着時刻等の希望時刻が与えられたとき、移動経路と混雑度とを対応付けた外部のデータベース等を検索して作成されても良い。
また、本実施形態の移動データベース320における混雑度は、天候や気温等によって値が変更されても良い。
次に、図11を参照して立ち寄り先データベース330について説明する。図11は、第一の実施形態の立ち寄り先データベースの一例を示す図である。
本実施形態の立ち寄り先データベース330は、情報の項目として、立ち寄り先ID、立ち寄り先名、行動種類、推奨滞在時間、インセンティブ、位置情報を有する。
項目「行動種類」の値は、立ち寄り先IDで特定される場所において行われる行動の種類を示す。項目「推奨滞在時間」は、立ち寄り先IDで特定される場所において推奨される滞在時間を示す。
項目「インセンティブ」の値は、立ち寄り先IDで特定される場所に立ち寄った場合に与えられるクーポン等のインセンティブを貨幣価値に換算した値Bkを示す。項目「位置情報」の値は、立ち寄り先IDで特定される場所の位置を示す。
本実施形態の立ち寄り先データベース330では、例えば推奨滞在時間やインセンティブは、天候や気温等によって値が変更されても良い。
次に、図12を参照して、本実施形態のサーバ300の動作について説明する。図12は、第一の実施形態のサーバの動作を説明するフローチャートである。
本実施形態のサーバ300の行動選択肢提示処理部340は、入力受付部341により、出発地と目的地と共に行動選択肢の提示要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS1201)。ステップS1201において、提示要求を受け付けない場合、サーバ300は提示要求を受け付けるまで待機する。
ステップS1201において、提示要求を受け付けた場合、行動選択肢提示処理部340は、移動経路抽出部342により、移動データベース320を参照し、出発地から目的地までの移動経路の候補を抽出する(ステップS1202)。
続いて行動選択肢提示処理部340は、経路候補作成部343により、移動データベース320を参照し、抽出された移動経路の候補毎に、提示要求を受け付けた時刻から移動が開始される時刻までの待ち時間と、混雑度とを対応付けた経路候補リストを作成する(ステップS1203)。尚、サーバ300は、提示要求を受け付けた時刻の代わりに、現在時刻を用いても良い。候補リストは、例えばサーバ300の作業用の記憶領域等に一時的に保持される。候補リストの詳細は後述する。
続いて行動選択肢提示処理部340は、変数Nに1を設定する(ステップS1204)。続いて行動選択肢提示処理部340は、立ち寄り先抽出部344により、立ち寄り先データベース330を参照し、経路候補リストのN番目の移動経路と組み合わせる立ち寄り先を抽出する(ステップS1205)。
具体的には、立ち寄り先抽出部344は、立ち寄り先データベース330において、推奨滞在時間が、候補リストにおける移動経路の候補の待ち時間よりも短い立ち寄り先を、立ち寄り先候補とて抽出する。
続いて行動選択肢提示処理部340は、満足度算出部345により、移動経路の候補と立ち寄り先候補とを対応付けた行動選択肢について、抽出された立ち寄り先毎に満足度を算出する(ステップS1206)。
ここで、本実施形態の満足度算出部345による行動選択肢の満足度の算出について説明する。
本実施形態では、行動選択肢の満足度を以下の式(1)を用いて算出する。
(式1)
V=Lc(C)+Lw(Tw)−Fm+Pm+Rm×Tm+Sk+Ik×Bk+A
尚、式(1)において、Vは行動選択肢の満足度であり、Lc(C)は混雑の満足度を示し、Lw(Tw)は待ち時間の満足度であり、Fmは移動手段による移動にかかる料金を示す。また、式(1)において、Pmは、移動手段の種類に対する満足度であり、Rmは移動手段の種類に対する移動時間満足度係数であり、Tmは移動時間である。また、式(1)において、kは立ち寄り先IDであり、Skは、立ち寄り先に対する満足度であり、Ikは、立ち寄り先に対するインセンティブ満足度係数であり、Bkは立ち寄り先についてインセンティブを貨幣価値に換算した値であり、Aは調整定数である。
本実施形態の調整定数Aは、行動選択肢の満足度Vが正の値になるようにするための定数である。行動選択肢の満足度Vは、調整定数Aを用いることで、直感的に理解しやすい正の値となる。
本実施形態の満足度算出部345は、式(1)に基づき、ステップS1205で抽出した立ち寄り先候補と移動経路の候補とを組み合わせた行動選択肢の満足度Vを算出する。
続いて行動選択肢提示処理部340は、除外判定部346により、算出した満足度Vが所定の閾値以上であるか否かを判定し、満足度Vが閾値以下であった場合、この行動選択肢を提示する行動選択肢から除外する(ステップS1207)。
続いて行動選択肢提示処理部340は、全ての立ち寄り先候補について、満足度を算出する処理を行ったか否かを判定する(ステップS1208)。ステップS1208において、まだ抽出可能な立ち寄り先候補が存在する場合、行動選択肢提示処理部340は、ステップS1205へ戻る。
ステップS1208において、抽出可能な立ち寄り先候補の全てについて処理を行った場合、行動選択肢提示処理部340は、満足度保持部347により、満足度Vが高い順に所定個数の行動選択肢を取得し、満足度Vの最大値を保持する(ステップS1209)。
続いて行動選択肢提示処理部340は、ステップS1202で抽出された全ての移動経路の候補について、ステップS1205以降の処理を実行したか否かを判定する(ステップS1210)。ステップS1210において、全ての移動経路の候補について処理を実行していない場合、行動選択肢提示処理部340は、変数Nの値をN+1とし(ステップS1211)、ステップS1205へ戻る。
ステップS1210において、全ての移動経路の候補について処理を実行した場合、行動選択肢提示処理部340は、表示リスト作成部348により、同一の移動経路IDごとに行動選択肢をまとめたグループについて、グループ内の行動選択肢の満足度Vの最大値が大きいグループ順に、かつ各グループ内では満足度Vが大きい順となるように、行動選択肢を並べた表示リストを作成する(ステップS1212)。表示リストは、例えばサーバ300の作業用の記憶領域等に一時的に保持される。表示リストの詳細は後述する。続いて、行動選択肢提示処理部340は、画面データ生成部349により、表示リストに基づき行動選択肢を表示させる画面データを生成して端末装置200へ送信し(ステップS1213)、処理を終了する。
尚、画面データ生成部349を端末装置200に設けた場合は、サーバ300は、表示リスト作成部348により作成した行動選択肢の表示リストを、ステップS1213においてそのまま端末装置200へ送信し、処理を終了する。
以下に、図13を参照して候補リストについて説明する。図13は、第一の実施形態の候補リストの一例を示す図である。
図13に示す候補リスト131は、情報の項目として、移動経路ID、出発時刻、到着時刻、移動時間、料金、待ち時間、混雑度、移動手段の種類、路線、出発地、到着地を含む。尚、候補リスト131には、上記の項目以外に、乗り換えに関する情報等が含まれても良い。
項目「移動経路ID」の値は、移動経路抽出部342により抽出された移動経路の候補を特定する識別子を示す。項目「出発時刻」の値は、移動手段による移動が開始されるとき、つまり、出発地を出発するときの時刻を示す。項目「到着時刻」の値は、移動手段が目的地に到着したときの時刻を示す。
項目「移動時間」の値は、出発時刻から到着時刻までの時間Tmを示す。項目「料金」の値は、移動手段の料金(運賃)Fmを示す。項目「待ち時間」の値は、行動選択肢の提示要求を受け付けてから出発時刻までの時間Twである。項目「混雑度」の値は、移動経路と出発時刻及び到着時刻と対応する混雑度Cを示す。
以下に、候補リスト131を作成する処理について具体的に説明する。
候補リスト131は、入力受付部341により、出発地「A駅」、目的地「D駅」の入力を受け付け、移動経路抽出部342により、移動経路ID1から移動経路ID4までの4つの移動経路が抽出された場合の候補リストである。
候補リスト131において、移動経路ID「1」の移動経路の場合、移動手段の種類はJ鉄道であり、路線はM路線であり、出発時刻は8:30pm、到着時刻は8:45pmである。また、図13の例では、行動選択肢の提示要求を受け付けた時刻が7:30pmであったとする。
この場合、経路候補作成部343は、出発時刻8:30pmから到着時刻8:45pmまでの15分を移動時間Tmの値とする。また、経路候補作成部343は、行動選択肢の提示要求を受け付けた時刻7:30pmから出発時刻8:30pmまでの60分を待ち時間Twの値とする。
さらに、経路候補作成部343は、移動データベース320を参照し、J鉄道のM路線における出発時刻8:30pm、到着時刻8:45pmの列車の混雑度を取得し、混雑度Cとする。
本実施形態の経路候補作成部343は、以上のようにして、各移動経路の候補の混雑度Cと待ち時間Twを含む候補リスト131を作成する。
次に、図14を参照し、表示リスト作成部348により作成される表示リストについて説明する。図14は、第一の実施形態の表示リストの一例を示す図である。
図14に示す表示リスト141は、情報の項目として、行動選択肢ID、満足度、移動経路ID、立ち寄り先名、詳細情報、インセンティブ情報を有する。
項目「行動選択肢ID」の値は、行動選択肢を特定する識別子である。本実施形態の行動選択肢IDは、移動経路IDと立ち寄り先IDとを含んでいる。具体的には、本実施形態の行動選択肢IDは、移動経路IDと立ち寄り先IDとをハイフン「−」でつなげたものとした。
項目「満足度」の値は、満足度算出部345により算出された行動選択肢の満足度Vである。項目「詳細情報」の値は、対応する立ち寄り先の詳細情報を端末装置200に表示させるURLを示す。項目「インセンティブ情報」の値は、対応する立ち寄り先のクーポン等を端末装置200に表示させるURLを示す。
以下に、表示リスト141を作成する処理について具体的に説明する。
本実施形態の立ち寄り先抽出部344は、まず候補リスト131における移動経路ID「1」の移動経路の候補について、立ち寄り先となり得る立ち寄り先の立ち寄り先IDを抽出する。移動経路ID「1」と対応する待ち時間は60分である。したがって、立ち寄り先抽出部344は、立ち寄り先データベース330を参照し、推奨滞在時間が60分より短い50分である立ち寄り先ID「1」を取得する。
続いて、満足度算出部345は、候補リスト131において、移動経路ID「1」と対応する移動時間Tm、待ち時間Tw、料金Fm、混雑度C、移動手段の種類Mを取得する。また、満足度算出部345は、立ち寄り先データベース330から、立ち寄り先ID「1」と対応するインセンティブBkを取得する。
さらに、満足度算出部345は、利用者データベース310を参照し、混雑度許容テーブル311から混雑度Cと対応する満足度Lc(C)を取得し、待ち時間許容テーブル312から待ち時間Twと対応する満足度Lw(Tw)を取得する。また、満足度算出部
345は、移動満足度テーブル313を参照し、移動手段の種類Mと対応する満足度Pmと、移動時間満足度係数Rmを取得する。さらに、満足度算出部345は、立ち寄り先満足度テーブル314を参照し、立ち寄り先ID「1」と対応する満足度Skとインセンティブ満足度係数Ikを取得する。
そして、満足度算出部345は、式(1)により満足度Vを算出し、この満足度Vを、移動経路ID「1」と立ち寄り先ID「1」とを組み合わせた行動選択肢を示す行動選択肢ID「1−1」の満足度とする。このとき、除外判定部346は、満足度Vが所定の閾値以下の行動選択肢IDは、表示リストに格納するものから除外する。
図14の例では、移動経路ID「1」と対応する待ち時間よりも推奨滞在時間が短い立ち寄り先IDは、「2」、「3」、「4」、「5」である。したがって、満足度算出部345は、行動選択肢ID「1−2」、「1−3」「1−4」、「1−5」のそれぞれについて満足度Vを算出する。
そして、表示リスト作成部348は、移動経路IDと対応する行動選択肢IDを、満足度Vの値が大きい順に、所定個数取得する。本実施形態では、所定個数を5つとした。したがって、表示リスト作成部348は、満足度Vの値が大きい順に5つの行動選択肢ID「1−1」、「1−2」、「1−3」「1−4」、「1−5」を取得する。
すなわち、満足度保持部347は、移動経路ID毎に、満足度Vの最大値を保持することになる。
本実施形態の行動選択肢提示処理部340は、以上のように、候補リスト131に含まれる移動経路ID全てについて、立ち寄り先IDと組み合わせた行動選択肢の満足度Vを算出する。
そして、表示リスト作成部348は、満足度Vの最大値が大きい順に移動経路IDを取得し、取得した移動経路IDを含む行動選択肢IDのうち、満足度Vが大きい行動選択肢IDから順に、表示リスト141へ格納する。
尚、表示リスト作成部348は、行動選択肢IDを表示リスト141へ格納する際に、行動選択肢IDに、満足度Vと、移動経路IDと、立ち寄り先名と、詳細情報と、インセンティブ情報とを対応付けて格納する。
図14の例では、移動経路ID「1」と対応する満足度Vの最大値が385であり、移動経路ID「2」と対応する満足度Vの最大値が190であり、移動経路ID「3」と対応する満足度Vの最大値が170である。
したがって、表示リスト作成部348は、移動経路ID「1」を含む行動選択肢IDを行動選択肢IDと対応する満足度Vが大きい順に表示リスト141に格納する。次に、表示リスト作成部348は、移動経路ID「2」を含む行動選択肢IDを行動選択肢IDと対応する満足度Vが大きい順に表示リスト141に格納する。そして、表示リスト作成部348は、その次に移動経路ID「3」を含む行動選択肢IDを行動選択肢IDと対応する満足度Vが大きい順に表示リスト141に格納する。
本実施形態の画面データ生成部349は、表示リスト141が作成されると、表示リスト141を参照し、端末装置200に表示させる画面の画面データを生成し、端末装置200へ送信する。
尚、画面データ生成部349を端末装置200に設けた場合は、サーバ300は、表示リスト作成部348で作成した行動選択肢の表示リストを端末装置200へ送信する。
以下に、図15乃至図17を参照し、本実施形態の端末装置200に表示される画面について説明する。
図15は、端末装置に表示される入力画面の一例を示す図である。図15では、端末装置200に表示された入力画面151を示している。入力画面151で、出発地、目的地及び時刻を入力する入力欄152と、行動選択肢の提示要求を行うボタン153とが表示されている。
本実施形態の端末装置200は、入力欄152において、出発地、目的地及び時刻が入力され、ボタン153が操作されると、出発地と目的地、時刻と共に提示要求がサーバ300へ送信される。
本実施形態では、入力欄152において、出発地、目的地及び出発時刻の初期値を予め表示しておいても良い。図15では、出発地として現在地、到着地として自宅、時刻として「今すぐ出発」が、初期値として表示されている。端末装置200のユーザは、初期値のままで提示要求を行うときは、そのままボタン153を操作すればよく、変更する場合は、入力欄152で変更した後にボタン153を操作すれば良い。時刻については、出発時刻ではなく到着時刻を指定してもよい。
尚、図15の例では、時刻が「今すぐ出発」と入力されているため、サーバ300では、提示要求を受け付けてから移動手段による移動が開始されるまでの時間を待ち時間Twとする。移動手段による移動が開始されるまでの時間とは、サーバ300が移動経路の検索要求を受けた時刻から、移動経路情報に従って移動が開始されるまでの時間である。また、複数の交通手段を乗り継ぐ場合、移動手段による移動が開始されるまでの時間は、例えば、サーバ300が移動経路の検索要求を受けた時刻から、最初の移動手段による移動が開始されるまでの時間に限られるものではない。例えば、移動手段による移動が開始されるまでの時間は、一つの移動手段による移動の終了から、その次の移動手段による移動の開始までの時間であってもよい。
また、入力欄152において、例えば時刻が1時間後出発であった場合には、サーバ300は、提示要求を受け付けてから1時間後の時刻から、移動手段により移動が開始される時刻までの時間に、1時間を追加した時間を待ち時間Twとしても良い。
図16は、第一の実施形態の端末装置に行動選択肢を提示する画面が表示された例を示す第一の図である。図16では、端末装置200に表示された行動選択肢の提示画面161を示している。
提示画面161は、表示欄162と表示欄163を有する。表示欄162には、移動経路の候補と、移動経路の候補毎の混雑度Cとが表示される。
表示欄163には、表示欄162において選択された移動経路と対応する立ち寄り先候補が表示される。
本実施形態では、表示欄162に表示される移動経路の候補は、移動経路IDと対応する満足度Vの最大値が大きい移動経路から順に表示される。したがって、表示欄162において、移動経路164は、立ち寄り先候補と組み合わせたときに、移動経路の候補の中で最も満足度Vが大きくなる移動経路である。
また、本実施形態では、表示欄163に表示される立ち寄り先候補は、選択された移動経路と組み合わせたときの満足度Vが大きい順に表示される。したがって、表示欄163に表示された立ち寄り先候補165において、移動経路164と組み合わせたときに満足度Vの値が最も大きくなる立ち寄り先は、「レストランJapan」となる。
また、本実施形態の端末装置200は、表示欄163において、「レストランJapan」のアイコン16の隣に表示された詳細ボタン17が操作されると、画面の表示を、提示画面161から、表示リスト141の「レストランJapan」と対応する詳細情報に示されるURLが指定するページの画面へ遷移させても良い。
また、本実施形態では、例えばクーポンボタン18が操作されると、画面の表示を、提示画面161から、表示リスト141の「レストランJapan」と対応するインセンティブ情報が示されるURLが指定するページの画面へ遷移させても良い。
このように、本実施形態の提示画面161では、表示欄162において移動経路が選択されると、選択された移動経路と対応する立ち寄り先が表示欄163に表示される。したがって、提示画面161では、表示領域166において、移動経路164を選択した場合の立ち寄り先候補が表示されることになる。
図17は、第一の実施形態の端末装置に行動選択肢を提示する画面が表示された例を示す第二の図である。
図17では、提示画面161の表示欄162において、移動経路164Aが選択された場合を示している。この場合、表示欄163には、移動経路164Aと対応する立ち寄り先候補165Aが表示される。
この場合、表示欄163の先頭には、立ち寄り先として「カフェMocha」が表示されている。したがって、移動経路164Aと組み合わせたときに最も満足度Vの値が大きくなる立ち寄り先は、「カフェMocha」であることがわかる。
このように、表示欄162において移動経路164Aが選択されると、表示欄163の表示は、移動経路164Aと対応する立ち寄り先の表示に切り替わり、表示領域166Aにおいて、移動経路164Aを選択した場合の立ち寄り先候補が表示される。
以上のように、本実施形態によれば、移動経路が選択されると、移動経路と対応する立ち寄り先を移動経路と組み合わせた行動選択肢として表示させる。したがって、本実施形態によれば、端末装置200の利用者に対して待ち時間の有効活用を促すことができる。
言い換えれば、本実施形態によれば、移動経路と、移動経路による移動が開始されるまでの待ち時間の間に立ち寄ることができる場所の候補とを組み合わせて端末装置200に表示させ、端末装置200の利用者に対して待ち時間の有効活用を促す。
さらに、本実施形態によれば、表示欄163において、立ち寄り先候補と移動経路を組み合わせたときに、満足度が高くなる立ち寄り先から順に表示させる。したがって、本実施形態によれば、端末装置200の利用者が満足する可能性が高い立ち寄り先を優先的に利用者に提示できる。
また、本実施形態によれば、混雑度の低い移動経路を利用者するように、端末装置200の利用者を誘導することができ、混雑を緩和することができる。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して第二の実施形態について説明する。第二の実施形態は、端末装置200に表示される提示画面に混雑度が表示されない点が第一の実施形態と相違する。よって、以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点について説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号を付与し、その説明を省略する。
図18は、第二の実施形態の行動選択肢提示システムのシステム構成を示す図である。本実施形態の行動選択肢提示システム100Aは、サーバ300Aを有する。
本実施形態のサーバ300Aは、移動データベース320と、立ち寄り先データベース330Aと、行動選択肢提示処理部340Aと、を有する。
本実施形態のサーバ300Aでは、混雑度と満足度は用いずに、待ち時間と立ち寄り先の推奨滞在時間とに応じた行動選択肢を端末装置200に表示させる。
図19は、第二の実施形態のサーバの機能構成を説明する図である。本実施形態のサーバ300Aの有する立ち寄り先データベース330Aの詳細は後述する。
本実施形態の行動選択肢提示処理部340Aは、入力受付部341、移動経路抽出部342、経路候補作成部343A、立ち寄り先抽出部344、表示リスト作成部348A、画面データ生成部349を有する。
本実施形態の経路候補作成部343Aは、移動経路毎に、移動が開始されるまでの待ち時間を対応付けた経路候補リストを作成する。
本実施形態の表示リスト作成部348Aは、移動経路IDと対応する待ち時間と、立ち寄り先IDと対応する推奨滞在時間との差分に基づく表示リストを作成する。表示リストの詳細は後述する。
図20は、第二の実施形態の立ち寄り先データベースの一例を示す図である。本実施形態の立ち寄り先データベース330Aは、情報の項目として、立ち寄り先ID、立ち寄り先名、行動種類、推奨滞在時間、位置情報を有する。各項目の示す値は、図11で説明した通りである。
次に、図21を参照して、本実施形態のサーバ300Aの動作について説明する。図21は、第二の実施形態のサーバの動作を説明するフローチャートである。
図21のステップS2101とステップS2102の処理は、図12のステップS1201とステップS1202の処理と同様であるから、説明を省略する。
ステップS2102に続いて、サーバ300Aの行動選択肢提示処理部340Aは、経路候補作成部343Aにより、ステップS2102で抽出された移動経路の候補毎に待ち時間を対応付けた候補リストを作成する(ステップS2103)。続いて行動選択肢提示処理部340Aは、変数Nの値を1に設定する(ステップS2104)。
続いて行動選択肢提示処理部340Aは、立ち寄り先抽出部344により、ステップS2103で作成された候補リストにおいて、N番目の移動経路と対応する待ち時間を取得する(ステップS2105)。
続いて立ち寄り先抽出部344は、立ち寄り先データベース330Aを参照し、対応する推奨滞在時間が待ち時間より短い立ち寄り先IDを抽出する(ステップS2106)。
続いて行動選択肢提示処理部340Aは、表示リスト作成部348Aにより、推奨滞在時間が待ち時間と近い立ち寄り先IDから順に、移動経路IDと対応付けた表示リストを作成する(ステップS2107)。
続いて行動選択肢提示処理部340Aは、ステップS2102で抽出された全ての移動経路の候補について、ステップS2107以前の処理を行ったか否かを判定する(ステップS2108)。ステップS2108において、全ての移動経路の候補について処理を行っていない場合、行動選択肢提示処理部340Aは、変数Nの値をN+1に設定し(ステップS2109)、ステップS2105へ戻る。
ステップS2108において、全ての移動経路の候補について処理を行った場合、行動選択肢提示処理部340Aは、ステップS2110へ進む。ステップS2110の処理は、図12のステップS1213の処理と同様であるから、説明を省略する。
次に、図22を参照し、本実施形態の候補リストについて説明する。図22は、第二の実施形態の候補リストの一例を示す図である。
図22に示す候補リスト221は、情報の項目として、移動経路ID、出発時刻、到着時刻、移動時間、料金、待ち時間、移動手段の種類、路線、出発地、到着地を含む。つまり、本実施形態の候補リスト221では、混雑度を示す項目を含まない。各項目の値は、図13で説明した通りである。
次に、図23を参照して本実施形態の表示リストについて説明する。図23は、第二の実施形態の表示リストの一例を示す図である。
図23に示す表示リスト231は、情報の項目として、行動選択肢ID、移動経路ID、立ち寄り先名、詳細情報を有する。表示リスト231の有する各項目の値は、図14で説明した通りである。
以下に、本実施形態の表示リスト231の作成について具体的に説明する。
本実施形態の立ち寄り先抽出部344は、まず候補リスト221における移動経路ID「1」移動経路の候補について、立ち寄り先となり得る立ち寄り先の立ち寄り先IDを抽出する。移動経路ID「1」と対応する待ち時間は60分である。したがって、立ち寄り先抽出部344は、立ち寄り先データベース330を参照し、推奨滞在時間が60分より短い立ち寄り先ID「1」〜「5」を取得する。
続いて表示リスト作成部348Aは、取得した立ち寄り先IDと対応する推奨滞在時間と、待ち時間との差分が小さい立ち寄り先IDから順に、移動経路IDと組み合わせた行動選択肢として表示リスト231へ格納する。
立ち寄り先データベース330Aにおいて、立ち寄り先ID「1」〜「5」のうち、推奨滞在時間と待ち時間との差分が最も少ない立ち寄り先IDは、「1」と「4」である。したがって、表示リスト作成部348Aは、立ち寄り先ID「1」又は立ち寄り先ID「4」のいずれか一方を移動経路IDと対応付けた行動選択肢IDを、表示リスト231の先頭に格納する。
尚、推奨滞在時間と待ち時間との差分が同じ立ち寄り先IDが存在する場合、立ち寄り先IDと対応する位置情報を参照し、端末装置200から距離が近い方の立ち寄り先IDを先に移動経路IDと対応付けても良い。
次に表示リスト作成部348Aは、立ち寄り先ID「1」及び「4」の次に差分が小さい立ち寄り先ID「5」を取得する。そして、表示リスト作成部348Aは、移動経路ID「1」と立ち寄り先ID「5」を組み合わせた行動選択肢ID「1−5」を表示リスト231へ格納する。
尚、表示リスト作成部348Aは、表示リスト231に行動選択肢IDを格納する際に、行動選択肢IDに、移動経路IDと、立ち寄り先名と、詳細情報とを対応付けて格納する。
また、本実施形態の表示リスト作成部348Aは、移動時間が短い移動経路IDから順に、移動経路IDと対応付けられた行動選択肢IDを表示リスト231へ格納しても良い。
あるいは、本実施形態の表示リスト作成部348Aは、依頼条件の時刻として出発時刻を指定した場合は、依頼条件に合う範囲で到着時刻が早い移動経路IDから順に、依頼条件の時刻として到着時刻を指定した場合は、依頼条件に合う範囲で出発時刻が遅い移動経路IDから順に、移動経路IDと対応付けられた行動選択肢IDを表示リスト231へ格納しても良い。
次に、図24を参照して、表示リスト231に基づき行動選択肢を提示する画面について説明する。
図24は、第二の実施形態の端末装置に行動選択肢を提示する画面が表示された例を示す図である。
図24では、提示画面161Aでは、表示欄162において、移動経路のみが表示され混雑度が表示されない。また、図24に示す提示画面161Aでは、表示欄162に表示される立ち寄り先は、待ち時間と推奨滞在時間との差分が小さいものから順に表示される。
以上のように、本実施形態によれば、移動経路が選択されると、移動経路と対応する立ち寄り先を移動経路と組み合わせた行動選択肢として表示させる。したがって、本実施形態によれば、端末装置200の利用者に対して待ち時間の有効活用を促すことができる。
(第三の実施形態)
以下に図面を参照して第三の実施形態について説明する。第三の実施形態は、端末装置200に表示される提示画面において、移動経路の選択肢が行動選択肢として表示される点が第一の実施形態と相違する。よって、以下の第三の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点について説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号を付与し、その説明を省略する。
図25は、第三の実施形態の行動選択肢提示システムのシステム構成を示す図である。本実施形態の行動選択肢提示システム100Bは、サーバ300Bを有する。
本実施形態のサーバ300Bは、利用者データベース310Aと、移動データベース320と、行動選択肢提示処理部340Bと、を有する。
本実施形態のサーバ300Bでは、移動経路の候補を行動選択肢とし、移動手段と混雑度及び待ち時間についての満足度に基づく順に並べられた行動選択肢を端末装置200に表示させる。
図26は、第三の実施形態のサーバの機能構成を説明する図である。本実施形態の利用者データベース310Aは、混雑度許容テーブル311、待ち時間許容テーブル312、移動満足度テーブル313、利用者データ315を格納する。
本実施形態の行動選択肢提示処理部340Bは、入力受付部341、移動経路抽出部342、経路候補作成部343、満足度算出部345、除外判定部346、表示リスト作成部348B、画面データ生成部349を有する。
本実施形態の表示リスト作成部348Bは、移動経路IDと対応する待ち時間と、混雑度とに基づき算出される満足度に応じた表示リストを作成する。表示リストの詳細は後述する。
以下に、図27を参照して本実施形態のサーバ300Bの動作を説明する。図27は、第三の実施形態のサーバの動作を説明するフローチャートである。
図27のステップS2701からステップS2704までの処理は、図12のステップS1201からステップS1204までの処理と同様であるから、説明を省略する。
ステップS2704に続いて、サーバ300Bの行動選択肢提示処理部340Bは、満足度算出部345により、ステップS2703で作成された候補リスト131のN番目の移動経路の候補の満足度Vを算出する(ステップS2705)。
以下に、本実施形態の満足度算出部345による満足度の算出について説明する。本実施形態の満足度算出部345は、式(1)を用いて満足度を算出する。この際に、満足度算出部345は、式(1)の有する各項において、値が取得できない項に0を代入して満足度Vを算出する。
したがって、本実施形態では、満足度算出部345は、式(1)のうち、右辺の第6項目と第7項目の値を0として満足度Vを算出すれば良い。
続いて行動選択肢提示処理部340Bは、除外判定部346により、満足度Vが所定の閾値以下の移動経路の候補を提示する移動経路の候補から除外する(ステップS2706)。
続いて行動選択肢提示処理部340Bは、ステップS2702で抽出した全ての移動経路の候補について、ステップS2706以前の処理を実行したか否かを判定する(ステップS2707)。
ステップS2707において、全ての移動経路の候補について処理を行っていない場合、行動選択肢提示処理部340Bは、変数Nの値をN+1とし(ステップS2708)、ステップS2705に戻る。
ステップS2707において、全ての移動経路の候補について処理を行った場合、行動選択肢提示処理部340Bは、表示リスト作成部348Bにより、満足度Vが大きい順に移動候補の経路を格納した表示リストを作成する(ステップS2709)。
続いて行動選択肢提示処理部340Bは、画面データ生成部349により、表示リストに基づく画面データを生成し、端末装置200に送信し(ステップS2710)、処理を終了する。
したがって、本実施形態において表示リスト作成部348Bが作成した表示リストは、ステップS2702で抽出された移動経路の候補を、満足度Vの値が大きい順に格納したものとなる。
以下に、図28を参照して、本実施形態の端末装置200における行動選択肢を提示する画面について説明する。図28は、第三の実施形態の端末装置に行動選択肢を提示する画面が表示された例を示す図である。
本実施形態では、一般的な移動経路の検索により抽出された移動経路の候補を表示した画面と、満足度Vに応じた順に移動経路の候補を表示した画面とが切り替え可能であっても良い。
図28において、端末装置200に表示された画面281は、一般的な移動経路の検索により抽出された移動経路の候補を表示した画面の例である。また、画面281Aは、満足度Vに基づく順で移動経路の候補を表示した画面の例である。
本実施形態の画面281、281Aには、タブ282、283が表示されている。タブ282は、一般的な移動経路の検索によって得られた移動経路の候補を表示させるタブである。タブ283は、満足度Vに応じた順に移動経路の候補を表示させるタブである。
画面281は、タブ282が選択されている状態を示しており、一般的な検索によって、到着時刻が早い順に移動経路の候補が表示されている。
依頼条件として、出発時刻ではなく到着時刻が指定された場合は、タブ282は到着時刻優先ではなく出発時刻優先とし、すなわち出発時刻が遅い順に移動経路の候補を表示するようにしてもよい。
画面281では、混雑度よりも、到着時刻が優先されるため、混雑度に関わりなく到着時刻が早い候補が一番上に表示される。
画面281において、タブ283が選択されると、画面281は、画面281Aに切り替わる。画面281Aでは、到着時刻よりも満足度Vが優先されるため、比較的混雑度が低い移動経路の候補が一番上に表示されている。
以上のように、本実施形態では、移動経路の候補を行動選択肢とし、行動選択肢毎の待ち時間と混雑度を用いて満足度Vを算出し、満足度Vに応じた順に移動経路の候補を表示させることができる。
(第四の実施形態)
以下に図面を参照して第四の実施形態について説明する。第四の実施形態は、端末装置200に表示される提示画面において、立ち寄り先の選択肢が行動選択肢として表示される点が第一の実施形態と相違する。よって、以下の第四の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点について説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号を付与し、その説明を省略する。
図29は、第四の実施形態の行動選択肢提示システムのシステム構成を示す図である。本実施形態の行動選択肢提示システム100Cは、サーバ300Cを有する。また、実施形態の行動選択肢提示システム100Cは、イベント管理サーバ500と接続される。
本実施形態のイベント管理サーバ500は、端末装置200の周囲の立ち寄り先において開催されるイベントに関する情報を管理するサーバである。具体的には、例えば端末装置200の利用者がショッピングモール等に滞在していた場合等は、イベント管理サーバ500は、ショッピングモール内で開催されるイベントに関する情報を管理する。以下の説明では、イベント管理サーバ500において管理される情報をイベント情報と呼ぶ。
本実施形態のイベント情報は、例えば立ち寄り先の候補となる施設で開催されるイベントの内容、施設の混雑度、イベントの開始時刻と終了時刻等を含む。
本実施形態のサーバ300Cは、利用者データベース310Bと、立ち寄り先データベース330と、行動選択肢提示処理部340Cと、を有する。
本実施形態のサーバ300Cでは、行動選択肢の提示要求を受け付けた後に開催されるイベントと、各イベントが開始されるまでの立ち寄り先候補の組み合わせと行動選択肢として、端末装置200に行動選択肢を表示させる。本実施形態の行動選択肢は、イベントが開催されるまでの待ち時間と、イベントが開催される場所の混雑度と、を用いて算出された満足度Vに基づく順に端末装置200に表示される。
図30は、第四の実施形態のサーバの機能構成を説明する図である。本実施形態の利用者データベース310Bは、混雑度許容テーブル311、待ち時間許容テーブル312、イベント満足度テーブル313A、立ち寄り先満足度テーブル314、利用者データ315、行動履歴データ316を格納する。
本実施形態のイベント満足度テーブル313Aは、図7に示す移動満足度テーブル313の移動手段をイベントに置き換えたものである。
つまり、イベント満足度テーブル313Aでは、イベントの種類毎に、イベントの満足度Pm1及びイベントの開催時間満足度係数Rm1とが対応付けられている。イベント満足度テーブル313Aの開催時間満足度係数Rm1は、移動満足度テーブル313の移動時間満足度係数Rmを置き換えたものである。
本実施形態の行動選択肢提示処理部340Cは、入力受付部341、立ち寄り先抽出部344、満足度算出部345A、除外判定部346、表示リスト作成部348C、画面データ生成部349、イベント情報取得部350、イベント候補作成部351を有する。
本実施形態の満足度算出部345Aは、式(1)の移動手段に関連する項を、イベントに関連する項として満足度を算出する。
本実施形態の表示リスト作成部348Cは、イベント毎に、立ち寄り先候補を対応付けた表示リストを作成する。
イベント情報取得部350は、イベント管理サーバ500から、これから開催されるイベントのイベント情報を取得する。本実施形態では、これから開催されるイベントは、端末装置200の利用者の行動予定の候補である。
イベント候補作成部351は、取得したイベント情報に基づき、イベント候補リストを作成する。
以下に、図31を参照して本実施形態のサーバ300Cの動作について説明する。図31は、第四の実施形態のサーバの動作を説明するフローチャートである。
本実施形態のサーバ300Cの行動選択肢提示処理部340Cは、入力受付部341により、端末装置200の現在位置を示す位置情報と、行動選択肢の提示要求とを受け付けたか否かを判定する(ステップS3101)。ステップS3101において、提示要求を受け付けない場合、サーバ300は提示要求を受け付けるまで待機する。
ステップS3101において、提示要求を受け付けた場合、行動選択肢提示処理部340Cは、イベント情報取得部350により、イベント管理サーバ500を参照し、ステップS3101で取得した位置情報に基づく範囲内で開催されるイベントのイベント情報を抽出する(ステップS3102)。尚、本実施形態のイベント情報取得部350は、例えば位置情報が示す位置を中心として半径1Km以内の場所で行われるイベントのイベント情報を取得しても良い。
続いて行動選択肢提示処理部340Cは、イベント候補作成部351により、イベント情報に基づき、提示要求を受け付けた時刻からイベントが開始される時刻までの待ち時間と、混雑度とを対応付けたイベント候補リストを作成する(ステップS3103)。イベント候補リストの詳細は後述する。
続いて行動選択肢提示処理部340Cは、変数Nに1を設定する(ステップS3104)。続いて行動選択肢提示処理部340Cは、立ち寄り先抽出部344により、立ち寄り先データベース330を参照し、イベント候補リストのN番目のイベントと組み合わせる立ち寄り先を抽出する(ステップS3105)。
具体的には、立ち寄り先抽出部344は、立ち寄り先データベース330において、推奨滞在時間が、イベント候補リストにおける待ち時間よりも短い立ち寄り先を、立ち寄り先候補とて抽出する。
続いて行動選択肢提示処理部340Cは、満足度算出部345Aにより、イベントの候補と立ち寄り先候補とを対応付けた行動選択肢について、抽出された立ち寄り先毎に満足度を算出する(ステップS3106)。
ここで、本実施形態の満足度算出部345Aによる行動選択肢の満足度の算出について説明する。
本実施形態では、行動選択肢の満足度を以下の式(1−1)を用いて算出する。
(式1−1)
V=Lc(C1)+Lw(Tw1)−Pm1+Rm1×Tm1+Sk+Ik×Bk+A
尚、式(1)において、Vは行動選択肢の満足度であり、Lc(C1)は混雑の満足度を示し、Lw(Tw1)は待ち時間の満足度を示す。また、式(1)において、Pm1は、イベントの種類に対する満足度であり、Rm1はイベントの種類に対する開催時間満足度係数であり、Tm1はイベントの開催時間である。
本実施形態の満足度算出部345Aは、式(1−1)に基づき、ステップS3105で抽出した立ち寄り先候補とイベントの候補とを組み合わせた行動選択肢の満足度Vを算出する。
ステップS3107からステップS3109までの処理は、図12のステップS1207からステップS1209までの処理と同様であるから、説明を省略する。
続いて行動選択肢提示処理部340Cは、ステップS3102で抽出された全てのイベントの候補について、ステップS3105以降の処理を実行したか否かを判定する(ステップS3110)。ステップS3110において、全てのイベントの候補について処理を実行していない場合、行動選択肢提示処理部340Cは、変数Nの値をN+1とし(ステップS3111)、ステップS3105へ戻る。
ステップS3110において、全てのイベントの候補について処理を実行した場合、行動選択肢提示処理部340Cは、表示リスト作成部348Cにより、満足度Vの最大値が大きい順に行動選択肢を並べた表示リストを作成する(ステップS3112)。続いて、行動選択肢提示処理部340Cは、画面データ生成部349により、表示リストに基づき行動選択肢を表示させる画面データを生成して端末装置200へ送信し(ステップS3113)、処理を終了する。
以下に、図32を参照してイベント候補リストについて説明する。図32は、第四の実施形態のイベント候補リストの一例を示す図である。
図32に示すイベント候補リスト131Aは、情報の項目として、イベントID、開始時刻、終了時刻、開催時間、料金、待ち時間、混雑度、イベントの種類を含む。
項目「イベントID」の値は、イベント情報取得部350により抽出されたイベント情報が示すイベントを特定する識別子を示す。項目「開始時刻」の値は、イベントの開催が開始される時刻を示す。項目「終了時刻」の値は、イベントの開催が終了する時刻を示す。
項目「開催時間」の値は、開始時刻から終了時刻までの時間Tm1を示す。項目「料金」の値は、イベントの参加にかかる料金を示す。項目「待ち時間」の値は、行動選択肢の提示要求を受け付けてから開始時刻までの時間Tw1である。項目「混雑度」の値は、イベントと開催時間と対応する混雑度C1を示す。
本実施形態のイベント候補作成部351は、受付部341により、行動選択肢の提示要求を受け付けると、イベント情報取得部350より、位置情報と現在時刻に応じたイベントのイベント情報を取得する。尚、本実施形態では、イベント情報の取得要求を受け付けたとき、行動選択肢の提示要求を受け付けたものとしても良い。
図32では、イベントID1、イベントID2のイベントのイベント情報が抽出された例を示している。
イベント候補リスト131Aにおいて、イベントID「1」のイベントの場合、イベントの種類は映画であり、開始時刻は13:30pm、終了時刻は15:00pmである。また、図13の例では、行動選択肢の提示要求を受け付けた時刻が12:00pmであったとする。
この場合、イベント候補作成部351は、開始時刻13:00pmから終了時刻15:00pmまでの120分を開催時間Tm1の値とする。また、イベント候補作成部351は、行動選択肢の提示要求を受け付けた時刻12:00pmから開始時刻13:00pmまでの60分を待ち時間Tw1の値とする。
さらに、イベント候補作成部351は、イベント情報に含まれる混雑度を取得し、混雑度C1とする。
本実施形態のイベント候補作成部351は、以上のようにして、イベントの候補の混雑度C1と待ち時間Tw1を含むイベント候補リスト131Aを作成する。
本実施形態のイベント候補リスト131Aに含まれるイベントは、端末装置200の利用者がこれから行う可能性のある行動を示すものとなる。
次に、図33を参照し、表示リスト作成部348Cにより作成される表示リストについて説明する。図33は、第四の実施形態の表示リストの一例を示す図である。
図33に示す表示リスト141Aは、情報の項目として、行動選択肢ID、満足度、イベントID、立ち寄り先名、詳細情報、インセンティブ情報を有する。
項目「行動選択肢ID」の値は、行動選択肢を特定する識別子である。本実施形態の行動選択肢IDは、イベントIDと立ち寄り先IDとを含んでいる。具体的には、本実施形態の行動選択肢IDは、イベントIDと立ち寄り先IDとをハイフン「−」でつなげたものとした。
項目「満足度」の値は、満足度算出部345Aにより算出された行動選択肢の満足度Vである。項目「詳細情報」の値は、対応する立ち寄り先の詳細情報を端末装置200に表示させるURLを示す。項目「インセンティブ情報」の値は、対応する立ち寄り先のクーポン等を端末装置200に表示させるURLを示す。
以下に、表示リスト141Aを作成する処理について具体的に説明する。
本実施形態の立ち寄り先抽出部344は、まずイベント候補リスト131AにおけるイベントID「1」のイベントの候補について、立ち寄り先となり得る立ち寄り先の立ち寄り先IDを抽出する。イベントID「1」と対応する待ち時間は60分である。したがって、立ち寄り先抽出部344は、立ち寄り先データベース330を参照し、推奨滞在時間が60分より短い50分である立ち寄り先ID「1」を取得する。
続いて、満足度算出部345Aは、イベント候補リスト131Aにおいて、イベントID「1」と対応する開催時間Tm1、待ち時間Tw1、混雑度C1、イベントの種類M1を取得する。また、満足度算出部345Aは、立ち寄り先データベース330から、立ち寄り先ID「1」と対応するインセンティブBkを取得する。
さらに、満足度算出部345Aは、利用者データベース310Bを参照し、混雑度許容テーブル311から混雑度C1と対応する満足度Lc(C1)を取得し、待ち時間許容テーブル312から待ち時間Tw1と対応する満足度Lw(Tw1)を取得する。
また、満足度算出部345Aは、イベント満足度テーブル313Aを参照し、イベントの種類M1と対応する満足度Pm1と、満足度係数Rm1を取得する。さらに、満足度算出部345Aは、立ち寄り先満足度テーブル314を参照し、立ち寄り先ID「1」と対応する満足度Skとインセンティブ満足度係数Ikを取得する。
そして、満足度算出部345Aは、式(1−1)により満足度Vを算出し、この満足度Vを、イベントID「1」と立ち寄り先ID「1」とを組み合わせた行動選択肢を示す行動選択肢ID「1−1」の満足度とする。このとき、除外判定部346は、満足度Vが所定の閾値以下の行動選択肢IDは、表示リストに格納するものから除外する。
図33の例では、イベントID「1」と対応する待ち時間よりも推奨滞在時間が短い立ち寄り先IDは、「2」、「3」、「4」、「5」である。したがって、満足度算出部345Aは、行動選択肢ID「1−2」、「1−3」「1−4」、「1−5」のそれぞれについて満足度Vを算出する。
そして、表示リスト作成部348Cは、イベントIDと対応する行動選択肢IDを、満足度Vの値が大きい順に、所定個数取得する。本実施形態では、所定個数を5つとした。したがって、表示リスト作成部348Cは、満足度Vの値が大きい順に5つの行動選択肢ID「1−1」、「1−2」、「1−3」「1−4」、「1−5」を取得する。
本実施形態の行動選択肢提示処理部340Cは、以上のように、イベント候補リスト131Aに含まれるイベントID全てについて、立ち寄り先IDと組み合わせた行動選択肢の満足度Vを算出する。
そして、表示リスト作成部348Cは、満足度Vの最大値が大きい順にイベントIDを取得し、取得したイベントIDを含む行動選択肢IDのうち、満足度Vが大きい行動選択肢IDから順に、表示リスト141Aへ格納する。
本実施形態の画面データ生成部349は、表示リスト141Aが作成されると、表示リスト141Aを参照し、端末装置200に表示させる画面の画面データを生成し、端末装置200へ送信する。
以下に、図34を参照し、本実施形態の端末装置200に表示される画面について説明する。
図34は、第四の実施形態の端末装置に行動選択肢を提示する画面が表示された例を示す図である。図34では、端末装置200に表示された行動選択肢の提示画面181を示している。
提示画面181は、表示欄182と表示欄183を有する。表示欄182にはイベントの候補と、イベント毎の混雑度C1とが表示される。
表示欄183には、表示欄182において選択されたイベントと対応する立ち寄り先候補が表示される。
本実施形態では、表示欄182に表示されるイベントは、イベントIDと対応する満足度Vの最大値が大きいイベントから順に表示される。したがって、表示欄182において、イベント184は、イベントの候補の中で、立ち寄り先と組み合わせた場合に最も満足度Vが大きくなるイベントである。
また、本実施形態では、表示欄183に表示される立ち寄り候補は、選択されたイベントと組み合わせたときの満足度Vが大きい順に表示される。
したがって、表示欄182においてイベント184が選択された場合、表示領域185には、イベント184と組み合わせたときに満足度Vの値が最も大きくなる立ち寄り先である、レストランJapan」が一番上に表示される。
このように、本実施形態の提示画面181では、表示欄182においてイベントが選択されると、選択されたイベントと対応する立ち寄り先が表示欄183に表示される。また、本実施形態では、表示欄182において、イベント186が選択されると、表示欄183の表示は、イベント186と組み合わせられた立ち寄り先候補の表示へ切り替わる。
また、本実施形態では、提示画面181において、端末装置200の位置を示す情報187を表示させても良い。図34の例では、端末装置200がショッピングモール△△内に位置していることがわかる。
尚、本実施形態では、イベント情報をイベント管理サーバ500から取得するものとしたが、これに限定されない。イベント情報は、例えばサーバ300に予め格納されていても良いし、端末装置200において入力されても良い。
以上のよう、本実施形態では、端末装置200の利用者の行動予定と、行動予定と組み合わせる立ち寄り先の候補とを対応付けて表示させることができる。したがって、本実施形態によれば、待ち時間の有効活用を促すことができる。
本発明は、具体的に開示された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。