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JP6507063B2 - 画像検査装置 - Google Patents
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JP6507063B2 - 画像検査装置 - Google Patents

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本発明は画像検査装置に関し、特に、検査対象物(ワーク)に含まれる突起部の高さを算出することが可能な画像検査装置に関する。
検査対象物(ワーク)に含まれる突起部の高さを計測する方法としては、例えば特許文献1に記載された方法が知られている。特許文献1に記載された方法は、検査対象となる突起を斜め方向から撮影し、得られた画像上の高さ、撮影角度およびレンズ倍率に基づいて、突起の実際の高さを演算するというものである。
特開2013−79835号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、突起に傾きなどが存在する場合、その高さを正確に算出することは困難である。また、特許文献1に記載の方法は、スタッドバンプのように垂直に突出した形状を有する突起であればその高さを算出できるものの、バネ性を有する端子電極のように、複雑な形状を有する対象物の表面高さを算出することは困難である。
したがって、本発明は、対象物の傾きや形状にかかわらず、計測点の高さや深さを正確に算出可能な画像検査装置を提供することを目的とする。
本発明による画像検査装置は、基準点及び計測点を有する検査対象物を基準平面上に保持する保持手段と、光軸が前記基準平面の垂線に対して第1の角度に保持された第1の撮影手段と、光軸が前記基準平面の垂線に対して前記第1の角度とは異なる第2の角度保持された第2の撮影手段と、前記第1及び第2の撮影手段によってそれぞれ得られた第1及び第2の画像を処理する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記第1の画像における前記基準点と前記計測点の距離と、前記第2の画像における前記基準点と前記計測点の距離に基づいて、前記基準点と前記計測点を結ぶ直線の長さと、前記基準平面と前記直線が成す第3の角度を算出し、前記直線の長さ及び前記第3の角度に基づいて、前記基準平面に対して垂直な前記基準点と前記計測点の高さの差を算出することを特徴とする。
本発明によれば、対象物の高さを直接算出するのではなく、基準点と計測点を結ぶ直線の長さを2つの撮影手段から算出するとともに、基準平面と前記直線が成す角度を算出し、これらに基づいて計測点の高さを算出していることから、対象物の傾きや形状にかかわらず、計測点の高さや深さを正確に算出することが可能となる。
図1は、本発明の好ましい実施形態による画像検査装置10の外観の一部を示す略断面図である。 図2は、画像検査装置10構成を説明するためのブロック図である。 図3はワークWの基本構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)はA−A線に沿った断面図である。 図4は、具体的なワークWの構成の一例を示す平面図である。 図5は、本実施形態による画像検査装置10の計測原理を説明するための図である。 図6(a)はカメラ11による撮影イメージであり、図6(b)はカメラ12による撮影イメージである。 図7は、シャインプルーフ光学系を説明するための模式図である。 図8は中間点を設定した場合における撮影イメージであり、(a)はカメラ11による撮影イメージであり、(b)はカメラ12による撮影イメージである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態による画像検査装置10の外観の一部を示す略断面図である。
図1に示すように、本実施形態による画像検査装置10は、検査対象物(ワーク)Wが載置されるステージSと、ワークWを撮影するカメラ11,12を備える。図1に示す構成では、ステージSの下側からワークWを撮影しているが、本発明がこれに限定されるものではなく、ステージSの上側からワークWを撮影しても構わない。ステージSはワークWをXY平面からなる基準平面上に保持する保持手段を構成する。カメラ11,12は、それぞれ第1及び第2の撮影手段を構成し、互いに異なる角度からワークWを撮影する。
図1に示す例では、カメラ11の光軸はZ方向、つまり、基準平面の垂線と同じ方向を向いている。これに対し、カメラ12の光軸は基準平面に対して垂直ではない所定の傾きを有している。但し、本発明がこれに限定されるものではなく、2つのカメラ11,12の光軸と基準平面が成す角度が違い異なっていれば足りる。尚、基準平面がステージSの表面に限定されるものではなく、Z方向における高さにかかわらず、全てのXY平面は基準平面を構成する。
図2は、画像検査装置10構成を説明するためのブロック図である。
図2に示すように、画像検査装置10はカメラ11,12の他に、コントローラ13、入力デバイス14及び出力デバイス15を備える。コントローラ13は、カメラ11,12によってそれぞれ得られた画像を処理する制御手段であり、後述する演算処理などを行う。オペレータからコントローラ13への指示は、キーボード、タッチパネル、ポインティングデバイスなどからなる入力デバイス14を介して行う。また、コントローラ13による演算結果などは、ディスプレイ、プリンタなどからなる出力デバイス15に送信される。出力デバイス15には、カメラ11,12によって撮影された画像を表示しても構わない。
図3はワークWの基本構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)はA−A線に沿った断面図である。
図3に示すように、ワークWには2つの特徴点が含まれている。一つは基準点21であり、もう一つは計測点22である。実際には、基準点21および計測点22とも、電極のような所定の平面上のある1点(例えば中心点)に設定される。中心点の設定は、コントローラ13による画像処理などによって行うことができる。
基準点21と計測点22は、XY平面上における位置が互いに異なっている必要がある。上述の通り、XY平面は基準平面を構成する。図3に示す例では、基準点21のZ方向における高さと、計測点22のZ方向における高さが相違しており、その差ΔZが本実施形態による画像検査装置10によって算出される。
図4は、具体的なワークWの構成の一例を示す平面図である。
図4に示すワークWは矩形であり、その四辺に沿って多数のボンディングパッド23が設けられている。また、ボンディングパッド23に囲まれた中央領域には、バネ性を有する複数の端子電極24が設けられており、その表面のある一点(例えば中心点)が計測点22を構成する。つまり、図4に示すワークWを検査対象とする場合、複数の端子電極24の高さが計測されることになる。
一方、基準点21については、1又は2以上の計測点22ごとに設定される。図4に示す例では、Y方向における略中央に位置する2つのボンディングパッド23A,23BをX方向に結ぶ直線25を設定し、この直線25上における各計測点22に垂直な点を基準点21として設定する。この方法によれば、各基準点21と各計測点22の距離がほぼ一定となることから、計測点22ごと計測ばらつきが生じにくくなる。
図5は、本実施形態による画像検査装置10の計測原理を説明するための図である。
図5に示す例では、カメラ11の光軸がZ方向に対して一方向(マイナス方向)に角度A1だけ傾いており、カメラ12の光軸がZ方向に対して逆方向(プラス方向)に角度A2だけ傾いている。角度A1,A2は、カメラ11,12を設置する際に固定されることから既知の値であり、図2に示すコントローラ13にあらかじめ入力される。
そして、カメラ11,12を用いてワークWを撮影し、コントローラ13は、撮影によって得られた画像から基準点21と計測点22の距離を特定する。図5に示す例では、基準点21は基準対象物21Aの先端に設定されており、計測点22は計測対象物22Aの先端に設定されている。
図5においては、カメラ11の撮影画像から得られた基準点21と計測点22の距離をΔY1と表記し、カメラ12の撮影画像から得られた基準点21と計測点22の距離をΔY2と表記している。これにより、コントローラ13は、角度A1,A2と距離ΔY1,ΔY2の値を得ることができる。カメラ11による撮影イメージは図6(a)に示されており、カメラ12による撮影イメージは図6(b)に示されている。カメラ11とカメラ12は、互いに異なる方向から撮影していることから、計測点22は計測対象物22A(突起)についても異なる方向に突出しているように見える。
次に、コントローラ13は、角度A1,A2と距離ΔY1,ΔY2の値を用いて、基準点21と計測点22を結ぶ直線L0の距離Dと、直線L0が基準平面Pに対して成す角度αを算出する。かかる演算には下記の方程式を用いる。
まず、基準点21又は計測点22(図5では計測点22)を通り、基準平面Pに対して角度A1だけ傾いた補助線L1を設定すると、下記の式(1)が成り立つことが分かる。
cos(α−A1)=D/ΔY1・・・(1)
同様に、基準点21又は計測点22(図5では基準点21)を通り、基準平面Pに対して角度A2だけ傾いた補助線L2を設定すると、下記の式(2)が成り立つことが分かる。
cos(α+A2)=D/ΔY2・・・(2)
これらの式(1)、(2)を変形すると、それぞれ下記の式(3)、(4)が得られる。
D=ΔY1/cos(α−A1)・・・(3)
D=ΔY2/cos(α+A2)・・・(4)
したがって、下記の式(5)が成立する。
ΔY1/cos(α−A1)=ΔY2/cos(α+A2)・・・(5)
これを変形させると、下記の式(6)が得られる。
ΔY1/ΔY2=cos(α−A1)/cos(α+A2)・・・(6)
したがって、式(6)から角度αを算出すれば、式(3)または式(4)から距離Dが得られるので、下記の式(7)に基づいて、基準点21と計測点22のZ方向における高さの差ΔZを算出することができる。
ΔZ=D×sin(α)・・・(7)
以上が本実施形態による画像検査装置10の計測原理である。しかしながら、式(6)から角度αを算出するためには、非常に複雑な演算を実行する必要があるため、演算に時間がかかるおそれがあるばかりでなく、演算に必要なプログラムの作成に大きな労力がかかる可能性がある。そこで、本実施形態では、式(6)を解くことによって角度αを算出するのではなく、種々の値を有するαを式(6)に代入することにより、
cos(α−A1)/cos(α+A2)
の値が
ΔY1/ΔY2
に最も近くなるαの値を探す方法を採用している。これは、式(3)および式(4)に種々の値を有するαを代入し、式(3)から得られる距離Dの値と式(4)から得られる距離Dの値の差が最も小さくなるαの値を探すことと等価であり、その方な方法によってαの値を得ることも可能である。
この方法によれば、演算に要する時間が短縮されるばかりでなく、演算に必要なプログラムの作成が容易となる。但し、この方法によって得られるαの値は近似値であり、その方程式は式(6)'となる。
ΔY1/ΔY2≒cos(α−A1)/cos(α+A2)・・・(6)'
しかしながら、代入するαの値の変化ピッチを小さくすることにより、実用上の精度を十分に満たしたαの値を得ることが可能である。αの値の変化ピッチは、要求される測定精度に応じて調整すれば良い。
このように、本実施形態による画像検査装置10では、簡単な方法でΔZを算出することができる。しかも、実施形態による画像検査装置10は、計測点22を構成する対象物の傾きや形状に依存することなく、高さの差ΔZを算出することが可能であることから、バネ性を有する端子電極の高さ測定など、複雑な形状を有する対象物を計測する場合において特に好適である。
尚、実用上は、一方のカメラ(例えばカメラ11)の光軸をZ方向とし、他方のカメラ(例えばカメラ12)の光軸を基準平面に対して垂直ではない所定の傾きとすることが好ましい。これによれば、一方のカメラ(例えばカメラ11)として超深度カメラなどの高価な機材を用いる必要が無くなることから、コストを抑制することができる。これに対し、他方のカメラ(例えばカメラ12)については、光軸が基準平面に対して傾きを有していることから、傾きが大きいほど、基準点21への光学距離と計測点22への光学距離が大きく相違する可能性がある。このような場合、当該カメラ12については、シャインプルーフ光学系を構成するカメラを用いることが好ましい。
シャインプルーフ光学系とは、図7に示すように、撮像素子31の光軸とレンズ32の光軸が互いに傾いている光学系を意味する。この場合、撮像面31Aを通る直線L10と、レンズ32の主面を通る直線L11と、基準点21を通り基準平面に平行な直線L12が一点Qで交わる条件に設定すれば、基準点21への光学距離と計測点22への光学距離がほぼ一致することから、基準点21と計測点22の両方にフォーカスを合わせることが可能となる。特に、シャインプルーフ光学系に用いるレンズ32としては、テレセントリックレンズを用いることが好ましい。これによれば、斜め方向から撮影しても、直線部分の画像がゆがむことなく直線として撮像することができる。
図8は中間点を設定した場合における撮影イメージであり、(a)はカメラ11による撮影イメージであり、(b)はカメラ12による撮影イメージである。
図8に示す例では、計測点22を構成する端子電極24の周囲に枠体26が存在している。例えば、金属からなる枠体26に切り込みを入れ、切り込みに沿って端子電極24を上方に持ち上げて突出させると、図7に示すような形状が得られる。この場合、枠体26のエッジに中間点27を設定すれば、カメラ11の撮影画像からは、基準点21と計測点22の距離ΔY1aだけでなく、基準点21と中間点27の距離ΔY1bを得ることができる。同様に、カメラ12の撮影画像からは、基準点21と計測点22の距離ΔY2aだけでなく、基準点21と中間点27の距離ΔY2bを得ることができる。
したがって、距離ΔY1b,ΔY2bの値を用いれば、基準点21から見た計測点22の高さだけでなく、中間点27から見た計測点22の高さを算出することも可能となり、ユーザの多様な要望に応えることが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、本発明が、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施され得ることは勿論である。
例えば、上記実施形態では、計測点22が基準点21よりも高い位置にある場合を例に説明したが、本発明における計測条件がこれに限定されるものではない。したがって、計測点22が凹部であり、その深さを算出する場合にも本発明を応用することが可能である。
10 画像検査装置
11,12 カメラ(撮影手段)
13 コントローラ(制御手段)
14 入力デバイス
15 出力デバイス
21 基準点
21A 基準対象物
22 計測点
22A 計測対象物
23,23A,23B ボンディングパッド
24 端子電極
25 直線
26 枠体
27 中間点
31 撮像素子
31A 撮像面
32 レンズ
P 基準平面
Q 交点
S ステージ(保持手段)
W ワーク(検査対象物)

Claims (9)

  1. 基準点及び計測点を有する検査対象物を基準平面上に保持する保持手段と、
    光軸が前記基準平面の垂線に対して第1の角度に保持された第1の撮影手段と、
    光軸が前記基準平面の垂線に対して前記第1の角度とは異なる第2の角度保持された第2の撮影手段と、
    前記第1及び第2の撮影手段によってそれぞれ得られた第1及び第2の画像を処理する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記第1の画像における前記基準点と前記計測点の距離と、前記第2の画像における前記基準点と前記計測点の距離に基づいて、前記基準点と前記計測点を結ぶ直線の長さと、前記基準平面と前記直線が成す第3の角度を算出し、前記直線の長さ及び前記第3の角度に基づいて、前記基準平面に対して垂直な前記基準点と前記計測点の高さの差を算出することを特徴とする画像検査装置。
  2. 前記第1の画像における前記基準点と前記計測点の距離をΔY1とし、前記第2の画像における前記基準点と前記計測点の距離をΔY2とした場合、前記制御手段は、
    ΔY1/ΔY2
    の値に基づいて前記第3の角度を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像検査装置。
  3. 前記第1の角度をA1とし、前記第2の角度をA2とし、前記第3の角度をαとした場合、前記制御手段は、
    ΔY1/ΔY2≒cos(α−A1)/cos(α+A2)
    を満たすαの値を得ることによって、前記第3の角度を算出することを特徴とする請求項2に記載の画像検査装置。
  4. 前記直線の長さをDとした場合、前記制御手段は、
    D=ΔY1/cos(α−A1)、又は
    D=ΔY2/cos(α+A2)
    を演算することによって、前記直線の長さを算出することを特徴とする請求項3に記載の画像検査装置。
  5. 前記高さの差をΔZとした場合、前記制御手段は、
    ΔZ=D×sin(α)
    を演算することによって、前記高さの差を算出することを特徴とする請求項4に記載の画像検査装置。
  6. 前記制御手段は、種々の値を有するαを
    ΔY1/ΔY2=cos(α−A1)/cos(α+A2)
    の式に代入することにより、
    cos(α−A1)/cos(α+A2)
    の値が
    ΔY1/ΔY2
    に最も近くなるαの値を探すことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載の画像検査装置。
  7. 前記第1及び第2の角度の少なくとも一方は、前記基準平面に対して垂直ではない所定の傾きを有しており、前記少なくとも一方に対応する前記第1及び第2の撮影手段の少なくとも一方は、前記基準平面に対してシャインプルーフ光学系を構成することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像検査装置。
  8. 前記第1及び第2の角度の他方は、前記基準平面に対して垂直であることを特徴とする請求項7に記載の画像検査装置。
  9. 前記計測点は、バネ性を有する端子電極の表面に位置することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像検査装置。
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