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JP6507766B2 - 包装箱 - Google Patents
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JP6507766B2 - 包装箱 - Google Patents

包装箱

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JP6507766B2 JP2015059962A JP2015059962A JP6507766B2 JP 6507766 B2 JP6507766 B2 JP 6507766B2 JP 2015059962 A JP2015059962 A JP 2015059962A JP 2015059962 A JP2015059962 A JP 2015059962A JP 6507766 B2 JP6507766 B2 JP 6507766B2
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Description

本発明は包装箱に関し、特に商品の輸送作業と陳列作業とを兼用することができる包装箱に関する。
商品の輸送作業と陳列作業とを兼用することができる包装箱として、例えば特許文献1に記載の包装箱が知られている。特許文献1に記載の包装箱は内箱部と外箱部とを備えて構成されており、この包装箱では、所定の商品を包装箱内に収納後、内箱部の横側面中央に設けられた分離部と外箱部の横側面中央に設けられた片部とを互いに接着して両箱部を固定し、輸送作業を行うことができる。そして、この包装箱では、陳列の際、外箱部に設けられた片部を水平方向の外側に回動して内箱部の分離部を他の部分から切り離して両箱部の固定を解除し、その後、この開いた部分(穴)に指を入れて上方に外箱部を引き上げることにより外箱部を内箱部から取り外し、内箱部内に収納された商品をそのまま陳列することができる。
実用新案登録第3139948号公報
しかしながら、特許文献1に記載の包装箱では、外箱部に設けられた片部を水平方向の外側に開いて引き上げ用の穴部を形成するようにしているため、外箱部を内箱部から取り外す作業を行う際、穴部の上方に位置する切断部に指を引っ掛ける必要があり、外箱部を強く引き上げようとすると指が痛くなってしまい、取り外し作業に力を入れづらいという問題があった。
本発明は、上述した課題を解決するためのものであり、輸送作業と陳列作業とを兼用することができる包装箱において、外箱を内箱から容易に取り外すことができる包装箱を提供することを目的とする。
本発明は、その一側面として、所定の商品を収納可能であって上方が開口した内箱と、内箱を上方側から覆う外箱とを備える包装箱に関する。この包装箱では、内箱は、底面部と、底面部の少なくとも2つの辺からそれぞれ上方に延びる内側側面部とを有し、外箱は、底面部と対向して内箱の上方を覆う蓋部と、蓋部の少なくとも2つの辺から内側側面部の外表面に接するように下方に向かって延びる外側側面部とを有する。内側側面部には、他の部分から切り離し可能な内側固定部が形成され、内側側面部の外側に配置された外側側面部には、内側固定部に接着される外側固定部が形成されている。これら外側固定部は、蓋部側の上辺と当該上辺を除いた部分に設けられる切目線とによってその外縁が画定され、外側固定部は、当該接着された内側固定部と共に、蓋部側の上辺を軸として当該包装箱の内部に向かって押し込み可能となっており、当該押し込みにより内側固定部が他の部分から切り離される。
この包装箱では、内箱の内側固定部と外箱の外側固定部とが接着されることにより、内箱と外箱とが固定されるため、所定の商品を包装箱内に収納後、輸送作業を行うことができる。また、この梱包箱では、内側固定部に接着された外側固定部が、蓋部側の上辺を軸として当該包装箱の内部に向かって押し込み可能となっており、当該押し込みにより内側固定部が他の部分から切り離されるようになっている。このため、外側固定部の内部への押込みにより形成される引き上げ用の穴部のうち、指が引っ掛かる部分が折り返し部となっているため、そこに指を引っ掛けて外箱を引き上げたとしても、切断部との場合に比べて痛くない。その結果、上記包装箱によれば、陳列作業の際に外箱を内箱から容易に取り外すことができ、作業効率を上げることが可能となる。
上記の包装箱では、内側固定部の幅が外側固定部の幅よりも広くなっていることが好ましい。この場合、幅広の内側固定部が幅狭の外側固定部によって画定される引き上げ用の穴部に引っ掛かることにより、外側固定部が外側に開いてしまうことを防止し、外側固定部を、蓋部側の上辺を軸として包装箱の内部に向かって確実に押し込み可能とさせることができる。なお、上記の場合において、内側固定部が、外側固定部を画定する切目線よりも各縁部が外側に位置するように形成されていることがより好ましい。このような形状により、外側固定部が外側に開いてしまうことをより一層確実に防止することができる。
上記の包装箱では、外側固定部は、外側側面部において、上下方向中央部よりも上方に形成されていることが好ましい。この場合、外側固定部によって画定される引き上げ用の穴部が上方に位置することになり、外箱を内箱から取り外す際、かかる穴部が下方に位置するよりも作業者が力を入れやすくなり、陳列作業をより一層、早めることが可能となる。なお、本包装箱では、外側固定部等を内部に押し込む構成となっているが、包装箱に収納される商品として、上方が細くなる形状のものが多数想定されるため、押込み部を上方に配置させることにより、押し込むためのスペースをより効率的に箱内部に確保することが可能となる。つまり、包装箱内に無駄なスペースを設けることなく、内部に入り込む押込み部を設けることが可能となる。
上記の包装箱では、外側固定部の蓋部側の上辺は、当該外側固定部が形成された外側側面部と蓋部との間の境界線に略一致することが好ましい。この場合、外側固定部によって画定される引き上げ用の穴部の上辺が蓋部の高さ位置と略一致することになるため、陳列作業の際、外箱の取り外しをより容易に行うことが可能となる。
上記の包装箱では、内側固定部は、内側固定部の上辺と蓋部との間に所定の隙間が形成されるように外側固定部の内側に接着されていることが好ましい。通常、このような包装箱は所定の厚みを有する紙(例えば段ボール)から構成されるが、かかる隙間を設けることにより、内側に押し込まれる外側固定部及び内側固定部の上辺を軸とした回動を、これら所定厚の固定部と蓋部とが接触して移動を阻害してしまうことなく、スムーズに行わせることができる。
上記の包装箱では、内側側面部は、水平方向に対して傾斜する傾斜部を有しており、内側固定部は、傾斜部の上に形成されていることが好ましい。このような傾斜部を設けることにより、商品を展示する際、商品の見栄えをよくすることができ、また、その傾斜部の上に内側固定部を設けることにより、側面部を構成する材料(段ボール等)を有効に利用することができる。
上記の包装箱では、外側固定部を画定する切目線は、上下方向に沿った線がミシン目であり、上下方向以外の方向に沿った線が切込み線であることが好ましい。押し込むための切断に対して切込み線よりは力が必要なミシン目を上下方向に沿って設けることにより、輸送途中で外側固定部が内部に押し込まれてしまい、外側固定部と内側固定部との接着固定が解除されてしまうといったことを防止することができる。また、回動軸となる上辺から離れる上下方向以外の方向に沿った線が切込み線であることにより、陳列作業の際には、外側固定部を内側に押込み易くなり、外箱の取り外し作業をより一層効率的に行うことが可能となる。
上記の包装箱では、内箱は、正面側に位置する内側正面部と背面側に位置する内側背面部とを有しており、内側正面部には他の部分から分離可能な板部が形成されており、当該板部は、分離後に内側背面部に取り付け可能であってもよい。かかる構成を採用することにより、商品の輸送中はかかる板部が商品の正面側への位置ずれ等を防止し、一方、商品を展示する際には取り外されて正面側から商品を見やすくさせることができる。また、取り外された板部は、商品の販売促進のためのポップなどに用いることができる。
本発明によれば、輸送作業と陳列作業とを兼用することができる包装箱において、外箱を内箱から容易に取り外すことができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る包装箱の斜視図であり、(a)は外箱を示し、(b)は内箱を示す斜視図である。 図2は、図1に示す内箱を外箱内に収納した状態の包装箱を示す斜視図であり、(a)は正面側から視た場合の斜視図であり、(b)は背面側から視た場合の斜視図である。 図3は、図1(a)に示す外箱の展開図である。 図4は、図1(b)に示す内箱の展開図である。 図5は、外箱の外側固定部と内箱の内側固定部との接着位置及び大きさの関係を示す部分拡大平面図である。 図6は、商品を包装箱に収納して封をした後の開封作業(陳列作業)を示す斜視図であり、(a)は梱包後の輸送等に用いる状態を示し、(b)は外側固定部を内側に押し込んだ状態を示す斜視図である。 図7は、商品を包装箱に収納して封をした後の開封作業(陳列作業)を示す斜視図であり、図6(b)の後に、外箱を内箱から取り外した状態を示した斜視図である。 図8は、図1(b)に示す内箱の変形例である内箱の展開図である。 図9は、図8に示す変形例にかかる内箱の使用例を示す斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る包装箱について詳細に説明する。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いる場合があり、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る包装箱の斜視図であり、(a)は外箱を示し、(b)は内箱を示す斜視図である。図2は、図1に示す内箱を外箱内に収納した状態の包装箱を示す斜視図であり、(a)は正面側から視た場合の斜視図であり、(b)は背面側から視た場合の斜視図である。包装箱1は、図1及び図2に示すように、外箱10と、内箱100とを備えて構成されている。内箱100は、所定の商品(不図示)を収納可能な有底の箱体であり、上方が開口されている。外箱10は、この上方が開口された内箱100を蓋体(図では閉じる前の蓋体を図示)によって上方側から覆う箱体であり、下方が開口されている。外箱10は、図1の矢印に示す方向に移動して内箱100の外側に嵌め込まれ、これにより、図2(a)及び(b)に示すように、内箱100が外箱10内に収納される。
外箱10の外側側面部30,40には、詳細は後述するが、一対の外側固定部31,41がその上方に設けられており、また、この一対の外側固定部31,41に対応するように、内箱100の内側側面部120,130には、一対の内側固定部121,131がその上方に設けられている。内箱100が外箱10内に収納された際、内側側面部120,130のそれぞれの外表面上に外側側面部30,40が位置し、互いに対応する外側固定部31と内側固定部121との間、及び、外側固定部41と内側固定部131との間を接着剤等により接着固定することにより、外箱10と内箱100とが固定される。このような固定により、包装箱1が輸送に供される。
次に、このような包装箱1を構成する外箱10及び内箱100の構成について、図1及び図2に加え、図3及び図4を参照して、より詳細に説明する。なお、図3は外箱の展開図であり、図4は内箱の展開図である。
外箱10は、外側正面部20、外側側面部30,40及び外側背面部50と、蓋体を構成する蓋部60,70,80,90とを備えて構成されており、図3に示すように、一枚のシート状のブランク(例えば段ボール又は厚紙等)から構成される。外側正面部20、外側側面部30,40及び外側背面部50は、図3に示すように、それぞれ略矩形形状を呈しており、それぞれの間にミシン目11〜14が形成されている。このようなミシン目11〜14が形成されていることにより、シート状のブランクからなる外箱10を箱体とした際に各辺部を適切に折り曲げることが可能となる。なお、外側背面部50には糊代部59が設けられており、この糊代部59の内面を外側側面部40の非連接部分側の端(図示左端)の外面側に配置して糊付けすることにより、図1(a)に示すような箱体が形成される。
また、外側正面部20と外側側面部30との間には切抜き15が、外側正面部20と外側側面部40との間には切欠き16が形成されている。このような切抜き15や切欠き16を設けておくことにより、外箱10の内側に内箱100を収納した際の逃げが確保されることになり、外箱10への内箱100の収納作業を容易に行うことができる。なお、内箱100を外箱10内にスムーズに挿入できるよう、外箱10を構成する外側正面部20、外側側面部30,40及び外側背面部50の幅は、後述する内箱100の内側正面部110、内側側面部120,130、及び内側背面部140の幅よりも若干大きくなるように形成されている。
外箱10の蓋体を構成する蓋部60,70,80,90はそれぞれ略矩形形状を呈しており、蓋部60が外側正面部20の上端から連接され、蓋部70が外側側面部30の上端から連接され、蓋部80が外側側面部40の上端から連接され、蓋部90が外側背面部50の上端から連接されている。これら蓋部60,70,80,90は、幅が短い蓋部60,90を最初に内側に折り畳み、その後、幅の長い蓋部70,80を内側に折り畳んで両者の間をテープ留め等することで上方に蓋部が形成される(図6(a)参照)。
また、外箱10には、上述したように、内箱100との固定機能を担う外側固定部31,41が設けられており、外側固定部31は、外側側面部30の上下方向の中央よりも上方となるように形成され、外側固定部41は、外側側面部40の上下方向の中央よりも上方となるように形成されている。外側固定部31は、蓋部70側の上辺31a、上方方向に沿って延びる一対のミシン目31b,31c、水平方向に沿って延びる切込み線31d、及び、切込み線31dの一端とミシン目31cの一端とを斜めに結ぶ切込み線31eによって、その外縁が画定されており、略五角形形状を呈している。なお、斜め形状の切込み線31eは、後述する内側側面部120の傾斜部123(図4参照)の傾斜に沿って延びている。また、外側固定部31の上方には、位置合わせマーク31fが形成されている。
外側固定部41は、図3において上下方向に延びる線を基準として外側固定部31と線対称な形状を有しており、具体的には、蓋部80側の上辺41a、上方方向に沿って延びる一対のミシン目41b,41c、水平方向に沿って延びる切込み線41d、及び、切込み線41dの一端とミシン目41cの一端とを斜めに結ぶ切込み線41eによって、その外縁が画定されており、略五角形形状を呈している。なお、斜め形状の切込み線41eは、後述する内側側面部130の傾斜部133(図4参照)の傾斜に沿って延びている。また、外側固定部41の上方には、位置合わせマーク41fが形成されている。
内箱100は、内側正面部110、内側側面部120,130及び内側背面部140と、底面部を構成する底板部150,160,170,180とを備えて構成されており、図4に示すように、一枚のシート状のブランク(例えば段ボール又は厚紙等)から構成される。外箱10が段ボールから構成される場合、内箱100は、厚紙等で構成されてもよい。内側正面部110は、一部に切欠き111を有する略矩形形状を呈している。内側側面部120は、矩形形状の部分122と台形形状の傾斜部123とを含んで構成されている。内側側面部130は、図4において上下方向に延びる線を基準として内側側面部120と線対称な形状を有しており、具体的には、矩形形状の部分132と台形形状の傾斜部133とを含んで構成されている。内側背面部140は、矩形形状を呈している。内側側面部120,130の傾斜部123,133の幅狭の部分が内側正面部110に連接され、内側側面部120の矩形形状の部分122が内側背面部140に連接される。内側背面部140や内側側面部120,130の矩形形状の部分122,132の高さは、外箱の外側正面部20,外側側面部30,40,外側背面部50の高さと略同じであり、図2に示すように、それぞれの上下端が一致するようになっている。なお、内側側面部130にはその一端(図示左端)に糊代部139が設けられており、この糊代部139の外面を内側背面部140の非連接部分側の端(図示右端)の内面側に配置して糊付けすることにより、図1(b)に示すような箱体が形成される。
内箱100の底面部を構成する底板部150,160,170,180はそれぞれ、一部を切り欠いた略四角形形状を呈しており、底板部150が内側正面部110の下端から連接され、底板部160が内側側面部120の下端から連接され、底板部170が内側側面部130の下端から連接され、底板部180が内側背面部140の下端から連接されている。底板部160は、底板主部161と糊代部162とを有しており、底板部170は、底板主部171と糊代部172とを有している。底板部160の底板主部161の幅広部161a,幅狭部161bと、底板部170の底板主部171の幅広部171a,幅狭部171bとを幅広部の突出端が幅狭部の切欠きの内面にそれぞれ位置するように両者を組み合わせ、また、底板部160の糊代部162の内面と底板部180との外面との間、及び、底板部170の糊代部172の内面と底板部150との外面との間を接着剤等による接着で固定する。これにより、内箱100の底面部が形成される。
また、内箱100には、上述したように、外箱10との固定機能を担う内側固定部121,131が設けられており、内側固定部121,131は、傾斜部123,133の傾斜辺上に形成されている。内側固定部121は、内側側面部120の上端と同じ位置で水平方向に延びる上辺121a、上辺121aの両端から下方に延びる側辺121b,121c、上辺121aと平行となるように側辺121bの下端から傾斜部123の傾斜辺まで延びる下辺121d、及び、傾斜辺に沿って延びるミシン目121eによって、その外縁が画定されており、一部が斜めに切り欠かれた五角形形状を呈している。内側固定部121は、外箱10と内箱100とが接着剤により固定され、その後、両箱が互いに取り外されるまでは、内側側面部120の一部を構成しており、内側側面部120の傾斜部からミシン目121eを介して連接されている。切断時には、このミシン目121eに沿って切り離される。
内側固定部131は、図4において上下方向に延びる線を基準として、内側固定部121と線対称な形状を有しており、具体的には、内側側面部130の上端と同じ位置で水平方向に延びる上辺131a、上辺131aの両端から下方に延びる側辺131b,131c、上辺131aと平行にとなるように側辺131bの下端から傾斜部133の傾斜辺まで延びる下辺131d、及び、傾斜辺に沿って延びるミシン目131eによって、その外縁が画定されており、一部が斜めに切り欠かれた五角形形状を呈している。内側固定部131は、外箱10と内箱100とが接着剤により固定され、その後、両箱が互いに取り外されるまでは、内側側面部130の一部を構成しており、内側側面部130の傾斜部からミシン目131eを介して連接されている。切断時には、このミシン目131eに沿って切り離される。
なお、内側固定部121,131の上方には、位置合わせ用のスリット121f,131fが形成されており、外側固定部31,41と接着する際に、位置合わせマーク31f,41fにそれぞれ対応するように位置合わせが実行されて接着等が行われる。
ここで、外側固定部31,41と内側固定部121,131とを接着した際の位置関係及び大きさの関係について、図5を参照しながら説明する。図5は、外箱の外側固定部と内箱の内側固定部との接着位置及び大きさの関係を示す部分拡大平面図である。以下では、外側固定部31と内側固定部121とを接着する場合を例にとって説明するが、両固定部31,121と線対称な形状を有している外側固定部41と内側固定部131とを接着する場合も同様である。
図5に示すように、内側固定部121の横方向(水平方向)における幅は、外側固定部31の横方向における幅よりも広くなっており、内側固定部121の外縁を画定する辺121b〜121eが外側固定部31を画定する切目線31b〜31eよりも、所定の幅を有して外側に位置するように形成されている。このように箱の内側に位置する内側固定部121の方が外側固定部31の形状よりも幅広又は大きく形成されることにより、外側固定部31を他の部分より切り離した際、外側固定部31が外側に引き出されることがなくなる。つまり、外側固定部31の外縁を同じ形状となる外箱の引き上げ用の穴部よりも内側固定部121の方が幅広又は大きくなるので、後述する外箱10の取り外し作業の際に外側固定部31等を内側に押し込む際、内側固定部121に接着されている外側固定部31が外側に開くことを防止でき、確実に箱の内部に押込み可能となっている。
次に、以上の構成を備えた包装箱1を用いて商品の輸送作業及び陳列作業を行った場合について、図2、図6及び図7を参照して説明する。図2に示すように外箱10の内部に内箱100が挿入された後(若しくは挿入前に)、固定部31,121と固定部41,131との間を接着剤で固定すると共に、所定の商品を内箱100内に収納させる。その後、図6(a)に示すように、外箱10の蓋部60,90を内側に折り曲げると共に蓋部70,80を内側に折り曲げて、蓋部70,80の間をテープTで留める。そして、この状態で商品の輸送作業等を行う。
その後、商品が販売箇所等に搬入されると、図6(b)に示すように、外側固定部31,41を、上辺31a,41aを軸として箱の内部に向かって押込み、切目線31b〜31e,41b〜41eに沿って外側固定部31,41が他の部分より切り離される。この際、外側固定部31,41にそれぞれ接着されている内側固定部121,131も内側側面部120,130からミシン目121e,131eに沿って切り離され、これにより、外箱10と内箱100との間の固定が解除される。その後、外側固定部31,41を内部に向かって押し込むことで形成された穴部に指を入れて外箱10を上方に引っ張り、外箱10を内箱100から取り外す。そして、取り外された内箱100に収納されている商品(図7では不図示)を内箱100に収納されたまま陳列展示する。
このように、本実施形態に係る包装箱1によれば、内箱100の内側固定部121,131と外箱10の外側固定部31,41とが接着されることにより、内箱100と外箱10とが固定されるため、所定の商品を包装箱1内に収納後、輸送作業を行うことができる。また、この包装箱1では、内側固定部121,131に接着された外側固定部31,41が、蓋部70,80側の上辺31a,41aを軸として当該包装箱1の内部に向かって押し込み可能となっており、当該押し込みにより内側固定部121,131が他の部分から切り離されるようになっている。このため、外側固定部31,41の内部への押込みにより形成される引き上げ用の穴部のうち、指が引っ掛かる部分が折り返し部となっているため、そこに指を引っ掛けて外箱10を引き上げたとしても、従来のような切断部との場合に比べて痛くない。その結果、上記包装箱1によれば、陳列作業の際に外箱10を内箱100から容易に取り外すことができ、作業効率を上げることが可能となる。
また、本実施形態に係る包装箱1では、内側固定部121,131の幅が外側固定部31,41の幅よりも広くなっている。このため、幅広の内側固定部121,131が幅狭の外側固定部31,41によって画定される引き上げ用の穴部に引っ掛かることにより、外側固定部31,41が外側に開いてしまうことを防止し、外側固定部31,41を、蓋部側の上辺31a,41aを軸として包装箱1の内部に向かって確実に押し込み可能とさせることができる。なお、内側固定部121,131は、外側固定部31,41を画定する切目線31b〜31e,41b〜41eよりも各縁部が外側に位置するように形成されている。このため、外側固定部31,41が外側に開いてしまうことをより一層確実に防止することができる。
また、本実施形態に係る包装箱1では、外側固定部31,41は、外側側面部30,40において、上下方向中央部よりも上方に形成されている。このため、外側固定部31,41によって画定される引き上げ用の穴部が上方に位置することになり、外箱10を内箱100から取り外す際、かかる穴部が下方に位置するよりも作業者が力を入れやすくなり、陳列作業をより一層早めることが可能となる。しかも、包装箱1では、外側固定部31,41等を内部に押し込む構成となっているが、包装箱1に収納される商品として、上方が細くなる形状のもの(例えばシャンプー等)が多数想定されるため、押込み部を上方に配置させることにより、押し込むためのスペースをより効率的に箱内部に確保することが可能となる。つまり、包装箱1内に無駄なスペースを設けることなく、内部に入り込む押込み部を設けることが可能となる。
また、本実施形態に係る包装箱1では、外側固定部31,41の蓋部70,80側の上辺31a,41aは、外側固定部31,41が形成された外側側面部30,40と蓋部70,80との間の境界線に略一致している。このため、外側固定部31,41によって画定される引き上げ用の穴部の上辺31a,41aが箱体となった蓋部70,80の高さ位置と略一致することになるため、陳列作業の際、外箱10の取り外しをより容易に行うことが可能となる。
また、本実施形態に係る包装箱1では、内側固定部121,131は、内側固定部121,131の上辺121a,131aと蓋部70,80との間に所定の隙間Sが形成されるように外側固定部31,41の内側に接着されている(図5参照)。通常、このような包装箱1は所定の厚みを有する紙(例えば段ボール)から構成されるが、かかる隙間Sを設けることにより、内側に押し込まれる外側固定部31,41及び内側固定部121,131の上辺121a,131aを軸とした回動を、これら所定厚の固定部と蓋部とが接触して移動を阻害してしまうことなく、スムーズに行わせることができる。
また、本実施形態に係る包装箱1では、内側側面部120,130は、水平方向に対して傾斜する傾斜部123,133を有しており、内側固定部121,131は、傾斜部123,133の上に形成されている。このような傾斜部123,133を設けることにより、商品を展示する際、商品の見栄えをよくすることができ、また、その傾斜部123,133の上に内側固定部121,131を設けることにより、側面部を構成する材料(段ボール等)を有効に利用することができる。
また、本実施形態に係る包装箱1では、外側固定部31,41を画定する切目線31b〜31e,41b〜41eは、上下方向に沿った線31b,31c,41b,41cがミシン目であり、上下方向以外の方向に沿った線31d,31e,41d,41eが切込み線である。押し込むための切断に対して切込み線よりは力が必要なミシン目を上下方向に沿って設けることにより、輸送途中で外側固定部31,41が内部に押し込まれてしまい、外側固定部31,41と内側固定部121,131との接着固定が解除されてしまうといったことを防止することができる。また、回動軸となる上辺から離れる上下方向以外の方向に沿った線が切込み線であることにより、陳列作業の際には、外側固定部31,41を内側に押込み易くなり、外箱10の取り外し作業をより一層効率的に行うことが可能となる。
以上、本実施形態に係る包装箱について説明してきたが、本発明に係る包装箱は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形を適用することができる。例えば、上記実施形態では、内箱100の正面部110は他の部分に比べて高さが低い形状となっているが、例えば、図8に示すように、その上方に略矩形形状の板部113を部分112から連接して設けるようにしてもよい。陳列の際には、正面部110の高さは低いことが一般に好ましいが、例えば、正面部110aに板部113を設けておくことにより、内箱100a内に収納された商品等が輸送中に移動してずれてしまうことを抑制することができる。なお、この板部113は、正面部110aの他の部分(基部112)から切断可能となるように形成しておくことにより、陳列する際には、切り離すことが可能である。また、この切り離した板部113については、例えば、図9に示すように、内箱100の背面部140aに設けた切欠き141,142に嵌め合わして、商品の販売促進のためのポップなどとして用いることも可能である。
なお、上記実施形態では、箱内の形状が矩形形状となる箱を例として説明したが、本発明に係る包装箱は矩形形状に限定される訳ではなく、その箱内の形状が他の多角形や円形等であってもよい。
1…包装箱、10…外箱、20…外側正面部、30,40…外側側面部、31,41…外側固定部、31a,41a…上辺、31b,31c、41b,41c…ミシン目(切目線)、31d,31e,41d,41e…切込み線(切目線)、50…外側背面部、60,70,80,90…蓋部、100…内箱、110…内側正面部、120,130…内側側面部、121,131…内側固定部、121e,131e…ミシン目、123,133…傾斜部、140…内側背面部、150,160,170,180…底板部(底面部)、S…隙間。

Claims (8)

  1. 所定の商品を収納可能であって上方が開口した内箱と、前記内箱を上方側から覆う外箱とを備える包装箱であって、
    前記内箱は、底面部と、前記底面部の少なくとも2つの辺からそれぞれ上方に延びる内側側面部とを有し、
    前記外箱は、前記底面部と対向して前記内箱の上方を覆う蓋部と、前記蓋部の少なくとも2つの辺から前記内側側面部の外表面に接するように下方に向かって延びる外側側面部とを有し、
    前記内側側面部には、他の部分から切り離し可能な内側固定部が形成され、
    前記内側側面部は、水平方向に対して傾斜する傾斜部を有しており、前記内側固定部は、前記傾斜部の上にその傾斜辺を介して形成され
    前記内側側面部の外側に配置された前記外側側面部には、前記内側固定部に接着される外側固定部が形成され、
    前記外側固定部は、前記蓋部側の上辺と当該上辺を除いた部分に設けられる切目線とによってその外縁が画定され、当該外縁は少なくとも前記傾斜辺に沿って斜めに伸びる切目線を含み、
    前記外側固定部は、当該接着された内側固定部と共に、前記蓋部側の上辺を軸として当該包装箱の内部に向かって押し込み可能となっており、当該押し込みにより前記内側固定部が前記他の部分から切り離される、包装箱。
  2. 前記内側固定部の幅が前記外側固定部の幅よりも広い、請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記内側固定部は、前記外側固定部を画定する切目線よりも各縁部が外側に位置するように形成される、請求項2に記載の包装箱。
  4. 前記外側固定部は、前記外側側面部において、上下方向中央部よりも上方に形成される、請求項1〜3の何れか一項に記載の包装箱。
  5. 前記外側固定部の前記蓋部側の上辺は、当該外側固定部が形成された外側側面部と前記蓋部との間の境界線に略一致する、請求項4に記載の包装箱。
  6. 前記内側固定部は、前記内側固定部の上辺と前記蓋部との間に所定の隙間が形成されるように前記外側固定部の内側に接着される、請求項5に記載の包装箱。
  7. 前記外側固定部を画定する前記切目線は、上下方向に沿った線がミシン目であり、上下方向以外の方向に沿った線が切込み線である、請求項1〜の何れか一項に記載の包装箱。
  8. 前記内箱は、正面側に位置する内側正面部と背面側に位置する内側背面部とを有しており、前記内側正面部には他の部分から分離可能な板部が形成されており、当該板部は、分離後に前記内側背面部に取り付け可能である、請求項1〜の何れか一項に記載の包装箱。
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