JP6509156B2 - 拡張装置及び電子部品の製造方法 - Google Patents
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Description
上記テーブルは、第1の軸方向に直交し粘着シートの周縁部を固定可能な保持面と、上記保持面に設けられた開口部とを有する。
上記昇降機構は、ステージと、駆動部とを含む。
上記ステージは、上記開口部に配置され、上記保持面に固定された粘着シートに対向する。
上記駆動部は、上記テーブルに対して上記ステージを上記第1の軸方向に沿って昇降移動させる。
上記ステージは、上記保持面に平行な主面と、環状のエッジ部とを有する。
上記環状のエッジ部は、上記主面の周縁に設けられ、上記粘着シートに対する上記第1の軸方向への押圧力を上記主面に平行な面内での引張力に変換する。
上記環状のエッジ部は、第1の領域と、第2の領域とを有する。
上記第1の領域は、上記主面上の粘着シートを上記第1の軸方向に直交する第2の軸方向に第1の拡張率で拡張させる。
上記第2の領域は、上記主面上の粘着シートを上記第1及び第2の軸方向に直交する第3の軸方向に上記第1の拡張率とは異なる第2の拡張率で拡張させる。
従って、本発明に係る拡張装置によれば、粘着シートに加工を施すことなく、粘着シートを2軸方向に互い異方性を持たせて拡張させることが可能となる。
これにより、ステージを上昇させることで、ステージ本体で粘着シートを支持しつつ、枠体に設けられた環状のエッジ部で粘着シートを主面と平行な方向に拡張させることが可能となる。
これにより、粘着シートを、第1の領域が相互に対向している方向と、第2の領域が相互に対向している方向とに互いに異方性を持たせて拡張させることが可能となる。
これにより、ステージが粘着シートを押圧したときに第1の領域と第2の領域とで粘着シートに対する摺動性(滑りやすさ)が異なるものとなる。従って、上記押圧力が上記引張力に変換される割合が第1の領域と第2の領域とで異なるものとなり、粘着シートを異方的に拡張させることが可能となる。
このような構成によっても、第1の領域と第2の領域とで粘着シートに対する摺動性(滑りやすさ)が異なるものとなり、粘着シートを異方的に拡張させることができる。
これにより、拡張装置から粘着シートをその拡張状態を保持した状態で取り出すことができる。
直交する2軸方向に配列された複数の積層チップの集合体を保持する粘着シートの周縁部を、上記2軸方向が上記第2及び第3の軸方向にそれぞれ平行となるように上記保持面に固定し、
上記ステージを上記第1の軸方向に移動させることで、上記粘着シートを上記第2及び第3の軸方向に異なる拡張率で拡張させる。
本実施形態ではまず、電子部品としての積層セラミックコンデンサの構成及びその製造方法について説明した後、当該積層セラミックコンデンサの一製造工程において使用される拡張装置について説明する。
図1は、本実施形態において製造される積層セラミックコンデンサの斜視図、図2は、図1におけるA−A'線断面図、図3は、図1におけるB−B'線断面図である。以下の図において、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向は相互に直交する3軸方向を示している。
なお、素体11の形状はこのような形状に限定されない。例えば、素体11の各面は曲面であってもよく、素体11は全体として丸みを帯びた形状であってもよい。
図4は、積層セラミックコンデンサ10の製造方法を示すフローチャートである。図5〜12は、積層セラミックコンデンサ10の主要な製造過程を示す図である。以下、積層セラミックコンデンサ10の典型的な製造方法について、図4に沿って、図5〜12を適宜参照しながら説明する。
ステップS01では、容量形成部18を形成するための第1セラミックシート101及び第2セラミックシート102と、カバー部19を形成するための第3セラミックシート103と、を準備する。
ステップS02では、ステップS01で準備したセラミックシート101,102,103をZ軸方向(一軸方向)に積層することにより積層シート104を作製する。
また、積層シート104では、交互に積層されたセラミックシート101,102のZ軸方向最上面及び最下面にそれぞれカバー部19に対応する第3セラミックシート103が積層される。なお、図6に示す例では、第3セラミックシート103がそれぞれ3枚ずつ積層されているが、第3セラミックシート103の枚数は適宜変更可能である。
ステップS03では、ステップS02で得られた積層シート104を切断することにより未焼成の複数の積層チップ116を作製する。ステップS03では、積層シート104を押し切りにより切断する。
ステップS04では、ステップS03で得られた複数の積層チップ116の側面S1,S2に、未焼成のサイドマージン部117を形成する。
なお、第1の粘着シートT1が粘着シートを兼ねる場合、第1の粘着シートT1から第2の粘着シートT2への貼り替えは省略されてもよい。
なお、粘着プレートPは必ずしも必要ではなく、中継基板Hの上下を反転した上で、その後の工程が実施されてもよい。
ステップS05では、ステップS04で得られた未焼成の素体111を焼成することにより、図1〜3に示す積層セラミックコンデンサ10の素体11を作製する。焼成は、例えば、還元雰囲気下、又は低酸素分圧雰囲気下において行うことができる。
ステップS06では、ステップS05で得られた素体11に外部電極14,15を形成することにより、図1〜3に示す積層セラミックコンデンサ10を作製する。
囲気下において焼き付け処理を行って、素体11に下地膜を形成する。そして、素体11に焼き付けられた下地膜の上に、中間膜及び表面膜を電界メッキなどのメッキ処理で形成して、外部電極14,15が完成する。
以下、ステップS04で用いられる拡張装置20の詳細について説明する。
テーブル本体211は、典型的には金属材料で構成され、有底の円筒形状を有する。テーブル本体211は、その上端部に、Z軸方向に直交する環状の保持面21aを有する。
押え板212は、保持面21aとZ軸方向に対向する金属製又は合成樹脂製のリング部材で構成され、保持面21aに対して着脱可能に構成される。押え板212は、保持面21a上に配置された円形の粘着シートT2の周縁部T2aを介して保持面21aに固定されることで、粘着シートT2の周縁部T2aを保持面21a上に保持する保持具として機能する。
駆動部25は、テーブル21の底部に固定され、ベース部23の内部に収容される。駆動部25は、図13に示すように、テーブル本体211の底部を貫通しステージ本体241に固定されたロッド部25sを有し、ロッド部25sを伸縮させることでステージ24をZ軸方向に沿って昇降移動させるシリンダ装置で構成されている。
次に、拡張装置20の動作について説明する。
この例において、複数の積層チップ116相互間の離間距離は、それらの短辺方向(Y軸方向)の離間距離Dyがそれらの長辺方向(X軸方向)の離間距離Dxよりも大きくなるように相互に拡張される。離間距離Dyの大きさは、典型的には、図8(c)〜図10(b)を参照して説明したように、第3の粘着シートT3への転写後に実施される各積層チップ116のX軸まわりの転動操作が可能な大きさに設定される。
この例において、複数の積層チップ116相互間の離間距離は、それらの長辺方向(Y軸方向)の離間距離Dyがそれらの短辺方向(X軸方向)の離間距離Dxよりも大きくなるように相互に拡張される。この場合の離間距離Dyの大きさは、例えば、各積層チップ116をその長辺方向がZ軸方向に整列するように転動させることが可能な大きさに設定される。本例は、例えば、各積層チップ116の端面に外部電極14,15を形成する場合に有利となる。
この場合、X軸方向の拡張率がY軸方向の拡張率よりも小さいため、X軸方向に沿った積層チップ116の配列数の増加も可能となる。これにより、粘着シートT2に粘着保持される積層チップの数を増やして生産性の向上を図ることが可能となる。
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。
以下、第1の実施形態と異なる構成について主に説明し、第1の実施形態と同様の構成については同様の符号を付しその説明を省略または簡略化する。
16,116…積層チップ
17…サイドマージン部
20,200…拡張装置
21…テーブル
21a…保持面
21b…開口部
22…昇降機構
24…ステージ
25…駆動部
30…環状部材
241…ステージ本体
241a…主面
242…枠体
242a…エッジ部
242a1…第1の領域
242a2…第2の領域
243…ストッパ片(支持体)
244…リング部材
T2…粘着シート
Claims (8)
- 第1の軸方向に直交し粘着シートの周縁部を固定可能な保持面と、前記保持面に設けられた開口部とを有するテーブルと、
前記開口部に配置され前記保持面に固定された粘着シートに対向するステージと、前記テーブルに対して前記ステージを前記第1の軸方向に沿って昇降移動させる駆動部とを含み、前記ステージは、前記保持面に平行な主面と、前記主面の周縁に設けられ前記粘着シートに対する前記第1の軸方向への押圧力を前記主面に平行な面内での引張力に変換する環状のエッジ部とを有し、前記環状のエッジ部は、前記主面上の粘着シートを前記第1の軸方向に直交する第2の軸方向に第1の拡張率で拡張させる第1の領域と、前記主面上の粘着シートを前記第1及び第2の軸方向に直交する第3の軸方向に前記第1の拡張率とは異なる第2の拡張率で拡張させる第2の領域とを有し、前記第1及び第2の領域は、前記主面から前記ステージの側面に向かって連続する曲面部をそれぞれ有し、前記第1の領域における前記曲面部は、前記第2の領域における前記曲面部とは異なる曲率を有する昇降機構と
を具備する拡張装置。 - 請求項1に記載の拡張装置であって、
前記ステージは、前記主面を有するステージ本体と、前記ステージ本体の周囲に配置され前記ステージ本体と一体的に昇降可能な枠体とを有し、
前記環状のエッジ部は、前記粘着シートに対向する前記枠体の一端部に設けられる
拡張装置。 - 請求項1又は2に記載の拡張装置であって、
前記第1の領域は、前記第2の軸方向に相互に対向して設けられ、
前記第2の領域は、前記第3の軸方向に相互に対向して設けられる
拡張装置。 - 請求項1から3のいずれか1つに記載の拡張装置であって、
前記第1及び第2の領域は、前記粘着シートに対して相互に異なる動摩擦係数を有する
拡張装置。 - 請求項1から4のいずれか1つに記載の拡張装置であって、
前記第1及び第2の領域のうち、一方は金属材料で構成され、他方はフッ素系樹脂材料で構成される
拡張装置。 - 請求項2から5のいずれか1つに記載の拡張装置であって、
前記ステージは、前記主面の周縁部を構成し前記ステージ本体に着脱可能に取り付けられたリング部材と、前記枠体を前記ステージ本体に対して分離可能に支持する支持体とをさらに有し、
前記拡張装置は、前記粘着シートを挟んで前記リング部材の外周面に嵌合可能な環状部材をさらに具備する
拡張装置。 - 請求項1に記載の拡張装置を用いた電子部品の製造方法であって、
直交する2軸方向に配列された複数の積層チップの集合体を保持する粘着シートの周縁部を、前記2軸方向が前記第2及び第3の軸方向にそれぞれ平行となるように前記保持面に固定し、
前記ステージを前記第1の軸方向に移動させることで、前記粘着シートを前記第2及び第3の軸方向に異なる拡張率で拡張させる
電子部品の製造方法。 - 請求項7に記載の電子部品の製造方法であって、
前記電子部品は、積層セラミックコンデンサである
電子部品の製造方法。
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