JP6509566B2 - 強制排気型換気棟 - Google Patents
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Description
特許文献1は、屋根の頂頭部の開口面に対して垂直方向を軸方向とする軸流ファンと通風孔とからなる基板を換気棟内部の開口部上方に備え、軸流ファンを太陽電池モジュールにより回動することを提案している。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の強制排気型換気棟において、前記換気本体の上方を換気カバーで覆い、前記電源としての太陽電池モジュールを前記換気カバーに設置したことを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の強制排気型換気棟において、前記送風ファンを前記捨水切に設置した状態で、前記ファンモータ部が前記捨水切立ち上げ板の上端より上方に突出しないことを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項2に記載の強制排気型換気棟において、前記換気カバーの上面に前記太陽電池モジュールを配設し、前記太陽電池モジュールと前記送風ファンとを配線によって接続し、前記換気カバーに前記配線を通す孔を設け、前記換気カバーの下方端は、下方側立ち上げ板材の上方を越えて延出し、前記孔を、前記下方側立ち上げ板材の上方を越えて延出した位置に設けたことを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の強制排気型換気棟前記建造物が両流れ屋根であり、前記換気本体は、一対の底面板材を備え、一対の前記底面板材の間に底面開口部を形成し、前記両流れ屋根の棟頂部に前記換気本体を取り付けることを特徴とする。
また、送風ファンは捨水切に設置されるため、換気本体と一体に設ける必要がなく、換気棟全体の高さを低くして意匠性を良くすることができる。
また、送風ファンを換気本体から独立させることで、送風ファンと換気本体が一体型の場合と比べて、送風ファンの交換やメンテナンスが容易となる。
また、送風ファンと換気本体が干渉しないので、建造物の屋根の勾配が変わってもその勾配に対応した換気棟を設置することができる。
図1から図3は本実施例による強制排気型換気棟を屋根に設置した状態を示す断面図であり、図1は4.5寸勾配、図2は2.5寸勾配、図3は7寸勾配の屋根頂部に設置した状態を示す。また、図4は、本発明の一実施例による強制排気型換気棟の分解斜視図であり、図4(a)は換気カバーの上面、図4(b)は換気カバーの底面、図4(c)は換気本体、図4(d)は捨水切に装着された状態の送風ファンを示す。
野地板13の頂部に形成される野地開口15には捨水切16が配置される。捨水切16は、野地板13と屋根材14との間に配置される捨水切取付板16aと、捨水切取付板16aの端部から立ち上げた捨水切立ち上げ板16bと、捨水切立ち上げ板16bの端部から延出し、捨水切取付板16aの方向に折り曲げた捨水切折り曲げ板16cとを有する。
なお、この捨水切16には、従来の自然換気型換気棟を設置する際に用いるものと同様の一般的な捨水切を用いることができるが、送風ファン30が設置される面積だけ捨水切16の有効開口面積が小さくなるので、その減少分を補うために捨水切16の開口面積を自然換気型換気棟の場合よりも送風ファン30の設置面積だけ大きくすることが好ましい。このことにより、送風ファン30が稼働しない状態における自然換気による換気だけの場合であっても、従来の自然換気型換気棟と同等の換気性能を発揮できる。
また、野地開口15に送風ファン30が配置されており、換気カバー22の上面に配設した太陽電池モジュール(電源)40によって送風ファン30が駆動する。なお、太陽電池モジュール40と送風ファン30とは配線50によって直結される。太陽電池モジュール40を備えることで、日照が得られる時間帯においては、送風ファン30による強制換気により屋内気を強制的に排出することができるので、特に夏場など外気温が高い状態において有効である。
太陽電池モジュール40を用いることで、家庭用電源等に繋げなくても強制排気型換気棟20単独で送風ファン30を駆動することができる。
また、換気本体21は、換気カバー22を換気本体21に固定するためのビス70用の孔が設けられた換気カバー固定具21fと、換気カバー固定具21fを換気本体21に保持する換気カバー固定具用保持材21gと、仕切り板21hを備える。換気カバー固定具21fは、下面側が開口したコの字形で、換気本体21の長手方向全長に亘って配設され、ビス70用の孔が設けられた上面は換気カバー22と密着し、側面の下端と底面板材21aとは所定の間隔を持たせている。換気カバー固定具用保持材21gは、換気本体21の長手方向両端部に、仕切り板21hを挟んで左右2箇所に配置され、その合計8箇所で換気カバー固定具21fを支える。仕切り板21hは、換気カバー固定具21fの短手方向中央に換気本体21の長手方向全長に亘って設けられ、その上端と換気カバー22とは所定の間隔を持たせている。
太陽電池モジュール40が設けられた側の換気カバー固定具用保持材21gの上面には、断面がU字型の切欠き溝21eが形成されている。切欠き溝21eの直径は、配線52の直径と略同一としている。この切欠き溝21eに配線52を配設することで、配線52は換気カバー固定具21fを迂回させずに送風ファン30側に引き出すことができる。また、切欠き溝21eの直径と配線52の直径とを略同一とすることで、切欠き溝21eで配線52を挟持することができる。
配線52が配設された孔22aの開口隙間には雨水侵入防止のためコーキング等を施すことが好ましいが、上記のように配線52を通す孔22aを下方側立ち上げ板材21dの上方を越えて延出した位置に設けることで、たとえ雨水が孔22aから入ったとしても、その雨水は排気口60から排水されるので、孔22aから入った雨水が野地開口15を経由して建造物10の内部に侵入するのを防止することができる。
送風ファン30には軸流ファンを用い、ファンモータ部31を支持する筐体32と、筐体32から延出させた一対の取付片33と、取付片33の端部から折り返して形成した一対の係合片34とを有する。
また、送風ファン30は、配線50のうちの送風ファン30側の配線51を有する。配線51は、一端がファンモータ部31に接続され、他端にはコネクタ51aを備える。コネクタ51aは、太陽電池モジュール40側のコネクタ52aと接続する。このように、コネクタ51a、52aによって送風ファン30と太陽電池モジュール40とを直結することで、バッテリーや基盤を用いることなく太陽エネルギーによって送風ファン30を駆動することができる。
略円筒状のファンモータ部31は、複数の羽根35が装着されており、上面側に等間隔に配置した三つの支持材36を介して筐体32に固定される。支持材36は、一端がファンモータ部31に接続され、他端が筐体32に接続されている。ファンモータ部31の上面31aの高さ位置は筐体32の上面32aの高さ位置と同一以下であれば良いが、本実施例では両者の高さは同一としている。なお、三つの支持材36のうちの一つは内部が中空の中空支持材36aであり、配線51の一端は中空支持材36aの内部を通ってファンモータ部31と接続する。
このように、送風ファン30は従来の捨水切16を利用して設置できるので、取り付け用部材を新たに設ける必要がない。また、送風ファン30は捨水切16に設置されるので換気本体21と分離して設けることができ、強制排気型換気棟20全体の高さを低くして意匠性を良くすることができる。また、送風ファン30を換気本体21から独立させることで、送風ファン30と換気本体21が一体型の場合と比べて、送風ファン30の交換やメンテナンスが容易となる。
また、送風ファン30を捨水切16に設置した状態で、ファンモータ部31が捨水切立ち上げ板16bの上端より上方に突出しないようにすることで、送風ファン30と換気本体21が干渉せず、図2又は図3に示すように、建造物10の屋根の勾配が変わってもその勾配に対応した換気棟を設置することができる。
なお、送風ファン30は、図4(d)に示すように捨水切16のどちらか一端に寄せて配置しても良いが、捨水切16の中央に配置することが換気性の観点からより好ましい。
また、送風ファン30と換気棟が一体となった従来のものでは勾配対応が困難であったが、送風ファン30を換気本体21から分離して捨水切16に設置し、捨水切16に設置した状態で、ファンモータ部31が捨水切立ち上げ板16bの上端より上方に突出しないようにすることで、送風ファン30と換気本体21が干渉せず、建造物10の屋根の勾配が変わってもその勾配に対応した換気棟を設置することができる。
また、孔22aを、下方側立ち上げ板材21dの上方を越えて延出した位置に設けることにより、配線52を通す孔22aを下方側立ち上げ板材21dの上方を越えて延出した位置に設けることで、雨水が配線52を通す孔22aから入ったとしても、その雨水が野地開口15から建造物10の内部に侵入するのを防止することができる。
また、換気カバー22の上面に太陽電池モジュール40を配設し、太陽電池モジュール40と送風ファン30とを配線50によって接続することで、家庭用電源等に繋げなくても強制排気型換気棟20単独で送風ファン30を駆動できるため、自然換気と強制排気を併用した換気を行うことができる。
また、本実施例では電源40として太陽電池モジュールを用いて説明したが、屋内の電源を用いてもよい。
また、本実施例における強制排気型換気棟20は、換気本体21と換気カバー22とを備えたもので説明したが、換気本体21内に通気路Aが形成されれば換気カバー22は必ずしも必要としない。
13 野地板
14 屋根材
15 野地開口
16 捨水切
16a 捨水切取付板
16b 捨水切立ち上げ板
16c 捨水切折り曲げ板
20 強制排気型換気棟
21 換気本体
21a 底面板材
21b 底面開口部
21c 上方側立ち上げ板材
21d 下方側立ち上げ板材
21e 切欠き溝
22 換気カバー
22a 孔
30 送風ファン
31 ファンモータ部
32 筐体
33 取付片
34 係合片
40 太陽電池モジュール(電源)
50 配線
60 排気口
A 通気路
Claims (5)
- 野地板が斜め下方に傾斜して設けられ、前記野地板の上面に屋根材が敷設される建造物に取り付けられる強制排気型換気棟であり、
前記野地板の頂部に形成される野地開口に捨水切を配置し、
前記捨水切の上方を換気本体で覆い、
前記捨水切は、
前記野地板と前記屋根材との間に配置される捨水切取付板と、
前記捨水切取付板の端部から立ち上げた捨水切立ち上げ板と
を有し、
前記野地開口に送風ファンを配置し、電源によって前記送風ファンを駆動する強制排気型換気棟であって、
前記送風ファンが、
ファンモータ部を支持する筐体と、
前記筐体から延出させた取付片と
を有し、
前記取付片と前記捨水切立ち上げ板とを用いて前記送風ファンを前記捨水切に設置し、
前記捨水切が、
前記捨水切立ち上げ板の端部から延出し、前記捨水切取付板の方向に折り曲げた捨水切折り曲げ板を有し、
前記送風ファンが、
前記取付片の端部から折り返して形成した係合片を有し、
前記取付片と前記係合片との間に、前記捨水切折り曲げ板をはめ込む
ことを特徴とする強制排気型換気棟。 - 前記換気本体の上方を換気カバーで覆い、前記電源としての太陽電池モジュールを前記換気カバーに設置したことを特徴とする請求項1に記載の強制排気型換気棟。
- 前記送風ファンを前記捨水切に設置した状態で、前記ファンモータ部が前記捨水切立ち上げ板の上端より上方に突出しないことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の強制排気型換気棟。
- 前記換気カバーの上面に前記太陽電池モジュールを配設し、
前記太陽電池モジュールと前記送風ファンとを配線によって接続し、
前記換気カバーに前記配線を通す孔を設け、
前記換気カバーの下方端は、下方側立ち上げ板材の上方を越えて延出し、
前記孔を、前記下方側立ち上げ板材の上方を越えて延出した位置に設けたことを特徴とする請求項2に記載の強制排気型換気棟。 - 前記建造物が両流れ屋根であり、
前記換気本体は、一対の底面板材を備え、
一対の前記底面板材の間に底面開口部を形成し、
前記両流れ屋根の棟頂部に前記換気本体を取り付けることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の強制排気型換気棟。
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