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JP6510109B2 - はんだ供給システム、およびはんだ印刷機 - Google Patents
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JP6510109B2 - はんだ供給システム、およびはんだ印刷機 - Google Patents

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本発明は、一端部が開口する筒状をなし、内部に流動体状のはんだを収容するはんだ容器からはんだを供給するためのはんだ供給装置を備えたはんだ供給システム、および、はんだ供給システムを備えたはんだ印刷機に関するものである。
はんだ供給装置には、内部に流動体状のはんだを収容するはんだ容器からはんだを供給するはんだ供給装置がある。このような装置では、はんだ容器が空になった場合に、空のはんだ容器が、新品のはんだ容器に交換される。この際、一般的に、新品のはんだ容器のベリファイ作業が行われる。下記特許文献に記載のはんだ供給システムでは、はんだ容器に付されたバーコードをバーコードリーダによって読み取ることで、はんだ容器のベリファイ作業が行われている。
特開平11−320823号公報
上記特許文献のはんだ供給システムによれば、ある程度、適切にはんだ容器のベリファイ作業を行うことが可能である。ただし、作業者のミスを防止することはできず、適切にはんだ容器のベリファイ作業を行うことができない場合がある。詳しくは、例えば、作業者が、はんだカップAをはんだ供給装置に収容するつもりで、はんだカップAのバーコードを、バーコードリーダによって読み取っていたにも拘らず、作業者が、はんだカップBを、はんだ供給装置に収容してしまう場合がある。このような場合には、適切にはんだ容器のベリファイ作業を行うことができない。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、作業者のミスを防止し、適切にはんだ容器のベリファイ作業を行うことが可能なはんだ供給システムを提供することである。
上記課題を解決するために、本明細書は、一端状が開口する筒状をなし、内部に流動体状のはんだを収容するはんだ容器からはんだを供給するはんだ供給装置と、前記はんだ供給装置に前記はんだ容器がセットされているか否かを検出する検出センサと、前記はんだ容器に付された識別記号を読み取る読取装置と、前記検出センサからの検出結果に基づいて、前記はんだ容器が前記はんだ供給装置にセットされていないと判定した場合に、前記読取装置による前記識別記号の読取を規制し、前記はんだ容器が前記はんだ供給装置にセットされていると判定した場合に、前記はんだ容器が前記はんだ供給装置にセットされている状態で前記読取装置に前記識別記号を読み取らせる制御装置とを備えたはんだ供給システムを開示する。
また、上記課題を解決するために、本明細書は、上記はんだ供給システムと、ベースと、前記はんだ供給装置を取り付け、前記はんだ供給装置を前記ベース上の任意の位置へ移動させる移動装置と、を備えたはんだ印刷機であって、前記読取装置は、前記はんだ印刷機に設けられており、前記制御装置は、前記読取装置による前記識別記号の読取の際に、前記移動装置によって、前記はんだ供給装置を前記読取装置の前に移動させるはんだ印刷機を開示する。
本明細書に記載のはんだ供給システムでは、はんだ容器がはんだ供給装置にセットされているか否かが判定される。そして、はんだ容器がはんだ供給装置にセットされていないと判定された場合に、例えば、バーコードリーダなどの読取装置によるバーコードなどの識別記号の読取が規制される。つまり、はんだ容器をはんだ供給装置にセットする前に、読取装置による識別記号の読取が規制される。また、はんだ容器がはんだ供給装置にセットされていると判定された場合に、読取装置により識別記号が読み取られる。これにより、はんだ供給装置にセットされたはんだ容器のみに対して、ベリファイ作業を行うことが可能となり、作業者のミスを防止し、適切にはんだ容器のベリファイ作業を行うことが可能となる。
また、本明細書に記載のはんだ印刷機では、読取装置による識別記号の読取の際に、移動装置によって、はんだ供給装置が読取装置の前に移動させられる。これにより、識別記号を自動で読み取ることが可能となる。
本発明の実施例であるはんだ印刷機を示す平面図である。 図1のはんだ印刷機が備えるはんだ供給装置を示す断面図である。 図2のはんだ供給装置を示す斜視図である。 図1のはんだ印刷機が備える制御装置を示すブロック図である。 はんだカップ内のはんだが空になった状態のはんだ供給装置を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<はんだ印刷機の構成>
図1に、本発明の実施例のはんだ印刷機10を示す。はんだ印刷機10は、回路基板にクリームはんだを印刷するための装置である。はんだ印刷機10は、搬送装置20と、移動装置22と、スキージ装置24と、はんだ供給装置26とを備えている。
搬送装置20は、X軸方向に延びる1対のコンベアベルト30と、コンベアベルト30を周回させる電磁モータ(図4参照)32とを有している。1対のコンベアベルト30は、回路基板34を支持し、その回路基板34は、電磁モータ32の駆動により、X軸方向に搬送される。また、搬送装置20は、保持装置(図4参照)36を有している。保持装置36は、コンベアベルト30によって支持された回路基板34を、所定の位置(図1での回路基板34が図示されている位置)において固定的に保持する。なお、回路基板34の上面には、メタルマスク(図示省略)が載置されている。
移動装置22は、Y軸方向スライド機構50とX軸方向スライド機構52とによって構成されている。Y軸方向スライド機構50は、Y軸方向に移動可能にベース54上に設けられたY軸スライダ56を有している。そのY軸スライダ56は、電磁モータ(図4参照)58の駆動により、Y軸方向の任意の位置に移動する。また、X軸方向スライド機構52は、X軸方向に移動可能にY軸スライダ56の側面に設けられたX軸スライダ60を有している。そのX軸スライダ60は、電磁モータ(図4参照)62の駆動により、X軸方向の任意の位置に移動する。
スキージ装置24は、搬送装置20の上方において、Y軸スライダ56に取り付けられており、搬送装置20に保持された回路基板34の上方の任意の位置に移動する。スキージ装置24は、スキージ(図示省略)を有しており、そのスキージは、下方に延び出す状態で、Y軸方向および、上下方向に移動可能にスキージ装置24によって保持されている。そして、スキージは、電磁モータ(図4参照)66の駆動により、Y軸方向に移動し、電磁モータ(図4参照)68の駆動により、上下方向に移動する。
はんだ供給装置26は、X軸スライダ60に取り付けられており、移動装置22によってベース54上の任意の位置に移動する。はんだ供給装置26は、図2に示すように、はんだカップ70と外筒72と供給ノズル74と内筒76と固定蓋78とを有している。はんだカップ70は、一端部に開口部を有する有底円筒形状の容器であり、内部にクリームはんだが充填されている。はんだカップ70の開口部側の外周面には、フランジ部80が形成されており、そのフランジ部80と開口部側の端との間には、ねじ山(図示省略)が形成されている。そして、開口部を塞ぐ蓋(図示省略)がねじ山に螺合された状態で、市販されている。つまり、クリームはんだの製造業者は、はんだカップ70にクリームはんだを充填し、蓋によって開口部が塞がれたはんだカップ70を販売している。そして、ユ
ーザは、はんだカップ70を購入し、蓋が開けられた状態のはんだカップ70を使用する。なお、はんだカップ70の側面には、図3に示すように、バーコードが記された識別シール81が貼着されている。
また、外筒72も、図2に示すように、はんだカップ70と同様に、一端部に開口部を有する有底円筒形状とされており、外筒72の内部に、はんだカップ70が収納されている。詳しくは、外筒72の内周面は、外筒72の開口部側に位置する第1内周面82と、外筒72の底面83側に位置する第2内周面84とによって構成されている。第1内周面82の内径は、はんだカップ70のフランジ部80の外径より僅かに大きくされており、第2内周面84の内径は、はんだカップ70の筒状の部分の外径より僅かに大きくされている。そして、はんだカップ70の底面側の端部が、外筒72の開口部から嵌入され、はんだカップ70が、外筒72内に収納されている。これにより、はんだカップ70は、外筒72の内部を摺動する。
ただし、外筒72の第2内周面84の部分の深さ寸法は、はんだカップ70のフランジ部80からはんだカップ70の底面までの長さ寸法より長くされており、はんだカップ70のフランジ部80は、外筒72の第1内周面82と第2内周面84との間の段差面に当接する。このため、はんだカップ70の底面と外筒72の底面83との間には、空間86が形成される。なお、外筒72は、アクリル樹脂により成形されており、透明である。このため、外筒72内に収容されているはんだカップ70は、図3に示すように、はんだ供給装置26の外部から視認可能である。また、本明細書中において、有底円筒形状の部材の開口部と反対側の面を、底面と記載する。つまり、有底円筒形状の部材の開口部と反対側の面が上方に位置し、開口部が下方に位置する場合であっても、開口部と反対側の面を、蓋ではなく、底面と記載する。
また、供給ノズル74は、図2に示すように、ノズル部88とフランジ部90とから構成されており、ノズル部88とフランジ部90とが、弾性変形可能な素材により一体的に形成されている。ノズル部88は、概して円筒形状とされており、内部を貫通するノズル穴92が形成されている。フランジ部90は、ノズル部の一端部側の外周面から円盤状に延び出しており、フランジ部90の外径は、はんだカップ70の内径より僅かに大きくされている。そして、フランジ部90は、ノズル部88がはんだカップ70の開口部側を向くように、はんだカップ70内に嵌入されており、フランジ部90の外周部が弾性変形した状態で、供給ノズル74がはんだカップ70の内部を摺動する。
また、内筒76は、円筒形状の筒部96と、筒部96の一端を覆う円環部98とを有しており、円環部98において、供給ノズル74を保持している。詳しくは、供給ノズル74のノズル部88の外周面は、フランジ部90側に位置する第1外周面100と、ノズル部88の先端部側に位置する第2外周面102とによって構成されており、第1外周面100の外径は、第2外周面102の外径より小さくされている。一方、内筒76の円環部98の内径は、第1外周面100の外径より僅かに大きくされており、第2外周面102の外径より僅かに小さくされている。そして、円環部98の内径部に、ノズル部88が、第2外周面102の部分を弾性変形させつつ、嵌入されており、円環部98の内径部とノズル部88の第1外周面100とが係合している。これにより、内筒76は、円環部98において、供給ノズル74を保持している。なお、内筒76は、円環部98において、供給ノズル74を保持していることから、はんだカップ70の内部に位置しているが、筒部96の円環部98が配設されていない側の端部は、はんだカップ70の開口部から延び出している。
また、固定蓋78は、円環部106と、円環部106の外縁全周に立設された立設部108とを有している。立設部108の内周面には、ねじ山(図示省略)が形成されており
、外筒72の開口部側の端部に形成されているねじ山(図示省略)に螺合されている。これにより、固定蓋78は、外筒72の開口部に着脱可能に取り付けられる。また、円環部106の内径は、内筒76の筒部96の内径とほぼ同じとされており、筒部96のはんだカップ70から延び出す端部が、円環部106の内縁に固定されている。
また、外筒72の底面83には、貫通穴110が形成されており、その貫通穴110には、エアアダプタ112が取り付けられている。エアアダプタ112は、エアチューブ114の一端部に接続され、エアチューブ114の他端部には、装置側エアカプラ116が接続されている。その装置側エアカプラ116に、はんだ供給装置26の配設位置に設けられたスライダ側エアカプラ(図3参照)118が接続されることで、外筒72内の空間86にエアが供給され、供給ノズル74のノズル穴92からクリームはんだが排出される。
詳しくは、スライダ側エアカプラ118には、図3に示すように、エアチューブ120の一端部が接続されており、エアチューブ120の他端部は、エア供給装置(図4参照)122に接続されている。これにより、エアが、エア供給装置122から、外筒72内の空間86に供給される。空間86にエアが供給されると、はんだカップ70の底面が供給ノズル74に向かって押圧され、はんだカップ70が下方に移動する。この際、はんだカップ70内に充填されているクリームはんだが圧縮され、供給ノズル74のノズル穴92から排出される。ノズル穴92から排出されたクリームはんだは、内筒76の筒部96および、固定蓋78の円環部106の内部を通り抜け、はんだ供給装置26の外部に排出される。これにより、はんだ供給装置26は、クリームはんだを供給する。
また、はんだ供給装置26は、図3に示すように、パチン錠130によって、X軸スライダ60に着脱可能に装着される。詳しくは、X軸スライダ60の下端部には、ブラケット132が取り付けられており、はんだ供給装置26の下面が、ブラケット132によって支持される。そのブラケット132には、はんだ供給装置26の固定蓋78の円環部106の内径と同程度の貫通穴(図2参照)133が形成されている。これにより、ブラケット132上に載置されたはんだ供給装置26から、ブラケット132の貫通穴133を介して、クリームはんだが供給される。
X軸スライダ60には、ブラケット132の上方に、2枚の囲い板134,136が、ブラケット132に対して垂直となるように、対向して固定されている。それら2枚の囲い板134,136の間の距離は、はんだ供給装置26の外筒72の外径より僅かに長くされており、2枚の囲い板134,136の間に、はんだ供給装置26が載置される。また、囲い板134には、ヒンジ138を介して、開閉板140の一端部が取り付けられている。開閉板140の他端部には、パチン錠130のレバー部146が設けられており、囲い板136には、パチン錠130の掛止部148が設けられている。そして、開閉板140が閉じられた状態で、レバー部146が掛止部148に引っ掛けられた状態でロックされることで、はんだ供給装置26が、X軸スライダ60に固定的に装着される。また、パチン錠130のロックを解除し、開閉板140を開けることで、はんだ供給装置26をX軸スライダ60から取り外すことが可能となる。
さらに、X軸スライダ60には、図2に示すように、はんだ供給装置26の外筒72の外周面と向かい合うように、光電センサ150が配設されている。光電センサ150は、はんだ供給装置26の外筒72に向かってレーザー光を照射する。外筒72は、上述したように、透明であるため、レーザー光は、外筒72を透過する。一方、はんだカップ70は、透明でないため、レーザー光は、はんだカップ70により反射し、光電センサ150は、はんだカップ70により反射したレーザー光を受光する。ただし、外筒72内にはんだカップ70が収容されていない場合には、光電センサ150から照射されたレーザー光
は反射せず、光電センサ150はレーザ光を受光しない。このため、光電センサ150の検出値によって、外筒72内にはんだカップ70が収容されているか否かを判定できる。
また、はんだ印刷機10は、図4に示すように、制御装置160を備えている。制御装置160は、コントローラ162と、複数の駆動回路164と、制御回路166を備えている。複数の駆動回路164は、上記電磁モータ32,58,62,66,68、保持装置36、エア供給装置122に接続されている。また、コントローラ162は、CPU,ROM,RAM等を備え、コンピュータを主体とするものであり、複数の駆動回路164に接続されている。これにより、搬送装置20、移動装置22、スキージ装置24、はんだ供給装置26の作動が、コントローラ162によって制御される。また、コントローラ162は、光電センサ150にも、接続されており、光電センサ150から検出信号を取得する。
さらに、コントローラ162は、制御回路166を介して、パネル168に接続されている。パネル168は、はんだ印刷機10による作業に必要な情報を表示するものであり、コントローラ162により制御される。また、コントローラ162は、バーコードリーダ170にも接続されている。バーコードリーダ170は、はんだカップ70の側面に貼着された識別シール81のバーコードを読み取るものであり、バーコードリーダ170による読取データが、コントローラ162に入力される。
<回路基板へのクリームはんだの印刷>
はんだ印刷機10では、上述した構成によって、回路基板34上に載置されたメタルマスクの上面に、クリームはんだが、はんだ供給装置26により供給され、そのクリームはんだが、スキージ装置24によって塗布される。メタルマスクには、回路基板34のパッド等のパターンに合わせてパターン孔が形成されており、そのパターン孔を介して、クリームはんだが回路基板34に印刷される。
具体的には、コントローラ162の指令により、回路基板34が作業位置まで搬送され、その位置において、保持装置36によって固定的に保持される。そして、はんだ供給装置26が、コントローラ162の指令により、回路基板34の所定の位置の上方に移動する。続いて、はんだ供給装置26は、コントローラ162の指令により、エア供給装置122から外筒72内の空間86にエアを供給する。これにより、ノズル穴92からクリームはんだが排出され、回路基板34上に載置されたメタルマスクの上面に、クリームはんだが供給される。次に、スキージ装置24が、コントローラ162の指令により、クリームはんだが供給された箇所の上方に移動する。そして、スキージ装置24は、コントローラ162の指令により、スキージを下方に移動させた後に、Y軸方向に移動させる。これにより、メタルマスクの上面にクリームはんだが塗布され、パターン孔の内部にクリームはんだが入り込む。このようにして、はんだ印刷機10では、回路基板34にクリームはんだが印刷される。
<はんだカップの交換およびベリファイ>
上述したように、回路基板34へのクリームはんだ印刷時には、はんだ供給装置26のはんだカップ70からクリームはんだが供給されるため、はんだカップ70が空になり、空になったはんだカップ70を、クリームはんだが充填されているはんだカップ70に交換する必要がある。このため、はんだ供給装置26では、光電センサ150によって、はんだカップ70が空になったことが検知される。
具体的には、はんだ供給装置26によってはんだを供給する際には、上述したように、エアが、エア供給装置122から、外筒72内の空間86に供給される。これにより、はんだカップ70の底面が供給ノズル74に向かって押圧され、はんだカップ70が下方に
移動する。このはんだカップ70の下方への移動により、図5に示すように、はんだカップ70の底面が、供給ノズル74のフランジ部90に当接し、はんだカップ70内のはんだが空になる。この際、はんだカップ70は、光電センサ150によるレーザー光の照射領域の下方に移動し、光電センサ150は、レーザー光の反射光を受光しなくなる。つまり、はんだカップ70の底面が供給ノズル74のフランジ部90に接触していない状態、つまり、はんだカップ70内にはんだが残存している状態では、光電センサ150は、反射光の受光を検知しているが、はんだカップ70の底面が供給ノズル74のフランジ部90に接触した状態、つまり、はんだカップ70内のはんだが空になった状態では、光電センサ150は、反射光の受光を検知しなくなる。
このため、光電センサ150からコントローラ162に入力される入力値が、反射光の受光を示す値から、反射光の不受光を示す値に切り換わる。これにより、コントローラ162は、はんだカップ70が空になったと判定し、はんだカップの交換作業およびベリファイ作業を促す画面を、パネル168に表示する。そして、作業者は、パネル168への表示に従って、はんだカップの交換作業およびベリファイ作業を行う。
詳しくは、パチン錠130のロックが解除され、開閉板140が開けられる。また、装置側エアカプラ116がスライダ側エアカプラ118から取り外される。そして、はんだ供給装置26が、X軸スライダ60から取り外され、はんだ印刷機10外に取り出される。はんだ供給装置26が機外に取り出されると、固定蓋78を外筒72に対して左回りに回転させ、固定蓋78と外筒72との螺合を解除する。これにより、固定蓋78と内筒76と供給ノズル74とはんだカップ70とが一体的に、外筒72から取り外される。
そして、はんだカップ70の内部から供給ノズル74が引き出される。これにより、空のはんだカップ70が取り外される。次に、底面83を下にした状態の外筒72の内部に、新品のはんだカップ70、つまり、クリームはんだの充填されたはんだカップ70がセットされる。そして、そのはんだカップ70の内部に供給ノズル74を嵌入させた状態で、固定蓋78が外筒72の開口部に螺合される。これにより、はんだ供給装置26内に、新品のはんだカップ70がセットされる。
はんだ供給装置26内に、新品のはんだカップ70がセットされると、そのはんだ供給装置26がはんだ印刷機10内に持ち込まれ、ブラケット132の上に載置される。そして、開閉板140が閉じられ、パチン錠130がロックされる。さらに、装置側エアカプラ116がスライダ側エアカプラ118に取り付けられる。これにより、はんだ供給装置26がX軸スライダ60に固定的に装着され、はんだカップ70の交換が終了する。
続いて、はんだカップ70のベリファイ作業が行われる。はんだカップ70のベリファイ作業は、バーコードリーダ170により、はんだカップ70に貼着された識別シール81のバーコードを読み取る作業であり、バーコードの読取により、交換後のはんだカップ70を確認するための作業である。はんだカップ70のベリファイ作業は、通常、外筒72内に収容される前に、行われる。しかしながら、外筒72内への収容前にはんだカップ70のベリファイ作業を行うと、ベリファイ作業済みのはんだカップ70と異なるはんだカップ70が、外筒72に収容される虞がある。つまり、例えば、作業者が、はんだカップAを外筒72に収容するつもりで、はんだカップAの識別シール81のバーコードを、バーコードリーダ170によって読み取っていたにも拘らず、作業者が、はんだカップBを、外筒72内に収容してしまう虞がある。
このため、はんだ供給装置26では、はんだカップ70が外筒72内に収容され、その外筒72がX軸スライダ60にセットされた場合、つまり、はんだカップ70がはんだを供給可能な位置にセットされた場合にのみ、はんだカップ70のベリファイ作業の実行が
許容される。具体的には、光電センサ150によるはんだカップ70の検出が行われない場合、つまり、はんだ供給装置26がX軸スライダ60にセットされていない場合には、バーコードリーダ170によるバーコードの読取が規制されている。このため、例えば、はんだカップ70を外筒72にセットする前に、バーコードリーダ170によりはんだカップ70のバーコードを読み取ることができない。なお、バーコードリーダ170によるバーコードの読取規制は、バーコードリーダ170の作動停止により行ってもよく、バーコードリーダ170の読取データの破棄,無効等により行ってもよい。
一方、はんだカップ70の交換作業完了済みのはんだ供給装置26が、X軸スライダ60にセットされると、光電センサ150によって、はんだカップ70が検出される。これにより、バーコードリーダ170によるバーコードの読取規制が解除される。はんだ供給装置26の外筒72は、上述したように、透明であり、外筒72内に収容されたはんだカップ70は、図3に示すように、外筒72の外部から視認可能である。このため、はんだカップ70に貼着された識別シール81も、外筒72の外部から視認でき、その識別シール81のバーコードを、バーコードリーダ170により、外筒72の外部から読み取ることが可能である。このように、はんだ供給装置26では、はんだを供給可能な位置にセットされたはんだカップ70に対してのみ、ベリファイ作業を行うことが可能となっている。これにより、ベリファイ作業済みのはんだカップ70と異なるはんだカップ70が、外筒72に収容される可能性は無くなるため、確実なベリファイ作業を行うことが可能となる。
また、はんだ印刷機10では、上述したように、はんだカップ70の交換のタイミングに合わせて、はんだカップの交換作業およびベリファイ作業を促す画面が、パネル168に表示される。これにより、はんだカップの交換時におけるベリファイ作業の失念を、防止することが可能となる。
なお、制御装置160のコントローラ162は、図4に示すように、判定部180と制御部182と報知部184とを有している。判定部180は、光電センサ150の検出値により、はんだカップ70が所定の位置にセットされているか否かを判定するための機能部である。制御部182は、判定部180の判定に従って、バーコードリーダ170によるバーコードの読取規制を行うための機能部である。報知部184は、はんだカップ70の交換のタイミングに合わせて、はんだカップの交換作業およびベリファイ作業を促す画面をパネル168に表示するための機能部である。
ちなみに、上記実施例において、はんだ印刷機10は、はんだ供給システムの一例である。はんだ供給装置26は、はんだ供給装置の一例である。はんだカップ70は、はんだ容器の一例である。外筒72は、外筒の一例である。ノズル部88は、ノズルの一例である。フランジ部90は、ピストンの一例である。光電センサ150は、検出センサの一例である。制御装置160は、制御装置の一例である。バーコードリーダ170は、読取装置の一例である。判定部180は、判定部の一例である。制御部182は、読取装置制御部の一例である。報知部184は、報知部の一例である。バーコードは、識別記号の一例である。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施例では、バーコードリーダ170によるバーコードの読取が、手動により行われているが、自動で行うことが可能である。詳しくは、バーコードを読み取り可能な読取装置を、はんだ印刷機10に設け、移動装置22の作動により、はんだ供給装置26を読取装置の前に移動させる。そして、読取装置により、はんだカップ70のバーコードを自動で読み取ることが可能である。
また、上記実施例では、はんだカップ70と外筒72とによって区画される空間86へのエアの供給により、はんだカップ70を移動させるはんだ供給装置26が採用されているが、シリンダ装置,電磁モータ等の駆動源を用いて、はんだカップ70を移動させるはんだ供給装置を採用することが可能である。
また、上記実施例では、外筒72内にはんだカップ70が収容される構造のはんだ供給装置26が採用されているが、はんだカップ70が外筒72等のハウジングに収容されない構造のはんだ供給装置、若しくは、はんだカップ70が何らかのハウジング等に収容されるが、はんだカップ70に貼着された識別シール81が露出する構造のはんだ供給装置を採用することが可能である。このような場合には、識別シール81を直接、バーコードリーダ170によって読み取ることが可能である。
また、はんだカップ70が不透明なハウジングに収容される構造のはんだ供給装置、若しくは、はんだカップ70がハウジングに収容されないか、または、はんだカップ70が透明なハウジングに収容されているが、はんだカップ70に貼着された識別シール81が障害物等により露出しない構造のはんだ供給装置では、磁気,電磁力,静電容量等によりはんだカップ70の識別記号を確認可能なセンサ、例えば、RFID等をはんだカップ70に付し、それを読み取る読取装置を用いることで、本発明の効果を得ることが可能である。なお、この場合の判定部は、磁気,電磁力,静電容量等によりはんだカップ70の位置を確認可能なセンサにより、はんだカップ70がはんだ供給装置にセットされているか否かを判定する。
また、上記実施例では、はんだカップ70がはんだ供給装置26にセットされているか否かの判定を行うために、はんだカップ70内のはんだが空になったことを検出するための光電センサ150の検出値を利用している。そのため、はんだカップ70が空になった状態においては、はんだカップ70ははんだを供給可能な位置ではんだ供給装置26にセットされていないとして判定し、バーコードリーダ170の読取を規制している。しかし、はんだカップ70内のはんだの有無にかかわらず、はんだカップ70がはんだ供給装置26にセットされているか否かが少なくとも検知できる検出センサを、はんだ供給装置26の適所に設け、その検出値により、はんだカップ70がはんだ供給装置26にセットされているか否かを判定してもよい。すなわち、はんだカップ70がはんだを供給可能な位置にセットされていなくても、はんだカップ70がはんだ供給装置26にセットされているのであれば、読取装置による識別記号の読取を許容してもよい。
10:はんだ印刷機(はんだ供給システム) 26:はんだ供給装置 70:はんだカップ(はんだ容器) 72:外筒 88:ノズル部(ノズル) 90:フランジ部(ピストン) 150:光電センサ(検出センサ) 160:制御装置 170:バーコードリーダ(読取装置) 180:判定部 182:制御部(読取装置制御部) 184:報知部

Claims (2)

  1. 端状が開口する筒状をなし、内部に流動体状のはんだを収容するはんだ容器からはんだを供給するはんだ供給装置と、
    前記はんだ供給装置に前記はんだ容器がセットされているか否かを検出する検出センサと、
    前記はんだ容器に付された識別記号を読み取る読取装置と、
    前記検出センサからの検出結果に基づいて、前記はんだ容器が前記はんだ供給装置にセットされていないと判定した場合に、前記読取装置による前記識別記号の読取を規制し、前記はんだ容器が前記はんだ供給装置にセットされていると判定した場合に、前記はんだ容器が前記はんだ供給装置にセットされている状態で前記読取装置に前記識別記号を読み取らせる制御装置と
    を備えたはんだ供給システム。
  2. 請求項1のはんだ供給システムと、
    ベースと、
    前記はんだ供給装置を取り付け、前記はんだ供給装置を前記ベース上の任意の位置へ移動させる移動装置と、
    を備えたはんだ印刷機であって、
    前記読取装置は、前記はんだ印刷機に設けられており、
    前記制御装置は、前記読取装置による前記識別記号の読取の際に、前記移動装置によって、前記はんだ供給装置を前記読取装置の前に移動させるはんだ印刷機。
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