JP6510286B2 - グロメットのパネル貫通方法、集束保持治具、ワイヤハーネス、及び、パネルの貫通孔にグロメットを貫通嵌着させて配索した状態のワイヤハーネス - Google Patents
グロメットのパネル貫通方法、集束保持治具、ワイヤハーネス、及び、パネルの貫通孔にグロメットを貫通嵌着させて配索した状態のワイヤハーネス Download PDFInfo
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Description
ハーネス本体を挿通するための小径の筒状部分として形成されるハーネス挿通部と、パネルの貫通孔に嵌着する嵌着溝を外周位置に配置して形成される大径のパネル嵌着部と、一端が前記ハーネス挿通部に連続するとともに他端が前記パネル嵌着部に連続する連結部と、該連結部の外面又は前記パネル嵌着部の外面から前記ハーネス挿通部の軸方向に沿って突出するように形成される複数の引っ張り片と、を有する弾性のグロメットを、前記貫通孔に対し貫通させる前の工程として第一工程及び第二工程を含み、且つ、前記貫通孔に対し貫通させた後の工程としては第三工程を含み、
前記第一工程では、前記ハーネス挿通部に前記ハーネス本体を挿通する作業を行い、
前記第二工程では、前記複数の引っ張り片の外側から集束保持手段を取り付けて前記ハーネス挿通部の外周面に集束保持する作業を行い、
前記第三工程では、前記集束保持手段を取り外して前記複数の引っ張り片を前記ハーネス挿通部から独立した状態に戻す作業を行う
ことを特徴とする。
前記第二工程では、前記複数の引っ張り片の突出先端部分の外側から前記集束保持手段を取り付けて前記突出先端部分を前記ハーネス挿通部の前記外周面に集束保持する作業を行う
ことを特徴とする。
ハーネス本体を挿通するための小径の筒状部分として形成されるハーネス挿通部と、パネルの貫通孔に嵌着する嵌着溝を外周位置に配置して形成される大径のパネル嵌着部と、一端が前記ハーネス挿通部に連続するとともに他端が前記パネル嵌着部に連続する連結部と、該連結部の外面又は前記パネル嵌着部の外面から前記ハーネス挿通部の軸方向に沿って突出するように形成される複数の引っ張り片と、を有する弾性のグロメットを、前記貫通孔に対し貫通させる前・後の工程での作業に用いられるものであり、
前記複数の引っ張り片の外側から取り付けると前記ハーネス挿通部の外周面に集束保持することが可能に形成され、且つ、該集束保持の状態から前記ハーネス挿通部に対し前記複数の引っ張り片を独立した状態に戻すための取り外しも可能に形成される治具本体を有する
ことを特徴とする。
ハーネス本体と、弾性のグロメットと、集束保持手段と、を備え、
前記グロメットは、前記ハーネス本体を挿通するための小径の筒状部分として形成されるハーネス挿通部と、パネルの貫通孔に嵌着する嵌着溝を外周位置に配置して形成される大径のパネル嵌着部と、一端が前記ハーネス挿通部に連続するとともに他端が前記パネル嵌着部に連続する連結部と、該連結部の外面又は前記パネル嵌着部の外面から前記ハーネス挿通部の軸方向に沿って突出するように形成される複数の引っ張り片と、を有し、
前記集束保持手段は、前記複数の引っ張り片の外側から取り付けをすると前記ハーネス挿通部の外周面に集束保持することが可能に形成され、且つ、該集束保持の状態から前記ハーネス挿通部に対し前記複数の引っ張り片を独立した状態に戻すための取り外しも可能に形成される本体部を有し、
前記貫通孔に対し前記グロメットを貫通させる前の状態では、前記ハーネス挿通部に前記ハーネス本体を挿通して前記グロメットを組み付けた状態にし、且つ、前記集束保持手段を用いて前記複数の引っ張り片を前記ハーネス挿通部の外周面に集束保持した状態にもしてなる
ことを特徴とする。
ワイヤハーネスは、ハーネス本体と、該ハーネス本体を挿通して組み付けられる弾性のグロメットと、を備え、
該グロメットは、前記ハーネス本体を挿通するための小径の筒状部分として形成されるハーネス挿通部と、外周位置に嵌着溝を配置して形成される大径のパネル嵌着部と、一端が前記ハーネス挿通部に連続するとともに他端が前記パネル嵌着部に連続する連結部と、該連結部の外面又は前記パネル嵌着部の外面から前記ハーネス挿通部の軸方向に沿って突出するように形成され、且つ、前記ハーネス挿通部の外周面に接触させて用いることも可能に形成される複数の引っ張り片と、を有し、
このような前記グロメットをパネルの貫通孔に対し貫通させた後の前記ワイヤハーネスの配索完了時には、前記複数の引っ張り片を前記ハーネス挿通部の外周面に接触させず前記ハーネス挿通部に対し独立した状態にしてなる
ことを特徴とする。
図1において、引用符号1は車体パネル2(パネル)の円形の貫通孔3に貫通させて配索されるワイヤハーネスを示す。ワイヤハーネス1は、複数本の電線をテープ巻きにて束ねてなるハーネス本体4と、弾性のグロメット5とを備えて構成される。ワイヤハーネス1は、貫通孔3にグロメット5を貫通嵌着させると、このグロメット5の機能が発揮されて止水及び防音を図ることができるという効果を奏する。また、ワイヤハーネス1は、以下の説明から分かるようになるが、グロメット5に作用する例えば矢印P、Qのような曲げがあったとしても、止水機能の確保と、グロメット5の所定部分の負荷低減とを更に図ることができるという効果も奏する。先ず、グロメット5について説明をする。
図1ないし図4において、グロメット5は、例えばEPDM製の弾力性のある部材であって、車体パネル2の貫通孔3に対し貫通させることが可能な形状に、また、嵌着させることも可能な形状に形成される。グロメット5は、ハーネス挿通部6と、パネル嵌着部7と、連結部8と、複数の引っ張り片9と、空気層形成部10とを一体に有する。
ハーネス挿通部6は、内部にハーネス本体4が挿通される小径の円筒形状に形成される。ハーネス挿通部6は、この中央部11が傾斜して端部12が基端13よりも小径に形成される。ハーネス挿通部6の内面には、複数の円環状凸部14が形成される。この円環状凸部14は、ハーネス本体4に密着する部分として形成される。ハーネス挿通部6の端部12側の外面には、治具着脱部15が円環状に形成される。
パネル嵌着部7は、グロメット5の軸方向中間位置に配置形成される。パネル嵌着部7は、車体パネル2の貫通孔3に合わせた径を有するように大径に形成される。このような大径筒部3の外周位置には、貫通孔3に嵌着する嵌着溝16が形成される。嵌着溝16は、環凹状に形成される。嵌着溝16には、特に符号を付さないが、微少なシールリップが形成される。
連結部8は、この一端がハーネス挿通部6に連続するように、また、他端がパネル嵌着部7に連続するように形成される。連結部8は、複数の部分を有するように形成される。具体的には、上記一端の位置に配置される断面略V字状の薄肉の伸縮部20と、これ以外の部分になる傾斜部21とを有するように形成される。傾斜部21は、傾斜する形状に形成される。別な言い方をすれば、傾斜部21は、略円錐筒状に形成される。このような傾斜部21には、複数の厚肉部22と薄肉部23とが形成される。複数の厚肉部22と薄肉部23は、交互に配置形成される。また、ハーネス挿通部6の軸を中心に放射状になるように形成される。複数の厚肉部22は、上記他端に位置する側がグロメット5の貫通作業時において、貫通孔3に対し摺接する部分として形成される。尚、厚肉部22とパネル嵌着部7の外面17とが貫通孔3を摺接した後、嵌着溝16は貫通孔3に嵌着する。
複数の引っ張り片9は、ハーネス挿通部6の軸方向に沿って突出する略帯片状の部分として形成される(別な言い方をすれば、細長いヘラ状の部分として形成される。この場合、引っ張りベラと呼んでもよいものとする)。複数の引っ張り片9は、本実施例において、連結部8の薄肉部23とパネル嵌着部7の外面17との境界部分に配置形成される(一例であり、薄肉部23又は外面17であってもよいものとする)。また、複数の引っ張り片9は、等間隔で四つ形成される(数は一例であるものとする)。
空気層形成部10は、防音用の空気層をグロメット5の内部に形成するための部分であって、ハーネス挿通部6に対しグロメット5の軸方向反対側に配置される。空気層形成部10は、パネル嵌着部7に連続するように形成される。空気層形成部10は、断面略漏斗状に形成される。尚、空気層形成部10における引用符号25はハーネス挿通部を示す。
尚、グロメット5に関し、特に図示しないが、オプション用の筒部を追加形成してもよいものとする。オプション用の筒部は、ケーブルや用品を貫通させる必要がある場合に用いる筒部であって、このような部分を本実施例に限らず追加形成してもよいものとする。具体的には、フードロックケーブルやウォッシャーホース、フォグランプ用ワイヤ等を貫通させる必要がある場合に用いられる筒部を追加形成してもよいものとする。オプション用の筒部は、この突出先端部が蓋部にて閉塞されるような形状に形成される。オプション用の筒部は、ディーラー用品の関係等で必要になり、後から蓋部をカットして孔開けをした後に使用することができる形状に形成される。
次に、図5ないし図8を参照しながらグロメット5のパネル貫通方法について説明をする。
図5において、第一工程では、ハーネス挿通部6、25にハーネス本体4を挿通する作業を行う。具体的には、先ずグロメット5のハーネス挿通部6、25の径を広げ、次に径を広げた部分にハーネス本体4を挿通する作業を行う。ハーネス本体4を挿通した後は、グロメット5のハーネス挿通部6、25の内面がハーネス本体4の外周面に密着した状態になる。
図5及び図6において、第二工程では、複数の引っ張り片9の突出先端部分24の外側から集束保持治具26(集束保持手段)を取り付けて、突出先端部分24をハーネス挿通部6の治具着脱部15の位置に集束保持する作業を行う。本実施例では、集束保持治具26がワンタッチで取り付けられる。複数の引っ張り片9は、この突出先端部分24が窄まったような状態に固定される(図7参照)。第二工程が終わると、貫通孔3にグロメット5を貫通嵌着させる前の状態になるワイヤハーネス1の組み付けが完了する。
図6において、第二工程で用いられる集束保持治具26は、上述のように、複数の引っ張り片9の突出先端部分24をハーネス挿通部6の治具着脱部15の位置に集束保持するための治具であって、治具本体27(本体部)を有する。この治具本体27は、一端に第一係止部28が形成される第一半円形状部29と、同じく一端に第二係止部30が形成される第二半円形状部31と、第一半円形状部29及び第二半円形状部31の他端同士を繋ぐ開閉軸部32とを有する。
図7において、先ず、ワイヤハーネス1を自動車の室内側33から室外側34に向けて貫通孔3に通す作業を行う。次に、例えば集束保持治具26による集束保持の部分をハーネス本体4と一緒に室外側34から引っ張る作業を行う。この時、パネル嵌着部7の外周位置あたりが縮径方向に撓むことにより、グロメット5は貫通孔3を摺接及び通過する。これによりパネル当接部18が車体パネル2の内面に当接する。一方、ハーネス本体4と一緒にハーネス挿通部6が引っ張られることから、この引っ張りに連結部8の伸縮部20が追従して、結果、ハーネス挿通部6ものびた状態になる。ハーネス挿通部6がのびた状態になると、これに伴って複数の引っ張り片9も引っ張られ、そのため嵌着溝16の一部が車体パネル2の外面から若干離れた状態になる。
図8において、第三工程では、集束保持治具26を取り外して複数の引っ張り片9をハーネス挿通部6から独立した状態に戻す作業を行う。
以上、図1ないし図8を参照しながら説明してきたように、本発明は特許請求の範囲に記載された、(1)グロメット5のパネル貫通方法の発明、(2)集束保持治具26の発明、(3)ワイヤハーネス1の発明、及び、(4)車体パネル2の貫通孔3にグロメット5を貫通嵌着させて配索した状態のワイヤハーネス1の発明に分けることができる。
Claims (5)
- ハーネス本体を挿通するための小径の筒状部分として形成されるハーネス挿通部と、パネルの貫通孔に嵌着する嵌着溝を外周位置に配置して形成される大径のパネル嵌着部と、一端が前記ハーネス挿通部に連続するとともに他端が前記パネル嵌着部に連続する連結部と、該連結部の外面又は前記パネル嵌着部の外面から前記ハーネス挿通部の軸方向に沿って突出するように形成される複数の引っ張り片と、を有する弾性のグロメットを、前記貫通孔に対し貫通させる前の工程として第一工程及び第二工程を含み、且つ、前記貫通孔に対し貫通させた後の工程としては第三工程を含み、
前記第一工程では、前記ハーネス挿通部に前記ハーネス本体を挿通する作業を行い、
前記第二工程では、前記複数の引っ張り片の外側から集束保持手段を取り付けて前記ハーネス挿通部の外周面に集束保持する作業を行い、
前記第三工程では、前記集束保持手段を取り外して前記複数の引っ張り片を前記ハーネス挿通部から独立した状態に戻す作業を行う
ことを特徴とするグロメットのパネル貫通方法。 - 請求項1に記載のグロメットのパネル貫通方法において、
前記第二工程では、前記複数の引っ張り片の突出先端部分の外側から前記集束保持手段を取り付けて前記突出先端部分を前記ハーネス挿通部の前記外周面に集束保持する作業を行う
ことを特徴とするグロメットのパネル貫通方法。 - ハーネス本体を挿通するための小径の筒状部分として形成されるハーネス挿通部と、パネルの貫通孔に嵌着する嵌着溝を外周位置に配置して形成される大径のパネル嵌着部と、一端が前記ハーネス挿通部に連続するとともに他端が前記パネル嵌着部に連続する連結部と、該連結部の外面又は前記パネル嵌着部の外面から前記ハーネス挿通部の軸方向に沿って突出するように形成される複数の引っ張り片と、を有する弾性のグロメットを、前記貫通孔に対し貫通させる前・後の工程での作業に用いられるものであり、
前記複数の引っ張り片の外側から取り付けると前記ハーネス挿通部の外周面に集束保持することが可能に形成され、且つ、該集束保持の状態から前記ハーネス挿通部に対し前記複数の引っ張り片を独立した状態に戻すための取り外しも可能に形成される治具本体を有する
ことを特徴とする集束保持治具。 - ハーネス本体と、弾性のグロメットと、集束保持手段と、を備え、
前記グロメットは、前記ハーネス本体を挿通するための小径の筒状部分として形成されるハーネス挿通部と、パネルの貫通孔に嵌着する嵌着溝を外周位置に配置して形成される大径のパネル嵌着部と、一端が前記ハーネス挿通部に連続するとともに他端が前記パネル嵌着部に連続する連結部と、該連結部の外面又は前記パネル嵌着部の外面から前記ハーネス挿通部の軸方向に沿って突出するように形成される複数の引っ張り片と、を有し、
前記集束保持手段は、前記複数の引っ張り片の外側から取り付けをすると前記ハーネス挿通部の外周面に集束保持することが可能に形成され、且つ、該集束保持の状態から前記ハーネス挿通部に対し前記複数の引っ張り片を独立した状態に戻すための取り外しも可能に形成される本体部を有し、
前記貫通孔に対し前記グロメットを貫通させる前の状態では、前記ハーネス挿通部に前記ハーネス本体を挿通して前記グロメットを組み付けた状態にし、且つ、前記集束保持手段を用いて前記複数の引っ張り片を前記ハーネス挿通部の外周面に集束保持した状態にもしてなる
ことを特徴とするワイヤハーネス。 - ワイヤハーネスは、ハーネス本体と、該ハーネス本体を挿通して組み付けられる弾性のグロメットと、を備え、
該グロメットは、前記ハーネス本体を挿通するための小径の筒状部分として形成されるハーネス挿通部と、外周位置に嵌着溝を配置して形成される大径のパネル嵌着部と、一端が前記ハーネス挿通部に連続するとともに他端が前記パネル嵌着部に連続する連結部と、該連結部の外面又は前記パネル嵌着部の外面から前記ハーネス挿通部の軸方向に沿って突出するように形成され、且つ、前記ハーネス挿通部の外周面に接触させて用いることも可能に形成される複数の引っ張り片と、を有し、
このような前記グロメットをパネルの貫通孔に対し貫通させた後の前記ワイヤハーネスの配索完了時には、前記複数の引っ張り片を前記ハーネス挿通部の外周面に接触させず前記ハーネス挿通部に対し独立した状態にしてなる
ことを特徴とするパネルの貫通孔にグロメットを貫通嵌着させて配索した状態のワイヤハーネス。
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