JP6510941B2 - ブラシモータ - Google Patents
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Description
本発明のブラシモータは、前記第2の回路または前記第3の回路のいずれか一方のみに設けられたダイオードをさらに有することを特徴とする。
図1は、本発明の第1の実施形態によるブラシモータ100の外観図である。
ブラシモータ100は、一方向の回転力を発生させる(一方向に回転する)磁極が4極以上の多極のモータである。第1の実施形態において、ブラシモータ100は、例えば、車両のフロントワイパー装置の動力となる回転力を発生させるための多極、例えば磁極が4極の直流モータであるものとする。しかしながら、ブラシモータ100は、多極の直流モータであれば任意であり、その用途も車両のフロントワイパー装置に限らず、任意の装置の動力を発生させるために使用可能である。
ブラシモータ100は、モータ本体部110の回転電機子の回転を制御するための要素として、制御基板120、電流検出素子130、ダイオード141、ダイオード143、リレープレート150を備えている。
上記PWM信号生成部1202は、駆動トランジスタ1204をPWM制御するためのPWM信号のデューティ(デューティ比、パルス周期におけるHレベルの比率)を変化させることにより、モータ本体部110の回転電機子の回転速度を変化させ、これによりフロントワイパー装置の作動速度を変化させる。
上記PWM制御部を構成するデューティ制御部1201は、高速作動電圧信号VHが入力された場合、駆動トランジスタ1204のゲートに供給されるPWM信号のデューティを高速作動のデューティとする制御信号を、PWM信号生成部1202に対して出力する。一方、デューティ制御部1201は、低速作動電圧信号VLが入力された場合、駆動トランジスタ1204のゲートに供給されるPWM信号のデューティを低速作動のデューティとする制御信号を、PWM信号生成部1202に対して出力する。
PWM制御部を構成する駆動部1203は、PWM信号生成部1202から供給されるPWM信号におけるパルスの電力増幅を行い、駆動トランジスタ1204に対して出力する。第1の実施形態では、上記PWM信号におけるパルスのハイレベルの区間において、駆動トランジスタ1204がオン状態に駆動され、上記PWM信号におけるパルスのローレベルの区間において、駆動トランジスタ1204がオフ状態に駆動される。
ブラシモータ100の動作は、次の二つの処理による動作に大別される。
・ブラシモータ100の回転をPWM制御するためのデューティ制御処理
・ブラシモータ100の過電流に起因した過熱を防止するための過熱防止処理
上記の各処理は、デューティ制御部1201、PWM信号生成部1202、過電流検出部1205の各々の構成要素により実施される。上記の各処理は、デューティ制御部1201、PWM信号生成部1202、過電流検出部1205を構成するマイクロコンピュータ1208により実施される。例えば、上記所定電流値および上記所定時間は、デューティ制御部1201の機能を実現するための処理手順が記述されたプログラム上で規定されている。
図3は、本発明の第1の実施形態によるブラシモータ100の動作例を説明するためのフローチャートであり、デューティ制御部1201およびPWM信号生成部1202および過電流検出部1205を構成するマイクロコンピュータ208によるデューティ制御処理の一例を説明するための図である。
車両の使用者がフロントワイパー装置の操作スイッチを、停止状態から高速作動あるいは低速作動のいずれかの作動モードに設定すると、作動モードに対応する電圧信号(高速作動電圧信号または低速作動電圧信号)が操作スイッチに接続された外部回路からデューティ制御部1201に入力される。
このとき、デューティ制御部1201は、供給された電圧信号が高速作動電圧信号VHである場合、処理をステップS2へ進める。一方、デューティ制御部1201は、供給された電圧信号が高速作動電圧信号VHで無い場合、すなわち供給された電圧信号が低速作動電圧信号VLである場合、処理をステップS3へ進める。
これにより、PWM信号生成部1202は、予め設定されている、例えばパルスのデューティが100パーセントの高速作動に対応したPWM信号を生成する。そして、PWM信号生成部1202は、生成したデューティが100パーセントのPWM信号を駆動部1203に対して出力する(ステップS2)。
これにより、PWM信号生成部1202は、予め設定されている、例えばパルスのデューティが60パーセントの低速作動に対応したPWM信号を生成する。そして、PWM信号生成部1202は、生成したデューティが70パーセントのPWM信号を駆動部1203に対して出力する(ステップS3)。
これにより、デューティ制御部1201の制御の下において、ブラシモータであるモータ本体部110は、PWM信号のパルスのデューティに対応して、高速作動あるいは低速作動に対応した回転数で一方向に回転し、リンク機構を介してフロントまたはリヤワイパー装置のワイパーによるフロントまたはリヤのウィンドシールドに対する払拭が実施される。
また、第1の実施形態によれば、モータ停止時(駆動モータ1204がオフ状態)においては、ダイオード141とモータ本体部110とにより閉回路が形成されるため、電磁ブレーキ作用に基づくオートストップ機能を実現することができる。
また、第1の実施形態によれば、一般的な仕様を想定する範囲において、回転センサ(センサーマグネット、ホールIC等)やリレーをブラシモータに搭載する必要がない。従って、更なる低コスト化を図ることができる。
図4から図6の各々は、本発明の第1の実施形態によるブラシモータ100の動作例における過熱防止処理を説明するための図である。ここで、図4は過熱防止処理の全体フローチャートであり、図5は図4の過熱防止処理における加熱保護処理の詳細フローチャートであり、図6は図4の加熱防止処理における復帰処理の詳細フローチャートである。
過熱防止処理は、上述した図3のフローチャートのデューティ制御処理(ステップS21〜S23)と並行して実施される。
以下、図4から図7の各々を用いて、本実施形態における過熱防止処理を説明する。
ここで、例えば、過熱保護1処理、過熱保護2処理及び過熱保護3処理の各々は、モータ本体部110に流れる電流の電流値がそれぞれの処理に対応した設定電流値としての限界負荷電流値を超えた場合の過電流に起因する過熱を防止するための処理である。また、第4過熱保護処理は、モータ本体部110に流れる電流の電流値が設定電流値としての拘束電流値を超えた場合の過電流に起因する過熱を防止するための処理である。過熱保護1処理、過熱保護2処理、過熱保護3処理、過熱保護4処理の順番に、設定電流値の示す電流値が徐々に高くなっている。限界負荷電流値は、必要に応じて4個以上設定しても良く、それぞれに対応した過熱保護n処理を設ける。
この通電時間計測カウンタ1201a_nは、過熱保護n処理毎にデューティ制御部1201内部に設けられた時間を計時する通電時間計測カウンタ1201aであり、過熱保護n処理に対応するカウンタである。
デューティ制御部1201は、フェイルフラグが立っているとした過熱保護n処理に対応する復帰設定時間を、設定電流値テーブルから読み出す。
デューティ制御部1201は、復帰時間カウンタの計時した時間が、設定電流値テーブルから読み出した復帰設定時間を超えたか否かの判定を行う(ステップS31)。このとき、デューティ制御部1201は、復帰時間カウンタの計時した時間が復帰設定時間を超えている場合、処理をステップS32へ進める。一方、デューティ制御部1201は、復帰時間カウンタの計時した時間が復帰設定時間を超えていない場合、処理をステップS33へ進める。
図8の構成は、図3に示す回路と同様の機能を有し、同様の構成については同一の符号を付している。図8の構成においては、スノークラッチを有していない。また、モータ本体部110の出力軸のセンシングはマイクロコンピュータにより行っている。リレープレート150Aにおいて、スタート接点Sは、フロントまたはリヤワイパー装置を作動させるためのタイミングを発生させる接点である。
図9の構成は、図3に示す回路と同様の機能を有し、同様の構成については同一の符号を付している。図9の構成においては、スノークラッチを有している。また、モータ本体部110の出力軸のセンシングはマイクロコンピュータにより行っている。リレープレート150Bにおいて、スタート接点Sは、フロントまたはリヤワイパー装置を作動させるためのタイミングを発生させる接点である。
図10は、本発明の第1の実施形態によるブラシモータ100に備えられた制御基板120の配置例を示す図である。なお、細部の配線等は省略されている。
ここで、制御基板120と電流検出素子130とが配置される領域には、上述したように、ブラシが存在しないため、これら制御基板120および電流検出素子130は、ブラシと干渉することなく、モータ部Mのハウジング部MHの内部に収容される。
ここで、図10(A)と同様に、制御基板120と電流検出素子130とが配置される領域にはブラシが存在しないので、これら制御基板120および電流検出素子130は、ブラシと干渉することなく、モータ部Mのハウジング部MHの内部に収容される。
ここで、図10(A)と同様に、制御基板120と電流検出素子130とが配置される領域にはブラシが存在しないので、これら制御基板120および電流検出素子130は、ブラシと干渉することなく、モータ部Mのハウジング部MHの内部に収容される。
ここで、図10(A)と同様に、制御基板120と電流検出素子130とが配置される領域にはブラシが存在しないので、これら制御基板120および電流検出素子130は、ブラシと干渉することなく、モータ部Mのハウジング部MHの内部に収容される。
上述した また、第1実施形態によれば、過熱防止対策のための熱保護素子の特性のバラツキを考慮する必要がなくなるので、熱保護素子の特性のバラツキを吸収するためのマージンを設けた過剰な設計を行う必要がなくなる。
また、第1実施形態によれば、一般的な仕様を想定する範囲において、回転センサ(センサーマグ、ホールIC等)やリレーをブラシモータに搭載する必要がない。従って、更なる低コスト化を図ることができる。
図11は、本発明の第1の実施形態の変形例によるブラシモータ100Bに備えられた制御基板120の配置を示す側面図である。また、図12は、本発明の第1の実施形態の変形例によるブラシモータ100Bに備えられた制御基板120の配置の詳細図である。制御基板120の配置位置を除けば、第1の実施形態の変形例のブラシモータ100Bは、それぞれ、上述した第1の実施形態のブラシモータ100と同様に構成される。
また、第1実施形態によれば、車両側の設計変更を要することなく、ワイパー装置に必要とされる所望の特性要件を有するブラシモータを実現することができる。
第2の実施形態は、すでに説明した第1の実施形態による図2のブラシモータ100または図8のブラシモータ100Aの各々と同様の構成をし、かつフロントワイパー装置のワイパーの高速作動及び低速作動の作動速度の制御をPWM信号のパルスのデューティの調整(PWM制御)により行っている。また、第2の実施形態においても、制御基板120の配置に関しても、図10から図12に示す第1の実施形態のブラシモータ100に備えられた制御基板120の配置例と同様である。
以下、第2の実施形態における第1の実施形態によるブラシモータ100と異なる動作について説明する。
図13において、トルク仕様帯が35(N・m)において、低速作動時のデューティが70.5%であり、高速作動時のデューティが98.0%であり、拘束電流の電流値が32(A)に設定されている。また、トルク仕様が30(N・m)において、低速作動時のデューティが69.5%であり、高速作動時のデューティが97.5%であり、拘束電流の電流値が28(A)に設定されている。トルク仕様が25(N・m)において、低速作動時のデューティが72.0%であり、高速作動時のデューティが100.0%であり、拘束電流の電流値が17(A)に設定されている。
例えば、30N・mの負荷トルクを必要とする場合、最大で30N・mの負荷トルクを発生させるため、拘束電流の電流値として28.0(A)が設定されている。
また、25N・mの負荷トルクを必要とする場合、最大で25N・mの負荷トルクを発生させるため、拘束電流の電流値として17.0(A)が設定されている。
デューティ制御部1201は、過電流検出部1205からモータ電流が拘束電流を超えていることを示す通知を入力することにより、PWM信号生成部1202に対して、PWM信号のデューティを0とする制御信号を出力する。これにより、PWM信号生成部1202がPWM信号の出力を停止し、駆動トランジスタ1204が常時オフ状態となる。そして、モータ本体部110に対して電流が供給されなくなり、ブラシモータ100が作動を停止する。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
Claims (8)
- 車両のワイパー装置に用いられ、一方向の回転力を発生させる磁極が4極以上の多極のブラシモータであって、
均圧線を有する回転電機子と、
前記回転電機子に備えられた整流子と、
前記整流子と接触する第1のブラシ及び第2のブラシと、
前記第1のブラシまたは前記第2のブラシに接続される第1の回路と、
一端が前記第1の回路に接続され、前記車両に設けられた操作スイッチに連動して、前記第1の回路を介して前記第1のブラシと前記第2のブラシとの間に前記電源の電圧を供給する第2の回路及び第3の回路と、
前記第2の回路及び前記第3の回路における電圧信号を検出し、検出した前記電圧信号に基づいて、前記第1のブラシと前記第2のブラシとの間に印加する電圧パルスのデューティを選択するデューティ制御部と、
前記デューティ制御部から供給される選択されたデューティに応じて、当該デューティのパルス列であるPWM信号を出力するPWM信号生成部と、
前記第1のブラシ及び前記第2のブラシの何れかと電源及びグランドの何れかとの間に接続されており、前記PWM信号によりオンオフし、前記第1のブラシと前記第2のブラシとの間に前記電源の電圧を前記電圧パルスとして印加する駆動トランジスタと、
前記駆動トランジスタを流れる電流の電流値を検出する電流検出素子と
を備え、
前記デューティ制御部が、前記電流検出素子で検出した前記電流値が予め設定した設定電流値を超えている場合、前記ブラシモータの過熱を抑制するように、前記PWM信号のデューティを制御する
ことを特徴とするブラシモータ。 - 請求項1に記載のブラシモータにおいて、
前記第2の回路または前記第3の回路のいずれか一方のみに設けられたダイオードをさらに有することを特徴とするブラシモータ。 - 前記デューティ制御部が、
前記駆動トランジスタをPWM制御するためのPWM信号の前記デューティを変化させることにより、前記回転電機子の回転速度を変化させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のブラシモータ。 - 前記電流検出素子で検出した前記電流値が予め設定した設定電流値を超えているか否かの判定を行う過電流検出部をさらに備え、
前記デューティ制御部が、
前記電流検出素子の検出した前記電流値が予め設定した前記設定電流値を超えた場合、計時を開始し、前記設定電流値が流れることによるブラシモータの温度の上昇に対応して設定された設定時間を、前記設定電流値を超えた前記電流値が流れる計時時間が超えたことを検出すると、前記PWM信号の前記デューティを前記ブラシモータを停止させるデューティとする
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のブラシモータ。 - 前記デューティ制御部が、
複数の異なる前記設定電流値とそれぞれの前記設定電流値に対応する前記設定時間との関係を示す設定電流値テーブルを有し、
前記電流検出素子で検出した前記電流値が前記設定電流値テーブルにおける前記設定電流値を超えた場合、前記電流値が当該設定電流値を超えてからの前記計時時間が、前記設定電流値に対応した前記設定時間を超えた場合、前記PWM信号の前記デューティを前記ブラシモータを停止させるデューティとする
ことを特徴とする請求項4に記載のブラシモータ。 - 前記デューティ制御部が、
前記ブラシモータを停止してからの時間を計時し、計時した時間が前記設定電流値毎に予め前記ブラシモータの温度の低下に対応して設定された復帰設定時間を超えたか否かを判定し、前記計時した時間が前記復帰設定時間を超えた場合、前記PWM信号の前記デューティを所定のデューティとして前記ブラシモータを復帰させる
ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載のブラシモータ。 - 前記デューティ制御部が、
前記ブラシモータの負荷トルクの仕様毎に前記設定電流値が設定されている
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のブラシモータ。 - 前記デューティ制御部が、
前記ブラシモータの負荷トルクの所望の仕様に応じて、ウィンドシールドの払拭におけるワイパーの低速作動時および高速作動時のそれぞれにおける前記PWM信号の前記デューティの設定値を変更することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のブラシモータ。
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