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JP6515016B2 - 二重窓 - Google Patents
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本発明は、外窓の室内側に設けられる内窓を備える二重窓に関する。
外窓の室内側に設けられる内窓を備える二重窓としては、例えば浴室の開口部に設けられた外窓の内側に内窓が設置されている二重窓が知られている(特許文献1参照)。内窓の枠体を構成する下枠は、プレート部材と、プレート部材の上に載置されるレール部材とにより構成されており、プレート部材の下面に配置された接着テープにより取り付けられた下枠アタッチメントを介して下額縁に対して固定されている。
特許第5705360号公報
上記のように二重窓が浴室仕様の場合には、プレート部材と下枠アタッチメントとの間に水が浸入しやすいので、接着テープ等の粘着部材に水が至らないように下枠アタッチメントとプレート部材との境界部分にはシーリングが施されている。このとき、下枠のプレート部材を固定する粘着部材が下枠の全長にわたって設けられている場合には、下枠アタッチメントとプレート部材との境界部分を全てシーリングしなければならず作業が煩雑である。また、シーリングに不備があった場合には、粘着部材が水に濡れて保持力が低下するばかりか、下枠アタッチメントとプレート部材との間に浸入した水を排出することができないという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、内窓枠を固定する粘着部材が水に濡れにくい二重窓を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の二重窓は、建物の外窓の室内側に設けられる内窓を備える二重窓であって、前記内窓が備える内窓枠と、前記内窓が設けられる開口の下内面に取り付けられて前記内窓枠が粘着部材により取り付けられるアタッチメントと、前記内窓枠と前記アタッチメントとの間に介在され、前記粘着部材を囲む水密材と、を備えていることを特徴とする二重窓である。
このような二重窓によれば、開口の下内面にアタッチメントを介して取り付けられる内窓枠は、アタッチメントに取り付けている粘着部材が水密材に囲まれているので、たとえ、アタッチメントと内窓枠との間に水が浸入したとしても粘着部材に水が至ることを防止することが可能である。このため、内窓枠を固定する粘着部材が水に濡れにくい二重窓を提供することが可能である。
かかる二重窓であって、前記水密材は、前記粘着部材の周りに環状に繋がっていることが望ましい。
このような二重窓によれば、水密材は、粘着部材の周りに環状に繋がっているので、粘着部材がアタッチメントと内窓枠との間に浸入した水に濡れることをより確実に防止することが可能である。
かかる二重窓であって、前記粘着部材は、互いに間隔をあけて複数設けられており、前記水密材は、前記粘着部材毎に設けられていることが望ましい。
このような二重窓によれば、粘着部材を囲む水密材は、複数の粘着部材の各々に設けられているので、内窓枠とアタッチメントとの隙間を全長にわたってシールするより施工が容易である。
かかる二重窓であって、前記内窓枠は、当該内窓枠に装着される障子が案内されるレール及び前記レールが突出している下枠本体を備える下枠を有し、前記アタッチメントは、前記下枠本体が収容され下方に窪む凹部を有し、前記凹部内において互いに隣り合う前記水密材の間の空隙が前記凹部に浸入した水の流路をなすことが望ましい。
このような二重窓によれば、複数の粘着部材を各々囲む水密材は、凹部内において互いに隣り合う水密材の間の空隙を浸入した水が流れるので、凹部に浸入した水を容易に排出することが可能である。
本発明によれば、内窓枠を固定する粘着部材が水に濡れにくい二重窓を提供することが可能である。
本実施形態に係る二重窓の縦断面図である。 本実施形態に係る二重窓の横断面図である。 内窓の下部を示す縦断面図である。 内窓の下枠と縦枠との納まりを示す斜視図である。 下枠とアタッチメントとの間に設けられている両面テープと水密材を示す斜視図である。 下枠に設けられている両面テープと水密材を示す斜視図である。 両面テープ及び水密材の配置の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る二重窓について図面を参照して説明する。
本実施形態の二重窓1は、例えば、建物10の浴室に設けられており、図1、図2に示すように、外窓2と、外窓2の室内側に設けられる内窓3とを有している。
内窓3は、外窓2より室内側にて開口10aを形成している矩形状の額縁4にアタッチメント5を介して取り付けられている。
以下の説明においては、建物10に取り付けられた状態の二重窓1において上下となる方向を上下方向、二重窓1が設けられている開口10aにおいて室内外方向となる方向を見込み方向、見込み方向と直交し内窓3に向かって左右となる方向を左右方向として示す。二重窓1の各部位であっても、また、二重窓1を構成する各部材については単体の状態であっても、建物10に取り付けられた状態にて上下方向、見込み方向、左右方向となる方向にて方向を特定して説明する。また、開口10aに設けられる外窓2の矩形状をなす外窓枠と内窓3の矩形状をなす内窓枠30は、開口10aの中央側を内周側、額縁4の外側を外周側として説明する。
アタッチメント5は、図3〜図5に示すように、室外側に額縁4と対向し矩形状に囲まれた内周側が平面51aをなす室外平面部51と、室外平面部51の室内側に設けられ、室外平面部51の平面51aより外周側に窪み、後述する内窓枠30が収容される凹部52と、を有している。
室外平面部51は、額縁4の室外側の端部4a上に、外窓2が備える外窓枠21の室内側の端部21aとともに室外側の端部51bが重ねられ、開口10aの下内面4aをなす額縁4及び外窓枠21の端部4a、21aを貫通するビスにて躯体6に固定されている。
凹部52は、額縁4の内周面と対面させて当接される底部52aと、底部52aの見込み方向における室内側の縁から上方に立ち上がった内壁部52bと、底部52aの見込み方向における室外側の縁から上方に立ち上がり室外平面部51の室内側の縁と繋がった外壁部52cと、外壁部52cの上縁から室外平面部51の平面51aと繋がって室内側に突出された突起52dと、を有している。図4に示すように、内壁部52bと突起52dとは、左右方向における両端部には設けられておらず、内壁部52bと突起52dとが設けられている部位が内壁切欠部52eと突起切欠部52fとをなしている。
内窓3は、矩形状をなす額縁4に設けられる内窓枠30と、内窓枠30に装着されて内窓枠30内側を左右方向にスライドして開閉可能な2枚の障子31と、を有する引き違い窓である。
各々の障子31は、ガラス32と、ガラス32の周端部を収容する矩形状の框体33とを有している。框体33が有する下框33aには、内窓枠30を構成する下枠34が有する下レール34bが挿入されるレール挿入部33bが設けられ、レール挿入部33b内には、回動自在な車輪を備えて障子31をスライド可能に支持する戸車33cが設けられている。
下枠34は、アタッチメント5の凹部52に収容される下枠本体部34aと、下枠本体部34aから上方に突出し、左右方向に沿うとともに平行に設けられた2本の下レール34bと、を有している。下レール34bにおいて、2枚の障子31を閉じたときに戸先側となる端部は、下枠本体部34aの端部まで設けられているが、他方側の端部は、下枠本体部34aの端部まで設けられておらずレール切欠部34cが設けられている。
下枠本体部34aは、凹部52に収容されたときに、室外平面部51の平面51aとほぼ同一平面をなす本体平面部34dを有しており、本体平面部34dの見込み方向における室内側の端部34eがアタッチメント5の内壁部52bの上縁と近接し、見込み方向における室外側の端部34fがアタッチメント5の突起52dの先端と近接するように構成されている。
また、本体平面部34dの見込み方向における両端部は下方に向かって互いに近づく方向に湾曲しつつ延出された湾曲延出部34gを有しており、湾曲延出部34gの下端がアタッチメント5の底部52aに当接して凹部52内に下枠34が収容されている。このため、本体平面部34dは、アタッチメント5の底部52aと上下方向に間隔をあけて位置している。
図5〜図7に示すように、本体平面部34dの下面において、上面側に設けられた2本の下レール34bの間に位置する領域には、左右方向に沿い全長にわたる突部34hが設けられており、突部34hには、左右方向において適宜間隔をあけて粘着部材としての両面テープ7が複数設けられている。また、本体平面部34dの下面には、各両面テープ7を囲む水密材8が設けられている。水密材8は、軟質の合成樹脂でなり、例えば、水密性を有する素材シートから、プレス加工により矩形状に打ち抜かれて、環状に繋がるように形成されている。また、水密材8は、両面テープ7とともに配置されたときに、突部34hと重なる部位に窪みが設けられている。
また、本体平面部34dの下面から突部34hが突出している突出量に両面テープ7の厚みを加えた高さは、本体平面部34dの下面から湾曲延出部34gの上下方向における高さとほぼ同じ高さに形成されている。また、水密材8の厚みは、本体平面部34dの下面から突部34hが突出している突出量に両面テープ7の厚みを加えた高さより僅かに厚く形成されている。このため、下枠34をアタッチメント5の凹部52に収容して両面テープ7にて下枠34をアタッチメント5に貼り付けると、下枠34とアタッチメント5との間に介在される水密材8は圧縮されて両面テープ7の周りを全周に渡ってシールするように構成されている。このとき、互いに隣り合う水密材8間は間隔があけられており、下枠34とアタッチメント5との間においては、互いに隣り合う水密材8間に空隙が形成されている。
内窓枠30を構成し下枠34の左右の端部に当接される左右の縦枠35には、室内側の縁及び室外側の縁にそれぞれ、左右方向において互いに対向する側に突出する内突出壁35a及び外突出壁35bが各々設けられている。そして、下枠34は、左右の縦枠35が有する内突出壁35aと外突出壁35bとの間に端部が挿入された状態でアタッチメント5に固定される。このため、内突出壁35aは、見込み方向において下枠34の室内側に位置し、外突出壁35bは、見込み方向において下枠34の室外側に位置している。
そして、アタッチメント5の凹部52に下枠34及び左右の縦枠35の下端部が収容されると、外突出壁35bが、アタッチメント5の左右端部における突起切欠部52fに配置され、内突出壁35aが、アタッチメント5の左右端部における内壁切欠部52eに配置される。このとき、内壁切欠部52eの左右方向の幅は、内突出壁35aの突出量より広く形成されているため、内壁切欠部52eの内突出壁35aより中央側には、内壁切欠部52eにおいて内突出壁35aが配置されない部位が設けられており、アタッチメント5と下枠34との間の空隙と外部とが連通されている。
本実施形態の二重窓1によれば、額縁4にアタッチメント5を介して取り付けられる内窓枠30は、アタッチメント5に下枠34を取り付けている両面テープ7が水密材8に囲まれているので、たとえ、アタッチメント5と下枠34との間に水が浸入したとしても両面テープ7が水で濡れることを防止することが可能である。このため、アタッチメント5に下枠34との間に水が浸入したとしても両面テープ7の粘着力が低下しないので、下枠34をより確実に保持しておくことが可能である。
また、水密材8は、両面テープ7の周りに環状に繋がっているので、アタッチメント5と下枠34との間に浸入した水が両面テープ7と接触することをより確実に防止することが可能である。
また、両面テープ7を囲む水密材8は、左右方向に適宜間隔を開けて設けられた複数の両面テープ7の各々に設けられているので、下枠34とアタッチメント5との隙間を全長にわたってシールする場合より施工が容易であり、シールするために使用する材料も少ないのでコストを低減することが可能である。
また、複数の両面テープ7を各々囲む水密材8は、凹部52内において本体平面部34dと底部52aとの間にて、互いに隣り合う水密材8同士の間に間隔があけられている。このため、互いに隣り合う水密材8同士の間には空隙が形成され、この空隙は、図5に示すように、本体平面部34dと底部52aとの間に浸入した水が流れる流路Rとなる。このため、水密材8により、凹部52に浸入した水の流路Rが遮られることはない。
また、下枠の内壁部52bは、左右方向における両端部に設けられた内壁切欠部52eにおいて内突出壁35aが配置されない部位にて、アタッチメント5と下枠34との間の空隙と外部とが連通しているので、凹部52に浸入した水を流路Rから内壁切欠部52eを通してより確実に排出することが可能である。
上記実施形態においては、引き違い障子を備えた内窓を有する二重窓1について説明したが、これに限らず、例えば、アタッチメントを介して下枠が設けられる内窓であれば構わない。
また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 二重窓、2 外窓、3 内窓、4 額縁、4a 開口の下内面、
5 アタッチメント、7 両面テープ、8 水密材、10 建物、10a 開口、
30 内窓枠、31 障子、34 下枠、34a 下枠本体部、34b 下レール、
52 凹部、R 流路

Claims (4)

  1. 建物の外窓の室内側に設けられる内窓を備える二重窓であって、
    前記内窓が備える内窓枠と、
    前記内窓が設けられる開口の下内面に取り付けられて前記内窓枠が粘着部材により取り付けられるアタッチメントと、
    前記内窓枠と前記アタッチメントとの間に介在され、前記粘着部材を囲む水密材と、
    を備えていることを特徴とする二重窓。
  2. 請求項1に記載の二重窓であって、
    前記水密材は、前記粘着部材の周りに環状に繋がっていることを特徴とする二重窓。
  3. 請求項1または請求項2に記載の二重窓であって、
    前記粘着部材は、互いに間隔をあけて複数設けられており、
    前記水密材は、前記粘着部材毎に設けられていることを特徴とする二重窓。
  4. 請求項3に記載の二重窓であって、
    前記内窓枠は、当該内窓枠に装着される障子が案内されるレール及び前記レールが突出している下枠本体を備える下枠を有し、
    前記アタッチメントは、前記下枠本体が収容され下方に窪む凹部を有し、
    前記凹部内において互いに隣り合う前記水密材の間の空隙が前記凹部に浸入した水の流路をなすことを特徴とする二重窓。
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