JP6515633B2 - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Description
最初に、窒化物半導体を用いた半導体装置として、窒化物半導体を用いた電界効果型トランジスタについて図1に基づき説明する。この電界効果型トランジスタは、バッファ層におけるリーク電流を抑制するため、バッファ層と電子走行層との間に高抵抗層が設けられた構造のものである。この電界効果型トランジスタは、図1に示されるように、基板910の上に、不図示の核形成層、バッファ層921、高抵抗層922、電子走行層931、電子供給層932、キャップ層933が順に積層して形成されている。キャップ層933の上には、ゲート電極941が形成されており、電子供給層932の上には、ソース電極942、ドレイン電極943が形成されており、キャップ層933の表面が露出している領域は保護膜950により覆われている。
次に、本実施の形態における半導体装置について説明する。本実施の形態における半導体装置は、図4に示されるように、基板10の上に、不図示の核形成層、バッファ層21が順に積層して形成されている。バッファ層21の上において、後述するゲート電極41とドレイン電極43との間には、コドープ領域22が形成されており、ゲート電極41の直下及びゲート電極41とソース電極42との間には、高抵抗領域23が形成されている。バッファ層21の上に形成されるコドープ領域22及び高抵抗領域23は、同じ厚さで形成されており、コドープ領域22及び高抵抗領域23の上には、電子走行層31、電子供給層32、キャップ層33が順に積層して形成されている。キャップ層33の上には、ゲート電極41が形成されており、電子供給層32の上には、ソース電極42、ドレイン電極43が形成されている。また、キャップ層33の表面が露出している領域は保護膜50により覆われている。
次に、本実施の形態における半導体装置の製造方法について図7から図9に基づき説明する。尚、基板10の上に形成される窒化物半導体は、MOVPE(Metal-Organic Vapor Phase Epitaxy)によるエピタキシャル成長により形成されている。窒化物半導体をMOVPEにより成長する際には、Alの原料ガスにはTMA(トリメチルアルミニウム)が用いられ、Gaの原料ガスにはTMG(トリメチルガリウム)が用いられ、Nの原料ガスにはNH3(アンモニア)が用いられる。また、Feをドープする際には、原料ガスとしてシクロペンタンジエニル鉄(CP2Fe)を供給する。
(半導体装置)
次に、第2の実施の形態における半導体装置について説明する。本実施の形態における半導体装置は、図10に示されるように、基板10の上に、不図示の核形成層、バッファ層21が順に積層して形成されている。バッファ層21の上において、後述するゲート電極41とドレイン電極43との間には、コドープ領域22が形成されており、ゲート電極41とソース電極42との間には、コドープ領域122が形成されている。また、ゲート電極41の直下には、高抵抗領域123が形成されている。バッファ層21の上に形成されるコドープ領域22、122及び高抵抗領域123は、同じ厚さで形成されており、コドープ領域22、122及び高抵抗領域123の上には、電子走行層31、電子供給層32、キャップ層33が順に積層して形成されている。キャップ層33の上には、ゲート電極41が形成されており、電子供給層32の上には、ソース電極42、ドレイン電極43が形成されている。また、キャップ層33の表面が露出している領域は保護膜50により覆われている。
次に、本実施の形態における半導体装置の製造方法について図11から図13に基づき説明する。尚、基板10の上に形成される窒化物半導体は、MOVPEによるエピタキシャル成長により形成されている。
(半導体装置)
次に、第3の実施の形態における半導体装置について説明する。本実施の形態における半導体装置は、コドープ領域及び高抵抗領域にドープされている不純物元素をFeに代えてCをドープしたものである。本実施の形態における半導体装置は、図14に示されるように、基板10の上に、不図示の核形成層、バッファ層21が順に積層して形成されている。バッファ層21の上において、後述するゲート電極41とドレイン電極43との間には、コドープ領域222が形成されており、ゲート電極41の直下及びゲート電極41とソース電極42との間には、高抵抗領域223が形成されている。バッファ層21の上に形成されるコドープ領域222及び高抵抗領域223は、同じ厚さで形成されており、コドープ領域222及び高抵抗領域223の上には、電子走行層31、電子供給層32、キャップ層33が順に積層して形成されている。キャップ層33の上には、ゲート電極41が形成されており、電子供給層32の上には、ソース電極42、ドレイン電極43が形成されている。また、キャップ層33の表面が露出している領域は保護膜50により覆われている。
次に、本実施の形態における半導体装置の製造方法について図15から図17に基づき説明する。
(半導体装置)
次に、第4の実施の形態における半導体装置について説明する。本実施の形態における半導体装置は、図18に示されるように、基板10の上に、不図示の核形成層、バッファ層21が順に積層して形成されている。バッファ層21の上において、後述するゲート電極41とドレイン電極43との間には、コドープ領域222が形成されており、ゲート電極41とソース電極42との間には、コドープ領域322が形成されている。また、ゲート電極41の直下には、高抵抗領域323が形成されている。バッファ層21の上に形成されるコドープ領域222、322及び高抵抗領域323は、同じ厚さで形成されており、コドープ領域222、322及び高抵抗領域323の上には、電子走行層31、電子供給層32、キャップ層33が順に積層して形成されている。キャップ層33の上には、ゲート電極41が形成されており、電子供給層32の上には、ソース電極42、ドレイン電極43が形成されている。また、キャップ層33の表面が露出している領域は保護膜50により覆われている。
次に、本実施の形態における半導体装置の製造方法について図19から図21に基づき説明する。尚、基板10の上に形成される窒化物半導体は、MOVPEによるエピタキシャル成長により形成されている。
次に、第5の実施の形態について説明する。本実施の形態は、半導体デバイス、電源装置及び高周波増幅器である。
(付記1)
基板の上方に設けられた、窒化物半導体のバッファ層と、
前記バッファ層の上方に設けられた、コドープ領域及び高抵抗領域を含んだ窒化物半導体の窒化物半導体層と、
前記窒化物半導体層の上方に設けられた、窒化物半導体のキャリア走行層と、
前記キャリア走行層の上方に設けられた、窒化物半導体のキャリア供給層と、
前記キャリア供給層の上方に設けられた、ゲート電極、ソース電極及びドレイン電極と、
を有し、
前記コドープ領域は、平面視で前記ゲート電極と前記ドレイン電極との間の領域に形成されており、Fe及びCから選択された少なくとも1つの不純物元素と、Siとがドープされているものであって、
前記高抵抗領域は、前記ゲート電極の直下の領域に形成されており、不純物元素としてFe、Cのうちのいずれかがドープされていることを特徴とする半導体装置。
(付記2)
前記高抵抗領域は、平面視で前記ゲート電極と前記ソース電極との間の領域にも形成されていることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記3)
前記コドープ領域は、平面視で前記ゲート電極と前記ソース電極との間の領域にも形成されていることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記4)
前記コドープ領域において、前記Siの濃度は、前記Fe、Cのうちのいずれかの濃度よりも、高いことを特徴とする付記1から3のいずれかに記載の半導体装置。
(付記5)
前記コドープ領域にドープされている前記Fe、Cのうちのいずれかの濃度は、1×1016cm−3以上、1×1018cm−3以下であって、前記Siの濃度は、1×1017cm−3以上、1×1020cm−3以下であることを特徴とする付記1から4のいずれかに記載の半導体装置。
(付記6)
前記高抵抗領域にドープされている前記Fe、Cのうちのいずれかの濃度は、1×1016cm−3以上、1×1018cm−3以下であることを特徴とする付記5に記載の半導体装置。
(付記7)
前記コドープ領域及び前記高抵抗領域は、GaNを含む材料により形成されていることを特徴とする付記1から6のいずれかに記載の半導体装置。
(付記8)
前記キャリア走行層は、GaNを含む材料により形成されており、
前記キャリア供給層は、AlGaNを含む材料により形成されていることを特徴とする付記1から7のいずれかに記載の半導体装置。
(付記9)
基板の上方に、バッファ層を形成し、
前記バッファ層の上方に、Fe及びCから選択された少なくとも1つの不純物元素をドープした窒化物半導体の窒化物半導体層を形成し、
前記窒化物半導体層の一部にSiをイオン注入することにより、前記窒化物半導体層において、前記Siがイオン注入されたコドープ領域と、前記Siがドープされていない高抵抗領域とを形成し、
前記窒化物半導体層の上方に、窒化物半導体のキャリア走行層を形成し、
前記キャリア走行層の上方に、窒化物半導体のキャリア供給層を形成し、
前記キャリア供給層の上方に、ゲート電極、ソース電極及びドレイン電極を形成し、
前記コドープ領域は、平面視で前記ゲート電極と前記ドレイン電極との間の領域に形成されており、
前記高抵抗領域は、前記ゲート電極の直下の領域に形成されていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記10)
前記高抵抗領域は、平面視で前記ゲート電極と前記ソース電極との間の領域にも形成されていることを特徴とする付記9に記載の半導体装置の製造方法。
(付記11)
前記コドープ領域は、平面視で前記ゲート電極と前記ソース電極との間の領域にも形成されていることを特徴とする付記9に記載の半導体装置の製造方法。
(付記12)
前記コドープ領域において、前記Siの濃度は、前記Fe、Cのうちのいずれかの濃度よりも、高いことを特徴とする付記9から11のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記13)
前記コドープ領域にドープされている前記Fe、Cのうちのいずれかの濃度は、1×1016cm−3以上、1×1018cm−3以下であって、前記Siの濃度は、1×1017cm−3以上、1×1020cm−3以下であることを特徴とする付記9から12のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記14)
前記高抵抗領域にドープされている前記Fe、Cのうちのいずれかの濃度は、1×1016cm−3以上、1×1018cm−3以下であることを特徴とする付記13に記載の半導体装置の製造方法。
(付記15)
前記コドープ領域及び前記高抵抗領域は、GaNを含む材料により形成されていることを特徴とする付記9から14のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記16)
前記キャリア走行層は、GaNを含む材料により形成されており、
前記キャリア供給層は、AlGaNを含む材料により形成されていることを特徴とする付記9から15のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記17)
付記1から8のいずれかに記載の半導体装置を有することを特徴とする電源装置。
(付記18)
付記1から8のいずれかに記載の半導体装置を有することを特徴とする増幅器。
21 バッファ層
22 コドープ領域
23 高抵抗領域
31 電子走行層
31a 2DEG
32 電子供給層
33 キャップ層
41 ゲート電極
42 ソース電極
43 ドレイン電極
Claims (10)
- 基板の上方に設けられた、窒化物半導体のバッファ層と、
前記バッファ層の上方に設けられた、コドープ領域及び高抵抗領域を含んだ窒化物半導体の窒化物半導体層と、
前記窒化物半導体層の上方に設けられた、窒化物半導体のキャリア走行層と、
前記キャリア走行層の上方に設けられた、窒化物半導体のキャリア供給層と、
前記キャリア供給層の上方に設けられた、ゲート電極、ソース電極及びドレイン電極と、
を有し、
前記コドープ領域は、平面視で前記ゲート電極と前記ドレイン電極との間の領域に形成されており、Fe及びCから選択された少なくとも1つの不純物元素と、Siとがドープされているものであって、
前記高抵抗領域は、前記ゲート電極の直下の領域に形成されており、不純物元素としてFe、Cのうちのいずれかがドープされていることを特徴とする半導体装置。 - 前記高抵抗領域は、平面視で前記ゲート電極と前記ソース電極との間の領域にも形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 前記コドープ領域は、平面視で前記ゲート電極と前記ソース電極との間の領域にも形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 前記コドープ領域において、前記Siの濃度は、前記Fe、Cのうちのいずれかの濃度よりも、高いことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の半導体装置。
- 前記コドープ領域にドープされている前記Fe、Cのうちのいずれかの濃度は、1×1016cm−3以上、1×1018cm−3以下であって、前記Siの濃度は、1×1017cm−3以上、1×1020cm−3以下であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の半導体装置。
- 前記コドープ領域は、平面視で前記ドレイン電極の直下の領域にも形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の半導体装置。
- 基板の上方に、バッファ層を形成し、
前記バッファ層の上方に、Fe及びCから選択された少なくとも1つの不純物元素をドープした窒化物半導体の窒化物半導体層を形成し、
前記窒化物半導体層の一部にSiをイオン注入することにより、前記窒化物半導体層において、前記Siがイオン注入されたコドープ領域と、前記Siがドープされていない高抵抗領域とを形成し、
前記窒化物半導体層の上方に、窒化物半導体のキャリア走行層を形成し、
前記キャリア走行層の上方に、窒化物半導体のキャリア供給層を形成し、
前記キャリア供給層の上方に、ゲート電極、ソース電極及びドレイン電極を形成し、
前記コドープ領域は、平面視で前記ゲート電極と前記ドレイン電極との間の領域に形成されており、
前記高抵抗領域は、前記ゲート電極の直下の領域に形成されていることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記高抵抗領域は、平面視で前記ゲート電極と前記ソース電極との間の領域にも形成されていることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記コドープ領域は、平面視で前記ゲート電極と前記ソース電極との間の領域にも形成されていることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記コドープ領域は、平面視で前記ドレイン電極の直下の領域にも形成されていることを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
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