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JP6516633B2 - クランプ式鎖錠装置 - Google Patents
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Description

本発明は、クランプ式の鎖錠装置に関するものである。
電気機器収納用箱等に取付けられた扉を鎖錠するために、クランプ式の鎖錠装置が用いられる。クランプ式の鎖錠装置は、扉に取付けられる本体と、本体に頭部が軸支されるハンドルと、ハンドルの起伏操作により回動され、筐体の上下2点をクランプすることで扉を鎖錠する互いに逆向きの上下のクランプ部を有するリンク機構部とを備えている(特許文献1)。
また、リンク機構部はハンドルの頭部と隣接する位置に設けられており、これらリンク機構部とハンドルの頭部の双方を、本体に形成した開口部にまとめて挿通した上で、ハンドルの頭部を本体に軸支するものとしている。そして、このリンク機構部とハンドルの頭部とを防水するために、開口部には袋状のパッキンを設けるものとしている。ところが、このような袋状のパッキンは構成が複雑であり、また開口部に貼り付けるパッキンの形状によっては、ハンドルの開閉動作を妨害してしまうという問題やハンドルの開閉動作によりパッキンが動作してパッキン自体が磨耗する問題などがあった。
特許第4349609号公報
本発明の目的は前記した従来の問題点を解決し、開口部に設けるパッキンの形状を簡易なものとすることができるクランプ式鎖錠装置を提供することである。
上記課題を解決するためになされた本発明は、本体と、この本体に頭部が軸支されるハンドルと、このハンドルの起伏操作によって回動されるクランプ部を有するリンク機構部とを備えたクランプ式鎖錠装置において、前記本体には、前記リンク機構部が挿通される開口部を、前記ハンドルの頭部が挿通される筒部と分離して形成するとともに、この開口部周縁に枠状に形成されたパッキンを設けたことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のクランプ式鎖錠装置において、前記筒部は防水構造を有することを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のクランプ式鎖錠装置において、前記開口部の左右縁部に溝部を形成し、この溝部に前記パッキンが嵌め込まれたことを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載のクランプ式鎖錠装置において、前記パッキンのうち前記ハンドルに面する側を凹状としたことを特徴とするものである。
本発明に係るクランプ式鎖錠装置は、リンク機構部が挿通される開口部を、ハンドルの頭部が挿通される筒部と分離して本体に形成するものとして、さらにこの開口部周縁に枠状に形成されたパッキンを設けるものとした。これにより、開口部周縁に設けるパッキンを小さく、かつ簡易な形状とすることができる。
請求項2に係る発明は、筒部に開口部とは別途に防水構造を施すものとして、ハンドルの頭部を防水することができるものとしている。
請求項3に係る発明は、開口部の左右縁部に溝部を形成し、この溝部にパッキンが嵌め込まれたものである。これにより、溝部を排水経路として利用することができ、またパッキンを厚く形成することが可能となるため、パッキン自体の強度を高めることができる。
請求項4に係る発明は、パッキンのうちハンドルに面する側を凹状としたものである。これにより、パッキンはハンドルと2点で当接するため、二重で防水することができるものとなり、かつ2点のうち内側に位置する箇所の劣化を防止してパッキンの寿命を長くすることができるものとなる。
電気機器収納用箱の全体斜視図である。 図1の要部(クランプ式鎖錠装置)を示す断面図及び斜視図である。 クランプ式鎖錠装置の正面図および斜視図である。 クランプ式鎖錠装置の側面図である。 クランプ式鎖錠装置の分解図である。 クランプ式鎖錠装置の垂直断面図である。 図3の本体を省略した斜視図である。 クランプ式鎖錠装置のリンク機構を示す断面図である。 クランプ式鎖錠装置のリンク機構を示す断面図である。 クランプ式鎖錠装置のリンク機構を示す断面図である。 クランプ式鎖錠装置のリンク機構を示す断面図である。 (a)リンク機構の詳細を示す斜視図である。(b)異なる角度からのリンク機構の詳細を示す斜視図である。(c)下クランプ部を省略した斜視図である。
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。
図1のように、電気機器収納用箱1に取付けられた扉2には、この扉2を鎖錠するためのクランプ式鎖錠装置3が設けられている。クランプ式鎖錠装置3は、図2及び図3のように、扉2に取付けられる本体4と、本体4にその頭部が軸支されるハンドル5と、リンク機構部6とを備える。このリンク機構部6はハンドル5の起伏操作によって回動される互いに逆向きに設けられた上クランプ部7及び下クランプ部8とを有し、またこれら上クランプ部7及び下クランプ部8は、後述するリンク部材31、32、33により回動される。図4のように、下クランプ部8はフック形状を有するものとしており、電気機器収納用箱1側の図示しない金具をクランプすることで扉2を鎖錠することができる。なお本実施形態では、図1に示すように、上クランプ部7及び下クランプ部8の先端にそれぞれロッド棒9を連結して、ロッド棒9を電気機器収納用箱1に形成した金具1aに係合させ扉2の上下2点をロックできるものとしている。
図5に示すように、本体4には、開口部10と筒部11とがそれぞれ分離して形成されている。ここで、開口部10は前記したリンク機構部6のみを挿通するものであり、筒部11はハンドル5の頭部のみを挿通するものである。なお、ハンドル5の頭部は筒部11内部で第1軸21により本体4に軸支されている。そして、開口部10の周縁に枠状のパッキン12を設けるものとした。このような構成とすることにより、開口部10周縁に設けるパッキン12を小さく、かつ簡易な形状とすることができるため、従来のように複雑な構成の袋状パッキンを設ける必要がなくなり、またハンドル5の開閉動作を妨害してしまうことやハンドル5の開閉動作によりパッキン12が動作しないためパッキン12の磨耗も生じない。なお、本実施形態のパッキン12は枠状のものとしたが、1本のパッキンを繋げて枠状に形成するものであっても良い。
図5のように、筒部11内に取付けられる前記第1軸21には、Oリング13を設けるものとして防水性能を付与している。このように、開口部10とは別途に防水構造を施すものとして、ハンドル5の頭部を防水できるものとしている。また、このように開口部10の防水と、筒部11の防水とをそれぞれ独立させることで、各々の防水構造がシンプルなものとなる作用効果を奏する。
なお、パッキン12の上下端部にはそれぞれ挟止片14を形成するものとして、開口部10の縁部を挟み込むようにしてパッキン12が固定されるものとしている。これにより、パッキン12の脱落を防止できるものとなる。
図6に示すように、開口部10の左右縁部には溝部15を形成して、この溝部15にパッキン12を嵌め込むものとした。これにより、溝部15を排水経路として利用することができ、またパッキン12を厚く形成することが可能となるため、パッキン12自体の強度を高めることができる。
また、パッキン12のハンドル5に面する側には、垂直断面略凹状となる凹部16を形成するものとした。これにより、パッキン12はハンドル5の裏面と2点で当接するため、二重で防水することができるものとなり、かつ2点のうち内側に位置する箇所は外部に露出しない構造となり、劣化を防止してパッキン12の寿命を長くすることができるものとなる。
なお、本体4を扉2に取付ける際の防水機能を高めるために、本体4と扉2との間には図5に示すパッキン17を設けるものとしている。
また図4のように、ハンドル5の頭部に対する反対側の端部には、キープレート18を備えたシリンダ錠19を設け、ハンドル5を閉状態でロックできるものとしている。そして図5のように、本体4には、前記したシリンダ錠19が収納されるシリンダ収納部20を形成するものとした。
リンク機構部6の詳細構造について、以下に説明する。
図7及び図8のように、ハンドル5は、第2軸22により第1リンク31と枢着されており、またこの第1リンク31は、第3軸23により下クランプ部8と枢着されている。さらに、この下クランプ部8は第5軸25により本体4に軸支されている。まとめると、第1軸21、第5軸25が本体4に対する固定点であり、ハンドル5を閉じることにより、第2軸22、第3軸23が、図8の状態から図9、図10のような軌跡で円弧運動をすることで、第1リンク31及び下クランプ部8を回動させ、図11の状態となる。このように、第1軸21、第2軸22、第3軸23、第5軸25の4点によるリンク機構により、下クランプ部8を回動させるように動作させるものとしている。なお、このリンク機構は、第1軸21と第3軸23とを結ぶ直線が中立線となり、第2軸22が中立線を越えて閉方向に移動すると、戻す力が加わってもハンドル5を動かすことができないトグル機構を構成している。
次に上クランプ部7について説明する。上クランプ部7は第7軸27に軸支されており、さらに第6軸26によって第2リンク32の先端(上端)と枢着されている。また、第2リンク32の基端には、第4軸24により第1リンク31と第2リンク32と幅方向に重複するように配置された第3リンク33が枢着されている。この第3リンク33は、第3軸23と下クランプ部8を軸支する第5軸25とによって枢着されており、下クランプ部8に連動するように設けられ、そして第3軸23により第1リンク31に枢着されることで、第1リンク31と連動して動作するものである。なお、第7軸27には第4リンク34が枢着されている。
まとめると、第1リンク31が駆動することにより、第4軸24及び第6軸26が図8の状態から図9、図10のような軌跡で円弧運動をすることで、第3リンク33、第2リンク32、及び上クランプ部7を回動させ、図11の状態となる。このようなリンク機構により、下クランプ部8の回動力を、第3リンク33を介して第2リンク32に伝えることで、上クランプ部7を連動して回動させるものとしている。なお図8のように、第2リンク32には長孔28を形成して第2軸22の動きを逃がすものとしている。
1 電気機器収納用箱
1a 金具
2 扉
3 クランプ式鎖錠装置
4 本体
5 ハンドル
6 リンク機構部
7 上クランプ部
8 下クランプ部
9 ロッド棒
10 開口部
11 筒部
12 パッキン
13 Oリング
14 挟止片
15 溝部
16 凹部
17 パッキン
18 キープレート
19 シリンダ錠
20 シリンダ収納部
21 第1軸
22 第2軸
23 第3軸
24 第4軸
25 第5軸
26 第6軸
27 第7軸
28 長孔
31 第1リンク
32 第2リンク
33 第3リンク
34 第4リンク

Claims (4)

  1. 本体と、
    この本体に頭部が軸支されるハンドルと、
    このハンドルの起伏操作によって回動されるクランプ部を有するリンク機構部とを備えたクランプ式鎖錠装置において、
    前記本体には、前記リンク機構部が挿通される開口部を、前記ハンドルの頭部が挿通される筒部と分離して形成するとともに、
    この開口部周縁に枠状に形成されたパッキンを設けたことを特徴とするクランプ式鎖錠装置。
  2. 前記筒部は防水構造を有することを特徴とする請求項1記載のクランプ式鎖錠装置。
  3. 前記開口部の左右縁部に溝部を形成し、この溝部に前記パッキンが嵌め込まれたことを特徴とする請求項1または2記載のクランプ式鎖錠装置。
  4. 前記パッキンのうち前記ハンドルに面する側を凹状としたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のクランプ式鎖錠装置。
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