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JP6519213B2 - 太陽電池付き表示体 - Google Patents
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JP6519213B2 - 太陽電池付き表示体 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽電池付き表示体に関する。
特許文献1には、広告用の文字等を表示するための表示部を有する看板本体に、太陽電池パネルと発光体とが設けられる看板が開示されている。この看板において、太陽電池パネルは、発光体に電力を供給するために設けられている。発光体は、表示部において効果的な情報表示を行うために設けられている。
この看板によれば、太陽電池パネルを利用することにより、煩雑な配線設備を用いることなく発光体を発光させることができる。また、発光体を外部電源に接続する必要がないため、看板の設置自由度を向上させることができる。
特開2008−15438号公報
ところで、特許文献1に開示された看板では、太陽電池パネルが看板本体の外部に露出した状態で設けられるため、視認可能に配置され得る。しかしながら、この太陽電池パネルは、広告情報等の情報表示機能を有さないため、情報表示の観点からすると、有効に活用されていない。したがって、このような太陽電池パネルにおいても情報表示を行うことを可能とすれば、効果的な情報表示を行うことができる。また、黒色等の太陽電池パネルが外部に露出している場合には、その周辺の空間の意匠性を乱す場合があるため、太陽電池パネルを目立たなくすることも有益である。
また、特許文献1に開示された看板では、看板本体と発光体とが一体的に結合されている。そのため、この構成では、看板本体と発光体との配置位置を任意に設定することができない。このような構成において、仮に、看板本体の配置位置および発光体の配置位置を任意に設定可能であるならば、一層、効果的な情報表示を行うことが可能となる等、有益に発光体を駆動できるものと考えられる。
本発明はこのような実情を考慮してなされたものであり、太陽電池パネルにおいて広告情報等の情報を表示しつつ任意の位置で電気的駆動体を駆動して、効果的な情報表示を行うことができたり、太陽電池パネルに意匠性を付与しつつ任意の位置で電気的駆動体を駆動して、周辺の空間の意匠性を乱すことなく有益に電気的駆動体を駆動できたりする太陽電池付き表示体を提供することを目的とする。
本発明は、構造物に設置される太陽電池付き表示体であって、情報を表示する又は意匠性を有する表示面を有するとともに光透過性を有する表示層を有する筐体と、前記表示層の前記表示面とは反対の面側において前記筐体の内部に収容される太陽電池パネルと、電気的に駆動される電気的駆動体と、前記太陽電池パネルと前記電気的駆動体とに電気的に接続し、前記太陽電池パネルが発電する電力によって前記電気的駆動体を駆動する回路基盤と、を備え、前記電気的駆動体は、前記回路基盤を介した前記太陽電池パネルとの電気的な接続を維持する範囲で、前記筐体に対して相対移動可能となっている、ことを特徴とする。
前記表示体において、前記筐体は、前記表示層と、前記太陽電池パネルを収容する筐体本体と、を有し、前記表示層は、前記筐体本体に着脱可能に取り付けられていてもよい。
また、前記筐体本体は、一対の面のうちの一方の面で前記太陽電池パネルを保持する保持パネルと、前記保持パネルのうちの前記一方の面に積層される積層パネルと、を有し、前記積層パネルには、前記保持パネルに保持された前記太陽電池パネルを内部に収容して、前記太陽電池パネルの外周部分を囲む収容孔が形成されていてもよい。
また、前記保持パネルには、開口部が形成されており、前記開口部には、前記回路基盤が収容されていてもよい。
また、前記表示層と前記太陽電池パネルとの間に、光拡散層が設けられていてもよい。
また、前記構造物は、上下方向に沿って延びる基台と、前記基台に設けられる棚部とを有する収納棚であり、前記筐体および前記電気的駆動体のうちの一方が、前記棚部のうちの後部側に配置され、前記筐体および前記電気的駆動体のうちの他方が、前記棚部のうちの前部側に配置されるようになっていてもよい。
また、前記構造物は、上下方向に沿って延びる基台と、上下方向に並んだ状態で前記基台に複数設けられる棚部と、を有する収納棚であり、当該表示体は、複数の前記電気的駆動体を備え、前記筐体が、複数の前記棚部のうちの最も上方に位置する棚部の後部側に配置され、複数の前記棚部の各々の前部側に、前記電気的駆動体が配置されるようになっていてもよい。
また、前記電気的駆動体は、反射型表示装置、透過型表示装置、モータ駆動式の回転型の装飾部材、無線発信機および発光体のうちの少なくともいずれかであってもよい。
本発明によれば、構造物への設置時に、太陽電池パネルが配置される筐体で情報表示を行うとともに、これとは異なる位置でも、太陽電池パネルの電力により駆動される電気的駆動体によって情報表示あるいはそれに関連する動作を行うことができ、しかも、情報表示等を行う位置を比較的自由に設定できる。これにより、効果的な情報表示を行うことができる。また、構造物への設置時に、太陽電池パネルが配置される筐体で表示層によって太陽電池パネルに意匠性を付与しつつ、電気的駆動体を駆動することができ、しかも、筐体と電気駆動体との配置位置を比較的自由に設定できる。これにより、周辺の空間の意匠性を乱すことなく有益に電気的駆動体を駆動できる。
本発明の一実施の形態による太陽電池付き表示体およびそれが設置される収納棚の斜視図である。 図1の表示体が収納棚に設置された状態の側面図である。 図1の表示体の分解斜視図である。 図1の表示体が収納棚に設置され、収納棚に物品が陳列された状態の斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
図1乃至図3に示すように、本実施の形態による太陽電池付き表示体1(以下、表示体1と略す。)は、構造物の一例としての収納棚100に設置される。表示体1は、広告情報等の情報を表示する又は意匠性を有する表示面2Aを有するとともに光透過性を有する表示層2を有する筐体10と、表示層2の表示面2Aとは反対の面側において筐体10の内部に収容される太陽電池パネル40と、電気的に駆動される電気的駆動体である反射型表示装置50と、太陽電池パネル40と反射型表示装置50とに電気的に接続し、太陽電池パネル40が発電する電力によって反射型表示装置50を駆動する回路基盤60(図3参照)と、を備えている。図示の例では、表示体1が、3つの反射型表示装置50を備えるが、その数は、特に限定されるものではない。
収納棚100は、上下方向に沿って延びる基台101と、基台101から張り出すように基台101に設けられる棚部102と、を有している。図示の例において、棚部102は、上下方向に並んだ状態で基台101に3つ設けられており、基台101から張り出している。本実施の形態では、説明の便宜上、棚部102が基台101から張り出す方向を前方と呼び、その反対の方向を後方と呼ぶ。本実施の形態の説明に用いる図面には、上下方向を示す矢印と、前後方向を示す矢印とが、適所に示されている。
また、図示の例においては、複数の棚部102のうちの基台101の下端部に設けられた棚部102が、キャスターを介して設置面に当接しており、当該棚部102は、収納棚100が上下方向に沿って自立した状態を保持する自立保持部材として機能する。また、各棚部102の前部には、後斜め上方に向けて立ち上がる表示札設置部材103が設けられている。表示札設置部材103は、収納棚100の前部の幅方向に長尺に延びている。以下、表示体1を構成する各部について詳述する。
<筐体の構成>
図1乃至図3に示すように、筐体10は、表示層2と、太陽電池パネル40を収容する筐体本体11と、を有している。図示の例において、表示層2は、筐体本体11とは別体に形成されている。表示層2は、広告情報等の情報を表示する又は意匠性を有する表示面2Aを有するとともに光透過性を有するシート状の部材である。表示面2Aには、例えば、数字、文字、幾何学形状等の広告情報等の情報が表示される。なお、表示面2Aには、単なる木目などの意匠性が発現される模様等が表示されてもよい。情報を表示する又は意匠性を有する表示面2Aとは、表示層2のうちの最外面に位置する面であって、外部に向いて、外部の観察者が視認可能なように情報を表示する面、または意匠を発現する面を意味する。
図3に示すように、筐体本体11は、一対の面うちの一方の面(前面)で太陽電池40を保持パネル13と、保持パネル13の前面に積層される積層パネル14と、積層パネル14の前方側に配置される光拡散層16と、を有している。図示の例では、光拡散層16の上部および下部の各々に、ホルダ部17が設けられている。表示層2は、光拡散層16を覆うように上下のホルダ部17に取り付けられることにより、筐体本体11と一体化されている。
保持パネル13は、例えば、アクリル等から長方形の板状に形成されている。図示の例において、保持パネル13の前面には、4つの太陽電池パネル40が保持パネル13の幅方向に並んで取り付けられている。太陽電池パネル40は、例えば、ネジで保持パネル13に取り付けられてもよいし、接着剤で保持パネル13に取り付けられてもよい。また、保持パネル13には、矩形状の開口部13Aが、板面を直交する方向に貫通した状態で形成されている。この開口部13Aは、回路基盤60を収容するために設けられている。これについての詳細は、後述する。
積層パネル14は、保持パネル13に接着された状態で積層されてもよいし、取り外し可能に積層されてもよい。積層パネル14には、保持パネル13に保持された太陽電池パネル40を内部に収容して、太陽電池パネル40の外周部分を囲む収容孔14Aが形成されている。図示の例では、太陽電池パネル40の個数に対応して、収容穴14Aが、4つ形成されている。収容孔14Aの深さは、太陽電池パネル40の厚さよりも大きいことが好ましい。
積層パネル14は、例えばPET等により形成され、図示の例において、保持パネル13と略同一寸法の長方形状に形成されている。積層パネル14の前面には、グレー、濃紺色、黒色等の太陽電池パネル40の色に近い色を着色することが好ましい。より具体的には、太陽電池パネル40の前面の明度と、積層パネル14の前面の明度と、の差が、2.3以内となるように調整されることが好ましい。この場合、表示層2が取り付けられた際に、表示層2の表示面2Aに、太陽電池パネル40等の後方側に配置された部材の影響で色ムラが生じることを抑制できる。なお、本実施の形態では、積層パネル14に収容孔14Aが形成されているが、このような収容孔14Aは形成されなくてもよい。この場合、積層パネル14は、保持パネル13を全体的に覆う透明パネルのうちの太陽電池パネル40に向き合う部分以外の部分に、太陽電池パネル40の色に近い色を着色(印刷)することにより、構成されてもよい。
光拡散層16は、表示層2と太陽電池パネル40との間に設けられ、積層パネル14の収容孔14Aを通して前方を指向する太陽電池パネル40を前方から覆っている。図示の例において、光拡散層16は、保持パネル13と略同一寸法の長方形状に形成されている。光拡散層16は、入射光を拡散し得るものであれば特に限定されることはなく、例えば公知の各種光拡散層を適宜選択して用いることができる。例えば、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂やポリオレフィン系樹脂からなるフィルムを用い、当該フィルムの表面に凹凸を形成することにより、光拡散層16を作製してもよい。なお、光拡散層16は、無くても構わない。
また、本実施の形態の筐体本体11は、保持パネル13の外周縁と、積層パネル14の外周縁と、光拡散層16の外周縁とを取り囲んで一体化するレール部材19をさらに有している。レール部材19は、上レール19U、下レール19D、左レール19Lおよび右レール19Rを有する。各レール19U,19D,19L,19Rは、断面が略U字状に形成されている。
上レール19Uは、保持パネル13、積層パネル14および光拡散層16の各外周縁の上部側を一体化するように前後から挟み込む。下レール19Dは、保持パネル13、積層パネル14および光拡散層16の各外周縁の下部側を一体化するように前後から挟み込む。左レール19Lは、保持パネル13、積層パネル14および光拡散層16の各外周縁の幅方向の一方側を一体化するように前後から挟み込む。右レール19Rは、保持パネル13、積層パネル14および光拡散層16の各外周縁の幅方向の他方側を一体化するように前後から挟み込む。各レールレール19U,19D,19L,19Rは、その端部で、隣接するレールの端部に連結される。これにより、本実施の形態では、レール部材19によって保持パネル13、積層パネル14および光拡散層16が一体化されている。
また、本実施の形態の筐体本体11は、レール部材19によって一体化された保持パネル13、積層パネル14および光拡散層16を、自立状態に保持する一対の脚部20を有している。図2に示すように、脚部20は、下レール19Dに取り付けられた状態で、設置面に当接することで、筐体10を自立状態に保持することができる。
また、上述の表示層2は、例えば、PETにより形成される透明の基材層と、情報を表示する又は意匠性を発現するために形成された着色層と、で構成される。この場合、表示層2においては、基材層の表面(前面)に着色層が形成され、着色層が表示層2のうちの最外面に位置する表示面2Aを構成し、表示面2Aにおいては、着色層の表面によって、外部の観察者が視認可能なように情報が表示されるか、または意匠が発現されてもよい。また、表示層2においては、基材層の裏面(後面)に着色層が形成され、基材層の表面(前面)が表示層2のうちの最外面に位置する表示面2Aを構成し、表示面2Aにおいては、着色層の表面によって、透明の基材層を通して、外部の観察者が視認可能なように情報が表示されるか、または意匠が発現されてもよい。また、表示層2は、着色部分と透明部分とが混在して一体に成形され、着色部分によって、外部の観察者が視認可能なように情報が表示されるか、または意匠が発現されてもよい。
表示面2Aに表示される情報は、広告情報、案内情報、ニュース情報等である。当該情報は、数字、文字、幾何学形状等の他、パターン、デザイン、絵、キャラクター、イメージ、マーク、ピクトグラム等で表現されるものである。また、情報は、文字およびパターン等の組合せや、文字・ピクトグラムで表現された模様、文字および絵柄の組合せ等の情報に加えて意匠性を含むものでもよい。また、表示面2Aには、単なる木目などの意匠性が発現される模様等が表示されてもよい。表示層2は、太陽電池パネル40の受光面(前面)側に、すなわち受光面を覆うように、位置するため、太陽電池パネル40の発電効率の観点から、可能な限り透明性、すなわち高い光透過性を有していることが好ましい。表示層2の光透過性は、表示された情報や模様等によって変動するが、表示層2は、平均透過率が、例えば20%以上となる光透過性を有することが好ましく、50%以上となる光透過性を有することがより好ましく、70%以上となる光透過性を有することがさらに好ましい。なお、表示面2Aに表示される情報や模様等は、光透過性を有していてもよいし、有していなくてもよいが、発電を考慮すると、光透過性を有する方が好ましい。
ここで、本件明細書における平均透過率は、表示層2の面内平均における可視光線透過率を意味する。可視光線透過率の値としては、例えば、SMカラーコンピュータSM−C(スガ試験機株式会社製)を用いて、380nmから750nmの可視光波長領域を測定し、任意に採取したサンプル12点の測定値を平均した値を採用することが精度向上の観点で好ましい。なお、表示層2に表示された情報や模様等が形成されている場合等、表示層2の面内に可視光線透過率が大きく異なる箇所がある場合には、占有面積が比較的広い箇所を選んでそれらの平均を採用すれば足りる。なお、光透過性を有する表示層2には、レンズやプリズムがさらに設けられてもよい。例えば、着色層と基材層とプリズム又はレンズとで表示層2が形成されてもよい。
本実施の形態において、このような筐体10は、収納棚100の複数の棚部102のうちの最も上方に位置する棚部102の後部側に配置されるようになっている。具体的には、上述した脚部20が棚部102の上面に当接することで、筐体10は、自立状態に保持されて設置されるようになっている。
<太陽電池パネルの構成>
太陽電池パネル40は、受電配線61を介して回路基盤60に接続される。太陽電池パネル40は、図示省略する複数の太陽電池(太陽電池素子)を電気的に接続し、これら複数の太陽電池を図示省略する一対の基板によって挟持することで構成されている。太陽電池パネル40を構成する太陽電池としては、特に限定されることはなく、公知のものを適宜選択して用いることができる。上記太陽電池としては、例えば、単結晶シリコーン型太陽電池素子、多結晶シリコーン型太陽電池素子、アモルファスシリコン型太陽電池素子、化合物半導体型太陽電池素子、色素増感型太陽電池素子、量子ドット型太陽電池素子、および有機薄膜型太陽電池素子等を挙げることができる。
<反射型表示装置の構成>
本実施の形態では、反射型表示装置50が複数設けられているが、各反射型表示装置50の構成は、同一である。反射型表示装置50は、任意の情報(例えば、値段やバーコード等)を表示することが可能である。これにより、反射型表示装置50は、例えば、表示層2における情報と協働して、効果的な情報表示を行うことができる。反射型表示装置50は、表示札設置部材103の長手方向に沿う長尺状に形成されており、その表示面(前面)が前方を向く状態で表示札設置部材103の前面を覆うように設置される。反射型表示装置50の後面には、例えばフック等の取付部が形成されており、この取付部を介して、反射型表示装置50は、表示札設置部材103に設置されるようになっている。
反射型表示装置50は、少なくとも一方が透光性を有しており各々電極が形成されている対向する2枚の基板間に、少なくとも1種以上の電気応答性材料を含む表示媒体が封入され、2枚の基板間に所定の電界が与えられる際に表示媒体が所望の表示をするように構成されている。本実施の形態では、電気応答性材料として、粒子が二色に色分けされ電場により回転するツイストボールが用いられている。電気応答性材料としては、白や黒、カラーなどの色づけされた粒子が電場に応答して移動するいわゆる電気泳動材料が用いられてもよい。
反射型表示装置50は、後面にコネクタ51Aを有している。コネクタ51Aに、回路基盤60から延びる給電配線62が接続されることにより、電力が供給されるようになっている。ここで、反射型表示装置50は、回路基盤60を介した太陽電池パネル40との電気的な接続を維持する範囲で、筐体10に対して相対移動可能となっている。具体的には、反射型表示装置50は、給電配線62、回路基盤60および受電配線61を介して太陽電池パネル40に電気的に接続されている。この電気的な接続が維持される範囲で、反射型表示装置50は、筐体10に対して相対移動可能となっている。
<回路基盤の構成>
回路基盤60は、上述したように、保持パネル13に形成された開口部13Aに収容される。回路基盤60は、開口部13Aに収容された状態で保持パネル13にネジ等により取り付けられる。回路基盤60は、太陽電池パネル40と反射型表示装置50とに電気的に接続し、太陽電池パネル40が発電する電力によって反射型表示装置50を駆動する装置である。図3に示すように、回路基盤60は、太陽電池パネル40から延びる受電配線61によって太陽電池パネル40に電気的に接続している。また、回路基盤60は、給電配線62によって、反射型表示装置50に電気的に接続している。
本実施の形態では、回路基盤60に、反射型表示装置50の表示を制御する表示制御装置が含まれている。当該表示制御装置からの指令は、給電配線62を介して反射型表示装置50に出力されるようになっている。図3に示すように、本実施の形態においては、回路基盤60から延びる給電配線61は、反射型表示装置50の数に対応して分岐しており、保持パネル13の後面から外部に引き出された後、各反射型表示装置50に接続している。
<作用・効果>
以上に記載した本実施の形態による表示体1では、太陽電池パネル40が、光透過性を有する表示層2の表示面2Aとは反対の面側において筐体10の内部に収容される。反射型表示装置50は、回路基盤60を介した太陽電池パネル40との電気的な接続を維持する範囲で、筐体40に対して相対移動可能となっている。このような構成によれば、表示層2を透過した光によって太陽電池パネル40が発電する。また、表示層2において、情報表示を行うことができたり、意匠性を付与することができたりする。さらに、筐体10の配置位置および反射型表示装置50の配置位置を比較的自由に設定できる。
したがって、収納棚100への設置時に、太陽電池パネル40が配置される筐体10で情報表示を行うとともに、これとは異なる位置でも、太陽電池パネル40の電力により駆動される反射型表示装置50によって情報表示を行うことができ、しかも、情報表示を行う位置を比較的自由に設定できる。これにより、効果的な情報表示を行うことができる。
具体的に本実施の形態では、表示体1が設置される収納棚100が、上下方向に沿って延びる基台101と、上下方向に並んだ状態で基台101に複数設けられる棚部102と、を有する。そして、一例として、図2および図4に示すように、筐体10が、複数の棚部102のうちの最も上方に位置する棚部102の後部側に配置され、複数の反射型表示装置50が、複数の棚部102の前部側、詳しくは表示札設置部材103に配置されている。なお、図4の例では、複数の棚部102に、物品(商品)が陳列された状態が示されている。このような状態において、表示体1は、図4に示すように、例えば、収納棚100の上方後部では広告情報(図示の例では、「○×△○□」の文字)を表示するとともに、収納棚の前面側では値段等の情報(図示の例では、「SALE」の文字)を表示することができる。本実施の形態の表示体1によれば、このような効果的な情報表示を行うことができる。また、収納棚100においては、棚部102の高さ位置が調整される場合があるが、本実施の形態では、反射型表示装置50等の配置位置が調整可能なため、仮に、棚部102の高さが種々変更されたとしても、所望の位置に配置され得るので、汎用性に優れる。また、図2および図4に示す配置位置では、筐体10が光を受光し易い位置に配置されるため、発電効率を向上できる。
なお、本実施の形態では表示層2の表示面2Aに情報が表示されるが、表示面2Aに意匠性を付与するときには、構造物への設置時に、太陽電池パネル40が配置される筐体10で表示層2によって太陽電池パネル40に意匠性を付与しつつ、電気的駆動体を駆動することができ、しかも、筐体10と電気駆動体との配置位置を比較的自由に設定できる。これにより、周辺の空間の意匠性を乱すことなく有益に電気的駆動体を駆動できる。
また、本実施の形態によれば、筐体10が、表示層2と、太陽電池パネル40を収容する筐体本体11と、を有し、表示層2は、筐体本体11に着脱可能に取り付けられている。これにより、表示層2を適宜交換することができるため、所望の情報又は意匠を任意に表示体1で表示することができる。
また、本実施の形態によれば、筐体本体11が、一対の面のうちの一方の面で太陽電池パネル40を保持する保持パネル13と、保持パネル13のうちの一方の面に積層される積層パネル14と、を有し、積層パネル14には、保持パネル13に保持された太陽電池パネル40を内部に収容して、太陽電池パネル40の外周部分を囲む収容孔14Aが形成されている。これにより、太陽電池パネル40と積層パネル14との境界部分に段差が生じることが抑制できるため、その前面側に配置される光拡散層16あるいは表示層2を配置し易くすることができる。
また、本実施の形態によれば、保持パネル13に、開口部13Aが形成されており、開口部13Aには、回路基盤60が収容されている。これにより、回路基盤60が筐体10から張り出すことを防止することができるため、筐体10の厚さを抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、表示層2と太陽電池パネル40との間に、光拡散層16が設けられている。これにより、表示層2に入射する光の入射角によらず、多くの光を、太陽電池パネル40に導くことができるため、太陽電池パネル40の発電効率の低下を抑制できる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述の実施の形態においては、種々の置き換え、変更を行うことができる。
例えば、上述の実施の形態では、筐体10が、複数の棚部102のうちの最も上方に位置する棚部102の後部側に配置されているが、このような配置位置は任意に設定できる。同様に、反射型表示装置50が、棚部102の前部側に配置されているが、この配置位置も任意に設定できる。また、反射型表示装置50の数は、1つでも構わない。また、表示体1が設置される構造物は、収納棚100に限られるものではなく、置き台であればよい。置き台とは例えば、店頭什器、商品を陳列するためのワゴン、屋台、ショーケースおよびディスプレイテーブル等、または商品としての家具や自動車等を意味する。
また、上述の実施の形態では、電気的駆動体の一例として、反射型表示装置50を説明したが、電気的駆動体は、透過型表示装置、モータ駆動式の回転型の装飾部材、無線発信機、センサ(人感センサ、温度センサ、照度センサ、湿度センサ等)、または発光体等であっても構わない。また、電気的駆動体は、反射型表示装置、透過型表示装置、モータ駆動式の回転型の装飾部材、無線発信機、センサ(人感センサ、温度センサ、照度センサ、湿度センサ等)および発光体等のうちの二種以上の組合せでもよい。電気的駆動体として無線発信機を用いる場合には、無線発信機に情報表示に関連する動作、例えば商品に関する情報を発信させれば、効果的な情報表示を行うことができる。また、モータ駆動式の回転型の装飾部材は、例えば、飲料ボトルの形状に形成された装飾体がモータによって回転されるような部材を意味する。
また、上述の実施の形態では、レール部材19によって、保持パネル13、積層パネル14および光拡散層16が一体化されるが、レール部材19によって、保持パネル13、積層パネル14、光拡散層16および表示層2が一体化されてもよい。また、このようなレール部材19を用いることなく、保持パネル13、積層パネル14および光拡散層16が一体化されてもよい、また、表示層2は、光拡散層16に設けられたホルダ部17によって取り付けられるが、その取付態様は、特に限定されるものではない。
また、例えば、上述の実施の形態における表示体1における筐体10および反射型表示装置50の形状は特に限定されることはなく、例えば、筐体10は、五角形状や、人型等でも構わない。
1 太陽電池付き表示体
2 表示層
2A 表示面
10 筐体
11 筐体本体
13 保持パネル
13A 開口部
14 積層パネル
14A 収容孔
16 光拡散層
17 ホルダ部
19 レール部材
19U 上レール
19D 下レール
19L 左レール
19R 右レール
40 太陽電池パネル
50 反射型表示装置
60 回路基盤
100 収納棚
101 基台
102 棚部
103 表示札設置部材

Claims (8)

  1. 構造物に設置される太陽電池付き表示体であって、
    情報を表示する又は意匠性を有する表示面を有するとともに光透過性を有する表示層を有する筐体と、
    前記表示層の前記表示面とは反対の面側において前記筐体の内部に収容される太陽電池パネルと、
    電気的に駆動される電気的駆動体と、
    前記太陽電池パネルと前記電気的駆動体とに電気的に接続し、前記太陽電池パネルが発電する電力によって前記電気的駆動体を駆動する回路基盤と、
    を備え、
    前記電気的駆動体は、前記回路基盤を介した前記太陽電池パネルとの電気的な接続を維持する範囲で、前記筐体に対して相対移動可能となっており、
    前記筐体は、前記表示層と、前記太陽電池パネルを収容する筐体本体と、を有し、
    前記筐体本体は、一対の面のうちの一方の面で前記太陽電池パネルを保持する保持パネルと、前記保持パネルのうちの前記一方の面に積層される積層パネルと、を有し、
    前記積層パネルには、前記保持パネルに保持された前記太陽電池パネルを内部に収容して、前記太陽電池パネルの外周部分を囲む収容孔が形成されている
    ことを特徴とする太陽電池付き表示体。
  2. 前記表示層は、前記筐体本体に着脱可能に取り付けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池付き表示体。
  3. 前記保持パネルには、開口部が形成されており、
    前記開口部には、前記回路基盤が収容されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽電池付き表示体。
  4. 前記表示層と前記太陽電池パネルとの間に、光拡散層が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の太陽電池付き表示体。
  5. 前記構造物は、上下方向に沿って延びる基台と、前記基台に設けられる棚部とを有する収納棚であり、
    前記筐体および前記電気的駆動体のうちの一方が、前記棚部のうちの後部側に配置され、前記筐体および前記電気的駆動体のうちの他方が、前記棚部のうちの前部側に配置される、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の太陽電池付き表示体。
  6. 前記構造物は、上下方向に沿って延びる基台と、上下方向に並んだ状態で前記基台に複数設けられる棚部と、を有する収納棚であり、
    当該表示体は、複数の前記電気的駆動体を備え、
    前記筐体が、複数の前記棚部のうちの最も上方に位置する棚部の後部側に配置され、複数の前記棚部の各々の前部側に、前記電気的駆動体が配置される、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の太陽電池付き表示体。
  7. 前記電気的駆動体は、反射型表示装置、透過型表示装置、モータ駆動式の回転型の装飾部材、無線発信機および発光体のうちの少なくともいずれかである、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の太陽電池付き表示体。
  8. 構造物に設置される太陽電池付き表示体であって、
    情報を表示する又は意匠性を有する表示面を有するとともに光透過性を有する表示層を有する筐体と、
    前記表示層の前記表示面とは反対の面側において前記筐体の内部に収容される太陽電池パネルと、
    電気的に駆動される電気的駆動体と、
    前記太陽電池パネルと前記電気的駆動体とに電気的に接続し、前記太陽電池パネルが発電する電力によって前記電気的駆動体を駆動する回路基盤と、
    を備え、
    前記電気的駆動体は、前記回路基盤を介した前記太陽電池パネルとの電気的な接続を維持する範囲で、前記筐体に対して相対移動可能となっており、
    前記筐体は、前記表示層と、前記太陽電池パネルを収容する筐体本体と、を有し、
    前記筐体本体は、一対の面のうちの一方の面で前記太陽電池パネルを保持する保持パネルを有し、
    前記保持パネルには、開口部が形成されており、
    前記開口部には、前記回路基盤が収容されている、
    ことを特徴とする太陽電池付き表示体。
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