JP6520699B2 - 半導体製造装置および半導体の製造方法 - Google Patents
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特許文献1に記載の半導体製造装置は、半導体ウエハが設置される加工室を有するエッチングポットと、その加工室に設置された半導体ウエハの厚さを検出する光センサと、半導体ウエハの所定の測定点と光センサとを位置合わせする位置調整部とを備えている。
光センサは、半導体ウエハに対し光を照射し、半導体ウエハの上面で反射した光および半導体ウエハの下面で反射した光を受光し、評価ユニットにそれらの信号を伝送する。半導体ウエハの厚さが小さくなるに従い、半導体ウエハの上面で反射した光と半導体ウエハの下面で反射した光との干渉光の周波数は小さくなる。そのため、評価ユニットは、その干渉光の周波数に基づいて半導体ウエハの厚さを検出することが可能である。
(1)加工室に供給されるエッチング液の重量による半導体ウエハの撓み量の変化
(2)エッチング加工による半導体ウエハの厚さの減少に伴う半導体ウエハの撓み量の変化
(3)半導体ウエハがエッチングされたエッチング面の形状の変化
なお、以下の説明において、検出部が検出する半導体ウエハの厚さを「ウエハ厚」というものとする。
第2発明による製造方法も、第1発明と同様、エッチング加工により製造される半導体ウエハの厚さの精度を高めることができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を図1〜図15に示す。本実施形態の半導体製造装置1は、例えば図2に示すような多数個の圧力センサのセンサチップ2が形成される半導体ウエハ3のエッチング加工に用いられるものである。この半導体製造装置1は、半導体ウエハ3をエッチング加工することにより、各センサチップ2に凹部4を形成するものである。
エッチングポット10は、筒状に形成された上ポット11と、略円盤状に形成された下ポット12との間に半導体ウエハ3を保持している。半導体ウエハ3の外縁と上ポット11との間には環状のパッキン13が設けられている。また、半導体ウエハ3の外縁と下ポット12との間には環状のサブヒータ14が設けられている。サブヒータ14に接続している発熱体15及びその発熱体15を収容している筐体151は、ベース盤16に固定されている。この状態で、半導体ウエハ3は、その下面5に光が照射されることの可能な状態でエッチングポット10に保持される。なお、図示していないが、半導体ウエハ3の外縁と下ポット12との間に、透光性のシートを設けてもよい。
加工室19へのエッチング液20または純水の供給および排出、メインヒータ25およびサブヒータ14による温度管理、モータ22の駆動などは、制御手段50によって制御される。制御手段50は、CPUおよびメモリ等を備えたコンピュータである。制御手段50は、メモリに格納されたプログラムを実行することにより、後述する検出部51、算出部52および異常処理部53等として機能する。
位置調整部40は、制御手段50によって駆動制御されており、半導体ウエハ3がエッチング加工されている前後、および、その途中であっても、センサヘッド30の位置をXYZ方向へ移動し、また、その角度θを変えることが可能である。
このとき、半導体ウエハ3の下面5またはエッチング面6で反射する光の角度が変化すると、センサヘッド30の受光量が減少することが考えられる。その場合、ヘッドセンサから検出部51へ出力される信号強度が極端に小さくなると、半導体ウエハ3の厚さの検出が困難になる。
図9は、図8のIX部分を走査型電子顕微鏡で検出した画像である。図9に示した画像より、エッチング加工を行ったSi(110)面には、所定方向に延びる微小な凹凸が、その凹凸の延びる方向に対して交差する方向に断続的に複数本形成されていることが確認できる。
図13(B)および図14(B)はそれぞれ、図13(A)および図14(A)に示されたセンサヘッド30の信号に基づいて検出部51により検出されたウエハ厚を示している。
先ず、ステップ1で、エッチングポット10の加工室19に半導体ウエハ3を設置し、その加工室19にエッチング液20を供給する。これにより、エッチング加工が開始される。
エッチング加工が開始され、半導体ウエハ3の上面が僅かにエッチングされると、処理はステップ2に移行し、半導体ウエハ3の凹部4の厚さの検出が開始される。
このとき、ステップ3で、位置調整部40によりセンサヘッド30をX方向またはY方向に1ポイントずつ移動する。そしてステップ4で、その都度、センサヘッド30から出力される信号のSN比を検出する。処理は、ステップ3とステップ4を繰り返し行う。
一方、ステップ7で、ウエハ厚が、その目標値となっていない場合、処理はステップ5に戻り、上述したステップ5からステップ7の処理を繰り返す。
ステップ10では、制御手段50が備える算出部52(図1参照)により、現時点から所定時間前より現時点までに検出した半導体ウエハ3の厚さ、および、その所定時間に基づいてエッチングレートを算出する。次に、ステップ11では、制御手段50が備える異常処理部53(図1参照)により、エッチングレートに基づいた推測値を設定する。異常処理部53は、その設定した推測値を用いてエッチング加工の時間管理などを行う。次に、ステップ12では、上述したステップ6において検出部51にて検出されたウエハ厚が推定値に対して所定の範囲を超えた回数が所定の回数以内か否かを判定する。その回数が所定の回数以内である場合、処理はステップ7に移行し、上述した処理を繰り返す。一方、所定の回数を超えている場合、処理はステップ3に移行する。なお、ステップ12では、上述の処理に代えて、ステップ11における推測値の設定の回数が所定の回数以内か否かを判定してもよい。
ステップ4で、信号強度の高い位置でセンサヘッド30の位置および角度θが再設定されると、処理はステップ5に移行し、検出部51によるウエハ厚の検出が可能となる。その後、上述したように、ステップ7で、ウエハ厚が半導体ウエハ3の凹部4の厚さの目標値となったことが判定されると、半導体ウエハ3の厚さの計測、および、エッチング加工が終了する。
(1)本実施形態の半導体製造装置1は、位置調整部40により、半導体ウエハ3の下面5に対するセンサヘッド30の角度θを変えることが可能である。これにより、半導体ウエハ3のエッチング面6および下面5で反射する光の角度が変わるので、センサヘッド30が受光する光の強度が変わる。そのため、検出部51により検出されるウエハ厚が信頼性の低いものである場合、センサヘッド30の角度θを変えることで、センサヘッド30から検出部51に出力される信号強度を大きくすることが可能である。したがって、半導体製造装置1は、エッチング加工時に信頼性の高いウエハ厚を検出できるので、エッチング加工により製造される半導体ウエハ3の厚さの精度を高めることができる。
これにより、エッチング液20の重量、または、エッチング加工による半導体ウエハ3の厚さの変化により、半導体ウエハ3の撓み量が変わる場合でも、センサヘッド30の位置を変えることで、光の焦点位置を変えることが可能である。したがって、センサヘッド30から検出部51へ出力される信号強度を大きくすることができる。
これにより、半導体ウエハ3のエッチング面6の中央付近にセンサヘッド30の位置を合わせることが可能である。
また、エッチング加工により半導体ウエハ3のエッチング面6に凹凸形状が生じた場合でも、センサヘッド30の位置を変えることで、凹凸形状の変化の少ない位置に光を照射することが可能である。したがって、センサヘッド30から検出部51へ出力される信号強度を大きくすることができる。
これにより、エッチング加工の途中で半導体ウエハ3の撓み量またはエッチング面6の凹凸形状に変化が生じた場合でも、センサヘッド30から検出部51へ出力される信号強度を大きくすることが可能である。したがって、半導体製造装置1は、エッチング加工中のウエハ厚を正確に検出することができる。
これにより、半導体製造装置1は、エッチング加工の途中で、検出部51により検出されるウエハ厚が信頼性の低いものである場合、センサヘッド30の位置を移動し、または、角度θを変えることで、センサヘッド30から検出部51へ出力される信号強度を大きくすることが可能である。
これにより、異常処理部53は、エッチング加工の途中で、検出部51により検出されるウエハ厚に信頼性が低い場合にも、エッチングレートに基づいてエッチング加工を行うことが可能である。
また、算出部52は、エッチング加工を行っている際に検出したウエハ厚に基づいてエッチングレートを算出するので、信頼性の高いエッチングレートを算出することが可能である。
これにより、半導体製造装置1は、異常処理部53によるエッチング加工と同時に、センサヘッド30の位置移動または角度変更により、センサヘッド30から検出部51へ出力される信号強度を大きくすることが可能である。
これにより、半導体ウエハ3の下面側からセンサヘッド30にエッチング液20または異物などが落下することを防ぐことができる。また、半導体ウエハ3の下面5で反射した光と透光板26の上面で反射した光との干渉光がノイズとなる場合でも、半導体製造装置1は、異常処理部53によりエッチング加工を正確に行うことが可能である。また、それと同時に、センサヘッド30の位置移動または角度変更により、センサヘッド30から検出部51へ出力される信号強度を大きくすることが可能である。
Si{110}面は、Si{100}面またはSi{111}面などに比べて、微小な凹凸が生じやすい結晶面である。半導体製造装置1は、Si{110}面をエッチング加工する場合にも、半導体ウエハ3の厚さの精度を高めることが可能である。
この製造方法により、エッチング加工により製造される半導体ウエハ3の厚さの精度を高めることが可能である。
この製造方法により、異常処理部53によるエッチング加工と同時に、センサヘッド30の位置移動または角度変更をすることで、センサヘッド30から検出部51へ出力される信号強度を大きくすることが可能である。
本発明の第2実施形態による半導体の製造方法を、図16を参照して説明する。なお、第2実施形態の説明において、上述した第1実施形態と実質的に同一の構成および処理には、同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態のステップ1から11の処理は、第1実施形態で説明した処理と実質的に同一である。
但し、第2実施形態では、ステップ12において、検出部51で検出されたウエハ厚が推定値に対して所定の範囲を超えた回数が所定の回数を超えている場合、処理はステップ13に移行する。
なお、ステップ13において、エッチング加工の終点時間までの間に、ステップ3およびステップ4に処理を行い、信号強度の高い位置でセンサヘッド30の位置および角度θを再設定してもよい。
第2実施形態では、検出部51で検出されたウエハ厚が推定値の所定範囲を超えた時刻からエッチング加工の終点時刻までの時間が短い場合でも、エッチング加工を適切に終了させることができる。
(1)上述した実施形態では、圧力センサのセンサチップ2を形成する半導体ウエハ3を製造する装置及び方法について説明した。これに対し、他の実施形態では、この装置及び方法は、例えば加速度センサなど、凹部4を有する種々のセンサチップの製造に適用可能である。
これに対し、他の実施形態では、位置調整部40は、センサヘッド30から検出部51へ出力される信号強度が所定値より小さくなったとき、センサヘッド30の位置を移動し、または、角度θを変えるものとしてもよい。センサヘッド30から検出部51へ出力される信号強度が所定値より小さくなると、検出部51により検出される半導体ウエハ3の厚さが信頼性の低いものとなる。この場合、センサヘッド30の位置を移動し、または、角度θを変えることで、センサヘッド30から検出部51へ出力される信号強度を大きくすることが可能である。
3 ・・・半導体ウエハ
5 ・・・下面
6 ・・・エッチング面
10・・・エッチングポット
19・・・加工室
30・・・センサヘッド
40・・・位置調整部
51・・・検出部
Claims (9)
- 半導体ウエハ(3)の上面がエッチング加工される加工室(19)を形成すると共に、前記半導体ウエハの下面(5)に光を照射可能な状態で前記半導体ウエハを保持するエッチングポット(10)と、
前記半導体ウエハの下面に光を照射し、前記半導体ウエハの上面がエッチングされたエッチング面(6)および前記半導体ウエハの下面で反射した光を受光するセンサヘッド(30)と、
前記センサヘッドから出力される信号に基づき前記半導体ウエハの厚さを検出する検出部(51)と、
前記半導体ウエハの下面に対する前記センサヘッドの角度(θ)を変えることの可能な位置調整部(40)と、
前記検出部が所定時間に検出した前記半導体ウエハの厚さ、および、その所定時間に基づいてエッチングレートを算出する算出部(52)と、
前記半導体ウエハがエッチング加工されている際の前記半導体ウエハの厚さの推測値に対し前記検出部が検出した前記半導体ウエハの厚さが所定値以上異なるとき、前記算出部が算出したエッチングレートに基づき、エッチング加工を行う異常処理部(53)と、を備え、
前記異常処理部によるエッチング加工が行われるとき、前記位置調整部は、前記センサヘッドの位置を移動し、または、角度を変えるものである半導体製造装置。 - 前記位置調整部は、前記センサヘッドの位置を前記半導体ウエハの下面に対し近づき又は離れる方向(Z)に移動可能である請求項1に記載の半導体製造装置。
- 前記位置調整部は、前記センサヘッドの位置を、前記半導体ウエハの下面に沿う方向(X,Y)に移動可能である請求項1または2に記載の半導体製造装置。
- 前記位置調整部は、前記半導体ウエハがエッチング加工されている途中で、前記センサヘッドの位置を移動し、または、角度を変えるものである請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体製造装置。
- 前記位置調整部は、前記半導体ウエハがエッチング加工されている際の前記半導体ウエハの厚さの推測値に対し、前記検出部が検出した前記半導体ウエハの厚さが所定値以上離れたとき、前記センサヘッドの位置を移動し、または、角度を変えるものである請求項4に記載の半導体製造装置。
- 前記位置調整部は、前記半導体ウエハがエッチング加工されている途中で、前記センサヘッドから前記検出部へ出力される信号強度が所定値より小さくなったとき、前記センサヘッドの位置を移動し、または、角度を変えるものである請求項4に記載の半導体製造装置。
- 前記半導体ウエハの下面と前記センサヘッドとの間に設けられ、前記センサヘッドから照射された光および前記半導体ウエハで反射した光を透過する透光板(26)をさらに備える請求項1〜6のいずれか一項に記載の半導体製造装置。
- 前記半導体ウエハの上面は、Si{110}面である請求項1〜7のいずれか一項に記載の半導体製造装置。
- エッチングポットの加工室に半導体ウエハを設置し、エッチング加工を行うエッチング加工工程(S1〜S12)と、
前記エッチング加工工程の最中に、センサヘッドから前記半導体ウエハの下面に光を照射し、前記半導体ウエハがエッチングされたエッチング面および前記半導体ウエハの下面で反射した光をセンサヘッドにより受光し、前記センサヘッドから検出部に伝送される光の信号に基づき前記半導体ウエハの厚さを検出する検出工程(S2〜S5)と、
前記エッチング加工工程の最中に、前記センサヘッドの位置を移動し、または角度を変える位置調整工程(S3,S4)と、
前記検出部が所定時間に検出した前記半導体ウエハの厚さ、および、その所定時間に基づいて算出部によりエッチングレートを算出する算出工程(S10)と、
前記半導体ウエハがエッチング加工されている際の前記半導体ウエハの厚さの推測値に対し前記検出部が検出した前記半導体ウエハの厚さが所定値以上異なるとき、前記算出部が算出したエッチングレートに基づき、エッチング加工を行う異常処理工程(S11)と、を含み、
前記異常処理工程によるエッチング加工が行われるとき、前記位置調整工程が行われるものである半導体の製造方法。
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