JP6521795B2 - ムーブメントおよび時計 - Google Patents
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Description
ノイズによる誤動作を防止し、ステップモータの安定した駆動を確保するためには、導電材料である金属材料等により形成されたシールド部材を用いてICチップをノイズから遮蔽することが有効であることが知られている。
を備え、前記支持部材および前記モータの前記構成部品の少なくとも一方は、前記電子部品の側方に配置されるとともに、前記電池の正極および負極のいずれかに電気的に接続されていることを特徴としている。
以下に、本発明の実施形態を説明する。本実施形態では、アナログクォーツ式の時計を一例として説明する。
一般に、時計の駆動部分を含む機械体を「ムーブメント」と称する。ムーブメントに文字板、針を取り付けて、時計ケースの中に入れて完成品にした状態を時計の「コンプリート」と称する。時計の基板を構成する地板の両側のうち、時計ケースのガラスのある方の側、すなわち、文字板のある方の側をムーブメントの「裏側」または「ガラス側」または「文字板側」と称する。地板の両側のうち、時計ケースの裏蓋のある方の側、すなわち、文字板と反対の側をムーブメントの「表側」または「裏蓋側」と称する。
図1に示すように、時計1のコンプリートは、図示しないケース裏蓋とガラス2とにより形成された時計ケース3の内部に、ムーブメント10と、文字板11と、時を示す時針12、分を示す分針13および秒を示す秒針14を含む指針と、を備える。文字板11は、少なくとも時に関する情報を示す目盛り等を有する。
図2に示すように、ムーブメント10は、地板20を備える。地板20は、ムーブメント10の基板を構成する。
図1に示すように、地板20の裏側には、文字板11がガラス2を通じて視認可能に配置される。文字板11と地板20との間には、日車15や図示しない日回し車、日ジャンパ等を含むカレンダー機構16が配置される。本実施形態の時計1は、文字板11に形成された日窓11aを通して日車15の一部が視認可能とされることで、日付を確認できるようになっている。
カレンダー機構16は、文字板11と地板20との間に配置された円板状の裏物押さえ17(図3参照)によって地板20の裏側から支持される。裏物押さえ17は、導電材料である例えばリン青銅等の金属材料により形成されている。
電池21は、薄板円形状をなしたいわゆるボタン電池であり、ステップモータ35に給電する。電池21の負極21mは、電池21の主面のうち、ムーブメント10の裏側の主面の中央部に設けられる。また、電池21の正極21pは、負極21m以外の全ての部分、すなわち、負極21mよりも外周側の部分と、電池21の外周面と、電池21におけるムーブメント10の裏側の主面とにわたって設けられている。
図3および図4に示すように、電池プラス端子28は、輪列受29を表側から覆うように配置されるとともに、図示しない止めねじによって地板20と輪列受29とに共締めされる。
発振回路(オシレータ)は、水晶振動片の振動に基づいて基準信号を出力する。分周回路(デバイダ)は、発振部の出力信号を分周する。駆動回路(ドライバ)は、分周回路の出力信号に基づいてステップモータ35の駆動信号を出力する。
コイルブロック30は、例えば電磁鋼板等により形成されたコアに銅線等のワイヤを巻回することで形成される。
ステータ31は、例えば電磁鋼板等によりU字状に形成される。ステータ31には、コイルブロック30のコアの両端部分が固定される。ステータ31には、ロータ孔31aが形成される。
ロータ32は、円柱状に形成されており、ロータ孔31a内に配置される。図3に示すように、ロータ32は、地板20と輪列受29とに回転可能に支持されている。ロータ32の一方軸部32aは、輪列受29の軸受部29gに軸支され、ロータ32の他方軸部32bは、地板20の軸受部20gに軸支される。
軸芯部60の上端部60aは、輪列受29に形成された軸受部29aに回転可能に軸支される。
四番下かな61と四番歯車62とは、軸芯部60の上端部60a側に設けられている。四番歯車62は、四番下かな61の上方に位置し、軸芯部60に対して例えば打ち込み等によって固定される。四番歯車62は、五番車41の五番上かな41bに噛み合う。これにより、四番車42は、五番車41の回転にともなって回転する。
軸芯部60の下端部60bは、筒状ブッシュ100および二番車44の筒状部44cよりも下方に突出し、この突出した部分に秒針14が取り付けられる。
二番車44は、円筒状の筒状部44cと、筒状部44cの上端部に一体に設けられた上部歯車44bと、上部歯車44bの下方に設けられた二番歯車44aと、を有している。
二番車44の筒状部44cは、筒車45よりも下方に突出し、この突出した部分に分針13が取り付けられる。上部歯車44bは、日の裏車55に噛み合う。二番歯車44aは、三番車43の三番下かな43b(図4参照)に噛み合う。
図1に示すように、巻真24の先端部には、時計ケース3の側方に位置するりゅうず27が取り付けられる。巻真24は、その延在方向に段階的に引出操作可能とされる。
図5に示すように、巻真24は、おしどり24Sや、かんぬき24T等の切替装置により、延在方向の位置を切り替え可能とされる。
日の裏車55は、巻真24を引き出した状態で回転させたときに、巻真24に設けられたつづみ車53と小鉄車54とを介して回転する。そして、日の裏車55が回転することにより、二番車44と筒車45とが回転する(図3参照)。これにより、時刻合わせが可能である。
筒状ブッシュ100は、二番受け110(支持部材)に形成された保持穴110hにブッシュ部100bが嵌め込まれるとともに、フランジ部100fが二番受け110に下方から突き当たる。これにより、筒状ブッシュ100は、二番受け110に支持される。
図7は、図2のC−C線に沿った断面図である。
図7に示すように、実施形態のムーブメントは、運針ムラ抑制機構36を備える。
運針ムラ抑制機構36は、四番車42を押圧可能な押圧部材70と、押圧部材70を支持する支持部80と、押圧部材70を四番歯車62に向けて押し付け、押圧部材70に押圧力を付与する押圧力付与部90と、を備える。
支持部80は、地板20の上面に形成された支持台81と、支持台81から立設された一対のガイドピン82a,82bと、を有する。
支持台81の上面は、地板20の外周側から内周側(四番車42側)に向かうに従い上方に向けて延びる傾斜面とされている。なお、支持台81は、傾斜面に限らず、外周側が内周側に比べて上方に位置していれば構わない。
可撓部72は、押圧部71から地板20の外周側に向かって延びて形成され、押圧部材70のうち最も細長く形成された部位である。可撓部72は、その中央部が上方に向けて膨出した状態で撓んでおり、押圧部71を四番歯車62に向けて付勢する。
被固定部73には、押圧部材70を厚さ方向に貫通する支持孔73a,73bが形成される。これら支持孔73a,73b内には、ガイドピン82a,82bが各別に挿通される。これにより、押圧部材70は、被固定部73が支持台81上に固定される。
ムーブメント10および時計1は、回路基板25上の電子部品26に外部からノイズが侵入するのを遮蔽するため、以下のような構成を有している。
図2に示すように、ムーブメント10のほぼ中心部には、四番車42、二番車44、および筒車45が配置されている。ICチップである電子部品26を有する回路基板25は、四番車42に対しムーブメント10の外周部に配置される。図5および図6に示すように、電子部品26を取り囲むように、いずれも導電材料により形成された、ステップモータ35のステータ31と、二番受け110と、水晶ユニット22のケーシング22cと、が配置される。
図2に示すように、本実施形態においては、ステータ31と、二番受け110と、ケーシング22cとは、それぞれの長手方向La、Lb、Lcが、電子部品26を取り囲む略三角形状をなすように配置される。このようにして、電子部品26の側方には、導電材料により形成された複数の部品が配置される。これにより、ムーブメント10は、径方向外側から電子部品26へのノイズの侵入を抑えることができる。
また、図8および図9に示すように、電子部品26の上方は、導電材料により形成された電池プラス端子28で覆われている。また、電子部品26の下方は、導電材料により形成された板状の裏物押さえ17で覆われている。すなわち、電子部品26は、ムーブメント10の表側および裏側からも導電材料によって覆われており、電子部品26へのノイズ侵入が抑えられる。
電池プラス端子28は、ステップモータ35のコイルブロック30の上方部分と、ムーブメント10の中央部と、水晶ユニット22の上方部分と、にそれぞれ開口部28h、28i、28jを有している。
ムーブメント10の中央部に形成された開口部28iには、導通アーム132が設けられている。図8に示すように、導通アーム132は、開口部28iの内方に向かって延びており、先端部132sが二番受け110に接触している。
図2に示すように、水晶ユニット22の上方部分に形成された開口部28jには、導通アーム133が設けられている。導通アーム133は、開口部28jの内方に向かって延びており、先端部133sが水晶ユニット22のケーシング22cに接触している。
さらに、電子部品26を挟んで電池プラス端子28とは反対側には、電子部品26を覆うように裏物押さえ17が設けられているので、裏物押さえ17が配置されたムーブメント10の裏側から電子部品26への電磁ノイズの侵入を抑えることができる。このようにして、電子部品26に対してムーブメント10の表側および裏側からの電磁ノイズの侵入も有効に抑えることができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
Claims (6)
- 導電材料からなり、一以上の歯車が支持された支持部材と、
導電材料からなる構成部品を有し、前記歯車を駆動するモータと、
前記モータを制御する電子部品と、
前記モータに給電する電池と、
を備え、
前記支持部材および前記モータの前記構成部品は、前記電子部品の側方に配置されるとともに、前記電池の正極および負極のいずれかに電気的に接続されていることを特徴とするムーブメント。 - 導電材料からなり、一以上の歯車が支持された支持部材と、
導電材料からなる構成部品を有し、前記歯車を駆動するモータと、
前記モータを制御する電子部品と、
前記モータに給電する電池と、
を備え、
前記支持部材および前記モータの前記構成部品は、前記電子部品の側方に配置されるとともに、前記電池の正極および負極のいずれかに電気的に接続され、
水晶振動片がパッケージされ、導電材料からなるケーシングを有した水晶ユニットを備え、
前記ケーシングは、前記支持部材および前記モータの前記構成部品の少なくとも一方とともに前記電子部品の側方に配置されて、前記電池の正極および負極のいずれかに電気的に接続されていることを特徴とするムーブメント。 - 前記支持部材および前記モータの前記構成部品の少なくとも一方と、前記ケーシングとは、前記電池の正極に電気的に接続されていることを特徴とする請求項2に記載のムーブメント。
- 前記モータ、前記支持部材、および前記電子部品が覆われるように、前記電池の正極に電気的に接続された電池接続部材が設けられ、
前記支持部材および前記モータの前記構成部品の少なくとも一方と、前記ケーシングとは、前記電池接続部材を介して前記電池の正極に電気的に接続されていることを特徴とする請求項3に記載のムーブメント。 - 前記歯車は、
分針が取り付けられた二番車と、
秒針が取り付けられた四番車と、
を含み、
前記支持部材には、筒状部材が支持され、
前記筒状部材には、外周部に前記二番車が支持されるとともに、内周部に前記四番車の軸芯部が挿通されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のムーブメント。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載のムーブメントを備えることを特徴とする時計。
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