JP6524810B2 - 耐スポット溶接部破断特性に優れた鋼板及びその製造方法 - Google Patents
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化学組成が、質量%で、C:0.03〜0.70%、Si:0.25〜3.00%、Mn:1.00〜5.00%、P:0.10%以下、S:0.010%以下、sol.Al:0.001〜1.50%、N:0.020%以下、Ti:0〜0.30%、Nb:0〜0.30%、V:0〜0.30%、Cr:0〜2.00%、Mo:0〜2.00%、Cu:0〜2.00%、Ni:0〜2.00%、B:0〜0.020%、Ca:0〜0.010%、REM:0〜0.10%、及び、Bi:0〜0.050%を含み、残部鉄及び不可避的不純物からなり、
鋼板表面から深さ5μm以上200μm以下までの鋼板表層が、焼戻しマルテンサイトを1体積%以上含有し、残部が主に平均結晶粒径20μm以下のフェライトからなる脱炭フェライト層からなり、
鋼板中心部が、3.0体積%以上の焼戻しマルテンサイトと5.0体積%以上の残留オーステナイトとを含有する組織からなり、
圧延直角方向の引張試験における引張強度が980MPa以上の機械特性を有する
ことを特徴とする耐スポット溶接部破断特性に優れた鋼板。
上記加熱工程の後、加熱した鋼板に、2〜20体積%の水素と残部窒素及び不純物からなり、かつ、露点が−30℃超20℃以下の雰囲気中にて、720〜950℃の温度域で10〜600秒保持する焼鈍を施す焼鈍工程、
上記焼鈍工程の後、焼鈍した鋼板を、平均冷却速度2〜200℃/秒で、400℃以下の温度域まで冷却する冷却工程、
上記冷却工程の後、冷却した鋼板に、100〜600℃の温度域で1秒以上48時間以下保持する焼戻し施す焼戻工程を備える
ことを特徴とする耐スポット溶接部破断特性に優れた鋼板の製造方法。
上記加熱工程の後、加熱した鋼板に、2〜20体積%の水素と残部窒素及び不純物からなり、かつ、露点が−30℃超20℃以下の雰囲気中にて、720〜950℃の温度域で10〜600秒保持する焼鈍を施す焼鈍工程、
上記焼鈍工程の後、焼鈍した鋼板を、平均冷却速度2〜200℃/秒で、450〜600℃の温度域まで冷却する第1冷却工程、
上記第1冷却工程の後、冷却した鋼板に溶融亜鉛めっきを施すめっき工程、
上記めっき工程の後、めっきした鋼板を、平均冷却速度5℃/秒以上で、200℃以下の温度域まで冷却する第2冷却工程、
上記第2冷却工程の後、冷却しためっき鋼板に、100〜600℃の温度域で1秒以上48時間以下保持する焼戻しを施す焼戻工程を備える
ことを特徴とする耐スポット溶接部破断特性に優れた鋼板の製造方法。
化学組成が、質量%で、C:0.03〜0.70%、Si:0.25〜3.00%、Mn:1.00〜5.00%、P:0.10%以下、S:0.010%下、sol.Al:0.001〜1.50%、N:0.020%以下、Ti:0〜0.30%、Nb:0〜0.30%、V:0〜0.30%、Cr:0〜2.00%、Mo:0〜2.00%、Cu:0〜2.00%、Ni:0〜2.00%、B:0〜0.020%、Ca:0〜0.010%、REM:0〜0.10%、及び、Bi:0〜0.050%を含み、残部鉄及び不純物からなる鋼板を、100〜720℃の温度域における平均加熱速度を1〜50℃/秒として加熱する加熱工程、
上記加熱工程の後、加熱した鋼板に、2〜20体積%の水素と残部窒素及び不純物からなり、かつ、露点が−30℃超20℃以下の雰囲気中にて、720〜950℃の温度域で10〜600秒保持する焼鈍を施す焼鈍工程、
上記焼鈍工程の後、焼鈍した鋼板を、平均冷却速度2〜200℃/秒で、400℃以下の温度域まで冷却する冷却工程、
上記冷却工程の後、冷却した鋼板に、100〜600℃の温度域で1秒以上48時間以下保持する焼戻し施す焼戻工程を備える
ことを特徴とする。
化学組成が、質量%で、C:0.03〜0.70%、Si:0.25〜3.000%、Mn:1.00〜5.00%、P:0.10%以下、S:0.010%下、sol.Al:0.001〜1.50%、N:0.020%以下、Ti:0〜0.30%、Nb:0〜0.30%、V:0〜0.30%、Cr:0〜2.00%、Mo:0〜2.00%、Cu:0〜2.00%、Ni:0〜2.00%、B:0〜0.020%、Ca:0〜0.010%、REM:0〜0.10%、及び、Bi:0〜0.050%を含み、残部鉄及び不純物からなる鋼板を、100〜720℃の温度域における平均加熱速度を1〜50℃/秒として加熱する加熱工程、
上記加熱工程の後、加熱した鋼板に、2〜20体積%の水素と残部窒素及び不純物からなり、かつ、露点が−30℃超20℃以下の雰囲気中にて、720〜950℃の温度域で10〜600秒保持する焼鈍を施す焼鈍工程、
上記焼鈍工程の後、焼鈍した鋼板を、平均冷却速度2〜200℃/秒で、450〜600℃の温度域まで冷却する第1冷却工程、
上記第1冷却工程の後、冷却した鋼板に溶融亜鉛めっきを施すめっき工程、
上記めっき工程の後、めっきした鋼板を、平均冷却速度5℃/秒以上で、200℃以下の温度域まで冷却する第2冷却工程、
上記第2冷却工程の後、冷却しためっき鋼板に、100〜600℃の温度域で1秒以上48時間以下保持する焼戻しを施す焼戻工程を備える
ことを特徴とする。
C:0.03%以上0.70%以下
Cは、高い引張強さを得るために有効な元素である。0.03%未満では、必要な引張強さが得られないので、Cは0.03%以上とする。好ましくは0.05%以上である。一方、0.70%を超えると、鋼板の溶接性が低下するので、Cは0.70%以下とする。好ましくは0.45%以下である。
Siは、セメンタイトの析出を抑制し、オーステナイトの残留を促進し、伸びを高めるために必須の元素である。また、Siは、フェライトを強化し、組織を均一化して、高強度化に寄与する元素である。
Mnは、脱炭層のフェライトにマルテンサイトを分散させるために必須の元素である。また、Mnは、セメンタイトの析出を抑えながらM−Aを生成させ、強度と伸びの向上に寄与する元素である。
Pは、不純物元素で、溶接性を阻害する元素である。0.10%を超えると、溶接性が著しく低下するので、Pは0.10%以下とする。好ましくは0.02%以下である。下限は0%を含むが、Pを0.0001%未満に低減すると、製造コストが大幅に上昇するので、実用鋼板上、0.0001%が実質的な下限である。
Sは、不純物元素で、鋼中にMnSを形成して、穴広げ性を阻害する元素である。0.010%を超えると、穴広げ性が著しく低下するので、Sは0.010%以下とする。好ましくは0.005%以下、より好ましくは0.002%以下である。
Alは、脱酸元素で、鋼材を健全化する元素である。0.001%未満では、添加効果が十分に発現しないので、sol.Alは0.001%以上とする。好ましくは0.200%以上である。
Nは、不純物元素で、連続鋳造中に窒化物を形成して、スラブのひび割れの原因となるので、少ない方が好ましい元素である。0.020%を超えると、スラブのひび割れが頻発するので、Nは0.020%以下とする。好ましくは0.010%以下である。
Nb:0〜0.30%
V :0〜0.30%
Ti、Nb、及び、Vは、結晶粒の核として作用する析出物を形成し、結晶粒の微細化し、強度と靱性の向上に寄与する元素である。
Mo:0〜2.00%
Cr及びMoは、Mnと同様に、オ−ステナイトを安定化して、変態強化を促進する作用をなし、鋼板の高強度化に寄与する元素である。
Ni:0〜2.00%
Cu及びNiは、腐食抑制効果を奏する元素であり、また、鋼板の表面に濃化して、水素の鋼板内への侵入を抑制し、鋼板の遅れ破壊を抑制する作用をなす元素である。
Bは、粒界からの核生成を抑制し、鋼板の焼入れ性を高めて、鋼板の高強度化に寄与する元素である。また、Bは、M−Aを効果的に生成させて、鋼板の伸びの向上に寄与する元素である。
Caは、MnSなどの介在物を球状化し、鋼の変形能の向上に寄与する元素である。しかし、0.010%を超えると、添加効果が飽和し、製造コストが上昇するので、Caは0.010%以下とする。好ましくは0.005%以下である。
REMは、Caと同様に、MnSなどの介在物を球状化し、鋼の変形能の向上に寄与する元素である。しかし、0.10%を超えると、添加効果が飽和し、製造コストが上昇するので、REMは0.10%以下とする。好ましくは0.05%以下である。
Biは、打抜き加工性と被削性の向上に有効な元素である。しかし、0.0050%を超えると、添加効果が飽和し、製造コストが上昇するので、Biは0.050%以下とする。好ましくは0.020%以下である。
本発明鋼板の化学組成の残部は鉄及び不可避的不純物からなる。不可避的不純物は、鋼原料(鉱石、スクラップ等)から、又は、製造工程の種々の要因で不可避的に混入する元素である。不可避的不純物は、本発明鋼板の特性を阻害しない範囲の量で許容される。
鋼板表層:脱炭フェライト層
本発明鋼板の表層は、脱炭フェライト層である。本発明鋼板では、鋼板表層を脱炭フェライト層とすることで、硬度Hsと鋼板中心部の硬度Hmの比(Hs/Hm)を0.4以上0.8以下とし、衝突変形時のスポット溶接部の破断を回避する。
脱炭フェライト層は、主にフェライトからなり、このフェライトの平均結晶粒径は20μm以下とする。脱炭フェライト層のフェライトの平均粒径が20μmを超えると、フェライト粒界の総面積が減少する。変形は狭い領域に集中するので、脱炭フェライト層のフェライトの平均粒径が20μmを超えると、表層硬度を適切な範囲に制御することが困難となるので、脱炭フェライト層のフェライトの平均粒径は20μm以下とする。
焼戻しマルテンサイト:1体積%以上
残部組織:主にフェライト
脱炭フェライト層は、焼戻しマルテンサイトを合計で1体積%以上含有する。焼戻しマルテンサイトが1体積%未満であると、鋼板に不均一な変形が生じ、硬度を適切な範囲に制御することが困難である。
脱炭フェライト層は、鋼板表面から深さ5μm以上200μm以下までの領域の層である。つまり、脱炭フェライト層の厚さが5μm以上200μm以下である。脱炭フェライト層の厚さが5μm未満であると、表層軟質化効果が十分に発現しないので、脱炭フェライト層の厚さは5μm以上とする。
焼戻しマルテンサイト:3.0体積%以上
残留オーステナイト:5.0体積%以上
加工性が良好な鋼板を得るためには、鋼板の母材の組織において、M−Aを含む組織を、残留オーステナイトが残る比較的低温で焼戻した組織とすることが有効である。それにより、M−Aによる良好な全伸びを維持しながら、局部伸びを向上させることができる。
本発明鋼板の表面に溶融亜鉛めっき層を形成してもよい。溶融亜鉛めっき層は、通常の溶融亜鉛めっき法で形成すればよい。溶融亜鉛めっき層を形成することにより、鋼板表面の耐食性が向上する。溶融亜鉛めっきの付着量は、片面当り20〜120g/m2が好ましい。
本発明鋼板の化学組成の鋼板を、100〜720℃の温度域における平均加熱速度を1〜50℃/秒として加熱する加熱工程、
上記加熱工程の後、加熱した鋼板に、2〜20体積%の水素と残部窒素及び不純物からなり、かつ、露点が−30℃超20℃以下の雰囲気中にて、720〜950℃の温度域で10〜600秒保持する焼鈍を施す焼鈍工程、
上記焼鈍工程の後、焼鈍した鋼板を、平均冷却速度2〜200℃/秒で、400℃以下の温度域まで冷却する冷却工程、
上記冷却工程の後、冷却した鋼板に、100〜600℃の温度域で1秒以上48時間以下保持する焼戻しを施す焼戻工程を備える
ことを特徴とする。
本発明鋼板の化学組成の鋼板を、100〜720℃の温度域における平均加熱速度を1〜50℃/秒として加熱する加熱工程、
上記加熱工程の後、加熱した鋼板に、2〜20体積%の水素と残部窒素及び不純物からなり、かつ、露点が−30℃超20℃以下の雰囲気中にて、720〜950℃の温度域で10〜600秒保持する焼鈍を施す焼鈍工程、
上記焼鈍工程の後、焼鈍した鋼板を、平均冷却速度2〜200℃/秒で、450〜600℃の温度域まで冷却する第1冷却工程、
上記第1冷却工程の後、冷却した鋼板に溶融亜鉛めっきを施すめっき工程、
上記めっき工程の後、めっきした鋼板を、平均冷却速度5℃/秒以上で、200℃以下まで冷却する第2冷却工程、
上記第2冷却工程の後、冷却しためっき鋼板に、100〜600℃の温度域で1秒以上48時間以下保持する焼戻しを施す焼戻工程を備える
ことを特徴とする。
加熱温度域:100〜720℃
上記温度域における平均加熱速度:1〜50℃/秒
本発明鋼板の化学組成の鋼板を、100〜720℃の温度域における平均加熱速度を1〜50℃/秒として加熱する。
雰囲気成分:2〜20体積%の水素と残部窒素及び不純物
雰囲気露点:−30℃超20℃以下
焼鈍温度:720〜950℃
保持時間:10〜600秒
加熱工程の後、素材鋼板を上記条件下で焼鈍する。
冷却温度域:400℃以下
平均冷却速度:2〜200℃/秒
焼鈍工程の後、鋼板を、平均冷却速度2〜200℃/秒で、400℃以下の温度域に冷却する。
温度域:100〜600℃
保持時間:1秒以上48時間以下
冷却工程(方法A)の後、冷却した鋼板に、100〜600℃の温度域で1秒以上48時間以下保持する焼戻しを施す。
冷却温度域:450〜600℃
平均冷却速度:2〜200℃/秒
後のめっき工程で、鋼板に、溶融亜鉛めっきを施す場合、焼鈍工程の後、鋼板を、平均冷却速度2〜200℃/秒で、450〜600℃の温度域に冷却する。
第1冷却工程の後、鋼板に、必要に応じ、等温保持や冷却を行った後、鋼板に溶融亜鉛めっきを施す。なお、必要に応じて、溶融亜鉛めっきに合金化処理を施し、めっきを合金化してもよい。溶融亜鉛めっきの浴温度や浴組成は、通常の浴温度、通常の浴組成でよく、特に制限はない。めっき付着量も特に制限されず、通常の範囲内でよい。例えば、鋼板の片面当りの付着量は20〜120g/m2の範囲内である。
冷却温度域:200℃以下
平均冷却速度:5℃/秒以上
めっき工程の後、平均冷却速度5℃/秒以上で、溶融亜鉛めっき鋼板を、めっき温度(浴温度)から200℃以下に冷却する。この冷却によって、安定なオーステナイトが生成し、安定なオーステナイトのほとんどは、焼戻し後も、オーステナイトのまま残存する。
温度域:100〜600℃
保持時間:1秒以上48時間以下
第2冷却工程(方法B)の後、冷却しためっき鋼板に、100〜600℃の温度域で1秒以上48時間以下保持する焼戻しを施す。焼戻工程(方法B)における工程条件は、焼戻工程(方法A)の工程条件と同じである。
表1に示す種々の条件で表層軟質化処理を施した板厚1.4mmの引張強さ1470MPa級鋼板をハット型(フランジ幅20mm、30mm高さ、部材幅50mm、部材長さ500mm)に成形し、板厚1.4mmの矩形(幅90mm、長さ500mm)の軟鋼板(0.2%耐力220MPa、引張強さ310MPa、全伸び41%)と溶接部間距離40mm、ナゲット径3.5√t狙いでスポット溶接してハット型成形部材を作製した。
表2に示す化学組成を有する鋼を溶製し、厚みが40mmのスラブを作製した。このスラブを、表3に示す圧延完了温度で、表3に示す厚さになるように熱間圧延した。熱間圧延後、約30℃/秒の水スプレー冷却を施し、表3に示す巻取温度で、熱延鋼板を製造した。
表2に示す化学組成を有する鋼を溶製し、厚みが40mmのスラブを作製した。このスラブを、表5に示す圧延完了温度で表示の厚さになるように熱間圧延した。熱間圧延後、約30℃/秒の水スプレー冷却を施し、表示の巻取温度で、熱延鋼板を製造した。巻取は、巻取温度まで水スプレー冷却し、その後、炉に装入し、巻取温度で60分保持し、次いで、20℃/時間の冷却速度で100℃以下まで炉冷することによってシミュレートした。
2 固定冶具
3 落錘
Claims (16)
- 鋼板表層の押付け荷重500gfのビッカース硬度Hsと鋼板中心部の押付け荷重500gfのビッカース硬度Hmとの比(Hs/Hm)が0.4以上0.8以下であり、
化学組成が、質量%で、C:0.03〜0.70%、Si:0.25〜3.00%、Mn:1.00〜5.00%、P:0.10%以下、S:0.010%以下、sol.Al:0.001〜1.50%、N:0.020%以下、Ti:0〜0.30%、Nb:0〜0.30%、V:0〜0.30%、Cr:0〜2.00%、Mo:0〜2.00%、Cu:0〜2.00%、Ni:0〜2.00%、B:0〜0.020%、Ca:0〜0.010%、REM:0〜0.10%、及び、Bi:0〜0.050%を含み、残部鉄及び不可避的不純物からなり、
鋼板表面から深さ5μm以上200μm以下までの鋼板表層が、焼戻しマルテンサイトを1体積%以上含有し、残部組織が平均結晶粒径20μm以下のフェライト及び5体積%以下のその他の組織からなる脱炭フェライト層からなり、
鋼板中心部が、3.0体積%以上の焼戻しマルテンサイトと5.0体積%以上の残留オーステナイトとを含有する組織からなり、
圧延直角方向の引張試験における引張強度が980MPa以上の機械特性を有することを特徴とする耐スポット溶接部破断特性に優れた鋼板。 - 前記化学組成が、さらに、質量%で、Ti:0.001%以上0.30%以下、Nb:0.001%以上0.30%以下、及び、V:0.001%以上0.30%以下の1種又は2種以上を含有することを特徴とする請求項1に記載の耐スポット溶接部破断特性に優れた鋼板。
- 前記化学組成が、さらに、質量%で、Cr:0.001%以上2.00%以下、及び、Mo:0.001%以上2.00%以下の1種又は2種を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の耐スポット溶接部破断特性に優れた鋼板。
- 前記化学組成が、さらに、質量%で、Cu:0.001%以上2.00%以下、及び、Ni:0.001%以上2.00%以下の1種又は2種を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の耐スポット溶接部破断特性に優れた鋼板。
- 前記化学組成が、さらに、質量%で、B:0.0001%以上0.020%以下を含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の耐スポット溶接部破断特性に優れた鋼板。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の耐スポット溶接部破断特性に優れた鋼板の表面に溶融亜鉛めっき層が形成されていることを特徴とする耐スポット溶接部破断特性に優れた鋼板。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の耐スポット溶接部破断特性に優れた鋼板を製造する製造方法であって、
化学組成が、質量%で、C:0.03〜0.70%、Si:0.25〜3.00%、Mn:1.00〜5.00%、P:0.10%以下、S:0.010%以下、sol.Al:0.001〜1.50%、N:0.020%以下、Ti:0〜0.30%、Nb:0〜0.30%、V:0〜0.30%、Cr:0〜2.00%、Mo:0〜2.00%、Cu:0〜2.00%、Ni:0〜2.00%、B:0〜0.020%、Ca:0〜0.010%、REM:0〜0.10%、及び、Bi:0〜0.050%を含み、残部鉄及び不純物からなる鋼板を、100〜720℃の温度域における平均加熱速度を1〜50℃/秒として加熱する加熱工程、
上記加熱工程の後、加熱した鋼板に、2〜20体積%の水素と残部窒素及び不純物からなり、かつ、露点が−30℃超20℃以下の雰囲気中にて、720〜950℃の温度域で10〜600秒保持する焼鈍を施す焼鈍工程、
上記焼鈍工程の後、焼鈍した鋼板を、平均冷却速度2〜200℃/秒で、400℃以下の温度域まで冷却する冷却工程、
上記冷却工程の後、冷却した鋼板に、100〜600℃の温度域で1秒以上48時間以下保持する焼戻しを施す焼戻工程を備える
ことを特徴とする耐スポット溶接部破断特性に優れた鋼板の製造方法。 - 前記化学組成が、さらに、質量%で、Ti:0.001%以上0.30%以下、Nb:0.001%以上0.30%以下、及び、V:0.001%以上0.30%以下の1種又は2種以上を含有することを特徴とする請求項7に記載の耐スポット溶接部破断特性に優れた鋼板の製造方法。
- 前記化学組成が、さらに、質量%で、Cr:0.001%以上2.00%以下、及び、Mo:0.001%以上2.00%以下の1種又は2種を含有することを特徴とする請求項7又は8に記載の耐スポット溶接部破断特性に優れた鋼板の製造方法。
- 前記化学組成が、さらに、質量%で、Cu:0.001%以上2.00%以下、及び、Ni:0.001%以上2.00%以下の1種又は2種を含有することを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の耐スポット溶接部破断特性に優れた鋼板の製造方法。
- 前記化学組成が、さらに、質量%で、B:0.0001%以上0.020%以下を含有することを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の耐スポット溶接部破断特性に優れた鋼板の製造方法。
- 請求項6に記載の耐スポット溶接部破断特性に優れた鋼板を製造する製造方法であって、
化学組成が、質量%で、C:0.03〜0.70%、Si:0.25〜3.00%、Mn:1.00〜5.00%、P:0.10%以下、S:0.010%下、sol.Al:0.001〜1.50%、N:0.020%以下、Ti:0〜0.30%、Nb:0〜0.30%、V:0〜0.30%、Cr:0〜2.00%、Mo:0〜2.00%、Cu:0〜2.00%、Ni:0〜2.00%、B:0〜0.020%、Ca:0〜0.010%、REM:0〜0.10%、及び、Bi:0〜0.050%を含み、残部鉄及び不純物からなる鋼板を、100〜720℃の温度域における平均加熱速度を1〜50℃/秒として加熱する加熱工程、
上記加熱工程の後、加熱した鋼板に、2〜20体積%の水素と残部窒素及び不純物からなり、かつ、露点が−30℃超20℃以下の雰囲気中にて、720〜950℃の温度域で10〜600秒保持する焼鈍を施す焼鈍工程、
上記焼鈍工程の後、焼鈍した鋼板を、平均冷却速度2〜200℃/秒で、450〜600℃の温度域まで冷却する第1冷却工程、
上記第1冷却工程の後、冷却した鋼板に溶融亜鉛めっきを施すめっき工程、
上記めっき工程の後、めっきした鋼板を、平均冷却速度5℃/秒以上で、200℃以下まで冷却する第2冷却工程、
上記第2冷却工程の後、冷却しためっき鋼板に、100〜600℃の温度域で1秒以上48時間以下保持する焼戻しを施す焼戻工程を備える
ことを特徴とする耐スポット溶接部破断特性に優れた鋼板の製造方法。 - 前記化学組成が、さらに、質量%で、Ti:0.001%以上0.30%以下、Nb:0.001%以上0.30%以下、及び、V:0.001%以上0.30%以下の1種又は2種以上を含有することを特徴とする請求項12に記載の耐スポット溶接部破断特性に優れた鋼板の製造方法。
- 前記化学組成が、さらに、質量%で、Cr:0.001%以上2.00%以下、及び、Mo:0.001%以上2.00%以下の1種又は2種を含有することを特徴とする請求項12又は13に記載の耐スポット溶接部破断特性に優れた鋼板の製造方法。
- 前記化学組成が、さらに、質量%で、Cu:0.001%以上2.00%以下、及び、Ni:0.001%以上2.00%以下の1種又は2種を含有することを特徴とする請求項12〜14のいずれか1項に記載の耐スポット溶接部破断特性に優れた鋼板の製造方法。
- 前記化学組成が、さらに、質量%で、B:0.0001%以上0.020%以下を含有することを特徴とする請求項12〜15のいずれか1項に記載の耐スポット溶接部破断特性に優れた鋼板の製造方法。
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